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9月11日(月) 一般質問
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内容
会議録
令和5年第4回(9月)伊予市議会定例会
9月11日(月) 一般質問
無所属
平岡 清樹 議員
1. 耕作放棄地問題の深刻さについて
2. IYO夢みらい館前「郵便局跡地の利用方法」について
午前10時45分 再開
○議長(北橋豊作 君) 再開いたします。
続いて、平岡清樹議員、御登壇願います。
〔8番 平岡清樹君 登壇〕
◆8番(平岡清樹 君) 議席番号8番、伊予夢創会の平岡清樹です。
北橋議長の許可をいただきましたので、通告に沿って2問の質問を行います。市長はじめ関係理事者の明快な御答弁をよろしくお願いいたします。
1つ目、耕作放棄地問題の深刻さについて。
私が住む南伊予地区、上野団地の南側には、県道までの間、きれいに圃場整備された田畑が一面広がっております。9月になる今の時期は、稲穂も実りつつあり、緑ゆえ、きれいな田園風景が広がっています。その一部、中央に位置する部分に1か所、明らかに田園ではなく、雑草と樹木が生えている林ではなく、大きな木が多い茂り、まさに森となっている部分があります。あのような森になったのも15年以上前でしょうか。今では大きな樹木が何本も立っており、1メートル以上の雑草が生えて、タヌキやハクビシン、キジなどの様々な動物がすみかとしているようです。
また、雑草が隣の田畑に垂れ下がり、他人の土地でありながら、草刈りを余儀なくされて、その距離は1周で100メートルほどにもなる重労働を課せられております。もともとの所有者は故人となり、その財産の相続人は、相続放棄をしたと言われておりますが、その相続人とする定義が、故人の子どもだけならまだしも、実兄弟またその子どもにまで広がると、一個人では調査のしようもありません。過去に地元の総代や農業委員の方たちが、幾度となく努力をされ、この問題解決に乗り出そうとして、法律のハードルの高さに調査が頓挫したようでした。私も法務局に行き、登記簿謄本を入手、その内容の一部は割愛しますが、債権者が何名もおりましたし、その中に伊予市の名前もありました。次の日には、地方裁判所、家庭裁判所にも連絡をして訪問調査をしてみました。話を進めていくと、解決するための方法に必要とする情報入手の方法や許認可の申請と何より多額の費用が発生し、単純に地域課題の解決をするには難易度が高くて、先輩の方々が頓挫した理由も理解できる内容でした。
そこで、5点の質問をいたします。
1、伊予市が、平成11年8月30日に債権者の権利部、権利順位番号が故人に次いで2番目で差押者として名前が出ております。平成24年11月9日までの13年以上にわたって差押えをしておりましたが、なぜ13年もたってから解除したのでしょうか。
また、その13年間耕作放棄地となり、荒廃していく田園を競売へと申立てをする選択をなぜしてくれなかったのでしょうか。
2番、地元で地域課題解決をしようと思ってもシステムが複雑であること、弁護士や司法書士の依頼費用、それ以外にも裁判所が選任した相続財産管理人申立人に対しての予納金額など、多額の費用が発生してしまうこと、公的書類の取得に制約があること、これらの調査が長期間に及ぶことなどを踏まえて、相続人不明と耕作放棄地の問題は、この伊予市においても数多くあるのではないかと思います。
そこで、市内に所有者不明の耕作放棄地はどれくらいあるのでしょうか。
また、それらの問題を解決に導いたことがあることはあるのか、お教えください。
3番、所有者が故人であり、相続者が不明である耕作放棄地を売買したり、競売に持ち込むことは、難易度が高いことが分かりました。私としては、このような耕作放棄地が地域活力の減退を表す指標にもなりかねませんし、現に上野団地前の森のようになった耕作放棄地には、獣がすみ着き、団地へ侵入して、子猫が食い殺されるという被害も発生してしまいました。今回のような被害の責任所在は、現在どこにもありませんが、このような事例を放置していて、さらに人的被害が出た際、行政においてもこのまま放置しておくことができなくなるのは言うまでもありません。被害が出た場合にはどう対応されるのか、御所見をお聞かせください。
4番、農林水産省から、令和5年4月1日に改正農地中間管理事業推進法等が施行されました。内容は、所有者不明農地は、全国で全農地の約2割を占めており、多数に及ぶ相続人の探索に多大なコストを要すること等により、地域において担い手への集積・集約化が進まないなどが問題になっています。本改正により、所有者不明農地であっても、全ての相続人を調べることなく、農地中間管理機構経由で簡単な手続により最長40年間借りることが可能になりましたとあります。この新しい制度を使って優良農地であるこの耕作放棄地を利活用することはできませんか。
