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森川 建司 議員
令和4年第1回(3月)伊予市議会定例会 3月2日(水) 一般質問
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内容
会議録
令和4年第1回(3月)伊予市議会定例会
3月2日(水) 一般質問
無所属
森川 建司 議員
1.新型コロナウイルス感染症のワクチン接種について
2.公共施設トイレの洋式化について
3.情報化の推進について
4.南伊予駅周辺活性化の進捗について
午前11時00分 再開
○議長(日野猛仁 君) 再開いたします。
続いて、森川建司議員、御登壇願います。
〔4番 森川建司君 登壇〕
◆4番(森川建司 君) 議席番号4番、森川建司です。
日野議長に許可をいただきましたので、通告書に沿って一般質問を行います。市長をはじめ、関係理事者の明快な御答弁をどうかよろしくお願い申し上げます。
1、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種について。
まず、私は、過去4回、ワクチンの副反応のリスクについて取り上げてきました。命に関わることなので、再度取り上げます。
ワクチンは、やっぱりおかしいと思う人が増えています。2021年7月時点で、希望する高齢者の約8割がワクチン接種したにもかかわらず、感染が拡大し、日本列島に第5波が襲い、東京オリンピックは無観客開催となったのは周知のとおりです。ブレークスルー感染によるクラスター発生が相次ぎました。加えて、2回接種しても半年で効果が落ちることが分かり、11月から3回目の接種が始まっています。しかし、ワクチンはもう懲り懲りだと思っている人も数多くいます。副反応がきついからです。特に若い人たちは、39度や40度の高熱に襲われる人が多発しました。これほど副反応の強いワクチンは、前代未聞です。ワクチン接種後の後遺症や重篤化した方、死亡者も多数います。具体的には、厚生労働省によると、2022年1月14日までの死亡者は1,444件、重症者は4,200件を超えます。報告されたのは、氷山の一角で、実際は10倍以上との指摘もあります。にもかかわらず、厚生労働省は、ワクチン接種後の死亡とワクチンの因果関係を一例も認めていません。4,420万円の補償をちらつかせて接種を推進しながら、詐欺ではないかと不信感を募らせている方もいます。アメリカCDC、米国疾病予防管理センターの発表によると、21年2月7日時点で、ワクチンの接種による死亡率は0.003%であり、それを日本の接種者約1億人に当てはめると、約3,000人となります。さらには、ノルウェーやスペインなど、ヨーロッパの老人ホームでは、ワクチン接種後の死亡例が多発しています。今申したように、ワクチンの有効性への疑問と副反応のリスクから、3回目接種には大きな疑問があります。
一方、最近では、モデルナワクチンで心筋炎の発生が問題となり、スウェーデンやデンマークでは、若年層へのモデルナ製ワクチンの接種を中止しました。ところが、日本では、ファイザー製ではありますが、5歳から11歳へのワクチン接種を進め、今月初めから接種を始めています。オミクロン株に対する予防効果のデータがないことや、もともと子どもたちにはコロナによる重症化リスクが極めて低いこと、加えて、オミクロン株は、弱毒化していて、ほとんどが軽症か無症状であること、実際に接種による副反応で死亡者が出ており、かつ治験中で長期的な影響や安全性が全く分かっていないワクチンをなぜ接種するのか、私には理解できません。接種先進国の米国の調査で、5歳から11歳の子どもにワクチン接種をさせない30%、様子を見る33%合わせて6割超えが接種に消極的で、76%の親が、ワクチンの長期的影響が十分分かっていないことを懸念しています。2月11日、読売新聞です。
一方、日本では、野村総合研究所が、21年9月28日から3日の間に実施したアンケートでは、12歳未満の子どもについて、保護者の66%が接種の意向を示しています。その反面、子どもの後遺症についてよく知っている保護者は3人に1人かすぎません。後遺症への不安は92.1%の保護者が持っていて、その傾向は年齢が低いほど強い不安を感じているようです。私は、保護者がこの状況のまま接種が進むことを非常に危惧します。
引用が長くなりましたが、以上を踏まえ、接種の利益とリスクを考えれば、私は3回目接種と若年者への接種は、中止、または延期、様子見するのがよいと考えます。そこで、市の対応を伺います。
まず、1つ目として、3回目接種について、以下の4点を伺います。
ア、令和2年度と令和3年度の死亡者数の差は、月ごと。
イ、コロナ感染症の無症状、軽症、重症、死亡者数、ワクチン接種の有無の内訳は。
ウ、本市におけるワクチン接種人数、重篤な副反応件数、接種後の死亡者数、後遺症者数は。
エ、3回目の接種スケジュールの見直しは。
2つ目として、若年層への接種について6点伺います。
ア、10歳未満は、コロナ感染死ゼロ、10代は2名、ワクチン接種後の死亡者は2名、重篤者は90名をどう評価しているのか。
イ、接種のリスクの周知をどうするのか。
ウ、厚生省が作成した小冊子をどう理解あるいは評価しているのか。
エ、努力義務がない、このことを保護者にどう周知するのか。
オ、市として希望者を把握しているのか。
カ、市として接種を中止、または遅らせる様子見のお考えは。
以上です。
なお、皆様に配付している資料について若干説明させていただきます。
まず、A4、A3の大きいやつですけれども、これにつきましては、一番下にありますように、株式会社ゆうネットの堤代表が、御近所または知り合いの方がワクチン接種後亡くなられても、医者だとかあるいは厚生労働省、政府、全く動かないことに義憤を感じて、まず地域新聞に自腹で5,000万円投じてこの意見広告を出しました。そして次に、そういうことで募集をかけたところ、寄附金額約2億円が集まりました。それをもって全国紙、最初に日経新聞にこれ意見広告を出したのが今皆様の手元にあるやつでございます。この日経新聞の全国紙の後に、愛媛新聞でも3日後ぐらいですかね、掲載されました。そういう資料でございます。
2つ目、A4横1枚でございますが、これはインターネットで厚生労働省のホームページから出したものですけれども、ファイザー社が日本で5歳から11歳に接種するときに、副反応がこういうのがありましたという内容でございます。厚生省は、自分の都合のいい内容でまとめておりますけれども、実際この表を見ると、一番右、頻度不明というのがあるんですね。こういうことが起こるんだ、分からないけれども。この問題は、この治験者が、ファイザーの場合は、今大人に打っているファイザーのやつは、約4万人が治験に参加しているんです。この子どものやつは、その10分の1ですね、たしか4,000とか2,000とかという単位でしか治験をやっていないんですよ。だから、頻度が不明と言わざるを得ないんですね。こういう危険があるということをぜひ一般の市民、特に保護者に知らせてほしいという意味で資料として添付いたしました。
