録画中継

令和6年第8回(12月)伊予市議会定例会
12月6日(金) 一般質問
無所属
日野 猛仁 議員
1 ウェルピア伊予の今後の方針を問う
2 住みやすい都市空間づくりについて
3 重要施策について
△日程第2 一般質問
○議長(門田裕一 君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
 発言の通告がありますので、順次質問を許可します。
 なお、発言残り時間及び発言回数をモニターに表示しますので、御確認願います。
 日野猛仁議員、御登壇願います。
            〔13番 日野猛仁君 登壇〕
◆13番(日野猛仁 君) 議席番号13番、日野猛仁です。
 門田議長のお許しをいただきましたので、通告書に沿って3問の一般質問をいたします。市長はじめ、理事者の明快な御答弁をよろしくお願いいたします。
 まず1点目、ウェルピア伊予の今後の方針をお伺いいたします。
 ウェルピア伊予は、市民の文化・交流拠点として、また防災拠点として重要な役割を担ってまいりましたが、建設から約45年が経過し、老朽化が進行していることは否めません。今後、ウェルピア伊予利活用方策調査業務を行い、今後の施設及び敷地の活用の方向性を明確にするとの方針ですが、人口減少が進む中、本市における都市総合文化施設としての位置づけ、防災拠点としての位置づけを担保しつつ、財政力に見合った計画を市民は望んでいます。
 武智市長におかれましては、議員時代を含め、ウェルピア伊予の購入から現在に至るまで、その歴史と現状を深く理解されていると思います。今後の伊予市にとって、ウェルピア伊予をどのように活用し、3万人が住み続けられる魅力的な自治体を目指していくのか、市長のお考えをお伺いいたします。
 1つ目、施設の老朽化について、3月議会に平岡議員から今後の修繕について一般質問がありましたが、再度個別の施設ごとの懸案事項と概算の改修費、また改修した場合、いつまで使用できるのか、お伺いいたします。
 2つ目、全面改修工事を行った場合、総額は幾らと見積もっているのでしょうか。そして、本市の財政状況で現行施設の改修・運営は可能でしょうか。
 3つ目、伊予市観光施設事業経営戦略では、令和2年から11年までを計画期間として、ウェルピア伊予は、多くの用途を持った市の中核となる施設と位置づけ、大規模災害においても、愛媛県、警察、消防、電力会社などとも防災拠点に関する協定も締結しています。今後のウェルピア伊予に求める施設・環境についての方針をお伺いいたします。
 4つ目、民間企業への売却について、3月議会平岡議員への答弁では、コンベンションセンター的なエリアの構築があればとの御発言でした。市長の考えられるコンベンションセンターとは、市が設置を含めて建設するものなんでしょうか。今の時代は、公設公営から公設民営、民設民営が主流です。民間企業への売却について見解をお伺いいたします。
 5つ目、今後のスケジュールについてお伺いいたします。
 現在進めている利活用方策調査業務を踏まえ、今後の方針を策定し、実行していくためには、綿密な計画と周知が必要であり、現在指定管理期間である令和8年3月を、逆算すると非常にタイトなスケジュールだと感じています。ウェルピア伊予で仕事をされている約100名の皆さん、市内取引業者の皆さんをはじめ、平素から利用されている多くの市民の皆さんが注目されている案件です。決定に際しての詳細なスケジュールをお願いいたします。
 以上、5点よろしくお願いいたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 日野猛仁議員から、ウェルピア伊予の今後の方針について5点の質問をいただきましたので、私から答弁申し上げます。
 まず、1点目につきまして、センター棟、合宿棟、スポーツ棟において、給排水設備、電気設備、空調設備、厨房機器等の備品を含め、様々な箇所で不具合が発生し、施設全体が老朽化をいたしており、施設の更新費用は概算になりますが、センター棟、合宿棟を併せて50億円、スポーツ棟が12億円であります。ゴルフの練習場におきましては、建物の屋根が数か所落下している状況であり、練習場の建物、鉄塔、機械設備等の施設全体が老朽化しており、更新費用は約5億円でございます。プール施設におきましては、営業期間中に数千立米の水漏れがあり、給排水設備、流水の機械設備やウォータースライダー等、施設全体が老朽化しており、更新費用は6億円と見込んでおります。そのほか、老朽化により野球場が8億円、遊具施設が1億円、テニスコートが3億円となり、各施設における概算の更新費用の合計は、解体費用を除いて85億円になります。
 また、いずれの施設におきましても、改修した場合、約40年は使用可能と考えております。
 2点目につきまして、全面更新を行った場合、概算費用に解体費用を含めますと100億円を超すものと考えておりますので、本市の財政状況を踏まえますと、現行施設を更新して運営を継続することは、困難であると言わざるを得ない状況でございます。
 3点目につきましては、現在今後の利活用方法を数案作成いたしております。一例といたしまして、避難所としての防災機能や地域の憩いの場としての公園機能を残すことを基本に、産業系土地利用として計画する案、サービス施設を有する商業系と産業系土地利用として計画する案など今後地域としての重要な機能を確保しつつ、活性化が図られる最適な土地利用について検討してまいりたいと存じております。
 4点目につきまして、コンベンション機能は、極めて重要であると認識をいたしておりますが、本市が建設を運営することは、財政上困難であるため、民間事業者による建設・運営が理想であると考えております。そのため、現在委託している利活用方策調査業務で、開発事業者を対象としたサウンディング調査を実施いたしますので、建設場所や手法について、別の候補地も含め検討してまいりたいと考えてもございます。
 5点目につきましては、利活用方策調査業務の委託期間が、令和7年3月10日までとなっておりますので、その結果を踏まえ、今後の方針を早期に決定した後に、詳細なスケジュールを指定管理者、市議会、地域住民、愛媛県、災害協定事業者等に説明を行いたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じております。
