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令和4年第3回(6月)伊予市議会定例会
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6月15日(水) 一般質問
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内容
会議録
令和4年第3回(6月)伊予市議会定例会
6月15日(水) 一般質問
無所属
田中 慎之介 議員
1. 北山崎幼稚園となかむら保育所を認定こども園にするにあたっての提案
2. 市営住宅の設備について
3. 新型コロナウイルスワクチン小児接種について
△日程第2 一般質問
○議長(谷本勝俊 君) 日程第2、昨日に続き一般質問を行います。
発言の通告がありますので、順次質問を許可します。
なお、発言残時間及び発言回数をモニターに表示しますので、御確認願います。
田中慎之介議員、御登壇願います。
〔1番 田中慎之介君 登壇〕
◆1番(田中慎之介 君) 議席番号1番、みらい伊予田中慎之介でございます。
谷本議長からの許可をいただきましたので、通告書に従い一般質問を行いたいと思いますという真面目な感じでスタートしましたが、先日、私の東京時代の教え子が、どうやらユーチューブで私の一般質問を見たらしくて、田中先生、何真面目にしゃべってるんですかと。あなたが変わってどうするというふうに非常にお叱りに近いような、らしくないんじゃないかなというふうに言われましたので、自分らしく、体重は重く乗りは軽く、一般質問を行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、1点目の質問に参りたいと思います。
北山崎幼稚園となかむら保育所を認定こども園にするに当たっての提案という形で質問いたします。
北山崎幼稚園となかむら保育所、これは私道を挟んで横並びに現在建てられております。資料として皆さんのお手元にも地図をお配りしております。
またここは、小学校と公民館も隣接をしていて、いわゆる北山崎の文教地域と言えば聞こえはいいのですが、私が伊予市に戻ってきたときに、ここを最初に見たときには、まさにもう二重行政の象徴のようにも感じられたつくりでもございました。これが統合され、一つの認定こども園として再スタートを切るということに、私は大賛成の立場であります。
認定こども園もスタートのときには、二重行政どころか三重行政にもなってて、ぐちゃぐちゃになっていた印象もありましたが、徐々に本来の目的に向かって進んでいるようにも感じています。伊予市においても、認定こども園に変えていくということが、ベストな選択ではないかなと、このようにも感じています。
さて、北山崎地区で新しく公立の認定こども園がつくられるに当たり、地元地区の議員としては、新しい認定こども園、この先私何度も言いますので、仮称として北山崎こども園というふうに言わせてもらいますが、ここに多くの子どもたちが通ってくれるということを期待しています。北山崎こども園は、小学校と隣接をしていることから、子育てするなら北山崎地区でということで、北山崎地区に居を構える子育て世帯が増えてくること、また北山崎地区に戻ってくる方が増えることを期待したいことは多々あります。そのためには、今度新しくできる北山崎こども園が、多くの子育て世帯から選ばれるこども園でなければなりません。今や子どもたちの教育費、保育費用というものは、無償化されています。よりよい教育環境・保育環境を求めるなら、お金を出して私立に行ってくださいというような時代ではありません。保護者の方々も経済的な観点ではなくて、教育的な観点から、子どもたちが通う幼稚園・保育園等を選択できるようになりました。どういう園であれば子どもたちを通わせたいと思うのか、そこを考えてつくっていただいて、せっかくつくったけど、結局みんな違う園を選んでいて、すかすかのこども園でしたというのでは、あまりにもつまらないなというふうに思うわけです。
北山崎こども園にするに当たって、種々の問題があるということも聞いております。
1つ目として、建物の構造上、現在のなかむら保育所のほうに北山崎こども園を持ってくることになるが、これが面積が基準に足りなくなる可能性があるという問題、2点目として、残された北山崎幼稚園の跡地をどうするのかという問題、この地域、度々私たちを悩ませる市街化調整区域でございます。したがって、この跡地に商業施設を造ったり、呼び込んだりすることができない。3つ目として、北山崎幼稚園となかむら保育所の間に私道があります。したがって、2つを一つにガチャンとなかなかできない。それらを考慮した上で、北山崎こども園の創設に当たり、一つの提案を行いたいと思います。
