録画中継

令和3年第5回(9月)伊予市議会定例会
9月7日(火) 一般質問
公明党
大野 鎮司 議員
1. 誰一人取り残さない農福連携について
2. 「申請主義」からプッシュ型行政サービスへ
3. 3万人が住み続けられる伊予市へ(地域コミュニティ編)
4. 成人式について
            午後3時55分 再開
○議長(日野猛仁 君) 再開いたします。
 続いて、大野鎮司議員、御登壇願います。
            〔9番 大野鎮司君 登壇〕
◆9番(大野鎮司 君) 議席番号9番、公明党大野鎮司です。
 日野議長に許可をいただきましたので、一般質問を行います。武智市長をはじめ、関係理事者の皆様の明快な御答弁をよろしくお願いいたします。
 それでは、通告書に沿って質問いたします。
 まず、1問目ですが、誰一人取り残さない農福連携についてお聞きいたします。
 先ほど北橋議員の質問の中にも農福連携ございましたが、少し角度が違うといいますか、こともございますので、御了承ください。
 私は、中山地区でキウイフルーツを4反ほど栽培しております。5年ほど経過し、キウイも大きくなり、毎年繁忙期には大変忙しくなってきました。我が家もですが、周りのキウイ農家さんも繁忙期は家族総出やシルバーさん、お知り合いの方に手伝ってもらっております。ですが、農家さんも手伝いにきている方も高齢化し、今から5年、10年たったとき、どれだけの方がキウイ栽培を続けられるのか心配です。農業は1年を通して見ると、いろいろと経験、技術、機械の操作などありますが、作業を分割してみると、体力は要りますが、さほど難しくない作業もあります。どなたでもできると私は思います。キウイフルーツで考えますと、一番忙しく大変なのは、花粉の採取と花の受粉です。農家さんによって違いはありますが、私のところは、夜明け前に雄花を摘み、花粉を採取。花粉を1リットルの色のついた液に溶かし、水鉄砲のような方法で雌花に吹きつけます。受粉には温度・時間・開花してからの時期が大切で、たくさんの花に一つ一つ丁寧に吹きつけないといけません。花は一斉に咲きます。開花から受粉させないといけない時期が短く、たくさんの人数がいれば、一斉に手分けをして受粉できますが、人が少なければ、休みなく園内を回らなければいけません。単純な作業ですが、かなりの労力です。
 一方で、こんな御相談も最近よく耳にいたします。
 コロナ禍の影響で障がい者就労施設での仕事が減って困っている。また、施設に通う障がい者の方から、賃金が安くて困っていますとお聞きしております。農家の困っていること、障害がある方の困っていること、うまく補えば、2つの困っていることが解消されるのではないでしょうか。
 伊予市のキウイの出荷量は、全国トップクラスです。農家さんの収入が増えれば、市としても税収が増え、もうかる農業なら若い担い手も増え、人口減対策にもなる。また、障がい者の方も働く生きがいの確保、生活の補助になり、いいことばかりだと私は思います。
 そこで2点お聞きいたします。
 まず、1点目ですが、農業の担い手不足の解消、障害のある方の働く場所の確保に、伊予市版農福連携をしてはいかがでしょうか。
 まず、各担当課が横の連携、ここでは農業振興課・福祉課がメインになるのではないかと思います。まず事前に、人手を希望する農家さん、就労を希望する障がい者就労施設に登録をしてもらいます。そして、農家さんから、前もって希望日時、作業内容、人数を申請してもらいます。その情報を登録している就労施設に連絡、作業が可能であれば農家さんに連絡、作業日までに実際の研修を兼ねて就労施設の方と打合せ、農家さんからの作業当時の要望などの窓口は同行される施設職員が対応をする、賃金はある程度のベースを決めておき、作業内容によって変動、お支払いは農家さんから直接支払っていただくといった感じです。こうすれば、農家さん、障害のある方ともに問題解決になると思います。このバランスやマッチングを市で取ってあげるのです。市が一番ですが、難しいなら、障がい者就労施設に委託をお願い、もしくはしっかりやっていただける企業に委託をお願いすればいいかと思います。御見解をお聞かせください。
 2点目、ノウフクJASで伊予市産品に付加価値を。
 ノウフクJASとは、正式名称は、障がい者が生産行程に関わった食品の農林規格と言います。その本来の趣旨は、皆が地域の一員となり、一緒になって地域をつくっていく、その取組を評価するものです。規格とは、本来均一的で効率的であることを求めるものですが、ノウフクJASは、多様であることに価値を見いだします。産地や品種、栽培方法を軸とするブランドではなく、農福連携商品の背景にある社会的価値を認めるこの規格によって、障害がある方のみならず、全ての人が自他の多様性を受入れ、非均一性の中にある優しさや強さに価値を見いだす一つのきっかけとして、豊かな共生社会実現の一助となることが期待されるものです。
 本市の産品も農福連携でできものに、ノウフクJASの認証取得をし、伊予市産品の新たな付加価値を見いだしてはいかがか、御見解をお聞かせください。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 大野鎮司議員より、誰一人取り残さない農福連携について答弁申し上げます。
 農福連携への取組は、障害福祉サービスを提供する法人の所有または借り受けた農地において、障がい者が農業生産を行うのが第1フェーズ、農業関係者による取組が第2フェーズと言われ、御承知のとおり、ここ数年広がりを見せてきたところでございます。そして第3フェーズは、新たな農林規格であるノウフクJASや全国の先進事例を表彰するノウフク・アワード、さらには農福の福の範囲を高齢者、コロナ禍等による生活困窮者、その他支援が必要な方々に広げることで、多様な農福連携により新たな価値観を見いだすこととされております。