以上でございます。
◎市民福祉部長(向井裕臣 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 向井市民福祉部長
◎市民福祉部長(向井裕臣 君) 森川議員より、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種について、大きく2点の御質問をいただきました。
まず、1点目のうち、令和2年度と令和3年度の月ごとの死亡者数の差につきまして、本年1月末までの10か月間の比較で申し上げますと、令和3年4月の死亡者数は、令和2年4月に比べ12人増、高齢者へのワクチン接種を開始した5月は11人減、6月4人減、7月13人増、8月8人減、9月3人減、10月23人減、11月2人増、12月1人減、1月2人減、合計では25人の減となっております。
次に、コロナ感染症の内訳につきまして、累積の陽性者数は、愛媛県の公表で、2月24日現在、1万5,923人、無症状を含む軽症、中等症者は76人、重症者は1人、死亡者は112人、ワクチン接種の有無につきましては、2月8日現在、第5波デルタ株で亡くなった方7人のうち、接種済み2人、未接種5人、第6波オミクロン株では、亡くなった方12人のうち、接種済み6人、未接種3人、不明3人であります。
次に、本市におけるワクチン接種人数等につきまして、2月22日現在の2回目ワクチン接種済み者は、約2万9,500人、重篤な副反応件数や接種後の死亡者数、後遺症者数につきましては、厚生労働省への副反応疑い報告及び予防接種健康被害救済制度の対象となった事案はないため、ゼロであります。
次に、3回目接種のスケジュールの見直しにつきまして、本市では接種を希望する65歳以上の高齢者約1万人への接種が2月末までに完了しており、2月下旬から64歳以下への接種を開始したところであります。現在、昨年8月中旬までに2回目の接種を終えた方を対象に接種券を発送しており、現在のペースで推移すれば、5月末には3回目接種の対象となっている18歳以上への接種が完了する予定であります。これは、1月31日の市議会全員協議会において御説明いたしました接種スケジュールのとおりであり、現時点で変更の予定はありません。
次に、2点目のうち、若年層のコロナ感染による死亡者数とワクチン接種による死亡者数等との対比につきまして、数字上ではワクチンによるリスクのほうが高かったようにも見えますが、基礎疾患を持つ方の感染リスクを考慮いたしますと、ワクチン接種がコロナ感染の重症化予防につながり、重症者数や死亡者数が少なかったとも考えられます。したがいまして、この数字だけをもってワクチン接種の意義を評価することは困難であると判断いたします。
次に、接種リスクの周知につきまして、特にモデルナ社製ワクチンを接種した10代、20代男性の2回目接種後において、心筋炎や心膜炎が疑われる報告が見られたことから、市ホームページにおいて、10代、20代男性とその保護者向けに周知を図り、全対象者への個別の接種案内においても、ワクチン接種についての説明に同内容を明記し、注意喚起を行っているところであります。
次に、厚生労働省が作成した5歳から11歳までの小児と保護者向けの小冊子につきまして、小児用のワクチンは、臨床試験等から有効性や安全性が確認されていること、海外でも広く接種が進められていることなどを踏まえ、日本でも接種が進められることとなりました。
しかしながら、現時点におきまして、小児のオミクロン株に対する科学的根拠が確定的でないことも踏まえ、小児について努力義務の規定は適用せず、今後の最新の科学的知見を踏まえ、改めて議論することが適当であるとされました。そのため、小冊子についても、同趣旨に沿い、積極的に接種を促す内容ではなく、ワクチン接種において守ってほしい大切なこととして、接種を受ける、受けないで幼稚園や小学校等で差別やいじめなどが起きることがないようにとの文言を表記するなど、日本小児科医会からの12歳以上の小児への新型コロナウイルスワクチン接種についての提言にも配慮した内容であると位置づけております。
次に、努力義務がないことの周知につきまして、市ホームページにおいて、小児への接種が努力義務でないこと、周囲にも接種を強制することがないよう留意することなど、広く呼びかけを行っております。
次に、接種希望者の把握につきまして、従来の一般の方への接種同様、希望調査などは実施しておりません。
最後に、接種の中止、または遅延する考えにつきまして、本市では、2月22日に対象者約2,000人に対し一斉に接種券を発送いたしました。現時点における小児への1回目接種のスケジュールでは、3月4日、5日、11日での予約が可能であり、予約枠については、ワクチンの供給に併せて260人分としております。
また、今後の接種スケジュールについては、現在の予約状況を確認した上で、接種体制を整えていくこととしております。
なお、令和2年10月23日付厚生労働省による新型コロナウイルスワクチン接種に係る実施要領におきまして、ワクチン接種を迅速かつ適切に実施することが市町村に課せられた責務とされており、市町村が独自の判断で接種を中止、遅延させることは困難だと考えますので、御理解を賜りたいと存じます。
以上、答弁といたします。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 何点か質問させてもらいます。
まず、1点目、2ページのところに、それぞれ死亡者数が、ワクチン接種をしてから25名減となっております。このことは、私は伊予市においては、いわゆるワクチンによって少し死亡者が減ったかなというふうに捉えないこともないんですけれども、超過死亡という考え方を多分御存じだと思うんですけれども、要はコロナがはやってから1年間、2020年だと思うんですけれども、このときに、日本のコロナ、コロナと騒ぎましたけれども、死亡者トータル、約130万人亡くなるんですけど、その死亡者トータルは日本は減ったんです、唯一世界で。ということは、コロナ、コロナと言ってましたけども、結局そんなに人が死んでないんじゃないか。逆に、21年は国民にほぼ全て接種をして、そうすると、総死亡者数は数万という単位で増えてんですよ、毎月。月でいうと5,000増えたり、4,000増えたり。ということは、コロナ接種によって死亡しているんじゃないかと疑われることがあるわけですね。そういうことを踏まえますと、本当にコロナを接種する意味と、いわゆるコロナワクチンを接種して成果があったのか、いや逆にワクチンをして死んだ方もかなりおるというような評価を私はしておりまして、そのところが私は一つ大きな疑問であります。その辺のところをもし御見解があればお聞かせいただきたいと思います。
