録画中継

令和6年第4回(6月)伊予市議会定例会
6月18日(火) 一般質問
無所属
平岡 清樹 議員
1.公用車の現状と適正利用への提案
2.動物愛護の更なる推進について
            午後2時30分 再開
○議長(門田裕一 君) 再開いたします。
 平岡清樹議員、御登壇願います。
            〔8番 平岡清樹君 登壇〕
◆8番(平岡清樹 君) 議席番号8番、伊予夢創会の平岡清樹です。
 議長に許可をいただきましたので、発言通告書に沿って一般質問をしたいと思います。
 1問目は、公用車の現状と適正利用への提案です。
 先日、ウェルピア伊予にて、年季の入った軽自動車に課長級職員4名が乗車している場面に遭遇しました。色あせたシルバーの車体、さびついたルーフの軽自動車から、スーツ姿の男性が4名降りてくる光景は、率直に申し上げて違和感を覚えました。
 また、市の施設や地域事務所を訪問する際にも、公用車の老朽化が目につくことが多く、今回財政課から資料を提出していただきました。
 令和6年3月末時点での伊予市所有の公用車は、全部で81台、そのうち製造から20年以上経過している車両は18台、全体の22%、さらにそのうち8台は、25年以上経過しています。10年以上経過している車両は48台、全体の59%に上ります。走行距離も10万キロ以上の車両が28台、全体の35%、20万キロ以上の車両も3台存在します。私は、自動車整備販売業界に40年近く携わっており、近年の日本車は耐久性が高いとはいえ、25年以上経過した車両を公務で使用するのは、幾ら整備を施しても故障のリスクが高いと考えます。
 そこで、市長が掲げる方向性に沿って4点にわたり質問と提案をいたします。
 1点目に、車両の入替えの基準と計画についてお伺いします。
 財政課では、車両の入替えの対象と基準をどのように定めているのでしょうか。特に過走行車や20年以上経過した車両は、順次更新していく必要があると考えますが、具体的な計画はありますか。
 次に、2点目に、電気自動車への更新についてお伺いします。
 本年4月20日、本庁舎再生可能エネルギーEV電源供給システム開設式典が開催され、伊予市は、環境問題への積極的な姿勢を示しました。本電源供給システムには、本市出身の宮内謙氏の寄附金の一部を活用し、約4,100万円を投じています。
 しかし、公用車は市長車のリーフ1台、保健センターのサクラ1台のみです。災害時の電源供給を考慮しても、EV車が2台では、効果が限定的です。
 そこで、20年以上経過した過走行車を電気自動車に順次更新し、4,100万円の投資を最大限に生かすことはできないでしょうか。
 次に、3点目、公用車の削減についてお伺いします。
 約350名の正規職員に対して公用車81台は、保有台数が多いと考えます。部署によっては、公用車をほとんど使用しないケースもあるでしょう。庁内でのカーシェアをさらに強く推進し、計画的に利用すれば、4分の1程度は削減可能ではないでしょうか。令和4年度と5年度の2年間の自動車税、車検代、保険代を年度ごと及び合計で教えてください。
 また、公用車削減案に対する御見解をお聞かせください。
 最後、4点目に、市長車リーフの活用についてお伺いいたします。
 参考資料が入っておりますので御覧ください。
 昨年3月にリースで導入された市長車リーフは、導入した最初の2か月は使っていたが、令和5年度に入ってからの使用頻度が低く、走行距離もノアが令和5年度1年間で1万5,540キロに対してリーフは2,473キロです。1年を通してノアに比べてリーフの使用率は約16%でした。
 そこで、市長に提案です。
 このリーフを市職員に広く開放することは可能でしょうか。リース料を支払っている以上、走行距離を延ばすことで、高価なEV車を購入した意味が出てきます。職員、特に部課長などが、県庁や他市町、伊予市のイベントなどにリーフで向かうことは、市の環境配慮の姿勢を示す絶好の機会です。職員の使用範囲や管理方法などは速やかに決定できるはずです。ぜひ早期に検討、実行に移していただけないでしょうか。
 以上、明快な御答弁をよろしくお願いいたします。
◎総務部長(河合浩二 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 河合総務部長
◎総務部長(河合浩二 君) 平岡清樹議員から、公用車の現状と適正利用への提案として4点の御質問と御提案をいただきましたので、私から答弁申し上げます。
 1点目の車両入替えの基準と計画につきましては、現時点で明確な基準は定めておりませんが、総台数の削減には努めており、老朽化が著しく、不調となった車については、順次廃車といたしております。
 なお、新たな導入については、使用目的等を考慮した上で判断いたしております。
 参考に、ここ3年間では、9台廃車し、4台導入しております。4台の導入については、2台の電気自動車のリースと子どもの居場所づくり事業で使用する送迎車のリース及び水道企業が使用する軽四貨物自動車の購入であります。
 2点目の電気自動車への更新につきましては、ゼロカーボンシティを目指すことを宣言した本市といたしましては、使用目的を考慮しながら、電気自動車への更新も進めてまいりたいと存じます。
 3点目の公用車の削減について、まず御質問の令和4年度及び5年度の維持経費でございますが、車検代は4年度が約414万円、5年度が約373万円で、合計約787万円、この車検代には、修繕費用に加え、印紙代、重量税、自賠責の法定費用を含んでおります。保険代は、4年度が約125万円、5年度が約132万円で、合計約257万円となっております。なお、自動車税は、公用車のため非課税であります。