私は、新しくできる北山崎こども園のコンセプトとして、伊予市で一番運動場が広い園にすべきではないかと考えています。広い運動場を有しているというのは、やはり教育に熱心な保護者の方々から注目をされる大切な要素だろうと感じます。そのために、現在の北山崎幼稚園の土地、その後の利用が未定であるのであれば、そのままその土地を運動場として活用すべきではないでしょうか。飛び地とはなりますが、間の私道は、車が通るような道ではありませんし、仮に私道を通らなくても正門から出て、歩道を通って、十分安全に運動場への移動は可能と考えますが、どうでしょうか。
今の幼稚園とかの運動場って、結構狭いところにトラックを作ってます。したがって、その分だけコーナーがちょっと急になるんです。ですので、子どもたちの走ってる姿を見てても、運動会等で走ってる姿は、コーナーで減速せざるを得ないと。つまり全力で走ることがなかなかできないトラックになってます。十分に広い運動場があれば、全力で1周走れるような運動場も作れるんじゃないかなというふうに感じてます。
また、なかむら保育所の裏側には、中村公民館がございます。中村公民館が築40年を超えています。そして、ほぼ同時期に大平公民館と上野公民館、これも中村公民館と同時期に建てられていて、今築40年を超えていると。ということは、今後10年から15年後には、これら3つの公民館の建て替えについてどうするかという議論が多分始まってくるであろうということが想定されます。公民館という存在は、地域には必要不可欠なものです。
しかし、人口が減少し、コンパクトシティが進んでいくであろう中で、新しい箱物として造り替えるということには、容易にイエスとは言いにくくなるんではないかと。多くの自治体では、こうした施設を複合施設にしていく流れが進んでいます。伊予市も同様の流れを取るべきと考えます。
私はもともと、10年後ぐらいに北山崎小学校の中に中村公民館を持ってきて、複合施設としてやっていくというイメージを描いていました。北山崎小学校の人数が減ってくると、当然ながら空き教室が増えてくると。それを有効に活用しようと考えていたんです。ただ幸いなことに、北山崎小学校は、2クラスぎりぎりでありますが維持できているという状況です。尾崎のほうにも新しい家が建ちましたし、また新しい認定こども園が人気にもなれば、子育て世帯が戻ってくると仮定して、小学校は今後も単独でやっていけるのではないかという期待もあります。ならば、認定こども園と中村公民館とを、10年から15年後ぐらいに複合施設にしていくべきではないかとも考えています。中村公民館の敷地となかむら保育所の敷地が一緒になれば、飛び地の問題も解消されますし、そのまま広い運動場を移動して、広い運動場を有する園というコンセプトも失われずに済むんではないでしょうか。
近年は、愛護班活動をはじめとする地域コミュニティへの参画が少なくなっているという問題もあります。複合施設にして、幼児の時期から地域の方々と触れ合うイベントも企画しやすくなることが期待されますし、新たな教育の価値創造を生み出すことも可能になってくるのではないかと、わくわくしませんか。よって、新しい認定こども園の設立の際には、15年後あたりには中村公民館と一緒になることを想定して、建物の増設や解体をはじめとする設計図を描くべきではないかと考えます。
長くなりましたが、聞きたいことは2点です。
1点目は、新生北山崎こども園は、運動場が広いというコンセプトにして、飛び地にはなるけれども、現在の北山崎幼稚園の敷地を丸ごと運動場にしませんか。
2点目として、10年先、20年先を見据えて、公民館と認定こども園が複合施設として運営していけるようなハード面の整備を進めておきませんかという2点になります。
以上、答弁よろしくお願いいたします。
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 空岡市民福祉部長
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 失礼いたします。
北山崎幼稚園となかむら保育所を認定こども園にするに当たっての提案を2点いただきました。関連がございますので、私から一括して答弁申し上げます。
議員御承知のとおり、本市では現在意見公募中であります伊予市公立保育所認定こども園の運営基本方針案の中で、なかむら保育所について、北山崎幼稚園と一元化した統廃合により、公設公営の認定こども園への移行を目指すとし、その予定を令和6年度としております。現在、予定年度の達成に向けた具体的な方針について検討しておりますが、議員御提案のうち、幼稚園施設の利用につきましては、さらに魅力ある認定こども園とするための有効な一施策になり得るとともに、同基本方針にも合致いたしますので、今後の園児数の推移や技術的な問題、公立施設の役割を踏まえた適正な投資であるかを精査し、一体利用に向け、検討を加えてまいりたいと存じます。