次に、2ページの下のほうですけれども、このいわゆる接種してる人と接種してない人の人数を見ると、ほぼほぼ接種してもしなくてもそんなに亡くなったり、効果はあまり発揮してないのではないかということは言えるんではないかなあというふうに思います。
次に、小児ワクチンのことでありますけれども、先ほど言いましたように、4ページですね、厚生労働省が作成した5歳から11歳までの小冊子について、有効性や安全性が確認されていること、海外でも接種が広く進められることを踏まえて、日本でも接種が始まったと。しかし、ちょっと先ほども言いましたように、海外でも広く進めているというよりも、その進んでいるアメリカでも6割は親が反対しとるわけですよ。その辺のことを市はどのように評価されているんでしょうかということが3つ目です。
最後に、5ページ、努力義務がないことの周知につきましての御返答でございますが、ある自治体では、努力義務がないということは、接種券を発送しなくてもいい、希望者だけでいいんじゃないか、そういうふうにかじを切っている自治体もございます。今回、伊予市が対応されている努力義務がないということの周知は、ホームページを見てもそんなに明らかではないんですね。今までとあまり変わりないな、さっと読むとですよ。皆さん忙しいんですよ、仕事しとって。こんなワクチンの副反応がなかなか目にすることがない。そういう中で、このまま非常に将来に不安を残す接種を市民に勧めるということが私は問題であって、それこそ市民にそういうきちっとしたワクチン接種の問題というか、そういうものをしっかり周知することが私は大事であって、そういうことで今少し踏みとどまっていただきたいなと思います。
以上です。
◎健康増進課長(下岡裕基 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 下岡健康増進課長
◎健康増進課長(下岡裕基 君) 失礼いたします。
それでは、森川議員の4点の再質問にお答え申し上げたいと思います。
まず、ワクチンからの死亡者25人減と言っているんですけれども、これにつきまして、新型コロナウイルスワクチンの十分な免疫ができますのは、2回目の接種を受けてから7日程度たってから以降とされておりまして、接種後、直ちに効果が出たわけではありませんが、基礎疾患を持つ方や高齢者の感染予防、あと重症化予防など、死亡者数の減少にワクチンの効果が一定程度あったのではないかと考えております。
次に、2点目ですけれども、ワクチンの効果を発揮してなかったのではないかという分かと思います。これにつきまして、2回目接種からの時間の経過とともに、接種済み者であっても亡くなった方が増えたということは、追加接種の必要性を表した結果でもありますので、今後も追加接種を推進していくことが必要ではないかと考えております。
次に、3点目、小冊子につきまして、親が判断しているのではないかという部分ですが、これにつきましては、実際、同意する場合には親の同意が必要となってまいります。また、これに関しましては、ホームページのほうからも当然小冊子は閲覧できます。また、ワクチン接種当日の参考になる情報が掲載されておりますので、またそういった場面におきましても、接種に来られた方への配布等で改めて努力義務だったり、そのあたりについては説明をさせていただきたいと考えております。
また、4点目になりますけれども、努力義務であるのに伝え方が弱いんではないか、そういった部分の御指摘があったと思います。これに関しまして、これまでの一般のワクチン接種におきましては、報道等からの問合せ等が、取材等の依頼があった場合には、極力、特にテレビ報道に関しましては受けておりました。ただし、今回に関しましては、そういった部分、市民の方に間違ったメッセージを送ってはいけないということで、こちらとしましてはそういったものの取材、一切お断りしておりまして、極力本来の努力義務に沿ったような形での対応をしておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
以上です。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 2点お願いします。
1点目は、オミクロン株の件で、引き続き追加接種が必要だというふうに課長さんは申されましたけれども、このオミクロン株、ほとんど風邪と変わらないような症状の中で、いわゆる追加接種を、そうするとまた新たにどんどんどんどん変異していっているんですね。これずっと2週間に1回ぐらい変異すると私は聞いております。そのたびにワクチンを、しかもこのオミクロンは6か月で効果がなくなるというふうに聞いております。ということは、今3回目接種しました。6か月たって4回目接種しますと、永遠にやっていくんでしょうかね。そういうことは、既にもうやめにしたほうがいいんじゃない、ちょっと立ち止まって、自然免疫による私は全体での免疫を獲得という形を持っていくのがいいのではないかと思います。
2点目は、努力義務の件でございますが、市の伝え方では、先ほどともちょっとダブるかもしれませんけども、結局、今回努力義務かどうかというのは、私は市民の保護者には伝わっていないというふうに私は思います。どうやって保護者に伝えるかということをもう少し市のほうで検討していただいて、このワクチンの例えば私が先ほどお示しした副反応だとか、そういうものについて私は真剣に市として伝えて、私はこれ以上将来を担う5歳、11歳にそういうワクチンのいわゆる被害を食い止めるのが私は市の責務ではないかというふうに思います。
以上です。2点お願いします。
○議長(日野猛仁 君) 暫時休憩します。
午前11時26分 休憩
───────────────────────
午前11時26分 再開
○議長(日野猛仁 君) 再開いたします。
◎健康増進課長(下岡裕基 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 下岡健康増進課長
◎健康増進課長(下岡裕基 君) 失礼いたします。
2点の再々質問をいただきましたので、お答えを申し上げます。
まず、1点目、オミクロン株が終わっても接種を継続をするのかという御質問であったかと思います。これに関しまして、2月22日付の愛媛新聞によりますと、1月16日時点で、国内の小児の重症、中等症例が51例発生しております。デルタ株が中心だった昨年の夏頃の時期が多く、10月下旬に一旦途絶えましたが、オミクロン株が拡大してから報告されるようになっているとのことであります。子どもは、重症化する割合が少ないといいましても、オミクロン株のように感染力が強い変異株が出現して、新規感染者が増加すると、様々な形で中等症や重症となる人数が増えてくるとのことで、日本小児科学会は、特に基礎疾患や2歳未満の重症化リスクが高いとしており、努力義務ではないが、それぞれのお子さんの事情によって接種を必要とされる方は存在しており、ワクチン接種そのものは、新型コロナ対応において重要な手段でありますので、今後も国の動向に注視していく必要があると考えております。
