録画中継

令和3年第3回(6月)伊予市議会定例会
6月16日(水) 一般質問
無所属
田中 慎之介 議員
1 認定こども園の設置について
 (1) 後期基本計画では、目標の設置数を7としているが、現在は5(公立1私立4)。残り2つの設置については市立幼稚園2園をこども園化する方向で間違いはないか。この2園については、公立の認定こども園とする方向か。
   また、公立のこども園を設立するにあたり、どのようなこども園を設立したいと考えているか。伊予市らしい「こども園」とはどのようなものと考えているか。
 (2) 学校教育課が管轄していた幼稚園が、認定こども園になることで、子育て支援課に変わることについて
  ア 幼稚園が持つ教育理念は、継続されているのかどうか。(こども園は、教育機関として存在するのか)
  イ 1号認定・2号認定の子どもたちが共存していく中で、「子どもたちの視点」から平等性が担保されるのか。
  ウ 1号認定の保護者が、リフレッシュのための預かり等、機能の拡充は期待できるのか。
  エ 認定こども園に変わるにあたり、子育て支援課と学校教育課との間でのやり取り、例えば課長級会議などを行ってきたのか。また、今後においてそれをすべきではないか。
 (3) 入所の手引きに書かれているフローチャートについて、「幼児教育を希望しますか」という項目で1号と2号を区分けするのは、これでいいのか。
2 子どもたちの居場所について
 (1) 公園での自転車使用、スケートボード等の使用が禁止となった理由と、自転車練習やスケートボード等の練習ができる場所を設置するべきではないか。
 (2) 児童クラブに入れたくても、定員等で断られている家庭はどのくらいいるのか。夏休みなどの長期休暇の時だけでも、児童館が児童クラブの役割を引き受けることができるようにすれば、多くの保護者が助かると思うがどうか。
 (3) 病児保育について、キャンセル待ちが多くて結局入ることができずに休まなければならない保護者の話を何度も聞く。うまく機能しているのかどうか、現状の課題と対策について
3 IYO夢みらい館の利用料金等について
  利用料金が高くて、地域の皆さんの集まりや教室などで利用ができないとの話を聞く。
 (1) 現在までの会議室等の利用状況はどうなのか。使用率が低いのであれば、料金を下げて稼働率を上げる方向に変えたほうがいいのでは。
   また、抽選を伊予市民だけでまず行って優遇するのはいかがなものか。抽選は平等にして、利用料の面で優遇するのが普通だと思うが、どうか。
 (2) 5月は閉館していたが、ここから人数を制限して再開する旨がホームページに掲載されている。
   人数を大幅に制限するということは、利用される方々の一人あたりの負担額が大きくなる。市民たちのコミュニティを広げるための集まりなどの使用目的に対しては、割引等を検討してはどうか。
 (3) ピアノを使用するホール利用について、何とかならないのかという声が上がっている。
   ピアノ及び反射板の設置と、その片付けの時間がそれぞれ40分。合計80分を利用時間内に入れて料金を取るのはおかしいのではないか。
4 「3万人が住み続けられるまち」の実現のために
 (1) 市長のビジョンの中に、総合病院の建設はあるのか。
 (2) 産婦人科と小児科について、個人病院の誘致を図るための大幅減税などの優遇措置を検討できないか。
            午後1時18分 再開
○議長(日野猛仁 君) 再開いたします。
 続いて、田中慎之介議員、御登壇願います。
            〔1番 田中慎之介君 登壇〕
◆1番(田中慎之介 君) 議員番号1番、田中慎之介です。
 議長の許可を得ましたので、通告書に従って質問をいたします。よろしくお願いいたします。
 では、質問の1点目から、認定こども園の設置について質問いたします。
 幼稚園と保育園とを一体化させる認定こども園というものに対して、私は大きく期待をしています。新しい取組に対して、伊予市がどのように対応していくのか、他の自治体と横並びになるのではなく、他の自治体が見本としたくなるような伊予市の幼児教育をぜひ目指してもらいたいと思っています。
 幼稚園と保育園とを一体化させるという認定こども園のメリットは、2つの建物を一つにするという財政的なメリットに終わる話ではないはずです。今回の一般質問では、認定こども園のそうしたハード面のものではなくて、ソフト面について何点かお聞きをしたいと思います。ぜひ、これを聞く保護者の方々に分かりやすい御答弁、よろしくお願いいたします。
 1点目、後期基本計画の中では、目標の設置数を7としています。現在は公立が1校、私立が4校の現在は5校です。残り2つの設置については、伊予市立幼稚園2園をこども園化する方向で間違いはないでしょうか。
 また、この2園については、伊予市公立の認定こども園とする方向でよろしいでしょうか。
 公立のこども園を設置するに当たっては、どういったこども園を設立をしたいと考えているか、伊予市らしいこども園とはどのようなものと考えているか。一言で言えば、民間会社でいうところの経営理念のような、学校教育でいうところの教育理念とか、そういったものでございます。現在は、公立の幼稚園に行こうが、私立の幼稚園に行こうが、費用の面においては差がありません。保護者が学校を選択する際に、比較して決断をするのは、このこども園に行けば、子どもはどういった教育が得られるのか、子どもたちのどういう成長を伊予市の認定こども園では期待するのか、それを教えていただきたいと思います。
 2点目、国のレベルで言えば、幼稚園の管轄が文科省で、保育園の管轄が厚労省です。これがいわゆる縦割り行政の弊害であったことは、事実だろうと思います。そして、認定こども園の管轄は内閣府となります。2つの省庁をまたぐ事業であるから、横串を通すという意味においても内閣府の管轄にしたのでしょうが、実際は二重行政どころか、三重行政になっているような感は否めません。その点、現場におられる職員の皆さんの苦労というものは、大変理解ができます。幼稚園、保育園の管轄について伊予市では、これまで幼稚園は学校教育課、保育園は子育て支援課の管轄でした。そして、認定こども園は子育て支援課の管轄となります。つまり学校教育課は、幼児教育から離れて、全て子育て支援課が管轄をするということになります。この一元化については、長い目で見れば、幼児教育については子育て支援課に聞きに行けばいいという意味では分かりやすくなるので賛成なんですが、今現在のこうした一番難しいのが、この引継ぎの時期だろうと考えています。
 その観点から、ア、こども園に変わっても、こども園は教育機関として存在するのでしょうか。
 幼稚園の先生というものは、指導教案をつくって、子どもたちの教育に携わっています。そうした教育機関としてのものが、きちんとこども園として引き継がれるのかどうか。