 いずれにいたしましても、ウェルピア伊予の今後の利活用におきまして、地域の活性化、雇用促進、安定した税収入において、市民サービス全般の向上につながるよう努めてまいる所存でございます。
 以上、答弁といたします。
○議長(門田裕一 君) 再質問はありませんか。
◆13番(日野猛仁 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 日野猛仁議員
◆13番(日野猛仁 君) 御答弁ありがとうございました。
 ウェルピア伊予ですが、市長もおっしゃったとおり、購入当時から携わってまいりました。購入した金額が約7億8,000万円でありました。そのときの議事録等々見ますと、ほぼ建物の価値はないという形で、いずれ建物自体は改修をしながら使っていかなくてはいけないんだよという、そういうことを承知の上で伊予市は購入したというふうに私は考えております。
 そして、伊予市は今、様々な公共の建物、長寿命化における改修が進んでいるのは、御案内のとおりでございます。50年しかもたない物を改修をしながら、もう少し70年、80年使う。橋梁であったり市営団地であったり、そういったものは、今伊予市以外のところでもそういったやり方が主流ではないのかなと思っております。
 とするならば、私は当然このウェルピア伊予も、行く行くは改修をしなくちゃいけない、もう全然価値のないものを買ったものというふうに認識をしておると理事者の方は思っております。今までこの答弁を聞きますと、あたかももう指定管理、あと一年少しですか、再来年3月で指定管理が切れてしまうわけですが、その後は、もう営業しないのではないかとも読み取れるような答弁であったかというふうに思っています。そのあたりもう少し詳しくお聞かせ願いたいと思います。
 そして、1点目の様々な施設での改修費がございました。昨日も答弁の中では、ウェルピア伊予さんと指定管理者との間で毎月1回話合いをして、しっかりとした打合せもできて非常にいい関係なんだよというような御答弁をいただきました。毎月1回しているのであれば、多分指定管理者からも、どこそこの修繕が必要だ、今後こういった修繕が必要だからその分を見てくれとか、経営ができなくなるよというようなことは、今までも必ずあったかと思うんです。そういったならば、少しずつでもそういったものを加えながら修繕をしていく、そうすべきであったのに、今回の答弁を聞きますと、いやいや今回進めている利活用方策調査業務の結果を待って決めるんだということではありますが、市民に対してのアンケートも含めてその調査だけで、何もやっているようには感じられません。特に平岡議員が3月の一般質問でもされましたが、私はもう既にある程度、今年の1年間の予算の中で方針、建物の具合も含めて調査も大方できてるのかなというふうに思っていたんですが、そのあたり令和7年3月までですから、期間はもう3か月、4か月でありますから、ほぼほぼは出ているのかもしれませんが、そのあたりもう少し理事者も危機感といいますか、どういった形でウェルピアを見ていたのかというのが、私にはちょっとよく分かりません。特に武智市長は、市長就任後、初めての予算のときですか、26年のとき、市長として新しい部署をつくられました。そこの部署では、湊町の埋立地またウェルピア、中山高校、そういったところは非常に大切なので、特命部長を任命して力を入れてやっていくというふうなことも言われていました。それから考えると、もう10年以上もたっているわけです。ですから、それになって今こういった形の御回答をいただくとなると、ちょっと市が考えているウェルピアの方向性とは、私個人的なのかもしれませんが、市民が思っているウェルピアは存続で、ある程度のものは施設として継続をしていってもらえる。中には採算の合わないものは、どうしても費用対効果がもう見合わないからやめていくというのもあるのかもしれませんが、そういったあたりも全然私たちに知らせてもらってもない、そういった中で今回のこういった答弁だけでは、非常に納得がいかないというものに私は感じて仕方がありません。そのことを踏まえて、再度伊予市としてどういったウェルピアに対して方向性をお持ちなのかというのをお聞かせ願いたいと思います。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 全体の枠組みの詳細な部分は担当に答弁させますけれども、冒頭言われましたように、日野議員の言葉をお借りすると、平成19年ぐらいだったかな、価値のないものを買ったと。それは角度を変えればそうかもしれませんけれども、取りあえず8億円弱のお金を使って買った以上は、ウェルピアを何とかしないといけないだろうという思いがありまして、というか、私議員時代でしたから、本当に大丈夫なのっていうのは、当時議員の思いではあったけれども、現実に市長に就任して何とかウェルピアを盛り立てていこうという気持ちは、今も変わってないんですけれども、現実に御案内のとおり、一つの契約の形として、売上げの3割を伊予市のほうに入れてくれるとしたときに、数字的に言や、年間500万円のお金が入ってくると。しかしながら、5,000万円ほど入れて改修しているのが現実の状態っていうのは、もう議員各位、御案内のとおりであります。
 ただ、それを全てがFun Space(ファンスペース)の責任でも全くないんで、老朽化している施設だから、5,000万円入れても直していく。だから、今までに何億円のお金を入れてるのか、ちょっと計算してませんけど、そういった枠を持って、私の思いでは、指定管理を3年とか5年とかというんじゃなしに、15年にしたらどうかという思いもあったんです。そうすると、老朽化しているゴルフ場であったりプールであったり、それは指定管理者のほうでやっていただいて、どうしても必要な部分を伊予市が見るという部分の契約ができないかなというような思いもあったけれども、今御質問にあった築45年、これから15年の間に、ホテルがもうぼろぼろになってくる。