録画中継

令和3年第3回(6月)伊予市議会定例会
6月16日(水) 一般質問
無所属
森川 建司 議員
1 花と史跡と田園を巡る「ふれあい歩道構想」仮称「大谷川あじさいロード」について
  南伊予駅のあじさい記念植樹から8か月が経つ。南伊予駅周辺の活性化の1つとして花と史跡と田園を巡る「ふれあい歩道構想」仮称「大谷川あじさいロード」を提案する。
 (1) 南伊予駅周辺地域の活性化(開発)の進捗状況は。
 (2) 仮称「大谷川あじさいロード」の整備について
2 職員の懲戒処分について
 (1) 過去3年間の懲戒処分者数と内容は。(懲戒に至らない指導上の措置を含む)
 (2) 増減の傾向と市としての分析、評価は。
 (3) 再発防止のための市の取組は。
3 歴史教科書の選定について
  令和4年度使用教科書の採択事務処理(令和3年3月30日通知)によれば、自由社の「新しい歴史教科書」について採択替えを行うことが可能とされた。市の対応を問う。
 (1) 採択替えをされるのか。
 (2) 昨年の回答で調査研究資料は、保護者の立場に立った議論がなされたとあるが具体的には。
 (3) 採択結果の通知において、保護者の関心に応えた方策は。
 (4) 従軍慰安婦の表現を不適切とする政府の決定を受けて、当市教育委員会としての対応は。
4 伊予市の安心・安全について
 (1) 4月25日(日)に暴走族(約百台)が東温市~伊予市~佐田岬を危険走行していた。市の対応を問う。
  ア 警察との連携は(事前の通報は)。
  イ 交通安全指導員、青少年補導員、警察協助員等関係団体との連携は。
  ウ 今後の対応は。
 (2) 今年度のコロナ禍の青少年センターの取組を問う。
  ア 愛媛県非行概況の分析と当市青少年センターの活動重点は。
  イ 令和元年12月の回答において「SNS問題に主導的役割を果たす」とあるが、具体的な実行状況は。
  ウ 登下校見守り活動ハンドブックの活用は。
5 伊予市の新型コロナウイルス感染症に関する対応について
  過去にコロナ自粛の打破やワクチン接種の副反応の危険性を問うたが、命にかかわることのため再度問う。
 (1) 市の感染状況を踏まえて、通常の社会活動へ舵を切るタイミングは。
 (2) 図書館の閲覧はいつからできるのか。
 (3) 心のケアや自殺防止対策は。
 (4) 厚生労働省の発表した死亡者数等の副反応に対する市の所見と、市の副反応の実態は。
 (5) 前回の回答「市として副反応の情報収集と周知について」具体的な実行状況は。
6 学校・幼稚園等におけるマスクの着用について
 択替えを行うことが可能とされた。市の対応を問う。
 (1) 採択替えをされるのか。
 (2) 昨年の回答で調査研究資料は、保護者の立場に立った議論がなされたとあるが具体的には。
 (3) 採択結果の通知において、保護者の関心に応えた方策は。
 (4) 従軍慰安婦の表現を不適切とする政府の決定を受けて、当市教育委員会としての対応は。
4 伊予市の安心・安全について
 (1) 4月25日(日)に暴走族(約百台)が東温市~伊予市~佐田岬を危険走行していた。市の対応を問う。
  ア 警察との連携は(事前の通報は)。
  イ 交通安全指導員、青少年補導員、警察協助員等関係団体との連携は。
  ウ 今後の対応は。
 (2) 今年度のコロナ禍の青少年センターの取組を問う。
  ア 愛媛県非行概況の分析と当市青少年センターの活動重点は。
  イ 令和元年12月の回答において「SNS問題に主導的役割を果たす」とあるが、具体的な実行状況は。
  ウ 登下校見守り活動ハンドブックの活用は。
5 伊予市の新型コロナウイルス感染症に関する対応について
  過去にコロナ自粛の打破やワクチン接種の副反応の危険性を問うたが、命にかかわることのため再度問う。
 (1) 市の感染状況を踏まえて、通常の社会活動へ舵を切るタイミングは。
 (2) 図書館の閲覧はいつからできるのか。
 (3) 心のケアや自殺防止対策は。
 (4) 厚生労働省の発表した死亡者数等の副反応に対する市の所見と、市の副反応の実態は。
 (5) 前回の回答「市として副反応の情報収集と周知について」具体的な実行状況は。
6 学校・幼稚園等におけるマスクの着用について
  マスク着用の有効性も認識しているが、着用による弊害についても認識して対応すべきと考える。ほとんど感染がない伊予市において、マスク着用の指導態勢を問う。
 (1) 市(主として教育委員会等)としてどう指導しているのか。(市立幼稚園、小・中学校、保育所、認定こども園等)
 (2) 熱中症予防のためにも登下校時はマスクを外すようにできないか。
 (3) 学校等が必要性や状況を判断してマスク着用の可否を決める指導を。
△日程第2 一般質問
○議長(日野猛仁 君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
 発言の通告がありますので、順次質問を許可します。
 なお、発言残時間及び発言回数をモニターに表示しますので、御確認願います。
 森川建司議員、御登壇願います。
            〔4番 森川建司君 登壇〕
◆4番(森川建司 君) 議席番号4番、森川建司です。
 日野議長に許可をいただき、通告書に沿って一般質問を行います。市長はじめ、関係理事者の明快な御答弁をどうかよろしくお願い申し上げます。
 初めに、花と史跡と田園を巡るふれあい歩道構想、(仮称)大谷川あじさいロードについてです。
 令和2年10月14日に南伊予駅において、アジサイの記念植樹が行われてはや8か月がたちました。その席上、JR四国半井会長が、アジサイ駅の話をされたのを覚えています。今梅雨に入り、植樹したアジサイが小さいながらも見事に咲き誇っています。コロナ禍、開業イベント及び開業1周年イベント等が中止になるなど、南伊予駅は、厳しい船出となりました。
 そこで、南伊予駅の地域活性化の一翼を担うものとして、アジサイと史跡と田園をテーマにした取組を提案いたします。
 具体的には、南伊予駅からえひめ森林公園までの約4キロの間に、主として大谷川沿いにアジサイ約1万本を植栽するとともに、経路沿いにポケットパーク(ベンチやあずまや、トイレ、駐車場、案内板等を設置)や遊歩道、蛍水路などを整備するものです。併せて、あじさいロード周辺に点在する史跡(雲居国師生誕地等)や古墳(三角縁神獣鏡の出土した嶺昌寺古墳跡)等を巡れるよう案内板を設置します。将来的には、アジサイ祭りなどのイベントも視野に入れております。詳細は、お手元の構想図で御確認ください。
 本提案は、市長の言われる愛媛の観光資源である貨物駅を生かすことになりますし、サイクルマップとのコラボもできますことから、南伊予駅周辺の新たな観光プランを強力に後押しするものと確信します。
 また、私が令和元年9月議会で提案いたしましたえひめ森林公園を利用した健康づくりを推進することにもなります。
 そこで、2点伺います。
 1、南伊予駅周辺地域の活性化(開発)の進捗状況は。
 2、(仮称)大谷川あじさいロードの整備について。
 以上です。よろしくお願いします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 森川建司議員より、大谷川あじさいロードに関し2点の御質問をいただきました。関連がありますので、一括して御答弁申し上げます。
 昨年2月頃からの新型コロナウイルス感染症の感染拡大によりまして、県境をまたぐ移動に大きな制限がかけられて以降、国内外の観光需要は大きく減少し、観光産業は極めて大きな打撃を受けております。本市におきましても、交流人口が激減したことにより、飲食業また宿泊業、タクシー・バス運行業など、様々な分野で深刻な影響が生じているのが現状でもございます。
 このような状況の下、新型コロナウイルス感染症の一定の収束及び回復までの期間を活用し、滞在コンテンツの充実と強化、併せて受入れ環境の整備に注力する必要があるとの考えから、観光振興に特化した2種類の計画づくりに取り組んでおります。まだ策定中の段階ではございますけれども、まず伊予市まるごとおもてなしプランでは、ウィズコロナ・アフターコロナにおける本市での新しい観光振興手法について整理・検討を行っております。
 五色浜やしおさい公園、松森城森林公園や佐礼谷「黄色い丘」、ふたみシーサイド公園や下灘駅といった、既に一定の認知度を持つ観光スポットにおしゃれなカフェや季節によって趣を変えるすてきな風景を組合せ、様々なターゲットに対し、伊予市での過ごし方を提案をいたします。
 また、森林や空き家にWi-Fiやコワーキングスペース、要は個人事業者や在宅勤務が可能な場所の縛りのない環境で働いている人たちが設備を共有することで、経費削減や利便性を得ることのできる共有スペースのことを申しますけれども、そういったものなどを整備し、昨今の多様なワークスタイルにも対応できる環境を提供いたしたいと考えてもございます。