 イ、1号と2号の子どもたちが共存をしていくというこども園ですが、その中においての教育の平等性は担保されるのでしょうか。具体的に言えば、現在の幼稚園の延長預かりは、保育ではなくて教育と位置づけられているはずです。様々な作業や遊びを通して、子どもたちの主体性や共同性を育んでいくと。保育園の場合というのは、昼食後にお昼寝をして、夕方までの体力回復等を図っていたと思います。こうした1号認定の幼稚園の生徒と2号認定の保育園の生徒たちが一緒に集まって認定こども園となる。その場合に、午前は教育、午後は保育となるのか、午後も教育としてお昼寝がなくなるのか、そういった具体的なものも含めて、そういった1号認定と2号認定の子どもたちがひとしく教育なり保育なりを受ける環境が整っているのか、お聞かせ願いたいと思います。
 ウ、伊予市は、預かり事業について明記をしていて、これにより現在の幼稚園も午後3時までの預かりを行っていますが、明記しているものには、保護者のリフレッシュのための預かりを認めるように書いてはいますが、現在の幼稚園は、残念ながらそれができていません。これは、認定こども園となれば、十分に可能になると思いますが、そうした機能の拡充は期待できますか。
 併せて、学校教育課からも、今現在この預かりができていない状況についての説明と対応について御答弁いただきたいと思います。
 エ、保護者の方々は、こども園に変わることに対して期待も不安もあります。
 しかし、幼稚園の先生に聞いても、認定こども園のことは分かりませんと言われます。子育て支援課のほうに聞きに行って、こう変わりますよという中において、では今の幼稚園のもろもろのこういったことはどうなるんですかというふうに聞けば、それは学校教育課なので分からないと言われて、保護者の方は非常に困っている。新しい制度が入り、担当する課が変わる、そういった中においては、相互の意見交換や場合によっては、子育て支援課と学校教育課でタクスフォースを組んで取り組むような姿勢が必要と思うが、どうでしょうか。少なくとも、認定こども園について学校教育課の誰も分かりませんというような状況は、保護者の方にとってマイナスでしかありませんので、改善が必要だと思いますが、どうでしょうか。
 3点目、令和3年度の入所の手引きについて。
 1号認定と2号認定の区分けのフローチャートが、幼児教育を希望するかどうかというふうにしていますが、これは就労しているかどうかで分けるのが正しいのではないでしょうか、あるいは保育の認定を受けれるかどうかで分けるのではないでしょうか。少なくとも内閣府の出しているフローチャートでは、そのようになっています。伊予市は、保護者が就労していなくても幼児教育を望まなければ、2号認定を受けて保育園に入所することが可能なんでしょうか。少なくとも保護者たちは、そう思っていませんし、誤解を招く表現だと思いますが、どうでしょうか。
 以上、3点についての御答弁をお願いいたします。
◎市民福祉部長(向井裕臣 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 向井市民福祉部長
◎市民福祉部長(向井裕臣 君) 認定こども園の設置ついて3点の御質問をいただきました。
 まず、1点目の後期基本計画における残り2つの認定こども園と伊予市らしいこども園とはにつきまして、本市では、「明るい未来、子どもの笑顔あふれるやさしいまち」を基本理念に策定した伊予市子ども・子育て支援事業計画に基づき、施策を推進しておりますが、その基本目標として、幼児期の学校教育・保育の充実と地域における子育ての支援などを掲げております。その目標を達成するため、就学前の子どもに関する教育・保育や地域における子育て支援を総合的に提供する拠点施設の一つとして認定こども園を位置づけ、伊予市公立保育所の適正規模及び民営化基本方針に基づき整備を進めてまいりましたが、議員御質問の市立幼稚園2園につきましては、各施設の入所者の状況や集団教育・保育の必要性、施設の運営状況などを総合的に検討し、適切な時期に公設公営の認定こども園として設置する方針であります。
 次に、2点目の幼稚園が認定こども園になることで、所管が子育て支援課に変わることにつきまして、認定こども園における教育と保育は、幼稚園教育要領、保育所保育指針及び幼保連携型認定こども園教育保育要領の3法令の基づき実施され、特に3歳以上児の教育的機能に関しては、健康・人間関係・環境・言葉・表現の5領域について、3法令との整合性を図りながら、統一した教育・保育が実施されるよう方針が示されております。
 また、幼稚園、保育所、認定こども園のいずれの施設においても策定しなければならない指導計画の中で、幼児期の教育・保育の目標である幼児期の終わりまでに育ってほしい姿10項目を達成することが望ましいとされ、認定区分にかかわらず、教育を受けることは可能であり、教育の平等性を保ちつつ、教育機関としての役割を引き続き果たせるものと考えております。
 午後の教育・保育につきまして、認定こども園では、一日の生活のリズムや在園時間が異なる子どもが共に過ごすことから、活動と休息、緊張感と開放感の調和を図ることが必要であり、子どもの育みたい資質能力向上のために教育を行う場合や健康面を考慮し午睡を行う場合など、成長過程や心身の状態に配慮した教育・保育を柔軟に提供する方針としております。
 一時預かり事業につきましては、教育・保育施設を利用していない家庭保育を行う世帯の育児疲れ解消などを目的とした一般型と、教育認定を受けた子どもの教育時間の前後または長期休業日等に在籍施設で一時的な保護を目的とした幼稚園型の2種類がありますが、議員御指摘のリフレッシュを目的とした一般型の一時預かり事業を、教育・保育認定を受け施設を利用している子どもが利用することは、制度上困難であります。
 しかしながら、認定こども園におきましては、幼稚園型の一時預かり事業として、15時以降の預かりも可能となり、機能拡充として期待できるものと考えております。
 なお、実施に際しては、保育認定の子どもとの整合性並びに一時的な保護を前提とした具体的な理由等により、利用日数に制限を設けるなどの措置が必要となる場合もありますので、御理解を賜りたいと存じます。
 今後、認定こども園の設置におきましては、議員御指摘のとおり、子育て支援課と学校教育課はもちろん、その他の関係課も連携し、課を横断した密な連携でもって対応してまいりたいと考えております。
 次に、3点目の入所の手引きにつきまして、御指摘のありました内閣府のフローチャートでは、保育を必要とする事由に該当しますかと記載され、教育・保育の認定区分とその区分により利用可能な施設を一体的に確認できるよう作成されております。