それを直すお金っていうのは、大変なことになるということで、正直、今日初めて惹起したような問題じゃないのは、もう当然のごとくでありますんで、ただ問題は、前も平岡議員の質問のときに言いましたけれども、やはり様々な形で防災の拠点でもあるし、市民の憩いの場でもあるし、ましてや敬老会は、ほとんど旧の伊予市はウェルピアでやってるしということで、少なくともコンベンションセンター的なものの代わりはないといけないし、少なくとも鳥ノ木の住民も含めて朝も5時ぐらいから歩いている人もたくさんいるんですけど、そういった人たちのためにも、ウェルビーイングの観点からも残すべきものは残すと。ただ、11.4ヘクタール、約3万坪の敷地を伊予市がしっかり抱えてやれることは、私の中では極めて難しいというか、金額だけで言ったら不可能というふうにはなるわけであります。ただし、ある意味3万坪の中の5,000坪ぐらいは、せめて伊予市が持って、公園とか防災の拠点とか、プラスアルファ、質問にもあった敬老会等々ができるコンベンションセンターをウェルピアに持っていくことも含めながら、別の場所でも民設民営というようなことがあれば、そういったことをしないと、昔の敬老会の枠組みは、特に南伊予のことを言いますけれども、伊予小学校に敬老を祝うために各役員が運んできて、そこで食べて飲んで、また役員がおうちのほうというか、帰っていった。今それをやってくれって言ったら、暴動が起きますよ。だからそういったことも含めて様々な形を考えていかなくてはいけない。その中で現実に指定管理の契約が切れるまでとこの答申が出る、そこからのスパンは、非常にタイトなものがあるということでありますんで、さあ、だからといって、1年休眠状態ということもあるかもしれないし、いろんなことを考えながら、市議会や地域住民や様々な方々の御意見を聞いて、どうしていくかというのが今の状態でありまして、今の答弁の中では思いを語って、今後のんびりそないにして大丈夫かいと言われるかもしれませんけど、しっかりと御意見を聞きながら、伊予市民にとっていかにあのウェルピアが大事な場所で、今後どうしていくかとかというようなことの片やそういった切り口と、税収とか財政負担とか、そういった観点からも両輪で考えながら、今後のウェルピアというものをしっかりと考えていく。そのために体育館も耐震化もしました。だから、耐震化をした体育館は何とかできるけども、ホテル全体っていうのは、もう大変なことになるんで、もう改修なんていう位置づけじゃなしに、もう更地にして改築だから、新築をしないと無理なんですね、絶対に。だから、そこらの部分も含めたときに今後どうしていくのか。コンクリート造りだから、民間であれば、もしかしたらあと10年ぐらいもつかもしれないけど、公共の場合は大体40年から45年というのが、一つの改修・改築のめどということで、長寿命化計画的なことでは、絶対できないと思ってますので、やるんなら、もう学校と違いますので、そういった形、そら民間がやってくれるのが一番いいですけど、なかなかそんな他人のふんどしで相撲を取るようなことはできませんので、今の段階では。だから、そういったことも含めて今いろいろとやってます。
 ただ、今の質問の中で日野議員が言われたように、伊予市も塩漬けになった公有地、建物いっぱいあります。今後そういったことも全部精査していって、スクラップ・アンド・ビルドなんかよりも、その施設を利用する人に安い金額でお貸しするか、もうある意味安い金額で買ってもらうか、そういったことを今中山地域とか双海地域では考えてます。そういったことも含めてやっていきます。
 ただ当時のことを思い返すと、平成17年に私を市会議員に上げていただいて、ウェルピアの話もあり、様々な枠組みの中の要望書もあって伊予市が買うようになったような議員時代で、覚えてますけれども、365日人が集う場所っていうフレーズを私が言ったのはみらい館であって、ウェルピアは、でも本当今職員の方々も一生懸命やって、何とかウェルピアを市民のためにとか、伊予市の価値を上げるために動いていただいているのは、もうはっきり言ってそれは間違いないことなんだけど、その価値観と財政という部分のある意味価値っていうのは、なかなか同じ場所に同じテーブルにのせると、ちょっとしんどい部分があるというのが、私の正直な気持ちでございます。
 今後、まだまだ1年ほどございますけれども、しっかりとウェルピアさんには、まだ今契約期間の間やってもいただきたいし、当然のごとくウェルピアを指定管理しているFun Space(ファンスペース)は、IYO夢みらい館も指定管理をやっていただいておるんで、そんなことも含めながら考えているのが今の現状ということであります。
 幾分つぶやきになりましたけど、そういったことで、あと詳細は担当部長、課長から答弁させます。
            〔「議長、暫時休憩よろしいですか」「必要ないでしょう」「分かりました」「できないんですか」「議員の一般質問なので」「すみません、暫時休憩で」と呼ぶ者あり〕
○議長(門田裕一 君) いや、一般質問ですので。
            〔「外野なのですみません」と呼ぶ者あり〕
○議長(門田裕一 君) 続けて答弁を求めます。
◎都市整備課長(小寺卓也 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 小寺都市整備課長
◎都市整備課長(小寺卓也 君) 日野議員さんの再質問にお答えいたします。
 今のウェルピア伊予の利活用方策調査業務の進捗状況でございますが、3点目にお答えいたしました利活用方策のパターンです。それを数案今作成をほぼ終了している状態でございます。その案を今後サウンディング調査ということで、大手のディベロッパーとかゼネコンの開発業者さん数社にお送りいたしまして、その内容を検証するような形で、どういう形でヒアリングの内容を検討して、最終的にどの案がよろしいかということを、最終的に3月中にある程度の方針を決定したいと考えております。
 以上、答弁といたします。
◆13番(日野猛仁 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 日野猛仁議員
◆13番(日野猛仁 君) ありがとうございました。