 森川議員御質問の南伊予駅周辺地域の活性化につきましては、このおもてなしプランの中でも発展性を持ったモデルケースとして、特に熟慮した部分であり、新しく整備されたJR南伊予駅、JR松山運転所車両基地、JR貨物松山貨物駅を観光・交流の拠点と位置づけ、県内外からの観光誘客を進めるとともに、市内でとれた農林水産品を取り扱う産直や農家レストラン、子どもたちの遊び場や学ぶ場を提供したいとも考えており、計画策定後は、実現に向けて具体的な検討に入っていく予定でもございます。
 一方、自転車の活用に焦点を当てた観光推進計画では、市民・事業者及び行政の協働により、誰もが安全かつ快適に自転車を活用できる環境を整えるとともに、サイクリングの普及・促進により、地域のにぎわい創出を目指したいとの思いの下、各地域の名所や観光スポットを巡る魅力的なサイクリングルートを構築し、サイクリングマップの作成にも取り組みたいと考えてもおります。
 南伊予駅周辺に目を向けてみますと、えひめ森林公園、谷上山、ウェルピア伊予などを結ぶサイクリングの初心者から上級者まで楽しめるコースルートの検討を進めているところでもございますが、このたび御提案いただいた大谷川あじさいロードが、まさにこれらの観光プランを地域住民のお力により後押しいただける構想であると期待を寄せる次第でもございます。南伊予地域は、松山市や市内中心部のベッドタウン的な要素を併せ持つ農村地域であり、これまで観光・交流とは関わりのない、薄い地域ではありましたが、JR南伊予駅をはじめとする新たな観光資源を、安全で集客力の高いコンテンツへと磨き上げ、同地域のみならず、本市全域への誘客につなげてまいる所存でもございます。
 森川議員、今回の御質問のために理事者側にもA3サイズの図面、渡していただいておりますけれども、自らが1メートル掛ける2メートルの図面を作成され、今回の質問に臨む意気込みには、敬意と称賛に値すると存じております。その1メートル掛ける2メートルは、今市長室にも貼らさせていただいておりますけれども、ただ大谷川あじさいロードも実現・実行に向けては、地域住民のコンセンサス、財源の確保、管理方法など、クリアすべき事項が多々あると思います。
 しかしながら、本市が描く観光プランと足並みをそろえることで、より一層の効果が現れるものと考えてもおります。森川議員におかれましては、さらなるお力添えをお願い申し上げ、答弁といたします。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 大変前向きな御回答、ありがとうございました。
 1点だけ再質問させていただきます。
 3ページ、答弁書、中ほど頃にありますけれども、計画策定後は実現に向け、具体的な検討に入っていく予定ですとございますけれども、できましたら今の段階で、計画を今年度とか、あるいは実行はいつ頃というのがもし決まっておるようであれば、回答していただきたいと思います。
 以上です。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) まずもって森川議員の再質問でありますけれども、原則、やはり地域住民のコンセンサスというか同意、また地域への根回し、そして当然議会への議員の皆様方の御承認、それがなくしては、前へ向いて進む話ではありませんけれども、例えばの話、仮にもろもろ今水面下で動いていることがある程度進捗すれば、来年度当初予算に、前も申し上げました貨物基地の中にある最新のターンテーブル等々、伊予市全域を見渡す展望施設、またこれもたら話かもしれませんけれども、伊予灘ものがたりの払い下げたものをあずまやの代わりに置いてトイレを作って、もろもろ貨物基地の周辺整備という位置づけで、県、国の了解も得て、それが可能になれば、来年度早々に用地の買収の予算を計上し、また令和5年3月には、その施設を構築する予算を上げていきたい。まずもってそのために用地買収の予算が承認されれば、即座にクラウドファンディングにも持っていく、そういった形であります。その枠組みの中で南伊予駅等々、当然伊予市の6ブロックのサイクルマップも作り上げますけれども、その枠組みの中から、今森川議員が言われるその枠組み、これは今様々な形で地元住民への同意から様々な学校関係、またJR四国の半井会長が、今一生懸命四国ツーリズムということで、その会長にもなっておりますけれども、そういったまた御指導また御助言もいただきながら、一つ一つ着実に物事を進めていかないと、夢物語で終わってしまう可能性もございますので、そういった枠組みでは、今言える範囲っていうのは、確実ではございませんけれども、議会の承認を得たら、そういう形を取っていきたいなと思っております。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 御回答ありがとうございました。
 再々質問ではなくて、要望という形で、今大谷川あじさいロードの進捗状況といいますか、私は、大谷川の愛リバーを活用して清掃作業をやっとるんですけれども、そこを担当地域、取りあえず今年は梅雨の時期にアジサイを協力者も含めて300本ほど挿し木をしました。中予河川局の課長には、この地域にちょっとアジサイを植えさせてくれということで、許可もいただいています。そういう形で、アジサイ4キロ1万本といっても、私は10年ぐらいかかるかもしれないと思ってますし、できるところから私はやっていきたいと思っている中で、ぜひとも実現できて、市のほうも前向きにやっていってほしいと、よろしくお願いします。
 以上です。
○議長(日野猛仁 君) 次に行ってください。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 次に、職員の懲戒処分について質問します。
 4月19日、同僚に暴言を吐いたとして、市職員を懲戒処分にしたとの報道がありました。市は、コロナ禍でも社会教育課等が主体となり、人権同和教育等、職員教育に力を入れている矢先の事件であり、残念でなりません。組織は申すまでもなく、人づくりが最も大事であります。
 そこで、再発防止及び市民からの信頼を取り戻す観点から、3点伺います。
 1、過去3年間の懲戒処分者数、内容は。(懲戒に至らない指導上の措置を含む)
 2、増減傾向と市としての分析、評価は。
 3、再発防止のための市の取組は。
 以上です。よろしくお願いします。
◎総務部長(河合浩二 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 河合総務部長
◎総務部長(河合浩二 君) 森川議員から、職員の懲戒処分について3点の御質問をいただきましたので、私から答弁申し上げます。
 まず、1点目の過去3年間の懲戒に至らない指導上の措置を含む懲戒処分者等の数及び内容でありますが、懲戒処分につきましては、今年度他の職員への暴言等による戒告処分を1人に対して発令しております。
 次に、懲戒に至らない指導上の措置につきましては、平成30年度に保険料賦課誤りによる訓告が1件で5人、令和元年度に災害復旧入札工事積算誤りによる所属長注意が1件で5人、令和2年度は、災害復旧入札工事積算誤りによる所属長注意が1件で5人、令和3年度は、災害復旧工事契約解除による訓告が1件で5人となっております。
 次に、2点目の増減の傾向と市としての分析・評価でありますが、まず増減の傾向につきましては、平成30年度から昨年度まで各年1件で、ほぼ横ばいで推移しております。
 要因としまして、業務過多に伴う職員の注意力の低下と分析しております。特に大規模災害による災害復旧工事関係業務では、多数の被害が発生し、業務量が増えたことが背景にあると考えております。多くは不注意による軽微なミスから生じたものですが、軽重にかかわらず、住民サービスに直結する行政の役割の重要性に鑑みると、いかなる場合も緊張感を持って公務に当たらなければなりません。今後も事案発生の場合は、懲戒処分または懲戒に至らない指導上の措置等の妥当性について、本市懲戒分限処分審査委員会や法律顧問の意見等を参考に、適正に対処してまいりたいと存じます。
 次に、3点目の再発防止のための市の取組につきましては、訓告または所属長注意を行うことにより、職員の意識づけを行うことに加え、今後の再発防止に向けて、複数人によるチェック体制の強化など、具体的な防止策を示すことで、職務遂行の改善向上に努めているところでございます。今後も処分を受けた職員についてはもちろんのこと、研修やOJT等を通じて、組織的なレベルアップを図り、より一層適正な行政運営に取り組んでまいります。
 以上、答弁といたします。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 2点再質問させていただきます。
 1つは、答弁書2ページ、真ん中頃に、要因として、業務過多に伴う職員の注意力の低下というふうに分析をしておられますけども、じゃあこの業務過多をなくすためにどうされているのかというのを一つ具体的にお答えください。
