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令和3年第5回(9月)伊予市議会定例会
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9月8日(水) 一般質問
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内容
会議録
令和3年第5回(9月)伊予市議会定例会
9月8日(水) 一般質問
無所属
向井 哲哉 議員
1. コロナ禍における高齢者等の支援について
2. 土砂災害対策について
3. 「ふたみシーサイド公園」の現状と展望について
午前11時05分 再開
○議長(日野猛仁 君) 再開いたします。
続いて、向井哲哉議員、御登壇願います。
〔7番 向井哲哉君 登壇〕
◆7番(向井哲哉 君) 議席番号7番、向井哲哉です。
日野議長に許可をいただきましたので、通告書に沿って一般質問を行います。市長はじめ、関係理事者の皆様の明快な御答弁をよろしくお願いいたします。
1番目といたしまして、コロナ禍における高齢者等の支援についてです。
長引くコロナ禍、愛媛県においても、2度目のまん延防止等重点措置が実施されました。高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業計画の重点目標でも、介護予防、生きがいづくりの推進が挙げられていますが、新型コロナウイルス感染症流行の影響により、従来開催されていたイベントや教室等も中止や規模縮小となり、高齢者の外出頻度が減少しています。できる限り介護を必要とせず、自立した生活や活動を継続するためには、健康寿命を延ばしていくことが大切です。
そこで、認知症予防やフレイル予防の役割を担う介護予防教室、体操教室などにおける新型コロナウイルス感染症の影響とその対策に関して3問の質問をさせていただきます。
1点目、介護予防、認知症予防など、介護予防事業の開催状況、参加状況を教えてください。
2点目、高齢者等の趣味や生きがいづくり、交流できる場として公民館等が利用されますが、イベントや講座等の実施に際し、市として会場使用に関する管理体制は確立されているのでしょうか、現状についてお聞かせください。
3点目、教室、講座が開催できない場合、今後の対策としてタブレットやアプリなどICTを活用したリモート指導などの開催方法が考えられますが、伊予市の今後の方策をお聞かせください。
次に、高齢者等の見守り体制についてお伺いします。
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置により、外出や移動に規制がかかる中、以前のように県外在住の御家族が自由に帰省できない状況が続いています。また、外出する機会が減少した高齢者も増加傾向にあります。独り暮らし、また高齢者夫婦だけで暮らす御家庭の見守りは、今後の課題となってくるのではないでしょうか。ほかの自治体の取組を見ますと、地域の力とICTを活用した見守り体制を構築している事例もあるようです。
そこで、2点の質問をさせていただきます。
1点目、伊予市が現在取り組んでいる見守り体制をお聞かせください。
2点目、例えば、日本郵便株式会社や宅配便業者など、民間事業所と協定を結び、高齢者等の暮らしを見守り、安全・安心を確保するといった地域の力を活用した見守り体制と離れて暮らす家族とのコミュニケーションも取れ、安心感や楽しみが得られるという、この皆さんにお配りをさせていただいておりますが、このコミュニケーションロボット等ICTを活用した見守り体制を組み合わせた方策も有効ではないかと考えますが、市の見解をお伺いします。
◎市民福祉部長(向井裕臣 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 向井市民福祉部長
◎市民福祉部長(向井裕臣 君) コロナ禍における高齢者等の支援について、大きく2点の御質問をいただきました。
まず、1点目の介護予防教室などの開催状況と参加状況につきまして、現在、地域包括支援センターや6か所の委託事業所において、厚生労働省の通知等に基づく感染予防対策を行いながら、介護予防教室を開催しております。その開催回数と参加者数は、令和元年度の168回、3,300人に対し、令和2年度は113回、1,655人と減少しておりますが、その理由といたしましては、高齢者の利用控えのほか、感染症対策に即した施設の休館や休止、会場の人数制限等による影響が考えられます。
また、公民館等の管理体制につきまして、市チェックリストに基づき、発熱など体調不良の方や感染拡大地域に居住する方への利用自粛要請はもちろん、手指消毒の実施やマスクの常時着用、利用者間の距離の確保、窓の開放や換気扇による換気、手が触れるドアノブ、電気のスイッチや蛇口の消毒などを適切に実施するとともに、代表者には利用者の氏名や連絡先について把握するよう依頼するなど、感染症対策の徹底に努めております。
