伊予市議会
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田中 慎之介 議員
令和7年第1回(3月)伊予市議会定例会 2月28日(金) 一般質問
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内容
会議録
令和7年第1回(3月)伊予市議会定例会
2月28日(金) 一般質問
無所属
田中 慎之介 議員
1 夜間避難訓練について
2 北山崎幼稚園の跡地利用について
△日程第2 一般質問
○議長(門田裕一 君) 日程第2、昨日に引き続き、一般質問を行います。
発言の通告がありますので、順次質問を許可します。
なお、発言残り時間及び発言回数をモニターに表示しますので、御確認願います。
田中慎之介議員、御登壇願います。
〔1番 田中慎之介君 登壇〕
◆1番(田中慎之介 君) 議席番号1番、田中慎之介です。
議長の許可を得ましたので、これより一般質問を行います。
任期中、最後の一般質問ということになります。そして、私にとっては最後の一般質問ともなります。何度やってもなかなか納得できる質問や達成感のある答弁というのを引き出すのは難しいなというふうに感じています。今回も前のめりでやってまいりましたが、ぜひ私が今夜ぐっすり眠ることができるような、そんな答弁を理事者の皆様によろしくお願いいたしますという原稿を準備してたんですけど、今日は2月28日、実は私の長女の誕生日であります。11年前、私は当時四国中央市に勤務をしておりまして、妻の実家、宇和島で長女が誕生したということで、この2月28日、四国中央市から駆けつけて、そしてまた夜、宇和島から四国中央市まで戻っていく道の中で、自分が父親となる、その覚悟、そしてこの子どものために何ができるのかということの覚悟を決めた11年前を今思い出しております。今こうして政治の場に立って、子どもたちのために何ができるのかということを改めて感じながら、最後の一般質問を行いたいと思います。
では、1点目、夜間避難訓練についてであります。
2021年12月議会において、私が一度一般質問を行いました。その際の総務部長の答弁、本市では、これまでに夜間の防災訓練は実施しておりません。しかしながら、議員御指摘のとおり、災害はいつ起こるか分からないことから、夜間における被災を想定した避難行動や救助活動など、応急対応を体験することで、昼間では気づかない問題点を洗い出すことができれば有意義なことと存じます。また、夜間に実施することで、これまでに参加できてない住民の参加の機会が増えることも期待できます。ただ、実施に当たっては、暗い夜道を歩くことに伴う安全配慮など解決すべき問題も出てくるかと想像されますが、市や自主防災会による訓練での導入を研究したいと存じますという答弁でありました。
私よりも前に、夜間避難訓練について質問した議員がもう一人います。私の質問から遡ること10年。2011年6月議会において、武智邦典議員、現在の武智市長が一般質問で、夜間避難訓練の啓発について問うています。その際の総務部長の答弁は、災害はいつ発生するか分かりません。見通しの利く昼間ではなく、夜間に災害が発生した場合を想定して避難訓練を行うことは大変有効だと考えております。本市におきましては、自主防災組織によりまして、昼間の避難訓練は実施した事例がございますが、夜間の避難訓練の実例はございません。全国的には自主防災組織、または市の総合防災訓練の中で導入している例もあり、その内容も様々でございます。各自主防災組織がそれぞれの地域の実情に合った訓練内容を考え、実施に移していただけるよう、御協力や他の市町の事例紹介など、より一層の支援に努めてまいりたいと考えておりますという答弁でした。武智市長が2011年に質問をして、大変有効です。各自主防災組織が実施に移してもらえるよう、協力、支援に努めたいという答弁をもらい、結果として実施されないまま10年。2021年に私が質問して、有意義だ、市や自主防災組織での訓練の導入について研究したいという答弁をもらってまだ実施されず丸3年が経過をいたしました。議員の皆さんもぜひお手元のタブレットで、夜間避難訓練、空白にして愛媛と検索をしてみてください。この数年で、愛媛県内の様々な自治体で夜間避難訓練が実施されていることが分かると思います。伊予市の実施は、いつになるのでしょうか。有意義なことだと思うと言いながら、南海トラフの地震がやってくるまで実施されず、地震が来て被害が出てから実施をするような愚を犯してはならず、私の最後の一般質問で再度行わせていただきます。