5番、この耕作放棄地の問題は、大きな樹木が何本も立ち、森になってしまっているということです。この農地を元に戻す整備をするに正確な金額は出ていませんが、およそ50万円以上は必要ではないかとのことです。荒廃した優良農地を元に戻すだけで多額の費用がかかると、誰も手を出さないのは言うまでもありません。
そこで、利用できる国の補助金や助成金、もしくは伊予市から何らかの支援や援助はないのでしょうか。
以上、5点の質問です。理事者の御答弁をよろしくお願いいたします。
◎総務部長(河合浩二 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 河合総務部長
◎総務部長(河合浩二 君) 耕作放棄地問題の深刻さについて5点の御質問をいただきましたので、1点目につきまして私から答弁申し上げます。
土地登記簿にあります伊予市差押えについては、市の債権によるものでございます。差押登記後、土地所有者の関係者から、債務の分割納付がありましたので、競売の権利行使することなく完済となった平成24年11月9日に差押登記を抹消したものでございます。
以上、答弁といたします。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 三谷産業建設部長
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 耕作放棄地問題の深刻さについての御質問のうち、私から、2点から5点について答弁申し上げます。
まず、2点目につきまして、農地法第30条に基づき、農業委員会が令和4年に実施した農地利用状況調査で1万9,900筆、2,075ヘクタール余りの荒廃農地を確認しておりますが、所有者不明とされる農地について、この調査では把握をいたしておりません。
なお、参考までに申し上げますが、令和5年度の固定資産税納税通知書の送付に伴い、宛どころ不明により返戻のあったもののうち、地目が農地のものは107筆、8.1ヘクタールでございました。
また、相続放棄などを理由として耕作放棄地が発生し、解消した事例は過去5年間はなく、さらに現在12筆、約1ヘクタールの耕作放棄地解消に向けた相談を各地域から受けておりますが、いずれも解決は難しい現状でございます。
次に、3点目につきまして、過去有害鳥獣の生息が確認された場合に猟友会へ依頼し、捕獲した実績がありますが、地域からの求めがあった場合には、同様の対応を行い、被害の防止対策を迅速に講じてまいりたいと考えております。
次に、4点目につきまして、農地法または農地中間管理事業関連法の改正により、所有者不明農地の貸借に必要な公示期間が、6か月間から2か月間へ短縮され、併せて議員お示しのとおり、貸借の設定期間も最長20年から40年へ延長されるなど、長期の権利設定が可能となっております。
また、本来耕作放棄地対策は、農地所有者や相続権者などが担う義務でありますが、耕作希望者から申出があった場合に限り、所有者不明農地であっても、耕作権利を得ることが可能となる法制度がこのたび整備されましたので、今後の耕作放棄地解消の一助となるものと期待するものでございます。
最後に、5点目につきまして、荒廃農地の復旧支援として、本市が実施をしている補助制度はございません。
一方、国においては、遊休農地の発生防止について幾つかの支援メニューがございますが、既に荒廃化した農地の復旧につきましては、えひめ農林漁業振興機構が実施をしている遊休農地解消緊急対策事業において、10アール当たり4万3,000円の支援金を活用できる場合がございます。
以上、答弁といたします。
○議長(北橋豊作 君) 再質問ありますか。
◆8番(平岡清樹 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 平岡清樹議員
◆8番(平岡清樹 君) 御答弁ありがとうございました。
何点か再質問させていただきます。
まず、相続放棄による耕作放棄地の増加というのは、5年間に解消した例が一度もなくて、なおかつこれからもまだ、今現在さらに増えている。これから増え続けるであろうという問題だというのは十分承知いたしました。行政が手を加えれるかどうかというのは、難しい問題もあるとは思うんですが、ただこれは地域課題であったりとか、農業をこれから増やしていこうと、担い手も増やしていこうという、いろんな施策で結構農業に関してお金が投資されているということも事実ではあるんですが、このまま増えていくということに対して、今の段階では難しい現状でありますという答弁ではありましたが、伊予市独自で何かお考えはないか。先ほど言いました改正農地中間管理事業推進法を使って何かチャレンジしていこうとか、隣の農地の方を担い手にお願いするとか、やっていくつもりは全くないのかどうかという点が1点です。