 再々質問をさせていただきますが、課長のほうから今後の方針という形であったんですが、今回、今年度の予算で700万円使って利活用の方針を、当然ウェルピアだけではないんですが、やってるという形なんですが、住民の声はどうなんでしょうか、実際利用されている方の声というのは。そういった声は反映されているんでしょうか。もともとウェルピアを購入する際、そういった署名が仮に3万とか4万あったら、3月の定例会のときにも市長さんが言われておりましたが、そういった声があったら、何かそういった動くんよと。市民の声を大切にするよというような声があったんですが、今回のこの中に市民の声が入っているのかどうかというのが、もう非常に疑問で私はなりません。今回一般質問をさせていただいたんですが、議会のほうにもほとんど今後の方針というか、今市長さんのほうも、もしかしたらウェルピアが休眠状態になるというようなことも言われました。というのが、再来年の3月には、指定管理の終了が終わります。その後、もしかすると、それもう更新せんのじゃないかというふうにも聞き取れました。そういったことも含めて全然私ら議員にも伝わってもいないし、当然利用者にも伝わってないのかなというふうに思うんですが、そのあたり、そら当然財政的なことも考えていかなくてはならないんでしょうが、ふだんから使っている利用者であったりとか、そこで働いている皆さん、取引先の業者の皆さんも含めて、そういった声も一緒になって反映をぜひともしていただきたいなというふうに思っております。まだもう少し期間がありますので、そういった声も含めて総合的にどう判断されるかというのはお示しをしていただかないと、私たちも、もう冒頭にも言ったように、ウェルピア伊予をなぜ購入したんぞと。伊予市のいわゆる都市総合文化施設という位置づけで、あそこを伊予市としては盛り上げているというところから考えると、ちょっと住民・市民をもうのけてしまった形での決定なのかなというふうに思われますので、そのあたりだけどういった形でするのかというのをお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 日野猛仁議員の再質問でるる答えましたけれども、根本的に、一応何でもそうなんですけど、例えば理事者の思いがあって、ぽこんと市民にこんなことしたいんよでは、まず全然、私が逆に市民であれば、じゃあこれどうするの、これどうするのって言われたとき答弁できないんです。だから、あくまでも素案としていろんな案をつくっていただいて、それをそういうことをなりわいとしているプロの事務所にもお願いして、お金かかるけれども、やっていただいたまずその成果を見て、そっから現実に市議会であったり、当然Fun Space(ファンスペース)であったり関係機関であったり、防災ですから県とかもろもろ話していかないと駄目なんで、私は自分で言った言葉は、背中と腹が違うタイプじゃないと勝手に私は思ってますから、本当に市民の心のひだに寄り添う政治っていうのは、あくまでも市民の意見もしっかり聞きながら、しかしながらその意見も聞いて説明もして、財政がこうなんですよ、ああなんですよといったことを納得していただいて、今後の在り方も含めていく、そのスパンが長ければ、もしかしたら休眠状態もあり得るよねと。じゃないと、じゃあ取りあえずまた意見がまとまらないから、次のまた管理しようよって言ったら、もうこれある意味言い方悪いけど、泥船に乗ったような施策に議会が乗っかってしまうような形にもなってもいけないんで、しっかりとそれは議会への説明も今後しっかりしていくし、市民の意見も──私多分結構ウェルピアには行ってる人間だし、従業員の声も聞いてるし、逆にウェルピアの従業員とLINEがつながっているのは、多分議員さんの中では私が一番人数も多いぐらい聞いてるんです。だから、様々なことを聞きながら今後の要望、そして一番大事なのは、伊予市民があの施設を今後どうしていきたいのかということをしっかり聞きながら、そして我々行政としては、今の伊予市の財政状態というのをしっかりと市民の皆様にお伝えしながら、100%納得することはまずできないけれども、そういった方向づけを決めて、最終判断は伊予市議会が決めると、そういった位置づけで動いてまいりますので、御理解をいただきたいと思います。
○議長(門田裕一 君) 次へ移ってください。
◆13番(日野猛仁 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 日野猛仁議員
◆13番(日野猛仁 君) 続きまして、2問目に移りたいと思います。
 2点目、住みやすい都市空間づくりについてお伺いいたします。
 少子・高齢化が進む中、生活環境の向上、経済環境の充実、市民と行政の意識改革は、持続可能なまちづくりに不可欠な要素です。本市に住む全ての人が、今後より一層人口が減少するということへの危機感を共有しつつも、生き生きと幸せに暮らせるようにするためには、これからの伊予市の姿を共に考えていくことが大切です。
 武智市長は、3万人が住み続けられるまちという目標を掲げ、様々な取組を展開され、着実に成果を上げられています。
 そこで、まちづくりに不可欠な要素の一つとして、生活環境の向上における都市空間づくりについて2点お伺いいたします。
 1つ目、JR伊予市駅、伊予鉄郡中港駅周辺の利便性向上を図る整備計画について、JR伊予市駅周辺整備ゾーニング図(案)が示されていますが、策定の経緯、整備内容、総額費用及び工期についてお伺いいたします。
 また、整備計画による経済効果をどのように見込んでいるのか、お示しください。
 2つ目に、伊予鉄新川駅の安全性・利便性向上を図る整備計画を地元住民は強く要望しています。この地域では、農地から宅地化への転用が急速に進み、本市広報区内においても、人口減少の少ない地域です。
 しかし、現在の新川駅は、ホームの屋根が短く、雨天時の乗降に不便を感じている市民の声が多く寄せられています。住みやすい都市空間づくりの推進及び伊予鉄新川駅ホームの屋根の延伸工事を求める陳情書も関係各所に提出させていただきました。
 このような住民の声は、しっかりと反映させていただきたいと思います。本市の展望をお伺いいたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 日野猛仁議員より、住みやすい都市空間づくりについて2点の御質問をいただきました。私から答弁申し上げます。
