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令和3年第6回(12月)伊予市議会定例会
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12月8日(水) 一般質問
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内容
会議録
令和3年第6回(12月)伊予市議会定例会
12月8日(水) 一般質問
無所属
正岡 満 議員
1. 道路反射鏡管理台帳作成について
2. 粗大ごみ不法投棄に関する対処について
3. 市道180号(稲荷下三谷線)の路面改修について
午前11時05分 再開
○議長(日野猛仁 君) 再開いたします。
続いて、正岡満議員、御登壇願います。
〔3番 正岡 満君 登壇〕
◆3番(正岡満 君) 議席番号3番、正岡満です。
議長よりお許しをいただきましたので、通知書に沿って3件の一般質問をさせていただきます。市長はじめ、関係理事者の明快な御答弁をどうかよろしくお願い申し上げます。
第1問目は、道路反射鏡管理台帳作成についてです。
道路反射鏡が日本で誕生したのは、1960年代だそうです。当初は道路ではなく、鉄道路線に使ったそうです。つまり列車が通過するのを判断するためのものだったようです。その後、世の中が車社会となり、交通安全策として全国に広まったと思われます。
では、ここ伊予市では、いつ頃から設置されたのか。30年から40年前の頃からかもしれません。どちらにせよ、私たちの社会生活に中にしっかりと溶け込んだ、あのオレンジ色の物体です。市道であれ、生活道路であれ、あちらこちらで見ることができます。車で、また歩いて道路を通行しておりますと、危険を伴う隅々にあり、交通安全に寄与するものであります。言うに及ばず、悲惨な事故を防ぐ意味において大変重要なものであります。市民などからの要望で設置されたであろうこの道路反射鏡、いわゆるカーブミラーですが、道路の隅でりりしく立っているカーブミラーもあれば、鏡自体が汚れ、さびついて傾き加減の寂しそうなミラーも見かけます。これらは何らかの事情で、ある意味あまり必要とされなくなり、管理が行き届かなくなったせいだと思われます。雨ざらし、日ざらしで立っているミラーたちも、くたびれてきているに違いありません。ミラー本体の寿命は、条件によりますが、およそ30年と言われております。条件によりましたら、10年ぐらいしかもたないとも言われておりますが、私も交通安全協会の一員として、こういった光景を見るにつけ、何とかしなければという思いに至ったわけでございます。
伊予交通安全協会は、伊予市・松前町管内に10の支部があり、それぞれの支部の通年事業としてカーブミラーの設置、補修の支援活動を行っております。
しかし、現実問題として、公的に設置されたもの以外に、個人・法人が設置したものもあり、どこにどれだけカーブミラーが立っていて、どのような状態かを全て把握するのは、至難の業であります。支援活動をしていく上で、今何か対処をしなければ、ますます難しくなります。どちらにせよ市の財政援助の下、設置されているミラーが大半でございます。個々に設置しているもの以外は、管理責任は伊予市にあります。よって、今後長く管理していく上で、管理台帳の作成が必要です。既に松前町は、1,200体の道路反射鏡の管理台帳を業者に委託して作成しております。隣の砥部町も同じく1,200体作成済みです。もちろん本市においても、三、四年前から設置した部分においては、台帳を作成されておるわけですが、これでは全体を把握したことにはなりません。もちろん本市のカーブミラーの数は、松前町や砥部町よりはるかに多いことは想像がつきます。しかし、伊予市も作成しなければならないと思います。
そこで4点の質問をさせていただきます。
1点目は、現在市内における道路反射鏡は、いつ頃からどのような経緯で設置し、またその件数については。
2点目、管理台帳作成については、業者等に委託してはどうか。
3点目、今後、地域住民等からの要望により設置する場合の基準、いわゆる設置条件は明文化しているのか、また業者等に委託して設置工事をする場合、その費用はどのくらいなのか。
4点目、今後道路反射鏡は、どのように管理されていくお考えなのか。
以上、4点についてお伺いいたします。よろしく御答弁のほどお願いいたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 正岡満議員より、道路反射鏡管理台帳の作成について御質問いただきましたので、御答弁申し上げます。
まず、1点目の道路反射鏡の設置経緯と件数につきましては、要は合併、平成17年から平成29年度までは、地域の要望を交通安全協会が取りまとめ、市が鏡面や支柱を購入、それら資材を協会へ現物支給するとともに、設置工事に要する必要を手数料として協会に交付をいたしておりました。