 2つ目、3ページ、真ん中辺、職員の意識づけというのは、私大変大事だと思ってます。最初原稿で申しましたように、やはりかなり私、人権教育だとか職員教育だとか、私はいろいろ出させてもらって、いい教育をされてるなと思うんです。
 ところが、今回のような、いわゆる懲戒処分者が出たということは、その教育そのもの、もしくは教育に懲戒処分者が出てたかどうかとか、そういう分析も私は必要じゃないかと思ってますし、その辺のところをもし分析をされておれば、答えていただきたいと思います。
 以上です。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 業務過多等々につきましては、人事の関係の担当がお話をいたしますけれども、私の基本姿勢は、職員に対しても和気あいあいを旨といたしておるわけでありますけれども、今回全国ニュースになった処分については、私自体が激怒をいたしました。その枠組みの中でしっかりとした処分を行わないと、やはり組織というものは成り立たないというのが私の考え方であって、内容等々は、そんな全国ニュースに出るようなあれではなかったのかもしれませんけれども、やはりそういった職員を単なる注意ぐらいで済ませておると、もっともっとひどくなるというような思いがありまして、今回そういう処分を下しました。今、その処分を与えた職員、しっかりと真面目に仕事もしております。その枠組みの中で、今後も私が民間で培った枠組みの中でどうしても納得のいかないことは、幾ら職員が穏便にと言っても、確実に処分をしてまいる所存であります。ただ、和気あいあいを旨とするのが、私の政治スタンスでございます。
◎総務部長(河合浩二 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 河合総務部長
◎総務部長(河合浩二 君) それでは、業務過多に伴う対応について答弁申し上げたいと思います。
 特に答弁書にもございますけれども、災害の関係の復旧業務に従事した職員が行った業務でございます。それにつきましては、技術系の職員が行う業務でございまして、他課の職員も応援に入りまして、できるだけ業務が分担できるようなことをしてまいりました。今後も一定時期の業務につきましてはそういうふうなことで、部内の職員の配置等で対応してまいりたいと思います。
○議長(日野猛仁 君) 暫時休憩します。
            午前10時22分 休憩
       ───────────────────────
            午前10時22分 再開
○議長(日野猛仁 君) 再開いたします。
 次に行ってください。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 次に、歴史教科書の選定について質問します。
 5月13日、横浜市教育委員会は、私立中学校などで来年度から3年間使う歴史教科書の採択を再び行うと決めました。新たに自由社の教科書が検定に合格したことを踏まえ、内容を調査して、採択する手続を踏むことを重視したものです。私は、横浜市の判断は公平性を期すためにも、中学生によりよい教科書を採択する可能性を広げるためにも、当然の判断だと思います。
 一方、4月27日、政府は、慰安婦問題に関して、従軍慰安婦との表現は適切ではなく、単に慰安婦という用語を用いるのが適切であるとの閣議決定をいたしました。
 次いで5月31日、参院決算等委員会で加藤官房長官は、朝日新聞による過去の従軍慰安婦報道について、あたかも強制連行があったような事実に反する認識が、韓国をはじめ、国際社会に広まった。極めて問題だったとの認識を示しました。私は、この閣議決定は約30年もの長きにわたり日本をおとしめていた従軍慰安婦問題に終止符を打つ画期的なものであり、歴史教科書採択に大きな影響を及ぼすものと考えます。
 そこで、今述べた2つのことを踏まえ、昨年9月の一般質問の回答への疑問も含め、当市教育委員会の対応について4点お伺いします。
 1、採択替えをされますか。
 2、昨年の回答で、調査研究資料は保護者の立場に立った議論がなされたとあるが、具体的には。
 3、採択結果の通知において、保護者の関心に応えた方策は。
 4、従軍慰安婦の表現を不適切とする政府の決定を受けて、当市教育委員会としての対応は。
 以上、よろしくお願いします。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 森川議員からの中学校歴史教科書の選定についての4点の御質問に私から答弁いたします。
 まず、採択替えについてですが、国から採択替えを行うか否かは、採択権者の判断によるべきものであること、その際、都道府県教育委員会において新たに発行されることとなった図書についての調査研究の結果のほか、令和2年度における採択の理由や検討の経緯及び内容等を踏まえて判断するものと考えられることとの通知がありましたので、今後検討してまいりたいと考えます。
 ただ教科書採択は、学習指導要領の改訂に伴い、原則4年に一度行われるもので、中学校使用教科書の採択については、昨年度がその年でありました。その結果、令和3年度からの中学校社会科歴史分野は、東京書籍を採択して今年度より使用しており、再びの採択については、幾つかの問題点が予想されます。
 第1に、本市の全中学校では、既に新しい教科書でのカリキュラムが作成され、生徒たちの学習が始まったところです。その間もない中、教科書の採択もしくは採択替えをすることになれば、カリキュラムの見直しという、学校の膨大な負担増はもとより、教職員・生徒・保護者の混乱及び不安感、不信感を招くことが予想されます。
 第2に、教科書採択に際しては、公正かつ厳正を期するために、多数の教職員、有識者及び保護者がおよそ1年かけて調査・審議を行い、今後4年間使用する最も適したものを採択します。教科書の採択をこの時期から2年連続で行わなければならない必要性についても慎重に考えなければなりません。
 第3に、本市における教科書の調査は、その質を高めるために、松前町・砥部町と共同で実施しており、この2町との協議とともに、教科書調査方法自体も再度考えていく必要があります。
 次に、調査研究資料が、保護者の立場に立って議論がなされたかという御質問にお答えします。
 議員も御存じのとおり、各社の教科書を調査した調査研究資料の作成は、伊予市・松前町・砥部町のおよそ50名程度の現場の選ばれた教職員に委嘱して行います。そして、その資料の審議は、伊予市教科用図書調査委員会が行います。調査委員会委員は、保護者代表をはじめ、教育長、教育委員代表、小・中学校代表、学識経験者をもって充てています。したがいまして、資料作成段階では、生徒・保護者の実態を熟知する専門の教職員が関わり、さらに調査委員会で保護者代表を含めて質疑・意見交換がなされることから、保護者の立場に立った議論は、終始十分になされていると認識しています。
 保護者からは、例えば保護者の立場から教科書とICTとの関連やユニバーサルデザインの採用状況についての御質問や御意見をいただいていますが、守秘義務の関係から、これ以上のことはお答えできません。
 続いて、採択結果の通知において、保護者の関心に応えた方策はという御質問にお答えします。
 教職員が調査研究資料を作成する際には、留意点として、保護者のニーズに関することも含まれており、作成段階から保護者への配慮がなされていると認識しています。採択の結果や教科書展示会については、学校へ通知するとともに、市のホームページでも公開し、保護者のみならず、市民の皆様にも広く関心を持っていただけるよう努めております。
 最後に、従軍慰安婦の表現を不適切とする政府の決定を受けての本市教育委員会の対応についての御質問にお答えします。
 文部科学省の方針では、既に検定済みの教科書については、文部科学省からの記述の訂正は求めないとされており、本市教育委員会としましては、その指導に従ってまいります。
 以上、答弁といたします。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 3点お願いします。
 1点目は、答弁書2ページ、上から4行目、今後検討してまいりたいという回答でございました。私は今、教育委員会が主催をしているオピニオンリーダー養成講座に参加しております。そこで学んでいるのは、まず知ること、知らないことが差別を生むというか、人を不幸にする。そして反差別の仲間を増やそうということを私は学んでおります。今回この自由社がどういう差別を受けたか、よく知っていただきたい。細々と言うと時間がありませんけれども、そうすると1年かけて再チャレンジして、やっとテーブルにのった自由社を最初から扱わないなんていうことは、私は教育委員会が進めている精神にもとると思います。そういうことで、ぜひそういう方向から検討をということで御回答をお願いします。