 一方、本市の手引きでは、フローチャート上段の表で、認定区分と対象となる子どもを確認いただき、その後、フローチャートにおいて利用可能な施設を確認いただくよう作成しております。これは、就労など保育を必要とする事由に該当する御家庭であっても、幼稚園を希望される御家庭に対して、適切な説明が必要であるとの認識から実施しているものであり、御理解を賜りたいと存じます。
 以上、答弁といたします。
◎教育委員会事務局長(佐々木正孝 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 佐々木教育委員会事務局長
◎教育委員会事務局長(佐々木正孝 君) それでは、田中慎之介議員からの公立幼稚園において保護者のリフレッシュのための預かり保育ができていない状況の説明と対応についての御質問に私から答弁申し上げます。
 本市の公立幼稚園では、伊予市立幼稚園預かり保育事業実施要綱に基づき、幼稚園型の預かり保育を行っております。
 この要綱では、預かり保育の対象児童として、1、保護者の家事以外の就労支援、2、保護者または家族の定期的な通院・看護・介護、3、保護者の災害・事故、4、その他園長が預かり保育が必要であると認める状況の場合と規定しております。
 また、これ以外にも、幼稚園教諭の人数の問題が上げられます。
 預かり保育にも、幼稚園教諭の資格を持った者が行う必要があり、現在は、担任を持たないフリーの教諭が行っております。担任を持つ教諭は、午後2時以降は次の日の保育の準備等を行う必要があり、この預かり保育に関わることが難しいためです。
 そこで、リフレッシュが理由の預かり保育を認めると、幼児の人数も増えることが想定されるため、幼稚園教諭がもう一人必要となってまいります。
 しかし、新規の幼稚園教諭の採用は、非常に困難な状況であり、また財政的負担が増すことにより、リフレッシュを理由とする公立幼稚園での預かり保育の実施は困難であると言わざるを得ないのが現状であることを御理解願います。
 以上、答弁といたします。
○議長(日野猛仁 君) 再質問ありますか。
◆1番(田中慎之介 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 田中慎之介議員
◆1番(田中慎之介 君) 御答弁ありがとうございました。
 特に今後認定こども園になることによって、15時以降の預かりも十分期待ができるということに関しては、非常に多くの保護者の方も期待を持っていると思いますので、ぜひ前向きに取り組んでもらえたらと思います。
 再質問として、2点お願いいたします。
 1点目、先ほど1号認定の子たちと2号認定の子たちとの平等性は担保できるのかというような質問をして、そのお答えとして、お答えをいただいたんですが、午後の教育・保育については、子どもたちが当然いる時間帯が違うということで、子どもの育みたい資質能力向上のために教育を行う場合や健康面を考慮してお昼寝を行う場合など、柔軟に提供していきますよと、こういうふうにお答えをいただいたんですが、これはそこにいる子どもたちが全員そのようになるんでしょうか。
 私がちょっと心配しているのは、1号認定の子どもたちは、幼稚園の子たちは、午後からはありませんと、帰ってくださいねと。保育の子たちはそこに残ります。1号認定の子たちでも午後の預かりを希望する子たちは預かれますと。その幼稚園の子たちは、預かれる際に、最初の預かりをやるときに、結構教育委員会などでも議事録を拝見したんですが、かなり先生たちも苦慮されておりまして、これは保育ではなくて教育として行うんだと。そしたら、午前で帰っちゃう子と午後までやる子たちの教育的な格差が生まれてしまうんじゃないかとか、そういったような心配も結構議論されておりました。午後になったときに、午前一緒に勉強をしていた子たちの一部の子たちはお昼寝をしなさいと。そして幼稚園の子たちは、午後3時まで預かるので、その子たちはお昼寝がないので、外で遊んでいなさいというようなことが行われることが、果たして教育上の本当の平等性なのかどうかと言われると、私にはちょっと疑問符がつくんですが、このあたりちょっと具体的に教えてもらいたなというふうに思います。つまり全員が一律で、例えば今日の午後はみんなお昼寝しましょうねという時間帯になるのか、あるいは今日の午後はみんなで外遊びをしましょうねというふうになるのかどうかということです。
 もう一点が、リフレッシュでの預かりは、非常に現状では困難であると。これが人員の問題で非常に難しいと。当然リフレッシュを理由にすると、参加する人も非常に増えるので難しくなるだろうということでした。
 私が読んだ議事録の最初のところでは、大体何人かというので、35人を想定していたと思うんですが、現在北山崎幼稚園は、全部合わせても35人はいません。それを目標に、例えば35人の子どもたちを預かれるような体制をつくっていく状況をこれからどうするのかです。つまり、リフレッシュで預かれるというふうに計画には書いてある。でも現在は非常に難しいんです。で、この計画は、じゃあつまり令和7年度までの計画はもう無理なのか、それとも今現在は難しいけど、リフレッシュで預かれるように人員面も含めてここから予算等で出してできるように向かっていくのか、そちらのほうをもう一度お聞きしたいなというふうに思います。
 以上、2点よろしくお願いいたします。
◎子育て支援課長(太森真喜恵 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 太森子育て支援課長
◎子育て支援課長(太森真喜恵 君) 田中議員さんの再質問の1点目にお答えいたします。
 まず、認定こども園になった場合に、保育園部と幼稚園部の午後の過ごし方に違いがあって、平等性は担保されるかということだったと思うんですが、そもそも保育園部と幼稚園部では、スケジュールが違ってまして、例に取って言いますと、昨年度から中山地域において、中山認定こども園が開所されまして、幼稚園と保育所が統合された形で今もう1年間運用をしてきたんですが、そこで言いますと、保育園児については、午後は午睡がございます。なので、2号認定のお子さんに関しては午後は午睡があって、14時30分頃に目覚めて、その後おやつを食べて遊んで順次降園という形、そして幼稚園部のお子さんに関しては、昼食の後、集団活動を行いまして、そして降園をし、預かり保育が15時までということで、今運用をしております。ですので、全く同じスケジュールというわけでなくて、保育園部のお子さんと幼稚園部のお子さんは、違うスケジュールで午後は動いております。
 1点目につきましては、以上でございます。
◎教育委員会事務局長(佐々木正孝 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 佐々木教育委員会事務局長
