令和7年第1回(3月)伊予市議会定例会
2月28日(金) 一般質問
無所属
日野 猛仁 議員
1 本市の財政状況を問う
2 本市の学校適正規模・適正配置について
3 ウェルピア伊予の今後の方針を問う(その2)
午後1時00分 再開
○議長(門田裕一 君) 再開いたします。
続いて、日野猛仁議員、御登壇願います。
〔13番 日野猛仁君 登壇〕
◆13番(日野猛仁 君) 議席番号13番、日野猛仁でございます。
今定例会、最後の一般質問、大トリでございます。よろしくお願いいたします。
今さら一般質問の心がけを述べるものではありません。持ち時間内ですので申し上げます。たとえ同様の回答があっても、その回答をしっかり書き留め、準備することは当然で、多くの議員の皆さんが登壇するに当たり、準備、覚悟を持っていると信じています。理事者の皆さんも、同様の心がけでよろしくお願いいたします。
門田議長のお許しをいただきましたので、通告書に沿って3問の一般質問をいたします。市長をはじめ、関係理事者の明快な御答弁をよろしくお願いいたします。
まず、1問目、本市の財政状況についてお伺いいたします。
令和7年度一般会計当初予算額は199億4,613万7,000円です。今年4月は、市長選挙も実施されることから、政策予算を省いた骨格予算編成であることは御案内のとおりです。合併後20年が経過し、今年度事業として市制20年記念式典イベント事業が総額1,918万6,000円の予算で実施されます。武智市長は、就任以降、膨れ上がった本市の財政規模を身の丈に合った財政規模にまで縮減するとの市政運営ですが、現状はどうでしょうか。見解をお伺いするとともに、将来への展望をお伺いいたします。
そのような中、今年度の予算編成では、大変苦労されたと聞き及んでいます。
そこで、本市の財政状況について3点お伺いいたします。
1点目、財政調整基金についてお伺いいたします。
平成29年6月定例会にも同様の質問をさせていただきましたが、財政調整基金は、標準財政規模に対して、減債基金と足し合わせた15%程度が適当とされています。本市の現状と見解をお伺いいたします。
そして、今後の見通しはいかがでしょうか、併せてお伺いいたします。
2点目、令和7年度予算における市単独事業、継続事業のうち、削減率の高い事業トップ3とその削減額、削減理由を具体的に教えてください。
同時に、削減の判断基準についてもお伺いいたします。
また、予算編成時に、行政評価の結果をどのように反映されているのか、判断基準も含めてお伺いいたします。
3点目、歳出の抑制が、市民活動や市職員の働き方にどのような影響を与える可能性があるのか、お伺いいたします。
以上3点、明快な御答弁よろしくお願いいたします。
◎総務部長(河合浩二 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 河合総務部長
◎総務部長(河合浩二 君) 日野猛仁議員から、本市の財政状況について3点の御質問をいただきましたので、私から答弁申し上げます。
まず、1点目の財政調整基金の現状と今後の見通しでございますが、令和6年度末の基金残高見込額は18億1,658万円で、標準財政規模に占める割合は16.6%でございます。
なお、今後の見通しでございますが、令和7年度当初予算において、財政調整基金を8億4,000万円取り崩すこととしており、残高は9億7,658万円となります。まずは、令和6年度の決算剰余金を活用し、財政調整基金の取崩しの減額に努めるとともに、今後の予算編成におきましては、一層の歳入確保の推進と歳出の徹底した見直しにより支出の削減が必要と考えております。
次に、2点目の市単独事業のうち、削減率の高い事業トップ3でございますが、1位はパソコン教室運営費で、削減額は255万9,000円、削減理由はタブレット端末の導入に伴い、リース期間の終了による事業廃止を行ったものであります。2位は、唐川コミュニティセンター運営費で、削減額は172万1,000円、削減理由は公共施設等総合管理計画に基づき、利用見込みのない施設について解体したものでございます。3位は、老人憩の家運営事業費で、削減額は128万5,000円、削減理由は下灘老人憩の家の休館によるものでございます。
削減の判断基準でございますが、予算編成時に各種計画との整合を図るとともに、行政関与の必要性の有無、緊急性の有無及び費用対効果等を基準としております。
また、予算編成時の行政評価の結果の反映につきましては、市民生活や市民活動にもたらす影響を判断基準として、可能な限り速やかに反映しております。一例を挙げますと、環境政策課所管の節水等推進事業は、住宅設備における節水機能の向上に伴い、市民ニーズの低下が見られたことから、より時代の要請に応じた事業へ予算を集中させるため、令和4年度から外部評価を経て事業廃止が判断され、翌年度からは予算計上されておりません。
一方で、市民生活や市民活動にもたらす影響が大きいと判断される事業につきましては、市民理解の醸成やそれに伴う事務処理等も含め、複数年かけて事業を廃止するケースもございます。
いずれにしましても、行政評価の結果を速やかに予算に反映するためには、評価の実施時期や結果の公表時期を早めるなど、事務手続の見直しに加え、行政評価と予算編成を連動させるための組織体制の構築も必要だと考えております。今後、これら課題解決に向け、検討を加えてまいります。
