録画中継

令和3年第3回(6月)伊予市議会定例会
6月16日(水) 一般質問
無所属
川口 和代 議員
1 みんなに快適な災害準備を
 (1) 居心地のいい避難場所
  ア 聴覚障がい者のSOSへの提案
    絵カードや避難ベストなど
  イ 簡易ベッド
    段ボールベッドから繰り返し使用可ベッド
  ウ 郡中小学校体育館を洋式トイレに
  エ 集会所を避難施設に
 (2) 災害対策に女性の視点を。
2 子育て世代に優しいまちに
 (1) 公共施設に授乳室やおむつ交換台を。
 (2) 住宅地に広場・公園を。
3 空き家の有効活用を
  空き家―移住―仕事・耕作放棄地などを繋ぐ策を。
            午後2時40分 再開
○議長(日野猛仁 君) 再開いたします。
 続いて、川口和代議員、御登壇願います。
            〔6番 川口和代君 登壇〕
◆6番(川口和代 君) 皆さんお疲れでしょうが、最後までよろしくお願いいたします。
 議席番号6番、川口和代です。
 議長の許可をいただき、通告書に沿って3問の一般質問を行います。よろしくお願いいたします。
 ここで川柳を一句、手話にのせ、市民の声をとどろかせる、手話にのせ、市民の声をとどろかせる。今日は、聴覚障がいの方がいらっしゃるので、手話通訳の方が入っていらっしゃいます。ゆったりとしなやかに質問をしてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
 1、みんなに快適な災害準備をと題しまして、伊予市は、災害の少ない住みやすい市です。私自身、避難場所に避難した経験はありません。でも最近の異常気象は油断できない状態だと思います。
 そこで、避難場所の快適さを求めて、何点かの提案をいたします。
 1つ目、居心地のいい避難場所ということです。
 ア、聴覚障がいの方のSOSを見逃さない工夫についてです。
 いろんな障がいがある方がいらっしゃいますが、今回は聴覚障がい者のSOSへの提案です。
 伊予市の手話サークルの方から、絵カード(コミュニケーションボード)を作成中で、それをパウチ加工して避難場所に置きたいのですが、その費用がないのですと相談を受けました。市としてそれを援助できないでしょうか。可能であれば、分散避難用に、聴覚障がい者のお一人お一人に絵カードを配布することはできないものでしょうか。どういうものかと言いますと、手話サークルで聴覚障がいの方が手話サークルに参加していて、今日も来ていらっしゃるんですが、大山さんっていう方が、こういういろんな避難場所に置いときたいなっていうような絵を描いてあります。こういう絵をこういうパウチにしまして、その方がトイレに行きたいとか、電話してほしいとかっていったときに、こういうカードで示すことができるっていうカードです。もう一つこういう、気分が悪いですとか、おなかが痛いです、こういうちょっとした避難場所で何か困ったことが通じないときに、指を指したりしてできるこういう絵カードを作ってもらえないかということです。
 それともう一つ、いろいろと私も大山さんとの手紙のやり取りで感じたのですが、災害時に耳が不自由です。お手伝いお願いしますって書いてあったようなベストとか、バンダナとかを目印で身につけていただいて、困ったときには、ちょっとこれは不可能かもしれないですが、笛をピピッと鳴らしてSOSを知らせることができないでしょうかっていうことです。
 イに移ります。
 イ、避難場所の簡易ベッドについてです。
 ほかの自治体で、湿気に弱く、再利用が難しい段ボールベッドから、アルコール消毒液の噴霧が可能でベッドの消毒もでき、半永久的に繰り返し使用できるポリプロピレン製折り畳み式簡易ベッドを採用しているという記事を読みました。伊予市も採用してはどうでしょうか。
 ウ、令和元年12月議会の一般質問で、トイレの整備をお願いしました。そのときに、大人数の避難場所になっている郡中小学校の体育館のトイレを洋式トイレに改修してほしいと訴えました。その後の経過をお聞かせください。
 エです。各地域の集会所を避難施設に設定してはどうでしょうか。
 耐震基準や土砂災害警戒区域に該当しない場所にあることなど条件を設けて、認定された集会所の運営は、自主防災組織に任せます。市民に身近な集会所を避難施設にすることによって、分散避難の推進にもつながるのではないでしょうか。
 2つ目です。
 災害対策に女性の視点を。
 伊予市の地域防災計画をつくる防災会議の委員人数と女性委員の割合をお教えください。
 また、防災部門、危機管理課に常勤女性職員を、できれば保健師さんを任用してほしいのです。意思決定の場や防災現場に女性の視点が必要です。市としてのお考えをお聞かせください。よろしくお願いします。
