録画中継

令和4年第4回(9月)伊予市議会定例会
9月6日(火) 一般質問
無所属
平岡 清樹 議員
1. 時代に応じた有償ボランティア団体の精査を
2. 伊予市環境基本条例の今後について
3. 誰もが感染リスクのある新型コロナウイルス、陽性者になった場合の本市の対応について
△日程第2 一般質問
○議長(谷本勝俊 君) 日程第2、これから一般質問を行います。
 発言の通告がありますので、順次質問を許可します。
 なお、発言残時間及び発言回数をモニターに表示しますので、御確認願います。
 平岡清樹議員、御登壇願います。
            〔8番 平岡清樹君 登壇〕
◆8番(平岡清樹 君) 議席番号8番、平岡清樹です。
 谷本議長の許可をいただきましたので、通告書に沿って4問の一般質問を行います。市長はじめ、関係理事者の明快な御答弁をよろしくお願いいたします。
 1つ目、時代に応じた有償ボランティア団体の精査を。
 私は、10年ほど前から伊予市交通指導員の活動をしておりまして、2年任期で今回2回目の会長職を拝命しております。この交通指導員ですが、歴史を遡れば、昭和40年代に設置され、特別職の非常勤職員の立場で活動してきましたが、令和2年に地方公務員法及び地方自治法が改正されたことに伴い、有償ボランティア団体へとなりました。その結果、非常勤職員として年額2万3,000円の報酬が出ておりましたが、毎月20日の交通安全の日に行われる街頭指導で活動すれば、1回2,000円の報酬へと変わりました。全体の経費が下がった、それはよかったのですが、それと同時に交通指導員自体が必要とされていないと感じることが多々ございます。それは、交通指導で着用する制服などの予算が3分の1以上と大幅削減され、交通指導する際に着用する装備は安全ベストと帽子などだけで、通勤時間など、急いでる時間帯に路面に立つには、安全性と余裕を持って担保できない装備となりました。以前は、市の行事における交通指導を担っており、市民マラソンやえひめ国体の際の交通整理などで交通指導していましたが、現在では民間業者に委託することになり、団体の活動は毎月20日の1か月に1度の強制力のない自由な街頭指導のみとなりました。活動の縮減により、指導員の士気は少なからず下がっております。この20日の交通安全の街頭指導に、指導員が出席しているか否かを確認するために、危機管理課の職員が朝早くから各地を順番に見回りを行っています、1人2,000円の報酬を支払うために。私は、これは必要悪だと思っています。
 そこで、3点の質問をいたします。
 1、特別職の非常勤職員から有償ボランティア団体になった伊予市交通指導員ですが、時代の流れとともに必要ではなくなっているのではないでしょうか。
 そこで、まず過去5年間、毎年の人件費と制服などの総費用をお教えください。
 また、この機会に、伊予交通安全協会に移譲することが望ましいのではないかと考えますが、御所見をお伺いいたします。
 2、令和2年の地方公務員法及び地方自治法が改正され、有償ボランティア団体になったことで活動範囲が縮小し、活動がほとんどできていない団体がほかにもあるのではないかと察します。この際、しっかりと話合いを持って、最後は市長の判断で、廃止や統合をするのが望ましい団体があるのであればするべきだと思いますが、いかがでしょうか。
 3.以前からカーブミラーの管理について、議会で頻繁に質問が出ているのは承知のとおりです。私が推測するに、カーブミラーは伊予市全体で1万本以上あるのではないかと思います。これを市職員が現地を回って、全ての位置をチェックしていくと、数年かかるのではないでしょうか。公務員の人件費もばかになりません。また、民間委託すると、1,000万円以上の試算になると伺いました。
 そこで提案ですが、カーブミラーの設置位置及び設置状況の確認を交通指導員の方々にお願いしてはいかがでしょうか。理解を求めて説明を行い、一定の必要な経費は発生しますが、民間業者に委託するよりも、安価で事業が遂行できると思うのですが、いかがでしょうか。
 以上、3点の質問に理事者の明快な御所見をよろしくお願いいたします。
◎総務部長(河合浩二 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 河合総務部長
◎総務部長(河合浩二 君) 時代に応じた有償ボランティア団体の精査をにつきまして答弁申し上げます。