次に、3点目の市民活動や市職員の働き方への影響でございますが、下灘老人憩の家の休館による施設利用者への影響につきましては、その影響が最少となるよう、当該利用者をじゅらく生きがい活動センターへ送迎することについて、同センターの指定管理者である社会福祉法人伊予市社会福祉協議会と調整を行っております。その他の事業につきましては、影響はございません。
また、歳出抑制による市職員の働き方への影響もないものと考えております。
以上、答弁といたします。
○議長(門田裕一 君) 再質問はありませんか。
◆13番(日野猛仁 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 日野猛仁議員
◆13番(日野猛仁 君) 明快な御答弁ありがとうございました。
何点か再質問をさせていただきます。
財政調整基金を今回非常に多くの金額が切り崩すという形でなっております、8億4,000万円でございます。私が最初に申し上げた、前回一般質問した平成29年6月、3月の当初予算のときにも、同じように財政調整基金を崩すというようなありました。そのときは約3億3,500万円であったかと思います。それに伴いまして、市三役の皆さんは給与を削減、また管理職手当もカットするというような事態もあり、これは特に三役の皆さんからは、経営者の経営理念として、自らの姿勢を表すためにこういった給与削減をしたと。伊予市挙げて非常に危機感を持って臨まれたなというふうに思っております。今回の金額が8億4,000万円、額にしたら今回は倍以上の金額であります。しっかりそういったところは、市職員の皆さん、共通の認識をお持ちなのかというのが少し不安になってきておるところであります。実際、今回残高が9億7,658万円になりますが、そうしますと、いわゆる標準財政規模に占める割合というのがどの程度になってしまうのか、それは一般的な指数でいうとどういった懸念があるのかというのをまず1点目、お聞きしたいと思います。
それと、2点目にお聞きしたいのが、外部評価の関係でございます。いろいろ市職員さんも、また外部評価の皆さんもいろんな形で行政評価のほうにお付き合いをしていただいております。今年度から評価のほうも3分の1に減らしながら、また職員さんの事務の仕事のほうも減らしながらということでありますが、一応御答弁の中にも、それがしっかり行政評価と予算編成が連動できているのかというところで、まだまだ今後検討をしてまいるというところであるんですが、具体的にもう少しそのあたりどういった形ですればしっかり連動できるのかというのをお聞きしたいと思います。
3点目、最後になりますが、今回こういった形で非常に伊予市の予算は逼迫しているのかなとも思われます。そういった中で、職員さんは、働き方改革ということも求められております。以前は管理職カットをして云々とかありました。しかしながら、一方で、ここ最近は初任給を30万円以上に上げるとか、上がったとか、今後10万円以上上げるとかというそういった話がありますので、市の職員さんの給料をカットするということは、私らも申し上げるとは思っておりませんが、しかし働き方をどういった形にすれば市の職員さん、働き方がスムーズに行くのかなというふうに考えました。そうすると、今週たまたまテレビを見ていますと、伊予小学校の教員さんの働き方という形で、大切なのはお互いさまの精神だというようなことでニュースに出ていました。非常にいい取組だなというふうに思っております。そういった形もこの庁舎内でも取り入れることができるのかということをお聞きしておきます。3点、よろしくお願いいたします。
◎総務部長(河合浩二 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 河合総務部長
◎総務部長(河合浩二 君) それでは、1点目と3点目についてまず私から答弁申し上げたいと思います。
先ほど答弁申し上げましたけれども、令和6年度の決算剰余金でございますが、現時点で約8億5,000万円になると試算しております。このうち6億円を令和7年度当初予算に計上しており、残りの2億5,000万円を令和7年度予算の繰越金として活用できるものと考えております。新たな歳入を確保できないのであれば、歳出についてもそれに見合ったものでなければならないと考えております。過去には、特別職の給料及び管理職手当を削減した時期もございましたが、そうならないよう、他の工夫で予算編成できるように努力したいと思います。
それと、職員との共有の関係でございますが、先日の新聞記事に、国会議員さんの言葉として、入るを量りていずるを制す、中国の古典が由来で、収入を正確に算定し、見合った収支計画を立てる、これが予算編成の基本、心得ていれば、財政は健全に保たれようと掲載されておりました。このことを職員と共有したいと思います。
それと、働き方の関係でございますが、実は私もそのテレビを見る機会がございました。さきの議会でも答弁したかと思いますけれども、市の職員でも男性職員の育児休業の取得も進んでおります。この背景には、国が推進していることもありますが、周りの職員の支えがあるからできるものではないかと考えております。
それともう一つ、エピソードを紹介させていただきますと、先般、職員の親睦会を開催いたしました。その際、市長から、新規採用職員に対して、電話や窓口でのお客様からの難しい意見、要望に対してどのように対処しているのかと聞かれました。皆が先輩や上司の支援があるというふうに答えてくれました。こういった例からも、市役所内に支え合いであるとか、思いやりの精神が根づいているのではないかと感じています。今後とも働きやすい職場づくりに努めたいと思います。
