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令和5年第4回(9月)伊予市議会定例会
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9月11日(月) 一般質問
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内容
会議録
令和5年第4回(9月)伊予市議会定例会
9月11日(月) 一般質問
無所属
吉久 俊介 議員
1. ふたみの夏祭りについて
2. デジタル田園都市構想について
3. 超高速ブロードバンド網(光ファイバ網)整備について
午前11時37分 再開
○議長(北橋豊作 君) 再開いたします。
続いて、吉久俊介議員、御登壇願います。
〔5番 吉久俊介君 登壇〕
◆5番(吉久俊介 君) 議席番号5番、伊予夢創会吉久俊介です。
北橋議長の許可をいただきましたので、通告書に沿って一般質問をさせていただきます。
まず1問目、ふたみの夏祭りについてです。
コロナの分類が、本年5月8日に5類移行となり、それまでの日常が徐々に戻ってまいりました。ただ今年は、ふたみの夏祭り及び花火大会は開催されませんでした。特に花火に関しては、多くの問合せをいただき、また私のみならず、他の議員の方にも問合せが相当数あったという状況でした。つまりは議員も含め市民の方は、ふたみの夏祭り及び花火大会が開催されないということを全く知らなかったということになります。特に花火に関しての問合せが殺到したことを踏まえ、3点お伺いいたします。
まず1問目、夏祭り及び花火大会が開催されなかった経緯をお示しください。
また、開催がないということの告知はしたのかどうかも併せてお示しください。
2問目、地域の祭りやイベントが徐々に減ってきています。人口減少や高齢化による影響はあると思いますが、何もかもなくなってしまうというのはいかがなものでしょうか。地域の行事ごとに対しての担当課としての認識、取組の基本姿勢をお示しください。
3問目、ふたみの夏祭りに関しては、夜に花火が控えていたこともあり、これまで昼間の催しはやや間延びする感がありました。であれば、花火をメインとして午後4時か5時ぐらいからちょっとしたイベントを行い、花火を主軸に置いた祭りとしてもいいのではないかと思います。このことを踏まえ、来年度以降の予定をお教えください。
なお、地元で実行委員会を組織できれば、観光協会としてのバックアップはできるとの回答をソレイヨさんからいただいていることを申し添えます。
以上、よろしくお願い申し上げます。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 三谷産業建設部長
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) ふたみの夏祭りについての3点の御質問に、私から答弁を申し上げます。
まず、1点目につきましては、昨年度一般社団法人伊予市観光物産協会ソレイヨを設立するに当たり、法人化の協議を進める中で、それぞれの地域で実施されていたイベントの今後について、伊予市観光協会が支部ごとで検討してまいりました。
ふたみの夏祭りに関しましては、まず双海地区広報区長会にて意見集約をし、その後ふたみの夏祭り運営委員会にて検討する中で、運営委員会のメンバーの高齢化、事務局業務を継続して担うことが困難であるとの意見を受け、アンケートを実施、その結果を踏まえ、観光協会双海支部正副支部長会で協議の結果、開催しないという方向性が示されたことと聞き及んでおります。これを受け、その後の法人設立準備委員会への報告、双海地区広報区長会での報告・了承を経て、観光協会正副会長会議、観光協会双海支部理事会・総会にて承認された経緯があったとのことでございます。
なお、告知に関しましては、双海地区広報区長会及び観光協会双海支部理事会・総会にとどまり、市から告知をした経緯はございません。
次に、2点目につきまして、これまでの対応といたしましては、観光協会または各イベント実行委員会へ補助金を交付する形でありましたが、観光協会が管理しているイベントにつきましては、行政が担っていたイベントを観光協会に委託した経緯から、観光協会が主導となっているものがほとんどでした。伊予市補助金等の取扱いに関するガイドラインには、市が考える補助とは行政と協働し、または自主的に公益的な事業を行うことに対して支援するとあり、今回の事業継続の判断に当たってもこの考えの下、整理を行った経緯がございます。したがいまして、今後もイベントの実施については、市の行政目的を達成する上において有益である、公益上必要であると認められる場合は積極的に支援をしてまいりたいと考えております。
最後に、3点目につきましては、イベントを企画する団体等が実行委員会を設立し、主体的に進めるものであれば、吉久議員御提示のとおり、ソレイヨが相談に応じるとの方針は確認をしております。市といたしましても、イベントが実施される場合は、地元周知に努めたいと考えております。