◎教育委員会事務局長(佐々木正孝 君) それでは、田中慎之介議員さんからの再質問2点目について私のほうから答弁させていただきます。
 先ほど北山崎幼稚園、35人の園児の方というふうにおっしゃられておりましたが、市内には伊予幼稚園のほうもございます。ですので、伊予市のほうにおきましては、先ほど申しました伊予市立幼稚園預かり保育事業実施要綱、これに基づきまして、2園のほうの預かり保育事業を行っております。北山崎幼稚園だけのことを考えるのではなくて、伊予幼稚園のことも考慮していく必要があると思います。今後、2園におけるお子さんの数が減少していくというふうな傾向にあった場合に、リフレッシュを理由として預かり保育というふうなことが可能であるというふうな時期になりましたら、そのときにおいてまた見直しのほうは考えていくようなことになると思います。
 以上、答弁といたします。
◆1番(田中慎之介 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 再々質問。田中慎之介議員
◆1番(田中慎之介 君) 1点目について、つまり現在では、同じ建物に通っている子どもたちでも、午後になった場合には、やってることが別々だということで、それに関してはそうだけども、十分不平等なことはないという認識でいるということです。できれば教育長にお答えをいただきたいんですが、教育的な立場から見たときに、今のこういう状況を、やってることが子どもたちが同じ建物にいるのに、それぞれやってることが別々であるっていう状況は、本当にこれ教育的に見て、今後もいいのかどうか。十分に担保されているというふうに言えるかどうか、ぜひお答えいただきたいんですけど、教育的な立場からです。
 2つ目の点で、リフレッシュについてのやつも、現在2園のところの合計で見るので、非常に今の現在の人数では難しいと。つまり幼稚園へ通っている子どもたちが少なくなればできますよということであって、今の幼稚園に通いたいと思う子たちが、逆にどんどん増えていくようなことになれば、当然リフレッシュは難しいということなので、現状としては、リフレッシュで預かれるような環境を充実させるのではなくて、今現在の規模のままで希望者が少なくなればできますよということになるということですか、その確認をぜひいただければと思います。つまり、保育をこっから伊予市として充実させる気はなくって、今ある規模の中でやるので、希望者が少なくなればできますよということで、これ以上の拡充は考えてないというふうに受け取ったんですが、その確認も含めてお答えいただければと思います。
◎教育委員会事務局長(佐々木正孝 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 佐々木教育委員会事務局長
◎教育委員会事務局長(佐々木正孝 君) それでは、田中慎之介議員さんの再々質問での私の2点目のことにつきまして答弁させていただきます。
 残念ながら、公立幼稚園に通っていただける幼児さんの数につきましては、議員御承知のとおり、年々減少傾向にございます。今の減少傾向が続く中におきまして、議員おっしゃるとおり、リフレッシュを目的とする預かり保育っていうふうなのが可能になるというふうな段階におきまして、また検討させていただくこととなりますので、田中議員さんのおっしゃるとおりの解釈というふうで構わないかなというふうに思います。
 以上です。
○議長(日野猛仁 君) 暫時休憩をいたします。
            午後1時45分 休憩
       ───────────────────────
            午後1時45分 再開
○議長(日野猛仁 君) 再開いたします。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 失礼します。
 田中慎之介議員さんの質問についてお答えをしたいと思います。
 私、まだまだ勉強不足で分からないところも多いんですけども、今言われましたように、同じ敷地、同じ建物で、そういう教育がばらばらということに関しては、なかなかぱっと見た場合には、そういうふうに思いがちで何とかしてやりたいという気持ちはあるんですけども、それぞれの管轄とかそういったところの条例とか、そういったのをもう少し精査をして、もう少し同じような教育ができるようなところをこれから考えていきたいというふうに、今の私としてはこれが答えとして出せるところだと思います。
 以上です。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 田中慎之介議員御案内のとおり、認定こども園というのは、要は保護者が働いていようが、働いてなかろうが幼児が通える、そういった仕組みを構築するよう、一元化の枠組みで構築された仕組みで、質問内容もありましたように、3つの機関が主導的立場にある。それをある意味、伊予市の行政一個の判断で、一つの形を変えていくというよりも、そういったことが伊予市議会でもございましたと、私も国会議員の先生方やもろもろの省庁にお伺いもして、こんなことはどうでしょうかねというようなことは言ってまいりたいと思ってます。
 あとリフレッシュ休暇という位置づけでありますけれども、現実にリフレッシュ休暇が取れるところの幼稚園があるわけです。あるならば、これはうがった言い方かもしれませんけれども、そういった場所に子どもを預ける選択、セレクトする。もうここが近くだからそこへ行く。そこにはどうしてもリフレッシュがない的なことがあればだけど、リフレッシュありきって言うと、なかなか難しいよねっていう部分は、私も教育長と同じで勉強不足のところがあるんですけど、選択する権利、保護者が選択する、市内にも今後また2つの公立の認定こども園ができます。私立合わせて5園の枠組みの中で、保護者が選ぶ権利というのも出てくるのかなと思いますけれども、まだちょっと出始めたところなんで、発車オーライではないかもしれませんけど、研究してまいります。よろしくお願いします。
○議長(日野猛仁 君) 次に行ってください。
            〔1番田中慎之介議員「要望はいいですか」と呼ぶ〕
○議長(日野猛仁 君) 次に行ってください。
            〔1番田中慎之介議員「次行きますか。分かりました」と呼ぶ〕
◆1番(田中慎之介 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 田中慎之介議員
◆1番(田中慎之介 君) では、2点目の質問に入りたいと思います。
 子どもたちの居場所についてというふうに記載をしています。
 1点目です。