 障害のある方お一人お一人が、自分らしく生きがいを持って生活できることが求められる共生の時代において、大野議員お示しのとおり、農福連携への取組も双方の問題を解決するためのバランスとマッチングをどのように整えるかが重要であると存じております。
 そうした中、農業関係者による障がい者の雇用については、障害の種別や特性に合わせた一定の配慮が求められると同時に、雇用を維持するための売上確保などのハードルが高いため、現時点では、障害福祉サービス事業所への農作業委託が主流となっているようでございます。
 しかし、単なる自助努力、費用対効果、ウィン・ウィンの関係で農福連携の浸透を目指すだけでなく、行政が関わることで農業関係者の障害への理解を深めていくことが大切であると存じております。
 そこで、今年度は、中予地区農福連携推進チームが取り組む農福連携の理解を促進する啓発活動に参画し、農業関係者が農作業を提案する際に、複雑な作業工程を細分化した事例動画を作成・活用する計画であります。
 なお、議員御自身の経験からなる詳細かつ貴重な御提案につきましては、農業関係者と具体的な取組への検討が始まりました際に、農業と福祉のマッチングの参考に生かしてまいりたいと考えております。ありがとうございました。
 次に、ノウフクJASで、伊予市産品に付加価値をについてお答えいたします。
 従来のものの価値に加えて、新たな社会的な価値の規格であるノウフクJASには、農福連携による生産された農産品の価値を見える化・ブランド化することで、障がい者の賃金向上・雇用拡大だけでなく、遊休農地の解消や自給率向上への効果も期待されております。
 また、ノウフクJASに認証された農産品の生産に携わる障がい者、販売する企業、購入する消費者の三方の取組自体が、持続可能な共生社会の実現に向けた取組であり、まさに本市が掲げるSDGsの推進に沿うものと注目しているところでもございます。
 ノウフクJASを取り扱うには、登録認証機関である日本基金から、生産工程管理者を設置した認証事業者として認定を受け、年1回の監査を受けながらの継続更新が必要ですが、8月末現在、全国では16の事業者が企業努力により取得して、この中には伊予市の企業も含まれております。
 この認証マークの認知度と農産品や加工食品の信用性の向上により、生産者は付加価値を高められると同時に、消費者は購入の際に安心が得られ、人や社会、環境に配慮した消費行動を望む購買層に訴求することが、農福連携の普及促進につながると言われております。こうした好循環を生み出すためにも、大野議員お示しのように、まずは農業部門と福祉部門の横の連携を密にする体制を構築した上で、農福連携の考え方に御賛同いただける団体・企業等との話合いの中で、ノウフクJASの取得も視野に取り組んでまいりたいと存じます。
 以上、答弁といたします。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) 大変前向きな御答弁、誠にありがとうございました。
 私も農業をしながら様々なこと、これから周りを見ていくと、何か農福連携といいますと、結構福祉が重視でってというふうに考えられとるっていうふうな感じが、私は多くあるんですけど、やっぱりそこに担い手不足である農業というところの手助けにもすごい大事な一助かと思いますので、今これからしっかり連携を取っていって、話をしていただくということですので、ぜひとも前向きに前進をなるだけ早く進めていただけるようよろしくお願いいたします。
 最初の1点ですが、ちょっと少し今回の質問に当たりまして、障がい者支援施設とかの施設長さんとかいろいろ様々お話を聞いてまいりました。そんなとこで伊予市を見ますと、障がい者就労施設というのは、2施設ぐらいしかないんです。そうなると、仮に農福連携が定着をして、今ある農家の方からたくさんの要望が出てきたときに、今度は働き手といいますか、先ほど答弁の中では、障がい者だけではなく、様々な層の方に働きかけていただけるというふうなお答えではあるんですが、例えばそういった松前町とか砥部町にわたる広域にわたってそういった障がい者施設の就労施設と連携して、例えば伊予市の農家さんのところに、伊予市ではなかなか間に合わないのであれば、松前のほうからも引っ張ってくる──引っ張ってくるって言い方、おかしいですけど、お願いして来ていただくとか、また聞くところによると、施設長さんは言ってました。松山のほうでは、よく毎日ファクスが入ってきて、愛大の落ち葉拾いができるとこありませんかとか、様々な作業がそういった形で毎日入ってくるそうです。そういった形でもっと当たり前といいますか、簡単なといいますか、誰もが、農福っていうのは特別なもんではなくて、ごく普通なんですよというふうな感じの流れができていけるのか。
 以上、2点よろしくお願いいたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 他自治体との連携は、また私の後で答弁できるようなら答弁させますけど、確かにパラリンピックも終わって、多様性ということ、その枠組みの中で多様性をしっかりと認めながらつくっていく世界像っていうのを発信をしたわけでありますけれども、これも即座にというわけにはいかないでしょう。でも、今後のグローバルなことを考えても日本のことを考えも、多様性を認めないと駄目であるという位置づけで、やはり障がい者と農業者の多様性の調和ということにおいては、非常に大切なことでもあります。私も常日頃から言ってますように、優良農地、甲種農地において、ましてや道前道後の受益地等々の枠組みの中で、すばらしい農地として位置づけられている場所も、高齢化・人口減少・後継者不足ということで、もう数年で、もしかしたら田畑が遊休地になっていってしまうかもしれない。