なお、ICTを活用した今後の方策につきまして、議員お示しのとおり、本件は介護予防教室等が開催できない場合の有効な施策と認識しております。しかしながら、集うことへの喜びが目的の一つであること、高齢者のICT環境の未整備や機器操作への不安が大きいことなど課題も散見されますので、まずは高齢者対象のスマホ教室の実施により、ICTに対応できる高齢者を増やすなど、感染症対策に配慮した対面での教室を基本としつつ、その時々の状況を踏まえた対応に努めてまいりたいと考えております。
次に、2点目の高齢者の見守り体制につきまして一括して答弁申し上げます。
本市では、高齢者見守り員や緊急通報装置、配食サービス等により、地域との連携を図りながら、高齢者の安否確認や緊急時対応といった見守り体制を構築しております。また、日頃の訪問などにより、地域の高齢者や地理に詳しい12の事業所と高齢者見守りネットワークの協定を締結し、業務中に異変を感じた場合は、迅速に通報等を行っていただく協力体制を整備しておりますが、議員御提案の民間事業者につきましても、地域全体での見守り体制のさらなる強化が期待されますので、その可能性について検討してまいりたいと考えております。
なお、民間事業者とICTを活用した見守り体制を組み合わせた方策につきまして、AIロボットは、自然な会話を楽しめるとともに、お知らせ機能や伝言機能もあり、認知症予防や離れて暮らす家族の安心感の醸成に貢献できるツールと認識しております。しかしながら、その導入には、高齢者のICT環境の整備や機器操作のほか、本市の他施策との取捨選択も必要となってまいりますので、利用者のニーズ、費用対効果、他市町の状況等を調査し、最適な情報通信技術の活用手法について検討してまいりたいと考えております。
以上、答弁といたします。
◆7番(向井哲哉 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 向井哲哉議員
◆7番(向井哲哉 君) 丁寧な御答弁ありがとうございました。
私も週に1回体育館を利用させていただいておりますので、このチェックリストに基づく感染症対策の徹底は、ありがたく感じております。やはり、高齢者の方々の生活に新型コロナウイルス感染症が影響を及ぼしているなあと感じました。
それでは、数点質問させていただきます。
まず、1点目、介護予防教室の開催について、令和元年度と2年度では、参加数が半分ぐらいですかね、かなり減少しているとお見受けします。この状況に対し、市としてどのような対応、取組をされましたか、これが1点目です。
そして、先ほどの答弁の中に、集うことへの喜びという言葉がありました。いい言葉だと思います。本当にこの喜びは大切なことだと感じます。人に会えて話せるという当たり前のことができないコロナ禍の状況です。普通公民館に行って、教室でみんなと会えない、そういう状況は大変寂しい状況であると想像できます。
そこで、2点目といたしまして、スマホ教室の実施、この実績と今後の実施見込み、また今後具体的な取組について教えてください。
そして、3点目は、高齢者見守り員のことになります。高齢者見守り員や見守りネットワークにおいて体制を整えているとのことでしたが、異変を感じたときの緊急時対応とは、どのようなことをされているのでしょうか。
以上、3点質問させてください。
◎長寿介護課長(野間美幸 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 野間長寿介護課長
◎長寿介護課長(野間美幸 君) 向井議員さんの再質問にお答えいたします。
1点目につきましては、非接触での代替えの取組ということでございますが、例えば高齢者見守り員を介してのフレイル予防や自宅で行える体操に関するリーフレットの配布、本市独自で考えましたミカンまる体操やストレッチ、簡単な体操に関する広報やホームページへの掲載、ユーチューブの配信、DVDの配布などを行いました。
なお、このたび議員さんにいただきましたICTの活用に関する貴重な御意見につきましては、今回高齢者がホームページやユーチューブに触れる機会があったことで、ICTに対応できる高齢者を増やすきっかけとなったと感じております。
今後も長期化するコロナ禍におきまして、予防教室では、感染症対策に配慮した対面開催と併せICTを活用した取組について今後とも研究し続けてまいりたいと思っております。
2点目につきまして、スマホ教室の実績と今後の見込みでございますが、実績につきましては、昨年度、じゅらく生きがい活動センターにおきまして、コロナウイルス感染症対策による人数制限を行った上で、比較的興味のある高齢者10名を対象に開催させていただきました。今年度は、長期化するコロナ禍の影響も受けまして、高齢者見守り員4名を対象にした開催にとどまっております。
