録画中継

令和3年第3回(6月)伊予市議会定例会
6月15日(火) 一般質問
無所属
田中 弘 議員
1 上灘漁港漁船火災について
  4月26日に伊予市双海町の上灘漁港で発生した火災で漁船など約20隻を焼く火災があった。漁船の新造には数千万円もの多額の費用がかかり数年を要するようである。
 (1) 県・国への要望について
 (2) 上灘漁協、共栄網の支援及び対応について
2 光ファイバの環境整備について
  新型コロナウイルス感染症対策として学生のリモート授業、テレワーク、地域産業の振興等に光ファイバの環境整備が急務である。補助事業を利用した整備をしてはどうか。
 (1) 伊予市の今後の取組について
 (2) 小・中学校の取組について
 (3) 庁舎内及び出先機関との接続状況について
3 市街地の整備について
  市内の中心市街地の空洞化が進んでいる。交流人口により賑わいを取り戻すことも必要である。それプラス、市街地での定住人口を増やすのも政策として大事である。
  空地を利用しつつ市道の整備を進めることにより、民間活力を利用した住宅政策を進めてはどうか。
  難しいことではあるが、市街地の発展の将来構想を考えてはどうか。
 (1) 市道の整備について
 (2) 市街地の定住政策について
            午後2時10分 再開
○議長(日野猛仁 君) 再開いたします。
 続いて、田中弘議員、御登壇願います。
            〔17番 田中 弘君 登壇〕
◆17番(田中弘 君) 議席番号17番、田中弘です。
 日野議長の許可をもらいましたので、一般質問を行います。今回は3点の質問であります。理事者の明快なる答弁をお願いいたします。
 まず、1といたしまして、上灘漁港漁船火災についてをお聞きいたします。
 4月26日に伊予市双海町の上灘漁港で、船舶約20隻を焼く火災が発生をいたしました。27日に漁師の方にお聞きをしますと、強風により大惨事となったと落胆をしておられました。漁船の新造には、数千万円の多額の費用がかかり、数年を要するようです。漁師、共栄網職員の皆様は、船舶を失ったことで漁ができません。沖へ出ることができない不安な日々を送っているのではないか。さらに、コロナウイルス感染症による魚価の低迷、さらに燃料費の高騰等により生活が非常に苦しい現状ではないかと思われます。
 また、共栄網の工場の建築には約6億円であったと記憶をしております。その償還金があと5年程度残っているのではないかと思います。船舶購入資金のあっせん、金利の補填、共栄網の償還金の繰下げ等の要望を県、国へお願いをしていただきたいと思います。
 県漁業協同組合など、県内の水産7団体でつくる上灘漁協船舶火災対策本部からの上灘漁協への支援金、また住民の皆様方も煮干しの購入など、支援の輪が広がっております。市としての上灘漁協、共栄網への支援及び対応についてお聞きをいたします。
 まずは、県、国への要望、さらに、上灘漁協、共栄網の支援及び対応につきましてお聞きをいたします。よろしくお願いをいたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 田中弘議員より、上灘漁港漁船火災について御質問いただきました。
 去る4月26日に双海町上灘漁協におきまして、漁船18隻、桟橋用船舶3隻、計21隻の大半が焼失する、本市といたしましては、前例のない漁船火災が発生したことに非常に心を痛めてもございます。謹んでこのたびの火災で被害に遭われた皆様方に心からお見舞いを申し上げたいなと思っております。
 本火災は、強風注意報等が発令された気象条件の中、北東の風が断続的に発生したことにより被害が拡大したものと考えてもおります。こうした中ではありますが、幸いにして人的被害がなかったことには安堵をしているところでもございます。
 まず、1点目の県、国への要望でございますが、4月末及び5月に、県の農林水産部、県民環境部及び保健福祉部を訪問して、漁船の再建やまた生活支援に利用可能な支援制度やまた災害救助法の適用の可能性について協議をしてまいりました。現在、市といたしましては、上灘漁協とともに再建計画に加わり、既存の支援制度や補助事業等について調査研究を行っておるところでもございます。田中議員お示しの共栄網加工場建設償還金につきましては、現在償還金返済の相手方である愛媛県信用漁業協同組合連合会と借換えを含めた形で協議を進めていると聞き及んでもございます。船舶購入に係る資金につきましては、国の補助事業や愛媛県信用漁業協同組合連合会の融資制度を活用する方向で関係機関と協議をしているところでもあります。