しかしながら、設置工事に関し、コンクリート基礎の大きさや深さ等、各支部で差異があることが判明し、安全上の懸念が生じたため、平成30年度以降は、市が直接工事を発注する形態に移行し、現在に至っております。
なお、設置件数につきましては、平成29年度までは交通安全協会や地域に設置や維持管理をお願いしていた経緯もございまして、正確な件数は把握できておりませんが、平成30年度以降につきましては、市が設置するようになってからは、合計で73件の道路反射鏡を設置をいたしております。
次に、2点目の管理台帳作成につきまして、先ほど申し上げました平成30年度以降、市が設置するようになってからは、管理番号や設置場所、鏡面・支柱の規格、設置年月日等を記載した管理台帳により、適切な管理に努めているところではありますが、それ以前のものにつきましては、交通安全協会や地域に設置をお願いしていた経緯で、台帳を作成できておりません。今後、全ての道路反射鏡を適切に管理していくためには、管理台帳の作成は欠かせないと考えております。そのために、交通安全協会の御理解と御協力も踏まえながら、台帳の作成に努めてまいりたいとも考えております。
次に、3点目の設置条件の明文化につきましては、道路反射鏡の設置及び管理に適切に対応するため、令和元年度に伊予市道路反射鏡設置等に関する要綱を定め、設置基準等を規定をいたしております。具体的な設置基準としては、単路部においては市道であり、中央線がなく、見通し距離が60メートル以下であるときなどの基準を設けております。あくまでも市の基準ということで御理解をいただきたいと思います。
次に、業者による設置工事費用については、道路状況、工事内容により異なりますけれども、要望の多い鏡面の大きさが直径80センチの直柱、真っすぐな柱の工事では約10万円、鏡面のみ取替えでは4万円程度となっております。
次に、4点目の道路反射鏡の今後の管理について申し上げますと、適切な維持管理は、倒壊などの事故を未然に防ぐとともに、道路反射鏡の長寿命化につながるものでありますので、交通安全協会による点検管理などを含め、より効果的で効率的な手法を検討してまいりたいと存じております。
答弁協議の際に、正岡議員からこの質問が上がってきたときに、担当職員と協議をいたしました。あくまでも県や国は、道路附属物の台帳管理を当然設置業者にやらせております。その枠組みでしっかりと一連したそういった管理台帳があります。台帳作成や点検管理を業者委託するのは最終手段と私は考えております。今は、まずもって交通安全協会さん等々に依頼をして、その管理また点検の依頼をしたいなと。その後またもろもろ市民の道路反射鏡に対する情報、危ないよ、見えないよ、それを市が察知したら、工事に関しては、当然業者さんにやらせますけれども、そういったものも交通安全協会とも情報を共有しながら、しっかりとやってまいりたいと思います。正岡議員におかれましても、伊予市交通指導委員会の郡中支部長、また伊予交通安全協会郡中支部副支部長を兼任されておるのは存じ上げております。市内の交通安全推進に御尽力をいただいておりますけれども、引き続きさらなるお力添えを賜りたいと存じております。
以上、答弁といたします。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) 御答弁ありがとうございました。
ちょっと2点ほど再質問させていただきますが、よろしいですか。
まず、1点目なんですが、管理台帳作成についての業者委託ということについては、今後考えるというふうに考えたんでよろしいんでしょうか。それまでは、安全協会並びに住民の方と協力して管理していくというふうに考えたんでよろしいんでしょうか。その時期的なものっていうんが分かれば、教えてもらいたいし、恐らく高額な費用になるんではないかと思うんです。松前町さんなんかの場合も、結構な費用をかけて、令和3年度の予算も組んでるようでございます。ですから、伊予市の場合だったら、松前町の恐らく3倍かそこらの数になるんではないかと、人口や世帯数、面積から考えまして、大体そういうふうに感じるわけです。ですから、実際どれだけ立っているかが分からないというのも、ちょっとこれは問題であって、確かにそれまでは安全協会さんのほうで、住民さんの御意向で立ててきてたということがあるので、確かに市としては、直接台帳までそのときには作ってなかったということではあるんでしょうけれども、市道とか公的な場所に立ててる場合は、恐らく安全協会さんが立てる場合においても、やはり市のほうにお断りをして、ここに立てるよということでやってたはずなんです。そうすると、恐らく資料ぐらいは残ってるんではないかと、私は勝手に思ったわけなんです。そして、どちらにしましても、私も危機管理課さんにお頼みして、先ほど市長が御答弁いただいた73件が市の管理している反射鏡ということで、お話しいただいた分の資料をいただきました。