今後の見込みですが、今後につきましても、引き続きコロナウイルス感染症の状況に応じ、また開催場所を変えるなどして、高齢者を対象として開催し、ICTに対応できる高齢者を増やすよう努めてまいりたいと思っております。
3番目の緊急時対応の内容と実績につきましてですが、緊急時対応の主なものは、主に緊急通報装置による緊急連絡の受信になります。受信会社の隊員が、現場出動するほか、事前に登録した御近所の協力員が駆けつけるなど行っております。状況により、消防署や警察へ連絡を行っていただいております。
実績でございますが、令和2年度末の実績は、緊急通報装置の実績になりますが、貸与件数89台、受信対応件数が63回、こちらのうち、受託会社の隊員が出動した回数は14回、月2回の安否確認を行っていただいております。
以上、答弁とさせていただきます。
◆7番(向井哲哉 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 向井哲哉議員
◆7番(向井哲哉 君) 様々なこと、ありがとうございます。緊急対策時の対応のこともよく分かりました。
そして、地域の協力員とかあと高齢者見守り員、その方たちも高齢者、特に高齢者見守り員に関しまして、特に高齢者と話しやすい等の理由から高齢者一歩手前の方の年齢というか、ちょっと多いように感じます。また、そういう方を選ぶような傾向にもあるのかなあと感じております。また、成り手不足も否めません。地域の方々、また見守り員の負担軽減のためにも、先ほど前向きな答弁もいただきましたが、AIロボットは有効であると考えます。皆さんにもお配りをしております。西条市のように、これたまたま西条市のなんですが、あと静岡県の藤枝市の導入の事例もあります。西条市のように、初期設定の半額分を補助するとか、僕このロボットを見たときに、僕が多分市外に行って高齢者が自宅、親がいた場合に、1日1本ビールを減らしてでもレンタルしたいと本当思いました。そのきっかけにもなろうかと考えますので、子どもの教育にはPepperくん、高齢者の見守りにはPaPeRoi、子どもに対しても、高齢者に対しても、また市外に住む御家族の方に対しても、優しい伊予市、それを期待いたしまして、質問ではございませんが、1本目の質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。
○議長(日野猛仁 君) 次に移ってください。
◆7番(向井哲哉 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 向井哲哉議員
◆7番(向井哲哉 君) 2問目、土砂災害対策について。
近年、全国各地で起こっている台風や大雨による水害や土砂災害による被害は、激甚化しており、令和3年におきましても、静岡県熱海市の土石流や8月11日からの大雨による広範囲な被害など、全国各地で災害が発生しました。亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、御遺族に対して心から哀悼の意を表させていただきます。
愛媛県では、崖崩れや土石流、地滑りといった土砂災害が起きるおそれがあることを示す土砂災害警戒区域について、県下で1万6,311か所が指定されています。伊予市においても、土砂災害警戒区域649か所、土砂災害特別警戒区域555か所が指定されているところです。
伊予市における土砂災害対策について、4点の質問をさせていただきます。
1点目、令和3年度において、防災マップの作成に関する予算が1,584万円計上されています。防災マップは、市民の皆様が見やすい物が前提となると考えますが、現在の防災マップと比べて、どのような点について改定されるのか、お伺いします。
2点目、急傾斜地の崩落による災害の防止に関する法律による急傾斜地崩壊対策事業、崖崩れによる災害防止を図り、住民の生命、財産の安全に寄与することを目的として愛媛県から補助金の交付を受け実施する崖崩れ防災対策事業がありますが、現在の事業実施の状況とこれらの事業が必要であると判断される緊急性の高い地区の有無についてお伺いします。
また、このような事業について、受益者、対象者に対し、どのように周知しているのか、教えてください。
3点目、伊予市総合防災訓練では、地震、大雨による災害を想定した救助、避難訓練が実施されていますが、土砂災害を想定した訓練は行われているのでしょうか、現状を教えてください。
4点目、災害が発生した際、被害状況の確認や被災者の迅速な発見、また物資の運搬など、小回りが利くドローンの活用が注目されています。ドローンを活用するためには、ドローンを市が保有するのか、民間委託をするのか、また操縦者の育成についてどのようにするのかを考える必要があります。ドローンの活用についての市の考えをお伺いします。
以上、4点についてよろしくお願いいたします。
◎総務部長(河合浩二 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 河合総務部長
