録画中継

令和4年第3回(6月)伊予市議会定例会
6月14日(火) 一般質問
無所属
正岡 満 議員
1. 橋梁長寿命化修繕計画について
2. 人・農地プランへの取組について
3. 市道 180号線(稲荷下三谷線)及び楠木線における大型特殊車両の通行制限について
4. 道路反射鏡台帳作成について
            午後2時00分 再開
○議長(谷本勝俊 君) 再開いたします。
 続いて、正岡満議員、御登壇願います。
            〔3番 正岡 満君 登壇〕
◆3番(正岡満 君) 議席番号3番、みらい伊予正岡満です。
 谷本議長よりお許しをいただきましたので、通告書に沿って4件の一般質問をさせていただきます。市長はじめ、関係理事者の明快な御回答をどうかよろしくお願い申し上げます。
 1問目は、橋梁長寿命化修繕計画についてであります。
 平成25年度の道路法改正を受けて、本市では、翌年の26年度より橋梁の長寿命化修繕計画を立て、5年間で一巡する点検を行い、その調査結果を踏まえて昨年度までに17か所の橋梁の修繕が行われたと伺っております。大変喜ばしいことだと思います。
 しかし、伊予市には、点検を要する市道の橋梁は295か所あり、その中でも早期の措置を要する段階に当たる橋梁は、令和3年度末で63か所あるとのことであります。
 また、1970年代に建設された築50年を超える橋梁は、80か所余りあり、この計画を推し進めるまでは、どういった対応をされてきたのでしょうか。
 令和4年度の予算審査特別委員会にて説明をお聞きしました際には、橋梁長寿命化修繕計画は、平成28年度より10億円の費用で10年計画にて取り組んでいる事業であるとのことでしたが、既に今年度で7年目でございます。この計画は、果たしてうまく進んでいるのか、その進捗状況などを踏まえて3点お伺いいたします。
 1点目は、今年度の橋梁維持費8,900万円余りの予算で執り行われる修繕計画は、どういった内容になりますか。
 2点目としては、お聞きしました橋梁長寿命化修繕計画に沿って橋梁の健全性の判定区分でありますレベル3以上の早期に措置が必要とされる橋梁の点検を行いながら、必要な箇所を修繕していく計画でこの工事が進められているとお伺いいたしましたが、昨年度までに63か所だったのが、年々その数は増えていくように思われます。
 また、橋梁も大小様々あり、必要性にも違いがあるとも思われます。また、それに係る費用も大きく違いがあるでしょう。かといって、その橋を生活の基盤としている住民にとっては、大いに問題であります。限られた予算で執り行おうとしている現状の中、優先順位などはどのような方法を取られているのか、お聞かせください。
 続いて、3点目でございますが、10年計画で行われるこの事業ですが、既に予定されている10年目が迫る中、今後どのように計画を進めていくお考えなのか、その見通しをお聞かせください。
 以上、3点よろしくお願いいたします。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 三谷産業建設部長
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 橋梁長寿命化修繕計画について3点の御質問に私から答弁申し上げます。
 橋梁長寿命化に係る本市の取組状況でございますが、まず橋梁の点検につきましては、平成26年度から平成30年度の5か年で、市道の橋梁295橋の点検を実施し、橋梁ごとに健全性の判定をしております。
 また、愛媛県が示す橋梁定期点検マニュアルに基づき、令和元年度から2巡目の点検を実施しているところでございます。
 次に、橋梁の修繕につきましては、5年ごとに策定する橋梁長寿命化修繕計画を基に優先順位を決定し、平成28年度から実施しております。令和3年度末で修繕対策済みの橋梁が17橋、修繕対策が必要な橋梁が63橋ございます。
 まず、1点目の今年度予算の修繕計画の内容につきましては、橋梁点検が73橋で2,500万円、詳細設計が5橋で2,000万円、補修工事が3橋で4,400万円を予定しております。
 次に、2点目の今後の修繕の優先順位につきましては、議員お示しのとおり、修繕が必要な橋梁は年々増加すると認識しておりますが、本市といたしましては、これまでと同様に、橋梁点検結果に基づき、変状の状況や判定区分、路線の重要性などを踏まえて、優先順位を決定してまいりたいと考えております。
 次に、3点目の今後の事業計画の見通しにつきましては、修繕を開始した平成28年度から令和3年度末の6年間で17橋の修繕対策を実施しておりますが、約6億円の費用を要しており、当初の計画と比べ、修繕費が高くなっております。この要因は、当初計画で算出した修繕費用は、目視点検結果を基に算出した標準的な概算費用のため、詳細設計にて修繕方法などを検討した結果、工法の変更や修繕範囲を増加したことにより、費用が大幅に増加した橋梁があったことによるものでございます。
 今後の事業の進め方といたしましては、必要な事業費を確保するため、国、県へ積極的に要望するなど、早期の事業完了に取り組んでまいりたいと考えております。
 なお、この事業は、令和7年度までの10年間で完結するものではございません。令和8年度からの第2期10年計画を策定するなど、引き続き健全な橋梁管理に努めてまいります。
 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(谷本勝俊 君) 再質問はありませんか。