なお、公民館との一体化につきましては、今後認定こども園が開園し、その効果を十分に検証した後、他の公立施設と比較して、改善が必要と認められた場合において、公民館の長寿命化等協議に併せ、より多方面から検討を加えるべき案件と考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
以上、答弁といたします。
○議長(谷本勝俊 君) 再質問はありませんか。
◆1番(田中慎之介 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 田中慎之介議員
◆1番(田中慎之介 君) 前向きな答弁ありがとうございます。うれしいです。ありがとうございます。
私の出した運動場の案というのは、一提案でもありますし、ほかにも様々いろんな提案があるかと思いますので、要望ということでお聞きいただいたらと思います。
昨日、日野議員の一般質問でもあって、離職率とか云々の問題がありましたけども、私も前職でかなり悩んだ時期もありまして、というのも、私の前職の業種って、離職率半端なく高いんです、半端なく。どうするかという中で、私もキャラにもなく、ちゃんと本とか読んで勉強するタイプなんで、勉強したんですけど、僕一つ信じてることがあって、誰が言ったか忘れましたけど、満足と不満足につながる要因というものが、全く別々であるという考え方なんです。これはもともとは社員のモチベーションを高めるために出た理論なんです。これ一回で言うとなかなか難しいんです、満足と不満足は別だということなんだと。つまり、不満足の要因ってあるじゃないですか。例えば給料が安いとか、休みが少ないとか、残業が多いとか、こういった社員の不満足な要因、これって解消していくことってすごく大切なことなんです。でもこの不満足の要因を解消をしたからといって、それは満足にはならないということです。じゃあ、満足にさせる要因っていうのは何かというと、例えば上司から認められる、承認される、それから褒められる、あるいは仕事で何か達成感があったとか、こういったことって、ああこの仕事を選んでよかったなとか、この仕事をしててよかったなっていうような満足感って得られるじゃないですか。でもこの満足感を仮に得られたとしても、でも片やそれで給料が安かったり休みが少なかったり残業が多かったりしたら、満足はするからといって、不満が消えることはないということです。だから、不満足を消すということは、満足にはつながらないし、満足を与えるということは、不満の解消にはつながらないよと。つまり両方やりましょうねということなんです。別々なことなので、不満足も解消しよう、満足要因も高めましょうっていう別々な理屈というのがあるんです。これ、実際私は、顧客であったりとか、そして住民の方々も全く同じだと思います。つまり伊予市の住民の方々も、例えば伊予市の市政に対して不満があるというので寄せられてくることって結構あると思うんです。その不満の解消をすることってすごく大切なことなんだけれども、じゃあ伊予市に住んで満足だというための施策は、不満の解消だけではなかなかできませんよねということで、別々にやっていきましょうという理論で、だから僕は、よく当時の部下に顧客についても同じだと。顧客の不満の解消をすることも大切なんだけど、それでは満足はしてくれないよと。満足するための案も出さないと、それは不満はないけど、なぜか生徒は増えない、そんな塾になっちゃうよっていうような話はしてました。これ1回で言うと、なかなか理解してくれる方は少ないんですけど、住民の方も同じなんじゃないかなと思ってます。私、今回の提案に当たっての一番の大きな理由、この間伊予市が住み続けたいまちですごい順位が高くなって、あれってすごくうれしかったじゃないですか。これひょっしたら、皆さんにとっても満足要因だったと思うんです。その一方で、まちに誇りがあるとか、まちに愛着があるっていう順位が、もう一伸び足りなかったと。これをもう一伸びさせるためにはどうしようかというふうになったときに、私の中にぱっと浮かんだ仮説は、ひょっとしたら伊予市っていうのは、多くの住民の方々にとっては不満がないまちなんだろうなと思うんです。不満が少ないまちなんじゃないかなと。そしたら次は、伊予市に住んでよかった、伊予市に愛着がある、誇りが持てるとなるためには、満足要因を高めていくためのアイデアっていうのが求められていくんではないかなというふうにも感じてます。