 1点目につきましては、JR伊予市駅周辺を今後整備するに当たり、令和3年度から令和4年度にかけて、主に伊予地域を対象としたアンケート調査の実施、本市の諮問機関で、市街地の整備改善及び町なかの移住の推進に関することを調査・協議する都市再生推進調査会を4回開催、周辺住民や大学生が参加したワークショップを3回開催するなど、ニーズ把握に努め、令和5年10月にJR伊予市駅周辺整備基本計画を策定いたしました。
 また、本市の重要施策として、今年8月下旬には、産業建設部長と都市整備課長同行の下、国土交通省四国整備局及び東京の本省へ要望活動を行ってまいりました。
 主な整備内容は、基本計画図にあるとおり、JR伊予市駅西側の周辺整備、駅東側にロータリーと広場、東西を結ぶ自由通路、伊予鉄道郡中港駅前ポケットパークなどの整備を主な計画といたしております。現在のところ、概算事業費は約20億円で、財源の内訳として、国からの補助が2分の1の10億円、残りの10億円を起債で賄うこととし、令和8年度から令和12年度の5年間で整備する予定でございますが、今後人件費や物価の高騰、国からの補助金の内示状況や事業費の増加に伴い、実施期間が延長となる場合も想定をされます。
 また、経済効果といたしましては、民間事業者による開発や観光振興によるにぎわいの創出、バリアフリー化による利便性や安全性の向上、周辺の空き家・空き店舗などの遊休不動産の流動化などが図られるほか、魅力的なまちづくりにより、若者の人口流出の抑制や子育て世代の人口増加などにもつながると考えてございます。
 2点目につきまして、JR伊予市駅周辺整備において、伊予鉄道との連携により、来年度伊予鉄道が郡中港駅の駅舎を建て替え、本市がポケットパークを整備する予定でございますが、駅舎の建て替えに際し、駅周辺の景観について統一性を持たせる観点から、本市と伊予鉄道が協議し、本市が費用の一部を補助することといたしております。
 同様に、伊予鉄道新川駅ホームの屋根延伸につきましても、原稿にはございませんけれども、今現在も伊予鉄道の鉄道部ともしっかりと協議を重ねながらやってます。前に議会でも協議会か何かでしゃべったと記憶してますけど、今郡中小学校が1,009名という、愛媛県でトップのというか、マンモス校であります。それをただ今後改築・改修とかというような形で進めていくのか、それとも新川地区に子どもたちもどんどん増えている状況も踏まえて、新たな新川エリア・下吾川エリアに、これは私の夢かもしれませんけれども、学校を新設するということによって、遠い新川地区から郡中小学校に行くのが軽減もされます。
 ただ、伊予市全体を見ると、八倉から伊予小学校へ行くのは、かれこれ新川よりも長いということはありますけれども、そういったことも含めまして、今後の様々な新川駅ということもいろんな意味で、JRが10駅あって私鉄が3駅あり、本当にかけがえのない新川駅ですので、今後そういったことも含めながら、しっかりと伊予鉄さんともお話を進めていって、また国にも陳情して、どういった有利な起債がもしあるのかということも考えながら、今伊予鉄さんの鉄道部とも話をしているのが現状でございますので、御理解をいただきたいと存じます。
◆13番(日野猛仁 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 日野猛仁議員
◆13番(日野猛仁 君) 丁寧な御答弁、誠にありがとうございました。
 まず、1点目でありますが、議員の皆さんにもお手元にゾーニング図というのをお示しさせていただきました。今回市のほうからこういった、今まで令和3年と4年かけて、いろいろな市民のアンケートであったりとかワークショップを開催してニーズを把握して、このような絵が完成したというふうに今ほど御説明もいただきました。武智市長さんも以前からJR伊予市駅と郡中港駅、この周辺の整備はもうやりたいという形で、やっとそれが実現に向けて動くものという形で、私も非常にうれしく思っております。
 ただ一方で、やっぱりJRに遊歩道というか、橋を架けるとなると、非常に費用も含めてかかるのかな。かかったなりの費用対効果と言ったら失礼なんですが、当然図でいった手前側、地図で言ったら東側になろうかと思うんですが、その辺りの空き地利用もあるので、ぜひともそういった形でやりたいということのお考えのようですので、そういった形での費用対効果もあるのかなというふうにも私自身思っております。
 ただ少し申し上げたいのが、今回もポケットパークの予算も上がっておりますので、そのことには触れはしませんが、郵便局跡地の案件でありますが、そのあたりが実際市議会のほうに上がってきた段階では、もう基本設計をしているので、議員の中で協議しろと言っても、結局のところ、もう何も変わらなかったという現状がございました。実際、あの場所は、あずまやというか、屋根が少し変わったデザインという形で、非常に1回目の入札は不調で、駐輪場も本当は数を減らしたりとか、角張った屋根も2つに減らしたりとか、そういった形になったようですが、それ以外にも市議会の中では様々な意見が出てました。しかしながら、もうそれは意見として何も通らなかったというような形であります。
 今回、こういったゾーニング図が出てはいますが、確かにワークショップも行いましたよ、市民の皆さんの意見も聞きましたよとは言われているんですが、郡中にとっては、駅前広場の開発には非常に興味も持っております。こういったものができてはいるんですが、逆に言ったら、議会を含めてのこういった提案というものは、変更が可能なのか。今までで行くと、もう基本設計ができてるから、結局のところは通らなかったというのが私自身は感じております。そのあたりをまず1点お聞きしたいと思っております。
 2点目でございますが、新川駅のホームの屋根の延伸という形で、非常に御尽力をいただいておりますこと、本当にありがとうございます。