 1点目の交通指導員に関する過去5年間の総費用並びに伊予交通安全協会への業務の移譲につきまして、人件費から申し上げます。
 平成29年度135万7,000円、平成30年度131万1,000円、令和元年度133万4,000円、令和2年度72万2,000円、令和3年度28万2,000円となっております。なお、令和3年度につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、街頭指導の回数が少なかったことによるものでございます。
 次に、制服等被服関係及び誘導灯などの装備品類に関する費用につきまして、平成29年度39万3,825円、平成30年度5万7,088円、令和元年度34万5,373円、令和2年度2,090円、令和3年度9万3,896円となっております。
 次に、交通指導員の業務を交通安全協会に移譲してはとの御質問ですが、交通指導員は、伊予市交通安全の保持に関する条例に基づき設置しております。
 活動内容につきましては、伊予市交通指導員規則で交通安全教育及び街頭交通指導、交通安全施設の整備、改善、促進等に関する職務を行うと規定しております。
 なお、イベント等における会場及びその周辺並びに駐車場での交通整理につきましては、同規則や交通指導員からの申出を踏まえ、交通指導員の業務には当たらないとの判断から、本市では廃止し、現在は毎月20日の交通安全の日の街頭指導のみとなっております。市としましては、交通指導員の職務は大変重要と考えていますので、交通安全協会との連携を図りつつ、交通指導員の新たな活動の掘り起こしに努め、交通指導員としての活動意識を高めていきたいと存じます。
 2点目の有償ボランティア団体の統廃合に対する考えについて答弁いたします。
 法改正に伴い、特別職の職員から私人として任用変更を行った委員等につきましては、交通指導員のほか、財産処理委員会委員、広報区長、広報委員、農業振興地域整備促進協議会委員の5つがございます。それぞれ条例等で設置根拠が定められており、重要な役割を担っていただいています。これまで任用形態が変わったことにより活動範囲が縮小したという御意見はいただいておりません。
 3点目のカーブミラーの調査につきまして、現在台帳作成に至るまでの作業内容の洗い出しとともに、その作業を誰に委託するのがより効果的に実施できるのか、検討を加えているところでございます。
 まず、調査の初期段階といたしまして、カーブミラーの位置を特定する業務があります。この作業につきましては、これまでの経験と蓄積されたデータ、ノウハウ等を踏まえて、交通指導員や交通安全協会の御協力をいただきたいと考えております。
 なお、腐食等の進行状況を調査する健全度判定等につきましては、特定の道具や技能を必要とすることから、専門業者への委託を検討しております。
 なお、日々の維持管理につきましては、引き続き交通指導員の御協力を賜りたいと存じます。
 以上、答弁といたします。
○議長(谷本勝俊 君) 再質問ありませんか。
◆8番(平岡清樹 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 平岡清樹議員
◆8番(平岡清樹 君) 御答弁ありがとうございました。
 交通指導員会ですが、昭和40年代にできたというふうに伺っております。昭和40年代、我々が生まれた頃になるのですが、その頃っていうのは、高度経済成長、ミゼットのような三輪が走ったりとか含めて、車がこれからどんどん増えていくような時代の中で交通指導員会ができたというふうに認識しております。今は車がどんどん変わって、事故はこの近年は減少傾向、死亡事故のほうはあまり変わってないんですが、今そういう状況の中で、非常勤職員から有償ボランティアになったというのは理解はできますが、そこらで私が今の状態で交通指導員会がこのままずっと続いていくのかなというふうに考えてこの質問をさせていただきました。