そういったことを担保するためにも、何とか障がい者の枠組みでしっかりとやっていきたいな。ただ、私が今思っているのは、JAさんとか、そういう福祉の事業所とかで、どこどこにあてがう、行ってくださいよっていうのをしっかりと構築できれば、可能なのかもしれませんけど、やはり核となる人が、障がい者を全国からも募って、しっかりとその農地を守っていく。そこである意味、障がい者が自分で自立をして自分で起業するっていうのはなかなか難しいかもしれないけれども、給料制の枠組みの中でしっかりと賃金も獲得していくという枠組みの中では、伊予市としては、質問にはないけれども、今後障がい者が寝泊まりできる場所、そういったところも伊予市のもろもろ幼稚園であったり、高齢者施設であったり、空き家になっているところがあります。そういったところも含めながら、しっかりと私としても寸暇を惜しまず、例えば農業ということで、伊予農の校長に会いたいと言ったら、そこにも連れていくし、また中山・双海等々でいい話があれば、そういった農地も紹介もしていきます。要するに私の考え方は、基本的にはある意味、今ノウフクJAS取ってるところもあるって言いましたけれども、そこもやはり核になる人間がしっかりと動かないと、幾ら障がい者を、例えば空と大地の方々を田んぼで田植をしてもらっても、その方々が今後全ての農作業に携わることはなかなか難しい部分もあると思います。もうそれは大野議員には釈迦に説法であります。だから、そこの枠の中でしっかりと農家さん、シルバーさんだけじゃない形を構築していくためにも、真剣に行政としても今後SDGsもにらみながら考えていきたいと思っています。
 あと答弁、松前等々の連携等々がありましたら、窪田君のほうから。
◎福祉課長(米湊明弘 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 米湊福祉課長
◎福祉課長(米湊明弘 君) それでは、大野議員からの他市町の連携につきましての御回答をさせていただきます。
 先ほどありました砥部とかそういうところからもっていうお声が、確かに伊予市でも先ほど大野議員お示しのとおり、2事業者しかございません。その2事業者のうち1事業者につきましては、松前町のほうの農業施設の農園のほうに行ったり、また品物を施設のほうに持っていただきまして、ちょっと加工の手伝いということも実施しております。
 また、砥部町・松前町なんかのそういうつながりにつきましては、今後いろいろな協議の中、先ほどいろいろ答弁の中で、地方局管内の県、市長、JA各機関、農業振興に関わる職員及び障がい者就労支援に携わる職員での中予地区農福連携推進チームがございますので、そちらのほうでまた他市とのそういう状況が可能になるかどうかというのもいろいろ検討協議させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上、答弁といたします。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) ありがとうございました。大変力強い、また温かい御答弁、誠にありがとうございます。伊予市もそういった誰一人取り残さない優しい施策にしっかり力を入れていただける流れができているなというふうなことの御確認ができまして大変安心しております。今後とも何とぞよろしくお願いいたしまして、私の1問目とさせていただきます。
 議長
○議長(日野猛仁 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) それでは、2問目に移ります。
 申請主義からプッシュ型行政サービスへについてお聞きいたします。
 日本の行政サービスは、住民が自ら申請することを利用の前提とした申請主義に基づいています。制度の対象者であっても、情報を知らなかったことで、申請に至らなかったケースが少なくありません。このため申請主義の弊害解消を目指して、住民の問合せを待たずに必要な行政サービスにつなげていくプッシュ型の仕組みが各地で進められております。
 千葉市は、市が保有する個々の住民データを活用し、その人が利用できると推測される行政情報をLINEで通知をする「あなたが使える制度お知らせサービス(略称ForYou)」を開始、通知対象の制度は、がん検診や予防接種、独り親家庭などへの医療費助成、上下水道料金の減免など計23事業、特に申請忘れのリスクが高いと判断された事業から選んでいるそうです。市民の世帯構成や税情報を分析して、各制度の受給対象者を絞り込み、個別にメッセージを送る仕組みです。申込手続は、千葉市の公式LINEアカウントを友達追加し、画面の案内に沿って登録番号を申請する。3週間ほどで登録番号が自宅に郵送され、それをLINEアカウントから入力すると市から通知が届くようになります。東京都三鷹市では、2017年7月から導入した「ゆりかごスマイル」では、予防接種の日程をウェブサイト上で簡単に管理でき、接種日が近づくと通知メールが届き、妊婦健診や乳幼児健診等の案内も受け取ることができます等、様々なネットを使ったプッシュ型行政サービスに取り組まれております。
 支援を必要とされている人ほど、制度について調べたり、手続を行う時間の余裕がなく、行政サービスにたどり着けない傾向にあるのではないでしょうか。プッシュ型行政サービスを充実させることで、情報や支援策をしっかり届けられる伊予市を実現しませんか。LINEなどを活用し、様々な場面で待つのではなく、プッシュするサービスの御所見をお聞かせください。
◎副市長(青野昌司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 青野副市長