 しおさい公園、五色浜公園では、現在自転車禁止だというふうな貼り紙が貼られていて、自転車練習ができません。スケートボードも禁止となっています。安全面からの配慮であろうというふうには推測ができるんですが、やはり自転車もスケートボード等もこけながら覚えいくものでありますし、また特に子どもたちの自転車練習については、簡単に言うと、米湊の住宅街の中で練習をするよりも、そういった公園を使って練習をするほうがいいかと思います。安全面の配慮からこうした公園での自転車練習やスケートボードを禁止とするのは分かるんですが、そうであれば、そうしたことが可能である公園というものもしっかり明示をしたほうがいいのではないか。
 さらに言えば、別に公園というものは、どこもかしこも同じ形である必要もないわけですから、どこか一つの公園は、自転車練習の専用のような公園であるとか、あるいはスケートボードを使えるような公園でありますよといった目的化を持ってやれば、より多くの方がそこに集まって練習をするようなこともできますし、ひいてはほかの公園についての安全面も高くなるのではないかと思いますが、どうでしょうか。これが1点目です。
 2点目、児童クラブについてです。
 児童クラブは、現在小学1年生から6年生までを対象としてますが、実際には低学年までが対象となっているように思います。高学年の生徒が入れている児童クラブは、果たしてあるのでしょうか。
 また、夏休み等の一時期だけでも児童クラブには入れるようには記載されてはいますが、現実問題として、子どもたちがそのサービスを享受できているのか。できていないのであれば、夏休みなどの長期休暇のときだけでも、現在の児童館を児童クラブと同様なサービスを提供できるようにすれば、ある程度解消ができるのではないかと思いますが、どうでしょうか。
 特に夏休みに関しては、1号認定の幼稚園に通わせている保護者たちも、やはり15時までふだん仕事を入れている方も非常に多いです。平常なら大丈夫なんですが、特に夏休み等について預けられるように、児童クラブの拡張が必要だと思いますが、どうでしょうか。
 3点目、病児保育の現状についてです。
 伊予市で病児保育の施設をつくったことについては、私非常に高く評価をしています。ただ住民の方々から聞くと、一方でキャンセル待ちになることが非常に多くて、結局入れなかったという声も多く聞いています。現在の病児保育の利用状況がどのようなものか。キャンセル待ち等で結局入れないまま、仕事を休まざるを得ないというような状況になっている保護者も多くいると聞いてますが、実際どれほどいたでしょうか、現状の病児保育の課題と今後の対策も含めて御答弁いただければと思います。よろしくお願いいたします。
◎産業建設部長(武智年哉 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智産業建設部長
◎産業建設部長(武智年哉 君) 子どもの居場所についての1点目の御質問に私から答弁申し上げます。
 都市住宅課が所管する公園は、子どもから高齢者まで幅広い世代の皆様が御利用されているため、田中議員お見込みのとおり、事故防止の観点から、スケートボード等の利用を禁止としている公園も一部ございます。
 子どもの自転車練習をする場所につきましては、保護者の方が付き添うなどして、他の利用者に迷惑や危険を及ぼさないことが前提となりますが、公園を利用していただくことは問題ないと考えております。
 また、スケートボードの練習ができるスペースの確保につきましては、今年の1月から3月にかけて、目安箱へ計3件の提案が寄せられており、現時点ではしおさい公園の未利用部分を候補の一つとして考えているところでございます。
 しかし、整備には多額の費用が必要となりますので、直ちにとはなりませんが、実現に向けて検討してまいりたいと回答もしておりますので、今回の自転車利用も含め、施策の位置づけや整備費用、財源などを踏まえ、検討してまいりたいと考えております。
 以上、答弁といたします。
◎市民福祉部長(向井裕臣 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 向井市民福祉部長
◎市民福祉部長(向井裕臣 君) 2、3点目の御質問について私から答弁申し上げます。
 まず、2点の児童クラブの状況につきまして、本年度当初の公立児童クラブにおける入所希望者数は342人で、うち8人の入所がかないませんでしたが、私立施設の空き状況や夏季限定の利用要望であったことなどを踏まえ、実質的な待機児童には至らなかったものと認識をしております。このうち4年生以上の児童を受け入れたクラブは、公立施設が11クラブ中7クラブ、私立施設が5クラブ中4クラブであります。
 また、夏休み等の長期休暇中のみの入所児童につきましては、昨年度28人でありましたが、要望が多かったクラブでは、期間中、公民館の空き部屋を利用してクラブを開設した経緯もありますので、引き続き利用者の意向聴取に努め、必要に応じた適切な対応に努めてまいりたいと考えております。
 なお、1号認定を受けている児童の保護者で、1か月の就労時間が64時間未満の場合、長期休業中であっても、在籍している施設以外でお預かりすることは、制度上困難であります。
 しかしながら、在籍施設が認定こども園の場合、さきの御質問において議員より御指摘いただきました一時預かり事業を活用することにより、対応可能な場合がありますので、本市では、長期休業中における子どもたちの居場所の確保や保護者の利便性の向上の面からも、認定こども園の設置について検討しているところであります。
 次に、3点目の病児保育の課題と対策につきまして、病児・病後児保育室いよっこすまいるの昨年度の受入児童数は延べ201人で、8人の受入れをお断りいたしました。
 また、昨年度のキャンセル待ち4人中、受入れできなかったは3人でありました。その理由といたしましては、医師の助言を踏まえたコロナウイルス感染症対策に資する定員減によるものでありますが、お預かりする児童の安全・安心を最優先と捉えたやむを得ない措置と考えております。当面、御不便をおかけする場合がありますが、御理解を賜りたいと存じます。
 また、現状の課題といたしまして、当日のキャンセルが多いことが上げられますが、その対策として、キャンセル待ち制度を導入するなど、保育室の有効活用に努めております。
 なお、議員御案内のとおり、病児・病後児保育は、誰もが安心して子育てができる環境整備の一環として重要な施策であり、今後通常定員での運用が再開されたにもかかわらず、受入れをお断りする事例が多数発生した場合には、長期展望において、施設規模、人員配置を再度検討するなど、引き続き適切な運用に努めてまいりたいと考えております。
 以上、答弁といたします。
◆1番(田中慎之介 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 田中慎之介議員
◆1番(田中慎之介 君) 再質問を1点。