2点目ですけれども、努力義務が伝わってないのではないかということであったかと思います。これにつきまして、現時点の5歳から11歳の接種の予約状況について申し上げたいと思います。3月1日午前11時現在で、予約枠260人分に対し、予約者数は237人と91.2%の予約状況であります。接種日までには全ての予約が埋まる状況にあるため、3月13日、日曜日ですけれども、接種日で110人分の予約枠を追加しております。これに関しましては、こちらの想定よりも早く予約が埋まっている印象がございます。現在のところ、繰り返しになりますが、努力義務でないため、接種勧奨や特別なお知らせはしておりませんが、既にニュース等では既に接種が始まったところの情報も報道されております。接種を迷っている方にとりましては、判断材料になると考えております。ですので、本市の場合は、これまでのやっております対応を継続してまいりたいと考えております。
以上でございます。
◎市民福祉部長(向井裕臣 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 向井市民福祉部長
◎市民福祉部長(向井裕臣 君) 森川議員より様々コロナウイルス感染症対策につきまして御意見をいただきました。ありがとうございました。ただ、私ども国、県それぞれ役割分担の下、例えばコロナワクチンを接種する、しないとか、そういった部分の根幹に関わる部分につきましては意見を述べる立場ではございません。私たちの役割は、国、県からの通知に基づき、適切なワクチン接種を進めることというふうに現時点において理解をしております。ただ、知り得た内容につきましての広報の仕方、そういった部分については、一定の配慮が許されておるものというふうに考えておりますので、今後ともそういった部分については配慮を加えながら、適切に推進してまいりたいというふうに考えておりますので、御理解賜りたいと思います。
以上です。
○議長(日野猛仁 君) 次に行ってください。
暫時休憩します。
午前11時30分 休憩
───────────────────────
午前11時30分 再開
○議長(日野猛仁 君) 再開いたします。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 次に、公共施設トイレの洋式化について質問します。
地元上三谷のふれあい館は、グラウンドゴルフが盛んで、毎日のように大勢のお年寄りが利用しています。利用者にとって、プレー後の歓談も楽しみの一つであります。
このように、高齢者が利用する施設にもかかわらず、男性用は和式トイレが1つのみ、女性用は洋式と和式が1つずつです。利用者にとっては、和式のトイレに座るのが困難な方も大勢おられます。何とかならないかなあという声をよく聞きます。
上三谷集会所は、男女共用の洋式温水洗浄便座なし1つと男性用小便器が3つです。高齢化が進む中、高齢者が交流する施設や地区集会所などのトイレ事情は、極めてお粗末ではないでしょうか。これらの施設は、いざというときの避難場所でもあることを考えますと、早急の整備が必要だと思います。
そこで、3点お伺いします。
(1)本市の現状は、和式と洋式トイレ、温水洗浄便座の数を。
(2)具体的な整備計画は。
(3)みたにふれあい館の整備時期は。
以上、よろしくお願いします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 森川建司議員からの公共施設、トイレ洋式化についての3点の御質問に関し、御答弁申し上げます。
まず、1点目の現状でありますが、本市が所有し、現に供用している公共施設は、現在103施設ございまして、それらに設置する小便器を除く便器は、和式と洋式合わせて1,358基に上ります。うち706基、率にして52.0%が洋式でございます。
また、その706基のうち279基、率にして39.5%が温水洗浄機能つきとなっております。
次に、2点目の具体的整備計画について申し上げます。
本市の公共施設のトイレの整備方針についてでございますけれども、公共施設における総合的な管理は、伊予市公共施設等総合管理計画及び公共施設個別施設計画を定めて、用途別に13種類に分類して整理をしておりまして、それぞれの施設所管課が市民の利用状況を把握し、設備劣化状況も点検することといたしており、その中の一つとして、トイレ改修の必要性も把握をすることといたしております。トイレの洋式化に個別特化した改修事業については、ユニバーサルデザインへの配慮はもとより、新型コロナウイルス感染症対策としての飛沫拡散防止や抗菌対策の面からも有効な手段の一つと認識をいたしております。施設所管課と財政課にて個々に協議をして、優先度やまた利用度の高い施設から予算化をしてまいりたいと存じておりますので、御理解を賜りたいなと存じております。
最後に、3点目のみたにふれあい館の整備時期について申し上げます。
森川議員お示しのとおり、姿勢が楽な洋式トイレを整備することで、高齢者はもちろん、介護が必要な場合にも便利に使用することが可能となります。また、介護予防三世代交流拠点施設条例において、健康増進及び介護予防を支援するとともに、地域コミュニティの進展に資することが本施設の設置目的とされており、その達成において、高齢者が集いやすい環境を整備することは、重要であると認識をいたしておりますので、今後関係課で連携を図り、改修に向けた具体的な協議を進めてまいりたいとも存じております。
以上、答弁といたします。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 2点お願いします。
まず、2ページの上のほうですけれども、伊予市公共施設等総合管理計画を定めてというふうにございますが、この伊予市公共施設整備総合計画というのは、いつつくられたのかあるいは5年に1回とかあるいは3年に1回とか、そういうものが決まっているんでしょうかということについて1つ。
2つ目は、答弁の最後のほうですけれども、改修に向けた具体的な協議を進めてまいりますということで、私は時期についてお伺いしたんですけれども、まだこの時期等についてはめどが立ってないのかというところをお答えいただければと思います。
以上です。
◎未来づくり戦略室長(西山安幸 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 西山未来づくり戦略室長
◎未来づくり戦略室長(西山安幸 君) ただいまの森川議員の再質問に、1点目の公共施設等総合管理計画はいつつくられたのかというところを答弁いたします。
まず、公共施設等総合管理計画につきましては、平成26年4月の総務大臣通知により策定するように要請がありまして、これにつきましては、地域内における施設全体の最適化を図る必要性があるという考えの下、公共施設の全体像を把握して、長期的な視点を持って更新、統廃合、長寿命化などを計画的に行うことにより、財政負担を軽減、平準化するとともに、公共施設等の最適な配置を実現するために策定したものでございまして、本市は平成28年8月に策定しております。