◎副市長(青野昌司 君) 大野鎮司議員からの申請主義からプッシュ型行政サービスへの御質問に私から答弁申し上げます。
 LINEを活用した情報発信につきましては、大野議員から以前より一般質問で御提案いただいている案件であり、市としても、その活用について調査研究を進めてきたところであります。本年6月には、市議会において関連予算を議決いただき、来年2月からの供用開始に向け、現在本市LINE公式アカウントを取得するなど、具体的な準備作業に取りかかっております。
 現段階での仕様として、市側からの情報発信に加え、利用者の皆様からの通報システムを併せて搭載し、相互連携できる仕組みを構築したいと考えておりますが、今後庁内関係部署や事業者と協議を重ね、より効果的なシステム構築に努めたいと存じております。
 さて、御提案の個人の状況に応じたよりきめ細やかな情報発信につきましては、現在構築を目指しているシステムの1段階上を行くのであり、本市の現状では、個人情報の取扱いや費用面での課題があります。
 一方で、市に対する各種申請の漏れ防止や手続の簡素化等、利用者側のメリットに加え、案内事務の軽減等、職員側にもメリットがあるように思いますので、今後先進事例等を参考にしながら、研究を進めてまいりたいと存じます。
 今月1日には、国においてデジタル庁も発足し、誰もがデジタル化の恩恵を受けることができる世界に遜色ないデジタル社会を実現することが目標に掲げられました。本市におきましても、3万人が住み続けたくなる伊予市の実現を目指し、デジタル技術の様々な方面への活用に知恵を絞ってまいりたいと存じます。
 以上、答弁といたします。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) 大変前向きな御答弁、誠にありがとうございます。
 いろいろと私が提案させていただいたことも今後しっかり前向いて進んでいっていただけるというふうなことをお聞きし、大変うれしく思います。
 再質問ですが、再質問というかあれなんですけど、LINEの通知であるとか、今いろんな庁舎と相談しながら進めていく方法の中で、よくネットの環境といいますか、ネットの考え方で一つ質問というか、要望といいますかあれなんですけど、やはり今はスマホです。家に帰ってデスクトップやノートパソコンを開けてホームページを見るという時代ではなく、その場でどこでも自分のスマホを開いて何かを確認したい、何かを調べたりというふうなことをします。よく伊予市にしても行政に関しましては、特にいろなことにおいてホームページで出しますとか、そんなことを言われるんですけど、特にLINEを使ってのいろんなサービスにおいては、やはりスマホが大事になってきますので、こういった点で、今後ネット環境に関する、何て言ったらいいか分からんですけど、パソコンネットじゃなくてスマホネットで強力に推進していくお考えがあるのか、よろしくお願いいたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) あります。基本的には、御案内のとおり、今後様々な形で光回線も充実もしていかないといけないし、5Gの恩恵というのも、全ての伊予市民が受けられないと駄目だと。防災だけっていうんであれば、なかなか高齢者の方々もつないでくれないかもしれないけど、遠隔地医療、そういった位置づけの中でやっていくことによって、もろもろの時代の変化にも、私も64ですけど、高齢者と言われている年齢です。高齢者の方々が様々な形でやっていける。確かに大野議員や私なんかはっていうか、スマホを使ってそれぞれの生活の中に取り入れてますけど、全ての市民の皆さん方が今そうかというと、まだまだこれからかな。ただ本当、急に遠隔地医療のことを言ってもいけないんですけど、昨日もちょっと答弁協議も終わって街宣活動に出て、高野川のほうで例のアマビエとかシーサーを焼いてるニノミヤさんとこに寄って、家紋でシーサー作ってるのということで、うちの妻に電話して、ちょっと床の間の家紋の写真を撮ってくれっていう電話をしたら出ないんで、ありゃりゃと思ったけど、もうスマホに呼びかけて、五三桐、家紋、出るんです。もうそういう時代をいかに伊予市民の方々が今後しっかりとやっていくためにも、どういう形の啓発活動がいいのか、また市役所における、例えば協定しているソフトバンクとかもろもろの人たちも呼んでの、市民目線での市民の方々を参集いただく研修会であったり、そういったことも進めていくつもりでありますけれども、ただ問題は副市長の答弁にもありましたけど、費用面という位置づけで、私もよく分からないんですけど、市役所のデータをどう入力するかというよりも、まずはマイナンバーカードの中に入力をしていただけると、全てがスムーズにいくんじゃないのかな。それとのLINEとの共有、そうなってくると、意外と費用も少なくて済むのかなとか思ってますけど、そこらは今後しっかりとスマートフォンというか、そういったデジタル社会に構築した伊予市というものをつくっていきたい。議員各位におかれましても、大野議員におかれましても、今後とも様々な情報があれば、我々理事者側にもお伝えいただいて、共につくっていきたいと思ってますので、よろしくお願い申し上げます。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) それでは、3問目に移ります。
 3万人が住み続けられる伊予市へ(地域コミュニティ編)としてお聞きいたします。
 現在、コロナの影響で様々な地域活動・イベントなど中止、感染対策や規模の見直しをし、開催しようと提案しても、残念ながら、こんな状況で何言ってんのといったような風潮が強いように感じます。目には見えませんが、地域のコミュニティのダメージは、結構進んでいるのではないか。仮にコロナが収束をし、通常に戻ったとしても、今までのようにはいかないような気がします。