 夏休み中等に関して、つまり平常時であれば大丈夫だったんだけれども、例えば子どもたちが学校に行ってる間だけ仕事をしていますという御家庭の場合は、通常はクラブに預けなくても大丈夫なんです。でも夏休み中に入ると、子どもたちはずっと家にいるわけです。だからといって夏休み中だけ仕事をやめるということはできないので、その夏休み中だけでも児童クラブに預けておきたいというニーズが多いわけなんです。これが夏休み中に増えることを想定するんであれば、現在の児童クラブで受けられないんであれば、例えば今の児童館、みんくるのようなところに夏休み中の一時期のところだけでもそこで児童クラブが開設できるようにすれば、うまく皆さんが使いやすくなるんではないかという趣旨の質問を、先ほど児童館を利用できないかという質問をしたんですが、それに対してのお答え、必要ないのか、検討いただけるのか、お答えいただければと思います。
◎市民福祉部長(向井裕臣 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 向井市民福祉部長
◎市民福祉部長(向井裕臣 君) 今回の御答弁の内容中、必要ないとの判断で記載をさせていただかなかったというふうに御理解をいただいたらと思うんですけれども、その理由につきましては、児童館は、18歳未満の全ての子どもと保護者などを対象に、原則無料で自由に利用できる施設でございまして、子どもの居場所づくりや各種イベント等の観点から、児童クラブに近い役割もある程度果たしているというふうには認識をしております。
 しかしながら、不特定多数の利用がある児童館において、児童クラブを実施する場合には、他市事例等も勘案いたしますと、児童館との明確なすみ分けに資する個室や別途入り口を設ける必要があるなど、現利用者への不利益というふうなことも考えられますし、先ほど申しましたように、実際夏季期間中の利用に当たりましては、必要に応じて公民館等で実施しておるという経緯もございますので、そちらのほうを主体として私どもは考えてまいりたいというふうなことで御理解いただきたいと思います。
 以上でございます。
○議長(日野猛仁 君) 再々質問ございますか。
◆1番(田中慎之介 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 田中慎之介議員
◆1番(田中慎之介 君) 再々質問ではなくて、最後に要望だけ2点言います。
 1つ目、先ほど公園においては、自転車練習は子どもたちが使う分には構いませんよということで少し安心をしたんですが、公園のところに貼り紙で自転車禁止とだけ書かれていたのでは、多くの保護者は子どもたちの自転車練習も禁止なんだなというふうに思ってしまいますので、その辺の配慮をいただきたいなということと、それから公園は、スケートボードも含めてそうなんですが、目的化によって場所を分けることが非常に有益になりますので、目安箱のほうにもあったのであれば、ぜひ前向きに検討をいただければと思います。
 以上です。
○議長(日野猛仁 君) 次に行ってください。
◆1番(田中慎之介 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 田中慎之介議員
◆1番(田中慎之介 君) では、質問の3点目に移りたいと思います。
 IYO夢みらい館の使用料金等について3点質問させていただきます。
 市民の方々から、非常にIYO夢みらい館っていうのは、駐車場も含めて利用しやすい本来は。伊予市の各地のところから皆さんで集まって活動するには非常に有益な場所なんだけども、利用料金が高くて、なかなかそういった地域のみんなで集まってするときの場所とは使いづらいんだというような声をお聞きしております。
 以下、使用料金等について3点質問いたします。
 1点目、現在の会議室等の利用状況というのはどのようなものでしょうか。もし現在利用が少ないというのであれば、使用料金を割引にして稼働率を上げるということのほうがいいのではないかと思うのですが、どうでしょうか。
 また、使用についての抽せんなんですが、1日の時点で、まず伊予市民から抽せんをすると。その後を空いているところに市外の方が抽せんをするという方式を取ってると思います。これはなかなか珍しい例で、伊予市だけではないかとは思うんです。多くの場合、こういった場所の抽せんというものは、基本的に公平にやっていて、利用料金については、伊予市民の方が使うと割引になるというのが多くの場所の設定だと思うんですが、そうした形に変えれば、伊予市民の方が使いやすくもなるかと思うんですが、どうでしょうか。
 2点目、6月から利用を再開されましたが、現在コロナ感染のことからも考えて、利用人数という制限で大きく削減をしているはずです。利用料金がそのままで、でも使える人員は今までの2分の1から3分の1に変えていると。そうすると、皆さんで集まって話をするときに、これまで25人ぐらいでやっていたところで、25人で部屋代を割り算して、大体月の会費、これぐらいねというふうに決めていたものが、そこがぐっと人数が減れば、当然ながら1人当たりの場所代に係る価格というのが非常に高くなって、より使いづらくなると思うんですが、現在利用人数を減らしている間のとこだけでも、利用料金についての減額というのは考えられないでしょうか。
 3点目、ピアノを使用する場合、ホールを借りるという場合です。このピアノなんですが、反射板とピアノの設置をするのに40分かかるということです。そして片づけをするにも同様に40分かかると。より具体的に言います。午前9時から12時の枠で、例えばピアノ発表会をしますというときに、午前の枠にピアノを借りた場合、どのようなことになるか。9時に借りても、9時から9時40分の間は、ピアノの設置のため、誰も入ることができません。そして、終わる時間は、11時20分までに終わってくださいと。残り40分は片づけに使いますのでと、こういうことになります。つまり利用者は、9時から12時までの180分間を借りるにもかかわらず、そのうちの80分間、約半数はその準備のために実質利用ができないという状況になっています。ですから、本来、例えば土曜日の休日に午前借りる場合には、6,380円の部屋代にピアノ使用料7,700円がかかって1万4,080円かと思いきや、9時からピアノの発表会をしようと思えば、前日の夜も借りてくださいと言われます。前日の夜、ピアノの設置をするために借りろと言うんです。ピアノの設置で借りるために夜は半額になるのですが、それでも4,510円。さらに、ピアノは使ってなくてもピアノ使用料は取りますと。したがって、前日の夜借りるのが4,510円と7,700円のピアノ設置料で1万2,210円かかりますと。12時までピアノの発表会をやりたいんであれば、その後40分間の片づけがあるので、なぜか分からないけど、午後の1時から5時までの時間も借りてくれと。つまり午後の時間の使用料とさらにピアノの使用料7,700円はかかりますよということで、午前を借りようと思って本来1万4,080円かと思いきや、3万8,000円ぐらいかかってしまうということになっています。9時から12時まで借りるのであれば、9時の時点でピアノ設置というのは、本来ピアノ設置も含めた上でピアノの使用料7,700円なのではないでしょうか。前日にピアノを設置するためだけの理由で、部屋の室料とピアノの7,700円とさらに言うと、冷暖房を使わなくても土曜日の午前中の発表会で使うんなら、前日の夜の冷暖房費も払ってくださいということで使用料が1.5倍になると、これは改善の必要があると思うのですが、どうでしょうか、お答えいただければと思います。