 また、融資に係る利子につきましては、市で補給をする方向で検討しているところでもございます。いずれにいたしましても、漁業者のニーズの把握に努め、国、県の補助制度や愛媛県信用漁業協同組合連合会の融資制度等を有効的に活用できるよう関係機関との協議や必要に応じ、国、県への要望を行って、適切に対応してまいりたいと考えております。
 次に、2点目の上灘漁協、共栄網の支援及び対応でありますが、まず就業先のあっせんを実施し、5月末から上灘保育所に女性2名の方、要は共栄網の奥様ということでございますけれども、調理支援員として勤務をされております。
 また、市役所及び消防署職員の有志による320箱の煮干しの購入を行ってもございます。このほか、共栄網で漁獲したイワシを学校給食で提供するよう、現在給食センターで準備をしているところでもあります。
 今後の対応といたしましては、先日上灘漁協から要望のありました公共施設への募金箱設置につきましては、今月中に市庁舎や指定管理施設の7か所へ設置するとともに、大勢の方々に寄附を募りたいとも考えてもございます。伊予・上灘・下灘の組合は、県の全体の組合には加入をしておりませんけれども、宇和島の平井組合長が、やはり船が焼けたということは、漁民にとって、仕事場と家がなくなったものであるようなことでほっておけないということで、平井組合長のほうからも組合側から多額の寄附もいただいてもございます。いずれにいたしましても、上灘漁協の再建には、複数年の期間が必要となりますので、市といたしましても、上灘漁協と連携をし、積極的に支援を行ってまいる所存でありますので、田中議員におかれましても、さらなる上灘漁協に対する御厚情を賜りたいと存じております。
 以上で答弁といたします。
◆17番(田中弘 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 田中弘議員
◆17番(田中弘 君) いろんな面で前向きの姿勢の答弁をいただきましたこと、ありがたく思っております。
 その中で1点確認をさせていただきたいと思っておりますのが、県信用漁業協同組合連合会と借換えを進める形でということがありますが、具体的にどのような方法を考えられておるのか、できればお聞かせをいただきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
            〔市長武智邦典君「もう一回言って」と呼ぶ〕
◆17番(田中弘 君) もう一回。上灘漁協とともに再建計画に加わり、既存の支援制度や補助事業ということがありまして、その次の共栄網加工場建設償還金につきましては、現在償還金返済の相手方である愛媛県信用漁業協同組合連合会との借換えを含めた形で協議を進めておりますということですが、これにつきまして具体的な内容をお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 具体的な内容につきましては、上灘漁協、共栄網担当と県信漁連の人間が今話している最中でありますけれども、今償還金、あと5年かな、残っているらしいんです。その5年の縛りをまたどうしていくか、またあと5年で償還する1年間の償還返済金というんですか、そういったものを幾分緩めるかどうかとか、なかなか難しいとは思いますけれども、そういった枠組みの今の当初の予定された借金返済のやり方を、実入りがないわけですから、そういったことも含めて協議をしていると存じておりますけれども、今の私の答弁以外に担当が知ってたら、手を上げて発言するはずですので、よろしくお願いします。
◎農林水産課長(武智博 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智農林水産課長
◎農林水産課長(武智博 君) 失礼いたします。
 田中議員の再質問に私から答弁を申し上げます。
 今現在、市長が申しましたとおり、県信漁連と上灘漁協とで詳しい協議を行っているところでございますが、今現在分かる範囲で聞いておりますのは、あと5年残ってある償還金、それを新しく借り換えることによりまして、3年間の据置期間、それからの10年になるか20年になるかは分かりませんが、そのあたりの返済に多少の余裕ができる融資に切り替える方法で協議をしておると聞いておるところでございます。
 以上です。
○議長(日野猛仁 君) 再々質問ございますか。