以上、答弁といたします。
◎財政課長(皆川竜男 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 皆川財政課長
◎財政課長(皆川竜男 君) 日野議員さんの再質問にお答えいたします。
今後の財政調整基金に占める割合でございますが、先ほど部長が答弁申しましたように、7年度予算そのまま取り崩しますと、残が9億7,658万円となりますので、約9%となってしまいます。今後、利益剰余金等が出た場合に、もし取崩し2億5,000万円、先ほど申しました2億5,000万円を取りやめた場合には11%程度の数字になると考えております。
以上です。
◎企画振興部長(向井功征 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 向井企画振興部長
◎企画振興部長(向井功征 君) それでは、2点目の行政評価を予算に連動させる具体的な方策ということにつきまして私のほうから答弁申し上げます。
まず、現状といたしまして、課題と捉えておりますのが、行政評価結果というものを予算に反映させるための明確なルールというものがないということでございます。もともとは行政評価が最終的には予算に反映させるということは、職員全員承知はしているところではございますが、流れについて明確に決めているものが今のところないのかなということでございます。先進事例などを見てみますと、決算審査の際の成果調書、ここの成果と行政評価の結果が連動しているというところもありますので、そうなりますと、評価の時期を早めるとか、そういうところも大きく見直す必要があると考えております。ですので、一定のルールづくりと併せて、もう一つは、今現在、組織体として行政評価を行っている部署と予算編成をする部署、ここが違う部署で動いてますので、場合によればこれを統合させるということも議論に上がってくるのではないかと思いますので、こういうとこも庁内でまた検討を加えてまいりたいと思います。よろしくお願いします。
◆13番(日野猛仁 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 日野猛仁議員
◆13番(日野猛仁 君) 御答弁ありがとうございました。
財政状況が非常に厳しいというところで説明がありました。そういった中でも、しっかり市の運営をやっていきたいという思いで、その中でも市職員もしっかり働いている、働いている中で、成果も含めて出していくことによって、また一層働きがいのある職場になるのかなというふうに思っております。様々な形で問題点もある程度明確でございますので、そういった点もまた勘案していただきながら、この厳しい財政難を乗り切っていただきますようお願い申し上げまして、1問目を終わります。
○議長(門田裕一 君) 次へ移ってください。
◆13番(日野猛仁 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 日野猛仁議員
◆13番(日野猛仁 君) 2問目に移ります。
本市の学校適正規模、適正配置についてお伺いいたします。
令和4年9月定例会にて、田中弘議員より、市内小・中学校の統合、再編計画について質問され、伊予市の方向について御答弁いただきました。昨年10月には、令和6年度総合教育会議が開催され、まさにこれから議論が始まるものと認識しています。
そこで、急速に進展している少子化への対応について再確認させていただきます。
子どもたちのよりよい教育環境の実施を優先し、学校は一定規模にあることは必要であるとの見解を西予市、西条市の両教育委員会をはじめ、他自治体も示しています。
武智市長は、私が市長の間は、基本的にぎりぎりまで学校存続の努力をしたいとの考えを示されています。
今後、コミュニティ・スクールも立ち上がり、地域と共にある学校づくりに向けて協議検討が進んでまいります。地域住民の皆様にとっては、校区内の学校は必要であると考えます。ただ、生徒や保護者も同じような考えなのでしょうか。教育委員会の見解をお伺いいたします。
朝日新聞の推計によりますと、2024年、国内で生まれた日本人の子どもの出生率は68万7,000人、1899年以降、過去最少を更新いたしました。
本市においても、2022年の出生率は159人、2023年は若干増加し168人でした。少子化の大波が押し寄せている現状を直視し、保護者からの声を検証する時期だと私は考えます。
そこで、3点お伺いいたします。
1つ目、本市の学校適正規模、適正配置について、本市としてどのような認識をし、どのような課題があると捉えているのか、お伺いいたします。
2点目に、他自治体では、学校が一定規模にあることが必要と捉え、例えば新居浜市ですと、規模適正化の基準検討として、小学校であれば全クラスでクラス替えができない、中学校であれば全学年が2学級以下となった場合などといった基準を定めているようですが、そういった学校の適正規模や適正配置の検討に対する本市の見解をお伺いいたします。
また、基準をこれから検討するということであれば、具体的にどのように進めていく方針であるか、教えてください。
3点目、伊予市の学校適正規模、適正配置について、子どもの教育環境という観点からも、早期に保護者へのアンケート調査を実施し、検証すべきと考えますが、見解をお伺いいたします。
以上3点、よろしくお願いいたします。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 日野議員から、学校の適正規模、適正配置について3点御質問をいただきましたので、私から答弁申し上げます。