◎総務部長(河合浩二 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 河合総務部長
◎総務部長(河合浩二 君) みんなに快適な災害準備をにつきまして4点を私から、郡中小学校体育館トイレに関しては教育委員会事務局長から答弁いたします。
 まず、聴覚障がい者のSOSへの提案につきましては、質問の際に御提示いただいたカードを拝見させていただき、既存の資機材で加工できるのか、新たに資機材を調達する必要があるのか、確認したいと存じます。
 既存の資機材で加工できるものであれば、その使用方法等について協議をしてまいりたいと思います。
 バンダナやベストにつきましても、使用方法等について検討したいと存じます。
 笛でのSOSの発信につきましては、自助の防災として、有効な手段と認識しておりますが、避難所内には、音により不安を感じる方もいる可能性を含めて利活用は考えておりません。
 なお、外見から分からなくても、援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方にそのことを知らせることができるヘルプマーク・ヘルプカードがございますので、この利用も行ってまいりたいと思います。
 次に、簡易ベッドの導入につきましてお答えいたします。
 今年度新型コロナウイルス感染症対応交付金を活用し、主要な避難所への配備を念頭に、400台の簡易折り畳みベッドを購入することとしております。関係のホームページ等から製品情報の一部を比較いたしますと、予算計上時に参考にしたナイロン製の物が収納サイズが小さく、価格も安価であるようでございますので、これを基に仕様書を作成し、調達したいと思います。
 次に、地域の集会所を避難施設として活用することにつきましては、集会所には空調設備が整備されている施設も多く、避難者の体調への配慮、また分散避難の点からも有効なものと考えております。
 昨年9月の台風10号による自主避難の際には、広報区長に要請し、一部集会所を臨時避難所として開設した実績もございます。今後とも広報区長あるいは自主防災会と連携して、避難施設の確保に努めたいと存じます。
 次に、災害対策における女性視点の活用につきましてお答えいたします。
 まず、防災会議の委員は19人、そのうち女性は2人で、割合は10.5%となっております。昨年2月時点での県内市町の防災会議における女性委員の平均割合は7.9%で、本市の女性割合は上位から4番目となっております。災害対策に女性の視点を反映することは重要でありますので、女性委員の登用が促進されるよう、人材の発掘に努めてまいりたいと考えております。
 次に、危機管理課への常勤女性職員、保健師の配属についてお答えいたします。
 同課の業務の一つには、災害時の対応がございます。災害時には、昼夜時間を問わず勤務することが求められますので、これまで男性職員のみで編成しておりました。ただし、昨今の防災意識の高揚により、女性防災士も増加しておりますので、今後の女性職員の配置については、検討してまいりたいと存じます。
 保健師につきましては、専門職でありますので、職員数に占める割合も少数でありますし、専門知識を生かせる部署への配置を念頭に置いておりますので、現時点で危機管理課に配属する予定はございません。
 なお、災害が発生した場合には、職員は伊予市職員災害時配備計画に基づいて、部署ごとに担当業務が割り振られております。総務班や避難班などには、女性職員が多数配置されておりますし、保健師については、その資格が生かせるよう、救護・衛生班に配属し、避難者等の保健活動を行うこととしております。
 先般、内閣府の防災部門を担当する女性職員のグループが、男女両方に配慮した施策を進めるためには、意思決定の場に男女がバランスよくいるべきとの提言をしております。この点は、我々も同じ思いでありますので、今後の指針にしてまいりたいと存じます。
 以上、答弁といたします。
◎教育委員会事務局長(佐々木正孝 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 佐々木教育委員会事務局長
◎教育委員会事務局長(佐々木正孝 君) それでは、川口議員からの郡中小学校体育館トイレの洋式化について御質問をいただきましたので私から答弁いたします。
 学校施設のトイレの洋式化については、議員おっしゃるとおり、令和元年12月議会において御質問をいただいております。その際に答弁申し上げたとおり、郡中小学校屋内運動場に限らず学校施設は、学校施設環境改善交付金を活用し、令和2年に策定した長寿命化計画に従い、今後劣化度が高い施設、すなわち古い施設から改修していく予定としています。