今回の運動場の広い公立のこども園をつくろうという案は、私の中では、そうした子育て世帯の方々の満足要因を上げるものの案だと感じてます。多分今のところで不満があるかといったら、不満は出てきてないのかもしれないけども、一つの満足要因を与える案なんじゃないかなというふうにも感じてます。ですので、私の案はぜひ一案として、ほかにも新しい認定こども園をつくるに当たって、通わせる保護者の方々や、そして何よりもそこに通う子どもたちにとって満足要因が与えられるような、そうした認定こども園になってもらえると、もっともっと伊予市に対する愛着であったりだとか、このまちに住んでよかったなというものに結びついてくるかと思いますので、ぜひそうしたところを検討の内容に含めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上で1点目の質問を終わります。ありがとうございます。
○議長(谷本勝俊 君) それでは、次へ行ってください。
◆1番(田中慎之介 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 田中慎之介議員
◆1番(田中慎之介 君) では、2点目の質問に参ります。
そんな話をしておきながら、今度は不満足要因の解消についての質問になります。
市営住宅の設備について2点お尋ねをいたします。
1点目は、修繕の際の市負担と入居者負担についてであります。
伊予市の場合は、市営住宅の玄関のチャイムの修繕については、入居者負担になっています。これを市の負担に切り替えるべきではないかというのが質問です。
2020年4月1日、賃貸借契約に関する民法のルールが変わりました。この民法の改正によって、経年劣化については、つまり家主が負担するよということが明確になったというふうに私も理解をしています。市営住宅のチャイムやインターホン、これは備付けのものであります。調べると、インターホンの寿命は10年から15年ということでした。ということは、新川の住宅、安広団地のインターホンもいつ故障してもおかしくありません。民間であれば、経年劣化による修繕は家主が行います。
しかし、伊予市は、入居者のしおりの中で、チャイムの修繕については入居者負担となっています。私、県内の他市全ての市に電話をしましていろいろお聞きしました。市営住宅におけるインターホンの修繕についてはどちらが負担しているのかということを調査しました。県内ほかの全ての市は、意図的・故意的に壊したものでなければ、市が負担しているよということでした。私も他市の対応が自然と考えています。チャイムやインターホンの修繕については、他市と同様に、市負担に切り替えるべきと思いますが、どうでしょうか。
2点目は、鳥ノ木団地の浴室はあるが浴槽はないという状態の解消についてです。
12月の金澤議員の一般質問で私も聞いて驚きました。SDGsの観点からも、浴槽とか手すりを個人で買ってもらって、退居時には全て捨てて原状回復をしてもらうという現状は、決して好ましくないんではないかなというふうにも感じました。このあたり他市はどのようにしているのかということで、やはり1点目の調査と一緒に聞いてみました。
八幡浜市さんの取組というのは、参考になりました。八幡浜市にも鳥ノ木団地と同様の造りの市営住宅がありますが、現在、そういったお風呂のない市営住宅に新規入居する場合は、市がお風呂を設置して、家賃に700円から1,000円を加算する形を取っているそうです。個人でお風呂をつけるということは、もう禁止にしています。これならば退居されるたびにお風呂がごみとして捨てられることもない。そして新規入居者が入るたびに、お風呂が常設されていくことになり、やがてはお風呂がないという市営住宅は、なくなるのではないかと感じます。伊予市も同様の取組をすることで、浴室はあるが浴槽はないという状態の市営住宅の解消に向かうことはできると考えますが、どうでしょうか。
以上、2点よろしくお願いいたします。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 三谷産業建設部長
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 市営住宅の設備について2点の御質問をいただきましたので、私から答弁申し上げます。
1点目のチャイムの修繕については、入居者負担ではなく、市負担とするのが適当ではないかとの御質問でございますが、議員お示しのガイドラインは、国土交通省が平成10年3月に、民間賃貸住宅を想定して策定をされたもので、賃貸借契約の際の参考となるものですが、法的な拘束力を持たず、その使用を強制するものではないとされております。このガイドラインは、法規に反しないものであれば、契約自由の原則から特約を設けることは認められており、一定の修繕等の義務を賃借人に負わせることも可能であるとされております。