それに基づきまして、公共施設個別施設計画というのを令和3年3月に策定しておりまして、この個別計画におきまして、施設の劣化状況等を調査いたしまして、現地確認による部位等の老朽化を調査を行うとともに、公共施設の健全化を数値で判定しているものでございます。その劣化状況調査の中の項目の一つとしてトイレ改修という項目がございまして、そのトイレ改修歴の今までの現在までの有無と特記事項として改修内容と点検等による指摘事項を記載するようにしておりまして、それぞれの施設所管課においてその調査を実施して、トイレ改修の必要性の有無を把握しているところでございます。
以上でございます。
◎長寿介護課長(野間美幸 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 野間長寿介護課長
◎長寿介護課長(野間美幸 君) 森川議員さんの2点目の再質問についてお答えいたします。
今後なんですが、方針の決定、財源の確保、ほかの事業との整合性や利用者、関係課との調整など、時間を必要といたしますので、ここでは具体的な時期については控えさせていただきたいと思いますが、私どもといたしましては、極力早く対応いたしたいと思っておりますので、御理解よろしくお願いいたします。
以上です。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 1点だけ再々質問させていただきます。
今御回答になった伊予市公共施設等総合管理計画の件でございますが、去年、研修で行った際に、公共施設等総合管理計画を勉強する機会がございまして、そのときに思いましたのが、例えば10年なら10年間に伊予市の施設をきちっと管理するためにいわゆる財政も連動した計画をつくって、大体何年頃には何をつくる、何年頃に何ができるという物すごい先の見えた、そのためにどう財源を節約する、もしくは統廃合する、あるいは予算を確保するか、そういうところのきちっとしたものができておりましたけれども、私まだこれ見たことないので何とも言えないんですが、そういうことがきちっとできると、私は突然令和4年度は学校改修がありましたよとかというのが出てくる、中山だったですかね、とか出てくるんですけども、市全体として私はそういう総合管理計画をもう一度きちっとそういうものに、そういうものかもしれませんが、そういうものにつくり変えていく必要があると思うんですが、その辺の市の認識をお伺いします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 予算というものは、突然出てくるものではございません。しっかりと稟議をしながら、予算立てをして、もろもろやって当初予算にのっかる。それでもまた稟議をして補正予算を上げる、その位置づけでございます。今おっしゃるどこかの自治体でやっていた、伊予市も当然のごとく、LCC、ライフ・サイクル・コスト、更地から建物建って、例えば50年使って更地に戻す、そういったことを考えて、全ての事業を行えということはもう平成25年以前から周知をしております。もろもろの枠組みの中で、今回の森川議員御提案の三世代交流施設みたにふれあい館においても、様々な意見も伺いながら、たまさか予算というのは議会で承認いただかないと成り立たないものでありますけれども、そういった意味も含めて、今野間課長が言ったのは、極力、ましてや三世代という位置づけもあるので、早い段階でしたい、そういう意味ではありますけれども、これすらも森川議員が質問したからできるという問題ではないのは重々森川議員も釈迦に説法で分かっておられると思いますし、伊予市としては、今おっしゃった長寿命化計画とかライフ・サイクル・コスト、LCCも鑑みながら、限られた財源の中でしっかりと構築してまいる所存でございますので、今後とも何かとお気づきの点がございましたら、さらなる御助言、また御指導を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(日野猛仁 君) 次に行ってください。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 次に、情報化の推進について質問します。
1月31日の全員協議会において、情報化推進について説明を受けました。令和4年2月1日から伊予市LINE公式アカウントが開始されました。私も早速利用を開始しました。2月20日にAIチャットボットを使い、子どもワクチン接種の時期は、副反応の状況は、現況はと問うと、申し訳ございません。直接伊予市までお問合せくださいとのことでありました。結構このような返事が多いので、直接電話をしたほうが早いとなるのではないかと思います。聞いた話ではありますが、猫の死骸を発見、通報したのだが、AIの受け付けましたで情報が止まったままで、何の反応もなく、電話で関係部署に確認したら、全く聞いていないとの回答だったとのことです。ぜひとも運用に当たっては、職員間の情報共有、そのあたりの改善をしていってほしいと思います。
市民との双方向の情報共有に大きな期待と可能性がある本取組をさらに効果的にするには、LINEの受け取り先が1つしかないようなので、各部、各課まで枝を設けて、市民が直に担当課とやり取りができるようになると、情報共有や相互理解が格段に深まるのではないかと思います。
また、2月16日の愛媛新聞には、電子ウイルス再び猛威、各年末から世界270万件、国内20企業、団体被害との記事がありました。サーバー攻撃も含めた万全の対応も喫緊の課題であると思います。今回、伊予市組織機構を大幅な見直しをするわけでもありますので、この改編に併せて情報化を推進することで、市長の考える3万人が住み続けられる町の実現を強く後押しするものと確信しております。
そこで、3点お伺いします。
(1)今後の情報化推進の具体的計画は。
(2)LINEで市民との双方向情報共有は。
(3)サイバー攻撃等のセキュリティー対策は。
以上、よろしくお願いします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 森川建司議員より情報化の推進につきまして3点の御質問をいただきました。答弁申し上げます。
まず、1点目の今後の情報化推進の具体的計画につきましては、現在本市におけるデジタル化推進の方向性を示す伊予市デジタル化推進計画の作成作業に当たっており、令和4年度上半期の施行を目指しております。計画では、基本理念や取組方針、また推進体制などを盛り込む予定でありますけれども、一定の取りまとまりができましたら、議会へもお示しをしたいと存じております。