2点目ですが、同じ私の質問の4番目のところで、今後の耕作放棄地解消の一助となるものと期待するものでございます、これは私の質問とちょっとずれがあると思うんですが、私は、新しい制度を使って優良農地である耕作放棄地を利活用することはできませんかという質問をしているのですが、期待するものでございますで終わったんでは、ちょっと他人事のように聞こえるんですが、その点について再度質問したいと思います。
3番目なんですけど、実際にあまり期待はしてなかったんですが、荒廃した農地に対して。地元の農家の方とかに聞くと、やっぱりあれは50万円ぐらいかかるんじゃないか、あれはという話でした。実際に今あるものについては、4万3,000円、10アールぐらいなんですけど、あの場所は10アール程度じゃないかなとは思うんですが、10分の1程度の支援しかもらえないということで、多分しないと思うんです。農地を使って、そこに新たに45万円を投資してやりましょうかという人は最初に。だから、そうなるとあの場所は、伊予市は関係ないって言われるかもしれませんけど、13年間差押人として入っていて、あの場所がこれから先10年、20年とさらにひどい状態になっていくのは、目に見えるのはもう明らかであります。何らかの方法がないのかなっていうのがあれなんですけど、民間とか各個人にそれを依存していく形では、あの農地を再生することは不可能だと思うのですが、難しいとは思うんですが、再度何らかの御支援、御援助なりあれば、元の田んぼになれば、何とかなると思うんですが、その点について再度質問したいと思います。よろしくお願いします。
○議長(北橋豊作 君) 3点ですか。
〔8番平岡清樹議員「はい」と呼ぶ〕
◎農業振興課長(池内伸至 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 池内農業振興課長
◎農業振興課長(池内伸至 君) 平岡議員の再質問に、私のほうから答弁をさせていただきます。
1点目、2点目、3点目共に関連があるお話になっておりますので、まず、今までの本市のほうで受けておりますこういった農地に関する相談の対応についての御説明からさせていただければと思います。
まず、相続放棄をしたと主張される相続人へのアプローチを引き続きさせていただいておるところなんですけれども、相続放棄というのは、裁判所に申し立てまして、財産管理人が立って、初めてその人の権利あるいは義務というものがなくなるわけでございまして、管理人が立てられるまでの間というのは、農地の耕作権管理義務というのが相続人に既存するわけでございます。それに着目をいたしまして、引き続き相続人の方に対応のアプローチをお願いする、あるいは地域で耕作を希望される担い手がいないかということを農業委員さん等通じまして引き続きさせていただくというところでの相談業務の対応というのは、継続してさせていただくことが可能なんですけれども、直接的にその農地を市のほうが利活用するということは、ちょっと個人の財産にも係ってくることなので難しいというところでございます。
利活用が可能であるのかということに関して言いますと、地域担い手等のいわゆる耕作を希望される方が利用される場合に関しては、農地としての利用は継続して可能だと考えておりますが、特に土地改良法等の適化法の縛りを受けております農地については、農地以外の利用というが非常に難しいところがございますので、引き続き農地として利活用ができる方法を模索してまいりたいと考えております。
また、復旧に関する費用の支援についてですが、例えば荒廃化する前の農地を利活用するときの簡易的な圃場整備の実施であったりとか、またはそういう組織化を図ったときのプラットフォームへの事務的な経費であったりする支援金は、国のほうでもございますが、直接的にその農地の復旧に係る経費につきましては、現在のところ、さきに申し上げました10アール当たり4万3,000円の支援のみでございます。
今後、この問題というのが大きい問題となりまして、機構関係あるいは国、県で復旧に関するいろんな支援が検討されましたときには、その後、市のほうでもさせていただく等の検討について調査研究を重ねてまいりたいと考えております。
以上、答弁といたします。
○議長(北橋豊作 君) 再々質問ありますか。
◆8番(平岡清樹 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 平岡清樹議員
◆8番(平岡清樹 君) 答弁ありがとうございました。