◎総務部長(河合浩二 君) 土砂災害対策について4点の御質問をいただきました。私から1点目及び3点目、4点目について答弁申し上げます。
まず、1点目の防災マップの改定点につきまして、現在の総合防災マップは、平成28年3月に作成したものでございます。その後、土砂災害警戒区域、重信川及び大谷川の最大浸水想定、高潮の最大浸水想定を国、県が更新、または新たに発表しており、それら最新の情報を盛り込み改定することとしております。
また、高齢者等避難及び避難指示など、避難情報の5段階レベルの採用や避難勧告の廃止など、防災に関する用語なども変更があることから、今回改定する防災マップに盛り込み、適切に周知を図っていくこととしております。
さらに、効果的な配色や専門家のコメントを加えるなど、見やすく、分かりやすい、興味を持って市民に見ていただける防災マップに仕上げていきたいと考えております。
なお、重信川、大谷川の最大浸水想定及び高潮の最大浸水想定につきましては、防災マップに盛り込むと津波等他の警戒区域と重なり煩雑となることから、個別のマップとして作成することとしております。
次に、3点目の土砂災害を想定した訓練について申し上げます。
本市総合防災訓練における土砂災害を想定した訓練では、泥水の中を歩いてみるという土砂災害時の避難体験というメニューを組み入れております。
なお、国では、土砂災害に対する避難体制の強化と防災意識の向上を図ることを目的に、土砂災害防止月間であります6月に土砂災害全国防災訓練として、風水害や地震等に伴う土砂災害を対象に、情報伝達や避難、その他の訓練を展開しております。この一環として、本市も土砂災害警戒区域に立地する要配慮者利用施設において、市との情報伝達訓練と施設利用者の避難訓練を実施しており、今年度は双海夕なぎ荘、グループホームぽかぽかふたみ、下灘保育所の3施設で実施したところです。
また、令和元年度には、南山崎小学校で、児童、教職員のほか、保護者など地元住民の参加を得て、防災に関する講話のほか、土石流3Dシアター、降雨体験、簡易模型を使った土石流、地滑り、崖崩れの実験、防災マップの説明といった防災体験学習を実施しております。
次に、4点目の災害時におけるドローン技術の活用について申し上げます。
災害時の様々な場面でドローンの活用が進められていることは周知のとおりで、被害状況の確認や被災者の迅速な発見など、非常に有効な手段であると認識しております。
現在、本市も1機保有しており、発災時の応急対応、復旧業務に活用することとしております。
御質問のドローンの保有形態につきましては、現時点では市が保有していく方向で考えております。
また、ドローン操縦者の育成につきましては、既に操縦できる職員もおりますが、操縦者の裾野を広げる一環として、松山河川国道事務所主催の操縦技術者研修等に職員を派遣するなど、ドローン操縦者の育成に努めているところでございます。
以上、答弁といたします。
◎産業建設部長(武智年哉 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智産業建設部長
◎産業建設部長(武智年哉 君) 土砂災害対策について、私からは2点目の急傾斜地崩壊対策事業及び崖崩れ防災対策事業の実施状況と周知方法について答弁申し上げます。
愛媛県が実施する急傾斜地崩壊対策事業については、平成26年度から中山町泉町地区で1件実施しており、重力式擁壁工及び落石防護柵工で構築され、施工延長は373メートルで、事業完了予定は令和6年度となっております。
また、本市が実施する崖崩れ防災対策事業については、平成30年度は3件実施しており、その内訳は、伊予地区1件、中山地区1件、双海地区1件、令和元年度は中山地区1件、令和2年度は伊予地区1件、双海地区1件実施しています。今年度は3件実施予定で、伊予地区、双海地区、中山地区それぞれ1件となっています。
これらの事業が必要であると判断される緊急性の高い地区については、伊予市地域防災計画に記載されている急傾斜地崩壊危険箇所に指定されている箇所であり、事業の周知については、毎年地元要望を聞き取る際に広報区長に依頼し、地域住民に周知しているところでございます。
今後も引き続き愛媛県と連携し、住民の生命、財産を守る大切な事業でありますので、鋭意、推進したいと考えております。
以上、答弁といたします。
◆7番(向井哲哉 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 向井哲哉議員
◆7番(向井哲哉 君) 丁寧な御答弁ありがとうございました。
土砂災害に対する避難訓練も実施されているとのことで安心しました。3か所の施設で実施されているとお聞きいたしましたが、施設には職員などの支援者がいます。本当に避難訓練、情報伝達のそれを必要としているのは独り暮らしとか高齢者の夫婦、そういう世帯なのかと考えます。今後、そうした方々を情報伝達の訓練とか講座にしてもいいのですが、そういうものを実施する予定はございますでしょうか、それが1点目です。