◎教育委員会事務局長(佐々木正孝 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 佐々木教育委員会事務局長
◎教育委員会事務局長(佐々木正孝 君) IYO夢みらい館の利用料金等について3点の御質問について私から答弁申し上げます。
 1点目の利用状況につきましては、開館日の半数程度、利用されている部屋もあれば、逆に利用がほとんどない部屋もございます。これは、昨年3月からの新型コロナウイルス感染症の影響による貸し館停止や現在も利用制限が行われていることが大きな要因であると考えています。昨年度654件、今年度も既に234件の予約取消しが行われているのが現状でございます。
 使用料につきましては、市内施設及び県内類似施設の料金を鑑みて協議検討し、決定したものであり、各施設と比較としても大きな差異はございません。
 なお、使用料の見直し等につきましては、開館して短期間であり、コロナ禍で正常な運用ではございませんので、減額など行わず、現行にて対応をいたします。
 今後の稼働率向上への取組につきましては、自主事業、イベントの実施や効果的な情報発信などを検討するとともに、使用者への一層のサービス向上を心がけ、より多くの方に使用いただけるよう努めてまいりたいと思います。
 また、使用に関する抽せん等のルールにつきましては、学識経験者、公共的団体の代表、公募による委員などから構成された伊予市図書館、文化ホール等管理運営検討委員会において、市民の皆様が優先的に使えるようにと提言いただき、実施しているものでございます。使用料同様、いましばらく状況を注視してまいりたいと存じます。
 2点目の利用人数を制限している場合の使用料金の減額につきましては、他の公共施設においても減額は行っておらず、1点目の御質問同様、据置きにて対応をしたいと考えております。
 3点目の利用時間について、文化ホールの利用時間は、本番の時間のみならず、準備及び片づけに要する時間を一連の流れとして設定させていただいております。議員御指摘のピアノを使用する場合、音響反射板やピアノの設置、片づけなどに要する時間も必要な作業時間であるため、使用料は発生するものといたしております。
 なお、利用者の利用形態や規模により、準備及び片づけに要する時間が様々であることから、利用代表者と事前協議を行い、要望等について具体的に聞き取りを行い、スケジュールや使用料などが負担とならないよう、可能な限りの対応をいたしておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
 以上、答弁といたします。
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○議長(日野猛仁 君) 次に行ってください。
◆1番(田中慎之介 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 田中慎之介議員
◆1番(田中慎之介 君) 4点目、3万人が住み続けられる伊予市について市長にお尋ねをいたします。
 3万人が住み続けられるまち伊予市、これが出来上がったとしてということを仮定した場合に、その伊予市に総合病院は存在しているのかどうか、市長のビジョンの中に総合病院があるかどうか、お聞きしたいと思います。
 10年後の伊予市、この先の伊予市が、3万人、それがもちろん4万人でも構わないんですが、このまちを永続していく中において、私は伊予市に絶対に必要なもの、総合病院だと考えています。安心・安全のまちづくり、そのためには、総合病院が必要です。双海で夜間に救急車に乗った方が、松山の病院まで運ばれる、そういった脆弱な医療体制のまちに移住してこようという人はいないはずです。現在は、双海の方も中山の方も当たり前のように松山の病院まで通ってますが、これは本来、当たり前のことではないはずです。今中山で、もし妊婦さんが破水をしたときに間に合うのかどうか。私の頭の中には、今以上に発展している伊予市のイメージ図とそこにはっきりと総合病院が存在をしています。
 併せて、このまちには、小児科と産婦人科が必要です。小児科が現在1件しかありません。しかも院長はかなり御高齢です。これではせっかく始めた伊予市の病児保育が、長く持たずに崩壊するおそれもあります。産婦人科も必要です。現在文字どおり、伊予市生まれの子どもがいません。伊予市で産声を上げる子は、いないわけです。里帰り出産だってかなわない。個人病院で小児科や産婦人科を経営するにしても、やはり近くに総合病院があるということが大きなメリットになります。もしものときに近くに大きな病院があって、すぐに救急車で運べる環境であれば、個人病院も非常に経営しやすくなるはずです。総合病院の建設、小児科・産婦人科の誘致については、セットでやっていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。個人病院の誘致のために、減税を含めたダイナミックな政策を期待したいですが、御検討いただけませんでしょうか、ぜひ答弁いただけばと思います。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 伊予市が5年前に作成をいたしました第2次総合計画におきまして、未来ビジョン、3万人が住み続けられる自治体伊予市を目指す、こう旗揚げをいたしております。そこを鑑みて、3万人が住み続けられるまちの実現のためにという御質問をいただきました。