 そこで、以下の2点をお聞きいたします。
 まず、1点目ですが、コロナの影響で地域のコミュニティの現状についてお聞きいたします。
 私は、長年郡中校区愛護班に関わらさせていただいております。愛護班は、子どもを持つ家庭だけではなく、地域で子どもを育て、見守る団体です。伊予市が発祥とお聞きしております。地域や市にとって3世代交流イベントや防災訓練など、愛護班があれば、若い方との連携が容易にできると思います。ですが、現在、非常に厳しい現状になってきております。郡中小学校は、愛媛県下で一番児童数の多い小学校で、1,000人以上います。郡中校区愛護班に加入している児童数は、三、四年前まで700人以上でしたが、現在は約600人程度になっております。児童数の約半数しか加入されておりません。愛護班は任意団体ですから、強制するものではありません。時代も変わり、子育て世代のライフスタイルや価値観も変わってきているのも理解しています。役員一同、入っててよかったと思えるような愛護班を目指し、いろいろと知恵や工夫を凝らして取り組んでいますが、なかなかこの減少の流れを止められません。私も各地域の愛護班役員会に出向き、現場のお母さんたちの御意見を聞いてまいりました。御意見をお聞きすると、それはやめたくもなるよねという思うことばかりでした。共働きに子どもの習い事でイベントに参加できないと言われる方、地域から補助金がなく、運営費を賄うため、会費を高くせざるを得ない地域、運営費を賄うために愛護班で資源ごみを集めて回っているが、あまり足しにならない地域、高い会費なのに、子どもに還元されるのが少ないと言われる方、市民運動会やみこしの運営、子どもたちが参加する地域イベントは愛護班の負担が大きく、子どもがいるのに愛護班に加盟していない方は、特に何もされないので不公平感が強いと言われる方等々でした。中には面倒くさがったり、役員をやりたくないからと、愛護班に加入や地域の役を断れる方がいます。また、地域の先輩方の中にも一部、若い人は地域のことに協力をしないと決めてかかっている方もいます。
 しかし、若い人も先輩方も多くの方が地域のためにと協力してくださっておるのも事実です。若い方、地域の先輩の皆さん、お互いが歩み寄り、地域で子どもを、若い方を育てようとならないと、多分郡中校区愛護班はなくなってしまうのではないかと思います。
 市としてこういった現状を御存じでしょうか。また、こういったことに対して何かしら協力するお考えはあるか、お聞かせください。
 2点目、助け合い地域ごみ出し支援事業をについてお聞きいたします。
 高知県佐川町では、日常のごみ出しに困っている家庭を、住民の助け合いで支援する地域ごみ出し支援事業がスタート。ごみ出し支援事業の対象となるのは、75歳以上の高齢者や要介護者、障がい者など、支援が必要な家庭。ごみの搬出に協力してくれる自治会に対して、1世帯当たり月1,000円の協力金が交付される仕組み。ごみ出し支援事業は、地域住民の助け合いやコミュニケーションにつながっていき、自治会の新しい財源確保にもなると考えますが、御所見をお聞かせください。
◎教育委員会事務局長(佐々木正孝 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 佐々木教育委員会事務局長
◎教育委員会事務局長(佐々木正孝 君) 大野鎮司議員から、3万人が住み続けられる伊予市についての御質問をいただきましたので、私から1点目の地域のコミュニティの現状について答弁申し上げます。
 まず、本市には、南山崎校区、北山崎校区、郡中校区そして伊予校区の4つの愛護班がございます。
 愛護班活動につきましては、子どもたちの健全育成を図るために、非常に重要なものであると考えており、当市においても、伊予市愛護班連合会活動補助金交付要綱を定め、連合会の実施事業に要する経費に対して補助金を交付しております。
 御質問にあります活動に対する御意見や昨年から続く新型コロナウイルス感染症のため、活動の多くが中止または延期となっておりますことは、本市も承知いたしております。
 しかしながら、議員お示しのとおり、愛護班は任意団体でございます。市が、会費や地域からの補助金など運営費について関与できるものではございませんが、子どもたちの健全育成を図るための活動については、御相談いただければ共に検討・支援してまいりたいと考えております。
 以上、答弁といたします。
◎市民福祉部長(向井裕臣 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 向井市民福祉部長
◎市民福祉部長(向井裕臣 君) 私からは、2点目の助け合い地域ごみ出し支援事業をについて答弁申し上げます。
 まず、高齢者へのごみ出し支援が可能な事業につきましては、介護保険事業による訪問介護員が実施するサービスがあります。6月実績では、利用件数493件となっておりますが、介護支援専門員を中心に、本人や家族等から十分な聞き取りを行い、身体介護や生活援助など、必要に応じた適切なサービスが提供されていると認識しております。
 次に、障がい者へのごみ出し支援が可能な事業につきましては、障害福祉サービスにおける居宅介護の家事援助があります。6月実績では、利用者数55人となっておりますが、事業所から提出されるサービス計画表に基づき、調理や室内清掃、買物、ごみの分別など、必要に応じた適切なサービスが提供されていると認識しております。いずれにいたしましても、議員御提案の事業創設には、対象者や受託者の状況、財源など、課題が散見されますので、引き続き国等の支援を享受できる現制度による個別支援を適切に提供するとともに、機会を捉え、地元広報区長の意向なども伺ってまいりたいと考えております。