実際難しい問題だというのは、十分承知の上なんですが、ああいった状態になってしまってからでは、非常にもう再生が不可能に近い状態になります、実際にそこにお金がいっぱいかかるっていうことも含めて。あの状態で希望者なんかいるわけないです、あそこで農業しましょうか、田んぼつくりましょうかなんて。池内さんには見てもらっていて知ってると思うんですが、あの状態では誰もいません。あの状態がこのまま20年、30年と続いていく、そういう場所がこれから先増えていくということも含めて、やっぱり考え方を抜本的に変えていく必要があるんじゃないか。こういうふうになる前に手を打つっていうことを、私はぜひ伊予市政に期待をしたいと思います。どうかよろしくお願いします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 平岡議員は、もう法務局まで行きました、地方裁判所や家庭裁判所に行きました、大変難しい問題だということを認識されましたということです。上野のみならず宮下にもこういうところがあるんです。現実に一生懸命作っていた人が倒れて、ベッドに横たわる状態で、それをサポートする家族がいない。例えば、それを即座に何とか誰かにやってやというようなことができれば一番いいんですけど、農業委員会がそこまでは踏み入れないし、結局は、他人の家や隣の田んぼに迷惑をかけるのはもう目に見えて明らかであって、それを仮に勝手に切ったら、今度は逆に、何で勝手に切ったんぞというようなお叱りも受けるような状態で、今は俗に言う林になってます、圃場整備とか優良農地の耕種農地が。私は、南伊予の道前道後の受益地である耕種農地の未来が、本当に心配なんです。だから、やはりいろんな意味で国にも訴えかけながら、法律を変えてくれというのは無理ですけれども、様々なその地域に特化した、特区とまでは言いませんけど、見合った農業政策をしないと、正直大変なことになるのは、もう議員も御案内のとおりでありますし、あの上野団地の土地は、私もグーグルマップで見て、なおかつ現地にも行きました。これはしょうがないなと。だけど、例えば、まず質問の内容にあったハクビシンか何かよく分からないけれども、団地の猫をかみ殺したというか餌にしたというか、それは、まずは猟友組合に、上野団地の区長さんというか総代さんが声をかけていただいて、あそこは山じゃないから、いつでも鉄砲とかは無理なんで、箱わなを仕掛けたり、そういったことをしないといけないと思います。ただ、御案内のとおり、伊予市役所の公園であったり公道であったら、チェーンソーを扱える人間、この指止まれということで我々は言ってますけど、あの農地はあくまでも個人の土地という位置づけでありますので、それのそういう事例をつくると、あそこもここもとなって、収拾がつかなくなるんで、そういったことはできないというのは御理解をいただきたいなと思ってます。
ただ未来につながる農業をやっていくためには、ああいったところをいかに少なくしていくか。1点だけ、楽天ファームっていうのがあるんです。楽天ファームは、20年、30年ほったくった土地でさえ、静岡のほうではやってるから、市長、伊予市の中でも紹介してくださいよって言ってるんですけど、それがいまいち軌道に乗ってない部分もあって、よその自治体ではやってるのかもしれませんが、そういった民間組織も利用しながら、荒廃して、俗に言う、平岡議員の言葉で言うたら森、森ではないんですけど、というような農地になったところも伐開して、たちまちは、私は正直言うて、その人の知り合いであれば、あしたでもチェーンソーでもって切りますよ、まずは木を。でもそういうことはなかなかできないし、宮下でも、既に私自身が議員のときに動いていろんなこともしましたけど、なかなか全ては、ましてやあそこは団地の前だからよく目立つけれども、もう山間部へ行ったらもうわやというか、大変な状態になってる部分において、一生懸命果樹を作っている人たちが、そこがイノシシの寝床になる、何とかしていただきたいけどどうしようもないというようにじだんだ踏んでるんですけど、何がしか今の圃場整備した上野団地のところは私のほうからも、ただあそこの1反10アールの土地だけっていうわけにいかないんで、周りも加味したここであんたとこ、やらんかと。ほんだらここもついでに伐根してやってよという話になるけど、たった1反だけではできないと。いろんな縛りはあるんですけど、私のほうもできる限りのことは動いてみますので、今後ともよろしくお願いします。
○議長(北橋豊作 君) 2問目に行ってください。
◆8番(平岡清樹 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 平岡清樹議員
◆8番(平岡清樹 君) 2問目は、IYO夢みらい館前の郵便局跡地の利用方法についてでございます。
市民の方から苦情があったIYO夢みらい館の駐車場について質問いたします。以降、みらい館と省略させていただきます。