 2点目、4ページ、中頃、保護者のニーズをしっかり反映しているという御回答でございましたが、これは過去の質問においても教科書の見本市みたいなんをやりますよね。そのときにどれだけ保護者が行っていないかというか、ほとんど行ってないわけです。というのは、保護者に対してほとんどPRがされてない。よそでは、その教科書選定委員会、ここでは例えばIYO夢みらい館の図書館でやりますけど、各学校ごとでやるところもあるわけです。だってそうじゃないと、保護者って大変でしょう。そういう意味で、私は保護者のニーズを高めないと、私は教科書はよくなっていかないと。この回答では、しっかりニーズは吸い上げてますと。すばらしい教科書を選定されてると言っておりますけども、実態はどうなんかなと思います。
 最後、3点目、5ページです。文科省の方針で既に検定済みの教科書については訂正は求めない。求めないのは、当然それで結構だと思います。ただ、東京書籍にしてみたら、歴史教科書を当市が採用している。当然、私は動きがあると思います、来年かもしれませんし。今回自由社も含めてもう一度テーブルに上げるんであれば、従軍慰安婦という政府の方針に真っ向からというか、違うものをわざわざ選定する必要があるのか、替えるチャンスやないかなと、以上3点です。よろしくお願いします。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 森川議員の再質問にお答えをしたいと思います。
 まず、1点目としましては、今後の流れということだと思うんですけれども、本市の教育委員会につきましては、まず県教育委員会において行う新たな教科書、発行図書の、つまり自由社であります。の調査研究を待ちます。その後、市町教育委員会に選択基準及び選択資料が送付されますので、それと先ほどありましたけれども、説明しました令和2年度における採択の理由と検討の経緯及び内容等を踏まえ、この2つを加味して、定例教育委員会あるいは臨時教育委員会を開催して、採択替えを行うか行わないか、そういったことを検討していきたいと考えております。
 2点目につきましては、保護者のニーズに関することで、教科書展示会のこともあったと思いますけれども、私もちょっといろいろ調べてみると、文科省のホームページには、今新しい自由社等を踏まえた教科書の展示が、市立図書館で6月11日から6月24日まで展示されていることがホームページに載っております。先ほどの流れによってこちらのほうで調査委員会を設置するといった場合には、先ほど森川議員が言われましたように、多くの保護者に知ってもらうために、新たにそういったことを周知して、教科書展示会を行いたいと思っております。
 それから、第3の従軍慰安婦の表現ということなんですけれども、これに関しては、文科省からのしっかりとした通知はまだ来ておりません。ただ見てみると、文科大臣が12日の文科委員会で、学習指導要領で必ず学習する内容とされているもの以外をどう扱うかは、原則教科書の発行会社に裁量権が委ねられているとした上で、複数の教科書で使用されている従軍慰安婦などの表現について、今回の閣議決定で今後記述がなくなっていくだろうと期待しているし、そうあるべきだと語っているのものを見つけました。文科省としては、今後新しい今年度からの検定において、この不適切な表現につきましては検討していくということですので、教育委員会もそういった通知を基に従っていきたいと考えております。
 以上、答弁といたします。
○議長(日野猛仁 君) 暫時休憩します。
            午前10時37分 休憩
       ───────────────────────
            午前10時37分 再開
○議長(日野猛仁 君) 再開いたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 森川議員の4ページの部分の幾分上段のほうに書かれております守秘義務の関係からこれ以上のことはお答えできませんとなってはございますけれども、議事録、基本的には、8割以上ちゃんと議事録に残して、それは請求があれば公開できるようになってます。保護者の意見もしっかりと載っておりますし、骨子が教科書とICTの関連やユニバーサルデザインの採用状況等々の意見を保護者のほうからいただきました。余談ではありますけれど、私も一昨年、育鵬社の教科書、期待をしておりました。しかしながら、その文言というよりも、内容そのものが全体の品質に問題があったということで、教育委員会等々の審査員、育鵬社を誰も押す人がいなかったと聞き及んでおります。ただ保護者の意見も、やはり左寄り、右寄り等々の意見を書くと、やはりネット上で誹謗中傷の対象になりますから、そういった部分は、議事録からは削除はしておるようにも聞き及んでおりますけれども、ほとんどの内容は、全部公開もしております。基本的には、しっかりと審査の中で、今回東京書籍を採用したと。たまさか今回自由社というのが出てきましたけれども、自由社についても、今後今教育長が言ったように、しっかりと精査をして、どういうものかということを見詰め直していきますけれども、なかなかそうだからといって、冒頭に申し上げました難しい理由づけという位置づけでいくと、そう簡単には採択替えは難しいのではないのかなと私は思ってますけれども、育鵬社の分はよかったです、私は、個人的には。ただ問題は、QRコード等々の子どもたちが勉強するに当たっての質の部分で劣っていたという判断であります。
○議長(日野猛仁 君) 再々質問ありますか。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 2点再々質問させていただきます。
 教育長の答弁では、県の結果待ちをして検討していくという話でしたけれども、横浜市は最初言ったように、4月にもう決めてる。先ほど教育長は1年かけてしっかりやっていい教科書を選んだんだと。今から県の指示を待って、検討結果を待ってやってて本当に間に合うんでしょうかというのが1つ。
 最後の従軍慰安婦の件ですけれども、私は、教育者たるもの過ちては改むることにはばかることなかれ。国が間違ったって言ってるわけです。だから間違ったんだから替えろと言ったときに、やはり教育者としては、やっぱりいろんな体裁とか、今までのことなんかにはこだわらないほうが、私はいいと。それが教育者の姿勢ではないかと思います。
 以上、2点です。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 森川議員の再々質問にお答えしたいと思います。
 先ほど、今からで間に合うのかというような御質問がありましたけれども、この点につきましては、先ほど言いましたように、調査委員会、うちの教科用図書の調査では、2町とも一緒にやっております。採択は伊予市単独になるわけですけれども、その辺のところの調査方法をいろいろ考えながらやっていくべきであろうと思って、こういうような時間を取ってます。県からもまだ、県は非公開で今多分自由社の教科書の調書を調べているというように思いますが、そのことについて、まだいつ下りてくるのかというのが、こちらにはまだ分かりません。
 しかし、最初私が申しましたように、通知を見ていると、やはりそういったものを待ってから慎重に行うべきだと考えています。やるからには慎重に短期間で、先ほど森川議員さんも言いましたように、教育委員会の使命は、伊予市の子どもたちにやっぱり最良な教科書を与えるのが教科書採択の使命だと思っておりますので、そういうふうにやっていきたいと思います。
 2点目の従軍慰安婦の問題につきましても、これも東京書籍のほうを見ると、今使っている教科書については、私も調べたんですけども、従軍慰安婦という言葉は使っておりません。そういうふうな内容でありますので、さきにも申しましたように、県あるいは国の通知をもってそれから考えていきたいと思っております。
 以上です。
○議長(日野猛仁 君) 次に行ってください。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 次に、伊予市の安全・安心について質問します。
 4月25日日曜日に暴走族(オートバイ約100台)が、東温市・伊予市・佐田岬に出現。違法・危険走行を繰り返していました。私は、10時10分頃に上野の吾川石油付近で族と遭遇し、耳をつんざく爆音と2列・3列走行や追越しなどを我が物顔でやっていたので、即伊予警察署に電話して、取り締まるよう善処を依頼しました。安心・安全なまちを目指す伊予市には、程遠い現状に恐怖を覚えました。
 そこで3点伺います。
 ア、警察との連携(事前通報)は。
 イ、交通安全指導員、青少年補導員、警察協助員等関係団体との連携は。
 ウ、今後の対応は。
 また、新年度が始まり、青少年補導委員会としても、令和3年愛媛県犯罪の起きにくい安全で安心なまちづくり年間計画などを参考に、活動を強化していこうとしているところです。
 そこで、コロナ禍の青少年センターの取組について3点伺います。
 ア、愛媛県非行概況の分析と当市青少年センターの活動の重点は。