1点目、夜間避難訓練について、実施のハードルとなっているものは一体何なんでしょうか。そのハードルを取り除くあるいはそのハードルを跳び越えていく気概なのか勇気なのか、そういったものを生み出さなければ、また実施まで10年待つことになるのではないでしょうか。そのハードルを行政は何だと捉えているのか、教えてください。
2点目、夜間避難訓練については、単にその重要性を説くだけではなく、自主防災会や地域についてインセンティブを設けてあげてはどうでしょうか。例えば、市には各地域から防犯灯の設置について多くの要望が寄せられていると思います。それらの設置についても、夜間避難訓練を実施した地域を優先させてはどうでしょうか。実際に、夜間避難訓練やってみて、いや、ここ暗くて危なかったよねと、絶対明かりが要るよねという声があったところにこそ防犯灯は設置されるべきです。いや、避難路を実際に夜歩いてみたら、道路がぼこぼこになってて、夜道で何度もこけそうになったよという声があったところは、やはりそこに舗装工事が必要なんじゃないでしょうか。
宇和島市を例にしますが、宇和島市には、津波緊急避難路等整備事業補助金というのがあります。資料にも添付をさせていただきました。これは、県の補助金を活用しているものなんですが、やはりこうした補助金を準備してあげることで、地域も夜間避難訓練の実施に向かいやすくなるのではないでしょうか。この宇和島市の取組は、獲得をするための条件として、やったら必ず夜間避難訓練をやることという条件をつけているんですね。これによって、やはり実施が増えたというふうにも聞いています。
伊予市も同様の取組を検討してもいいのではないかと思いますが、市の見解を伺いたいと思います。
以上、2点よろしくお願いします。
◎総務部長(河合浩二 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 河合総務部長
◎総務部長(河合浩二 君) 田中慎之介議員から、夜間避難訓練について2点の御質問をいただきました。関連がございますので、一括して私から答弁申し上げます。
令和3年12月議会での答弁の後、自主防災会へ夜間避難訓練の実施に向け周知啓発を行いましたが、実施意向を示される組織がなかったことから、消防団員として活動される田中慎之介議員にも御相談申し上げましたが、実施に至る自主防災会はございませんでした。訓練実施に向け前向きな答弁をしたにもかかわらず、これまで実施できていないことに関しては、結果的に訓練の有用性など積極的な周知啓発ができていなかったものと考えております。そういった意味では、防犯灯の設置や道路の補修など、インセンティブを設けることで訓練実施に前向きな団体があるのであれば、具体的な例をお示しし、実施に向けた支援をしてまいりたいと存じます。
なお、本市では、自主防災組織活動事業費補助金の制度がございます。これまでにも、日中の避難訓練や防災資機材の調達に係る費用の補助をしてまいりましたが、この制度は、夜間の避難訓練にも活用が可能となっておりますので、この点の周知啓発と併せて、参加者を集めるといった視点の補助にも活用できるよう、運用方法を見直したいと考えております。
前後いたしますが、これまで実施できていないことの背景といたしましては、本庁地区の自主防災会長からは、夜間実施に伴う安全配慮に心配があるとの意見もいただいております。
こういった課題解決のヒントを得ることや訓練のノウハウの蓄積を目的に、西予市で行われた夜間の津波避難訓練に危機管理課職員を参加させました。訓練に参加した職員によると、訓練の内容や実施方法を学べたことはもちろんですが、高台を目指す中で、最初は住民にも戸惑いがあるように感じられたが、上り坂の程度や避難場所までに要する時間など、参加者一人一人が確認できたことは、実際の避難に際して役立つのではないか、また地域住民が当事者意識を持って、年代を問わず、より多く参加することが重要で、そのための方策を考えることが行政として必要と感じたといった報告を受けております。
いま一度、自主防災会の、ひいては地域住民の防災への機運醸成を図り、夜間避難訓練の実施につながるよう、取り組んでまいりたいと存じます。
以上、答弁といたします。
○議長(門田裕一 君) 再質問はありませんか。
◆1番(田中慎之介 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 田中慎之介議員
◆1番(田中慎之介 君) ありがとうございます。