市民から、イベント等で何回かみらい館に行ったそうですが、一度も駐車場に止めれなかったというお話をいただきました。たまたまかもしれませんが、イベントは土日に集中しており、どうしても来場者も集中してしまうのは、避けては通れません。とは言っても、偶然かもしれないと思い、私は何度となく足を運んでみました。平日はがらがらですが、日曜日はいつも朝9時の時点でかなりの満車状態、踏切のほうから駐車場に入れない来場者や378号線、セブンイレブンのところです。あっちのほうから入ってきた車とごった返しており、間違えてぐんちゅう保育園側に行ってしまい、バックをしていてクラクションを鳴らされるような光景も目にしました。朝から楽しみにみらい館に来たものの、駐車場に入れなかった来場者のいらいらが爆発しているように見えました。とても残念です。苦情を伝えていただいた方の話では、臨時駐車場もいっぱいで入れなくて、仕方なく帰った方もいらっしゃったようで、非常に残念がっていました。現在、郵便局跡地は、完全に解体されて更地になっており、みらい館の入り口に当たる場所である以上、今後の利用方法によって市民の利便性が大きく変わることでしょう。現時点では、一人でも多くの来場者が来てほしいと思っている市の思いとは、裏腹な光景がそこにはあります。想像してみてください。みらい館にイベントを楽しみに来て、入れなくて帰ってしまう。その人の一日の予定も大きく変わってしまうでしょう。子ども連れで駐車場に止めれないから帰るというと、泣き出す子どももいるのではないかと思います。
そこで、5問の質問をいたします。
1、IYO夢みらい館前の郵便局跡地は、どのような利用方法を計画しておりますでしょうか。具体的な図面等があれば開示をしていただき、説明をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
2、都市整備課に確認したところ、設計に入っているとのことでした。その設計は、こういった現状を理解されて設計されているのでしょうか。行政の自己満足ではなく、本当に市民や来場者の声を反映させているのでしょうか。このたびの設計におけるテーマやコンセプト、利便性の向上になる具体的な対策及び改善策の説明をお聞かせください。
3、みらい館を利用しようとして来場され、駐車場が満車だった場合、ホームページでは、国道沿いの広場が臨時駐車場として案内されておりますが、一般的にちょっと遠過ぎると思います。遠い臨時駐車場について理事者の御所見をお願いします。
しかも整地がされておらず、白線も引いてなく、今現代の駐車場としての機能は有していないと考えます。現代で駐車場と言うのなら、きちんとアスファルトを敷き、駐車スペースの区画を意味する白線を引くべきです。理事者が他市に行って、あの臨時駐車場に止める際に感じる声を答弁いただきたいです。
4、伊予市役所の駐車場と向かいの2階駐車場が臨時駐車場として案内されていないのはなぜでしょうか。2つとも開放して、市としてみらい館利用者への利便性をアピールする必要があるのではないでしょうか。実際にセブンイレブンに不法に止めている車両もあったと伺っています。市の施設を利用するために来場した方が困っているのですから、臨時駐車場としてホームページで記載するべきです。市の施設を利用するに当たって、近隣施設に御迷惑にならないような最善の対策はしておくべきだと考えますが、理事者の御所見をお願いいたします。
5、時にはマイクロバスや大型バスで来場する場合もあることでしょう。そのような場合は、どういった対応を取るようになっているのか、お知らせください。
バスが敷地内に駐車できるのか、何台までできるのか、その他の駐車場への案内はあるのかなど、実際に来た場合を想定して、具体的にお願いします。
以上、5問の質問に明快な御答弁をよろしくお願いいたします。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 三谷産業建設部長
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) IYO夢みらい館前郵便局跡地の利用方法について5点の御質問のうち、1点目、2点目、5点目について私から答弁を申し上げます。
まず、1点目、2点目の計画及び設計につきましては、現在、IYO夢みらい館を設計しました株式会社山下設計に業務を委託し、協議を進めております。設計におけるテーマやコンセプトは、平成26年度から平成27年度にかけて10回実施をいたしました伊予市図書館・文化ホール等建設市民ワークショップでの意見を反映し、作成しました図面を基本コンセプトとし、現在のニーズに対応し、市民が憩いの場としてくつろげる空間づくり、コミュニティバスの待合空間の創出、応急的な駐車場の対応、利用者の安全対策等について、地元の意向も含め実施設計に反映いたしますので、設計図面がある程度確定をいたしましたら議員の皆様にお示しし、説明してまいりたいと考えております。