1点目の本市としてどのように認識し、どのような課題があると捉えているかにつきましては、昨年開催の総合教育会議におきまして、新型コロナウイルスの流行以降、これまでの予測をはるかに上回る出生率の低下を喫緊の課題と捉え、市長へ学校の適正規模、適正配置の検討の必要性について説明を行い、理解をいただいたところであります。取り組む上での課題として、統廃合を進める場合には、地域コミュニティの衰退への懸念、通学手段確保や遠距離通学による子どもの負担増が上げられます。また、存続させる場合にも、少人数となることで、集団活動や行事における教育効果の低下や児童・生徒から多様な発言や考え方が引き出し難くなったり、1人当たりの施設管理コストが増大したりするなど、どちらを選択しても問題は生じるものと考えておりますが、いずれの選択においても、保護者や地域住民に十分理解をいただくことが最も大きな課題であると考えております。
続いて、2点目の学校適正規模、適正配置の基準につきましては、これから検討することとしておりますため、現段階でお示しする基準はございませんが、作成にあっては、文科省の公立小・中学校の適正規模、適正配置に関する手引を基本とし、地理的要因や地域の事情によって小規模校として存続する場合も考慮するなど、人数のみで機械的に判断されることにならないよう、留意したいと考えます。
最後に、3点目の早急な保護者へのアンケートをにつきましては、当然ながら、保護者の御意見が最も重要視されるべきと考えますが、来年度から市内全ての小・中学校で始まるコミュニティ・スクール制度によって、学校の在り方というものが、より地域に開かれた学校へと変革するものと推測されることから、アンケートのほか、このコミュニティ・スクールも活用しながら、できる限り幅広い方々の意見を伺いつつ、多角的な検討を慎重かつ丁寧に行う考えであります。
今後のスケジュールといたしましては、令和7年度当初に、教育委員会事務局を中心とした職員による検討チームを編成の上、できる限り早期に諮問機関となる委員会等の設置を目指してまいる所存でございます。
以上、答弁といたします。
○議長(門田裕一 君) 再質問はありませんか。
◆13番(日野猛仁 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 日野猛仁議員
◆13番(日野猛仁 君) 御答弁誠にありがとうございました。
私も今回の一般質問をするに当たり、いろいろ勉強をさせていただきました。地域で学校がなくなるということには非常に抵抗もある。一方で、先ほど西予市であったり、西条市などの記事を見ますと、やはりある程度一定の数を学校が必要なんだ。だから、英断するんだというような地域もございました。そういった中で、伊予市はどうなるのかなという形で今回御質問させていただきました。昨年から始まっております学校教育総合教育会議という議事録も見せていただきました。大変いろんな角度から慎重に御審議されているなというふうに感心をいたしました。本日の答弁にも、今後検討チームを編成して、しっかりと考えていただけるというような御答弁でございますので、そういったところを慎重に、またそういった子どもたちの今数が本当に急激に減ってきておりますので、そういったことを踏まえて、なおかつお願いしたいというふうに思いまして、この問題については答弁はございません、結構でございます。ありがとうございました。
○議長(門田裕一 君) 次へ移ってください。
◆13番(日野猛仁 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 日野猛仁議員
◆13番(日野猛仁 君) 3問目に参ります。
3問目は、ウェルピア伊予、今後の方針(その2)についてお伺いいたします。
令和6年12月18日の伊予市議会全員協議会において、ウェルピア伊予の利活用について御説明をいただきました。耐震機能は満たしているものの、給排水、電気設備など老朽化しており、これらを含めた大規模改修には20億円以上の費用が必要であり、また施設を全面的に新築する場合は、解体費用を含めて100億円以上の費用がかかる見込みであるとの見解でありました。説明資料では、各施設における懸案事項も報告されていますので、積算根拠となる資料及び説明をお願いいたします。
この資料では、平成20年から令和5年度までの支出の合計額が約11億円ですが、令和2年度から4年度までの支出は、コロナウイルス感染症対策等で設置されたものが多くあり、市所有の公共施設でも同様の支出がなされていたかと考えられます。ウェルピア伊予は、購入当時から、修繕、補修をしながら使用することは織り込み済みであったはずです。支出の合計をどのように分析されているのでしょうか、見解をお伺いいたします。
数値だけを公表し、更新費用は莫大にかかり、利益も出ていないので、ウェルピア伊予はもう伊予市では所有できないと判断しているような感覚です。あの場所は、産業系、商業系へ転売する予定なんでしょうか。もっともっと地域住民、利用者、関係者の皆さんの声を聞きながら、方針を決めていただきたいと存じます。
そこで、4点お伺いいたします。
1点目、全面改修工事を行った場合、総額100億円との見解です。積算根拠となる資料及び説明をお願いいたします。
2点目、野球場の更新費用は8億円です。積算根拠となる詳細な説明をお願いいたします。