 議員御指摘の郡中小学校屋内運動場は、今年度で建築後38年が経過しますが、さきに申しました学校施設環境改善交付金を活用する場合は、建築後40年以上の建物に適用されるとの条件がございます。したがいまして、いましばらくお待ち願うこととなりますが、御理解をお願いいたします。
 以上、答弁といたします。
◆6番(川口和代 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 川口和代議員
◆6番(川口和代 君) 御答弁ありがとうございました。
 聴覚障がいの方のSOSを見逃さないということで、部長のほうから答弁いただいたのですが、本当に手話サークルの方とか、福祉課あと危機管理課とかで協力して、先ほど見せたこういうカードを、どういうのがベストか分かりませんが、大山さんが絵が上手なので、こういうのもちょっと利用して、何となく心が温まるような絵ですので、利用して、相談してこういうのが作れる方向に行くのかどうかということをもう一つ突き進んで質問したいと思います。
 それと、課長がヘルプマークのことを言いましたが、私も福祉課に行きまして頂いてきました。このヘルプマークっていうのが、これだと思うんですが、ちょっと小さくて、これを見ただけでは、何がその人に障がいがあるかっていうのは、どうも裏に書いて貼るらしいんですが、なので、もしそういう避難所で笛を吹くのは、私も読み原稿を出してから、いろいろと考えてる最中に、あっやっぱり笛は無理だなと思って、ちょっとこんなものも作ってみました。こういううちわでSOS、耳が不自由ですって、これをちょっと目印にぐらいにしたら、誰か助けに来てくれないかなと、そういうものも考えてみました。なので、いろんな人のアイデアとかで、聴覚障がいだけじゃないですよ。今回は聴覚障がいの方を考えたわけですが、いろんな障がいをお持ちの方のいろいろと皆さんでアイデアを出して、協力し合えないかということが1点目です。
 2点目におきまして、段ボールベッドのほうは、昨年度のある議員さんが段ボールベッドも上手に使って再利用してほしいとかというのを委員会で言ったのが気になりまして、ちょっと私も調べたんですが、その点は市のほうも違うものを考えてくれてるということなので、よかったと思います。
 それであと、集会所を臨時避難場所にっていうのは、実績もあるということで、自主防災会のほうと密な連携を取ったらできるのだなって感心しましたので、ありがとうございます。
 女性の登用についてです。
 防災会議の女性は、国としては30%ぐらいっていうことで、伊予市は2人で、数の問題ではないのですが、ひとまず2人いらっしゃるということで、その方たちに女性の視点で頑張ってほしいなと思いますが、危機管理課のほうに常勤の女性職員をというのは、私がどうしてそういうふうに感じたかなって言いますと、私自身が去年の夏から女性と防災の会っていう会に入っています。そこに松山市の危機管理課の女性がお手伝いに来てくれてるんですが、その方によると、松山市は危機管理課に女性が何人かいらっしゃるということで、ああやっぱり松山市は規模が違うから、女性が何人も危機管理課に採用されてるんだなと思ってたんですが、実は何日か前に、松前町の危機管理課の女性と出会いまして、松前町も今年度から常勤女性を危機管理課に置いてるということで、その方に、あなたは保健師さんですかって聞いたら、保健師ではないって言われましたが、やはり伊予市も危機管理課に女性1人っていうのは、かなわないかっていうのが2点目の質問です。
 トイレの件は、分かりました。もう少し待ちます。
 2点よろしくお願いします。
◎危機管理課長(宮崎栄司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 宮崎危機管理課長
◎危機管理課長(宮崎栄司 君) 川口議員の再質問にお答えを申し上げます。
 先ほどのコミュニケーションカード、絵カードですけれども、拝見をさせていただきましたところ、加工のほうも恐らく簡単にはできるんではないかなというふうな感じを今受けたところでございます。数とかにつきましては、またサークルの方々、それから福祉課等関係課とも今後協議をいたしまして、加工に前向きに取り組んでまいりたいというふうに考えています。
 それから、ヘルプマークにつきましても、先ほど議員からは少し小さいのではないかというふうな御指摘もいただいたところですが、これにつきましてももう少し大きな形で、よく理解ができるようなものはないか、団体あるいは庁内で協議を進めて、実現に向けて前向きに取り組んでまいりたいというふうに考えております。