また、令和2年4月1日施行の改正民法で、賃借人の原状回復義務について明文化されましたが、市営住宅は、低廉な家賃で賃貸することにより、市民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的として、国庫補助金や県・市税等によって建設をされており、市営住宅の使用について、入居者の方には、その維持保全に十分注意を払っていただくとともに、修繕についても一定の費用を負担していただいております。
本市において電池式のチャイムは、入居者の方に修繕を求めておりますが、電気式のインターホンにつきましては、市が修繕をしている現状でございますので、修繕負担区分の内容について再検証をし、チャイムを市負担に切り替えるか、検討をしてまいりたいと考えております。
2点目の浴槽の常設に向けて、新規入居者については、市負担で浴槽を設置してはどうかとの御質問でございますが、市営住宅のうち、古い住宅につきましては、当時の国の整備基準において、自治体は住宅の間取りの中に風呂設備を設置することができる構造の浴室を整備することとされており、浴槽設備のない住宅もございます。
市が浴槽を設置するのも居住性の改善策の一つではございますが、市が設置するとなりますと、部屋の設備についての公平性を保つため、全室に設置する必要がございます。
しかしながら、全室設置となりますと、家賃の上昇や既に設置されている方への対応等が困難となりますことから、現時点では、市による設置は予定をいたしておりません。
以上、答弁といたします。
○議長(谷本勝俊 君) 再質問ありませんか。
◆1番(田中慎之介 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 田中慎之介議員
◆1番(田中慎之介 君) 再質問何点かあります。
まず、1点目のチャイムについての市負担か検討するということでございましたが、今のところは答弁によると、電池式であるチャイムは入居者の方が修繕をすると。電気式であるインターホンについては市が修繕をしていると。チャイムとインターホンというのは、何か目的が違うものなんでしょうか。私としては、同じ設備だと感じているのですが、傍聴の方とかも誰かおられば、どうなんでしょうか。チャイムとインターホンというのは、何か目的が違うのかなと、僕は同じものだと思うんです。同じ目的で設置されているものが、片や入居者負担で、片や市が負担するっていうのは、どういった形で捉えられているのかなというのがちょっと1点目の質問です。
あと、これについては、実は県内だけじゃなくて、県外にも、簡単に言うと、僕はネットで市営住宅、入居者負担とか修繕区分とか吹いて、ダーッと出てくるんですよ、いろんな県や市町の。これを見た限りですよ、チャイムもインターホンも入居者負担にしているところも確かにありました。何か名前言ったらよくないらしいので言いませんけど、確かにありました。電話して確認しました、そこにも。えっ、経年劣化のものも入居者負担なんですかと聞いて、向こうもそうですって答えられて、それ以上、私も言うのもどうかなと思ったので、他市のことでしたし、当然チャイムやインターホンも両方とも市負担で、必ず注意書きのところに、当然ながら通常消費によるものは市負担ですと。個人的に壊したものに関しては、当然入居者負担であるんですけど、そういった形で出てました。それでも、チャイムとインターホンを別にして、片や入居者負担、片や市負担というのは、私の中ではすごく違和感を感じるんですが、何か設置に対しての目的、同じ目的ではあるんじゃないかなと。同じピンポンでは、私なんかはピンポンと言いますけど、ではないかなと思うんですが、その辺をどのように考えて、今別の負担としているのかというのをお伺いしたいなというのが1点目です。
