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令和6年第8回(12月)伊予市議会定例会
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12月6日(金) 一般質問
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内容
会議録
令和6年第8回(12月)伊予市議会定例会
12月6日(金) 一般質問
無所属
高田 浩司 議員
1 半導体企業誘致について
2 しおさい公園の整備について
3 市長3期12年の総括と、今後の市政運営について
午後1時00分 再開
○議長(門田裕一 君) 再開いたします。
続いて、高田浩司議員、御登壇願います。
〔10番 高田浩司君 登壇〕
◆10番(高田浩司 君) 議席番号10番、高田浩司です。
門田議長の許可をいただきましたので、通告書に沿って3問の質問をさせていただきます。武智市長をはじめ、理事者の皆様方の明快なる御答弁よろしくお願い申し上げます。
それでは、まず1問目、半導体企業誘致について2点の質問をいたします。
半導体は、産業の米と言われ、スマートフォンやパソコン、自動車、家電など、あらゆる電子機器の頭脳に当たる部分で、デジタル化の進展に伴い、市場が急拡大を続け、今後も右肩上がりでの成長が確実視されています。世界的な半導体メーカーである台湾のTSMCが、昨年熊本県菊池郡菊陽町に進出し、好景気に沸いている報道をよく耳にしますが、4月には第一工場が開所するなど、その経済効果は10年で4兆3,000億円に上ると言われています。
一方、Rapidus社は、トヨタ、ソニー、ソフトバンク、デンソー等により、国策に基づく形で設立された北海道千歳市を次世代半導体の製造・研究・人材育成拠点として、来年の稼働を開始、2027年から量産体制を目指して、現在本格的な建設工事が進められています。
さらに、Rapidus社の立地に伴い、半導体関連企業100社以上から問合せがあり、30社が進出を決めるなど、企業集積の動きが出始め、今後14年間で18.8兆円の経済効果が見込まれています。
本市は、現在向井原駅周辺に約9.5ヘクタールの企業団地を計画中で、しかも比較的安価であるので、国や県と連携した助成制度や優遇税制などを活用して誘致するには最適だと思います。次世代半導体を活用した新たな技術やサービスで、市内をはじめ、県内の幅広い産業にイノベーションを生み出すことができるのではないでしょうか。
そこで、2点お伺いをいたします。
1点目、半導体関連産業を誘致し、産業振興を図る熊本県菊池郡菊陽町や北海道千歳市の取組を踏まえ、本市は次世代を担う国内外の企業誘致をどのように捉えているのか、考えをお伺いいたします。
2点目、現在計画中の企業誘致の現状と課題点をお伺いいたします。
以上、2点よろしくお願いいたします。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 三谷産業建設部長
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 高田浩司議員より、半導体企業誘致について2点の御質問に私から答弁申し上げます。
まず、1点目につきまして、菊陽町は台湾、千歳市は日本の半導体企業を誘致いたしております。半導体企業の誘致に関しましては、大規模な土地と交通アクセスの確保に加え、半導体の製造に係る膨大な電力及び洗浄工程や冷却において高純度の水が大量に必要となります。水資源が限られている本市におきましては、誘致が困難な業種であると判断いたしております。
水消費が比較的少ない業種としましては、製造業や運輸業、軽工業、サービス業などが考えられますが、市内企業とのバランスや雇用への影響を考慮しつつ、適切な業種の企業誘致に努めてまいります。
次に、2点目につきまして、現在愛媛県や企業からの物件紹介の問合せはございますが、条件を満たす物件がないことから、情報共有にとどまっている状況でございます。
今後の企業立地推進に当たりましては、早期の企業用地の確保に努め、新たな企業への誘致活動の推進、既存企業の要望に沿った企業留置への配慮など、調和の取れた誘致を行うことが重要であると考えております。
以上、答弁といたします。
◆10番(高田浩司 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 高田浩司議員
◆10番(高田浩司 君) 御答弁ありがとうございました。
水の問題で誘致は難しいということは、私も重々承知をいたしております。何の企業を誘致しても、製造業等では水が大変重要であると思います。もう少し水の確保をどうやったらできるかということを調査研究をしていただいて、前向きに取り組んでいただいたらと思います。