運用方法の見直しと実施に向かいやすくなってもらうための見直し、考えていただけるということで、ありがとうございます。まだまだ答弁を聞いていますと、夜間実施に伴って安全配慮に心配があるという意見が出てくること自体が、まだまだひょっとしたら避難訓練の目的が、訓練のための訓練になってしまっているんじゃないかなというのを心配するところでもありますが。
1点だけ再質問です。
この宇和島市とか実施をしている南予地域が多いんですね。県の補助金を聞くと、南予地域だけなんですね、この補助金自体が。伊予市って南予なんですかね。中予なんですかね。これ選挙のときは南予になって、県の地方局では中予扱いになって、都合よく私たちは中予にされて、都合よく南予にされているような気もせんでもないんですが。逆に言えば、私たちは、都合よく南予にもなれるし、都合よく中予にもなれるかもしれないです。今回は、これ県の補助金ですけど、津波が起こったときの緊急避難路を確保するという面においてこの補助金が活用されています。私の森地区からずっと今防波堤ができました。景観を犠牲にしても、あそこには防波堤が要るということでずらっとできました。あれは津波対策ではなかったのかなと。つまり、国から見れば、この伊予市には十分津波の心配があるよねということで防波堤ができたけど、県からは津波の補助金は南予地域で伊予市にはないと。これは、県に要望してもいいんじゃないでしょうか。この補助金が活用できると、かなりこれ優遇された補助金だと思っていますし、大きく各自主防災組織においてもプラスにつながるものだと思います。この辺の要望等検討ございますでしょうか、これ再質問行います。お願いします。
◎危機管理課長(宮崎栄司 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 宮崎危機管理課長
◎危機管理課長(宮崎栄司 君) 失礼いたします。
田中慎之介議員の再質問にお答えをいたします。
補助金の関係でございますけれども、この一般質問で宇和島市の津波緊急避難路等整備事業費補助金のことについて触れられております。これにつきましては、南予の宇和海側が対象になっておるんですけれども、津波避難対策特別強化地域に南予の宇和海側は指定をされております。これにつきましては、瀬戸内海側と比較して、宇和海側のほうがより高い津波がより早く到達をするというふうなことを念頭に置きまして、他の地域と比べると手厚く補助の制度が創設をされております。お示しの避難路等につきましても、これらの補助金を活用して、宇和島市等では実施をしているというふうな宇和島市職員からの確認を得ているところでございます。そういった条件の違いもございますが、補助の創設につきましては、また中予地域ということになりますと、この津波避難対策特別強化地域ということではなくて、津波避難対策推進地域というふうな、若干位置づけが違うというところもございますけれども、また補助等につきましても、機会を捉えて県のほうに要望してまいりたいというふうに考えます。
以上、答弁とさせていただきます。
◆1番(田中慎之介 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 田中慎之介議員
◆1番(田中慎之介 君) ありがとうございます。
県には県のロジックがあり、国には国のロジックがあるのかもしれませんけど、伊予市においては、少なくとも津波被害を心配をしているということ、それから夜間避難訓練についても前向きであるということで訴えてもらえるとありがたいなというふうにも思います。
最後、要望にもなりますが、私、前の一般質問のときでも申し添えました。この夜間避難訓練、やるのであれば、やはり楽しくないと駄目ですよという話をしました。一つの訓練という、もちろんやるべき人間は真剣にやるんですけど、参加される人たちが楽しく参加をしてもらえるようなやはり避難訓練にしなくてはいけないよねというのを言ってまいりました。よく秋田県のなまはげ、このなまはげ祭りについてがよく取り上げられます。なまはげと防災はイコールなんだというような話でした。なまはげは、各家を回っていく。このなまはげのやっている人たちは、若い消防団員なんですね。その人たちが各家を回っていく中において、なまはげ台帳というのを作っていくんです。あそこにはどういう人がいるかというのがそこに記されている。これがいざというときのあそこの家には高齢者が一人で住んでいるところだから、そこは避難に行かなきゃいけないということを若い消防団員がなまはげを通しながら分かっていくというシステム。