 一応伊予市の今のやり方っていうのは重々承知した上で、松山市のほうにも聞いたんですが、交通計画課にお伺いすると、全員無償ボランティアであります。約400人ぐらいて、各地区に交付金が幾らか出てるのかもしれないけど、そこについては把握してないという話でした。20日の街頭指導はありません。あと人の輪作戦とかもありません。隣の松前は、非常勤職員のままの特別職であります。伊予市が2万3,000円だったのに対して松前の非常勤職員は3万7,400円、これはもう毎日のように登下校をしている地域もあると伺っております。各地域によっていろいろ様々考え方もありますし、どれが正解かというのも、私も今この場で言うべきではないと思ってますが、交通指導員の職務は大変重要と考えていらっしゃるという中で、私の質問の中には入っていたように、やっぱり1回2,000円というお金を払っている。そしてそれを危機管理課の職員が、これは必要だから行ってるんだよっていうのは分かるんですが、毎20日に朝多分5時とか6時か分からないけど起きて各地域を走ってるんですが、これについてはどうお考えになっているかっというのを伺いたいなというのがあるんと、あと一点は、カーブミラーの位置を特定されるというふうに今総務部長がおっしゃったこの内容については、私は賛成でありますので、ぜひ進めていただきたいですが、具体的にそれを、今危機管理課が全部のカーブミラーをチェックしていくっていう流れの中で、どのタイミングでこれを動かしていくのかっていう、この2点お伺いしたいと思います。お願いします。
◎危機管理課長(宮崎栄司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 宮崎危機管理課長
◎危機管理課長(宮崎栄司 君) 平岡議員の再質問にお答えを申し上げます。
 まず、1点目の毎月20日の交通安全の日の街頭指導への参加者へのチェックという点につきまして、これにつきましては、今後各支部のほうから、特に上野につきましては、報告をいただきたいというふうに考えております。それをもちまして報償費の支払いにつなげていくということで考えておるところでございます。
 それから、2点目のカーブミラーの台帳作成につきまして、答弁の中でもございましたように、交通指導員さん等の御協力をいただく中で進めていきたいというふうに感じております。特に設置場所等につきましては、一番状況が分かっておりますのは、交通指導員さんが把握をされておられるというふうに思っておりますので、効果的に調査を進めるためにも、交通指導員さんのお力添えをいただきながら台帳作成を進めていくというところで、今後交通指導員会等にも御相談をかけさせていただきまして、まずは最初の位置の把握っていうところから進めていきたいというふうに考えてございます。
 以上、答弁といたします。
○議長(谷本勝俊 君) 再々質問ありませんか。
◆8番(平岡清樹 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 平岡清樹議員
◆8番(平岡清樹 君) 御答弁ありがとうございました。
 実際に危機管理課の職員が回っているっていうのをすごい疑問に感じてまして、それの一翼にもなればいいなと思ってますし、代表たる者が各支部にいらっしゃるので、上野だけではなくて。その方をやっぱり信頼するなり、そうじゃない場合のことも想定していろいろ手を打っていただきたいなと思います。簡素化していくことが、スクラップ・アンド・ビルドの一つにもなると思いますので、どうか考えていってください。お願いします。
 私からは以上です。
○議長(谷本勝俊 君) それでは、次へ行ってください。
◆8番(平岡清樹 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 平岡清樹議員
◆8番(平岡清樹 君) 伊予市環境基本条例の今後について。
 2020年10月26日、菅総理大臣は、就任後初となる所信表明演説において、日本は2050年までに100%脱炭素化、カーボンニュートラルを実現させると宣言しました。そして2021年4月22日と23日にオンライン開催された気候変動サミットでは、菅総理は、新たに2030年までに46%の脱炭素化を実現させるという目標を打ち出しています。我が市でも3月議会で伊予市環境基本条例が可決され、併せて2050年ゼロカーボンシティ宣言をするなど、強い意志を示されております。得意分野はSDGsと深い関連性がありますが、本市でもSDGsの推進の一環でピンバッジを作製したり、理事者や議員においてもおそろいのポロシャツを購入できるようにして、市内外の方が見ても、伊予市行政を挙げて取り組んでいることが明快に分かるようになっています。
 そこで質問いたします。