 イ、令和元年12月の一般質問の回答において、SNS問題に指導的な役割を果たすとありましたが、具体的に何をされたのか。
 ウ、文部科学省が作成した登下校見守り活動ハンドブックの活用は。
 以上です。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 森川建司議員から、伊予市の安全・安心について御質問いただきましたので、私からは1点目につきまして答弁申し上げます。残余は、教育委員会佐々木事務局長から答弁を申し上げます。
 まず、1点目の警察との連携につきましては、事前に警察からの通報はございませんでした。
 なお、この点に関しまして、伊予警察署に確認をいたしましたところ、同様の事案を確認した場合においても、愛媛県警察では、自治体への通報等は行っていないとの回答を受けております。
 次に、2点目及び3点目の交通安全指導員会や青少年センターを含む関係団体との連携及び今後の対応といたしまして、本市では交通事故のない安全で安心して暮らせるまちづくりを目指して、交通安全対策全般にわたる総合的かつ長期的な施策の推進を図ることを目的に、伊予市交通安全計画を策定をいたしております。この計画に基づく施策の一つに、暴走族対策の強化が上げられており、講ずべき施策として、暴走族追放機運の高揚及び青少年の健全育成や暴走行為阻止のための環境整備のほか、車両不正改造防止の3点を位置づけております。これを踏まえ、交通安全指導員による街頭指導や交通法令講習会での交通法規の遵守を指導してきたところでありますけれども、暴走族問題と青少年の非行等問題行動との関連性を踏まえ、青少年センター等関係団体と緊密な連携を図り、より積極的な広報活動に取り組んでまいる所存でもございます。
 なお、啓発活動の一環として、6月1日より実施されております不正改造車を排除する運動への取組として、啓発チラシを危機管理課窓口等に設置、周知することにより、騒音を伴う暴走行為の抑止に努めてもございます。
 さらに、暴走族が集う場所として利用されやすい規模の駐車場等についても、施設管理者と連携を深め、必要に応じて夜間の閉鎖措置を行うなど、暴走行為等ができない交通環境づくりに努めてまいりたいと存じます。
 付け加えて森川議員にお伝えをいたしますが、伊予小学校に通う子どもたちや地域住民の交通事故のない安全で安心して暮らせるまちづくりの一環として、上野コンビニ交差点前の市道入り口にて、もう数か月間、毎朝のぼりを持って、ゾーン30の啓発活動をしていただいておりますことに厚くお礼を申し上げ、答弁といたします。
◎教育委員会事務局長(佐々木正孝 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 佐々木教育委員会事務局長
◎教育委員会事務局長(佐々木正孝 君) 伊予市の安全・安心について、2点目の今年度のコロナ禍の青少年センターの取組につきまして私から答弁申し上げます。
 まず、愛媛県非行概況の分析と伊予市青少年センターの活動重点についてです。
 愛媛県の非行概況は、愛媛県警の少年非行の概況によりますと、令和2年の少年の検挙・補導人員及び不良行為少年は、前年より減少しており、少年の検挙・補導人員は、戦後最少となっております。伊予署管内においても、少年の検挙・補導人員及び不良行為少年は、それぞれ19人から5人、54人から20人と前年より減少しています。これは、コロナ禍のため、青少年の外出する機会が減少したことと補導委員による日々の街頭補導の成果ではないかと考えております。ただ、令和3年になり、昨年はなかったオートバイ等による非行及び児童買春・児童ポルノ法での検挙・補導が見受けられることから、関係機関と連携し、未然防止に努めてまいりたいと考えております。
 伊予市青少年センターの活動重点につきましては、議員お示しの令和3年愛媛県犯罪の起きにくい安全で安心なまちづくり年間計画を基本とし、愛媛県警が掲げている少年に手を差し伸べる立ち直り支援及び少年を見守る社会機運の醸成を実現するため、補導委員を中心とした日々の街頭補導やイベントでの学校や関係機関と協力した補導の実施に注力してまいりたいと考えております。
 次に、2点目のSNS問題への指導的役割の実施状況につきましては、本市では青少年センター相談員が常駐しており、SNS問題に対応するため、昨年度インターネット等安全利用サポーター養成講座を受講し、相談に対する必要な知識を習得するとともに、関連する会議等へも参加し、状況把握を行っておりますが、現在のところ、具体的な相談はありません。
 なお、補導委員に対し、愛媛県警からのインターネット利用に起因する犯罪被害等の実態に関する資料を配布するなど、周知にも努めております。
 3点目の登下校見守り活動ハンドブックの活用についてですが、登下校見守り活動ハンドブックは、議員御承知のとおり、令和3年3月に文部科学省が、地域全体で子どもたちの安全を守る環境づくりと地域のコミュニティの活性化を期して作成したものと認識しており、ホームページで公開されております。伊予市青少年センターといたしましても、このハンドブックを活用すべきと考えており、補導委員へ配布を行うとともに、学校や見守り活動協力者とも連携し、有効活用をしていきたいと考えております。今後も学校をはじめ、関係機関との連携を強化し、健全な青少年育成に取り組む所存ですので、森川議員におかれましても、御理解、御協力を賜りたいと存じます。
 以上、答弁といたします。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 3点質問させていただきます。
 1点目は、市長の答弁でございますが、2ページの下から4行目付近ですけれども、暴走族問題として青少年の非行問題等々関連性を踏まえ、青少年センター等関係団体とも緊密な連携を図り、より積極的な広報活動に取り組んでまいりたいと考えておると御回答ございました。
 私は、以前から言ってますように、青少年補導委員、伊予市の会長をしてます。それから、警察協助員としても行動してます。今回のような暴走族が本当めちゃくちゃやってるときに、私が即通報したのは、一市民として当然のことをしたんです。皆さん御承知と思うんですが、伊予市では伊予市安全で安心なまちづくり条例というのが平成17年にできとります。もうできて十数年、十五、六年たってますけれども、これには、基本理念と市の責務と市民の責務とかいろいろあるわけです。私は、市民として当然そういう事故とか犯罪が発生するおそれとか、速やかに関係機関へ通報せよという個人の市民の責務を果たしました。そういうことなんですけど、じゃあ市はどうなんかということなんです。やはりそういう危機に対して、安心・安全条例があるから大丈夫だというのじゃなくて、安心・安全条例がどう実行されるかということについて、私はどこかが主導的な役割を果たすべきだと思ってます。そうしないと、安心・安全はとても守れません。警察は通報してくれないんですよ、わざとです。私も言いました。しかし、警察は知ってても、集まるのも知ってて、そして東温市で集まったときに解散しろと言っても解散させられずに、後をついていって、何もないようにって。ドライブレコーダーか何かいろんな記録等はして、検挙のための行動はしてるかもしれんけど、警察もそんなに真剣じゃない。だからこそ、市が自分で、よく市長が言う協働です。もう市民一人一人が、そして市がどこかが主導的に立って立ち上がらないと、私は安心・安全なんてできないと思います。そういう意味で市のお考えをお願いします。
 2つ目は、事務局長関係の点で、2ページ目、真ん中辺です。児童買春・児童ポルノ法での検挙・補導って、これですね、触法少年といって、14歳以下の子どもが10名バーンと3月に補導されとるんです。こんなに大量にポーンと、しかも14歳以下の少年となってるけど少年だけではないんですけども、そういうものがもう既に発生してるんです。私は以前からこういう問題は、条例とかいろいろつくって、市を挙げてやらくちゃいけないという思いがあって今回質問したんですけれども、この大きな問題をここに一言、関係機関と連携して未然防止に努めてまいりますって。じゃあ、具体的にはどういうことをもってやるのかということについてお答えください。
 3つ目、3ページ、3行目、2点目のSNS問題への指導的役割の実施状況についてお伺いいたしましたけれども、相談員を置いて、そして具体的な相談はありませんでしたっていう回答でございましたけれども、私は、指導的な役割というのをもう少し踏み込んだ役割をしていただきたいなと思ってます。それぞれいろんな青少年センター、いろんな自治体が関わっておるんですけれども、SNSについては、相当力を入れて取り組んでいるとこもあれば、そこそこのところもあります。
 しかし、先ほども言いましたように、SNSに起因する行動が、未来のいわゆる伊予市の未来の子どもたちを、こんなことで知らないこととか教育不足、あるいは我々大人の守るべきことをやらないことによって不幸にさせてはいけないという思いで私は取り組んでおりますし、ぜひもう少し主導的な役割を前向きにやるという、そういう方向で、もしよければ御所見をお願いします。