2点目、ドローンを1機保有しているとのことでしたが、今後増やしていく計画はございますか。
そして、3点目、崖崩れ防災対策事業、これは受益者、伊予市ではたしか受益者負担が16%、各市町によって負担率は違うんですけど、そこはちょっと大きいことだと、金額には大きいのでちょっとどうかなというとこもありますが、あと急傾斜地崩壊対策事業は、国50%、県48.2%、市町が1.8%、1,000万円の事業としても市負担が18万円程度と、そういう割合であり、非常に有利な補助事業であると考えます。
そこで、伊予市地域防災計画によって、今年これからも3件ということ言われてましたが、その箇所に指定されている箇所は、何か所あり、そのうち何か所の地域から事業に対しての要望があったのでしょうか、お聞かせください。
◎危機管理課長(宮崎栄司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 宮崎危機管理課長
◎危機管理課長(宮崎栄司 君) 向井議員の再質問にお答えを申し上げます。
まず、1点目ですけれども、独り暮らしあるいは高齢の御夫婦でお暮らしになるような個人を対象とした情報伝達訓練ということでございますけれども、この答弁にもございましたように、要配慮者施設との情報伝達訓練につきましては、これまでも実施をしてきておるところでございます。御質問の件につきましては、今後、必要性等も精査した上で、やり方等も研究しながら検討をしてまいりたいというふうに考えております。
それから、2点目の御質問、ドローンを増やす計画はというふうなことでございますけれども、現在、1機所有しておりますけれども、そのドローンの活用等も踏まえて、必要があれば今後検討していきたいというふうに考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
◎土木管理課長(鍋田豊樹 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 鍋田土木管理課長
◎土木管理課長(鍋田豊樹 君) 向井議員の再質問に私のほうから答弁させていただきます。
伊予市地域防災計画に記載されております急傾斜地崩壊危険箇所につきましては、崖崩れ防災対策事業の対象となる箇所は162か所になっております。今年度につきましては、3件の申請がありまして、3件とも県の予算がついております。
この急傾斜地崩壊危険箇所162か所といいますのは、対象が5軒未満の住宅がある箇所が162か所です。崖崩れ防災対策事業につきましては、対象が1軒ごとになりますので、この162か所と今年度3軒というのはリンクいたしません。162から3を引くというわけではなくて、162か所のうちの何軒かある住宅の中の3軒の住宅を今年度で工事をするという計画になります。
以上です。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) ドローンの質問が出たんで、せっかくの機会ですので。
1年以上前に伊予消防と事務組合のほうにそのドローン、それも15キロほど積めるドローン、それも3か所に物がセパレートになって降ろしていけるドローンの話があって、これいいよねと。基本的にはもろもろ土砂災害でそこに行けないときなんかの枠の中でということで、研究もして、今リースができるかどうかということもあるし、置くところの話もわざわざ伊予消防に置かなくてもその企業さんに置いてて、松山圏域に近いからということもあったんですけど、聖浄苑とかもろもろのほかの先に手をつけないといかんこともいっぱいあってあれですけども、そういった位置づけで安心・安全を守るための伊予消防の取組もありますけれども、今、宮崎栄司危機管理課長が言いましたように、今後必要であればそういった伊予市におけるドローンも、そういう15キロも積めるようなやつじゃないにしても構えて、うちの警察OBの岡本さんがドローンの操縦すばらしいんです。彼になんかも職員さんにもいろいろと教えてもらって、練習場所も伊予市どっかつくれないかなあということもありますけれども、そういったことも鋭意検討して、職員の技術のスキルアップも図っていきたいと思っております。
◆7番(向井哲哉 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 向井哲哉議員
◆7番(向井哲哉 君) ドローンのことに関しまして、操縦者も含め、これからいろいろ考えていただけるということで、ありがとうございました。
そして、もう一つ、急傾斜地崩落対策のことになるんですけども、自分の住んでいる家とかその地形も含めて皆さんそれがふるさとだと感じていると思います。数で162か所ということで、多いし、イメージでは広範囲にわたるように感じました。