ここで、ある市民からの預かった要望書を抜粋して読み上げさせていただきます。ウェルピア伊予野球場存続の利用についての要望。グラウンド整備は、ほとんどチームの選手、保護者で賄ってきています。他の球場と比べても、遜色ない状態に仕上げています。内野グラウンドの黒土を入れるだけでも10万円はかかっておりません。少年の活動状況の視察、確認もせず、実態も分からないまま議会で提案するなど、少年野球の夢を摘み取ろうとしていると感じます。継続利用について強く要望しますとの内容です。見解をお伺いいたします。
3点目、2月14日、ウェルピア伊予の存続を求める有志の会の皆さんが、市長のもとへ存続を求め署名3万7,344筆の署名が提出されたことは御案内のとおりです。そして、この署名活動用紙は、12月20日頃、市内各所へ設置されたようですが、伊予市側より撤去せよとの依頼があったとのことです。市民、利用者の声を伝えたいとの行為をなぜ奪ったのでしょうか。経緯の説明をお願いいたします。
武智市長は、常々市民の皆様の目線に立ち、心のひだに寄り添う政治を心がけるとの政治姿勢です。担当課での判断であれば、見解をお伺いいたします。
4点目、令和6年度のウェルピア伊予等利活用等方策等業務委託料の700万円、そして令和7年度予算のウェルピア伊予劣化度調査業務委託料500万円は、今後の方針を決めるスケジュールにどのように反映されていくのか、お伺いいたします。
以上、4点、明快な御答弁をよろしくお願いいたします。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 三谷産業建設部長
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 日野猛仁議員から、ウェルピア伊予の今後の方針について4点の御質問に私から答弁申し上げます。
初めに、昨日大野議員の一般質問へ答弁いたしましたとおり、これまでに支出した約11億円のうち、コロナ関連の支援金及び建物関係の火災保険料等の支出を差し引いた修繕や更新に係る費用は約9億円でございます。これらの支出につきましては、施設の安全な運営には必要な支出と認識をいたしております。
まず、1点目の算出根拠につきましては、建物鑑定評価資料、他地区での事例、建設業者の知見、インターネット情報等を参考に、現在の施設を同規模で新たに建て替えした場合の費用を算出しております。
次に、2点目の野球場の費用につきましては、しおさい公園野球場の建設当時の費用を参考に、夜間照明やスコアボードなど、同程度の設備の新設を想定した場合の費用であり、現在の設備を修繕しながら使用する場合は、年間100万円程度の費用が想定されます。
あわせて、日野議員から御紹介をいただいた市民の方からの要望につきましては、貴重な御意見として真摯に受け止めております。
次に、3点目につきまして、公共施設において署名活動など施設の設置目的以外の行為を行う場合は、条例に基づき申請及び許可が必要となります。
また、今回設置されていた掲示物の記載内容が、令和8年3月を最後にウェルピア伊予を廃止するという方針が伊予市議会にて発表されましたという事実と異なる部分があり、誤解を招くおそれがある点などについて顧問弁護士と相談した結果を踏まえ、ウェルピア伊予の存続を求める有志の会の代表者に対して、施設内での依頼看板の設置等の行為を控えるようお願いをいたしました。この点につきましては、御理解をいただいております。その際に、施設外での署名活動を制限することについては申し上げておりません。
最後に、4点目につきましては、昨日の森川議員の一般質問へ答弁いたしましたとおり、今年度実施している施設の利活用に関する調査結果や令和7年度に施設の劣化状況を調査し、改修に必要な経費を把握した後、これらの結果を基に、市民の皆様へのアンケート調査を実施いたします。その結果を基に、複数の案をお示しし、市民の皆様の御意見や御要望をお聞きしながら、令和9年度をめどに施設の方向性を決定してまいりたいと考えております。
以上、答弁といたします。
◆13番(日野猛仁 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 日野猛仁議員
◆13番(日野猛仁 君) 明快なる御答弁ありがとうございました。
再質問をさせていただきます。
部長からもあったんですが、誤解を招くおそれがあるという、大変今回そういったところで誤解を招いた点もありますし、まだまだクリアにしていただきたい点がございますので、再質問させていただきたいと思います。
更新費用が100億円かかるとの試算ですが、これ市民の方から、更新費用は全て伊予市が負担するので、賛成する方は少ないというようなことを言われているようです。これが本当なのかどうかというのは私もよく分かりませんので、この際、しっかりお聞きしたいと思います。本当に100億円かかるんであれば、伊予市が負担せないかんものなのかという、そういったことも言われていますので、しっかりこのあたりはお聞かせ願いたいと思います。
そして、今こういった施設、全面改良ではなく、長寿命化が進められていると私は前回の12月議会でも言っておりました。そして、私なりに調べてみますと、国土交通省であったり、文部科学省、また観光庁、今年度の内閣府予算等々にもそういった予算があるというふうに思っております。武智市長も度々上京していただいて、陳情をされているというような御発言もあります。やはり、そういったことも含めて、陳情されているのかなとも思うわけですが、そのあたりどうなのかというのをお伺いしたいと思います。