それで、伊予市の郡中支部が14件、大平が10件、中村17件、上野が8件、そして中山が11件、上灘6件、そして下灘6件、これだけ資料をいただいたんですが、全部回ってみたんですが、確かに最近の分ですから、恐らくこれは2018年から立った分ですから、きちんとしているわけです。ほやから、これは非常に問題ないんです。ただ、私が業者に委託してお願いしたいというのは、これはやはりほかの部分のミラーについて、やはりナンバーぐらいはつけて、そしてどういった状況かというのは、どうしても管理していく上では必要になってくるものだと思うんです。それで、私もちょっと新しくつけた分のラベルを貼ってるということやったんで、全部見たんですけども、一応写真を撮って危機管理課さんにもお渡ししましたが、全部が全部ナンバーをつけてるわけじゃないんです。そして、この台帳自体も、やはり設置年月日とか、そういうどういったミラーを立ててるかというのは、住所等書いてますけれども、これからつけるラベルについてはやっぱり評価をつけて、どういった状態かというのも台帳としては残しておかなくちゃいけないんじゃないか、そういったことも必要になってくるんじゃないかというふうに、台帳自体は。よそのことを言っては何ですが、砥部町とか松前町は、そういう状態をランクづけして管理するような形にしておるので、これから市のほうで台帳をきちんと作っていかれるんでしたら、それを参考にしていただいて、全てのミラーがどういった状態にあるかということを今後作ってやっていただきたいというふうに考えるわけでございます。
もう一点は、最後の質問の4点目になるんですが、最終的にはそうしたら、安全協会のメンバーで、今後今までのような形で管理していくというふうに考えていただいているような形なんですが、なかなか安全協会のメンバーも、ほやから私が言ってる全てのカーブミラーについて、なかなか管理していくというのは大変なことであります。ですから、やはり早期にどういった形にしろ、全てのミラーの管理台帳を作っていただくことをとにかくお願いしたいと考えております。
私も一応安全協会のメンバーでございますので、今後これを一つのテーマとしてやっていきたいとは考えておりますが、どちらにしても市のほうの御協力がなければ、全てのミラーの管理は難しいというふうに考えておりますので、何とぞ早期の管理台帳作成をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 正岡満議員の再質問にお答えを申し上げますけれども、私自らPRするつもりはございませんけれども、市長になる前は、道路附属物設置のプロでありました。そういった位置づけをもって、まず台帳の話が出たときに、業者委託という話がその答弁書にはあったんですよね。私に言わせたら、5か月私にくれたら、一人で全部作ってやるというぐらいの位置づけで、まずもって設置年月日は分かりません。過去にデータがあったら、どこどこのどこというたら、昭和何年に作ったと分かるかもしれませんけれども、その分に関しては、一路線、一路線ナンバーを打って、そして進行方向、逆方向から、鏡面写真を撮って、その枠組みでは危ないなとか、見えにくいなとかというデータも作って、ステッカーも当然作りますけど、それは当然市がやるステッカーを作るということではありますけれども、そういったことを全部想定してやるにしても、私一人で5か月でやります。これはやります。だけれども、まずもって安協さんに全部お願いするっていう位置づけでなしに、まず市が業者に入札出して作る以前のものは、やはり安全協会さんのほうのが、各中山であったり双海であったり旧の伊予市、それぞれの市道の位置づけをよく存じ上げていると。業者にまず道を、伊予市の市道ですから、もう多岐にわたります。その枠組みをやるだけでマンパワーの費用、相当かかります。だから今言われるように、御案内のとおり、めちゃくちゃな費用がっていうか、多額の費用がかかります。それを今後しっかり協議しますけど、安協さんにただでやってくれなんかという位置づけではありません。その枠組みで安全協会さんがやったほうのが、過去に設置をした部分によっては、より精査し、把握できやすいだろうという考え方の下に私はそういう位置づけであります。
ただ、それでも支部支部によったら、それぞれのマンパワーは違いますから、うちはできんぞなって言ったときには、その安協さんに対しては、伊予市がまたそれなりの対応をしていく所存ではありますけれども、まずもって安全協会さんにお願いをして、何千本あるか分かりませんけれども、そういったものを精査して管理台帳を作っていく。管理台帳を作るなんか、もういとも簡単なことなんです。だからそういう枠組みの中で、一緒に行って写真を撮る、そしてできたら仮の番号でも打って、後からステッカー貼りとか、危ないね、これは早急に直さなくちゃいけないねっていうところは、業者に管理ステッカーと施工の工事の枠組みを考えていくという位置づけが、一番これから財源も大変でなかなか裕福ではございませんけれども、今後地域を地域の方々とともにつくっていくということは、別に安全協会さんだけに負担をかけつもりはございませんけれども、そういった意味でも、あれもこれも業者委託っていう考え方は、私の中では、カーブミラーだけじゃないですよ。