◆17番(田中弘 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 田中弘議員
◆17番(田中弘 君) 共栄網の方にお聞きをいたしますと、来年の春までには、どうしても4系統8隻の船を用意した中で元の操業に入るように努力をしたいというようなことをお聞きをいたしました。いろんな方法で上灘漁業協同組合また共栄網につきまして、市としてできる支援、また国、県へのお願いをする中で、新しい活気に満ちたまた漁港が再開できますようにすることと、それからもう一つお聞きしますと、これからタイも今は安いと。マナガツオなら値がええんですけど、なかなかそれもとれない。そしたらハモがこれからシーズンでよいんじゃないですかと聞きますと、残念ながら上灘漁協ではハモの首を切って出荷をしておるので、血抜きをして出荷をしておるので、価格が思うように伸びないといったことを言われました。やはりそういったことの今後の漁獲の安定といいますか、魚価の安定につきましても、今後検討していただきますようにお願いをいたしまして、この項についての質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。
○議長(日野猛仁 君) 次に行ってください。
◆17番(田中弘 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 田中弘議員
◆17番(田中弘 君) それでは、続きまして、光ファイバの環境整備につきましてお聞きをいたします。このことにつきましては、再三質問をしておりますので、簡単に質問をしたいと思います。
 コロナウイルス感染症対策といたしまして、学生のリモート授業はもとより、テレワークの推進、地域産業の推進に光ファイバの環境整備は、日常生活に欠かせないことであると考えております。中山の佐礼谷の竹之内では、若い夫婦が陶房Kibiを立ち上げ、陶器の制作・販売に努力をしておりますが、ADSLであるため、接続が途切れる、時間がかかり苦労をしているとお聞きをいたしました。
 また、移住促進にも光環境整備は必要であると思われます。
 先日の武智市長の所信表明によると、誰一人置き去りにしない、人に優しいデジタル化、働き方改革、オンライン授業、移住者、子どもたちの教育、条件不利地への光ファイバなどの高速情報通信基盤の整備について検討をしてまいりますと力強い前向きのお言葉をお聞きしました。現在、光ファイバについてアンケート調査を行っておりますが、今後の伊予市の対応についてお聞きをいたします。
 1には、伊予市の今後の取組について、2、小・中学校での取組について、3、庁舎内及び出先機関との接続状況についてお聞きをいたします。よろしくお願いをいたします。
◎市長(武智邦典 君) 市長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 田中弘議員より、光ファイバの環境整備について3点の御質問をいただきましたので、私からは1点目と3点目につきまして答弁を申し上げ、2点目の小・中学校の取組につきましては、教育長から答弁申し上げます。
 まず、1点目の伊予市の今後の取組につきましては、所信表明でも申し上げましたが、先般国においてデジタル改革関連法が成立し、9月には政府の目玉でもあるデジタル庁が設置される予定であります。これに伴いまして、国内全体でデジタル化が本格的に加速をしていくことが予測され、本市でもこれに向けた準備を進めていくことが肝要であろうと考えております。特に高速情報通信基盤につきましては、今後のデジタル化を進めていく上で不可欠でありますけれども、現在採算性の理由から光ファイバの整備について進まない地域があることは認識をいたしております。
 一方で、整備に関しましては、本市の整備方法として検討している民設民営方式では、約9億8,000万円という多額の経費が、要はまだ未整備なところを網羅すると必要でございます。この財源の捻出が大きな課題となってくるわけでもございます。現在、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法に基づく本市過疎地域持続的発展計画の策定作業を全庁的に進めているところでもございますけれども、今回光ファイバの整備を盛り込むことといたしております。これに伴い、過疎対策事業債を活用した整備が可能となり、一定の財源確保ができるものと考えてもおりますけれども、過疎対策事業債の対象外となる約2億9,000万円について、今後さらに検討を重ねる必要があるということを御理解も賜りたいと存じております。
