伊予市議会
会議録検索サイトへ
文字サイズの変更
標準
大
録画中継
トップ
/
議員名でさがす
/
田中 弘 議員
令和6年第8回(12月)伊予市議会定例会 12月6日(金) 一般質問
本会議でさがす
議員名でさがす
党派名でさがす
操作方法について
1倍速
1.2倍速
1.5倍速
2倍速
内容
会議録
令和6年第8回(12月)伊予市議会定例会
12月6日(金) 一般質問
無所属
田中 弘 議員
1 地域創生について
2 中山インターのフル規格整備について
午後1時50分 再開
○議長(門田裕一 君) 再開いたします。
続いて、田中弘議員、御登壇願います。
〔17番 田中 弘君 登壇〕
◆17番(田中弘 君) 議席番号17番、田中弘です。
門田議長の許可をいただきましたので、一般質問を行います。理事者の皆様方の的確なる御答弁をよろしくお願いをいたします。
まず、地域創生についてであります。
地方創生と地域創生の違いは、創生活動をしている団体の大きさの違いであり、地方創生は、地方公共団体が創生活動をする。また、地域創生は、地方団体の中の一地域が創生活動をするとなっております。
地域創生は、地域活性化、地方共創とも呼ばれており、地域創生は、地域の持続的な発展を目指し、地域の人々が、その土地で安心して暮らし、働き、育てることができる社会をつくり上げることなどと定義されております。地域資源の活用や地元住民の参画を促し、地域の持続可能な発展を目指して地域独自の課題解決に焦点を当てております。
中山町では、予想以上の少子・高齢化が進み、人口は10月末で2,382人であり、3,000人を切ってしまいました。人口の減少に歯止めがかからない状況が続き、地域の活気が失われつつあります。住民のつながりが薄れていると思われ、特に新型コロナウイルス感染症発生後に希薄化していると思われ、共助にとっても大切と思います。地域コミュニティの復活についてどのように考えておりますか。
次に、昨年、一昨年と夏から秋にかけての異常高温は、農業・林業において深刻な状況となっています。
さらに、カメムシ、イノシシ、鹿等の食害被害により、今年の栗のJAへの出荷量は約60トンであり、昨年の約48%となっています。双海町のかんきつ類でも甚大な被害が発生していると聞いております。鳥獣害の通年駆除、産業の活性化についてどう思われますか。
次に、少子・高齢化の中、伊予市では、観光事業、イベント等の開催により交流人口の拡大に、また移住・定住を進めるための伊予市移住サポートセンターいよりんが、伊予市移住交流施設の整備を進めておりますが、その利用状況についてお知らせをいただきたいと思います。
次に、最近私の周りで厳しい問題が2つ起きております。飲料水が不足をしている、上水道が欲しいのだが何とかならないか。中山町は好きなので離れたくないが、水がなければ他市町へ出ていくしかない。もう一件は、中山小学校には児童が少なく、友達ができにくい。だから中山小学校へは子どもを行かせたくない。何とかしてほしい。一家族は飲料水のことで、またもう一家族は子どもの教育環境で、中山町に何代も前から住み続けている家族の若い夫婦2家族が悩んでおります。市外へとかじを取ろうとしています。移住を受け入れることも大切ですが、それ以上に中山にとどまっていただき、定住を大切にしたいと思います。何とかならないでしょうか。そういうことを含めまして、この地域が生き残る地域創生について、ア、地域コミュニティについて、イ、産業の活性化について、ウ、交流人口・定住人口について的確な御答弁をお願いいたします。
◎副市長(青野昌司 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 青野副市長
◎副市長(青野昌司 君) 田中弘議員から、地域創生について3点の御質問をいただきましたので、私から答弁申し上げます。
まず、1点目の地域コミュニティに関する御質問についてお答えいたします。
本市では、地域創生の目的を、市民が主役となり、各地域の特徴を生かした自律的で持続的な社会を創出することを考えております。
今後、地域コミュニティをめぐる問題に対応するためには、地域の自治組織や行政機関など、これまでの事業主体以外に新たな地域団体、NPO、企業といった多様な主体を地域に呼び込み、連携しながら地域の課題解決を図ることが重要と考えております。
本市では、現在、地域活力創造事業の中で、集落支援員、地域おこし協力隊など、国の人的支援制度を活用するとともに、地域活動を求める若者を積極的に受け入れており、希薄化する地域コミュニティの現場で活動をしていただいています。