全てにおいてそういった位置づけは大事だから、チェーンソーを扱える職員は全部来いといって、この間も中山の松森城の木は、全部切ってきました、要らない木は。そういった枠組みで、共に一緒につくっていきましょうよという位置づけです。だから、やらないというんじゃないんです。だけど、それが一番逆に早いのかなと思ってますんで、御理解をいただきたいと思ってます。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) 市長の前向きな御答弁いただきましたので、少し安心いたしました。どちらにしましても、私どもも努力いたしますし、業者だけでなく、それのほかのやり方もあるとは思います。確かに砥部町は、住民さんの御協力で職員と一緒になって作成したというふうにも聞いております。ですので、やり方もいろいろありますので、そこらあたりをよく御検討いただいて、ぜひ早期に作っていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。
一応、1問目、これで終わります。
○議長(日野猛仁 君) 次に行ってください。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) それでは、2問目に移らせていただきます。
2問目は、粗大ごみ不法投棄に関する対処についてです。
不法投棄は、犯罪です。廃棄物の処理及び清掃に関する法律第16条では、何人たりともみだりに廃棄物を捨ててはならないと規定されております。違反者には、5年以下の懲役刑または1,000万円以下の罰金が設けられております。さらに、法人の場合は、3億円以下の罰金が科せられる場合があります。
この問題につきましては、過去何人かの議員さんが一般質問されていることと思いますが、現在も不法投棄はやまないのが現状でと思われます。ごみの問題につきましては、今海洋等におけるプラスチック等の問題が大きくクローズアップされておりますが、ここで私が取り上げている点は、人目につきにくい場所、すなわち山の中や草木が覆い茂った道路端、河川敷などでの不法投棄であります。もちろん私有地に捨ててある場合もあり、また穴を掘って埋めてしまう場合もあるでしょう。どちらにせよこれは不法投棄です。
本市においても、対応策として、不法投棄禁止の看板や監視カメラを設置されているということは承知しております。監視カメラ設置場所については、環境保全課にお聞きして、市内11か所を調査してまいりました。旧伊予市の高速道路沿い、宮下、上野、上三谷、谷上山付近、そして森地区の海岸付近、上灘地区の高岸大久保付近、下灘地区串の山の中、ちょうど大洲市との境ですが、ある程度の効果はあるかもしれませんが、中にはかなり傷んだものも多くありました。そして、監視カメラが設置されているにもかかわらず、まさにその先で生活ごみの不法投棄がされている場所があるなど、今後そういった点もどう対処していくかが問題だと思います。
そして、私が車で走りながらではありましたが、山あいの谷間や道路端の茂み、河川敷の茂みといった箇所を見て回りました。あちらこちらで不法投棄されている現場を確認することができました。実際は、かなりの場所、不法投棄の量があるものと思われます。
また、産業廃棄物もそうですが、家庭内の生活用品の不法投棄は、我々市民のモラルが問われる問題であると思います。電化製品やビニール製品などの不法投棄が多いのは事実です。もちろん伊予市外から持ち込まれるケースもあると思われますが、我々市民の意識改革の対策も必要だと思われます。そういった意味では、市民の目が一番の防止策になるわけです。不法投棄は許さない、させない、そういった目でもって住民、行政、関係機関との連携で対処していくことが必要だと思います。
そこで、5点お伺いいたします。
1点目は、これまでの不法投棄防止に関する対処について、監視カメラ、看板等の設置は現在どのような状況になっていますか。
2点目、既に不法投棄されている粗大ごみの回収について、過去10年間の実績は。
3点目、今後不法投棄を許さない対策としては、全市民の協力が必要になると思います。自分たちの地域は自分たちで守る対策に市としてどのように対応するお考えか、お聞かせください。
4点目、各家庭から出る粗大ごみ対策として、市が行っている粗大ごみの戸別収集事業は、取り組んで12年程度になると思いますが、その量、内容そして市民の反応、意見は。
5点目は、現在行われている戸別収集とは別に、今後起き得る大量の災害ごみ対策の一環として、年に一、二回、集積場所、日時を決め、家庭内の粗大ごみを回収する日を設けてはどうでしょうか。
以上、5点についてお伺いいたします。よろしく御答弁のほどお願いいたします。