 もし分かるのであれば、いつ頃ぐらいまでにはできそうかなというのがありましたら、時期を教えていただきたいと思います。2点、よろしくお願いいたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 今の日野猛仁議員の質問は、私にとってはある意味、寝耳に水で、議員協議会とか様々な形でいろんな説明はして、まず私の考え方は、市民の皆様より先に議員に伝えるべきだという考え方なんですけど、私が議員時代には、いまいちそういうのがなかったかなと、私が勝手に思うとることなんですけど。現実にそれがもし事実であれば、今後しっかりとある意味──当然今回みなみまち商店街とかの方々も委員に入っていただいて、いろんな協議をしているのは事実なんですけど、いや議員さんは知らんかったがというのは、結構いろんなところで聞くんで、ほかの案件。だから、今後そこはしっかりと議員各位の意見も聞いて、仮に修正が可能であれば、そういったことも含めてやっていきますし、やってなかったことはないんよね、小寺君。後で手上げて話してください。そういう枠組みの中でしっかりと考えてまいります。
 市民の代表が議会で議員さんなんです。それをないがしろにするような理事者であれば、正直こんな伊予市は吹っ飛びますから、そこはしっかりとあえてお伝えしておきます。
 郵便局跡地も、結構議員等と話しとるって私聞いとったんで、とにもかくにも用地買収がなかなかできんかったこともあって、一気に今進んでいるんですけど、あそこも私も強い思いがあって、何とか伊予市が購入できましたけど、今後しっかりとあそこも市民の皆さん方にとってもいい空間にしていきたいなと思ってます。
 新川駅に関しましては、本当私が現場へ調査に行ったとき、大型コア抜きで支柱立ってやったらどうかなと、そんならさっさといけるなと思ったら、やはり公共の電車の駅なんで、コア抜きぐらいでは駄目だということをまず鉄道部がおっしゃってるのは事実なんです。だから、ある程度大がかりな屋根を支える基礎工事をやらないとちょっといけないなという部分は、職員と伊予鉄の鉄道部との話を又聞きしている状態なんで、それが今後いつできるかとかというのは、三谷・小寺が話せると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 三谷産業建設部長
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 私からは日野議員の再質問のうち、伊予鉄道の関連について、いつまでにできるのかということについて答弁いたします。
 先ほど市長申しましたように、伊予鉄道とは、工法とかそのような形で協議をいたしております。伊予市としましては、来年度補助金等を検討していきたいと。最終的には、施設の管理者というのは伊予鉄道になりますので、全体の事業費を積算した中で、伊予鉄道がその部分の費用を負担できるかどうかというようなこと、伊予鉄道の判断というのも重要になってきますので、市としての要望、できるだけ早期にというお伝えはするんですけれども、事業者の結果を踏まえた実施時期になろうかと思っております。
 以上、答弁といたします。
◎都市整備課長(小寺卓也 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 小寺都市整備課長
◎都市整備課長(小寺卓也 君) 日野議員さんの再質問の議会で、これらの計画が変更可能かということの計画関係の御質問にお答えいたします。
 今まで庁舎であったり図書館・文化ホールの関係におきましても、議員さんのほうには、一般公募という形でワークショップに入っていただいた経緯があろうと思います。どうしても議会でのときは、ある程度形が話合いの中で決まっていく経緯があるんで、そのときに急に変更というのがなかなか難しい現状もありますので、議員各位の皆様には、できれば一般公募でワークショップを実施しますので、その中でつくり上げていく段階で入っていただくというのも一つの、そういう形をすれば、最終的な案のときに、急に変更というのがなかなか難しい面もございますので、やはりJR伊予市駅前は、ある程度の年数がかかりますので、その辺、そういう形も含めて御参加いただければ、どういう形かと考えております。
 以上、答弁といたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 小寺都市整備課長の補足を申し上げますけど、確かにワークショップとかもろもろ、今まででもいろんなことをやってきたのは、日野猛仁議員も御案内のとおりでありますけれども、現実にそういうワークショップをやった議員には負担かけるけれども、いついつにちょっと協議会をやるよって招集というか案内かけます、今後。最後の段階でいきゃ、確かに議員の意見なんか通用しないので、だからそこにワークショップへ来てよっていうのは、多分そういった思いもあるんでしょうけど、それプラス結局プロセスプロセスの段階で方向性を議員各位にもお示しをして今後やっていけば、知らなんだがとかというような話にもならんし、こういう意見も、じゃあ次のワークショップで取り入れとってよと、そのワークショップに参加できない議員さんに。そういったものも含めていきますんで、あくまでもそういったことにおいて、それぞれの市民の代表である議員の意見も聞きながら、そして市民の声も聞きながら、当然プロの意見も聞きながらつくっていかないといいものはできないと私は思ってますので、よろしくお願いをいたします。
◆13番(日野猛仁 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 日野猛仁議員
◆13番(日野猛仁 君) 2問目はすっと行こうかと思うたんですけど、課長さんからそういったワークショップのことでのちょっとというんがあったんで、市長も補足はしていただきましたけど、ちょっと市議会の私たちの立場がないのかなというふうに思っております。ワークショップをするんであれば、先に協議会をやりなさい、してください。ワークショップに出ろと、参加しろと。じゃないと、意見は通らないよというような行政でいいんですか。ちょっとびっくりしましたね、今の発言は。
 確かにそういったところで勉強するというのも一つでしょうけど、ワークショップを開くんであれば、その前段階で協議会をやっていただきたい。ですから、それを踏まえて十分に意見が出なかったな、まだまだ問題点があるなというんであれば、そういったワークショップにも市議会議員、多分大いに参加するだろうなというふうに私は思っております。
 もうこれに関しては、これ以上言う必要もありませんが、そういった形で要望したいと思いますので、よろしくお願いします。
◆13番(日野猛仁 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 日野猛仁議員