あわせて、そのなまはげの祭りが行われるときは、大体その神社とかうんぬんは山の上にあるわけですね。そこの参道を住民の人たちがなまはげ祭りに併せて掃除をして、きれいにしていく。これをやるからこそ、避難路が常にきれいなまま、道として残っていくと、これが祭りと一緒になって防災を高めていくんだというようなことがあります。伊予市も夜間避難訓練を実施するということであれば、やはりこうした楽しい思い出、子どもたちが参加をする、夜間避難訓練に参加をするその道、参加に向かっていく道、避難路を歩いていく道というのが楽しい思い出になる、そういう道をつくってあげることが、いざというときに自分たちの命を守る道になるんですよ、こういうキャッチフレーズでやると、より参加がしやすい、楽しい避難訓練にもなり、毎年避難訓練というと大変かもしれないけど、3年に一度でもいい、4年に一度でもいいです。6歳の子どもが18歳になるまでの12年間、その間に4年に一度だったら3回体験する。3年に一度だったら4回体験する。そういう楽しい思い出を持っておくことが、やがて彼らが父になり母になる。自分の子どもたちもやはりその道を通して夜間避難訓練という名のお祭りに参加をしていくというのが出来上がっていくと、伊予市の本当の防災意識が高まっていくのではないかと思いますので、併せて実施の際にはぜひ楽しく、エンターテインメントのある、そういった夜間避難訓練になることを期待して、1問目の質問を終えたいと思います。
以上です。
○議長(門田裕一 君) 次へ移ってください。
◆1番(田中慎之介 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 田中慎之介議員
◆1番(田中慎之介 君) それでは、2点目の質問に入ります。
私が議員に上げていただいて最初に取り組んだのは、幼稚園から認定こども園への移行についてでありました。無事に総合計画のとおりに認定こども園への移行は進み、一時預かり事業の拡充だけではなく、幼稚園の教育の内容が保育園の児童にも受け入れられるようになったということは大きな進歩と捉えています。みなみいよ認定こども園もスタートをする今、私の最後の一般質問は、これらの跡地をどう活用するかということについてであります。
令和4年6月議会において、私は、幼稚園跡地の利用について、北山崎の幼稚園ですね、最も運動場が広い認定こども園として売り出せるように、跡地丸ごと運動場にして利用したらどうかというような提案を行いました。答弁では、さらに魅力のある認定こども園とするための有効な一施策になり得るとともに、基本方針にも合致をするので、今後の園児数の推移や技術的な問題、公立施設の役割を踏まえた適正な投資であるかを精査して、一体利用に向け検討を加えてまいりたいという答弁をいただきました。
あれから2年半がたとうとしていますが、いまだに幼稚園の跡地はそのままの状態で、使われていない建物が残ったままになっています。
一方で、別の問題も浮上してまいりました。北山崎小学校内にある放課後児童クラブが満杯で、希望しても入れないという家庭からの相談が私のところにも何件もやってまいりました。本来なら、小学6年生まで入れるはずの児童クラブですが、実質入れるのは小学3年生までで、今や3年生で母子家庭であっても入ることがかなわない。1年生でも入ることができなかったという声も聞いています。何とか対策をと他の議員にも協力をしてもらって動いてみたものの、現在の放課後児童クラブの面積の限界で預かることができないということが分かりました。人が必要やったら、補充をしてくださいよというふうにお願いができるんだけれども、そうか、面積かと思って落胆をしていれば、その小学校の真横には、使われていない幼稚園の跡地があるわけです。ここに面積あるやんって思う保護者の方は多くいるのは当然だと思います。私もそう考えて、子育て支援課にいろいろと相談をさせてもらいましたが、お金のこととか、市街化調整区域のこととか、いろいろハードルがあるんですが、それでもやっぱりやらなければならないのではないかと思うんです。つまり、何が言いたいかと言えば、私は、運動場にするプランもありだと思っているし、放課後児童クラブとして活用するプランもありだと思っている。あとはどのプランでいくかということです。