 以上、3点です。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 森川議員の再質問で、私が答弁したところの括りの部分について、警察は自治体への通報等は行ってはおらない。しかしながら、暴走族の追放の機運の高揚や青少年の健全育成や暴走行為の阻止のためもろもろを連携をしてまいりますと言ったことに対して、具体的にじゃあ何をしとるのかと伊予市はという問いだったと認識をいたしました。
 ただ問題は、暴走族というのは、昭和の時代からどんどんどんどん、もしかしたら大正の時代から走っとるかもしれませんけれども、それがハーレーダビッドソンとかといって、一応バイクを愛する人たちが50台つるんで走っても、これは暴走族じゃない。ほんでブンブンブンブン原付も含めて伊予川内線辺りを走って、めちゃくちゃな走りも含めて走っているのを暴走族と呼ぶ。であるならば、市民を挙げて、行政を挙げてと言いますけれども、じゃあ私が宮下の伊予川内線の前でたまさか発見したときに、目の前の暴走族の目の前に立って、ちょっと止まらんかいと言うと、なかなか私も袋だたきに遭うだろうな、そういった位置づけでもあります。それを警察に言っても動いてくれない。じゃあ行政に電話をしたら、行政が、じゃあ警察にどんどんどんどん何とかしてくださいよ、市民の皆さんからいっぱい電話かかってますよといったところで、なかなかこれも帯に短したすきに長しの部分は昭和の時代から続いているのは、もう御案内のとおりであります。ただ、やはりそれを私はこれを言ったら語弊があるかもしれませんけど、若い子たちが単車を買って公道を走るのは、もうそれを止めることはできないと思います。ただそれが群れとしてなすから、一般市民から見たら怖いとか、子どもたちが巻き込まれたらどうしようとかって思うんですけれども、それをどうしたら、じゃあ暴走族の暴走行為を止めるかという答えは、私の頭の中にないけれども、行政としてやるべき姿のことは、今の御回答で気に入らないんであれば、もっともっと私なりに様々な機関にもお願いをして、当然若草町の交通規制にも行きます。議会でこういう質問もあったけど、課長何とかならんかというので行きます。ほかの用事もいっぱいありますから、交通規制には。そういったことはしっかりと伝えていきますけれども、難しい部分があるかな。ただ、教育委員会の局長の答弁が、いまいちちょっとファジーな部分があったんで、あとはしっかりと答弁させますので、よろしくお願いいたします。
◎教育委員会事務局長(佐々木正孝 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 佐々木教育委員会事務局長
◎教育委員会事務局長(佐々木正孝 君) それでは、森川議員さんの再質問にお答えいたします。
 まず、1点目の児童買春・児童ポルノ法での対応につきましては、議員さんこれも御承知かと思いますけど、こちらのほうで検挙・補導された少年というふうなのは、SNS上でこういうふうなものを記事を上げていたというふうなことで検挙・補導されたというふうなことでございます。ですので、SNS、あとのほうにも関係してまいりますけど、SNS問題というふうなことに関係してまいるかと思います。ですので、当市におきましても、青少年センターで常駐しております職員、こちらのほうとも連携いたしまして、また関係機関とも連携いたしまして、こういうふうなことが起こらないよう、学校のほうにも先生方のほうにもお願いするとか、地域の方々にも保護者の方々にもお話しさせていくとかというふうな対応を取るべきかなというふうに考えますので、今後そのような対応を取らさせていただきたいと考えます。
 以上でございます。
○議長(日野猛仁 君) 再々質問ありますか。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 再々質問ではありませんけども、要望ということで聞いてください。
 市長答弁について、今言われたように、確かに難しいんです。ただ私は、警察協助員だけでも伊予市で大きく言うと約100名、正確には80名ぐらいですか、警察協助員もいる、いろんな交通補導員もいる、そういう人たちが全部、例えば別に暴走族がいる経路時に立てとかそんなんじゃなくて、連絡があれば、私はこういうことがあるよって、それで警察協助員とか青少年補導委員のジャケットを着て立ってれば、少しは抑止にもなるかもしれない。もちろん市長が言ったように、そら止まれとかと言ったら、逆にやられるかもしれないけども、でもそういう地域なんだなってここは、通るときにと思ったら、私はある程度の抑止効果はあると思います。そういう観点であります。
 それともう一つ、これは宝くじが作っている健全育成ハンドブック「あなたの明日のために(中学生用)」、これは小学生用です。残念ながら予算の関係で最新版は、今年は港南中学校全生徒に配布したそうです。こういうもの、非常にいい内容なんで、もし可能であればこういうのを増刷して各中学校に配布するとか、そういうことも考えていただいたらなということで、要望ではあります。
 以上です。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 再々質問、今の冊子の件は、多分教育長なりが答弁すると思いますけれども、森川議員の男気に私も感銘するところがあります。暴走族が伊予川内線を走っている情報が入ったら、お互い連携を取り合いながらのぼりでも持って、暴走行為はやめましょうていうのぼりを立てて歩道に立ちましょう。本気で言ってます。よろしくお願いいたします。
            〔4番森川建司議員「要望ですから」と呼ぶ〕
○議長(日野猛仁 君) 要望でよろしいですね。
 暫時休憩をいたします。
            午前11時04分 休憩
       ───────────────────────
            午前11時15分 再開
○議長(日野猛仁 君) 再開いたします。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 次に、新型コロナ感染症に関する市の対応について質問します。
 私は、過去3回、一般質問でコロナの状況に合わせた的確な政策転換やワクチン副反応のリスク等について問うてきました。命に関わることですので、再度取り上げたいと思います。
 まず、コロナ関連についてです。
 経済面ですが、5月18日に内閣府が発表した2020年度のGDPはマイナス4.6%と、過去最大の下落です。今年1月から3月はマイナス1.3%で、年率にするとマイナス5.2%になります。コロナの感染対策の必要性は十分認識していますが、4月8日から1か月半にも及ぶ県の感染対策期への協力により、市民の経済的疲弊や自粛のストレスは限界に来ています。前回と重複しますが、日本における新型コロナウイルス感染症の現状は次のとおりです。客観的な数字を基に説明いたします。
 日本の年間の死亡者は約140万人であり、毎年季節性インフルエンザ関連死が1万人ぐらいであること。今年のインフルエンザ死はほぼゼロであるため、新型コロナウイルス感染症に取って代わったと推測されていること。しかも厚生労働省通達により、現場の医者は悪性新生物、心血管疾患、老衰等で死亡しても、コロナに感染していればコロナ死亡とするため、実際のコロナ死による死者は1,000名とも言われていること。コロナ死者の平均年齢は約80歳であり、60歳代以下の死亡はあまり見られないこと。インド型・イギリス型は、若年者の感染や死亡率が従来型よりは高いと報告されています。1年以上に及ぶコロナ禍との闘いの中で有識者の中には、新型コロナウイルス感染症は、季節型インフルエンザに準じた対応でよいとの見解を持たれている方もいること。このような状況の中、現役世代は、通常の社会活動を取戻し、経済を回さなければ社会が成り立たないと危機感を抱いています。
 伊予市は、コロナ感染者が少ない現状に鑑み、他市町に先駆けて、通常の社会活動にかじを切るべきと考えますが、いかがでしょうか。
 次に、ワクチン接種のリスクについてです。
 ワクチン接種の効果については、適切な報道がありますが、副反応のリスクについては、情報の開示・提供の機会が少ないように思います。厚生科学審議会(予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会)の資料によりますと、ワクチン接種後の死亡者が5月30日までに139名に上り、重篤な副反応は約1,306万回接種中169件と報告されています。ほとんど報道されてはいませんが、決して看過できる数字ではないと思います。この数字が、接種が本格化するにつれ、相当増えることが推測されます。問題は、厚生労働省の全ての事例において専門家の評価は、情報不足等によりワクチンと病状面との因果関係が評価できないとしているところです。新型コロナワクチン接種において健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく救済が受けられるとしておきながら、実際に死亡や重篤の後遺症が出ても、因果関係がないと評価することにより救済をしないと思われます。事実、2009年の新型インフルエンザの副反応死亡者133名も因果関係が評価できないとされ、全員救済されていません。