◆13番(日野猛仁 君) 3点目に行きます。
 3点目、重要施策についてお伺いいたします。
 この案件は、11月1日、自民党愛媛県連主催の中村知事との意見交換における重要施策、要望でもありますので、お伺いしたいと思います。
 令和6年6月に、伊予市立中学校の部活動及び地域クラブ活動の在り方等に関する方針を策定し、段階的な地域移行を進めていることは、御案内のとおりです。今後、生徒が希望する部活動へ参加する機会を平等かつ持続的に確保するためには、指導者の確保や移動手段、また経費負担など、多くの課題解決の必要があると考えます。市としてもこれらの課題を分析し、解決に向けた具体的な方策を既に講じていることと察します。
 そこで1点目、地域移行に係る経費及び特に生徒の移動手段の確保に関し、継続的かつ十分な財源支援措置についてお伺いいたします。
 2つ目、愛媛県の推進計画で示された各市町への支援、アドバイザー派遣等への充実についてお伺いいたします。
 次に、早期工業団地造成に向けた今後の展望をお伺いいたします。
 この件も知事との意見交換会の中で、青野副市長さんは強く要望されていました。以前の御答弁では、令和9年度の事業化を目指し、5年から10年程度かけるとの見解でしたが、そこで3点目、早期の完成に向けどのような方針で進めていくのか、お伺いいたします。
 また、どのような企業を誘致するのか、具体的な業種、企業規模、雇用創出効果などについてお示しください。よろしくお願いいたします。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 日野猛仁議員から、中学校の部活動及び地域クラブ活動の在り方等に関する方針について2点の御質問をいただきましたので、私から答弁申し上げます。
 部活動の地域移行につきましては、本年6月に公表した伊予市立中学校の部活動及び地域クラブ活動の在り方等に関する方針及び伊予市立中学校の部活動地域移行計画(ロードマップ)に基づき、段階的な地域クラブへの展開に向け、保護者や生徒等へのアンケートを実施し、関係者の要望を取りまとめながら、指導者確保を目的とした部活動への外部指導者の導入促進や地域クラブの受皿整備として各団体と調整を行うなど、課題解決に向けた様々な取組を進めております。
 1点目の地域移行に係る財政支援についてでございますが、本市として今年度の自民党の知事陳情、要望を通じて、部活動の地域移行のための継続的かつ必要十分な財政支援措置、特に地域クラブ整備後に想定される生徒の移動手段確保のための支援強化について要望を行いました。
 この要望に対し、県からは、全国共通の課題として認識しており、国に対し、家庭状況や居住地によって活動機会に格差を生じさせないために、国の責任において適切な財政支援を行うよう要望しているとの回答をいただいているところでございます。
 本市においては、現時点で国の補助メニューにはないところでありますが、来年度移動手段の実証事業も検討しており、現在予算獲得に向けた協議を行っているところでございます。
 次に、2点目の各市町への支援(アドバイザー派遣)の充実につきましては、これまでも地域移行に関する県主催の市町連絡協議会を通じて、課題の共有や先進事例の紹介、市町の要請に応じた個別訪問相談など、助言や協力をいただいております。具体的事例としては、令和4年度から実施している伊予市部活動の地域移行に関する検討会議に、県保健体育課から毎回アドバイザーとして指導主事等を派遣いただいております。
 また、本年7月に実施した伊予農業高等学校との合同部活動体験会を、砥部町・松前町と連携して近隣の高等学校まで広げた実証事業を今月に予定しており、県保健体育課にもそれぞれの高校への協力依頼に同行してもらい、協議の調整役などを担っていただいております。
 本市といたしましては、引き続き県や他市町との情報共有や協力体制の強化を行いながら、部活動の地域移行を進めてまいりたいと考えております。
 以上、答弁といたします。
◎副市長(青野昌司 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 青野副市長
◎副市長(青野昌司 君) 3点目の早期の工業団地造成に向けた今後の展望につきまして私から答弁申し上げます。
 伊予インターチェンジ周辺地区の産業系土地利用においては、中村地区公民館にて今年9月に第1回地元説明会、11月に第1回地元勉強会を開催し、今年度は説明会及び勉強会を今後各1回開催する予定でございます。その中で、地権者の皆様に、土地利用における説明やアンケート等を実施し、産業用地の創出に対しての意向をお聞きするものでございます。
 早期の工業団地完成に向けての方針といたしましては、まずは権利者の皆様への合意形成が重要と考えておりますので、丁寧な説明により、御理解をいただきたいと考えております。
 また、当該地域が市街化調整区域であることから、大規模な農地転用に係る手続、補助事業を含めた財源の確保、庁内の推進体制の構築など、課題解決に努め、早期完成に向け、着実に進めてまいりたいと考えております。
 また、土地利用の研さんのため、伊予市職員を国土交通省の用地部署へ派遣することも考えております。
 企業誘致につきましては、令和5年度に四国内の企業1,000社に対しまして実施いたしましたアンケート調査結果によりますと、業種につきましては、製造業に次いで運輸業が、用地規模につきましては、3,000から6,000平方メートル未満、1,000から3,000平方メートル未満の希望が多くなっております。現時点では、業種や規模は特定しておりませんが、市外だけでなく、市内企業からも要望が寄せられておりますことから、市内企業が市内で今後も経営が可能となるよう、工業団地の計画と並行し、雇用創出効果も含めた意向調査を実施し、時流に合った業種、用地規模とするとともに、国土交通省や愛媛県の担当部署とのつながりを強化し、円滑な誘致ができるよう努めてまいります。
 以上、答弁といたします。
◆13番(日野猛仁 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 日野猛仁議員
◆13番(日野猛仁 君) 丁寧な御答弁ありがとうございました。