 1、条例は制定して終わりではなく、そこから始まりです。この条例制定を行い、市長はどのような結果を求めて活動するのか、お教えください。
 2、伊予市環境基本条例を市が進めるだけでは、効果は限定的でしょう。条例の第1章第2条(目的)にも制定されているように、第1条、この条例は、環境の保全及び創造について基本理念を定め、市、事業者及び市民の責務を明らかにするとともに、環境の保全及び創造に関する施策の基本となる事項を定めることにより、当該施策を総合的かつ計画的に推進し、もって現在及び将来の市民が健康で文化的な生活を営むことができる良好な環境の確保に寄与することを目的とするとあります。今後、どのような計画や戦略を立てる予定ですか。
 また、その計画をどう市内事業者に協力していただき、どう市民に周知していくんでしょうか。
 3、平成26年9月議会の私の一般質問後、公共施設への太陽光パネル設置を行いました。設置に費用はゼロ、公共施設屋上や屋根の使用を認めるため、目的外使用の条例変更を行い、民間事業者に有償で貸し出し、売電収入を得た事業者から固定資産税や所得税などの納税で20年間で約1億円が伊予市に税収として入るようになりました。このようなシステムを導入し、現在設置されていない本庁舎の交差点までの通路屋根などに太陽光パネルを設置し、さらに蓄電機能も設置、それを市長肝煎りのEV公用車に利用したり、非常用電源として使うのはいかがでしょう。余った電力は売電に回してはどうでしょうか。
 以上、3点の質問です。理事者の御答弁をよろしくお願いいたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 平岡清樹議員より、環境基本条例の今後について3点の御質問をいただきましたので答弁を申し上げます。
 まずもって、議員各位におかれましては、本年3月の議会におきまして本条例の制定について御採択を賜り、改めて感謝申し上げます。
 それでは、まず1点目の環境基本条例の制定にどのような結果を求めるかにつきまして、本条例では、ゼロカーボンシティ宣言に鑑み、3万人が住み続けられる伊予市の実現に向け、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを最終目的といたしております。本年度の取組といたしましては、2050年までの中間・最終目標の達成に向けた事業展開を明示する環境基本計画や地球温暖化対策実行計画(区域施策編)などの策定において必要となる調査・検討を行ってまいります。
 次に、2点目の今後どのような計画や戦略を立て、どう市内事業者に協力を求め、どう市民へ周知していくのかにつきまして、現在環境基本計画などの各計画に加え、より詳細な再生可能エネルギー導入戦略の策定にも取りかかり、係る調査をおおむね終えましたので、取得したデータに基づき、環境施策の再生可能エネルギー資源、CO2排出及び吸収量などのポテンシャルの数値化や2050年度の目標達成に必要なメニューの洗い出しなどを現在進めておるところでございます。その後、これらの結果を反映した施策や実行区域などを決定してまいりたいと存じております。
 なお、本年7月には、市民1,500人の方々と市内事業者200社を対象にアンケート調査を実施をいたしました。その結果は、今後の方針決定において有効なまた有用な資料となり、併せて市民や市内事業者に対する環境啓発の好機になったものと認識をいたしておるところでもございます。
 また、今後予定しております環境学習やワークショップなどを通じ、さらなる啓発に努めてまいりたいと存じております。当然のごとく、平岡議員お示しのとおり、最終目標の達成には、市民の皆さん方や企業さんなどの協力が不可欠でありますので、今後とも様々な機会を捉え、周知を図るとともに、国等の助成金などの活用も視野に入れながら、最終目標達成に向けた施策の推進に努めてまいりたいと考えてございます。