 それから、2点目ですけれども、危機管理課常勤女性職員という御質問でございますけれども、部長答弁の中にもございましたが、勤務時間がかなり苛酷な場合もあるということですけれども、確かに防災の場に女性の声を反映させるということは、大切な大事なことでございますので、人事当局とも協議をしながら、女性の登用について検討してまいりたいというふうに思います。
 以上でございます。
◆6番(川口和代 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 川口和代議員
◆6番(川口和代 君) 再々質問ではないのですが、お願いです。
 どうもこのマークっていうのは、バッグにつける形になっているので、これを持っている人は、これ以上大きくなると、ふだんつけにくいかなと思うんですが、このマーク自体が知られていないので、伊予市の広報なり回覧板なり、いろいろなツールで、このマークをつけている人は、目には見えないけれども、何か困っていることがあるんだよっていうのを市民の方にもっと知らせてほしいなと思います。それは要望でよろしくお願いします。
○議長(日野猛仁 君) 次に行ってください。
◆6番(川口和代 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 川口和代議員
◆6番(川口和代 君) 2、子育て世代に優しいまちにと題しまして、私も去年の暮れにやっとおばあちゃまになりました。今までとは違う目線が働くようになりましたので、よろしくお願いします。
 1つ目、公共施設に授乳室やおむつ交換台の完備をお願いしたいのです。
 先日、久万高原町の道の駅に授乳室を新設したという新聞記事が出ていました。伊予市の施設を調べてみましたら、新しい施設にはありましたが、古い施設のウェルピア伊予、伊予市民体育館、道の駅なかやま、児童館あすなろなどには授乳室はなくて、施設の一部を一時的に授乳室として活用していました。子育て世代が遊びに行くときには、トイレはきれいか、授乳室は完備されているかをネットで調べて移動しているようです。
 そこで提案です。
 今ある小部屋を有効に利用して、授乳室専用の部屋を作ることを希望します。
 そして、不可能な施設においては、給付金とか交付金を利用して、可動式の個室ベビーケアルームを導入してはどうでしょう。皆さんに配付している配付資料を御覧ください。
 この資料は、私は仙台市が庁舎にこれを採用したっていう記事を新聞で読んだのですが、ある議員さんから聞いたところによると、テレビでもやったというのを聞きました。これは、1畳ほどの省スペースで、工事不要で、移動可能な授乳室が、保守・運用サポートを入れて月額4万9,800円でレンタルできます。もちろん一括購入もできるわけですが、これを導入することによって、SDGsにも貢献できると注目されています。災害時のプライバシー確保にもなると考えています。市としての御見解をお聞かせください。
 そして、市の顔である伊予市駅や五色姫海浜公園のトイレなどの改修時にも、JRや県におむつ交換台や授乳室設置を要望してほしいのですということです。
 2つ目に移ります。
 2つ目は、住宅地に広場や公園を造ってほしいという子育て世代の要望です。
 4月の選挙活動で各地域を回ったときに、分譲地や新築の家の多さに驚きました。特に北新川や米湊には、広場や公園の必要性を強く感じました。住宅密集地には、公園を造らないといけないという規定はないのでしょうか。市として、開発をしている業者さんにお願いすることはできないものでしょうか。
 以上、よろしくお願いいたします。
◎市民福祉部長(向井裕臣 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 向井市民福祉部長
◎市民福祉部長(向井裕臣 君) 川口議員から、子育て世代に優しいまちにについて2点の御質問をいただきましたので、私から1点目について答弁を申し上げます。
 まず、議員お示しの可動式個室ベビーケアルームにつきまして、安価で工事不要、移動可能というメリットがありますが、手洗いや調乳ができないといったデメリットも想定されますので、導入にはなお慎重な検討が必要と認識をしております。
 次に、改修に係る要望につきまして、JR伊予市駅につきましては、今後伊予市の玄関口であるJR伊予市駅前・伊予鉄郡中港駅付近再整備に併せ、設置を検討してまいりたいと考えております。