そして、2点目の誘致の現状ですが、現在は地元説明会や地権者への説明会が終わっているというところでありますので、一日でも早く進めていただきますことをお願い申し上げまして、1点目を終わります。
○議長(門田裕一 君) 次へ移ってください。
◆10番(高田浩司 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 高田浩司議員
◆10番(高田浩司 君) 2問目、しおさい公園の整備について2点お伺いをいたします。
しおさい公園は、市民体育館、市民球場、市民競技場、テニス場、グラウンドゴルフ場、バスケットボールコート、わくわく子ども王国、芝生広場、親水広場、スケートボード場がある伊予市唯一の総合公園です。数年前から野球場、競技場のナイター設備のLED化をはじめ、各施設の長寿命化が進められています。その中でも親水広場は、ここ十数年間活用がされていません。水を循環していた貯水池は、既に埋め立てられ、スケートボード場に生まれ変わっています。親水広場は、工事で出た土砂置場となり、雑草だらけで見る影もありません。工事に携わった者としては、非常に残念です。そこで、何か有効活用できないかと願っております。
また、毎日朝から夕方にかけて、市民の皆さんのジョギングコースやウォーキングコースとなっている競技場周辺のクッション性のあるゴムチップ舗装の現状ですが、ゴムチップ舗装が剥がれて穴が空き、危険な箇所がたくさんあります。先日も高齢者の方がつまずいて転倒をしたそうです。高齢者は1センチや2センチの少しの段差でもつまずきます。今回はけががなかったからよかったですが、万が一頭でも殴打すれば、死に直結することもあります。全体を改修したらとまでは言いませんが、ひどく破損しているところは、改修工事を早急にしたらどうでしょうか。安全面だけでなく、見栄えもいいと思います。
そこで、2点お伺いをいたします。
1点目、親水広場を今後有効活用するお考えはないのか、お伺いをいたします。
2点目、ジョギングコース、ウォーキングコースのゴムチップ舗装、長寿命化として修繕するお考えはないでしょうか、お伺いをいたします。
以上、2点よろしくお願いいたします。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 三谷産業建設部長
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 高田浩司議員から、しおさい公園の整備について2点の御質問に私から答弁いたします。
まず、1点目につきましては、平成10年の供用開始時は、夏期のみ通水しておりましたが、子どもが石張りに付着したコケにより滑ってけがをするなどの事案が発生し、安全上の問題から、長年通水していない状態で放置されておりましたが、南側の一部の親水公園につきましては、今年度よりスケートボードパークとして活用いたしております。北側の親水広場につきましても有効活用ができるよう、工事で発注した残土等を利用して盛土を進めているところでございます。
今後につきましては、広場やドッグランなど、様々な形で活用できるものと考えており、指定管理者と検討いたしております。
次に、2点目のゴムチップ舗装の剥がれにつきましては、しおさい公園は、供用開始から約30年が経過し、各施設も老朽化が進行していることから、長寿命化計画に基づき、有料施設や故障すると施設運営に支障を来す機械設備などを優先して改修を進めております。
今後、ゴムチップ舗装につきましても、この計画に盛り込み、改修をしてまいりたいと考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
◆10番(高田浩司 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 高田浩司議員
◆10番(高田浩司 君) 前向きな御答弁ありがとうございました。
1点目の親水広場については、ドッグラン等を設置して有効活用をしていかれるという誠にいい答弁だったと思っております。よろしくお願いします。
また、2点目のゴムチップ舗装も、破損がひどいところだけでなく、全面的に改修をしていただけるよう考えていただいておるという前向きな御答弁だったと思います。
ここで1点だけお聞かせいただきたいんですが、現在技術の進歩で、膝に負担のかからないいい製品や施工方法があると伺っております。
そこで、どんな工法なのか分かるのだったら教えていただいたらと思います。この1点だけよろしくお願いします。