2点目が、浴槽の設置についてのところなんですけど、確かに公平性を保つために全室に設置する必要があるという理屈も分からなくはないです。これも確かに一つの公平性だと私も感じますが、その理屈を通すとなると、鳥ノ木団地は、あと築70年までやっていくと。そうするとこっから令和10年、令和20年になっても、その理屈が1点、ほかの入居者は自分でつけてる人もいるから、市でできませんよというのを通すんであれば、一括でやるか、そのままずっと今の状況を維持するということになってしまいます。私も南こうせつの神田川の歌を知らないわけではないですけども、私の時代、もう今は昭和の時代じゃなくて、令和のこっから先もあと20年たっても、やはりそのままの状況が続いていくということになると思うんです。これは公平性というものをどう捉えるかとは思うんですけど、少なくとも他市の例としても、当然自分でつけたものに関しては、もうほとんど自分でやってもらうんだけども、こっから新しい方々のものは、順次市が負担をしていくという考え方も一つだとは思うんですが、確かにこれをちょっと部長さんのほうに、その公平性はどうなんだと問うのは非常に答えも難しいかと思いますので、そうした政治判断は一つあってしかるべきかなというふうにも感じますが、順々にやっていくことも十分公平性を保てるんではないかと私は考えてますが、これは、よければ市長のほうにもどのように感じるかというのを答弁いただければというふうに思います。
2点、お願いいたします。
◎都市整備課長(小寺卓也 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 小寺都市整備課長
◎都市整備課長(小寺卓也 君) それでは、田中慎之介議員さんの2点の再質問についてお答えいたします。
まず、1点目のチャイムとインターホンの修繕の違いでございますが、インターホンというのは電気式になっておりまして、いわゆる電気工事が必要になってきますということで、かなり修繕が高価になるということがございます。チャイムにおきましては、電池式ということで、そこの取り外しをすれば個人でもできるということで、今はそういうすみ分けをしておる現状ではございますが、議員おっしゃるとおり、玄関から室内に住まわれている方を呼び出すという機能は、チャイムもインターホンも同一の機能であるということと、県内他市の状況もほとんどそういう形で修繕しているということに鑑みまして、チャイムにつきましても、市で修繕する方向で進めていきたいと考えております。
2点目の浴槽の公平性の観点、そういう中での御質問ではありますが、八幡浜市さんの取組は、確かに風呂なしがなくなる改善策ではありますが、現在浴槽を設置して入居されている方の御理解や浴槽の市所有と個人所有が混在するということにもなりますので、維持管理の問題が出てくると思われます。いずれにいたしましても、チャイムの場合と異なりまして、県内の他市の大半が、本市と同様な問題があるということで、浴槽の入居者設置、退居時撤去となっている現状がございます。現時点での設置は、予定しておりませんが、議員お示しのとおり、浴槽が廃棄されるという、SDGsの観点からも今後の調査研究としてまいりたいと思いますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。
以上、答弁といたします。
○議長(谷本勝俊 君) 再々質問はありませんか。
◆1番(田中慎之介 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 田中慎之介議員
◆1番(田中慎之介 君) ありがとうございます。
ぜひチャイムのほうは、市負担とするほうが分かりやすいかなと思います、そっちのほうが。と思いますので、ぜひ御検討いただいたらと思います。
私もいろいろ聞く中で、分かるんです、気持ちは。およそチャイムというのは、耐用年数が非常に長いというのは聞きました、インターホンと違って。電器屋さんにも電話して聞きました。三、四十年持つもんだというのもあります。大半の場合は、電池を結局なくなったまま入れっ放しにしておいたもので、液漏れを起こして、それが原因となって故障をするというパターンのときには、それは電池を取り替えてない入居者負担なんじゃないかというような考え方もあるかと思います。これも全部の他市に聞いたんです。やっぱり液漏れで壊している物に関しては、入居者の負担だというふうにしているところもやっぱりありました。あるところのほうは、いやもう定義としては、もう故意に壊したものとか、意図的に壊したものというものは入居者負担やけども、いわゆる過失に近いものに関したものは、もうこちらで直しますという市もやっぱりありました。僕も思ったんですけど、チャイムが鳴らなくなったことに気づくって、結構難しいと思うんです。私単身赴任で独り暮らししてましたけど、私が住んでいた今治にも、確かにインターホンと僕一緒にしてますけど、チャイムでした。入居して最初のときに、2回鳴りました、チャイムは。1回はNHKが集金に来たんですよ、BSアンテナがあなたのところついてますよと言われて、僕も知らずに、えっみたいなやつです。それが1回、もう一回ピンポン鳴って、ある宗教の方が、あなた一緒に信じませんかというようなお誘いの、そこから僕、4年間住みましたけど、その2回だけです、他人が訪ねてきたのは。