 また、五色姫海浜公園につきましては、管理者のいない屋外施設での授乳室設置となり、犯罪等の危険性がありますので、運営方法等の改善を含め、県に要望してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、目的の施設における清潔な授乳室やおむつ交換台の備付けは、子育て世帯の安心感の醸成と活動範囲の拡大等に貢献するものと考えております。今後とも議員御要望の子育て世代に優しいまちの実現に向け、SDGsの基本理念である誰一人取り残さない、誰一人置き去りにしないこと等を念頭に、第2次伊予市総合計画後期基本計画に沿うそれぞれのエリアに適応した、きめ細やかな施策に努め、ハード・ソフト両面から、誰もが住みたい、住み続けたい伊予市、さらには、3万人が住み続けられるまちの実現に向け努めてまいりたいと考えておりますので、川口議員におかれましても、御理解と御協力を賜りたいと存じます。
 以上、答弁といたします。
◎産業建設部長(武智年哉 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智産業建設部長
◎産業建設部長(武智年哉 君) 私からは、2点目の住宅地に広場、公園をの御質問に答弁を申し上げます。
 川口議員お示しのとおり、北新川・米湊地区は、民間の事業者により、近年急速に宅地化が進められております。愛媛県における開発基準では、開発する区域の規模が3,000平方メートル以上の場合、その面積の3%以上、公園等の面積が必要と定めていますが、3,000平方メートル未満の場合は、その面積割合がないため、設置義務はございませんが、事業者にお願いをすることはやぶさかではございません。現在、両地区において公園や広場等の具体的な整備計画はありませんが、市内の広報区自らがコミュニティづくりを推進するために実施する公園または広場等の新設、改修または維持管理に関する事業に対し補助金を交付する、市民のふれあい広場整備事業費補助金の制度を設けておりますので、活用を検討される場合は、所管である都市住宅課へ御相談をしていただくようお願いいたします。
 以上、答弁といたします。
◆6番(川口和代 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 川口和代議員
◆6番(川口和代 君) 答弁ありがとうございました。
 おむつ台の件ですが、私も各施設に行きました。ウェルピア伊予においては、今まで喫煙所だったところを今養生中で、そこを個室化して授乳室にできないかって模索してくれてる状態で、市民体育館におきましては、今まで医務室を使ってもらっていたということで、そこを見せてもらったんですが、そこも鍵がかかって個室化できるようになってたので、そのあたりは、代用できるのかなと思いますが、道の駅なかやまにおいては、見に行きました。トイレとトイレの間に多目的トイレがあって、そこにはおむつ台はあるんですが、授乳するにはどこでするのかなっていうところで、道の駅のことをちょっと調べましたら、2025年までにそういうベビールームみたいなものを努力目標として作りましょうっていうようなものも国交省のほうから来ているようなのですが、道の駅なかやまにおいては、どうでしょうかっていうのが1点目の質問です。
 それと、伊予市駅と五色浜のトイレの件ですが、もしも授乳室まではできなかったとしても、おむつ台はつけてほしいんです。最近は、男性一人が子どもを連れて出かけたりすることもあるので、もし授乳室ができないんであれば、男性トイレにもおむつ交換ができるものをつけるか、多目的トイレがあるか、そういうのをちゃんと要望してもらえるかっていうのが2点目です。
 3点目ですが、ひとまず公園についてです。
 公園については、多分整地して12個毎で売り出します。次、20個毎で売り出しますで、同じ業者であっても、開発するのが3,000平方メートル以上ないと緑地は造らなくていいっていうものであったら、もしできるのであれば、市長さんがそういう伊予市の開発している業者に、伊予市のために緑地を造ってくれんかとかと、そういう要望はしてはもらえないでしょうか、そんなお気持ちはないでしょうかっていうのが3点目です。よろしくお願いします。
◎経済雇用戦略課長(小笠原幸男 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 小笠原経済雇用戦略課長
◎経済雇用戦略課長(小笠原幸男 君) それでは、川口議員の再質問について、1点目私のほうから答弁を申し上げたいと思います。
 なかやまクラフトの里への授乳室等の設置についてでございますけれども、当施設は、3年前に大規模改修が完了したところでございますが、トイレについては設置時のままという状況でございます。