◎産業建設部長(武智年哉 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智産業建設部長
◎産業建設部長(武智年哉 君) 粗大ごみ不法投棄に関する対処について5点の御質問をいただきましたので、私から答弁申し上げます。
1点目のカメラ、看板等の設置状況についてでございますが、監視カメラの設置状況は、議員お示しのとおり、11基を市内各所に設置しており、最近では、適宜移動式の監視カメラを設置するなどして、その防止や行為者の特定に成果が現れているものと評価しております。
また、不法投棄防止看板は、年間約20から30か所の設置要望があり、地域の実情に合ったデザインの看板を不法投棄の現場等に設置しており、抑止効果が発現しているものと考えております。
2点目の不法投棄されている粗大ごみの回収実績についてでございますが、年平均して8立方メートルの容量のコンテナ5箱分の投棄物を回収しております。
3点目の自分たちの地域は自分たちで守る対策をにつきましては、不法投棄の現状は、ここ数年はテレビ、冷蔵庫等、家電製品の大規模な不法投棄は減少しているものの、山間部や空き地、道路沿い等への生活系家庭ごみが大量に捨てられている実例が多く発生しております。不法投棄の未然防止を図るため、職員によるパトロールを週2日程度行うとともに、要望等に応じて、不法投棄禁止看板の配布・設置を行っておりますが、伊予市全域の不法投棄を根絶することは困難であり、議員御指摘のとおり、市民の協力が必要不可欠であります。今後につきましても、通報や自警等の市民参加を求め、協働体制を形成しつつ、愛媛県や警察等の関係機関の協力をいただき、不法投棄の防止対策や被害に遭ったときの対処方法の研修会を設ける等、より一層不法投棄防止の推進に努めてまいりたいと存じます。
次に、4点目の粗大ごみ戸別収集運搬事業の実績でございますが、平成25年度では、収集量が約114トン、収集戸数が2,466件取り扱っているのに対し、令和2年度では、約156トン、3,804件と収集量・収集戸数ともに増加傾向になっており、市民の皆様の反応といたしましては、持込み件数が年々増加の反面、ごみステーションへの持ち込まれる違反ごみが減少している効果と戸別収集方式ということで、利便性において評価を得ているところでございます。
最後に、5点目の災害ごみ対策の一環として、家庭内の粗大ごみを回収する日を並行して設けてはとの御提案でございますが、持ち込まれる粗大ごみが、家庭内の排出物によるものであれば問題は少ないのですが、不法投棄による排出物が混じる可能性を否定できません。
また、回収・処分完了までにかなりの日数を要することが見込まれ、場所の確保が困難であること等々から、実施は困難であると考えております。今後においても、御提案の災害ごみにつきましては、発災前に手段・場所の選定等、可能な限り研究し、問題点を精査しながら、検証を加え取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解と御協力をお願いいたします。
以上、答弁といたします。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) 御答弁ありがとうございました。
御答弁の中に戸別収集のお話で、非常に喜ばしい、年々増えているというような形でございましたので、戸別収集については、私も大変ありがたいというか、いい事業だというふうに考えております。
すみません、そうしましたら、2点だけ再質問よろしいですか。
まず、3点目の市民のとにかく協力が必要になるということでございますが、これは非常に大事でありまして、特に今後不法投棄されている現場をとにかく見かけたら、すぐに連絡してもらえるような体制をつくっていく市民への啓発というか、そういった不法投棄に対する市民への啓蒙といいますか、そういったものをもっと看板なりを設置して、不法投棄をすれば、法律でこういった刑罰がありますよというのを前面に出すような看板とか、そういうのをもっと市民に啓蒙するような形の作業をお願いしたいというふうに考えております。そのあたりを一応お聞きしたいと思います。