 以上、答弁といたします。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) 御答弁ありがとうございました。
 再質問なんですが、まず愛護班のことに関して、多分これは今郡中校区の愛護班が一番岐路に立たされている状況、多分南山や北山崎、南伊予では、そんな状況にはまだなっていない。多分伊予市で言うところの町場である郡中校区における問題になってきてるのかなというようなことを感じて今回提言といいますか、質問させていただきました。
 いろいろ社会教育団体として愛護班の活動の中で、例えばキャンプをする中で子どもたちが火をおこしたりとか、そこでちょっとけがをしたりとか、そういったことで学ぶというふうな大事な活動なのかも分かりませんが、今の子どもたちというのは、いろんなことを経験しております。そういったことで郡中校区としては、テレビでやっているような面白い「郡中逃走中」であるとか、そういった今までになかったようなことで引き止めといいますか、入っててよかったねと言われるように一生懸命努力はしてきたんですけど、コロナ禍で全てのイベントが中止する中、さらにあってもなかってもええんじゃないんかなっていうふうな風潮が加速しているような気がします。私が言いたいのは、市として何か補助金を出してくれとかを言いたいんじゃないんです。どっちかといったら、分かってほしいと。もう大変な中、みんな歯を食いしばりながらやってる。で、一部のお父さん、お母さんが必死になって自分の子どもも人の子どもも休みの日を使ってやっている。先ほどどなたかの質問の中にもありました。事業参画の中で、市民が自分で自主的に考えて行動を起こすというようなところ、まさにそれを今一生懸命若い方もやってるんです。ですので、補助金がどうこうっていうよりも、私も実際いろんな区長さんにも話をしました、この現状のところを。理解していただく区長さんもいれば、やはりなかなか理解していただけない区長さん、そのときにやっぱり年代のギャップといいますか、価値観の違いといいますか、それをすごくまざまざと感じました。そんな中、若い三、四十代のお母さんが、その地域でガーンと地域の人に言われたら、そら萎縮してしまうよねというふうなことも感じましたので、その間に何か入っていただくというか、そういった、先ほど答弁の中に区長会とかにもいろいろお話をというふうにあったんですけど、ぜひともそういったところで味方といいますか、後押しといいますか、バックに立っていただけるようにお力添えをしていただきたいなということ、そういうことができるかどうか1点と、ごみ出し事業なんですけど、答弁の中で、いろんな介護支援サービスで様々あるというのを、私はそこまで支援が必要な人の前段階の支援というふうな感じで提案をさせていただいたつもりであります。最近、自分の地域の鳥ノ木地域も、自分の自治会の財源というのは、町内会費がありますが、皆さん高齢化をして年金暮らしもあって、なかなか100円、200円の町内会費を上げるのも渋られるといいますか、大変な現状になっております。そん中で一番の大きな財源というのが、資源ごみになってます。それで、資源ごみを出していただくんですけど、やっぱり性格上、中にはずっと置いとくのも嫌やけんとかということで、本当は自治会で決められた日に出していただくのがいいんですけど、そういったことができない。また、場所が遠いので、2か月間集まった新聞を皆さん手押し車の上に乗せてとか、それでずっと来られております。それで私もそれを見かけたら、走っていってそれを取って出してとか、いろんなそういうことをしてるんですけど、そういったことを事業者にお願いするんじゃなくて、地域の中で助け合いというふうな、そういう風潮の流れの一つとして、今高齢者見守り員さん等いらっしゃいますが、なかなか担い手っていうのも厳しい現状というのもお聞きしております。そういったことをすることによって、またあと、今日なんかは鳥ノ木では瓶・缶の日でしたので、来週が缶なんですけど、今日は瓶の日だったんですけど、缶を出されている人もおるんです。やっぱりそういった認知症ではないですけど、ちょっとした、何か最近多く見受けられるなっていうふうなことも感じられます。その前段階での何かそういう助け合いの流れができる支援事業としての御提案なんですけど、財源を例えば1世帯1,000円じゃなかってもいいです。例えば年間通して幾らとかというふうなんがあったりとかすれば、そのお金で自分とこのごみステーション改修に使えたりとか、そういったこともできるかと思うので、もう一度お考えのほうはないか、その2点よろしくお願いします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 誰一人置き去りにしないコミュニティ形成というのも伊予市は掲げております。そして誰一人取り残さない伊予市、3万人が住み続けられるということであります。愛護班の活動は、まさに学校とは違う。ある意味、私は学校でどれだけのいじめがあるか、あまり熟知はしておりませんけれども、大きな案件しか意外と入ってこないんで。そういった位置づけでは、そら愛護班の中でも、そらいじめもあるかもしれませんけど、それとはやっぱり違う。私の子どもが小っちゃいときには、久万高原町ふるさと村なんか行って、一晩泊まってもろもろ花火上げたり、翌日は面河の川で泳いだり、そういった思い出を共有することによって、私は、やはり小っちゃい頃は、誰々のどこどこのおいちゃんらと一緒に行ったよねっていう思い出が、将来また伊予市を愛してくれることにつながっていくと思います。非常に大事な取組ですけれども、確かに今コロナ禍でイベント中止等々で、大野議員の言葉を借りると、なかってもよかろがなというようなこともあるのかもしれませんけど、それをどうしていくかっというのは、なかなか難しい、私の後に補足、誰かが答弁してくれるかもしれませんけど、そういった思いでもあります。多分教育長が言ってくれるでしょう。