以上、答弁といたします。
○議長(北橋豊作 君) 再質問ありますか。
◆5番(吉久俊介 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 吉久俊介議員
◆5番(吉久俊介 君) 御答弁ありがとうございました。
この質問は、今年の夏祭り、特に花火が開かれないということに関して、物すごい数の電話を受けたっていう経緯があって、この質問をさせてもらった経緯があります。今年に関しては、観光協会さんの組織再編ということがあったので、致し方ないかなというふうには思っていたんですけれども、担当課のほうに確認すると、来年以降も予定をされてないという御答弁だったので、ちょっとそれでは困るなという思いがありました。
ちょっとお伺いをしたいんですけれども、御答弁の中に、ふたみの夏祭り委員会で、高齢化とかその点を理由としてアンケートを実施して、結局は双海広報区長会で報告・了承を得たと。承認されたのでやめましたということなんですけれども、実際、広報区長さんというのは、結構御高齢の方が多くて、その方に、じゃあやってくださいねっていうふうな話になったとしても、なかなか難しいと正直思います。地元の僕らと同年代もしくは少し下の方に何人かに話を振ってみたら、やろうぜと、ぜひやりたいという声が非常に多かったことがありました。それで、来年度以降についてなんですけれども、今回花火の値段を調べたら、大体1回当たり100万円ちょっとの経費でできる形になってます。実行委員会を設立してこちらが主導でやれば、市として、例えば告知なり資金的な支援が実際にいただけるかどうか、その点だけちょっと確認させてください。よろしくお願いします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 答弁書の最後の3点目につきましての手前の今後もイベントの実施については、市の行政目的を達成する上において有益である、公益上必要があると認められる場合は、積極的に支援をしてまいりたいと思いますのこれは、花火っていうのも確かに花火ですけど、福利厚生、やっぱり人の気持ちを癒やす効果もあるという位置づけで言えば、行政が観光物産協会ソレイヨに任せとるから、それ知らんがなっていうだけのもんではないという位置づけを私は持ってます。私のほうにも、中山の夏祭りの前の日あたりからどんどん電話が入ってきました、特に下灘辺りの若きリーダーの女性とか。そのとき私、実は知らなかったんです。やはり光回線なんかを説明するときには、ちゃんと夕方、みんなに周知するために集まって、中山や双海へ私も行って説明したんだけど、こういったものも、幾ら物産協会とか観光協会に任せてるといっても、やはり地域のモチベーションにとっては大事なところなんで、できたらそういう情報を得て、オブザーバーでもいいから意見を聞く。意見を聞いとったら、もしあったら、こうこうこういうことで今回中止になったって言えるけれど、何も知らなかったら、そうやなとしか言いようがないんで、昨日も双海の運動会でちょっとある家に寄って、その地域は、1戸当たり1,000円ずつ出して双海中の花火に支援をしてるんだと。私は、ただ今物価も高騰して、そういうやり方の地域もあるかもしれないけど、各戸にそういう縛りを入れるのはおかしいと思う。だけど、やはりそういう気持ち、企業さんとか有志の人たちが1,000円でも5,000円でも出してくれて何とか100万円、150万円の資金ができたら、15分程度の双海の場合は花火ですけれども、それでもただある人が、双海にゲストハウスなんかに泊まりに来て、たった1日のたった15分の間の出来事なんだけど、それを見ることによって、また双海のファンになってもらって、またリピーターが増える可能性もあるよねって言うから、まさにおっしゃるとおりだなと思ってますので、根本的には、今言う実行委員会も立ち上げていただいて、御案内のとおり伊予彩まつり、もう寄附が大変なんです。そしてトライアスロンも寄附が大変なんです。ここが一番のキーなんですけれども、そういう実行委員会も立ち上げていただいてやろうとやったときには、行政としても広報等々、ホームページ等々でしっかりと広報してまいりますので、よろしくお願いします。
あと細かいことがあったら、答弁してください。
○議長(北橋豊作 君) 補足説明。
◎商工観光課長(岡井隆治 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 岡井商工観光課長
◎商工観光課長(岡井隆治 君) 吉久議員の再質問の花火の寄附の件について答弁申し上げます。
これまで伊予彩まつりでありますとかの花火、ふたみの夏祭りもそうなんですけれども、花火の部分については、これまで市から補助していた経緯はございません。全て寄附金で賄っておるということで、そこを御了解いただければと思います。