 また、今回の新型コロナワクチンは──〔一般質問終了5分前のブザーが鳴る〕──治験も終わっておらず、厚生労働省も遺伝子組換えワクチンが免疫系にダメージを与えるかどうかの安全性を確認していませんと見解を示しています。
 接種は任意ですが、少なくとも個人が適切に判断できる情報を開示し提供すべきではないでしょうか。特に新聞やテレビ等でしか情報が得られない人には、しっかり提供してほしいと思います。過去の子宮頸がんワクチンのようなことを二度と起こさないためにも、以上を踏まえ、5点をお伺いします。
 1、伊予市の感染状況を踏まえて、通常の社会活動へかじを切るタイミングは。
 2、図書館の閲覧はいつからできるのか。
 3、心のケアや自殺防止対策は。
 4、厚生労働省の発表した死亡者数の副反応に対する市の所見と市の副反応の実態はどうか。
 5、前回令和3年3月議会で、市として副反応についての情報収集に努め、市のホームページ等で適切に周知するとの回答であった。具体的には何をされたのか、今後何をされるのか。
 以上、よろしくお願いします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 伊予市の新型コロナウイルス感染症に関する対応につきまして5点の質問をいただきましたが、私からは1点目と3点目から5点目について御答弁申し上げ、2点目につきましては、教育委員会事務局長から答弁させます。
 まず、1点目の通常の社会活動へかじを切るタイミングはにつきまして、3月下旬、県は、松山市内の繁華街で変異株クラスターが発生し、強い感染力を持つ変異株による感染が松山市以外の地域にまで拡大している事態を受け、4月8日より県独自の警戒レベルを最高の感染対策期に引き上げ、県民全てに感染を押さえ込むための要請を行いました。その後、県下全域での感染拡大から2か月余りが経過し、感染状況が落ち着きを見せ始めたことから、6月1日より感染警戒期に引き下げられました。
 しかしながら、本市の社会経済活動への悪影響が継続していることは、御案内のとおりでございます。
 さらに、6月7日付の県からの通知におきまして、全国的に変異株の感染拡大が収まっておらず、当面の間は特別警戒期間として、県民や事業者への要請は継続されている状況にあることなどを踏まえ、通常の社会活動へのタイミングにつきましても、県の判断に委ねるものと考えております。
 次に、3点目の心のケアや自殺防止対策につきまして本市では、毎月1回専門家や保健師による心の健康相談を実施し、コロナ禍における市民の心のケアに努めてまいってございます。
 また、自殺防止対策として、9月22日にゲートキーパー養成講座の開催を予定しておりますが、対象者として民生委員や高齢者見守り員に加え、今回新たに商工会議所にも案内を行うなど、自殺予防の一環として、市民が学び、自身や周囲の人を自殺から守るための支援を行うことといたしております。
 さらに、学校に対するSOSの出し方教育を予定しており、学校が掲げる様々な問題に寄り添い、児童・生徒の自殺予防対策の強化にも努めてまいる所存であります。
 次に、4点目の厚生労働省の発表した死亡者数等の副反応に対する市の所見と市の副反応の実態につきまして、厚生労働省の見解では、ワクチン接種後には副反応を生じることがあり、副反応をなくすことは困難であるとされ、接種によって得られる利益と副反応などのリスクを比較して、各自が接種の是非を判断する必要があるとされております。そのため、森川建司議員お示しの55名の死亡事例につきましても、一人一人の年齢、性別、ワクチンの種類及びロット番号、基礎疾患の有無、症状の概要に専門家の意見を加えるなど、詳細な情報を掲載し、各自の判断材料として情報開示に努めているものと認識をいたしております。
 なお、本市におけるワクチン接種は、医療従事者等約400人に対し、4月24日・25日に1回目の接種を実施し、5月15日・16日に2回目の接種を実施いたしました。
 さらに、6月7日現在、高齢者約5,400人に1回目の接種を実施いたしましたが、アナフィラキシーなどの重篤な副反応は発生をいたしておりません。
 最後に、5点目の市としての副反応の情報収集と周知につきまして、本市ではさきの医療従事者等の接種時の聞き取り調査を行い、その内容を市ホームページに掲載するとともに、国内で発生した接種後の健康状況調査につきまして、厚生労働省へのリンクにより閲覧可能といたしております。
 また、接種券等の発送時には、接種を希望するかどうかの判断材料として、ワクチン接種における注意事項や副反応等に関する説明書を同封をいたしております。
 なお、副反応については、県が相談窓口となっていることから、接種会場では、接種を終えて退出される際、一人一人に連絡先のチラシを手渡しし、副反応への対応に関する周知に努めておるところでございます。
 以上、答弁といたします。
◎教育委員会事務局長(佐々木正孝 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 佐々木教育委員会事務局長
◎教育委員会事務局長(佐々木正孝 君) それでは、伊予市の新型コロナウイルス感染症に関する対応について、2点目の図書館の閲覧につきまして私から答弁申し上げます。
 議員御存じのとおり、愛媛県では6月1日感染対策期から感染警戒期へ移行いたしました。これを受け、本市の新型コロナウイルス感染症対策本部において、公共施設の貸し館再開を決定いたしました。
 しかしながら、愛媛県において、当面の間、特別警戒期間として強い警戒を求められていることから、本市においては、不特定多数の方が利用する図書館につきましては、図書の貸出し・返却のみといたしております。閲覧の再開につきましては、愛媛県の新型コロナウイルス感染症の状況や県内同様施設の動向を注視し、本市の新型コロナウイルス感染症対策本部の判断により、今後再開いたしたいと考えております。
 以上、答弁といたします。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 3点再質問します。
 1点目は、市長答弁の2ページの下から2行目、県の判断に委ねられると言われましたけれども、やはり県の判断というか、伊予市はまだ8名ですよね、たしか感染者が──感染者というか陽性者が。そういう意味では、早く切り替えてほしいということ、そしてちょっと関連になるかもしれませんけれども、6月30日で終了予定の食べトク券、あるいは南予の松野町でしたか、商店街支援等の支援をするということもございました。活性化のために何か新たなことを考えておられるか、もし関連でいただければ、県の判断だけのことで結構です。
 2点目は、4ページ、真ん中頃、高齢者約5,400人に1回目の接種を実施しましたが、アナフィラキシーなどの副反応は発生しておりませんということを何か情報発信されているかどうか。
 最後、事務局長の答弁ですけれども、いまだに図書館の貸出しだけですけれども、たしか6月1日からだったと思うんですけども、県の図書館それから松山市そして東温市なんかは、もう閲覧ができるようになっております。私先ほど言ったように、図書館のところに、もう進入禁止、使用禁止で椅子を全部撤去しているのが、本当に違和感があるんです。伊予市の感染状況で、本当に静かな図書館の環境でいまだに閲覧ができないって、あの図書館が本当に泣いてると思います。