 あとはごみですよね。議員からの質問書を見たときに、たちまちは区長会の中で、こういう議員提案というかがありましたと。例えばうちで言えば、宮下大字の区長さんがいます。そこに南組、北組、音地、新屋敷という小部落があって、総代さんというのが、こちらで言う広報委員です。であるならば、広報委員の下にもまた引合長というんがあるんですけど、どこまで下に下がるかは別にして、例えば広報委員の中で、行政がまず動くんじゃなしに、こんなことありますけど、どうですかということで、じゃあそんなんやったらわしも──ただどこまでやるかなんです。地元が家の中に入って、ごみ箱の中のごみも入れてというと、なかなか1,000円ぐらいじゃできません。だから、なかなかもうごみステーションまで持っていくんがしんどいんでなと。その袋に詰めたやつの中でぱっと見て、もし目についたら、これ資源ごみやからちょっと別枠でストックしておこうかとかといったことはできると思いますけれども、そういったことを希望する方々をまた募ってもらえと。まずはさっき答弁にもありましたように、福祉団体とかもろもろがやってますので、その枠じゃない、そういったことがあるんであれば、自治体、大字として協力しますよと。確かにもうこれから喫緊の課題です。もうどんどんどん高齢化が進んでいって、もう家から出るのが大変な状態になるときに、ごみどうするのっていうことも出てくるんで、だけど、まず行政が主導じゃなしに、自治体でアンケートを取って、ほんで結構いるねということであれば、次のステップ、援助する、補助する、そういったことをやっていこうねというような話はしました。まだこれから研究課題、たくさんありますけれども、しっかりと見詰めていきたいと思います。
 愛護班のことは、あとで答弁します。
◎教育委員会事務局社会教育課長(泉一人 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 泉社会教育課長
◎教育委員会事務局社会教育課長(泉一人 君) 大野議員の再質問にお答えいたします。
 まずは、愛護班の皆様には、日頃より子どもたちの健全育成を目指して、各地域で様々な活動を展開されておりますことを、心より敬意を表したいと思います。
 愛護班の活動につきましては、地域によって、校区以下の小さな地域によって運営の仕方が異なっているし、また地域の歴史もあると思いますので、まずは、大野議員さんも相談されたようなんですが、地域の自治会に相談していただくことが一つであろうとは思います。
 しかしながら、社会教育課においても、青少年の健全育成というのは、大きな一つの推進事業でございますので、各地区の公民館を核として、子どもたちを守り育てる活動を皆さんとともに検討してまいりたいと思いますので、気軽に相談していただいたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) 大変温かい御答弁、誠にありがとうございます。
 本当、愛護班の皆さん、必死になって頑張ってますので、そう言っていただいたので、今後とも遠慮なくいろいろ御相談させていただくので、そのときには力を貸してください。
 以上で私の3問目を終わりとさせていただきます。ありがとうございました。
 議長
○議長(日野猛仁 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) それでは最後の質問、成人式についてお聞きいたします。
 先日、新成人の男性の保護者から、成人式を楽しみにしていたのに中止になって、非常に息子が残念がっていたとお聞きしました。以下の2点をお聞きいたします。
 まず、1点目ですが、2021年の成人式は。
 延期となっていた成人式ですが、中止と報道でお聞きしました。何かしら代替式とかされるのでしょうか、お聞かせください。
 2点目、すみません、ちょっと通告書の書き方がいかんかったんですけど、来年2022年の成人式はどのようにする予定でしょうか。新成人にとって成人式は一生に一度のことです。コロナの心配もありますが、延期や中止ではなく、開催できる工夫や計画、今からすべきと思います。例えば、校区別に分散するであるとか、県外・市外からの参加者は、PCR検査や抗原検査を実施するなどし、安心して成人式を迎えれるように、また新成人以外の参加者は、保護者までは参加など、感染対策も万全に開催するお考えがあるかる
 以上、2点お聞かせください。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 大野議員から、成人式についての御質問をいただきましたので私から答弁を申し上げます。
 1点目の2021年の成人式につきましては、1月10日に予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により延期することといたしました。その後、延期開催日を8月14日と決定したものの、未曽有のコロナ禍であり、今後の見通しも立たないことから、再度の延期は困難であると判断し、やむなく中止としたところです。
 その代替として、市長から、皆さんの若い力、柔軟かつ斬新な発想で自らの未来を大きく切り開き、明るい時代を築き上げていただきたいとのメッセージ動画を、また観光大使冨二菜々香さんからは、諦めずチャレンジを続ければ夢は必ずかなうとのメッセージ動画を市ホームページにアップいたしております。
 また現在、恩師からのメッセージ動画につきましても、編集しており、出来次第お届けするよう準備しているところでございます。
 2点目の2022年の成人式については、1月9日の日曜日に開催する予定でございます。