そこで、広報区長さんに依頼して、地域住民に周知をしているということでしたが、それだけではなかなか行き届いてないかもしれません。あとそのことに対して自分の生命や財産を守るという理由から、ホームページやチラシでの周知は行っているのでしょうか。お願いします。
◎産業建設部長(武智年哉 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智産業建設部長
◎産業建設部長(武智年哉 君) 向井議員の再々質問に私のほうから答弁を申し上げます。
伊予市のホームページでも当然公表はさせていただいておりますので、閲覧をしていただいたらと思います。また、ホームページが利用できない方々に対しましては、県庁の砂防課並びに中予地方局の建設部、そして土木管理課でも持ち合わせておりますので、御利用いただいたらと思います。よろしくお願いいたします。
〔7番向井哲哉議員「ありがとうございます」と呼ぶ〕
○議長(日野猛仁 君) 次に移ってください。
◆7番(向井哲哉 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 向井哲哉議員
◆7番(向井哲哉 君) それでは、3問目に移りたいと思います。
ふたみシーサイド公園の現状と展望についてです。
ふたみシーサイド公園につきましては、市町合併前の平成7年に供用開始されて以降、双海地域の住民の憩いの場所であるのはもちろんのこと、道の駅として、また県下でも有数の海水浴場として、市内外の数多くの皆さんが利用されています。その後、平成20年には恋人の聖地に認定されるとともに、近年ではビーチサッカーのメッカとしても注目されており、JR下灘駅と並ぶ伊予市屈指の観光スポットに成長を遂げられていると言っても過言ではありません。
しかしながら、設置後20年が経過した頃から施設、設備の老朽化が急速に目立ち始め、昨年7月から4億5,000万円を超える巨額の予算を投じ、大規模改修工事に至ったのは御承知のとおりであります。
本年3月には、松山側の駐車場の拡張、トイレ、テナント等の新設、その他施設の美装、模様替えが完了し、新しい指定管理者の下、5月28日に無事リニューアルオープンに至ったわけですが、テレビやラジオ、雑誌等で取り上げられていることも多く、今県内においても最も脚光を浴びている施設の一つとなっているのではないでしょうか。
新型コロナウイルス感染症の影響により、地域活力が大きく低下している中、観光の振興、交流の促進を進める上での拠点となるものと大きな期待を寄せています。
そこで、ふたみシーサイド公園に関し、2点の質問をさせていただきます。
1点目、リニューアルオープンから現在までの公園への来場者数の推移とテナント、海岸、駐車場等の利用状況を教えてください。
2点目、今後、施設運営を行っていく上で想定される課題と将来の展望をお示しください。
以上、2点です。よろしくお願いします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 向井哲哉議員よりふたみシーサイド公園の現状と展望について2点の御質問をいただきました。
1点目の公園への来場者数の推移と各施設の利用状況について、当初は4月下旬のリニューアルオープンを目指し諸準備を進めておりましたが、愛媛県内において新型コロナウイルス感染症が蔓延する状況下にあったことから、1か月先延ばしし、5月28日にグランドオープン、リニューアルオープンを迎えたものであります。オープン時点は、現状と同じく、感染対策期中であったことから、大々的なPRを行うことができませんで、静かな船出と考えておりましたけれども、改修開始後1年近くも待った期待感の表れか、想定を大きく超える来場のお客様があり、現在も盛況な状況が続いておるのは御案内のとおりであります。具体的な数値を申し上げますと、施設改修前の令和元年との比較で、6月の来場者数は2倍の3万6,000人、7月は来場者数は1.5倍の3万2,000人となっております。
一方、施設の利用状況について、このたびの改修により、松山側の駐車スペースを大幅に拡大したものの、休日になると11時頃から夕方まで満車状態が続き、指定管理者直営店舗やテナントでも昼前後には長い行列ができている状況であります。
反面、新型コロナウイルス感染症対策として、海水浴、遊泳自粛をお願いしている海岸部分は、駐車場や店舗ほどの混雑もなく、利用者がそれぞれのスタイルで夏の海を満喫されていたようでもございます。
次に、2点目の今後の施設運営、その運営を行っていく上での課題ということにつきまして、想定を超えた集客は、改修、更新したばかりの施設、設備にも多大な負担も与えておりまして、不備も見つかったりして、一部補正予算により早急な対応を迫られているのは御承知のとおりであります。また、運営面においても、感染予防対策を講じながらという点は、一定考慮するものの、来場者の期待やニーズに応え切れていない部分がちらほらと散見されることも認識はいたしております。指定管理者との連携をこれまで以上に強化しながら、来場者の視点に立った施設管理を心がけるとともに、批判的、マイノリティーな意見にも真摯に耳を傾け、より一層満足度の高い施設運営体制を構築してまいりたいと存じております。