 以上、3点です。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 森川議員の再質問にお答えを申し上げますが、今8名とかという問いがあったと思いますけど、今伊予市が、繁華街クラスターで一気に増えて多分28名、もしかしたらちょっとその前後です。その枠組みの中で森川議員の考え方と私の考え方の乖離とは言いませんけれども、今65歳以上のワクチン接種は、伊予市においては7月いっぱいで完了します。そして随時エッセンシャルワーカーであったり、在宅介護をしているヘルパーさん等々、そういった方も含めて基礎疾患を持つ方も含め優先的に打っていってもらいたいなと思ってます。ただ私が心配しているのは、死亡率のことを言ったらあれなんですけど、やはり死亡される方は高齢者の方々が多いんです。そして、蔓延を助長しているのは20代、30代なんです。やはり20代、30代の方たちのワクチン接種、特にファイザー社の1回でも幾分効くような世界レベルのWHOの報告もありますけれども、やはり2回打ってインド株とは今は言わないんですが、デルタ株とか、とにかく変異株にも効くというようにも報告が上がってます。要は、私は20代、30代の方々がとにもかくにもファイザー社になるかどうかは別にしても、2度打ちをしっかりしていただいて、ワクチンが効いて抗体ができる、それを待たないと、今言われた図書館に関しましても、そしてゴールデンウイーク明けに即座に私が指示したのは、五色浜とシーサイドふたみの海水浴も自粛するように要請せよと言ってます。それは、もうおととしからずっと海外のニュースを見ていると、ちょっと緩んだら、本当に大変なことになります。チーム愛媛で取り組んでいる知事もその思いは変わらないと、私は思ってます。ただ、いつまでたっても3人、4人以上の会食はとかというのは幾分緩めて、今10人以下であれば構わないというようなことに変わってきてますけれども、今緩めたら、本当にリバウンドは必ず来ると、私は思ってますので、気を引き締めて図書館も椅子は全部のけました。閲覧だけできるようにしてます。基本的には、何か国の菅総理の考え方というかであれば、10月いっぱいぐらいに何とか、11月ぐらいになるのかな、国民全員に打ち渡るようにというようなこともありますけれども、それを見極めるまではかかりませんが、少なくとも盆明けぐらいまではしっかりとこの動向を見ないと、緩めた判断は、伊予市においては私が市長をしている間はそういうことはありません。
◎健康増進課長(下岡裕基 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 下岡健康増進課長
◎健康増進課長(下岡裕基 君) 失礼いたします。
 それでは、2点目の高齢者接種に関する情報提供・情報開示についてです。
 これにつきまして、現在市のホームページには、医療従事者等接種に関する対応についての情報を掲載しております。ですので、今後高齢者接種に関する対応につきましても、情報提供をさせていただきますので、よろしくお願いします。
 以上です。
◎教育委員会事務局長(佐々木正孝 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 佐々木教育委員会事務局長
◎教育委員会事務局長(佐々木正孝 君) 失礼します。
 3点目の図書館の貸出しにつきましてですが、先ほども市長答弁ありましたとおり、県の動向等を注視し、また周辺市町の図書館の状況等のほうもまた見ながら、今後対応していきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
◎経済雇用戦略課長(小笠原幸男 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 小笠原経済雇用戦略課長
◎経済雇用戦略課長(小笠原幸男 君) それでは、森川議員の1点目の御質問の補足を行いたいと思います。
 まず、プレミアム付飲食券についてでございます。
 愛媛版GoToイートにつきましては、飲食券の販売期間を8月31日まで、また利用期限を9月30日まで延長することが発表されましたが、これは度重なる販売停止等によりまして、販売自体が伸びず、相当数が売れ残っている現状から行われる措置でございます。
 一方、本市のプレミアム付飲食券は、3月末に用意していた6,000万円分全てが売り切れ、現状90%以上が利用済みとなっております。利用期間を延長される声も一定届いてはおりますけれども、事情を説明し、御理解をいただいているところでございます。
 また、今後の景気浮揚策でございますが、5月の臨時議会におきまして、交付金活用ということで様々な事業について御承認をいただいております。申し上げますと、宿泊の利用促進、またPayPayを使った場合のポイント付与、またETCを活用した誘客事業等ございますが、こちらにつきましては、愛媛県内の感染拡大状況を注視しながら、実施時期を検討しているところでございます。よろしくお願いいたします。
○議長(日野猛仁 君) 再々質問ありますか。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 再々質問ではなしに要望ですけれども、市長が感染リスクがあるから自粛はやむないっていう話でしたけれども、やはりある程度のリスクは伴わないと、経済は回っていかないということを私は要望したいと思います。
 それから、食べトク券のほうですけども、9割使ってると言っても1割でも結構なお金だと思いますので、その辺よろしく延ばすようにお願いします。
 以上です。
○議長(日野猛仁 君) 次に行ってください。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 最後に、学校、幼稚園等におけるマスクの着用について質問します。
 マスク着用の有効性は認識していますけども、着用による弊害についても認識して対応すべきだと考えています。厚生労働省のホームページには、マスクを着用することの弊害についての注意喚起が載っています。
 また、小児科学会から、幼児がマスクをすることにより、脳が酸素不足に陥ることが危惧されると警鐘されています。大人の私でもマスクをして歩くだけで息が上がり、酸素不足を感じます。ましてや肺の機能が未発達な幼児や低学年児童はなおさらです。私自身、登校見守りでほぼ毎日街頭に立っております。コロナ感染者がゼロに近い環境下、伊予小学校の児童が全員マスク登校をしているのを見て、かわいそうだな、何とかならないのかと思います。
 そこで、私なりにマスクの弊害について調べました。少し長くなりますがお聞きください。ちょっと時間がございませんので、飛ばさせていただきます。
 そこで3点──〔一般質問終了1分前のブザーが鳴る〕──お願いします。
 市としてのマスクの着用をどのように指導されているのか。
 2、熱中症予防のための登下校時は、マスクを外すようにできないのか。
 3、学校等が必要性や状況を判断してマスクを着用する・マスクを着用しないという指導が必要では。
 以上です。よろしくお願いします。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 失礼します。
 森川議員からの学校、幼稚園等におけるマスクの着用について3点の御質問に私から答弁いたします。
 まず、今回の幼児・児童・生徒のマスクの着用について、発育や健康の観点からの御配慮、御指摘に感謝申し上げます。
 それでは、1点目と2点目については関連がありますので、一括して答弁申し上げます。
 コロナウイルス感染症対策については、その時々の実情を踏まえた対策内容について、国、県から小まめな通知があり、本市教育委員会としても、各学校・園で共通理解を図りながら、継続的な感染防止対策を取っているところです。マスク着用についても同様で、昨年5月の国からの通知では、熱中症などの健康被害が発生する可能性が高いと判断した場合は、換気、児童・生徒間の距離を配慮した上でマスクを外す。体育の授業におけるマスクの着用は必要ないと示されており、学校現場では、これに従って活動内容や状況、場所に応じた対応を取っております。
 また、幼稚園では、登降園時及び屋内での保育中には、マスクを着用していますが、屋外での保育中は、マスクを外して活動を行っています。保育所及び認定こども園では、2歳児までの未満児は、健康上の理由からマスク着用はしていませんが、3歳から5歳児は、本人の意思に委ねています。ただし、年長児は、小学校への入学の練習も兼ねてマスク着用を指導しているところです。
 次に、3点目の御質問ですが、さきに答弁申し上げました対策を継続して実施する中で、児童・生徒は感染予防の方法やその目的についての学びを重ねてきています。議員の御指摘のとおり、児童・生徒の発育や健康を守るために、主体的に自己の健康管理ができるよう指導することは大切だと考えておりますので、今後も主体性を尊重した適切な感染症対応ができるよう、学校への指導も継続してまいりたいと存じます。
 以上、答弁といたします。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 要望1点だけです。
 マスクがないのが普通なんです。空気中には酸素が21%、二酸化炭素0.04%なんです。だからマスクをすると二酸化炭素の濃度が上がるから、脳が、もう16%になったら死んでしまうんです。そういうことでマスクの弊害はすごいんで、できるだけ児童等にはマスクはしなくていいように、特に登校時は1メートル以上は必ず空いてます、歩いて、50センチでは足踏みますから1メートル。傘を差したらもっとです。そういうことで、日傘でもいいんですけども、そういうことで登校時は外すようによろしくお願いします。
 以上です。ありがとうございました。
○議長(日野猛仁 君) 暫時休憩をいたします。
            午前11時38分 休憩
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