以上、答弁といたします。
○議長(北橋豊作 君) 再々質問。
◆5番(吉久俊介 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 吉久俊介議員
◆5番(吉久俊介 君) 御答弁ありがとうございました。
私も不文律か何かは分かりませんけれども、市からの補助金は、ダイレクトに花火に使えないということはお聞きしましたので、そうなると、寄附金をどう一生懸命集めるかということにはなろうかと思いますけれども、市のほうでそこをクリアできれば、積極的に支援をしていただけるというのであれば、私も一生懸命汗をかきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
1問目は以上です。
○議長(北橋豊作 君) 2問目に行ってください。
◆5番(吉久俊介 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 吉久俊介議員
◆5番(吉久俊介 君) 2問目は、デジタル田園都市構想総合戦略に係る対応についてでございます。
昨秋、双海地区で実施された自動運転バスの実証運行は、人口減少が加速する中、持続可能な交通手段の確保や一種の地域の交流ツールとして、デジタル技術の有効性が分かりやすく確認できた非常に有意義な取組であったと考えております。現在、実装運行に向けて諸準備を進めておられるということですが、様々な分野でのデジタル化の推進は、本市にとっても地域課題を解決するための切り札になり得るのではないかと思います。
一方で、デジタル技術の導入や運用には、多額の経費に加え、人材の問題もあり、一朝一夕には進めることができないことも認識しております。国は、昨年12月、目指すべき方向や今後のロードマップを示したデジタル田園都市国家構想総合戦略を閣議決定するとともに、地方の社会課題解決・魅力向上の取組を加速・深化する観点から、様々なタイプの交付金を創設、デジタルの力を活用した地方創生を強力に推し進めると伺っております。
そのような中、本市においても総合戦略を社会情勢に適用した内容に改訂し、関連交付金の活用を含め、デジタル化の取組に対する姿勢を明確に打ち出す必要があるのではないかと考えます。
そこで、3点お伺いいたします。
1問目、昨年6月策定の伊予市版デジタル田園都市構想総合戦略の改訂は進める予定でしょうか。
また、進める場合、作業完了はいつ頃の予定なのか、お示しください。
2問目、デジタル田園都市構想を進める場合、最も重要になるのが、デジタル人材の確保・育成ではないかと考えますが、その戦略をどう構想されているか、お示しください。
3問目、伊予市版デジタル田園都市構想総合戦略の改訂による効果・影響及び交付金の活用見込みを教えてください。よろしくお願いいたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 吉久俊介議員より、デジタル田園都市構想総合戦略に係る対応について3点の御質問をいただきましたので、お答えを申し上げます。
1点目の伊予市版デジタル田園都市構想総合戦略の改訂作業につきまして、議員御指摘のとおり、デジタル化の推進は、様々な地域課題の解決や新しい価値の創造、市民サービスの向上や業務の効率化等に取り組む上において、極めて効果的な手段かつ重要な視点であると強く認識するとともに、国のデジタル田園都市国家構想総合戦略を勘案した地方版総合戦略の改訂は、産官学金労言士など多様な主体との連携協力の下、人口減少対策を計画的に推し進めるためには必要不可欠であると考えております。
本市といたしましては、こうした社会情勢及び国の要請に迅速かつ適切に対応すべく、現在デジタル技術を活用した事例の収集や庁内調整を行うなど、改訂作業に取り組んでいるところであり、年内を目途に完了をさせたいと考えております。
次に、2点目の同構想を進めるための人材育成確保の戦略につきましては、デジタル田園都市国家構想の実現を図るためには最新のデジタル技術を用いて、組織の成長やビジネスに新たな価値を提供できるデジタル人材が成功の鍵を握っていると認識しております。
本市におきましては、昨年6月に策定した伊予市デジタル化推進計画の取組方針の一つに、デジタル化推進のための人材確保・育成を掲げ、民間事業者との共創を図るとともに、デジタル技術に関する知識・活用能力の向上をはじめとする職員の育成、高度な専門知識を有する外部人材の活用など、本市のデジタル化を迅速かつ着実に進めるための基盤整備を図ってまいりたいと考えてもおりますが、言うは簡単で行うは難しであります。様々な自治体や県単位でも大変御苦労はしておりますけれども、やはりそういった人材を確保するのは、最重要課題と認識をいたしております。
一方、昨年愛媛県と県内4つの大学が連携し、地域社会で活躍できるデジタル人材の供給に向けた取組を加速化させるとともに、松山大学及び人間環境大学では、デジタル技術が学べる新学部の設置を予定するなど、教育機関等の動向にも注視をしてまいります。