 最後に、3点目の本庁舎の通路屋根や駐車場の一角、公共施設の未活用部分に太陽光パネルやEV用充電器、蓄電池等を設置し、防災・環境の拠点として再整備を行うことにつきまして、既に複数の企業からも同様の提案・提言をいただいております。実施に当たり一定の予算は必要になりますが、SDGsや脱炭素を精力的に推進している本市の姿勢を示すとともに、市内企業への啓発拡大につながる取組でありますので、実現に向けて検討・調整を重ねてまいりたいと考えております。やはり電気供給というのは、基本的に有事の際も、やはりペースメーカー等々、そういったことも必要でありますので、そういった人の命、市民の命を守っていくためにもこれは取り組んでいきたいと考えております。いずれにいたしましても、各計画が策定中のため、より具体的な提示は現時点ではかないませんけれども、可能な限り速やかに本市の目指すべき方向性を見極め、市民や関係機関などにも御協力をいただけるよう努めてまいりたいと存じておりますので、議員各位におかれましても、さらなるまた御支援、また御助言を賜りますようお願いいたしまして、答弁に代えさせていただきます。
○議長(谷本勝俊 君) 再質問ありませんか。
◆8番(平岡清樹 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 平岡清樹議員
◆8番(平岡清樹 君) 市長の強い意志を感じることができました。再質問ありません。ありがとうございました。
○議長(谷本勝俊 君) それでは、次へ進んでください。
◆8番(平岡清樹 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 平岡清樹議員
◆8番(平岡清樹 君) 3問目です。誰もが感染リスクのある新型コロナウイルスにおいて陽性者になった場合の本市の対応について。
 3年目となるコロナ禍ですが、いまだにこれといった対策も治療薬も手を打てないまま、新規陽性者数が増えており、8月17日現在で県では3,500人を超えるなど、過去最多を更新し続けています。ただ第7波は、重症化しにくい傾向があることで、坊っちゃんスタジアムを満席にしたプロ野球オールスター戦が行われ、伊予市においても1万2,000発の花火大会を行ったり、松山市・今治市でも同様に花火大会を開催しました。不特定多数の人が集合するわけですから、増加するのは当然と言えるでしょう。私は、個人的に現状は自己判断になったと理解しております。ですから、感染対策は推奨しながらも、大きな規制も対策もなく、社会活動を再開している現実があるのは、皆様も周知のとおりです。
 そこで、陽性者数が激増している現状での伊予市のコロナ陽性者への対応を3点お伺いします。
 1、ある市民の方から、土曜日の夜、急激に発熱をし、松山市内の救急病院に行って陽性者となったが、火曜日まで保健所からの連絡が全くなかったと伺いました。伊予市外の救急病院と伊予市保健センターの連携状態についてお伺いいたします。
 2、市民が陽性者となった場合に、陽性者に対し有症状では10日間、無症状でも7日間の自宅療養を指示していますが、この指示は強制的な指示でしょうか。
 また、指示を出した期間中に陽性者に対しての伊予市の対応をお教えください。
 3番、8月10日の新聞で、13歳の被接種者2名に対して、11歳以下用のワクチンを誤って接種したという報道がありました。子どもの体調に異変がなかったのは、不幸中の幸いですが、なぜ四、五日たってからの発覚となったのでしょうか。私の知人は、ワクチンの接種から二、三日で軽症から重篤なものまで様々な副作用が発症したと伺っております。今後、スピード感ある対応についてと二度と起こさない改善された体制を市民に対して分かりやすく御説明お願いいたします。
 以上、3点の御質問の答弁をよろしくお願いいたします。
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 空岡市民福祉部長
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 失礼いたします。
 陽性者になった場合の本市の対応について3点の御質問をいただきましたので、私から答弁申し上げます。
 まず、1点目の市外の救急病院と市保健センターの連携状態につきまして、法的権限の下、感染者の把握や療養指導などを担当し、管内医療機関を統括する中予保健所に対し、市保健センターでは、感染予防や発症予防に関する業務として、主に情報発信やワクチン接種を担当しております。この役割分担において、議員御指摘の夜間救急対応の医療機関を受診し陽性が確認された方について、市保健センターが医療機関や中予保健所から係る情報提供を受けることはございません。