 議員おっしゃるとおり、確かに授乳室等の必要性は十分に感じております。繁忙期に備えまして、現状59台駐車場容量がございますけれども、こちらを維持した上で、簡易設置型の授乳室の導入が可能かどうか、また現状、他の施設の機能転換を図って設置することができるかどうか、研究検討を行いたいと思っております。
 以上でございます。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) この御質問の答弁書をチェックする際に、文章をやり直させました。1ページの、要するに業者に設置義務はございませんが、事業者にお願いすることはやぶさかでございませんというのが修正をさせた文言であります。要は、今言われたことは積極的にお願いをしますけれども、法的にはなかなか難しいよね、特に坪単価の高いところで残地でもあればそういったことはでき得りますけれども、なかなか関連のある土地に関してそれを求めると、どうしてかなというような気持ちに、あくまでも利益を追求するのが業者でありますから、難しいけれども、言うのはただですから、お願いはしっかりとしてまいります。
◎都市住宅課長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 三谷都市住宅課長
◎都市住宅課長(三谷陽紀 君) ただいまの川口議員のJR伊予市駅、海浜公園等の男性のトイレにもできればおむつ交換台をというような再質問でございました。
 これにつきましては、先ほど申しました改修時期等において検討をしてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
◆6番(川口和代 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 川口和代議員
◆6番(川口和代 君) すみません、ちょっと1点忘れてたんですが、地域のところで、市民のふれあい広場整備事業費補助金っていうのがあるということで、これをもっと地域の方というか、広報区長さんとかにもしっかり広めてほしいなと思います。それは要望で、最後お願いします。
○議長(日野猛仁 君) 次に行ってください。
◆6番(川口和代 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 川口和代議員
◆6番(川口和代 君) 3、空き家の有効利用をと題しまして、伊予市への移住相談は、年間約300件あるそうですが、いよりんの空き家バンクへの登録は約30件で、そのうちすぐに住める物件は、30%くらいだということです。今年度空き家等実態調査業務として、825万円の予算が上がってきていますが、その調査を有効に利用して、空き家と移住をつなぐいい策はないものでしょうか。
 移住したい人が住むところ探し、仕事を探すときに1か所で相談できて、もし農業をしたい人なら家と農地を紹介できるという具合に、移住・空き家・仕事を一つにつなぐ拠点はつくれないものででしょうか。農業従事者は、高齢化が進み、耕作放棄地や未使用農機具もあると聞きます。例えば、伊予市に移住して、自然栽培の農業をしたいという人がいたとします。その人が移住して、家、耕作放棄地、未使用農機具の紹介などを1か所で相談できたらすてきです。市としていい案はありませんか。
 もう一つ、昨日の大野議員の質問で、市営住宅の入居者が95.9%とお聞きしたんですが、空いている市営住宅を一時的に移住者に貸し出すという案はどうでしょう。
 以上です。よろしくお願いします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) まずもって、議会に手話の段取りをして一般質問を傍聴していただけるということが、本当に市が掲げる誰一人取り残さないコミュニティづくりであったり、誰一人置き去りにしないといったSDGsの精神、この枠組みの中で非常に称賛に値する段取りに心から敬意を表します。
 川口和代議員より、空き家の有効利用をということで、私もゆったりとしなやかに答弁をさせていただきたいと思います。
 まず、本市の移住・定住支援につきましては、行政とともに移住サポートセンターいよりん、また移住支援団体等が、それぞれの保有する知識や情報等を効果的に活用し、密接な連携の下で推し進めているところでもございます。
 川口議員御指摘のとおり、現在いよりんが管理する空き家バンクには約30件の登録がございますけれども、移住者を増やしていくためには、さらなる登録が必要にもなってくるということは認識をいたしております。