地域おこし協力隊は、現在5名の隊員が、関係人口の創出、シティープロモーションの推進、空き家対策、観光及び物産振興、農業等による地域外との関係づくりと、それぞれのミッションで活動しています。ミッション遂行のために、市内各地に出向き、市民の思いや活動を支援しながら、自身の退任後の定住の方策を模索しております。活動の成果もあり、最近では、市内の各団体からお声がけをいただき、活動を共にすることが多くなってきております。
また、2年前から市内で受け入れていますJICA海外協力隊グローカルプログラムの研修生が、市内各地のイベントなどをお手伝いしながら、市民との交流を続けています。中山地域では、夏の盆踊り大会にお招きを受け、地域行事を盛り上げたり、集落のミニデイサービスに参加し、食事づくりを共にする中で、ふだん以上の会話や笑顔を呼び起こしてくれたりしています。
希薄化する地域コミュニティの活性化については、集落支援員や地域おこし協力隊などの多様な人材が地域に入り込むとともに、地域イベントの運営や伝統芸能の継承などに携わる市職員も多くいます。
また、市長自らも動く市長室やまちかどトークを開催し、市民との対話を重ねているところでございます。
次に、2点目の産業の活性化につきまして、今年度果樹類は裏年に当たり、昨年度より減収が予想されておりましたが、特に夏季以降の高温と干ばつ、さらにカメムシなど病害虫の発生に鳥獣による食害も加わり、大きな減収となりました。その中で鳥獣被害につきましては、被害防止の有効手段である有害捕獲を、松山圏域の枠組みで足並みをそろえ、原則として狩猟期間を除き、許可しております。
御提案の通年捕獲につきましては、昨年6月議会でも答弁いたしましたとおり、市内猟友会各支部への聞き取りでは、捕獲単価が下がっても通年捕獲に賛同する意見がある一方で、狩猟期間が農繁期と重なり、捕獲活動に従事できない、通年になった場合の捕獲単価の減額は認められないなど、様々な御意見をいただいております。これらを踏まえ、限られた予算を有効に活用した捕獲を行うため、市内猟友会支部と良好な関係を保ちながら、農作物の被害防止を図るための効果的な手法について、今後も調査研究を重ねてまいりたいと存じます。
なお、気候変動などにより、有害鳥獣の生態にも変化が生じている可能性もございますので、年度内を目途に、改めて市内猟友会各支部へ調査を行い、実態の把握に努めてまいりたいと考えております。
次に、3点目の交流人口・定住人口につきましては、本市への移住の足がかりとして、地域内に滞在する施設の必要性を感じ、昨年10月に中山町教員住宅4棟のうち1棟を改修し、なかやま移住交流体験施設として供用を開始いたしました。本年11月末までに、県外在住の延べ24組の御家族に御利用をいただいております。利用に当たっては、伊予市移住サポートセンターいよりんへの移住相談を併せて行っています。
なお、供用開始後1年2か月の間に施設を利用した24組59人のうち、伊予市に移住したのは5世帯13人と、一定の成果を感じているところでもございます。
今後も様々な観光イベントなどを通じて、本市の魅力を知ってもらうとともに、市内滞在の機会を捉えて、人的な交流の場を創出することで、移住・定住人口の拡大につなげてまいりたいと存じます。
また、水道に関する御質問につきましては、中山地域での水道事業は、簡易水道事業として4事業(中山地区簡易水道、佐礼谷地区簡易水道、村中地区簡易水道、永木地区簡易水道)と飲料水供給事業として4事業(平村地区、柚之木地区、高岡地区、添賀地区)を実施しておりますが、各事業とも施設整備は完了しており、現状施設の維持管理が事業の中心となっております。
市の管理する水道区域外、いわゆる未給水区域に居住されている方の多くは、給水区域から離れた中山間地で、家屋も点在している状況です。したがいまして、これらの区域に水道を整備するには、地理的・技術的問題をクリアすると同時に、財源の問題があり、近年の国の補助金交付の要件や市の財政状況からも大変厳しいと考えております。未給水区域では、地元で設置・整備した共同施設により飲用水を確保していることが多く、施設の修繕や更新には、飲用井戸整備事業費補助金を案内しておりますので、検討・活用していただきたいと存じます。
あわせて、現在双海町上灘地区において、愛媛県により実証実験をいたしております水循環システムにつきましても、今後水源の乏しい地区における飲用水確保の方策として有効性や事業費、維持管理費などを含め、導入の可能性について調査研究を進めてまいりたいと考えております。