次の2点目のLINEで市民との双方向情報共有につきましては、森川議員御質問のその角度から鑑みたら、まさにおっしゃるとおりと存じてもございます。現在、本市のLINE運用では、行政からの情報発信に加え、利用者から市内の異常等の報告を受信する機能に限定しており、LINE内で担当者と個別のやり取りはできない仕組みにもなってあります。これは、令和3年にLINE株式会社における個人情報等の管理上の懸念が報じられたことから、国より政府機関、地方公共団体等におけるLINEサービス等の利用の際のガイドラインが発出されており、LINEのトーク上での相談業務、行政手続に必要な本人確認など、秘密性を有する情報や住民等の個人情報を取り扱う行政サービスの場合は、同社側のサーバーに個人情報等が残らない仕様のシステムを構築する必要がございまして、当然ながら、相応の経費も必要となってまいります。双方向型へのステップアップについては、マンパワーや財政面の課題もありますので、今後の研究課題とさせていただきます。
なお、通報機能における庁内連携につきましては、通報情報が他課に関する場合は、当該所管課へ取り次ぐなど、情報共有に努めておりますので、改めて申し添えておきます。
AIチャットボットに関しましては、もう少し、今誕生したところなんで、今後どんどんどんどん勉強しながら市民の皆様方の口頭での声で対応できるようにはしたいなと考えております。
次に、3点目のサイバー攻撃等に対するセキュリティー対策につきましては、現在、愛媛県と20市町は、同水準のセキュリティーを確保するために、ウェブサーバーを集約し、監視及びログ分析、解析等をいたしております。また、本庁と地域事務所、公民館などの出先機関の間では、専用回線によりネットワークを構築しており、物理的に外部からの影響を受けないような仕組みともなっております。
一方で、近年は、人的要因から個人情報の流出事案も見受けられるため、本市でも職員への情報セキュリティーに関する研修を実施し、リテラシー向上に努めております。サイバー攻撃も時代と共に複雑化、多様化しておりますので、今後も引き続きしっかりとした対策を講じてまいりたいと存じております。
以上、答弁といたします。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 2点お願いします。
1点目は、2ページのところですけども、LINE株式会社の個人情報等の管理上の懸念ということで、私もこれについては知っておりましたけれども、これを構築する際は、相応の経費というふうにありますけれども、もし分かれば、どれぐらいかかるんだろうかというのが1点目です。
2点目は、3ページ目の下のほうですけれども、人的要因からの個人流出等についてしっかり教育されているということでございましたけれども、まさに今ウクライナ攻撃があって、トヨタ自動車がサイバー攻撃によって全社がストップして、ある部品工場に対してかけて、それが結局麻痺して、トヨタ自動車として多分初めてと思うんですけど、全社ストップして生産ができないというような状況になっておりまして、こういうことがこれから起こり得るのと同時に、やはり人的要因からの流出も、ありとあらゆるこれはある国名を挙げるとあれですけども、中華人民共和国は、ありとあらゆる手段を使って、このセキュリティーに対して攻撃をかけてます。そういう意味で、そういう点にもぜひぜひ留意をされてということで、それに対して市のほうの御見解があればよろしくお願いします。
以上です。
◎総務課長(向井功征 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 向井総務課長
◎総務課長(向井功征 君) それでは、森川議員さんの再質問に私のほうから答弁申し上げます。
まず、1点目のLINE社の個人情報等の管理上の懸念、これを払拭するためのシステム構築ということでございますけれども、具体的な見積りという、その仕組みを構築するための見積りというものは取ってございませんが、今の仕組みでいきますと、LINE上の画面に新しいLINEではないシステムのボタンをつくりまして、そちらに飛んで、そちらの中での個人情報のやり取りあるいはプライバシーに係る相談のやり取りというような仕組みをつくらなければならないのではないかと思っております。そうしますと、LINEではなく、新しい仕組みを新たにシステム上で構築するということでございますので、今までの経験からいきますと、やはり数千万円単位のお金がかかるのではないかなというふうに考えております。数千万円以上、場合によっては億ということも必要になるかもしれません。そういったように考えております。
それから、セキュリティー面の強化ということでございますけれども、人的要因に関しましては、様々なところに注意をしておく必要がありまして、例えば事業者さんのほうからこういった情報が欲しいとかというのに対して職員がどう捉えるかであるとか、あるいは届いたメールに対して、その添付ファイルなどにきちんと目が行くかどうか、こういったところも大切だと思います。本市の場合は、そういったこともありまして、セキュリティーに係る研修のほうを平成26年度以降、継続的に行っております。これからもパソコンを使う職員、全ての職員に対して、引き続きこのセキュリティーに関しては強く研修もしていきますし、またそれに対しての対策というものを講じたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(日野猛仁 君) 再々質問ありませんか。
〔4番森川建司議員「ありません」と呼ぶ〕
○議長(日野猛仁 君) ここで暫時休憩をいたします。
午前11時52分 休憩
───────────────────────
午後1時00分 再開
○議長(日野猛仁 君) 再開いたします。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 最後に、南伊予駅周辺の活性化の進捗について質問します。
これまで、令和2年9月、令和3年6月に南伊予駅関連の質問に続き、3度目であります。今年の3月14日で南伊予駅開業2周年を迎えます。この2年、コロナ禍で開業イベントや1周年、2周年記念は全て中止となる中、南伊予住民が期待している南伊予駅開業をてことした地区の活性化が、絵に描いた餅になることを危惧するとの住民の声をよく聞きます。以前にも申しましたように、南伊予地区は、県都松山に近く、県道23号により近隣市町にある国や県の大型施設や中四国有数のショッピングセンターエミフルへのアクセスもよく、えひめ森林公園など、自然あふれる田園地帯であり、治安もよく、災害が少なく、学習環境にも恵まれており、近年若い世代の移住が増えている状況にあります。私は、南伊予が発展することは、伊予市に3万人が住み続けられるために必須であると考えます。そのためにも、南伊予駅周辺の活性化は重要であります。折しも県が令和4年度にえひめ森林公園に2億円の経費を投じ整備を進めると聞いております。また、伊予市自民党の県知事への要望として、2年前から伊予中学校から大谷池までの大谷川の護岸改修を要望中でもあります。ぜひとも南伊予と森林公園をつなぐあじさいロードを含め、実現化したいと考えております。
そこで、5点お伺いします。
(1)南伊予駅(貨物駅等を含む)周辺地域の具体的な進捗状況は。