◆3番(正岡満 君) あります。議長
○議長(谷本勝俊 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) ありがとうございます。
 3問目のお答えにちょっと質問させていただきます。
 これで安心しましたんですけど、10年目で、もう令和7年でこの事業が終わってしまったら、あとどうなるんだろうというのが、まず私の疑問だったんです。その後、予算はどうやって組んでくれるんだろうか、これは特定財源というんですか、そういったお金を使っての分がほとんどだと思うんですけれども、そういった形で県や国へ要望を出して今後もやっていくということのお考えなので、非常に結構なことなんですが、資料を頂いたときに、私もちょっと見せてもらったんですけど、今からちょうど50年後、2071年までに50億円をかけてこの事業をやっていくという計画、シミュレーションですか、の表を見せていただいております。なるほどなと思いまして、そういったシミュレーションがあるので、恐らくこの事業はずっと続いていくんだろうというふうには考えているんですけれども、割と大きな橋とか、やっぱりもちろん優先順位的に言うたら、そういったものが重点的になるんだろうと思うんですけれども、せっかく続けていってやってもらえる事業なので、私も今年工事する橋を御紹介いただいて、双海・中山そして旧伊予市と回らさせていただきまして見てまいりました。確かにこれはもう修繕せざるを得ないような状況の橋だなというふうに感じております。ですけども、小さい橋ではありましたけれども、これは早く直してあげたいなというような橋は、やっぱりありました。やっぱりそういったところも今後もちろんやっていただけると思うんですが、御期待をして、再質問というわけにはいきませんが、何とぞよろしく今後ともこの事業を続けていっていただきたいということで、1問目の質問は終わらせていただきます。
○議長(谷本勝俊 君) 答弁はよろしいですか。
            〔3番正岡 満議員「結構です」と呼ぶ〕
○議長(谷本勝俊 君) 次へ参ります。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) それでは、2問目に入ります。
 人・農地プランについてお伺いいたします。
 平成24年から始まったこの人・農地プランは、地域の農業者の高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加など、人と農地の問題を解決するための政策であると認識しております。この問題を通して、私も農家に生まれた者として、農業は仕事としておりませんが、今後の農家の在り方、農業従事者は、農地はどうなるのだろうかと大変危惧しておる次第でございます。私が住んでいる上吾川地区においても、平成26年に上吾川の農業を考える連絡協議会を設立し、上吾川地区の8地区にて研修会を開催、この問題について話合いを行ったと記憶しております。当時、既に高齢農業従事者が多く、今後の稲作作りに不安を考えている方は、農地を借り入れてくれる受け手を探しておりました。農地を借りる受け手の方も、効率のよい農地の集積を進め、規模の拡大を図っていく方針だったように思われます。
 しかし、現実はなかなか厳しい問題がありました。農地の集積が殊のほかうまくいかなかったと思われます。その時点では、まだ今のままでも個々に何とかやっていけるからという思いでいらっしゃる方がいました。そういった中で、なかなかこの話が進捗していかなかったのが現実でございました。その後、県が進める中間管理機構であったり、集落営農への取組であったり、いろいろな方策を考えていたと思います。そして、伊予市全体においても10か所ぐらいの地域で検討されていたと聞いております。あれから既に10年近くがたち、現在の受け手である方々も高齢化が進んでおり、この問題は現在においても解決策を模索している段階であるように思われます。そして、上吾川地区に限らず、全ての地区においてこれからの3年後、5年後には、切実な問題となることは明白であります。今国会において、こういった中、先月5月20日に人・農地関連2法案が可決成立いたしました。この人・農地プランを地域農業経営基盤強化促進計画として法定化し、地域計画の策定を市町村に義務づけるとのことになりました。よって、地域にて話合いを促す事業を展開し、地域計画に盛り込む農地利用の将来像である目標地図の作成に取り組むことが義務化されたことになります。
 そこで、本市においては、今後どのように取り組んでいかれるおつもりなのか、2点お伺いいたします。
 1点目として、平成24年に開始された人・農地プランの流れと現在の伊予市における取組状況についてお聞きします。
 2点目として、今年度法定化されたことへの本市としての今後の具体的な対応策はどういったものがあるのか、お伺いいたします。
 以上、2点よろしくお願いいたします。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 三谷産業建設部長
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 人・農地プランへの取組について2点の御質問をいただきましたので、私から答弁を申し上げます。