それともう一点目は、最後の分なんですが、5問目の点なんですが、年に一度収集をということで質問した分なんですが、なかなか困難であるというふうな御回答でございましたけれども、私も平成25年ですか、議員さんが御質問されている分がありましたので、それを読ませていただいて、同じような御回答をいただいているなというふうに考えたんですが、これに関連して、戸別収集は大事です。今の事業は大事です。続けていってもらいたい。それとは別に、これは市がやってる事業ではないんですけれども、先月11月22日の愛媛新聞に掲載されていた記事の中に、地域住民によるところの住民助け合い粗大ごみ回収という内容で、四国中央市川之江町の大門地区というところの記事が掲載されておりました。興味深い記事だったので、お話を伺おうと思いまして、その主催者である会長をされている方とたまたまボランティアメンバーである四国中央市の市議会議員さんのほうに御連絡いたしまして、お話を聞くことができました。年に1回、6月の第2土曜、今年と昨年度はコロナ関係で11月になったそうでございますが、50人余りのボランティアのメンバーで、トラック15台を使って戸別収集を、要は不要な家具を集めて回っていると。大門地区というのは、大体1,000戸ぐらいの地区らしいんですけれども、あらかじめ予告いたしまして、家庭内の要らない物があったら出してくださいよというふうに告知をいたしまして、それを集めて回って、その日のうちに選別して、クリーンセンターへ持っていって処理をしてもらっているというような事業を25年間やってるということでございました。そういったやり方といいますか、これは民間の事業でやってるわけで、ボランティアの方がやってるわけで、すぐに同じような形でここでできるとは言えませんけれども、そういった例もありますので、市が全体で1か所にまとめて収集をするというようなお考えではなくて、地区地区で分けてこういった形で少しずつそういった不要な物を家庭内から集めておくことが、要は災害が起こった場合とか、いろんな場合に助かるんではないかと。そして、四国中央市の会長さんもおっしゃってましたけれども、高齢者の家族とか、独居老人が増えている現在、このボランティア活動は大変喜ばれているということでございました。四国中央市ももちろん戸別収集事業はやってるそうです。──〔一般質問終了5分前のブザーが鳴る〕──やってるんですけれども、それとは別にこういった活動もやってるということで、大変住民の方に喜ばれているということをお聞きしました。これはまさしく住民によるところの活動ですけれども、何か我々にヒントになるものがあるんではないかというふうに考えまして、今後本市としても戸別収集以外に、もう一つプラスになる対応策を、もう一つ住民と一体になってやる、そういうような形で何か考えていただいて実施していただければ、そういった不法投棄につながる粗大ごみがそこで減るのではないかというふうにも考えたわけでございますが、その点についてちょっとお伺いしたいと思います。よろしいですか。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 正岡満議員の御説、ごもっともだと私も思います。私が市会議員の際に、宮下の池の近くへいっぱいいっぱいごみが捨てられたんですよね。で、私が取りあえずダミーのカメラを設置しました。まず減りましたというか、捨てなくなった、そこには。でも今、宮下を特化して物言いますと、いろんな場所にごみが不法投棄されてます。最近では、高速道路の下の本谷池、ごみが何十束も袋で浮いてるんですよね。結局警察にも行って、犯人分かったんですけど、処分をする能力がなかったんで、結局大字区長場と伊予市の職員が一緒になって全部きれいにのけました、池の中の浮いてるごみ。それとか、監視カメラで再資源ができるような新聞紙とかアルミ缶、それも逆に捨てるんとは別ですけど、取って帰る。監視カメラが動いてますから、顔と車の番号は分かった。これも犯人分かりました。警察にも指導してもらってます。だけど、やはり本当に今不法投棄、すごい罰金なんです。特に業者さんがやったりしたら、もう多分、下手したら会社が傾くぐらいの違反金取られます。だから、ちょっとこれはあしたから即座にやりますってはお答えできませんけれども、今言われた厳罰を科するような啓発標識、そういったところを特に多いところにもわたってしたいけど、結局当たり前に捨てるやからがおるんですよね。これは夜中に来るから全く分からない部分もありますけれども、そういったことをどうしていくのかということも今後しっかりと考えてもいきますし、どうしたらそういう抑止力になるかということも真剣に考えていきます。監視カメラは、ちょっと幾分お金が高いんで、全箇所にはなかなかできませんけれども、どういった形が一番いいのか、特に目立つ看板で、不法投棄は禁止されてますぐらいじゃ駄目なんでしょうね。もっと、捨てたらあなたはこういうふうな罰を受けますよということをきちんと書かないと駄目でしょう。そういったことの文言も今後検討してまいります。
それと、要介護の家庭において、地域の方々が、おばちゃんごみ大丈夫かなっていう枠組みの検討もしたりもしてますけれども、これはなかなかいろんな角度から見たら、いろんな問題点があって、即座にじゃああしたからやりましょうっていうことにはなりませんけれども、それもどういった方法が一番いいのかというのを伊予市として考えていきたい。で、まずごみを集めてエリアエリアでってクリーンデーも、区長さんも経験された正岡議員ですから、クリーンデーのときは、みんなが集めて1か所に集中して、翌日ぐらいにはきれいに処分するけれども、集積地にずっとごみを置いてて、景観とかもろもろのことがあるから、そこがもし意外と景観にはあまり問題ないところであれば、ある程度まとまったら、市が業者に頼んで取りに行くこともできると思うんですけど、そういったのが全てのエリアに全部あてがうことができるかというと、これもなかなか難しい部分もあると思いますけれども、これもどういった形が一番最良なのか、最善なのか、ベターなのか、今後検討してまいりたいと思っております。