 次に、3点目の庁舎内及び出先機関との接続状況につきましては、本庁舎、各地域事務所、保健センター、IYO夢みらい館、各地区公民館は、光回線でつながっており、それぞれの施設内では、ネットワーク整備をしておりまして、コロナ禍におけるサテライトオフィスとしても利用可能となっております。
 なお、下灘コミュニティセンター及び佐礼谷支所につきましては、光ファイバ整備を行っておりますが、現在ネットワークの開放をしておりません。家庭におけるオンライン学習も本格化していく中で、本施設を学習の場として利用できるよう、今後内部ネットワークの整備を検討してまいりたいと存じております。
 以上、答弁といたします。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 失礼します。
 田中弘議員からの光ファイバの環境整備についての2点目、小・中学校の取組についての御質問に私から答弁申し上げます。
 市内小・中学校13校は、県が敷設しているESネットによりインターネットに接続しており、佐礼谷小学校と下灘小学校はADSL回線による接続、この2校以外は光回線での接続となっていました。今回、佐礼谷小と下灘小については、市単独での光回線の工事を行ったことにより、市内小学校9校、中学校4校、全て光回線による環境整備が整うことになります。
 また、前年度から繰り越しておりました小・中学校無線LAN整備構築事業につきましても、8月末完了予定となっていますので、2月期からはタブレットパソコンを活用した授業が全ての学校で行えるものとなります。その準備のため、現在ICT支援員による各学校への聞き取りなどを行っているところでございます。
 以上、答弁といたします。
◆17番(田中弘 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 田中弘議員
◆17番(田中弘 君) 光ファイバの整備につきましては、一番に予算的な裏づけが欲しいという市長の説明は分かるし、それで慎重な御意見だとは思っておりますけどが、今朝のことですか、昨日うちの孫娘が松山から家に帰りまして、蛍を見ないけんということで蛍を見ておりました。そして今朝私が来るときに行ってくるよと言うと、何するんぜと言うたら、今日はこれからリアルタイムの授業があるけんせないけんよと言っておりました。やはりそのようにも中山の山の上でも実際にリアルタイムなリモート授業をしておるわけであります。幸いに光ファイバが来ておりましたので、助かるわけでありますけどが、そうでなかったらできないわけであります。やはりそういった教育環境、生活環境に全ての方が利用できる、もはや時代の流れの中で光がなかったら生活ができないといった、また今で言いますスマホですか、それがなかったら生活ができないといった状況になりつつあります。
 また、二、三日前にいろいろ調べておりますと、四国中央市が光ファイバの敷設を国の補助をして6月12日に許可が出たというインターネットで調べておりますと出ておりました。やはりそのようにまだできていない市町につきましても、一つずつ1市1町ずつ行っているわけであります。ぜひとも伊予市にも一日も早く希望される方全戸には光ファイバが設備されることを望みますし、重ねてお願いをするわけであります。
 学校の教育につきましても、あるところで聞きますと、もう家庭学習に学校からタブレットを持って帰って、食事のことについての勉強、また宿題が出ておるとも聞いております。やはりそういったことに対しまして差異のないように努力をしていただきたいと思います。その2点につきまして重ねてお願いをいたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 田中弘議員の再質問にお答えをいたします。
 田中議員も最近スマホにされて、LINEなどもしておって、なかなかデジタル議員として活躍をされておりますし、光ファイバがどういったものか、またこれからの5Gがどういったものか、研究もされていると思います。
 まず、2点目の学校教育に関しましては、どの学校で学んでも教育格差のない同等の学びができる位置づけ、そのためにはデジタル化も必要不可欠な時代になってきてます。御案内のとおり、光回線網が網羅されていないと、これからの5Gも今の技術では使えることができません。そういったものにありますので、まずは御案内のとおり、下灘小学校そして佐礼谷小学校、ADSLであったところをまずもって光にして構築したわけでもありますし、今上岡教育長が発言したとおり、2学期からは全ての学校でタブレットを用いた教育ができる、可能になるということであります。