(2)自転車を活用した観光推進の状況は。
(3)大谷川の護岸改修の見通しと対策は。
(4)あじさいロードの進捗は。
(5)えひめ森林公園の整備概要と県との連携は。
よろしくお願いします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 南伊予駅周辺の活性化の進捗について5点の質問をいただきましたので、答弁申し上げます。
まず、1点目の南伊予駅周辺地域の進捗につきまして、令和3年6月議会での森川建司議員の御質問に対し、南伊予駅に隣接する車両基地、貨物駅を、観光、交流の拠点と位置づけ、県内外からの観光誘客を進めるとともに、市内で取れた農林水産品を取り扱う産直や農家レストラン、子どもたちの遊び場や学ぶ場を提供したいと考えており、計画策定後には、実現に向けて具体的な検討に入っていく予定と答弁をいたしております。長期に及ぶ事業計画が必要であることから、現時においては、2,000平方メートル程度の規模において、トイレ、サイクルスタンド、車両基地も見学できる屋根つきの駐輪場、交流広場など、サイクルステーション機能を兼ね備えた施設として整備する方向でまずもって検討を進めております。
続いて、2点目の自転車を活用した観光推進の進捗につきましては、今年度策定した自転車を活用した観光等推進計画では、誰もが安全かつ快適に自転車を活用できる環境の整備、サイクリングの普及、促進による地域のにぎわい創出を目的に、サイクリングルートの構築のほか、様々な取組を実施する予定であります。
本年10月には、試験的にJRの愛ある伊予灘線で、サイクルトレインを走らせる計画もあるようでございますけれども、並行して自転車に親しむ事業やイベントを開催することで、市民や事業者の興味、関心を高めることといたしております。
さらに、将来的には、来年度にも設立予定の観光物産協会や指定管理者等との連携により、市内観光施設等への移動手段の確保、市民の健康増進や環境負荷の低減を目的としたレンタサイクル、シェアサイクル事業にも取り組みたいと考えております。
次に、3点目の大谷川の護岸改修の見通しと対策につきまして愛媛県に確認したところ、近年、浸水被害もないことから、上流部について河川改修の予定はないとの回答でありました。
また、洪水時の被害軽減に向けては、河床の堆積土砂や支障木の撤去を適宜実施し、河川の流下能力の向上に取り組むとともに、護岸の被災箇所や小規模な損傷箇所について、災害復旧工事や維持修繕工事により、補強、改修に当たっているところであり、今後とも愛媛県との連携を強化することで、適切な河川管理に努めてまいる所存でもございます。
続いて、4点目のあじさいロードの進捗状況につきまして、南伊予駅周辺の整備、また自転車を活用した観光推進を実行に移すことで、南伊予地域には、市内外より数多くの来訪があるものと想定はいたしておりますが、地域を訪れる観光客を気持ちよくお迎えするためには、地域住民の総意に基づくその中で、住民自らの手で道路、河川等の環境整備、併せておもてなし機運の醸成に取り組むことがまずもって肝要であると存じております。あじさいロードの実現に向け、まずは地域のコンセンサスを図っていただきたいと考えております。
このあじさいロードを提案された森川建司議員におかれましては、議員自ら住民の皆様方に対し、同じ思いを持っていただく旨の動きを期待をするものでもございます。
最後に、5点目のえひめ森林公園の整備概要、県との連携につきまして、まず整備概要でございますけれども、従来の来園者に加え、子ども連れ家族が気軽に訪れ楽しむことができる施設を目指し、ツリーハウス、キャノピーウォーク、木製ブランコなど、新たな木製アトラクションの設置、また既存施設の管理棟、炊事棟、バンガローなどの改修が予定されております。これらの事業は、愛媛県が実施主体で、令和4年度から施設整備に入り、令和6年度秋頃にはリニューアルオープンの予定であると存じております。
次に、本市の取組といたしましては、事業の実施に当たり、事業内容や時期等について地元関係者へ適切に周知、説明を行わさせていただきまして、十分な理解が得られるよう、県と連携し事業の早期完了に努めてまいる所存でございます。
以上、答弁といたします。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 何点か質問させていただきます。
1点目は、2ページの上段のところですけれども、長期に及ぶ事業期間が必要という御答弁でございましたが、この長期というのはどれぐらいのことを考えておられるのか、お答えいただきたいと思います。──〔一般質問終了5分前のブザーが鳴る〕──と申しますのも、私が御提示しましたあじさいロードのここが起点になるわけですよね。あじさいロードを実現するには、当然休憩場所とかトイレも必要なんですよね。そういうことで、長期ってどれぐらいなんだろうか。私も10年ぐらいはかかるかなあと思っています、あじさいロードには。それで、長期の意味とここのトイレを、細かいかもしれませんが、どれぐらいを考えておられるのか、あるいは交流広場というのは、どんなイメージなのか、教えてください。
2点目は、2ページの下のほうです。愛ある伊予灘線のサイクルトレインを走らせる計画というのを、もちろん初めて聞いたんですけれども、これ分かっておれば具体的に少し教えていただきたいのと、これが南伊予として、何か地元南伊予が何か関われるのかなあという観点から質問いたします。
3点目は、3ページにございます大谷川の護岸改修、県のほうは冷たく改修などはないという厳しい回答なんですけれども、実はこの護岸改修がないと、私はあじさいロードはかなりの費用がかかると思っています。その護岸改修があって、初めていわゆる護岸のところの歩行者用道路が整備されたりということも考えてますので、ここのところはぜひとも県のほうに強く要望、もちろん地元からも上げますけども、御支援をお願いしたいなと思います。
4点目は、4ページの上のほうでございますが、まあ地元住民の総意だと、自らの手で全てやれというような御回答でございまして、おっしゃるとおりでございますけれども、やはり私の力不足もありますけれども、やはり市がこういう方向で後押しする動きというか、後押しがあれば、私はしっかりやっていけるかなという意味で、これからも御指導あるいはお知恵を貸していただきたいなあ、御支援をお願いしたいなあと思います。
最後ですけれども、4ページの一番下のほう、令和6年秋頃にいわゆるえひめ森林公園の整備が終わってリニューアルオープンということがもう決まっているようでございまして、これを見ると非常にいい施設ができるかなあと。これに併せて、ぜひ伊予市の観光事業がうまくここに併せるというか、これも一つの契機として取り組んでいただきたいと思います。