やはり、最終的には、正岡議員も地域のことは地域で解決するというようにお言葉もいただきましたけれども、やはりごみに関しては、今の段階では、ある意味いたちごっこのところもありまして、捨てられたごみに関しては、何がしか、特に即座に困るところは、まず大字と市職員が連携もしながらやっていかないといけないな。あと、ごみのない世界もつくっていきたいと思いますけれども、なかなか難しい部分もありますが、御説は十分に理解はしておりますので、今後しっかりと検討課題として取り組んでまいりたいと存じておりますので、よろしくまた御高配を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(日野猛仁 君) 補足はありませんか。
再々質問お願いいたします。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) 御答弁ありがとうございました。
どちらにいたしましても、不法投棄については、市民も監視の目を向けるわけですが、職員の方は、先ほど御答弁いただきましたけれども、パトロールだけは定期的に実施して、見ていただきたいというふうに考えます。よろしくお願いいたします。
◎産業建設部長(武智年哉 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智産業建設部長
◎産業建設部長(武智年哉 君) 正岡議員の再々質問に私のほうから答弁をいたします。
議員おっしゃるとおりでありまして、皆さんが厳しい目で不法投棄に接していくんだよっていうような気構えは大切だと思います。市民の皆様も、日常生活をされている中で、山のほうに廃棄物を積んだようなトラックが入っていたとか、またそういう怪しいものがあったというときには、さりげなく写真を撮るなり、車の番号を控えるなり、そのようにしていただいて、通報していただく。直接注意していただくと大変なことになってはいけませんので、それはちょっと考えていただきたいと思いますけれども、そういうふうなことをしていただきたいと思います。
あと、先ほど市長も触れられたわけですけれども、やはり年に6回5点までということで戸別収集を実施しておりますので、その範囲の中で皆様の不要になったごみを御自宅の中の決められたとこに置いていただいたら取りに行くという形を取っておりまして、地域の例ですけれども、やはり年に1回クリーン運動を実施しております。そのときにいろいろなごみを大字の方々が集めていただいて、集会所の裏の辺りに集めていただいて、それを市が取りに行くというふうな事例もございますので、そういうふうなやり方を不特定のごみについては対処していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◎環境保全課長(小寺卓也 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 小寺環境保全課長
◎環境保全課長(小寺卓也 君) 正岡議員さんの再々質問にお答えいたします。
現在、パトロールにつきましては、週に2回から3回実施しております。それを今後も継続いたしまして、不法投棄の防止に努めてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(日野猛仁 君) 次に行ってください。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) ありがとうございました。
それでは、2問目の質問はこれで終わります。
3問目、よろしいですか。
○議長(日野猛仁 君) 次に行ってください。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) 続いて、3問目、市道180号稲荷下三谷線の路面改修についてです。
先般の9月定例議会補正予算の説明の際に、道路維持費3,000万円の予算が計上され、その中で舗装修繕工事費として2,000万円が計上されています。その内訳は、市内3か所の市道臨海中央1号線、内港稲荷線、尾崎中村線であります。ちなみに令和2年度では、道路補修工事として4,000万円余りの費用が計上されていたと思いますが、今後、市道の補修を行う計画の方針として御説明いただいたのは、市道長寿命化の対応策として、今年度より10年間で4億円の費用を見込んでいると伺いました。その計画として、基本的に交通量の多い一級・二級市道を優先的に行うとの旨、現時点では伊予稲荷下三谷線、下三谷楠木線を計画しているとのことでした。具体的にその時期はいつになるのでしょうか、またその内容をお伺いいたします。