 まず、1点目の人・農地プランの流れと現在の取組状況につきまして、未来の設計図とされております人・農地プランを作成した地域では、青年等就農給付金や農地集積協力金、農業融資制度などによるメリットを活用し、集落課題である後継者不足や耕作放棄地解消、農地の集約化などに取り組み、一定の成果を上げている地域もあると承知いたしております。
 この人・農地プランは、議員お示しのとおり、平成24年度の取組開始後、農業振興センターの各機関が各地域に出向き、説明、協議を重ね、平成30年度末には、全148農村集落のうち、南山崎8集落、北山崎19集落、郡中7集落、南伊予22集落、中山45集落、双海15集落の計116集落がプランの該当集落となりました。その後、地域合意等の定義が強化された平成31年度からは、アンケートの実施や結果に基づく地図化、詳細な現況把握、中心経営体への農地集約の明確化など、いわゆる実質化が必須とされ、現プランの見直しに迫られたことから、農業振興センターにおいて、再度の働きかけを行い、本年3月末時点で達成36集落、着手中18集落となっております。
 次に、2点目の法定化後の対応策はにつきまして、新たな農業経営基盤強化促進法において、人・農地プランは市町村が作成する地域計画として明記され、より一層の厳格化が見込まれております。現時点では、関係政省令などは示されておりませんが、報道等によりますと、地域内農地を農業利用または保全管理に分類すること、将来の利用者を特定し、どこで何を作付するのかを協議を実施すること、分散状態にある農地を中間管理事業により集約すること、農地1筆ごとに、将来の利用者を特定する目標地図を作成することなどが必須とされ、さらに関連法も改正され、農地の受け手として、中規模農家や兼業農家も可能にすることなど、農地の取得要件も変更されるようでございます。今後、実施に当たり、政省令や関係施策が明示されると認識しておりますが、国は改正法施行後、2年以内の策定を目指すとしておりますので、詳細が明らかになり次第、広報やホームページによる啓発、各地域における説明など、スピード感のある周知を図り、議員御懸念の実効性の伴うプランが、より多くの集落で早期に策定されるよう協議を重ねてまいりたいと存じます。
 以上、答弁といたします。
○議長(谷本勝俊 君) 再質問ありませんか。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) それでは、今お答えいただきました2点目について1問お伺いさせてください。
 施行2年以内の策定を目指すということで御回答いただいているんですが、令和5年4月1日が施行日になるんでしょうか、そのように資料には何か載ってたように、私記憶してるんですが、それから2年以内、ですから、5年4月1日から2年以内に策定しなければならないというふうに義務づけられているということなんですが、これ大変なことだと思います。具体的にまずは地域での話合いをとにかくしなければならないことから始めるんだと思うんです、もちろん。ですから、地域での話合いを、先ほど発表がありました伊予市全体でプランを形づくっている集落が116ですか。そういう116の集落を目標にしているということでよろしいんですか。そこをとにかくずっとまとめていかなくてはならない。2年の間に果たしてそういったことができるんだろうかということの、これから始めるわけで、今までにもずっと御協力というか、農業委員会さんそれと農業委員さん、そして今協力委員さんですか、が農地の集積なんかの担当になってるというふうに聞いておりますが、そういった方を中心に活動されてると思うので、ゼロからではないんですけれども、国が言うようなそういった策定計画が果たしてできるのか。やらなければいけないんだと思いますけど、まあ言うたら具体的な計画みたいなものがもう少し詳しいものが今決まっているようでしたら、お答えいただきたい。お願いします。
◎農業振興課長(池内伸至 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 池内農業振興課長
◎農業振興課長(池内伸至 君) 正岡議員の再質問に私のほうから答弁させていただきます。
 まず、現行としましては、基盤法の関係ですけれども、国会で可決された状態で、施行日はまだ示されておりません。おおむねの報道によりますと、来年4月1日の施行が濃厚であろうということで、令和5年4月1日施行ということになりますので、令和7年3月31日までが国の示す2か年間という期間になろうかと考えております。
 それと次に、話合いにつきましてですけれども、既に人・農地プランが実質化が図られている地域に関しましては、定期的な話合いをお持ちになっていただいているという認識をしてございます。実質化が図られた地域ですと、そういう農業者の方との話合いというのが、スムーズにいこうかと思いますので、そちらの地域のほうから順に着手をしていくことを現段階としてはイメージをしております。
 なお、148の集落で対象となっていたのが、初期の段階で110集落ということですけれども、このプランの策定につきましては、大字単位で策定している地域もあれば、大字のもう一つ下のいわゆる小字といいますか、集落単位でつくっている地域もありますので、例えば三秋、中村、稲荷、上吾川なんかですと大字で、それ以外の小さい集落単位でプランを策定している集落もございます。この単位の話もまだ政省令等が示されてない関係で、どこまでの単位を単位としてよろしいのかというのがちょっとはっきりしておりません。例えば大きく言って、中学校区単位であるのか、それとも中山間の協定単位で構わないのか、そういったことも今後明確になってこようかと思います。