将来に向けての展望につきましては、改修前約25万人であった来場者数を、指定管理者であるフジ・トラベルの当面の目標値は50万人、そしてさらには100万人に増やすという強い意志を持っております。その枠組みの中で、SNS映えのフォトスポットとして、今向井議員も言われました全国的にも知名度の高いJR下灘駅をはじめ、天空の鳥居が注目の上灘本尊山、また中山地域の新しい玄関口となった道の駅なかやま、その対面、海を感じながら山を楽しめる絶好の森林浴スポットとしてさらなる今後PRをしていきたい松森城森林公園、また南国の花が咲き乱れ、ビーチスポーツやフラダンスの聖地と位置づけてもおります五色姫海浜公園といった市内各所の観光施設を巡る拠点として、ふたみシーサイド公園道の駅ふたみを定着、発展させたいという思いがございます。向井議員におかれましても、またさらなる伊予市の魅力発信や利用拡大に向けて、格別のお力添え、また御助言を賜りますようお願い申し上げ、答弁に代えさせていただきます。
◆7番(向井哲哉 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 向井哲哉議員
◆7番(向井哲哉 君) ふたみシーサイドのほかにも中山等のすばらしい観光スポットがあると、丁寧な御答弁いただきましてありがとうございました。
そこで、数点御質問させていただきます。
6月、7月と想定を大きく超える来場があるとありました。すばらしいことだと思います。8月の来場者数が、時期的にも不可能だったものかもしれませんか、もしか分かればでいいので、8月の来場者数もお教えください。
2点目、休日になると11時頃から夕方まで満車状態ということが続きということがございますが、近隣の由並小学校のグラウンドを借りるとか、あと地域事務所や農林漁業者トレーニングセンター駐車場に誘導とか、そういうことはできなかったのでしょうか。
そして、3点目、遊泳自粛をお願いしているということで、遊泳自粛のお願いをしているこの来場者は、その要請に対して素直に応じられましたか、またその状況についてもお教えください。
そして、4点目、これは夏がやっぱり来場者数は多いと考えられます。しかし、秋以降の閑散期、そこに人をどのようにして呼び込むか、そこが重要になってくると思われます。
そこで、どのような対策を秋、冬と考えられていますか、具体的な案がありましたらお示しください。よろしくお願いします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 具体的数字は、経済雇用戦略課長の小笠原幸男課長に答弁させますけれども、まず8月はまだ公表してはないんですけど、現実に減りました。コロナ禍ということもあったりして、外出を自粛したこともあって減っております。数字はつかんでいるはずです。
そして、満車のときの云々かんぬんですけど、私も過去のこととして物を言ってもあれなんですけど、過去のシーサイドふたみは、海水浴シーズンはふれあい公園であったり、もろもろに車を止めていました。ただ、あまりにも狭いんで、知事も駐車場が狭いわなということで、今度ちょっとだけは広くしますけど、私も想定しまして、多分夏場はあの駐車場でも多分狭いであろうと。その枠組みの中で、由並はちょっと分かりませんけれども、上の潮風ふれあい公園、あっちのほうには止める誘導もしてました。今はそれがどうなっているのかはまた小笠原課長のほうから答弁します。
そして、海水浴です。これは、海水浴は禁止という言葉はなかなか使ったところで何の法的効果もないんで、自粛なんです。ただ、去年もそうでしたけれども、国が緊急事態宣言出していても五色浜の駐車場は満杯状態、人はやっぱり出たいんだなあ、そして特に若い方、海の中に入ってもろもろ若いカップルもこの間行ったら泳いでまして、だから基本的には自粛はお願いする。ただ一点だけ、今回去年も自粛はさせたけど五色浜はサマーハウスはオープンしてくれというようなことで、熱中症対策になるだろうと。今回はふたみシーサイドが自粛ということで、足洗場だけは開けて、シャワールームとか更衣室は閉めろと指示しましたけど、その反動でトイレとか授乳施設のところに砂がいっぱいになっちゃって、逆にそういった利用されるお客さんに迷惑をかけたということなんで、来年もしこのコロナ禍が終息せずに同様の形を取るんであれば、シャワールーム、そして更衣室は開けなさいと。あとは来場者の道徳心に任せてやるしかない。泳ぐなとは言えないから、そういったことにしようよということでフジ・トラベルの今井部長とは話をしております。