でもひょっとしたら、チャイムが壊れてたかもしれないです。だって独り暮らしして、自分の家のチャイムを押すことってありますか。ないんです。まずないんです。誰かが押してくれなきゃいけない。ひょっとしたら別の宗教の施設の方がやってきて、何か押して、でも僕のチャイムが壊れてて、押したけど、中にいる僕も気づかない。でも電池が切れてるだけだっていうパターンもやっぱりあるかと思うんです。だから、私、過失をどこまで認めるかというのは非常に難しい問題だと思うんですけど、ぜひ検討をいただいて──〔一般質問終了5分前のブザーが鳴る〕──私としては、故意や意図的に壊したものでなければ、ぜひ市負担のほうにということを前向きに検討いただければというふうに思いますので、以上これは要望でよろしくお願いいたします。ありがとうございます。
○議長(谷本勝俊 君) それでは、次へ進んでください。
◆1番(田中慎之介 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 田中慎之介議員
◆1番(田中慎之介 君) 3点目、コロナワクチンの小児接種について質問をいたします。
ワクチン接種、子どもの接種に関しては、努力義務がないということです。これについて市の対応、学校の対応について、私は、基本的にはしっかりやられてるなという印象を持っています。特に学校での対応については、子どもたちの指導も含め、本当によくやってくれてるなというふうに感じています。
その一方で、子どもに打たせるのは不安やったけど、じいちゃんやばあちゃんから打たせろと言われてねとか、だって打たないと修学旅行、行けないんでしょうとか、耳を疑いたくなるような話が聞こえてくることも少なくありません。さすがに修学旅行の件については、私もそんなことはないということを言いましたが、こうしたことは氷山の一角なのではないかと心配もしています。やはり理事者の方々も我々議員もワクチンの小児接種に関して努力義務がないということを、私たちの側は努力をして伝え続けていく必要があろうか思います。
そこで、質問1点目です。
伊予市のホームページから、厚労省が出したパンフレット「新型コロナワクチン接種のお知らせ」を見ることができますが、そこの最後には、守ってほしい大切なこととして、ワクチン接種をする・しないについて、相手を悪く言ったりいじめたりしないようにという注意喚起がなされています。教育機関では、こうしたことがないようにどのような指導を子どもたちにされているか、ぜひ議会の場で御紹介をしていただいて、子育て世帯の方々以外の層にも浸透してほしいと感じておりますので、よろしくお願いします。
2点目として、市の対応についてでございます。
市としては、努力義務がないということを努力して伝え続ける義務があろうかと考えます。ワクチンを子どもに接種させるかさせないか、保護者の方が悩む一番の要因は何でしょうか。接種させる側の方々は、感染するリスクというのを取ってます。接種させるべきではないと考えている方は、副反応のリスクを取っているであろうことは、容易に想像できます。保護者の方々が、副反応が出たらどうしようと不安に思って伊予市のホームページを調べると、新型コロナワクチン接種のお知らせまでたどり着くのに5クリック、その中で伊予市の窓口で相談できることを知り、予防接種健康被害救済制度を知ることができます。予防接種健康被害救済制度について知るためには、一旦戻って外部リンクの厚労省のホームページに飛ぶ。2回クリックしたら申請方法について知ることができる。そこに書かれている言葉は、必要な書類の種類は状況によって変わりますので、市町村に御相談くださいと書いている。
1点目、せめて副反応が起きた場合の対処方法や救済制度の申請方法など、伊予市ホームページ内で完結できるようにはできないでしょうか。
2点目、副反応や副反応疑いの件数など、感染者数を日々更新しているように、件数が出たら更新するようにするなど、タイムリーなデータを提供できないか。
3点目、5歳から11歳までの接種に対して、太字にして強調をホームページの中でしてますが、2行目の小児接種は努力義務ではありませんとか、周りの方に接種を強制したり、接種していない人に対して差別的な対応をすることのないようにお願いしますというのは赤文字にするとか、フォントサイズを少し大きくするとかすると伝わりやすいと思いますが、どうでしょうか、お答えをいただければと思います。
◎教育委員会事務局長(窪田春樹 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 窪田教育委員会事務局長
◎教育委員会事務局長(窪田春樹 君) コロナワクチンの小児接種について2点の御質問をいただきました。