以上、答弁といたします。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 失礼します。
中山小学校に関する御質問をいただきましたので、私から答弁を申し上げます。
児童の就学先となる学校につきましては、伊予市立学校の通学区域に関する規則第3条において、児童・生徒の住所地を基準とし、通学区域に存する学校を通学すべき学校として指定すると定められており、校区外通学に関しては、第6条に規定する別表第2に示された疾病や障がい等による通学困難や特別支援学級への入級希望に対し、当該校にその学級がない等に相応する事情が認められる場合と同条第2項に定められた翠小学校への就学希望があった場合においてのみ許可が行えることとされています。
つきましては、御質問にある中山小学校の児童が少ないという事情では、残念ながら、今の校区外通学の認定理由として認めることができない点は、どうか御理解いただきまして、今後、地域創生課をはじめ、伊予市が一丸となった中山地域への移住・定住施策の重点化によって選ばれるまちづくりを推進していくことに期待をいたすところでございます。
その間、今年度中に設置されるコミュニティ・スクールを活用しながら、中山小学校が魅力と特色のある学校として、子どもたちでにぎわう地域と一体となった活気ある学校づくりに努めてまいる考えでございます。
市教育委員会といたしましては、現在の小・中学校13校を存続させることを目標に努力していこうという強い思いもありますが、伊予市立小・中学校の適正な規模や配置に向けた基本方針を策定する時期について、次年度以降に検討していきたいと存じております。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(門田裕一 君) 再質問ありますか。
◆17番(田中弘 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 田中弘議員
◆17番(田中弘 君) それぞれの問題につきまして御回答をいただいたわけでありますけどが、一つには、地域コミュニティ、これはいろんな方法であり、またいろんな多くの方々がそれぞれの組織とかいろんな団体によりましてつくり上げていくことが大事と思っておりますし、やはり昨日から出ております自治公民館であったり、自治体それぞれの振興会、そういったものがあろうかと思いますが、まずは地元で生活をしている皆さんが、どのようにして地域と周りとがつながっていこうかという盛り上がりであろうかと思っております。そういうことによりまして、もし災害が発生した場合でも、まず自分の身の安全、家族の安全を守り、その後、地域の方々、共助によりまして互いに助け合うことが大事であろうと思っておりますので、今後ともいろんな形の中で、地域コミュニティの拡充に向けまして御努力をいただきますようにお願いをいたします。
次に、第2番目に当たります地域の振興、また農業の振興についてでありますけどが、この中で出ております、まず有害駆除につきましての通年捕獲につきましてでありますけどが、松山地域との足並みをそろえながらということを昨年度から聞いておりますけどが、やはり伊予市双海町は、南予地域と接しておりますので、どうしても南予地域の情報、また南予地域からイノシシも中山へ入ってきますし、中山から南予へも渡っていきます。イノシシが来るのには、やっぱし獣道といいまして、大きな国道のようなものがありまして、そこをイノシシも鹿もいろんな動物が通っておるようであります。その駆除をするためにいろんな方法を見いだしていただきたいと思っておりますし、その一つが、通年駆除でもありますので、よろしく御検討をしていただきたいと思います。
今朝ここへ議会へ来るまでに、高速道を通りながらNHKの国会中継、予算中継を聞いておりますと、ちょうど有害駆除につきましての質問をしておられました。その中で国の農林水産省また石破首相が答える中では、やはり今の有害駆除は、地域の農業にとりまして死活問題であるので、今後事業費等、またその整備について予算を拡充していきたいということを言われておりますので、東北のほうの問題ではありますけどが、楽しみにしております。やはりそういった情報が入りましたら、一つでも伝えていただき、よりよい方向へと持っていっていただきたいと思います。
次に、第3番目の問題であります。