そのときに、更新、また長寿命化したときに、本市の負担割合はじゃあどのぐらいかかるんかということもこの際しっかりとした形で御答弁いただきたいと思います。それがまず1点。
2点目でございますが、野球場の関係でございます。
私12月のときに、確かに今後更新してくれと、更新費用をという形で言ったんですが、今の野球場のことを言うために、何でしおさいに例えられるんですか。これが、8億円なんですね。そんなことをすると、ウェルピアの本館自体の上の展望台、あんなんなんかも豪華にするわけですか。何か積算根拠がちょっと分からんのですよね。私は、12月議会で、今の部分で言うとんのに、一方は8億円という野球場を造るようになっとる。そうすると、これ100億円の根拠自体も私はおかしいんじゃないかというふうに思うんですが、そのあたりもう少し今説明をしていただいたんですけど、私はよう分かりません。どういった積算をしたんか。もう少ししっかり御説明をいただきたいと思います。
そして、3点目でございますが、2月14日に市長宛てに有志の方が署名を持って来られました。これは、議会、私らも悪かったんかもしれんのですが、ウェルピアの方向性を理事者に問うてなかったというふうに私は思っています。といいますのも、現在の指定管理、来年の3月です。指定管理が8年です。それまでは10年でした。なぜ8年にしたか、多分理事者の方、皆さん御存じだと思います。次の第3次の総合計画に示すために、8年間にしたということはいろんなところで明記されております。8年度までに決めるんであれば、今後これ伊予市、間に合うんかいというような気持ちもあって、市民の方、心配されて、そういった署名活動もされたんやないのかなというふうに思っております。もともと次の第3次の総合計画に載せるために8年にしていたところが、そのあたりも不明瞭で、また次のところでもお聞きしますけど、そのあたりが何か整合性が合うてないように私はしていきませんが、そのあたり、しっかりとお聞かせください。
4点目でございますが、今後のスケジュールのことを聞きよりました。署名活動やこれまで聞いた市民の意見、そして24年度に実施する利活用の調査、そして次の予算でする劣化度調査を踏まえて市民アンケートをすると。実際、令和9年度目途に方向性を決定するということでございますが、そうすると、市民活動やこれまで聞いた市民の意見という形で複数案提案するのが1つ。そして、もともと去年の12月18日に伊予市が多分議員の皆さんにはタブレットでお渡ししとるんですが、利活用の案が案1、案2という形でありますね、商業施設はちょっとやったけど、大体が産業系かな、があったんですが、それも案なんでしょうね、多分ね。多分それも含めて出して、当然ながら、予算かけてする利活用であったりとか、劣化度調査も当然それを踏まえてその業者が多分お示しをしてくれるんでしょう。それを踏まえて、市民に提示して、そっから言うたら市民の意見を聞くもんなのか、そのあたりがよく分かりづらいんですが、そのあたりもう少し今後のスケジュールなんですが、どういったふうに市民の声の方向性を決定するというふうになっとるんですが、そのあたりもう少し詳しくお聞かせ願いたいと思います。
それと、最後もう一点なんですが、私はウェルピアの存続を大変望んでおります。しかしながら、1問目でも言ったように、財政も非常に厳しいというふうに理解もしております。そうなれば、指定管理の条件をいろいろ変えていくというんも一つの案なのかなというふうに思っています。例えば、物品購入だったものを指定管理に任せる、例えばバス、もう老朽化してますけど、そういったものも今後指定管理者に言うたら用意してもらう、いろんな形でやり方あろうかと思うんですが、そういった考えも含めてどうなのか、見解をお聞きします。5点よろしくお願いします。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 三谷産業建設部長
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) ただいまの5点の再質問に私のほうから答弁させていただきます。
まず、最初の更新費用の根拠、100億円でございますが、これは新たに新設、造り直した場合ということで、先ほど申しましたいろいろな資料を基に概算費用として今現在今後新築する、同じような規模のものを新築するのであれば、100億円必要でありますというようなことでの100億円の根拠でございます。これにつきましては、改修という言い方と更新という言い方と、なかなか分かりづらいというか、それぞれの捉え方がちょっと違ってくる場合がございます。先般の議会で答弁いたしましたのは、新たに更新する費用として、やり替えるとしたらこれだけの費用が要りますよというようなことでお答えをしたものでございます。
今後の方向性といたしましては、当初8年間ということで、第2期目が8年間でございました。これは、施設のリース契約等々もある一定加味した点もございますし、先ほど日野議員がお話しいただいた部分も含まれております。今後の流れといたしまして、スケジュール案でございますが、先ほど答弁の中で申しましたような順序、もう一回申しますと、今現在、実施をいたしております調査が3月に成果が出てきます。その成果も一つの案として考えております。その後、7年度に計画をしております利活用調査、これによりまして、改修をした場合にどれぐらいの費用が要るか、どこがどれぐらい悪いのかというようなところの根拠を持ちまして、前回議員の皆様にお配りしておりますチラシの中での検討の方策の中の一つの案の中の根拠として作成をしてまいります。そのような部分で費用も出していきながら、その中である程度の案を数案、作成をいたしまして、その中でも引き続いてアンケート調査も実施をいたします。そのアンケート調査の結果に基づきまして、最終的にこういう案がありますよというようなものをお示ししながら、それに意見をお伺いしながら、最後の方向性を決定していくという流れで、数回説明の機会を設けながら進めていきたいと考えております。