 そして、財政のことを心配もしていただきました。基本的には、全体を網羅するのがまずもって行政の公平さで、あの地域は構んがなというわけにはいきません。だから、今現在は区長さんらを通じて各広報委員さんに、光回線を引いた際の接続の希望を今アンケートをしております。その中で、もう正直9億8,000万円かかる全エリアが、うちも引きパソコンにつなぐでというんであれば9億8,000万円かかりますけれども、それは今後のアンケートの結果になりますし、まず2億9,000万円についても今後考えていくんですけれども、要は9月の補正予算とか12月の補正予算で即座には対応できないものでありまして、何年もこれからかかっていくような計画であれば、意味のないことでもありますので、まず来年度当初あたりを視野に入れて、3年計画、4年計画で全ての中山・双海・旧伊予市を含めた未整備地区の網羅を考えていきたいな。これも全て伊予市が旗上げをしたSDGs、それは持続可能な開発目標の枠組みの中で、誰一人取り残さない伊予市というものを考えておりますし、その枠の中でしっかりとこれからは水道もさることながら電波も必要であると認識をしております。移住者に関しましても、やはり移住してきて、築地に自分が作った果物の写真を送るのに何十秒もかかっていたんじゃ話にならないんで、あくまでも今は動画の時代であります。動画が瞬時に飛ぶような枠組みの中で、しっかりとそういった移住者に対しても、また今の既存の市民の皆様方にも不便が講じないよう、早い、スピーディーな在り方で予算計上もしてまいりたいと存じておりますので、議員各位におかれましても、もしその予算が計上されたときには、御高配を賜りたいと存じております。
◆17番(田中弘 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 田中弘議員
◆17番(田中弘 君) せんだっての愛媛新聞に出ておりました犬寄地区の灰田航希さんですか、コーヒーの焙煎というか、それをして全国的に売っていきたいと、そういった方も来ておりますので、また市長の前向きな御答弁をいただきまして、誠にありがとうございました。ぜひとも一日も早く実現ができますようにお願いをいたしまして、この質問を終わりたいと思います。
○議長(日野猛仁 君) 次に行ってください。
◆17番(田中弘 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 田中弘議員
◆17番(田中弘 君) 続きまして、市街地の整備につきまして質問をさせていただきます。
 伊予市の商店街を通るたびに空洞化が進み、空き家や駐車場が増えていると感じておりますのは、私だけではないかと思います。交流人口によりにぎわいを取戻し、活性化を図ることも必要でありますが、それプラス生計を営む人、暮らす人がいるといったことが大事であろうと思います。市街地での定住人口を増やす政策も必要と思います。商店街通りと海岸通りの間、また国道378号の間の市道は大変幅員が狭く、住民の方から何とか広くしてほしいとの意見を多く聞きます。道路が広くなれば、おのずと住宅が建つのではないかと思われます。空き地、空き家を利用しての市道の整備を進めることにより、民間活力を利用した住宅政策を進めてはいかがでしょうか。
 難しいことではありますが、20年、30年先を見据えた市街地の将来構想を考えていただきたいと思います。市道の整備、また市街地の定住政策についてお聞きをいたします。よろしくお願いをいたします。
◎産業建設部長(武智年哉 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智産業建設部長
◎産業建設部長(武智年哉 君) 市街地の整備について2点の御質問は、関連がございますので、一括して答弁申し上げます。
 幅員が4メートル未満の狭隘な道路は、緊急車両の通行や災害時の避難路、日当たりや風通しの確保など、安全で良好な環境を形成する上で問題があり、狭隘道路の拡幅を促進することが、災害に強い安全・安心のまちづくりを進めるためには喫緊の課題となっております。