続いて、3点目の伊予市版デジタル田園都市構想総合戦略の改訂による効果・影響及び交付金の活用見込みにつきましては、総合戦略の改訂によりデジタル田園都市国家構想交付金の効果的な活用が可能となるとともに、企業版ふるさと納税の受入範囲の拡大に直結することから、計画的な施策推進に向けた財政基盤の確立に大きな効果をもたらすものと大いに期待をしているところであります。
なお、同交付金については、次年度以降の実装に向け実証実験の実施準備を進めている自動運転バス運行事業の維持管理費用の確保策の一つとして見込んでいるほか、市民生活の質の向上につながるシステムやアプリケーションの導入に当たっても積極的に活用したいと考えてございます。
以上、答弁といたします。
○議長(北橋豊作 君) 再質問ありますか。
◆5番(吉久俊介 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 吉久俊介議員
◆5番(吉久俊介 君) 大変前向きな御答弁ありがとうございました。
すみません、ちょっと2点ほどお願いいたします。
まず、企業版ふるさと納税の受入範囲の拡大に直結するというお話がございました。これたしかサテライトオフィスの整備のことだったかなと思ってるんですけれども、もし詳細のほうを御説明いただけるようだったらお願いいたします。
それと、そのあとの自動運転バスの運行事業、以前質問させていただいたときに、ハードルが高いよという御答弁で、それでも何とかやっていただく方向でという御答弁をいただいていたんですけれども、現時点において自動運転バスの具体的な計画なり進捗状況なりがもしお教えいただけるようでしたら、お願いいたします。
以上、2点です。
◎企画政策課長(小笠原幸男 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 小笠原企画政策課長
◎企画政策課長(小笠原幸男 君) それでは、吉久議員の再質問に私のほうからお答えいたします。
まず、1点目の企業版ふるさと納税の活用範囲の拡大についてでございますけれども、企業版ふるさと納税をいただくためには、総合戦略並びに地域再生計画に記載があるものでなければならないというところがございます。今も総合計画全般の地域再生計画等はございますけれども、先ほど言われましたサテライトオフィスの誘致も含めまして、個別のデジタル化を使った技術、事業等につきましては、細かな記載がないもんですから、このたびの改訂によりまして、自動運転バスの運行であったり、キャッシュレス決済の導入であったり、そういう細かな部分につきましても記述を増やしまして、その事業に対して企業が賛同し、ふるさと納税をする場合も活用できるということで対象範囲を広げてまいりたいと考えているところでございますので、サテライトオフィス等の誘致についても、今後さらに取組を深めてまいりたいと考えているところでございます。
2点目の自動運転バスの運行についてでございますけれども、今日追加の議案として、補正予算を上程させていただいておりますので、そちらのほうで詳しくまた説明があるところでございますけれども、まず今年度につきましては、国土交通省の補助金を使って、導入に当たって必要な部分に取り組んでまいりたいと考えておりますので、車両の確保であったり、あと運行体制の確立等にしっかり努めてまいりたいと考えております。来年度以降実装に移る段階におきましては、先ほど説明申し上げました内閣府の交付金等をそちらのほうに充てれるかどうかも含めて検討を進めてまいりたいというところでございますので、自動運転バスにつきましては、昨年度経済産業省の補助金を受けまして、昨年度は運行事業者が実施主体ではございましたが、今回は伊予市が実施主体となってさらなる実証実験を実施する予定でございますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
○議長(北橋豊作 君) 再々質問ありますか。
◆5番(吉久俊介 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 吉久俊介議員
◆5番(吉久俊介 君) 御答弁ありがとうございました。
非常に自動運転バス、期待をしておるところでございます。
市長答弁にございました産官学金労言士の金労言士というのは、金融界、労働団体、言論界、士業のことだったと思いますけれども、士業の末席に座る者といたしましては、私もぜひデジタル田園都市構想に関して、また勉強なりもしていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
以上、2問目を終わります。
○議長(北橋豊作 君) ここで暫時休憩をいたします。
午後0時00分 休憩
───────────────────────
午後1時00分 再開
○議長(北橋豊作 君) 再開いたします。