どんと運動場にして、日本一かどうかは確認要るけども、日本一運動場が広い認定こども園なんやというふうに売り出せば、多くの子育て世代の選択の一つになり得ると思いますし、放課後児童クラブとして活用するんであれば、こども家庭庁の補助金が利用できるのでないかと検討もできるし、枚方市がやっているような放課後オープンスクエアというような形で実施も検討できるんじゃないかと思います。そもそも文科省のみんなの廃校プロジェクトには、様々な活用事例が紹介されており、国庫補助事業も多岐にわたって整備をされています。まさか今の現在の北山崎幼稚園の跡地を見て、県の職員や国の官僚が見て、いやいや、ここ市街化調整区域ですから、今すぐ田んぼに戻してくださいと言う人はいないと思うんです。──〔一般質問終了5分前のブザーが鳴る〕──誰もが有効活用してくださいねというふうに答えると思います。
その観点から、3点の質問を行います。
1点目、北山崎幼稚園の跡地の利用について、現在の進捗はどうなっているでしょうか。建物管轄が教育委員会ですが、教育委員会だけではなくて、運動場としての一体利用であるとか、放課後児童クラブ等への考えであるとかというのがあればぜひ子育て支援課のほうからもお答えをいただければと思います。
2点目、伊予市の考えている跡地利用のビジョンについてお聞かせをください。
3点目、そのビジョンがなかなか見つからないというんであれば、広く意見を聞く意味において、市民のニーズを引き出すアンケート調査であるとか、サウンディング型の市場調査というのも検討してみてはどうかと思いますが、どうでしょうか。
以上、3点よろしくお願いいたします。
◎教育委員会事務局長(窪田春樹 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 窪田教育委員会事務局長
◎教育委員会事務局長(窪田春樹 君) 田中慎之介議員から、北山崎幼稚園の跡地利用について3点の御質問をいただきましたので、私から1点目と3点目について答弁申し上げます。
まず、1点目につきまして、北山崎幼稚園の跡地は、中村地区公民館の駐車場として活用する予定としております。令和7年度に取壊しに向けての設計を行い、令和8年度以降に解体工事に要する予算を計上していく考えであります。
続いて、3点目に関しまして、跡地利用の方向性については、まず児童福祉施設の可能性の研究を重ね、その結果を受けて、さらに部課長会議で意向調査を実施いたしましたが、実現可能な利用策の提案がなかったことから、昨年10月の庁議において、市有財産として中村地区公民館の駐車場とする活用方針を確認した次第であります。
議員御提案の調査につきましては、学校等の跡地利用に関して、サウンディング型市場調査を実施している自治体もありますことから、今後必要性が生じた場合に活用できるよう、その手法について研究する考えでございます。
以上、答弁といたします。
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 空岡市民福祉部長
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 失礼いたします。
私から2点目について答弁を申し上げます。
御案内のとおり、昨年4月に北山崎幼稚園となかむら保育所を統合し、新たにきたやまさき認定こども園が誕生いたしました。その際、北山崎幼稚園跡地の有効活用策として、まずきたやまさき認定こども園の駐車場として、次に北山崎児童クラブの移転先として、それぞれ関係課連携の下、様々な観点から検討を行いました。
きたやまさき認定こども園の駐車場、運動場といたしましては、市街化調整区域内にある児童福祉施設として、都市計画法上、開発が認められる敷地の上限面積1,000平米を既に超過していることから断念いたしました。
また、北山崎児童クラブの移転先といたしましては、跡地がもともと開発許可不要の学校用地であったことから、改めて土地及び建物の用途変更が必要であることに加え、空調や給排水設備などの改修にも相応の経費と時間が必要になることから断念いたしました。
結果として、さきの教育委員会事務局長答弁のとおり、公益性の高い中村地区公民館の駐車場利用が最も効果的、効率的な活用策であるといたしました。これら実務に照らし、慎重に方向性を検討した結果であることを御理解賜りたいと存じます。
以上、答弁といたします。
○議長(門田裕一 君) 再質問ありませんか。
◆1番(田中慎之介 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 田中慎之介議員