以上、5点よろしくお願いします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 森川議員より5点の再質問をいただきましたけれども、別に5点全部お答えはできるんですけれど、まずもって、1番目の長期というのは、前方からお伝えをしておりますように、南伊予駅及び貨物基地周辺は、市街化調整区域の中の甲種農地優良農地、そして道前道後の受益地、要はそう簡単に農振除外はかないません。ただ、今この計画を2,000平米ほどでやっているのは、貨物基地周辺整備という位置づけで進めていっているわけで、これはなるべく早い段階で用地の買収費用であったり、工事にも入っていきたいと思ってますけれども、その枠組みの中で、私は常に言っているのは、農業は国の根幹である。しかしながら、後継者不足であったり高齢化の枠組みの中で、やはり地域が活性化しないと未来につながる農業はできない。そういった思いがあるから、これは国会議員の先生方やもろもろのお力も借受けながら、特区が無理でも様々な緩和策をお願いしながら進めていきたいなという思いの枠組みで長期でございます。だから、5年後になるのか、10年後になるのか、これは分かりません。ただ、サイクルスタンド等々もろもろの展望台、トイレ、これは近い将来、この二、三年のうちに愚直に進めていきたいと、完成したいと、そういう思いであります。
そして、愛あるトレインの内容は、小笠原課長に答えさせます。
そして、大谷川の県の回答等々も、本当に地元というか、特に大谷川の横には伊予小学校、伊予中学校があるわけであって、それから松前に流れていく、御案内のとおり、ウェルピアの横を通って天井川ということで、ある程度の河床掘削も含めながら、海岸部の住民の方々にも御迷惑をかけないようにはしていかないといけない。ただ、今の県の護岸整備の指針からすると、なかなか難しいよねっていう部分があるんで、その枠組みをどうするかというのは、もし森川議員が御要望であれば、私と一緒に地方局であったり、もろもろ陳情にも行きたいけれども、その壁があまりにも高いという部分を今御答弁で私がお伝えをしたわけであります。
そして、森林公園とか、その前に今アジサイのことも言われました。アジサイっていうのは、基本的には当時のJRの半井社長が、南伊予駅開通、2年前の3月14日にアジサイを植えました。そして、例えば伊予中学校の少年式の記念日の日に植えていくと、20年ぐらいは植えるスペースがあるということで、まずアジサイ駅にしたらいいよねっていうようなお言葉も賜りました。まずもって私の思いは、南伊予駅のアジサイをしっかりと育てていって、そこから起因する大谷池というような位置づけでないと、なかなか機運が醸成できないのではないかなあ、そのように思ってますけれども、森川議員は前も私評価しましたけれども、すばらしい図面も書かれております。ただ、あれを私が想定すると、何億円かかるのかとふと疑問はあるんですけれども、そういった思いであります。
そして、最後の森林公園に関しましては、サイクルマップもろもろで高度なサイクリスト、要は南伊予駅から大谷池へ上がって谷上山コース、その枠の中にここに森林公園があれば、一つの休憩所、またもろもろの下世話な言い方かもしれませんけれども、お金を落としてもらう、地元に、そういったものも進めていけるし、その枠組みの中で、しっかりと観光振興も努めていきます。
具体的な補足は、小笠原課長にさせます。
◎経済雇用戦略課長(小笠原幸男 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 小笠原経済雇用戦略課長
◎経済雇用戦略課長(小笠原幸男 君) それでは、私から2点目、4点目、5点目について答弁をさせていただきます。
まず、2点目の愛ある伊予灘線のサイクルトレインの件でございますけれども、こちらにつきましては、JRと愛媛県が現在計画を進めているところで、社会実験的な位置づけでございます。まだ発表されておりませんので、具体的な回数等は申し上げることはできませんけれども、聞き及んでいる範囲でございましたら、10月に数回程度運行させ、どれぐらいの利用があるか検証をし、再来年度、定期的な実施が可能かどうか検討を進めるというところでございます。
伊予市の関わりでございますが、伊予市は負担金の支出、またこれに併せたイベントの開催等で支援をしていく予定でございますが、南伊予地域にも場合によっては別の形で御協力をいただきたいと思っておりますので、こちらにつきましては計画が具体的に発表された後、また御相談をさせていただけたらと思っております。
続きまして、あじさいロードの市の支援についてでございます。
森川議員から御提案いただきましたあじさいロード構想につきましては、先ほど市長答弁でもございましたが、地域住民の皆様が自らのお力をもって取り組む地域振興策であると認識しておりますので、まずは企業、団体等の協賛や寄附、クラウドファンディング等によりまして財源確保を行うのが適切であると思っておりますけれども、こちらにつきましては、伊予市自治基本条例に掲げる住民自治組織を形成した上で、まちづくり計画を策定した中で、この中にあじさいロードを位置づけるということができれば、一定の財源を交付することは可能であると考えております。
また、そのほか観光の事業でありますとか、緑化の事業でありますとか、そういう形で市が後押しすることも可能かと思いますので、こちらにつきましてはそれぞれの所管課にお問合せをいただけたらと思っております。
最後のえひめ森林公園の観光の位置づけでございますけれども、こちらは、昨年度策定いたしました伊予市まるごとおもてなしプラン観光振興計画につきましても重要な拠点施設であるという位置づけでございます。先ほど答弁にもございましたが、現在整備中でございますので、この整備に併せまして愛媛県の所管課と協議を進めまして、どのような形で伊予市の自転車観光推進事業と連携が取れるかということで、具体的な協議検討に来年度以降入ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
◆4番(森川建司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 森川建司議員
◆4番(森川建司 君) 再々質問ではございませんけれども、大変御丁寧な御回答ありがとうございました。
この南伊予駅の活性化、そして私が提案をしておりますあじさいロード、これの実現は、簡単ではないことは私も重々承知しておりますけれども、私はこの南伊予駅の活性化、そしてあじさいロード、えひめ森林公園、これがしっかりつながるように、私自身も去年からアジサイの育成に努めておりますけれども、まだ南伊予駅のアジサイが2年目に入るんですかね、これが大きくなるのに負けずに、大谷川にアジサイを少しずつでも咲かせながら、私が生きている間には完成につなげたいなと思っておりますので、御指導のほうよろしくお願い申します。ありがとうございました。
○議長(日野猛仁 君) 暫時休憩します。
午後1時19分 休憩
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