あと今後の指定管理の条件でございます。
これにつきましては、今日の新聞紙上でもありましたとおり、当面の間、施設は運営をしていくということで、令和8年度以降も指定管理で運営をしていくこととなります。その中で、先ほど申しました次の指定管理期間中、何年になるかはまだ未定なんですけれども、その中で想定される費用等々も修繕をしていかなければいけないところなども踏まえながら、指定管理の条件というのは設定していかなければならないと考えております。ですから、そのあたりも踏まえますので、若干結果が出てくるまでは条件というのはその後の検討になるかと思っております。
あとこの建設をした場合の負担割合でございます。
この施設につきましては、伊予市の施設でありますので、伊予市が事業主体となります。したがいまして、支出に関しては、全て伊予市の負担となってまいります。その中で、交付金を活用するとか、自主財源を活用するとか、起債を活用するとか、そういうような方法があろうと思います。
以上、答弁といたします。
○議長(門田裕一 君) あと一点、照明の。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 野球場の8億円の根拠ですが、今現在の施設等につきましては、夜間照明等の施設がございません。新設する場合というようなことで、新たに造り直す場合には、そういう施設、しおさい公園と同程度の施設が必要ではないか、想定をされるということでの費用として8億円という金額を出しております。その機能が現有の機能だけでいいというようなお話であれば、その金額というのはかなり下がってくるものと思われます。
失礼しました、以上でございます。
○議長(門田裕一 君) 答弁漏れはないですか。
〔13番日野猛仁議員「暫時休憩をお願いします。答弁漏れがあるようですのでお願いします」と呼ぶ〕
○議長(門田裕一 君) 暫時休憩いたします。
午後1時46分 休憩
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午後1時46分 再開
○議長(門田裕一 君) 再開いたします。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 三谷産業建設部長
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 失礼いたしました。
先ほどの100億円の財源、100%伊予市の持ち出しなってきます。仮に条件があるんですけれども、国の交付金を活用できるとなれば、おおむね2分の1程度かなと思われます。その他、起債等々につきましては、償還期間とか、使える起債等々についてはちょっと今お答えはできかねる部分があるんですけども、それも条件等がありますので、交付金に関しましては、そのような状況かなと思われます。
以上でございます。
◆13番(日野猛仁 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 日野猛仁議員
◆13番(日野猛仁 君) 詳細な説明をありがとうございました。いろんな形で市民の皆さんはあの方に聞いて、この方に聞いたという形で、いろんな形で誤解が生まれているのかなというふうに思います。特に、今言った100億円の持ち出しは、伊予市が全部持たないかんのじゃというようなところで、そういったところでいやいやそんなことはないんですよというふうな説明をするんですが、やはりそういったところを市民の方も、いや、もうこれ100億円かかっとるからそんなんできるわけなかろが、何言よんぞという形で私らも怒られるわけなんですが、そのあたりもしっかり説明をして、確かに2分の1はそういった交付金があり、逆に起債もしたらそこまでかからないよというような説明だったのかなというふうに思います。もしも違うとったら再度補足でお願いをしてもらったらなというふうに思います。
市民の皆さんが言っているのが、今後9年度をめどにいろんな形でやっていくというような方向性も昨日理事者の方からお聞きしたので、ほっとはしているところでありましたが、もともと──〔一般質問終了5分前のブザーが鳴る〕──総合計画の中にしっかり明記するというところで走っているのに、なぜかしらずれてしもとるようなところがあるんで、そのあたりはしっかり理事者の皆さんも、議員の私らもしっかり指摘せんかったのがいかんのかもしれんけど、もっともっと早く動き出さんかったらいかんかったんやなかろうかな。今回の混乱のもとは、はっきり言ってそれにあるのかなというふうに私は思っております。そして、何よりも今財源もないと、少ないというところの中で、今後どうしていくのか。当然ながら、一部はもしかしたらそういったところに売却もせないかんという形になるかもしれませんし、市民の皆さんからいやいや経費がかかってもやっぱりあそこの場所は伊予市のシンボル的なものなのでというお声もあるかもしれません。そういった中で、いろいろと今後いろんな点で提案していただいて、それを議会を含めて決めていくというような流れになるのかなというふうに思っております。