これにつきましては、私相談を受けましたときに、まず水道の問題、この方は前から言っておられました。もう弘さん、後がないのよと。このままでは生活ができんので、年数を何年以内につくってほしいなということまで言われております。やはり上水道を引くのには、給水区域内でないということでありまして、大変事業費もかかると思います。それなら、やっぱり飲用井戸の共用人数を5世帯から3世帯へと下げていただき、適応範囲を広げていただきたいと思っております。そういった中で、いろんなことを踏まえて、やはり地域の方が最低限の生活水準を確保できるように努力をしていただきたいと思います。この点につきましては、重ねて御答弁をお願いいたします。
次に、小学校の入学に係る誠に厳しい問題であります。この方は、伊予市へも直接相談に来られたようであります。それだけ本人にとりまして、切実たる問題であろうかと思っております。私が今まで聞く中で、こういうことを言いますと、私聞いたほう、非常に残念ではありましたが、本人いわく、中山町では子どもの教育がしづらい、できにくいといったことがありますので、市外へ町外へと出ますということを何人もの方からも聞きました。誠に寂しい歯がゆい問題であります。今回は、学校の友達がいない、できにくいということで中山地域を離れたい。その教育の環境の問題につきまして、大規模校で教育することの意味、また小規模校で授業を受けることの意味、それぞれに短所・長所もあると思いますが、それぞれの個々の判断でありますので、一概にこれがよい、こうしなさいということは、私にとってはできないわけであります。何とか校区制度を外していただけば済むのも一つの方法かもしれませんが、学校の維持のために難しいということでありますけどが、再度御検討をお願いしたい。
この2家族、子どもさん2人、両親、そしておじいちゃん、おばあちゃんもおられる6人家族であります。そしてもう一方は、7人家族でありまして、まだ子どもさんが増える可能性があります。そういった13名の家族が地域から去るということでしたら、私は誠に残念でありますので、何とかよい方法を考えていただきたい。
また、この答弁書によりますと、伊予市立小・中学校の適正な規模や配置に向けた基本方針策定を来年度以降に検討していきたいと言われておりますが、早急にしていただきたい。
以上、水道の件とこの小学校の校区の件につきまして、再度御答弁をお願いします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 詳細につきましては担当から。私は、大枠の考え方を申し上げますけれども、今年の夏、中山・高岡地区の盆踊りに来てくれんかということで夜の10時半に行ったけれども、まだ四、五十人が集って、24戸しかない集落に200人ぐらいの方々が盆踊りしていたという、これはすごいことだなと、地域の絆、当然東京や大阪から帰ってきた人たちもいっぱいいたんでしょうけど、その地域の絆ってどこにあるんだろうっていったら、やっぱり中山小学校であったり永木小学校であったり野中小学校であったり佐礼谷小学校に通ったという強い思いがあると思うんです。だから、その人を、今言う何世代も続いているところの若い御夫婦が、このままやったら中山を離れるからという切り口で、いやいやじゃああんたとこの子を郡中小学校に行くのを認めてあげるけん、中山に住んでなっていう切り口は、私の中で言うと、逆に言うと、角度を変えたら、小・中学校の統合にある意味拍車をかけるような施策になってくる。私が今教育長に言ってるのは、できる限り13校を残していこうね。でももうぎりぎりまで引っ張っても無理なら、もうそれは財政的なこともあるからあれやけど、地域から学校が消えるっていうことは寂しいことでもありますんで、そこだけはちょっと、田中議員おっしゃる何人かがこのままやったら中山から出てしまうがなという部分については、私はちょっとコメントできにくいんだけれども、そのために校区外通学を許可しますっていうのは、なかなか教育委員会も言いにくいし、私も中山は中山で、幾ら2,400人人口を切っても、これからしっかり未来につながる中山を構築していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◎上下水道課長(長岡崇 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 長岡上下水道課長
◎上下水道課長(長岡崇 君) ただいまの田中弘議員の再質問について御答弁いたします。