この道路につきましては、大型車両の通行など、交通量の多さにより傷みが激しく、早期の対応を求めるものであります。
そこで、3点お伺いいたします。
まず、1点目は、路面の改修予定はいつになるのか。
2点目は、市道570号線の下三谷楠木線は、両側歩道になっていますが、それにつながる稲荷下三谷線も部分的に可能な場所は両側歩道にしてはどうか。
3点目は、道路の幅員幅が広い部分では、車の駐車区域になっています。そこでの不法投棄が、地元の住民の悩みの種となっています。道路改修の際に対応策を取ってほしいのですが、いかがでしょうか。
以上、3点についてお伺いいたします。御答弁のほどよろしくお願いいたします。
○議長(日野猛仁 君) ここで暫時休憩をいたします。
午前11時56分 休憩
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午後1時00分 休憩
○議長(日野猛仁 君) 再開いたします。
◎産業建設部長(武智年哉 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智産業建設部長
◎産業建設部長(武智年哉 君) 市道稲荷下三谷線の路面改修について3点の御質問をいただきましたので、私から答弁申し上げます。
令和3年6月28日、千葉県八街市で発生した下校中の児童の列に、飲酒運転によるトラックが突っ込み、2人が死亡、3人が大けがを負う悲惨で極めて痛ましい事故が相次いでいることは、残念でなりません。依然後を絶たない交通事故から市民の命を守る安全・安心の確保という喫緊の課題に、本市一丸となって取り組まなければならないと痛感しております。その一環として、通学路にはグリーンラインの設置、信号待ちの待機場所には学童注意と記したポールコーンを設置するなど、できることから少しずつ取り組んでいるところでございます。
それでは、1点目の路面の改修予定につきましては、現在策定済みの舗装長寿命化修繕計画に沿って、損傷度の著しい路線から計画的に補修を行っていくことにしております。
しかしながら、補修が必要な路線が91路線で、約13.1キロメートルあり、来年度から稲荷下三谷線の一部を含め、順次舗装補修を実施してまいりますが、完了までには長期間を必要とすることになります。
また、この間にも通行状況により損傷度が上がり、優先順位の修正が必要となることも想定しております。本補修につきましては、可能な限り補助事業等を活用しながら実施してまいりますが、工法によりまして、市単独の事業費とならざるを得ない場合もありますことから、路面状況と優先度を精査しながら実施してまいる所存でございます。
次に、2点目の市道稲荷下三谷線で、可能な場所は両歩道にしてはとの御質問については、本路線は、2車線道路として改良する際に、当時の基準にのっとり、片側歩道にて整備いたしました。議員お示しの下三谷楠木線と同様に、稲荷下三谷線を両歩道に整備するには、多大な経費が必要となり、応分の歩行者数がない本路線におきましては、その投資効果が低いことから、国庫補助対象にならないことが懸念されますが、今後愛媛県の担当部局と協議してまいりたいと考えております。
最後に、3点目の道路幅員が広い場所が、車の駐車区域になっていることへの対応についてですが、議員御指摘のスペースにつきましては、緊急時の場合、例えばブレーキが利かなくなったなど、車両に異常を感じたとき、荷崩れを起こしたとき等、非常の際に避難する場所として設置している場所であることから、車両が止められないような形態のコーン設置など、安全確保の面から、妥当ではないものと判断しております。
以上、答弁といたします。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) 再質問ではございませんが、3点目の点については、これは下三谷と上吾川の境です。ちょうど雁又池という池があるんですが、その両側のことを私ちょっと取り上げた──〔一般質問終了1分前のブザーが鳴る〕──ことでございます。特に休憩とか臨時・緊急で止まるのは十分考えられることで、いいことではあるんでしょうけれども、それによってごみが散乱するような状況があるということだけは認識していただいて、もちろん看板も立ててもらってますけれども、一度見てもらったらと思いますので、よろしくお願いいたします。
路線補修につきましては、大変前向きな御回答をいただきました。ありがとうございました。
これで私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(日野猛仁 君) お疲れさまでした。
暫時休憩をいたします。
午後1時04分 休憩
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