 肝腎の公用車の削減については、全車の運行状況を再度確認するとともに、配置見直し等も行い、必要台数を想定した上で、議員御指摘の車両入替え基準を策定し、削減に努めたいと存じます。
 4点目の市長車リーフの活用について、議員御承知のとおり、リーフはゼロカーボンシティの取組の一環として導入した電気自動車で、平時には主に市長車として使用し、発災時においては電源、動く蓄電池としての活用を計画しておりました。令和5年3月の導入以来、ハイブリッド車であるノアと併用で使用しておりますが、航続距離や充電箇所及び充電時間の問題から、長距離出張の際は、リーフを使用しておらず、また随行人数や車内での打合せなどを考慮すると、乗車定員が多く、車内空間の広いノアを使用することが多くなっております。平岡議員御提案のとおり、出張の際にリーフで向かうことは、ゼロカーボンシティを目指す本市の姿勢を示す機会となるとともに、リース車の有効活用にもつながると存じますので、今後は市長に加え、全ての職員が使用し、有効活用してまいりたいと思います。
 以上、答弁といたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 再質問が出る前に一応考え方を申し添えますけど、まずこの質問、私にとっては目からうろこ、すばらしい質問だと思います。
 車の台数81台、使ってないというよりもほとんど使ってない車もあるんで、今後4分の1は削減可能というような質問でありましたけど、半減できるんじゃないのかなと、そのようにも思ってますんで、ただ半減した部分において、今後財源ともにらみながらEVを買っていくということでありますけど、それじゃ間に合わないんで、もう来週ぐらいから、伊予市の企業さんに私頭下げに行って、EVをリースするなり買ってくださいよと。協定をして、有事の際には、それぞれの避難場所に電気供給をお願いしますって言ってます。
 ほんで、もう一点は、目からうろことは別に、私の言葉が意外と下に伝わってないんだなと。もう半年以上も前から、リーフは職員の車にせよというふうに言ってるんですけど、やっぱり何か忖度して、時々しか部長が乗ってないぐらいなんで、今後それはあくまでも全体の車と。
 ただもう一点だけ余談なことを言うと、今日谷本議員いらっしゃらないけど、谷本さんが議長のときに、もうクラウンを廃車にして、ノアとリーフで議会と理事者側とで共有しないって言ったら、いいよねっては言ってくれたんですけど、やはり下岡局長の目が鋭いんで、やはりクラウンでないといけないというところもあって、それは実現はできてませんけれども、今後余分な経費の削減については、非常に御説ごもっともでありますんで、しっかりと検討させていただきます。
◆8番(平岡清樹 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 平岡清樹議員
◆8番(平岡清樹 君) 再質問する必要がない御答弁をいただきまして、誠にありがとうございます。
 現実的には、私も車屋さんしてまして、いろんなところを見て回って、皆さんもそんないい車ばっかり乗ってるわけではないと思いますし、実際に伊予市が掲げて今動いている方向性っていうのを鑑みると、今の体制というのは、変えるべきじゃない、体制というか、今の保有台数は見直すべきじゃないかなと思います。
 皆さん御存じかどうかは知りませんけど、自動車っていうのは、13年たったら自動車税が15%アップします。軽自動車は20%アップします。また、車検の際に重量税は、13年経過で39%アップ、18年たったら53%上がっています。古い車には増税をして車を買換えさせようという国土交通省の考え方もあると思うんですが、古い物を大事にするのは非常にいいことなんですが、ある一方で、やっぱりそういう増税も含めて、本当に伊予市が今向かっている方向性が今正しいのかっていうことを考えたときには、今回市長の答弁もありましたので、もうこれ以上言いませんけど、改めて台数の見直し、そして古い車の販売してもいいですし、廃車にしなくてもいいんじゃないかと思うんで、古い車を欲しがっている企業、今海外は物すごい古い車を必要としています。だからかなりの金額、今まで0円だった廃車が、5万円、10万円になってますんで、そういうのも活用して、それを行政での有効利活用したり、市民サービスに使ったりっていうふうに考えていただければいいかなと思います。今後、また改めてお伺いすることがあるかもしれませんけど、財政課のほう、しっかりとよろしくお願いします。
 以上でございます。1問目を終わります。
○議長(門田裕一 君) 次へ移ってください。
◆8番(平岡清樹 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 平岡清樹議員
◆8番(平岡清樹 君) 2問目に、動物愛護のさらなる推進について質問します。
 私は、6年前一般質問で、愛媛県の犬猫殺処分数が全国ワースト1位であるという深刻な問題を取り上げました。今回、令和5年11月に、愛媛県の動物愛護管理推進計画が前倒しになり、令和12年度の犬猫殺処分数の目標が大幅に引き下げられたという報告がありましたので、再度この問題について一般質問を行うものです。