5点目につきましては、広場中央通路にバス乗降スペースを設置し、来場者の利便性の向上を図る計画でございます。
バスの駐車場は、臨時駐車場等となりますが、バスの駐車場への誘導方法等につきましては、関係部署と協議検討をしてまいりたいと考えております。
以上、答弁といたします。
◎教育委員会事務局長(窪田春樹 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 窪田教育委員会事務局長
◎教育委員会事務局長(窪田春樹 君) 失礼いたします。
3点目と4点目につきまして、関連がございますので、私から一括して答弁を申し上げます。
IYO夢みらい館については、議員御案内のとおり、令和元年8月に仮オープンとなっており、当時、文化ホールについては、「お試し利用」でございました。仮オープン時には、まだ駐車場は整備中のため、周辺で駐車場として提供できる広さのある土地としては、現在の臨時駐車場しか見当たらなかったことから、若干距離はありますが、国道沿いの土地を駐車場として案内していました。その上で、駐車場対策として、できるだけ公共交通機関の利用をお願いしていたところです。
また、市役所向かいの立体駐車場については、閉庁時の開放時間内であれば利用できる旨を案内しておりました。
しかし、IYO夢みらい館の閉館時間が22時である一方、立体駐車場の閉鎖時間は、平日が20時、土曜・日曜・祝日が18時となっています。このように、IYO夢みらい館の閉館時間のほうが遅いために、立体駐車場の閉鎖時間を過ぎても、IYO夢みらい館の利用者の車が残っているという事態が発生したことから、IYO夢みらい館の駐車場完成後は、立体駐車場への案内は行っていないのが実情です。
なお、市役所駐車場については、当初から案内は行っておりません。
議員御指摘のとおり、IYO夢みらい館の駐車場が満車になることが多い曜日としては、土曜・日曜が大半です。そこで、今後は文化ホールのイベント開催で駐車場が満車となりそうな土曜・日曜・祝日は、市役所駐車場及び立体駐車場を開けて、閉鎖時間がイベント終了後になるよう、指定管理者に対して庁舎を管理する財政課へ駐車場の利用申請をするよう提案し、臨時駐車場としての活用を模索してまいりたいと存じます。
また、国道沿いの臨時駐車場の整地やロープの敷設につきましては、今後閉庁時の市役所駐車場等が臨時駐車場として利用が開始されても、まだ不足が生じるような状況となれば、整地等から段階的に実施してまいりたいと存じます。
以上、答弁といたします。
○議長(北橋豊作 君) 再質問ありますか。
◆8番(平岡清樹 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 平岡清樹議員
◆8番(平岡清樹 君) 御答弁ありがとうございました。
何点か質問させていただきたいと思います。
まず、最初の三谷部長の答弁のバスの件なんですが、設計図もそうなんですけど、設計に関して後でバスが入っているんですけど、バスの乗り降りスペースを設置ということは、臨時駐車場に置いてくれというような解釈でいいのかどうか。
ただ、今でさえ乗用車でいっぱいになっている──私はあえてあそこの場所を駐車場ではなく広場だと言うんですが、あの広場にバスをあそこまで持っていくもしくは、そんなに何台もで来ることはないとは思うんですが、ホールの大きさも限られてますので。バスの乗り降りをして、バスは別のところへ持っていけという形で今は考えられているのかどうかという点が1点です。
それと、市役所の駐車場を使うというのに、ちょっとまだいろいろ理事者の中では抵抗があるのかなというふうに答弁を見て感じるのですが、私からしたら、夢みらい館のホームページに記載されすらしてないっていうのも、何かちょっとおかしいなと思いますし、松山市とかだったら、有料駐車場があります。だからそっちに止めたらいいと思うんです、実際、遅かった場合は。でも伊予市に有料駐車場は1件もありません、この辺りに。有料駐車場というのがない以上、じゃあ道路に止めろというたら、それは駐車違反になりますし、そうなると帰るしかない、もしくはどっかに止めて電車で来いというのか、このあたりの問題解決というのを、駐車場を利用する方が慢性的に満車になっているっていうことを理解されているのかどうか。それを理解されるに当たって、理事者のほうでは、満車になった頻度っていうのは調べていらっしゃるのか。調べているんやったら、お教えください。
この答弁では、市役所の駐車場を指定管理者にということではあるんですが、その前に案内ができなければいけないと思うんですが、その案内はホームページ上でされるつもりはあるのかないのかというそこの点もお願いします。だから3点ですか、今の段階で。