3問目に行ってください。
◆5番(吉久俊介 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 吉久俊介議員
◆5番(吉久俊介 君) では3問目、超高速ブロードバンド網(光ファイバ網)の整備についてです。
光ファイバ網の整備については、多額の費用が必要であり、条件不利地域では、民間事業者の参入が進まず、全国各地で、いわゆる情報格差が生じているのが現状です。
そのような中、昨秋より双海町下灘地区や中山町日南登地区を皮切りに、順次光ファイバの敷設が開始されたことは、非常に喜ばしいことであり、深く感謝申し上げます。全区域整備完了に向け、一層の御尽力をよろしくお願い申し上げます。
ITインフラ環境を整備することは、さきのデジタル田園都市構想の前提条件となるものです。加えて、市民生活の利便性向上と地域経済の活性化につながる上、防災・防犯などの分野でも有益となることが見込まれ、地域住民の皆様に安心・安全をもたらすものと考えております。
そこで、3点お伺いいたします。
1点目、再度確認ですが、現状での光ファイバ網の整備完了並びにサービス提供開始時期の予定をお示しください。
2問目、多額の予算を投入し、光ファイバ網を整備しても、実際に市民の皆様に利用してもらえなければ意味がありません。利活用を促していくための方策等があればお教えください。
3問目、市民生活における利便性向上と地域経済の発展に向け、どのような事業や取組を考えておられるか、またその効果・成果をどのように想定されているか、お示しください。
以上、3点よろしくお願いいたします。
◎副市長(青野昌司 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 青野副市長
◎副市長(青野昌司 君) 吉久俊介議員より、超高速ブロードバンド網の整備について3点の御質問をいただきましたので答弁を申し上げます。
まず、1点目の光ファイバ網の整備完了並びにサービス提供開始時期につきまして、現在中山・双海地域の光ファイバ未整備エリアにおいて進めている超高速ブロードバンド整備事業については、当初の計画どおり進捗しており、第1期整備エリアである双海町下灘地区及び中山町日南登地区では、近日中に工事が完了し、11月中にはサービス提供が開始できる見込みとなっています。
また、第2期整備エリアの双海町上灘地区並びに中山町長沢及び佐礼谷地区については、8月に総務省の高度無線環境整備推進事業費補助金が交付決定となったことから、整備に着手したところであり、令和6年秋頃の工事完了並びに同年内のサービス提供を目指しております。
さらには、第3期整備エリアの中山町栗田、永木及び出渕等につきましては、来年度整備を開始し、令和7年度中には全ての世帯に対しサービスが提供できる環境が整う予定であります。
続いて、2点目の利活用促進策につきまして、幾ら多額の予算を投じて整備を行っても、利活用が進まなければ無用の長物となります。地域住民の利活用を促進するためには、まず光回線の開設そのものを知っていただくことが必要であり、広報紙、公民館だより、ホームページ等への記事の掲載、地域事務所等をはじめとする各公共施設へのチラシの設置のほか、様々な手段を用いて情報発信、周知啓発を重ねてまいります。
また、光回線の開設により何ができるようになるか、理解していただくことも肝要でありますので、整備事業者及びサービス提供事業者とともに、可能な限り各地区に赴き、光回線を使ったインターネットサービス内容の説明、回線利用に関する個別相談等に取り組むことはもとより、地域にお住まいの方々に加え、市外から移住された皆さんについても、積極的に利活用いただきたいと考えております。
続いて、3点目の今後推進する事業や取組及び想定している効果・成果につきまして、市民生活における利便性の向上と地域経済の発展を図るためには、行政サービスと民間サービスの両面から高速通信網のメリットを感じていただく必要があると考えております。
行政サービス面では、子育てや介護など、市民生活に関係の深い分野・項目について、市役所窓口に出向くことなく、スマートフォンやパソコンを介して申請や届出が可能となる仕組みを整備・拡充してまいりたいと考えております。
また、愛媛県が中心となって構築を進めているえひめ電子申請システムを活用すれば、50前後の行政手続がオンライン上で可能となります。
一方、民間サービス面では、買物、送金、宿泊予約、SNS利用などが、スマホやパソコン上で行えることで、地理的な制約にとらわれることなく、便利で豊かな生活が享受できるようになります。
そのほか、官民連携により、防災・防犯分野、医療・福祉分野、教育分野、農業分野、観光分野などにおいてデジタルを手段とした市民サービスの向上と持続可能な地域づくりを推し進めるとともに、経験・能力の差によって生じる情報格差の解消対策にも取り組みながら、誰もがデジタル技術を利用しやすい環境を構築・提供し、住み続けたい、住んでみたいと思えるまち・伊予市をつくり上げたいと考えております。