 次に、2点目の自宅療養期間中の陽性者に対する本市の対応につきまして、さきに申し上げましたとおり、陽性者の自宅療養指導などにつきましては、中予保健所が担当しており、市保健センターが関与することはありません。
 しかしながら、市保健センターに問合せをいただいた場合には、可能な限りで状況を丁寧にお伺いし、ケースに応じた適切な県相談窓口を御案内するなど、相談者の不安解消に最大限配慮した関係機関へのつなぎに努めております。
 なお、県において、陽性者には、感染症法に基づき自宅療養していただくよう協力要請がなされ、それ自体は強制的ではないものの、従わない場合には、県知事から入院勧告がなされたり、入院しなかった場合の罰則が科される場合もあるとされております。
 また、自宅療養の間は、65歳以上の方や妊娠中の方など重点観察対象者は中予保健所などが電話連絡などで健康観察を行い、64歳以下の重症化リスクが低い方はショートメールの連絡に基づき、セルフチェックを行うとされております。
 最後に、3点目の8月10日の新聞記事にあるワクチン誤接種につきまして、まずをもって関係者の皆様、市民の皆様に大変な御心配をおかけいたしましたこと、この場をお借りして深くおわび申し上げます。
 状況につきましては、プレスリリースや市ホームページでも公表いたしましたとおり、本年8月5日金曜日午後6時頃、市保健センター集団接種会場での夜間接種中、ファイザー社製ワクチン3回目接種を希望する市内13歳の被接種者2名に対し、5歳以上11歳以下用であるファイザー製小児ワクチンを誤って接種したものであります。本件は、接種直後の事務手続において即日判明し、直ちに被接種者と保護者におわびと事実説明を行い、医師の診察を行いました。その後、土曜日と月曜日に市保健師による健康観察を行い、被接種者において健康被害がないことを確認するとともに、実情と今後の対応を踏まえた関係機関との協議を経て、9日火曜日に公表をいたしました。
 原因といたしましては、集団接種会場において、当日ファイザー社製ワクチンの3回目接種とファイザー社製小児ワクチン接種を場所を区切った上で同時に実施していたところ、被接種者の年齢確認が不十分であったため、誤接種が発生したものであります。
 この再発防止策といたしまして、予診の時間を十分に確保すること、予診時と接種時に重ねて接種ワクチンと対象者年齢などを確認すること、各場面でのダブルチェック体制を総点検することなどを徹底してまいりたいと存じております。
 なお、議員御指摘のとおり、スピード感のある再発防止策の徹底が重要であると存じており、早速8月6日の小児接種時から氏名と年齢確認表示をするなどの改善を図っております。今後とも市民の皆様の信頼回復に向け、最善の努力を傾けてまいりますので、議員各位におかれましても、御理解と御協力を賜りますようお願いいたします。
 以上、答弁といたします。
○議長(谷本勝俊 君) 再質問ありませんか。
◆8番(平岡清樹 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 平岡清樹議員
◆8番(平岡清樹 君) 2点だけお伺いします。
 まず、1問目の陽性者の自宅療養指導などにつきましては、中予保健所が担当しており、市保健センターは関与することはありません、重々分かっております。立場も違うし、やってることも違うというのは、分かっております。保健センターに私も話をお伺いに行ったときに、伊予市の市民の方は、皆さんがあの場所がそれを担っているというふうに、ほぼ大半の人が思っているんじゃないかと思っています。中予保健所に電話する人っていうのは、多分僕の予想ではごく少数、いろんな方にも聞きましたけど、かなりの電話量であったりとか、仕事がすごく煩雑になっているんじゃないかと思うんですが、何らかの形で保健所と保健センターの区分けもしくはそれを市民にしっかり説明する方法、こういうのを改善するべきではないかと思うのですが、そのあたりの点を今後においても、コロナだけで終わらないかもしれないですし、もしそういう策があればお願いしたいと思います。