◆1番(田中慎之介 君) いろいろ考えて駐車場ですか。私が思うには、そもそもの発想が駐車場に最後にたどり着いたのは、先にそろばんをはじいてしまっとるからじゃないかと心配するんですが。まずビジョンがあるわけじゃなくて、先にそろばんをはじいとるからそうなるんだと思うんですが。公民館の駐車場にしますと。間もなくじゃあ公民館は、今築44年になりました。私の1級下になりますので、今年で築44年ですね。こちらの建て替え計画のこともこれから進んでまいるわけですけども、幼稚園の跡地を駐車場利用にしますという決断に至ったのが、慎重に検討した結果だから理解してくださいというのは分からんでもないですけど、では先ほど言った児童クラブにしてほしい、今入れてない人がいるんですよ、その問題の解決方法はどこに行くのかということも併せて言ってもらわないと、何の解決にもなってないんじゃないかなというふうに思いますので、私はきたやまさき認定こども園を運動場にすれば日本一広い運動場だよということで多くの子育て世帯に支持が入るんじゃないかと。あるいは、子どもの放課後児童クラブにすれば、今入れてない問題が解決できるんじゃないかと。でも、いろいろ考えた結果、あそこの跡地は駐車場にしかなりませんと。であれば、その他2つの問題、きたやまさき認定こども園はどういう売りにしていくのか、あるいは放課後児童クラブの子どもたちの解決に向けてはどうしていくのかということを併せてぜひ答弁をいただければと思うんですが、そこについて御答弁をいただければと思います。
以上、お願いします。
○議長(門田裕一 君) 暫時休憩します。
午前10時30分 休憩
───────────────────────
午前10時30分 再開
○議長(門田裕一 君) 再開いたします。
◎子育て支援課長(小笠原聡子 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 小笠原子育て支援課長
◎子育て支援課長(小笠原聡子 君) ただいまの田中慎之介議員の再質問にお答えいたします。
まず、児童クラブ、空きがない問題に関してどうしていくのかという問題でございますが、伊予市には、公立の児童クラブ、そして私立の児童クラブがございます。ほかの自治体と比べまして、私立の児童クラブが非常に多い状態となっております。残念にも入れなかった子どもさんたちに関しましては、例えば北山崎地区であれば2か所の私立の児童クラブを御案内させていただいております。
そして、魅力のある認定こども園としてというところでございますが、きたやまさき認定こども園、今年度始まったところでございます。運動場が広いであるとか、そういった建物のハード面というところで考えていきますと、議員お示しのとおり、いろいろ手法があるかと存じますが、それだけではないと私は思っております。ソフト面ということも考えておりまして、今年度から始めたことに関しましては、子どもをまんなかに考えるということで、子どもさんの発達に心配があること、そういったことにも寄り添えるような体制づくりというのを今実施しているところでございます。今のところ、実施できているところはそのぐらいになるかとは思いますが、以上、答弁とさせていただきます。
◎教育委員会事務局社会教育課長(小笠原幸男 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 小笠原教育委員会事務局社会教育課長
◎教育委員会事務局社会教育課長(小笠原幸男 君) 失礼いたします。
それでは、中村地区公民館の駐車場の観点から答弁を申し上げたいと思います。
御存じのとおり、現在中村地区公民館は、正面に5台ほど、奥に七、八台スペースがございますが、非常に狭いというところがございます。
先ほど田中議員もおっしゃられたとおり、築44年を経過して、今後長寿命化を検討していくわけですけれども、これまでの一般質問等でお答えしているとおり、今後は公民館に他の機能も追加したコミュニティセンター化を検討しなければならないと。そうなりますと、今の公民館をもう少し拡大したものにしなければならない。そうなると、さらに駐車場が必要であるということでございますので、ぜひコミュニティセンターを建設して、その利用者の方も使っていただくようなものとして整備できればと社会教育課のほうでは考えているところでございます。
以上でございます。
○議長(門田裕一 君) 再々質問ありますか。
◆1番(田中慎之介 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 田中慎之介議員