 愛媛県は、令和12年度における目標数値を、犬270頭、猫940頭と定めていましたが、令和3年度に犬260頭、猫489頭及び令和4年度犬178頭、猫417頭に目標を達成したことから、新たな目標数値として、令和4年度比約50%に見直すこととしました。新たな犬猫殺処分頭数の令和12年度目標は、犬89頭、令和4年度実績178頭の50%減、猫209頭としますとあります。簡単に言うと、令和4年度実績417頭の約50%減を令和12年度には目指すということです。これは、殺処分数が激減しているという大変喜ばしい傾向であり、関係者の皆様の努力のたまものであると深く敬意を表します。
 しかしながら、動物愛護の観点から、さらなる対策が必要であると考え、次の2点について質問させていただきます。
 まず1点目に、伊予市の具体的取組についてお伺いします。
 これも参考資料が入っておりますので、御覧ください。
 6年前の私の一般質問に対し当時の部長は、動物の愛護と管理に関する普及啓発に努め、処分頭数の減少が図られるよう取り組んでまいりたいと答弁されました。今回の質問に当たり、過去6年間の伊予市のデータを確認しましたところ、愛媛県と同様に、動物愛護センターへの送致頭数が減少していることが分かりました。本日資料としてグラフ化したものを用意しておりますので、御覧ください。
 伊予市として、この6年間に具体的にどのような対策を講じ、送致頭数の削減につなげてきたのか、詳細な御説明をお願いいたします。
 次に、2点目に、さらなる削減に向けた政策についてお伺いします。
 私は、今後も行政として、動物愛護への機運をさらに高め、伊予市から動物愛護センターへの送致ゼロを目指す必要があると考えます。この目標達成に向けて伊予市は今後どのような政策を掲げ、さらなる送致頭数の削減に取り組んでいくのか、具体的な見解をお聞かせください。
 以上、明快な御答弁をお願いいたします。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 三谷産業建設部長
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 平岡清樹議員から、動物愛護のさらなる推進について2点の御質問に答弁申し上げます。
 まず、1点目につきましては、平成24年9月に動物愛護及び管理に関する法律が改正、公布された際に、動物の所有者は、できる限り動物がその命を終えるまで、適切に飼養すること、終生飼養の責務が明文化されました。これにより、かわいくなくなったから、引っ越しで飼えなくなったからなど、安易な引取り申出への拒否が可能となったことで、捨て犬や捨て猫が増加することを防ぐ観点から、平成25年度に犬猫不妊・去勢手術費補助金を創設、令和3年度からは飼い主のいない猫に対して不妊・去勢手術費補助金制度を追加いたしました。令和4年度以降も手術費用が高い雌猫等に対する補助の増額を行うなど、数を増やさないための政策を実施するとともに、市ホームページ、広報紙、窓口等で動物への虐待防止の情報発信やパネル展示など、動物愛護の啓発にも努めているところでございます。
 次に、2点目につきまして、平成28年度と比較をしますと、現在は約70%送致数が減少しております。これは、市民の皆様の御助力や本市が継続して行っている不妊・去勢手術への助成が効果的であったものと考えております。
 しかしながら、近年動物愛護意識の高まりとともに、年度途中で予定件数に達してしまうなど、助成が需要に追いつかない状況となっております。
 そこで、今後の安定的な事業推進や補助内容の拡充を目指し、人と動物が互いに寄り添い幸せに暮らせるよう、本年7月から90日間、目標額を100万円に設定したガバメントクラウドファンディングを実施いたします。これら各種政策を効果的に行い、愛護センターへの送致数ゼロを目指してまいる所存でございます。
 以上、答弁といたします。
◆8番(平岡清樹 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 平岡清樹議員
◆8番(平岡清樹 君) 御答弁ありがとうございました。
 クラウドファンディングに関しても、私6年前に提案した内容であると思います。やっぱり言い方は悪いんですけど、行政の中で犬猫に関するところに予算を配分していくっていう、伊予市の決められた予算の中では、厳しいところはあると思うんで、ここは何かプライドと言うたらあれですけど、捨ててでもやっぱりそういう団体、まず個人であるとか、方からこういうクラウドファンディングは、ぜひ当時も実施してほしいということをお願いしておりました。ぜひ7月からのクラウドファンディング、それをやってますよっていうアピールも私は必要やと思うんで、広報であったりホームページであったりというところにクラウドファンディング募集してますっていうのを早期に上げてもらって、ぜひ100万円を達成するようにお願いしたいと思います。
 この内容については、私のほうからはこれといって言うことはありません。よくなってきているっていうのは非常にいいことなんで、このままゼロを目指して、伊予市は。松山市はゼロを発表したと思いますので、ぜひそれを目指して頑張っていただいたらと思います。よろしくお願いします。
 以上で2問目を終わります。
○議長(門田裕一 君) これをもって本日予定しておりました一般質問を終結いたします。
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○議長(門田裕一 君) 暫時休憩いたします。
            午後2時51分 休憩
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