この状態のままで指定管理者が開け閉めをしてもいいというのであれば、例えば時間は許されるのか。
以上、4点よろしくお願いします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 何点か今の形を共有しておきたいんですけど、例えば7月28日の伊予彩の花火、伊予市の人口が倍になるぐらいの状態にまで人が来るときには、観光協会から市役所の目の前の駐車場の使用依頼があって、当然向こうの立体駐車場だけでなしに、市役所前の駐車場もオープンにしてます。
ただ、IYO夢みらい館につきましては、Fun Space(ファンスペース)が指定管理ということでありますが、基本的には、指定管理者からの申請ありきというものを大事にしないと、行政としての枠組みができないけれども、今の枠で言うと、じゃあ9月23日にこういうイベントがあるときに、利用するお客さんがホームページを見て、駐車場はここですよ、その段階で市役所を使えるっていうことを知らなかったら、正直駄目です。だから、これに関しては、事前情報を得ながら、ホームページで当然のごとく載せるべきだと私は思います。
根本的に様々な点、私も結構、一般質問指示しました。まず、レストラン高坂というか、門田石油の前の伊予土木事務所跡地の駐車場については、議員御案内のとおりかもしれませんけれども、あそこは、松前町や砥部町との共有の土地なんです。だから勝手にアスファルトとかというのは、そら了解をもらったらできますけど、もともとはあそこに郵便局が来る予定で我々も一生懸命地中杭とかもろもろ段取りしたんだけど、結局あそこは狭いということで来なかった。将来的には、あそこはもう民間に売却したいと私は思ってます。だけどそのときにアスファルトを敷いてると、また今度産業廃棄物になってくるから、もろもろあるんで、まず答弁にも書いてましたように、整地はする。トラロープで縄張ぐらいは、もしかして不便であればする、こういったことは、様子を見ながら、今の状態ではちょっと草も生えてるし、見苦しいとは思ってます。
その枠の中でバスのことが出ましたけれども、郵便局の跡地、まだ郵便局の権利の土地にまだなってますけれども、あそこを伊予市が完璧に契約して、伊予市の土地になったときに、駐輪場とかもろもろの計画があって、バスは単純には4台止めれます。
しかしながら、有事の際とかもろもろのときには、やっぱり真ん中のスペースっていうのは、普通の駐車場にもしたいという部分があって、線引きはしませんけど、そういう場所ではないんで。それで、例えば団体がバス2台で来ました。降りてもらいます。取りあえず伊予土木の駐車場に止めとってもらって、イベントが終わる頃には帰ってきてよと、こういう形を取りたいなと。当然そのときには、ガードマンかバスガイドか、しっかり誘導もしてもらわないといけないなと思ってます。私も結構みらい館へ、挨拶せいとかなんとかいろんなことで行くんですけど、土日は確かに多いし、私も残念ながら止めれずに、めがねのアイアイエーの前へ止めて、アイアイエーでしゃべってからそこを使ったりしたり、もうここもいっぱいやったりして、そういうこともあるんですけど、やはり情報っていうのは、基本的には今はデジタル時代で、本当に伊予市がしっかりDXっていうデジタル化による変容ってなれば、ホームページとかスマホを見て、ああこの日は市役所の駐車場も止めれるんだなということも事前公表するべきだと思いますし、バスに関しては、多分団体で来る人が4台まではないかもしれないけれども、2台で来たときには降りてもらって、1時間なり2時間なりのイベントで、ほんで終わる頃にはバスが来るという形を取りたいと。ほんで、有事の際とかるる困ったときには、真ん中の広いところを。だから、私はもう見せろよと、もうある程度できているんだから、議員さんには。だけど、今市民との意見の交換を煮詰めてるところだから、まだ意見が集約できない状態で見せて、結局また違ったら、二度手間、三度手間になるんで、ざっくりのことなら、左側、南伊予側のほうに駐輪場とか、当然、横のクロダさんとこの前の道は広くなる。いろんな枠組み中で、ただあそこには、防火水槽とかもろもろ入れていかないといけないのも御案内とおりで、令和7年3月にテープカットをするようなグランドオープンということでありますけれども、いろんな市民の皆さん方の委員会の意見だけでなく、議員各位におかれましても、市民の代表であるんですから、こんなことせいよ、あんなことせいよと、我々とか担当所管に言っていただいたら、それが可能であれば、そういったことも構築していきたいなと思ってます。様々な形でいろんな縛りがあるということだけは、御理解をいただきたい。
あと補足がありましたら、担当から言いますので。
○議長(北橋豊作 君) 補足説明はありますか。