飲用井戸整備事業費補助金につきましては、市の管理運営する給水区域を除く地区におきまして、飲料水の安定的な確保に資するという目的を持って設けられたものでございます。
議員御紹介のとおり、補助要件といたしましては、5戸以上の建物で使用する施設の設置・改修・修繕のための事業費5万円を超えるものに対して補助金を交付するもので、補助金額は、補助対象経費の2分の1で100万円を限度とするものでございます。
近年の人口減少等により、こういった補助要件から外れる場合、ただいま議員さんからもありましたように、3戸の集落であるというような場合にありましては、こういった地区の実情等について調査し、対応できることがございましたら、要綱改正も視野に入れ、検討を行いたいと考えております。
以上、答弁といたします。
◎教育委員会事務局長(窪田春樹 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 窪田教育委員会事務局長
◎教育委員会事務局長(窪田春樹 君) 私のほうから、校区制の検討というふうなことで再質問をいただきましたので、お答えさせていただきます。
いわゆる学校選択制につきましては、文部科学省が学校選択制等就学校指定に係る制度の弾力化に関して一定の見解を示しております。保護者が学校により深い関心を持つことになること、そして特色ある学校づくりが推進できることなどがメリットとして指摘されております。反面、学校の序列化や学校間格差が発生するおそれがあること、学校と地域とのつながりが希薄になるおそれがあることなどがデメリットとして指摘をされております。
そういうことで、市町村がいわゆる学校選択制を導入するに当たっては、地域の実情に応じたメリット・デメリットを十分検討の上、保護者の意向等に即して、各教育委員会において適切に判断することが重要にあると述べられております。
そうしたことから、さきに教育長が答弁を申し上げましたように、今年度中に立ち上がりますコミュニティ・スクール、これを活用しながら、アンケート等の実施もいたしまして、市内小・中学校の適正規模や配置に向けた検討と併せまして、真剣に考えてまいりたいというふうに考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
◆17番(田中弘 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 田中弘議員
◆17番(田中弘 君) それぞれの立場、またそれぞれの見方の中で御意見は分かりました。
しかし、こういうことを私が言いますと、田中議員は中山の小学校・中学校がなくなってもよいのかという反問権が市長から出るかもしれませんが、それは時期が早いか遅いかの問題であり、近い将来来ると思います。その決断を早いうちにしていただき、子どもたちの将来のために新しい方向を見つけていただきたいと思います。
以上でこの質問は終わります。
○議長(門田裕一 君) 次へ移ってください。
◆17番(田中弘 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 田中弘議員
◆17番(田中弘 君) それでは、第2問目の中山インターのフル規格整備について質問を行います。
中山インターのフル規格整備については、令和2年12月に一般質問をしておりますが、強くその必要性を感じますので、再度一般質問をさせていただきます。
フル規格にすることにより、さらに利便性がよくなり、利用者も2ないし3倍と多くなるのではと考えます。例えば、中山への集客力の増加、産業の活性化、災害時の命の道、企業誘致の促進にもつながると思います。地域の活性化に大きな力になりますので、御検討をお願いしたい。
中山インターから内子インターの4車線化の工事が行われています。地域の活性化のために、中山インターのフル規格整備に代議士の先生も取り組みたいと言っておられます。この機会にぜひともフル規格整備のインターの設置の運動、陳情を強く要望いたします。理事者の明快なる御答弁をお願いいたします。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 三谷産業建設部長
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 田中弘議員の中山インターのフル規格整備についての御質問に私から答弁申し上げます。