そして、最後4点目の夏場は多いけれども、今はもう秋、誰もいない海では駄目だよねという御質問であったと思いますけれども、今レストランも砥部のオーベルジュのシェフがあそこに来たりして、結構単価高いんですけど、カレーにしたっても何にしたっても。何でこんなに行列ができるほど待っているのかなあ。やはり、来られる方、リニューアルした部分もあるんでしょう。来年どうかはまたあれですけど、来年が全く閑古鳥が鳴いてたら、50万人どころか25万人しか来ない施設になりますから、やはり非日常を味わいたいという考え方があって、レストランであったり、秋は外のデッキで食事もして、もろもろの誘惑で、恋人の聖地ということで伊予市もサービスエリアと双海にありますけれども、そういったところを求めて、特に若いカップル、できたら伊予市で結婚して伊予市で子どもを産んでもらいたいけれども、そういった方々のPRも含めて、またミュージシャンなんかも呼んだりして、昔はレストランでそういったプチコンサートみたいなのもしてました。もろもろのアイデアを絞って、単に数字だけ羅列をして50万人と言っているわけじゃないんで、年間を通じてなべてとは言いませんけれども、秋もしっかりと寂しそうに何人かが海辺で砂浜を歩く景色じゃなしに、たくさんの方々が集まってくれるような計画を取ります。よろしくお願いします。
◎経済雇用戦略課長(小笠原幸男 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 小笠原経済雇用戦略課長
◎経済雇用戦略課長(小笠原幸男 君) それでは、向井議員の再質問について市長の補足も含めまして具体的事項について私のほうから答弁をさせていただきます。
まず、8月の来場者数につきまして、答弁書の調製段階ではまだ集計中でございましたが、その結果について判明しております。これは、2年前のほぼ同数となる2万8,600人でございます。指定管理者に確認をしたところ、本年の8月は、約半月が雨、曇りという天候でございました。海、景観を売りにしている施設の性格上、大きく下回る結果に至ったものと考えているとのことでございました。
続きまして、臨時駐車場の件でございます。
改修前は公園の駐車スペースが少なかったということもありまして、繁忙期に限りまして由並小学校のグラウンドを借用し、臨時駐車場として使用しておりました。しかしながら、現状でも答弁書にもございましたが、昼前後には待ち時間が常態化しているという状況で、一時的な来場者の集中は、新型コロナウイルス感染症対策を講じながらの施設運営に支障を生じる可能性が高いということで、指定管理者と協議の上、施設内の人員をコントロールするという観点から、公園外には夏季期間中については臨時駐車場を確保しないということとしております。ただ、コロナが一定の終息を見た後には、こちらにつきましては、また以前の対応に戻るものと考えております。
続きまして、3点目、遊泳自粛につきまして、周知の方法だけ補足をさせていただきます。
こちらにつきましては、市及び指定管理者ホームページへ記事を掲載するとともに、シーサイド公園に来場される方は、松山周辺地域の方が多いということで、広報まつやまへ記事を掲載させていただきました。それ以外にも、公園内へ看板を3か所設置するとともに、園内放送も適宜実施し、様々な手段により丁寧にお願いをし、先ほど武智市長の答弁にもあったように、御理解をいただき、大きなトラブルに発展しなかったものと考えております。
最後、閑散期の対応策につきまして、改修前にも11月から2月までの閑散期は、6月から9月の夏季期間中の約半分まで来場者数が減少するという状況でございます。平日やオフシーズンの来場者の確保といいますのは、ふたみシーサイド公園のみならず、クラフトの里、また花の森ホテル等観光施設にとっては極めて大きな課題であると思っております。今後は、新商品の定期的な投入、またイベントの実施、施設内の環境美化、また従業員の接遇、接客の向上等に複合的かつ計画的に取り組むことで、季節を問わない集客、誘客に努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(日野猛仁 君) 再々質問はありませんか。
◆7番(向井哲哉 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 向井哲哉議員
◆7番(向井哲哉 君) 再々質問ではございませんが、すばらしい伊予市の観光スポットと集客に関して、ずっといいことを本当に考えていただけるなと感心いたしました。本当にありがとうございました。この伊予市のいいところ、それをまた全国にとどろかすような、そういう市政をまた期待しております。
また、私も秋になりましたらシーサイドのほうに行きまして、砂浜を歩き、自分の未来と伊予市の未来を期待しながらうかがいますので、またよろしくお願いします。
私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(日野猛仁 君) 暫時休憩をいたします。
午後0時03分 休憩
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