 本市が今年度実施する空き家実態調査の結果を移住に有効活用できないかという御質問につきましては、今後所有者等に意向調査を実施し、売却等の意向があり、承諾を得られた場合は、空き家バンクに登録するほか、宅地建物取引業協会、不動産屋さん等々の関係団体と連携をして、空き家の利活用を促進する、また大家さんの御理解がいただけたら、家の外観であったり、中の様相であったりを写真に撮って、それを通信媒体を使って発信をしていく、そういった枠組みの仕組みづくり、そのことをしっかりと調査研究を進めてまいりたいと存じてもございます。
 次に、就労支援につきましては、全ての方に必要ではございませんけれども、相談があった場合は、伊予商工会議所等関係機関に適切につなぐことで、就労に至った事例も現実にございます。
 また、就農希望者への農地の紹介につきましては、農業に関する総合窓口として、県・JA・市が一体となって構成する市場にあります伊予市農業振興センターが、新規就農等をはじめ、地域農業の振興に関わる様々な相談を受けてございます。中には、市内への移住を前提とされる方もおられ、これまでもいよりん等との連携の下、農業振興センターでの詳細かつ専門的なアドバイスを通して、理想と現実のギャップに気づいてもいただきながら、後でミスマッチが起こらないように丁寧な相談業務を行っているところでもございます。そして、農地の紹介にとどまらず、農機具などが必要となれば、農業者等からの情報を基に、譲渡へつなげてもらった事例もございます。今後もいよりんや移住支援団体等から農業振興センターに適切につないでいって、就農支援を行うことが効果的と考えますが、さらに耕作放棄地等の情報共有を図るなど、ネットワーク機能の充実をさらに努めてまいりたいと存じております。
 最後、一般の市営住宅への入居については、入居資格により、移住者が直接入居することは困難でありますが、月額所得が15万8,000円から48万7,000円までの中堅所得者向けの特定公共賃貸住宅への入居は認められておりますので、空きがあり、所得条件を満たしていれば、直接入居することは可能であります。中山とか双海にそういった特公賃がありますけれども、そういったことは可能であるという位置づけであります。
 以上、答弁といたします。
◆6番(川口和代 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 川口和代議員
◆6番(川口和代 君) 答弁ありがとうございました。
 いよりんっていうのは、伊予市にとって、全国的に民間の移住相談窓口というのが珍しいので注目されているものですが、そこと伊予市のまたいいところは、県とJAと市の農業振興課が1か所で相談できるっていうよさがあるので、そこのいよりんと農業振興センターっていうのが、もっと関係が密に、場所を一緒にしろとは言わないんですが、密になる何かいい策はないかなって思います。そこのところをもう一回確認したいのと、空き家の実態調査っていうのは、5年前にもしているわけですが、今回その5年前と何をどう変えて、伊予市としていい方向への施策に持っていくのかっていう、ちょっと具体的な案があれば教えていただきたいです。
 市長さんから、市営住宅のことで、特定公共賃貸住宅への入居は認められているっていうのを教えていただいたので、そこは私も気に留めて紹介したいと思います。
 2点だけよろしくお願いします。
◎未来づくり戦略室長(西山安幸 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 西山未来づくり戦略室長
◎未来づくり戦略室長(西山安幸 君) それでは、川口議員の再質問の1点目について私のほうから御答弁申し上げます。
 本市の移住・定住推進体制につきましては、伊予市移住サポートセンターいよりんと市内3つの移住支援団体がそれぞれに保有する地域や情報を効果的に活用し、密接な連携の下、取り組んでおります。必要に応じまして、伊予商工会議所等、ハローワークも含めまして、農業振興センターも適切につないで、様々な御要望にお応えしております。
 特に今御質問のありました農地の関係につきましては、法的な関係もございまして、専門的な知識が必要ということでございますので、また、あとマンパワーも必要になってまいりますので、これまでと同様に適切に速やかにいよりんまた市、あと移住支援団体のほうから農業振興センターにつないでいただいて、また丁寧な相談に努めてまいりたいと考えております。
 ただ市長答弁にもございましたとおり、耕作放棄地、空き家等の情報を一元化するということは、移住相談に有益と考えられますので、今後どういった情報共有をするのか、内容・方法等を協議して、連携強化に努めてまいりたいと考えております。