 市長のビジョンの中に総合病院の建設はあるのかということでありますけれども、過去私の議員時代にも総合病院の誘致に関する議論もあったと記憶もしております。そして、ウェルピア伊予を未病対策ができるような、南予圏域をにらんだ施設にしたいという思いもありました。そのために当時の総務部長や副市長にも静岡県にも出向いて検討もさせたこともありました。ただ医師会とかもろもろの財政出動とか、ちょっと今の伊予市では無理だねという判断で、それは断念をいたしました。もちろん市内に総合病院が建設されれば、その効果は非常に高いものであるということは、重々に認識もいたしておりますけれども、例えばの話、近い将来東温市にフルスマートインターチェンジができます。南予の流れが、愛媛大学の附属病院であったり、四国がんセンターのほうに車の流れがまた変わってもまいります。そういったことも今の現状、そしてこれからの将来の予想というのもしっかりと把握をしながら、物事を考えていかないといけませんし、もろもろ伊予市の財政状況のことはあまり言いたくはありませんけれども、やはり先立つものは、そういったものも必要になってきますし、社会情勢等、今言ったようなことも考えた上では、非常に伊予市立伊予総合病院なるものは、極めて難しいな。ただ、今もう一遍この質問書を見ていると、田中議員の中に、伊予市立という言葉があえて言えば書かれておりませんので、あとちょっと補足で言いますけれども、次に2点目の産婦人科と小児科の個人病院誘致を図るため、大幅減税などの優遇措置を検討できないかにつきまして、田中議員がお示しのとおり、本市の子育て支援策において、産婦人科や小児科は、特に重要な役割を担っております。今おっしゃったそこの小児科の先生も若いようで幾分年も召されておるということで、私と町家で時々話すんですけど、しんどなってきたわいというようなことで、今伊予市が構築している病児・病後児保育に陰りを見せても困るよねという気持ちはあります。まだ、でも先生お元気なんで、ちょっとここ二、三年はそんなことは考えたくないなと思ってますけれども、その枠組みの中で、特に今言った産婦人科や小児科は非常に大事です。ただ税法上、課税免除の規定にあるものの、国の施策に寄らず、市の独自施策として、特定の業種や個人を減税するということは、税の公平性や市民感情を十分に考慮していく必要がございますので、また補助制度の創設につきましても、医療圏域における協力体制の維持を前提として、既存の医療機関の意向や実効性の問題を慎重に検討する必要があるのではないかな、このようにも思ってます。いずれにいたしましても、医師不足や高齢化が進行している中、安心して本市に住み続けていく上で、安定的な医療サービスを享受できるということは、本当に重要な要素であるというのは、しっかりと認識をしております。現在の松山医療圏域の関係市町、また、今伊予医師会っていうのは、松前町、砥部町の先生方ともいろんな意味で連携も取っておりますけれども、そういったものの連携強化もしっかりと図ってもまいりたいと思ってます。
 田中議員の質問を受けて、私も妊婦さんの破水の勉強もいたしました。一般的には、破水をしてから1時間ぐらいということではありますけれども、もろもろそういったことを言いたかったんではないんだろうと。要は、ただ明記がなかったことゆえ、答弁書にないことを私しゃべってますけれども、例えばこれもたら話かもしれませんが、あくまで地主さん、JAさんが売ってくれるというような話で、民間があそこのJAの選果場の土地に総合病院なるもの、一部総合病院でもいいですけど、そういったものを構築すれば、JRまた伊予鉄、そういったことと連動もしながら、また広い敷地の中に防災のヘリポートといったものもあるよねと、これも私何年か前に考えました、民間からそういったお伺いがあったから。だけど、伊予市としては、じゃあJAさんとの話をしてくださいやというようなことで、ぜひぜひそのことが実現するんであれば、行政としてサポートができることは精いっぱいサポートいたしますよというような話もいたしましたけれども、様々な枠組みの中で、病児・病後児保育もろもろ、安心して伊予市において子どもを育てていく環境の枠組みの中でも産婦人科、小児科は大事だし、当然のごとく、田中議員の10年後を見据えたビジョンの中には総合病院があるんだと、伊予市の中に。そういったある意味計画も本当大切なことは重々に分かっておりますが、今私がるる申し上げた部分も御理解を賜りたいと思っております。
◆1番(田中慎之介 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 田中慎之介議員
◆1番(田中慎之介 君) ありがとうございます。
 この4年間の──〔一般質問終了1分前のブザーが鳴る〕──中ですぐにできるような話ではありませんので、ただ10年後に本当に総合病院を見据えるということになったときには、やはり今から動き続けて、そして伊予市では、そうした計画があるんだと、総合病院をつくりたいんだというような市長の力強いメッセージが思慮にあれば、動きやすくもなってくると思いますし、当然伊予市立に固執することもありませんので、ぜひ前向きに考えてもらいたい。
 また、税の公平性や市民感情に十分に考慮する必要があるんだということもありましたが、市民の中で、果たして小児科や産婦人科がここに来ることに強く反対をするという方も非常に少ないかと思いますし、何よりこのまちで生まれる子どもたちをつくりたい。そして、このまちに帰ってきて子どもを産みたいと思えるようなまちづくりにしていきたいと思いますので、ぜひ市長もリーダーシップを持って進めていただければと思います。ありがとうございます。
            〔一般質問30分終了のブザーが鳴る〕
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) もう要望ということでありますが、私が何を言ってもしゃべれません、ゼロで。
 基本的に議会で言ってますけれども、3万人が住み続けていくためには、それぞれの伊予市6ブロックに即した、適応したきめ細やかな施策、そしてまた、市民が幾ら中山・双海がもし人口がこれから減っていっても、今の地域を思う愛情・情熱、そしてその地域を誇りに思う矜持、この情熱と矜持があれば、人口が減ってもしっかりとそのまちは未来につながる、そう思ってます。
 ただ、やはり一番大事なのは、今の子どもたちが伊予市で大人になって居を構えよう、新しい生活をここで築いてみよう、そのためには、今言われる病院の施策も本当に大事だと思ってます。だから、そういった枠組みの中では、しっかりと連携を取りながら、ちょっと今副市長とにらめっこしながら、私のビジョンの中に入れるのはあれかなと思いますけれども、やはり大事なことは大事なことで、まずもって本当、産婦人科とか小児科は、何としてでもこの伊予市にないと大変だよねっていうのは、もう理事者側、共有してますので、またよろしくいろんな情報があれば、御教示をいただきたいと思います。ありがとうございました。
○議長(日野猛仁 君) お疲れさまでした。
 暫時休憩をいたします。
            午後2時28分 休憩
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