◎都市整備課長(小寺卓也 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 小寺都市整備課長
◎都市整備課長(小寺卓也 君) 高田議員の御質問にお答えいたします。
膝に優しい素材ということで、ウッドファイバー舗装という素材がありまして、間伐材等の木材チップを破砕してウレタン樹脂で固めた舗装で、クッション性があり、透水性に優れているという素材がございます。そういう素材もちょっと検討しながら、最適な舗装で改修したいと考えております。
以上、答弁といたします。
◆10番(高田浩司 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 高田浩司議員
◆10番(高田浩司 君) 御答弁ありがとうございました。
新しい技術のそういうなんがあるということで、一日でも早くそういったあれで施工していただいたらと思います。よろしくお願いします。
2問目を終わります。
○議長(門田裕一 君) 次へ移ってください。
◆10番(高田浩司 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 高田浩司議員
◆10番(高田浩司 君) 3問目、武智市政3期12年の総括と今後の市政運営について3点お伺いをいたします。
武智市長におかれましては、平成25年に市長に就任されましてから3期約12年がたとうとしています。市長は、日頃から、動けば変わる。即現場、即対応。3万人誰一人取り残さない社会をモットーとし、日々市民のために御活躍されていることに敬意を表します。
この間、ハード面においては、学校給食センター、本庁舎、図書館・文化ホールの整備などの大型事業や中山スマートインターチェンジ、なかやま道の駅に係る改修工事、双海町上灘地区の簡易水道統合整備事業、中山コミュニティセンターの整備、市内小・中学校施設の耐震化、エアコンの整備などを手がけてこられました。
また、ソフト面では、子ども・子育て支援事業として、不妊治療費の助成や18歳までの医療費完全無償化、病児・病後児保育への対応、子ども総合センター、母子健康包括支援センターの開設など、出生から子育てに至るまで努められてこられました。
また、小・中学校にタブレットの配布を行い、情報通信技術を活用した学習の推進にも努められました。
市民へのサービスといたしましても、庁舎内ワンストップサービス総合窓口案内をはじめ、福祉まるごと相談の開設、コンビニでの公金収納や各種証明書の交付など、利便性に配慮した取組にも進めてこられました。市内移動に関しても、中山・双海地域のデマンドタクシー、無人バスの実証実験、伊予地区内のコミュニティバスにも手がけられました。まだまだ数え切れないほどの実績があろうかと思います。
市長は、現在愛媛県の市長会長として、国内はもちろんのこと、海外の経済人との交流を持たれております。これは、伊予市にとって大変有意義なことで、これからの伊予市の発展のために役立ててほしいものと思います。
そこで、3点お伺いをいたします。
これまでの約12年間、市長として御活躍してこられた中での反省点、課題点があればお聞かせください。
2点目、今後伊予市発展のために、来年4月の市長選挙に4選を目指すお考えはないのでしょうか、お伺いをいたします。
3点目、4選された場合、市長独自の政策やビジョンをお持ちでしたら、お考えをお聞かせください。
以上、3点よろしくお願いいたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 高田浩司議員から、市長3期12年の総括と今後の市政運営について3点の御質問をいただきましたので御答弁申し上げます。
1点目の反省点と課題点につきましては、平成25年4月に第2代伊予市長として市政を担わせていただいて以来、私はこれまで市の発展と市民福祉の向上のため、全身全霊を傾け市政運営に努めてきたと自負はいたしております。
3期12年の成果については、先ほど高田浩司議員がるる述べていただきましたので省略いたしますが、多くの政策が実現できましたのは、ひとえに議員の皆様をはじめ、市民の皆様、企業・団体等の御支援、御協力のたまものであり、この場をお借りし、改めまして心より深く感謝を申し上げます。
私は、市長1期目、平成28年に策定した第2次伊予市総合計画の中で掲げた3万人が住み続けられる環境整備、3万人を支える産業育成、3万人の力を結集できる意識改革を未来戦略の3本柱として位置づけて以来、3万人が住み続けられる伊予市、誰一人置き去りにしないコミュニティ形成の実現に向けて、職員と一丸となって全力で市政運営に当たってきたつもりでおります。特に最大の課題に掲げる人口減少対策については、市長就任以来、子育て支援策を最重要政策と掲げ、昨年5月からは、大野鎮司議員から御質問のあった伊予市子育て応援宣言を皮切りに、さらに事業を加速化し、小児科医院の誘致・開業、こども家庭センターの創設、ひきこもりや不登校児童等を支援する子どもの居場所事業、子ども医療費助成の対象年齢の拡大など、安心して子どもを産み育てることができる環境の整備に努めてきたという思いがございます。