私これ再々質問でありますので、最後、できたら市長のほうからしっかりした御答弁をいただきたいと思います。よろしくお願いします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) もう日野議員には釈迦に説法みたいなことを言いますけれど、この庁舎が40億円、向こうの文化ホールが40億円、合計80億円ですけど、合併債とか過疎債とか有利な起債を使って、市民の持ち出しは20億円で済んでます。ただ、ウェルピアに関しましては、そのプランが決まらないから、交付金申請もできない。どういう形でやったら、国の有利な交付金が取れるのかというのもまだ検討できないのはどういうかと言うと、ざっくり私風に言うと、あと15年もつんですよ、体は。その15年もつ体の中で、ある程度更新もちょこちょこっと維持管理しながらやっていけれるんであればそれも一つの選択肢だし、もし来年度、今7,000万円入れてるのが急にぽんと何億円とかというものが出ると、さあどうなのというところを方向性を見せないと、ある意味休眠を考えてでも方向性を見せないと駄目だよね。しかしながら、あそこに敬老会や人権土曜講座やカルチャーのもろもろとか野球場とかあるんで、急にあしたからないなるということはないんだけど、いろんな枠組みの中で、令和9年度、あくまでも私らの中では一つの希望ですけど、令和9年度ぐらいまでに方向性が決まったら、それから手をつけていくということは、あと5年も6年も今の状態でもしかしたらやっていかないといけない。方向性決めても、もともとあそこは御覧のとおり、全然質問と違うかもしれんけど、田んぼやったんですよね。要は、くいを相当打っているんです。そう簡単に民間が損益分岐点を考えたときに、はい、うちがもらいまっせとかという話にもならないと思うけど、それもこれも全部たら話なんで、本当にこれから、要は私が言いたいのは、もう一遍だけ言いますけど、今年の3月にあるプランが一応一つのたたき台として出てきます。何にもない状態で、ああせえこうせえ言うたってこれは烏合の衆の集まりになるから、このプランを基にA、B、Cがあったら、D、F、G、Hといろんな市民の声とかウェルピア関係者の声とか議員さんの声とか聞きながら、令和9年度ぐらいまではじゃあこういう方向性に行くんだよね、プールも残すか残さないかというのもこれからの意見、ホテルの状態も残すか残さないかはこれからの意見、この間、-------さんには、野球場というのはあくまで防災の拠点であるから、当然残りまっせとは言ってますけど、それを含めたときに、プール、ゴルフ場、テニス場、いろいろあるけれども、そういったものをどうしていくかというのを2年ぐらいのスパンをかけて皆さんとかんかんがくがくしましょうよと。ほんでもって、その方向性で行こうねって、当然最終的には議会で決めることなんだけど、議会で決まった方向性で、それならそういう方向性の交付金を取りに行きましょうよというふうになってくるんで、まず時間がかかるというのは当然のことなんですけど、だから私の声で言うと何か誤解があるんで、最近うつむいとんですけどね。はっきり言えることは、あと15年耐震化がある。問題は人間の体で言うたら、私が聞き及んでいるのは、ちょっと幾分内臓にがたがかなり来ていると。それを直すためにどれぐらいの金がかかるかというのをまず今回の劣化度調査で調べてみて、ほんで来年度これだけの維持管理費が要るんだよね、再来年度これだけの要るんだよねという枠の中で、再度もう一回言いますけど、皆さん方、市民全体、ウェルピア関係者や議員さんや区長場というか、区長場イコール市民全体ですけれども、そういった御意見を聞きながら、よりベターな方向性を決めていきたいというのが我々理事者の認識ですけど、今もそこだけ切り抜かれると、ああいう結果になったのかなと思ってますけど、少なくともはっきり言えるのは、令和8年3月31日で一応今の指定管理者とは契約切れます。当然のごとく、今の指定管理者ありきやったら私捕まりますんで、当然プレゼンテーションをして、それもたちまち5年間ぐらいのまずスパンを決めんと、一年一年の更新って多分できないと思う。だから、そういった部分も含めて、今後そのことを議会で、4月からまた新しい体制になりますけれども、そういったことを含めてやっていこうね。だから、日野議員が言っていることはもう重々に分かっているんで、残すべきものは残していくし、今後何とかつなげるものはつなげていくけど、特に私が心配しているのは、プールがあれだけの漏水があって、劣化度調査もするけれども、その状態で続けていけるのかな、それもこれから上がってくる調査の中で見えてくるんで、そういったことも含めまして、しっかりとウェルピアは常に言ってますように、重信川以南のエリアにとっては、非常に社会的にも大事な施設だと思っています。ただし、財源ということを考えたときに、今三谷部長が言ってます、取りあえずは持ち出しは市民のお金100%、そっからどういう形での交付金申請をしていくかということで、一つの5割負担になるのか、3割負担になるのか、もしくは7割負担になるのか、これはまだ計画が決まってないから全く見えないということで、それで御理解をしていただけますか。
〔13番日野猛仁議員「ありがとうございました」と呼ぶ〕
○議長(門田裕一 君) これをもって本日予定しておりました一般質問を終結いたします。