 しかしながら、7月中旬以降、全国的に感染の再拡大が進行する中、愛媛県内においても感染力の強いデルタ変異株が猛威を振るい、感染拡大防止対策の強化・徹底には努めているものの、いまだ収束には至ってない状況にあります。そのような中、成人式については、首都圏や関西圏をはじめ、全国各地から参加される方がおり、感染リスクの極めて高い催しでもあります。
 反面、大人になったという区切りを祝うだけではなく、旧友との再会を果たすことのできる意義深いイベントであることから、今後感染状況を見ながら、開催方法について検討を重ねるとともに、11月下旬には開催の可否についても慎重に判断してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。
 以上、答弁といたします。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) ありがとうございました。
 ちょっと意地悪な再質問になるかもしれませんが、感染状況を見て判断するというのは、もういいじゃないと言うたらおかしいですけど、よっぽど、例えば伊予市にまん防が適応されたとか、県下でも、全国的にロックダウンが起こったとか、そういった場合は無理やと思います。でも感染状況を見て11月に判断するではなくて、まずはやろうというふうな気概で取り組むっていうのと、今の状況を見て──例えば今の状況でしたら、そら無理やと思います。9月何かは緊急事態宣言が延びるとかと言われている中、じゃあやろうかというのは、多分ならないでしょう。でもこれからワクチン接種が進み、様々なことも今後政府としても、例えばワクチン接種とかの要請で緩和をされるというような話も今ちらほらと出てきております。ですので、受け身ではなくて、さっきのプッシュ型ではないですけど、まずはどんなふうにすればやれるのかっていうことを考えていただけないかなと。新成人にとって晴れ舞台といいますか、節目っていうのは、もう一生に一度のことです。それを持つ保護者としても感慨深いものがあります。特に女の子なんかは、晴れ着姿を見たいとか、そら写真を撮って家でするだけでもそれはいいかもしれませんけど、もう本当、そういったイベントとしては、非常に大事なものではないかなと。それを延期をして、なかなか夏で晴れ着を着るのは暑いかなというふうに思うので、1月9日の日曜日にやるんだというふうな気概で、そら当然やるんだと言うても、そら感染状況がひどかったら、そらもういかんです。でも、最初の取っかかりが、僕はもう一歩踏み込んで考えれないか、再質問よろしくお願いします。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 大野議員の再質問にお答えしたいと思います。
 大変ありがたい貴重な意見をありがとうございました。実際に私らが管理をしてます成人式だけじゃなく、実際のところは、小・中学校にも、やっぱり児童・生徒の思い出に残るいろいろな行事があります。例えば修学旅行であったり運動会であったり、また卒業式、入学式、そして部活動の大会についてもそうです。特に中3や小学校6年生については、学校現場としても、ぜひ何とかしてやりたいのが、私らの本当の考えるところであります。
 ただ、コロナウイルスの感染につきましては、デルタ株に続いてまた新しくミューという変異株等のことも出ております。こういった状態をやはり見極めながらやっていく必要があるんじゃないのか。そして、ただ参加者だけの、あるいは参加者の家族だけのことを考えるだけでは、やっぱりいけないと思います。感染状況によっては、私の県外の知人も、実は十分気をつけていたんですけれども、重症者になったわけですけども、結局肺炎は治りましたけれども、あと半年ぐらいのリハビリが要るということで、今休んでおります。そういったことを考えると、ただ参加者だけということだけじゃなくて、周りに広がるんだということを十分理解してないと、周りの人に大変そういった思いを、ましてや昨日も40人の全国で死亡者が出たわけですけども、やはりこれもどこかからどんどんどんどん感染してそういったことが起こる。これについて誰が責任を取るかと言えば、それは誰が責任を取るかというのは大変難しいところなんですけど、やはりそういったところで命を失ったり、そういったところで重症になって苦しんだりする人もいるんだということを考えながら、今後若年層のワクチン接種が進んで、感染状況の変化がどのように展開されるかによって、開催方法や感染対策を万全にして、開催を基本として考えていきたいと思っております。
 以上、答弁とさせていただきます。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) ありがとうございました。
 大変難しい判断のことやと思います。教育長さんのほうから言われましたが、小学校・中学校においても、いろんな大会、会合、イベントがなくなって、本当非常に子どもに対しては、大変厳しい現状を強いられているのであります。ですが、命が大事ということで、非常に難しい判断を強いられると思いますが、両方大事で、何か勝手な私の言い分ですが──〔一般質問終了5分前のブザーが鳴る〕──両方にすばらしい判断をしていただければというふうに思いまして、私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。
○議長(日野猛仁 君) ありがとうございました。
 ここで本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめ延長いたします。
 暫時休憩をいたします。
            午後4時51分 休憩
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