しかしながら、国立社会保障・人口問題研究所が示す将来推計によりますと、日本の人口は、50年後に現在の7割程度まで減少すると言われており、さらに令和4年9月には、愛媛県人口問題総合戦略推進会議が、2060年の本市の推計人口を1万7,145人と公表するなど、伊予市の状況もますます厳しいものになるということが予想されております。
こうした中、先ほど申し上げましたとおり、本市のような小規模自治体だからこそ可能なきめ細やかな少子化対策、人口減少対策を積極的に行ってきたものと自負いたしております。
折しも来年度第3期伊予市子ども・子育て支援事業計画が、その先には、伊予市こども計画の策定を予定しており、伊予市子育て応援宣言のキャッチフレーズ「育てよう未来の伊予 世界をかけるこどもたち」のとおり、市民の皆様をはじめ、民間のお力添えもいただきながら、伊予市で生まれた子どもたちが希望を持って成長し、いずれ伊予市に寄与していただける人物となるそんな伊予市の実現に向けて、引き続き尽力してまいりたいと意を強くしておるところでもございます。
また、こうした未来を展望した政策展開には、常に民意の代表である市議会の皆様方との連携を図りながら、スピード感を持って業務を遂行していくことが何よりも肝要と考えております。昨年、一昨年の所信表明の中でビジョンに掲げましたそっ啄同時は、まさにその一端でございますが、私も含め職員一同、適切なタイミングやスピード感があったかと言われれば、まだまだ不十分という認識がございます。社会構造の変化や目まぐるしい時代潮流の中において、様々なニーズや課題に即応し、持続可能な自治体伊予市の実現には、常に長期的視点を持ちながら、市議会の皆様との連携を密にそっ啄同時を体現した市政運営が重要であると認識しているところでもございます。
次に、2点目の来年4月の市長選挙の出馬予定についてでございますが、先ほども申し上げましたとおり、本市は、これまでに経験したことのない超高齢化、人口減少社会という難局に直面いたしております。私は、この難局を乗り越え、持続可能なまちづくりの深化を図るため、この3期11年7か月、先人によるまちづくりの成果を踏まえながら、10年、20年先という未来を見据え、こつこつと地道に種をまいてまいった思いがございます。そして、今その種が芽を出し、大きく育ち始めようといたしております。私が生まれ育ったこの大好きな伊予市が、将来にわたって魅力あふれるまちであり続けるための取組は、私にとってまだまだ道半ばではございます。そして、今も未来も全ての市民の皆様が、幸せに暮らすことができる伊予市の実現こそ、私の最大の喜びでもあり、使命であると確信したところでもございます。
市民の皆様方の御支援、御協力をいただけるのであれば、次の4年間を再度市長として先頭に立たせていただき、伊予市発展のための全力を傾注することを固くお約束し、次期市長選挙に出馬する決意であることをここに表明いたします。
最後に、独自の政策やビジョンについてでございます。
4期目に向けての新たなビジョンは、「Beyond Iyo City~繋がり、広がる、伊予市の未来~」であります。
私は、これからの伊予市を考えたときに、現状のままでは地域間競争に勝ち残ることができないのではないかという強い危機感を募らせております。この言葉には、これまでの伊予市のイメージや枠にとらわれず、大胆な発想と行動力で革新的な未来を切り開くという意思を込めています。「繋がり、広がる」には、市民同士、地域同士、そして伊予市と外部とのつながりを強化し、広げていくという意味を込めております。
まず、市民同士のつながりについてです。
地域コミュニティの活性化、世代間交流の促進など、市民一人一人が積極的に地域活動に参加し、支え合うことで、より温かい活力のあるまちを目指します。
次に、地域同士のつながりです。
伊予市内の各地域が連携し、それぞれの特色を生かしながら、地域全体の活性化を図ってまいります。
そして、伊予市と外部とのつながりです。
関東ふるさと伊予市をはじめ、国内外との交流促進、観光客誘致などを通じて、伊予市の魅力を発信し、新たな価値を創造していきたいと存じております。
これらのつながりを通して、市民一人一人が幸せを実感できる、持続可能で活力のあるまちを実現することが、私たちの目指す伊予市の未来であります。