中山スマートインターチェンジの形式につきましては、平成23年度にフルインターチェンジとハーフインターチェンジの選択について、様々な方面から検討をし、ハーフインターチェンジに決定しております。
その主な理由といたしまして、インターチェンジ周辺住民の日常生活圏が、伊予市中心部、松前町、松山市であること、大規模災害時の高速道路を利用した救援・救護等は、災害対策本部が設置される市役所や愛媛県庁を拠点として活動すること、救急搬送先のほとんどが松山方面の医療機関を利用することなどでございます。
また、令和2年3月21日の供用開始から4年8か月が経過しておりますが、インターチェンジの交通量は、当初計画していた交通量の1日当たり520台に対し、約4割の200台程度で推移していることから、まずは交通量の増加が重要であるとの愛媛県からの回答を踏まえ、現時におきまして、フル規格整備は困難であると考えております。
本市の取組といたしましては、令和3年度より西日本高速道路株式会社四国支社と連携し、GoToIyoなどのキャンペーンの開催や国土交通省、愛媛県、警察、西日本高速道路株式会社四国支社、学識経験者、地元関係者で構成する地区協議会を毎年開催し、交通量の増加や地域の活性化について意見交換を行っております。
いずれにいたしましても、今後の交通量の増加や地域住民の強い要望、また市の財政事情も考慮し、検討しなければならない案件と認識いたしておりますので、田中弘議員におかれましても、特に地元の意向、要望の取りまとめなど、御協力賜りたいと考えております。
以上、答弁といたします。
◆17番(田中弘 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 田中弘議員
◆17番(田中弘 君) 大体想像をしておりましたとおりの答弁でありましたが、それで納得しておりますと、ここへ立った意味もありませんので、やはり一つには、前に正岡満議員が、道の駅なかやまを防災の拠点としていただきたい。それには、聞くところによると、27平米か程度の面積が足りないといったようなこともありましたけどが、やはり一つの南予への入り口としての大事なインターチェンジであろうかと思っております。いろんな政策、やはり四国を見てみますと、新幹線はない、まだ高速道路の8の字構想ができてないという、大変遅れたところでありますけどが、私もできる限りは通ってみたいと思っておりますし、通っております。そういったことで、一日でも早く次の夢、フル規格化にしていただきたいと思っております。
せんだってNHKの新プロジェクトXですか、これを見ておりますと、今の世界最長悲願のつり橋明石海峡大橋のことが出ておりました。これは、神戸市長原口忠次郎市長が、70年前の昭和32年3月に議会において明石海峡の調査予算を提出したことから始まりまして、戦後の復旧が終わったということで、昭和50年に今こそ神戸と四国を橋で結び、四国を陸続きにすべきだということから始まりまして、約40年の年月と膨大な経費がかかったと聞いております。困難の40年の歳月でありましたけどが、明石海峡大橋ができたわけであります。その海峡大橋のたもとには、原口市長さんの人生訓であるといわれます「人生すべからく、夢なくしてはかないません、人生すべからく、夢なくしてはかないません」、そういったことが碑に刻まれておるようであります。また、私も通るときに寄ってみたいと思っております。
そういった心強いことも聞きましたので、ぜひとも何年かかるかもしれませんが、やはり夢を持ち地域の発展、また地域のほうへ多くの方が来られることを願いまして、今後とも中山インターチェンジのフル規格化に向けまして、それぞれの立場で頑張っていただきますよう、私もできる限りやりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
以上で本日の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(門田裕一 君) 暫時休憩いたします。
午後2時19分 休憩
ご利用について
この議会中継は伊予市議会の公式記録ではありません。
録画中継は、会議の翌日から起算して、おおむね7日後(土、日、祝日を除く)からご覧いただけます。
映像配信を多数の方が同時にご覧になった際に、映像が正しく表示されない場合があります。
「伊予市議会インターネット議会中継」に掲載されている個々の情報(文字、写真、映像等)は著作権の対象となります。伊予市議会の許可なく複製、転用等を行うことは法律で禁止されています。
戻る