◎財政課長(皆川竜男 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 皆川財政課長
◎財政課長(皆川竜男 君) 失礼いたします。
開閉時間の件に関して御答弁いたします。
あくまで開閉の作業自体は、市のほうで行いますので、それであの駐車場につきましては、本来は庁舎へ来られた方のための駐車場でございますから、基本お貸しできるのは、土日、祝日等の閉庁日の貸出しになると考えております。その貸出しに当たりましては、それぞれ利用される団体から申請が出てきて、それを市のほうで許可してやるようになります。ですから、IYO夢みらい館さんが使われるのでしたら、今現在指定管理者であるFun Space(ファンスペース)さんから、この日に使いたいというような申請書を出していただきましたら、その時間、8時に閉めるところを10時まで必要でありましたら10時に閉めるというような形で行っていきたいと思いますので、御理解いただいたらと思います。
そのホームページへの公表につきましても、イベントをホームページに載せるようでありましたら、その中で併せて、開閉時間等の申請があった場合は載せたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(北橋豊作 君) 再々質問ありますか。
〔8番平岡清樹議員「漏れがあります」と呼ぶ〕
○議長(北橋豊作 君) 答弁漏れ。
〔8番平岡清樹議員「はい。満車になった頻度を調べてますか」と呼ぶ〕
◎教育委員会事務局長(窪田春樹 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 窪田教育委員会事務局長
◎教育委員会事務局長(窪田春樹 君) 満車になったときの頻度につきましては、土日にイベントでありまして、文化ホールに観客を入れるというふうなイベントのときには、ほぼ駐車場のほうはいっぱいになっとるというふうな状況でございました。ですので、今回答弁を作成する上において、財政課のほうに市役所の駐車場のほうと立体駐車場のほうを何とか開けれる方法はないかというふうなことを検討した結果、今回の答弁に至ったわけでございます。
状況のほうを尋ねられて確認いたしますと、土日のイベントのとき、文化ホールを使うとき、ほとんど駐車場のほうは満車だったということでございます。
以上でございます。
◆8番(平岡清樹 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 再々質問。平岡清樹議員
◆8番(平岡清樹 君) 御答弁ありがとうございます。
市長の英断で、市役所、よろしくお願いします。
実際申請が必要というのは、仕方ないことだとは思います。だから申請はしながらも、やっぱりこっちにある駐車場が何十台分かある。時には市民が町家とかで使う場合に止めることも当然あると思いますので、そのあたりは仕方ないこととして、市役所、土日、祝日をできるだけ申請を上げれば、開放する。管理については、最後の閉めは市役所がするまでも、その運用の間については、当然指定管理者も見ていかないかんかもしれません。その場合に1点ちょっと心配なのが、その場所の駐車場で事故があった場合、事故した場合は、事故の当事者同士で解決してもらうとか、そういうのも一応前もってリスク管理だけはしておいてほしいなと思います。当然市役所は閉庁している時間帯ですので、そのあたりについてはしてもらったらなと思います。
満車になった日にちですけど、私のほうで確認をしたところ、4月が5回、5月は4回、6月は8回、7月は7回、8月は4回、ほぼ毎週ですね、本当に。今窪田局長が言われたようにほぼ毎週土日、両方ともということもあります。この内容で平成26年から27年にかけて10回ワークショップをしたから、これは重々市民の声というのは大事だとは思うんですけど、運営をこれからしていく上で誰がこれから──夢みらい館が設計図もできてないそのときのワークショップも大事ですが、今現在で起こっている問題を解決するための一つの案も入れていくべきだと思います。ぜひIYO夢みらい館に来られる方が、いろんな方が来ると思います。やっぱり自分の子どもの発表会を見に来ることもあると思うし、そういうのをわくわくしながら来て、何だここはと言って帰らないようにしたいなという思いで今回一般質問をさせていただきましたので、どうか様々な御配慮を、そしてあそこの──〔一般質問終了5分前のブザーが鳴る〕──駐車場の整地、どうか早めにお願いしたいと思います。
一般質問を終わります。ありがとうございます。
○議長(北橋豊作 君) 暫時休憩をいたします。
午前11時37分 休憩
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