これまで私が3期12年間培った経験と人脈、こうした人と人、企業と企業、そしてそこに行政がつながることで、南伊予・郡中・北山崎・南山崎・中山・双海の伊予市6ブロックが持つ様々な魅力やすばらしいポテンシャルを生かした施策を展開し、私自身フルに動いてまいりたいと存じております。
「Beyond Iyo City~繋がり、広がる、伊予市の未来~」、新たな挑戦に議員各位におかれましても、御支援、御協力を賜りますようよろしくお願いを申し上げるところでもございます。
一方、本市の最重要課題として位置づける人口減少対策にも引き続き強力に取り組んでまいりたいと考えております。そのためには、子育て支援、雇用創出、生活環境の向上など、多角的な施策展開が必要でございます。少子化対策の分水嶺と言われる2030年を目の前にし、若者人口が加速度的に減少する少子化傾向を反転できる、ある意味ラストチャンスと捉え、政府が指導する異次元の少子化対策の流れに拍車をかけ、さらに深化してまいります。結婚・子育てへ将来展望が描ける、子育てしやすい地域や職場づくり、経済・精神的負担や不公平感をなくす施策が加速できるよう、国、県をはじめ、企業や団体、NPOなどと連携した財政支援体制の構築を図り、第2子以降の保育料無償化など、市民の皆様が実感できるプランの充実を目指してまいります。
令和7年度よりこども基本法に基づく伊予市こども計画の策定では、子どもの居場所をはじめ、子ども・若者が活躍できる機会づくり、ヤングケアラー・医療的ケア児など生活支援、家庭環境の充実を目指す貧困対策を念頭に、子どもたちが安全で健やかに成長できる伊予市の未来を築く取組を着実に進めていくプランといたします。
また、小・中学校エアコン整備率及びトイレ洋式化率の向上、中学校部活動の地域移行の推進にもしっかりと努めてまいります。
さらに、若者の地域定着は、最重要課題の一つであります。若者の地域定着化していくためには、活力ある未来を創造していく、そして若者が地域に根差し、その才能を十分に発揮できる環境を整備することが不可欠であります。
そこで、戦略的な若者定着促進施策として、奨学金返還金助成制度を構築したいと考えております。
本制度は、伊予市に在住し、かつ市内企業に就業する若者を対象に、奨学金返還を支援することで、若者の地方定住を促進するものであります。
また、地域の産業や仕事への理解を深め、郷土愛を育むことは、若者定着の重要な要素です。職業体験プログラムを展開し、子どもたちが地域の特性や仕事の魅力を直接体験する機会を提供することで、将来の伊予市を担う人材育成を目指してまいります。
当然のごとく、現役世代が生きがいを持って働ける施策、高齢者がついの住みかにしてよかったと思っていただける施策にも真摯に取り組んでまいります。
さらに、製造業はもとより、インバウンドにも対応できるホテル・レストラン等の企業誘致にも積極的に取り組み、地域経済の活性化と雇用拡大を促進いたします。
今後、開発可能な土地の選定作業を進めるとともに、企業立地担当窓口の設置や補助金制度の拡充も検討したいと存じております。
以上、4期目に当たっての一端を申し上げましたが、これらの施策を着実に実行し、活力と魅力あふれた伊予市を創造することにより、伊予市に住みたいと思える方々を増やし、人口減少に緩やかな歯止めをかけてまいりたいと存じております。
本日、この伊予市議会の神聖な議場において、4期目の出馬を表明させていただきました。即現場、即対応。動けば変わるという私の政治の原点を肝に銘じながら、まずは残された任期において政策の実現にこだわり、粉骨砕身の覚悟を持って責務を全うしていく所存でございます。高田浩司議員をはじめ、議員各位におかれましては、今後とも引き続き御指導、御助言を賜りますよう心からお願い申し上げまして、答弁に代えさせていただきます。
◆10番(高田浩司 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 高田浩司議員
◆10番(高田浩司 君) 丁寧に心の籠もった御答弁ありがとうございました。
伊予市発展のために4選を目指して出馬していただけると力強い決意をお聞きいたしました。一安心をいたしました。武智市長におかれましては、これからも多忙な日々が続くことと思います。健康には十分御留意をしていただきまして、万全の態勢で4月の市長選を迎えていただきたいと思います。私も微力ではございますが、全力で応援をさせていただきたいと思っています。ぜひとも頑張ってください。
以上で全ての一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(門田裕一 君) 暫時休憩いたします。
午後1時40分 休憩
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