 何点か再質問をしたいと思います。
 まず、中学校の部活動の関係でございますが、県のほうにそういった予算措置、交通費も含めて要望していると。県のほうも国に要望しているというような回答であったかと思っておりますが、現在は予算獲得に向けた協議も行っているということなんですが、それは基本的には、もう市の単独予算で賄うんだよという形で理解してよろしいのかというのをお聞きしたいのと、部活動にも様々な運動以外にも文化系であったりとか、そういったのもあろうかと思いますが、そういったのも含めてこういった形で考えていただいているのかというのをまず1点お聞きしたいと思います。
 それともう一点、教育委員会さんのほうにお聞きしたいのが、今年7月に伊予農業高校さんとのそういった体験会を実施したという形で、私もちょっと知らんかったんですが、非常にいいやり方だというふうに思うんですが、今後そういったのを踏まえて、それ以外にもそういった体験の場を設ける予定があるのであれば、教えていただきたいと思います。
 3点目でありますが、工業団地の造成であります。
 当然ながらも早期につくってほしいという要望でありますが、そういった中でも市としても──〔一般質問終了5分前のブザーが鳴る〕──県のほうに要望されたというふうに思っております。
 地権者への合意形成というのは、なかなか市独自でお願いしていかなくてはいけないのかなというふうに思うんですが、それに当たり私が思うのに、やはり専門の部署というか課、そういったものもつくって、もう早急に進めていく、これも一つのやり方なのかなというふうに思っています。そのあたりについて、当然国土交通省には派遣されるというふうな形での文言は出ているんですが、部署的にそういった部署も私はつくってもいいのではないかなと思うんですが、そのあたりお考えをお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。
◎教育委員会事務局学校教育課長(谷仲寿夫 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 谷仲教育委員会事務局学校教育課長
◎教育委員会事務局学校教育課長(谷仲寿夫 君) ただいまの日野議員の再質問に私のほうからお答えをさせていただきます。
 まず、部活動の地域移行の移動手段に対する来年度の予定している事業についての補助が単独かという点につきましては、答弁にもありましたとおり、今国、県については補助メニューがないということですので、今財政と協議しているものについては、単独で行おうと考えております。
 続きまして、中学生の部活動には、運動部のほか文化部もございます。文化部につきましても、運動部と同様に、現在のロードマップ上では、令和8年度までに休日を、令和11年度までに全ての部活動を地域移行することと目指しております。
 3点目の今後の高校等の取組ということでございますけれども、答弁にもありましたとおり、今月近隣高校、具体的には伊予高等学校と松山南高等学校砥部分校とで部活動の体験会を実施予定としております。本事業につきましては、今月15日に伊予高等学校、22日に松山南高等学校砥部分校において、伊予市・砥部町・松前町の中学生を対象とした部活動の合同体験会を予定しているものでございます。伊予高では運動部8部活、こちらバスケ、バレー、テニス、卓球、ハンドボール、ソフトボール、剣道、ホッケーを、文化部部活動、こちらは演劇、吹奏楽、美術、書道、文芸、新聞、写真、放送を、砥部分校では文化部2部活、こちらはデジタルクリエーション、写真とし、実際の部活動を高校生と一緒に体験できる大変貴重な体験会となっております。参加する中学生にとっては、高校生との交流で、技術の向上やあるいは自身の進路選択のきっかけづくりに、また高校側にとっては、地域の中学生に自校をPRできる絶好の機会に、そして本市にとっては、高校部活動が地域移行の受皿の一つになるのではと、そういうふうにそれぞれに大きなメリットがある取組と考えております。
 現在、ホームページに募集広告を掲載しておりますが、現在までに既に40名以上が申込みいただいております。7月の体験会に参加された皆様からもよかったと評価をいただいております体験会でございますので、議員各位におかれましても、本市の取組についてお知り置きいただきますと幸いでございます。
 以上、答弁といたします。
◎総務部長(河合浩二 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 河合総務部長
◎総務部長(河合浩二 君) それでは、庁内の推進体制について、現時点での予定といいましょうか、方向性について答弁させていただきます。
 令和7年度に向けまして準備室のようなものを開設したいというふうに考えております。そこにできましたら専任職員を1名配置したいと考えております。
 以上です。
◆13番(日野猛仁 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 日野猛仁議員
◆13番(日野猛仁 君) ありがとうございました。
 特に教育委員会さんのほうから御答弁があった、いろいろと中学校そして高校も巻き込んだ様々な体験ができるメニューを設けていただくということ、本当にありがたく思います。中学生にとってもだし、逆に言えば高校にとってもそういったメリットもあるのかなと思っております。伊予市・伊予市周辺の高校がそういった形で地域の輪を広げていただけたらというふうに思っておるし、非常にいい活動だと思ってますので、今後引き続きお願いしたいと思います。
 工業団地造成に向けて新しい準備室というかそういったものを設けていただけるということで非常にありがとうございます。
 やはり伊予市には、今そういった企業を誘致する土地がないという形で、いろんな方面から言われております。早期に完成できますことをお願いいたしまして、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(門田裕一 君) 暫時休憩いたします。
            午前11時08分 休憩
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