◆1番(田中慎之介 君) ありがとうございます。
何を売りにしていくのかというのはいろんなパターンがありますから、私はハード面から言いましたけど、ソフト面でやるというのであれば、それはそれでありです。なので、そこからしっかりと打ち出せる、ここが一番いわゆるなかむら保育園というのは跡地があって、そういう面においてソフト面で充実をしているんだというのをぜひアピールできるような、選ばれるような認定こども園にしてもらったらと思いますし、公民館にしてもそうですね。僕も当然、ここから後はコミュニティセンター化というのは当然考えなくてはいけないということを考えた上では、あそこを駐車場にして、次できる公民館はより多機能なものにするということであればプラスの発展になるわけであります。少なくとも、幼稚園という建物は、今はかなり重宝される平家の建物ですよね。これって多分すごくいろんな活用が本来可能になりやすい。多くの公民館って2階に大きな会議室があって、みんな2階まで上がるの大変よね。でも、平家のところに建物があるって非常に便利よねということになると、そういった活用というのは出てくるかと思います。また、今度は、南伊予の幼稚園もこの次の跡地利用というのが始まってくると思います。これも十分な広さがあって、あれをどうしていくのかということをやはり考えなくてはならない。本来ならば、もう閉まるのが決まっているということを考えれば、閉園式が終われば次のビジョンに向けて動き出さなきゃいけないんですけども、そういったことが早めに入ってくるだろうと。こういったものは、跡地の利用、それから次のビジョンというのは、常に先に先に考えておかないと、結局その場しのぎになって、今年一年で何か公民館建て替えないかんらしいぞ、ほんならもう取りあえず今できることやったらこれやなみたいな形になりかねないので、ぜひ前もっての準備をお願いをしたいなと思います。そうしなければ、本当に跡地利用が駐車場と広場だらけになってしまっているのもあまりにももったいないがなというふうに感じます。少なくても、ここから伊予市には、様々なものが出てまいります。南伊予の認定こども園、ここの跡地をどうするのかという問題も出てくる。それから、米湊のあすなろの児童館、あれも本当は建て替えるはずだったのが、何かもろもろあってそのまま取りあえずあと5年は使えるらしいということで今何か残っている。あれも次どうするんですかと。もう間もなく迫っているんじゃないかなと思うんですけど、あれもどうするのかという問題もある。2027年度末には、蛍光灯の製造、輸出入が禁止になる。だから、早めのLED化が必要なんだけれども、今の小・中学校はまだ全部蛍光灯を使っているはず。これも2027年末に迫ってきているということを考えると、今この段階から様々考えて次のビジョン、プランをつくっていかないと、公民館もそうですね、というふうに、先々の次の10年後、20年後のときの伊予市がどうあるのかというビジョンの下で、ぜひ跡地の利活用というのを考えてもらいたいし、そして今少なくとも、国の補助金は、跡地の利活用に関しては、非常に固くないというか、緩やかで……。
○議長(門田裕一 君) 田中議員、簡潔に。
◆1番(田中慎之介 君) あなたの町のためにやってほしいというふうになっていますので、ぜひそちらのほうも含めて、検討を今後ともお願いをいたしたいと思います。
最後の一般質問になりました。先ほど私、うちの娘の誕生日だという話をしましたが、2016年2月28日は、私の今の森の自宅が建った日でもあります。この2月28日、私の家は、私とそして祖母、一世代開いた2世帯住宅が建ったときです。この2世帯住宅は、今、祖母が亡くなって、祖母が住んでいたその部屋は、今私の学習塾の教室として今再利用されております。祖母が望んだために、トイレもきれいなものあるし、床暖房もついているし、あと何だ、冷蔵庫だけは別にしてくれと言われたからわざわざ冷蔵庫をつけたし、そんなことが効果的に働いて、今祖母の部屋は私の塾の教室として利活用が進んでおります。ぜひ伊予市も今後ともそういった様々なもの、移り変わる時代の中で、徐々に前に向かって発展をしていく、そういった利活用に向けて取り組んでもらいたいということを私議員として最後のお願いとして一般質問を終わりたいと思います。本日はどうもありがとうございました。
○議長(門田裕一 君) 暫時休憩いたします。
午前10時39分 休憩
ご利用について
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