まず、1点目の教育機関である学校の対応について私から答弁申し上げます。
新型コロナワクチンの接種適用範囲が広がったことから、児童・生徒の接種も増えてきており、国の新型コロナウイルス感染症に対応した持続的な学校運営のためのガイドラインには、希望する教職員や児童・生徒が接種を受けることができるよう、環境整備に努めることが求められています。
これを受けて、学校では、児童・生徒がコロナワクチン接種を希望した場合、接種当日やその後の副反応により登校が難しいときは、欠席にならないよう出席停止扱いとし、接種しやすい環境を整えております。
また、接種の状況を問うことや接種の有無で学校活動を制限することがないよう配慮をしております。
さらに、本人の身体の特性や様々な事情により接種の選択が可能であり、あくまで本人の意思や保護者の同意に基づいた選択として尊重されるもので、接種を受ける、または受けないことによって、差別やいじめなどが起きることのないよう指導もしております。
接種を希望する児童・生徒も、希望しない児童・生徒も、新型コロナウイルスに正しく向き合える支援・指導について、今後も継続してまいります。
以上、答弁といたします。
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 空岡市民福祉部長
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 失礼します。
私から2点目の小児接種への市の対応について答弁申し上げます。
まず、ホームページ内での完結につきまして、保護者には最新情報を詳細に調べたい方、一方でシンプルに相談窓口を知りたい方など、様々なニーズが想定され、全ての情報をホームページ内で完結することは困難ではありますが、特に懸念される副反応に関する窓口や電話番号、救済制度の概要などにつきましては、表示方法や内容を精査し、より分かりやすい情報発信に向け、改善を図りたいと存じます。
さらに、副反応に関する対処法などの情報につきましては、ホームページに加え、接種券に同封しております接種の説明書や接種当日に配布するチラシなどにおいて、気になる症状を認めた場合の医療機関への相談、受診案内や県が24時間設置する副反応相談窓口の紹介なども実施しております。
なお、救済制度の申請に係る詳細事項につきましては、申請時期や提出物など、個別の対応が必要になってまいりますので、相談の段階から別途職員が丁寧な支援を行うよう想定しております。いずれにいたしましても、ワクチン接種に際し、保護者の不安を少しでも払拭するため、工夫を重ね、今後ともスピード感のある分かりやすい情報提供に努めてまいりたいと考えております。
次に、副反応疑いの件数などのタイムリーなデータ提供につきまして、議員御承知のとおり、本市のワクチン接種は、個別接種と集団接種を併用して実施しており、副反応疑いが生じた際には、医療機関等が国の定める専門機関へ報告する制度フローとなっております。したがいまして、件数の公表は国が実施しており、市が独自にデータを提供することは困難でありますので、引き続き厚生労働省ホームページへの御案内をもって対応したいと考えております。
最後に、ホームページ上の表示方法の変更につきまして、議員御指摘の箇所を含め、さらに伝わりやすい内容・構成となるよう対応してまいりたいと存じます。
以上、答弁といたします。
○議長(谷本勝俊 君) 再質問ありませんか。
◆1番(田中慎之介 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 田中慎之介議員
◆1番(田中慎之介 君) 前向きな答弁ありがとうございます。
いろいろ聞きたいけど、御覧のとおり時間がありません。ですので、次回から、また健康増進課の方々とは本当の意味での健康増進に向けての前向きな話ができるように、早くこういったコロナの話題から脱却できればいいかなというふうに思いますので、特に──〔一般質問終了1分前のブザーが鳴る〕──学校のほうでもそうしたことで、少しずつ前向きにいろんな行事等がどんどん元に戻っていくことを期待して、私の質問は終わりたいと思います。
それでは、ぜひ今度は伊予彩まつりのほうで、市の方々も皆さん一緒に踊っていただいて、私も北山崎小のPTA連のほうで踊りますので、こちらのほうで真剣勝負ということで、やはり踊って何ぼのお祭りですから、皆さん一緒に盛り上がっていけたらというふうに思います。どうもありがとうございます。
○議長(谷本勝俊 君) お疲れさまでした。
暫時休憩をいたします。
午前10時44分 休憩
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