以上、答弁といたします。
○議長(北橋豊作 君) 再質問ありませんか。
◆5番(吉久俊介 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 吉久俊介議員
◆5番(吉久俊介 君) 御答弁ありがとうございました。
一番最初の第1期、11月中には供用開始というところで、非常に早いなという印象を持っております。誠にありがとうございます。
それで、光ファイバの敷設をした後のことなんですけれども、光ファイバの線が通った後に、各家庭で線を引き込む工事が多分必要になってくるんじゃないかと思います。それには大体どれぐらいの金額、費用、これがかかってというのがもし分かれば、教えてください。
それと、利活用に関してなんですけれども、実際にこれは紙とかで説明文なりを渡すとか、ホームページで説明をするよりも、実際に体験をしてもらうのが一番早いし、特に小さなお子さんがいる御家庭ですとかお孫さんがいらっしゃる方は、そっから一緒にやって、操作してみて慣れていただく。そして口コミで広めていくっていう方法が、私は一番早く浸透するのではないかと思います。実際、私の子どもも私自身のスマホを、6歳なんですけど使ってますけど、すさまじい速さで操作してますので、そういったのは、子どものほうが逆に慣れてる部分もあるので、狭いコミュニティですから、そういった広め方も検討の一つにあるのではないか。積極的に体験してもらって、口コミで広めていくという方法もあるのではないかと考えますけれども、その点の御所見のほうをよろしくお願い申し上げます。2点です。
◎企画政策課長(小笠原幸男 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 小笠原企画政策課長
◎企画政策課長(小笠原幸男 君) それでは、吉久議員の再質問に私からお答えいたしたいと思います。
まず、様々なサービスの提供を受けるに当たっての必要となる費用等につきましてですけれども、こちらにつきましては、11月中のサービス提供を目指して10月中半から説明会を開催したいと考えておりますが、こちらには、サービス提供事業者にも同行いただきたく考えております。そこで、サービス提供事業者から細かな説明があろうかと考えておりますが、手元にNTTの資料がございます。例えば、NTTのサービス提供を受ける場合でありますと、戸建て住宅の場合、引込み等で3万円から4万円程度必要になるということとなります。あわせて、インターネットの接続サービス、いわゆるプロバイダー契約を行うようになりますが、こちらにつきましても、内容によって3,000円から6,000円程度の費用が必要になるということでございますので、こちらについてもNTT以外の事業者様も来られますので、そちらのほうから様々なプランを提供していただいて、どういうサービスの提供を受けるかということについては、それぞれ利用される方に御判断いただきたいと考えているところでございます。
2点目の今後利活用を広めていくに当たって、情報提供だけではなく、体験型はどうかという御提案でございますが、まさに議員さんがおっしゃるとおりでございまして、機器並びにサービスに触れていただくというのが、一番広めるには適切かと考えております。現在、高齢者を対象にスマートフォンの貸出サービスは提供しておりますが、併せてこういうサービスの体験も含めたことが可能かどうか、検討を進めまして、まだ今後来年以降も第2期、第3期と続いてまいりますので、そういうところで、ただ説明会を開くのではなく、実際に触れていただく機会を通じて、さらにたくさんの方に御利用をいただけるような環境を整えてまいりたいと思いますので、こちらについては、しっかり検討をさせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。
以上でございます。
○議長(北橋豊作 君) 再々質問ありますか。
◆5番(吉久俊介 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 吉久俊介議員
◆5番(吉久俊介 君) 御答弁ありがとうございました。
いよいよこのサービスが全域で使えるようになるということで、大変期待をしております。
利活用に関してもですけれども、さきの質問でもありましたように、市長おっしゃいました戦略を立てることはあっても、それを戦術に落とし込むのが一番難しいというふうに私も考えておりますので、私も一生懸命また勉強して、御提案できるように頑張っていきたいと思います。
これで質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(北橋豊作 君) 暫時休憩をいたします。
午後1時11分 休憩
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