 以上、答弁といたします。
◎都市住宅課長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 三谷都市住宅課長
◎都市住宅課長(三谷陽紀 君) 川口議員の空き家実態調査の件について御答弁を申し上げます。
 今回実施いたします空き家実態調査につきましては、5年前に実施した空き家実態調査とほぼ内容は同じでございます。空き家になってる部分の危険度を調査いたしまして、利活用できるものと危険なものということで、それぞれ5年たった今、状態がどのようになっているかも含めて検討・調査をするものでございます。それによりまして、危険なものについては、所有者に対しまして除却とか転用とか、そのようなことを進めていきたいと思っております。
 また、活用できるものにつきましては、先ほど申しました移住・定住も含めまして、情報提供をしながら、利活用ができる方向に持っていきたいと考えておりますが、大前提として、所有者の意向調査をしなければ、当然個人の所有物でございますので、承諾を得たものについて、利活用については検討していきたいと、そのような形で、今回の調査については活用していきたいと考えております。
 以上でございます。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 事務的なことは、今未来づくり戦略室長の西山そして都市住宅課の三谷が言ったとおりでございますけれども、いよりんをなぜ構築をしたかと言いますと、基本的に移住者っていうのは、俗に言う東温市から伊予市に来るわけじゃないんで、大概は他県から伊予市にやってきます。その枠組みの中で、まずいよりんを任せた冨田君は、地域おこし協力隊の実績もあり、その枠組みの中で地域おこし協力隊の人たちOBもあの中で働いております。そういった移住者の気持ちというものを忖度できるスタッフ、そして当然移住者は、ある意味夢と希望を抱いてこの伊予市に移住をしてやろうというような思いもございましょうけれども、やはり農業に関しましては、様々な縛りがありまして、さっきも申し上げましたが、現実と考えていたことが全く違うよねって、ミスマッチですよね。そういったことが起こってしまうとなかなか難しい。その前段としてそういうことが起こり得ないがために、窪田春樹課長が掌握しております、あそこのJA・県・伊予市の合同体、確かに愛媛県下でも珍しい取組でありますけれども、そことしっかり具体的なことは相談を言ってもらう。ただ、いよりんに行っても、農地としてはこういうところがありますよ。ただこういうところはちょっとこういうことはできないぐらいの情報、そういったものぐらいは共有をしながら、詳しいことはここでは分かりませんから、市場のほうに行ってくださいという位置づけ、そして当然のごとく、私も外から来ましたけれども、こんな問題も実はあるけれども、こんな楽しいこともあるんですよ、そういった受け答えができるスタッフ、そしてあくまでもいよりんをつくりまして反対意見もありましたけれども、決して行政が一切まがらないということじゃないんで、行政がしっかりと下支えをしながら、いよりんを発信して、全国に発信をしていく、そういった位置づけでの思いでつくりましたので、御理解を賜りたいなと思ってます。
 以上です。
◆6番(川口和代 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 川口和代議員
◆6番(川口和代 君) 市長、ありがとうございました。
 市長が、移住者は夢や希望を持って移住してくるという、本当そのとおりだと思います。移住者の人たちは、やりたいことがあって来るので、そのことを実現できるサポートができる伊予市であってほしいなと思います。
 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(日野猛仁 君) これをもって一般質問を終結いたします。
            ~~~~~~~~~~~~~~~
ご利用について
  • この議会中継は伊予市議会の公式記録ではありません。
  • 録画中継は、会議の翌日から起算して、おおむね7日後(土、日、祝日を除く)からご覧いただけます。
  • 映像配信を多数の方が同時にご覧になった際に、映像が正しく表示されない場合があります。
  • 「伊予市議会インターネット議会中継」に掲載されている個々の情報(文字、写真、映像等)は著作権の対象となります。伊予市議会の許可なく複製、転用等を行うことは法律で禁止されています。