 建築基準法では、都市計画区域内の建築物の敷地は、幅員4メートル以上の道路に2メートル以上接することとされておりますが、建築基準法が適用された昭和25年以前から建築物が建ち並んでいた場合は、幅員要件が満たされていない場合もございます。本市は、現在建築物の更新時に発生する道路後退部分について、市に寄附をしていただくようお願いをしており、承諾いただけた土地につきましては、市において分筆、所有権移転登記の手続を行った後、維持管理を行っております。
 しかし、必ずしも寄附の承諾が得られるわけではなく、道路後退用地が私有地のまま残存することもございますので、今後も道路後退用地の適切な維持管理を目的に、その部分を寄附していただけるよう周知啓発に努めることにより、市街地における生活環境の向上を図り、定住人口の増加につなげてまいりたいと考えております。
 以上、答弁といたします。
◆17番(田中弘 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 田中弘議員
◆17番(田中弘 君) とてつもない構想かと思うかもしれませんけどが、やはり家を建てるときに後退をしてもらうだけじゃなしに、空き地また駐車場を利用して横断的な道路をつくっていくことも必要かと思います。やはり、それぞれの市街地での整備計画があったり、また商店街の開発・促進事業とか、いろんな事業があるわけですけどが、それが私が言いますように、市道を広げ、住宅政策をすることに合致するかどうか分かりにくいと思いますけどが、そういったことを踏まえた中で、新しい市街地を計画していくということを防災の面、またそこに暮らす人がいるということが大事だろうと思います。中心市街地、一番便利のよいところに人が住まない、また家が建てにくいといったことじゃなしに、それを何とかして今後進めていっていただければと思っております。その点につきましてよろしくお願いをいたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 田中弘議員の御質問にお答えをいたしますが、国レベル、県レベルの道の拡幅であったら、ある程度の強制力とは言いませんけれども、計画の中で敷いていける。例えば378に関しましても、三秋の峠から双海に行く道も広げていっている。ただ今田中議員が言われるのは、市街地の位置づけ、私も米湊、坪単価の高いところですよ、愛媛県下でも。でも消防車両がろくに入りにくい、そういったものはいかがなものかなと思ってますけれども、やはり街の魅力を発信するためには、道も大事だと思ってます。ただ、その道を一本抜くための用地買収をして拡幅していく。そら40年後、50年後を見据えたときには、その投資は決して無駄ではないという部分も角度を変えれば十分に理解はできますけれども、まずもって、今街の魅力として道という位置づけであれば、頭の中に入れているのが、JR伊予市駅からもうボーンと海岸に向かって道があるような状態のレイアウト、そういった道の形状もつくっていきたいし、文化ホールができたことにより、松本踏切も広がった経緯もございます。そういった部分もありますけれども、なかなか商店街とか、今は湊町辺りでも空き家を壊したところ辺りが、もし市道の部分があったら、幾分広がる要素はあるんですけど、一本ボーンと抜くのは、今の伊予市の財政状態という言葉は使いたくないんですけれども、なかなか手ごわいなとは思ってますけれども、十分にその思いも忖度しながら、できる道があれば、未来につながる夢道路としての位置づけ、本当は目の前の踏切、高架か地下道でもつくりたいわけでありますけれども、そういったこともままならない状態でありますけれども、本当道は、街を形成していく上では本当に大事なものだというのは重々に田中議員同様に認識をいたしておりますので、今後ともいろんな情報がありましたら、また御指導願いたいと思っております。
◆17番(田中弘 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 田中弘議員
◆17番(田中弘 君) 職員の方々はそれぞれのプロでありますので、その政策またやり方については、いろいろと補助事業等活用していただく中で、いろんなことを伊予市の将来のために考えていっていただきたいと思います。
 以上をもちまして私の質問、全て終わりたいと思います。どうもありがとうございました。
○議長(日野猛仁 君) 暫時休憩をいたします。
            午後2時45分 休憩
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