 2点目なんですが、3点目の間違って接種したっていうことについてですけど、十分説明会でも話し聞きましたし、大変なことになったなというふうに思ってます。ここにおいてダブルチェックっていうのはもう過去の話で、トリプルチェックをこれからしていく、特にすごいデリケートな話ですし、間違って接種された親御さんたちも、誰かって特定できないように必ずしてくれと言われていると思いますし、すごいデリケートな話なんで、ここは人の命にも関わるかもしれない、もしかすれば。間違って接種したことを公に話ししなくちゃいけない市にとって、その体制でしっかりと声を届けていただけれるように、さらに今までよりもっと、今言ったダブルチェックよりもトリプルチェックをやっていくという意思をこの議場でしていただきたかったというのが、今回の質問の趣旨でございます。ぜひトリプルチェックを、同じ人が同じ内容を2人の人が見るとかという一つ増えるだけでもいいですし、そういうことをしていただけるかどうか、この2点質問したいと思います。よろしくお願いします。
◎健康増進課長(栗田計誠 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 栗田健康増進課長
◎健康増進課長(栗田計誠 君) 失礼いたします。
 平岡議員の御質問に対しまして私のほうから答弁させていただきます。
 1点目の中予保健所と保健センターの違いについて議員御指摘のとおり、市民の方にはなかなか分かりにくい面もあろうかと思っています。私どもも毎日たくさんの電話と向き合っておりますけれど、もちろんきちんと全部理解していただいているかっていうと、正直分かりません。
 一方で、いろんな方と接する中で、地道な説明を加えていく、それが一番の早道なのかなと考えています。
 2点目のトリプルチェックについて御提案をいただきました。
 この件につきましては、私ども大変間違い接種で御迷惑をかけたこと、おわび申し上げたいと思います。できる限りチェックの回数を増やす、議員の御指摘のとおりでございます。
 また、内部でも十分話し合って今後の方針を検討してまいりたいと思います。
 以上でございます。
○議長(谷本勝俊 君) それでは、次へ行ってください。
◆8番(平岡清樹 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 平岡清樹議員
◆8番(平岡清樹 君) 4番、小児科誘致の進捗状況について。
 これは、3番目の問題とちょっとつながっていたんですが、伊予市の市民の方からのお話でございます。第7波で子どもの感染が数多く確認されております。ある市民の方が、車を所有してないので、松前の小児科までバイクの後ろに乗せていったと伺いました。125ccのバイクでございます。様々な市民の生活環境を考慮する必要はありますが、本来なら非常に危険です。そこで、上限4,000万円の補助金を出すと議決した伊予市の小児科誘致は、その後どこまで進んでいますか。数多くの市民が熱望していますので、説明できる最大の範囲でお知らせください。よろしくお願いします。
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 空岡市民福祉部長
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 失礼いたします。
 小児科誘致の進捗状況について御質問をいただきましたので、私から答弁を申し上げます。
 議員御承知のとおり、さきの専門医療機関の閉院に伴う誘致の緊急性に鑑み、補助金制度を創設、選定後、ただいま新規開業に向けた取組が順調に進捗していると認識しております。
 ここで事業の一端を申し上げますと、開業地は下吾川、着工見込みは今月から、開業の見込みは来年5月、そしてこの医師は女性でございます。その他の全容につきましては、医師本人並びに患者への配慮などから、後日の提示とさせていただきたいと存じておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。
 結びに、このたびの小児科誘致に当たり御高配を賜りました愛媛大学附属病院をはじめ、伊予医師会、伊予病院の関係者様に対しまして、この場をお借りして厚くお礼を申し上げ、答弁とさせていただきます。
○議長(谷本勝俊 君) 再質問ありませんか。
            〔8番平岡清樹議員「ありません。ありがとうございました」と呼ぶ〕
○議長(谷本勝俊 君) 御苦労さまでした。
 暫時休憩いたします。
            午前10時42分 休憩
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