 これの実効性についてですけれども、議員お示しのとおり、大変な大仕事になってこようかと思います。
 しかしながら、そうはいっても新規就農者に対する支援、農地集積協力金あるいは資金制度、その後土地改良事業等に取り組む場合には、このプランが策定されてなければならないということが法定化によって明確にされてまいります。一つでも多くの集落が地域計画を策定できるような機運を高めていきまして、農業振興センターの枠組みの中で尽力をしていきたいと考えております。
 また、農水省のほうでは、このプランについては、一律的に策定しなければならないとしているものではないというふうなコメントもありますので、決して義務ではないという認識はしてございます。
 以上でございます。
○議長(谷本勝俊 君) 再々質問はありませんか。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) 再々質問ではありませんが、もう期待をしておりますので、頑張ってやっていただきたい。
 それと、私も農家の子でございますので、何かのお力添えを、これから私もあと10年間ぐらいは頑張ってやっていきたいと思っておりますので、よろしく御協力をお願い申し上げます。
 以上で2問目を終わります。
○議長(谷本勝俊 君) それでは、次へ行ってください。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) それでは、3問目に入らさせていただきます。
 昨年9月に一般質問させていただきました稲荷下三谷線及び下三谷楠木線における大型車両の通行規制についてであります。その後私なりにお聞きしてみました結果、道路法の基準に該当する大型車両につきましては、道路法の上では問題はないと言われました。
 しかし、その基準に該当しない大型特殊車両、その中でもいわゆる牽引車両が通行しているとなれば話は別であります。そういった車両が通行するには、通行許可証が必要となります。国道であれ、県道であれ、それは必要であります。まして市道であれば、なおさらのことであります。基準に該当しない車両の通行許可について、県の道路交通課にお尋ねいたしましたら、そういった事例はあるとのことでした。つまり通行許可証は発行されております。であるならば、川内方面から県道23号線を通過することは可能であり、そこから国道56号線を通って南予方面へ行くケースが出てくるわけでございます。そこで問題なのが、例えばその車両が、下三谷楠木線そして稲荷下三谷線を近道だと考えて通行する可能性がないとも限りません。今までに市の土木管理課では、そういった事例で通行許可証を発行したことはないと伺っておりますので、そうでなければ、まさしく交通違反をしたことになります。
 しかし、でもこういった事例は、大変まれなことでございます。そこで、私が特に今回問題視したいのが、積載オーバーの車両とか、オーバーはしていないけれども、それに近い積載で走っている車両、そういった車両は、道路を傷める最大の原因となりますし、事故が起これば、悲惨な状態になるのは必至であります。大型車で荷物を満載にして走行している車両はよく見かけます。一般道路では、道路法に基づく車両の制限として、幅2.5、長さ12メートル、高さ3.8メートル、車両総重量が20トン云々とあります。その数字を超えて運行する車両が特殊車両となると思うんですが、ぱっと見た感じでは、なかなか判断がつきません。
 しかし、稲荷下三谷線は、もともと農免道路でした。そういった積載オーバーと思われる大型車両が四六時中通行しているわけですから、道路の傷みも早いわけです。そして何よりほとんどの車が、40キロの制限速度を守らないのが現状であります。もっと標示もたくさんつけていただいて、規制を厳しくしていただきたい。昼間だとよく目にすることができるのですが、夜間・早朝となると、どのような車両が通行しているのかよく分かりません。一昨年前に、市長以下、大勢の関係者が、のぼり旗を手に、大型車の通行自粛のお願いをしていた頃は、多少なりとも効果が出ていたと思われますが、現在、その実態は元に戻ったような気がします。
 そこで、3点お伺いいたします。
 1点目は、地元住民の皆さんの話によると、大型車両の通行はもとより、一般車両の交通ルールを守らない状況が続いており、特に夜間の大型車両の通行には、大変迷惑している現状があるとのこと。そういった観点から、交通に関する監視カメラの設置を検討していただき、現状の把握をしてはどうでしょうか。
 2点目として、再度通行量の調査を行って、現状の把握をしてみてはどうでしょうか。
 3点目といたしまして、前回の質問の際に、今後市として協議会を進めるとの御回答をいただいておりますが、その後どうなったでしょうか、お伺いいたします。
 以上、3点よろしくお願いいたします。
◎総務部長(河合浩二 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 河合総務部長
◎総務部長(河合浩二 君) 稲荷下三谷線及び下三谷楠木線における大型特殊車両の通行制限について3点の御質問をいただきましたので、私から答弁申し上げます。
 まず、1点目のカメラの設置でございますが、通行車種や台数の把握には有効な手段であり、特に夜間の人による調査には限界があることから、設置に要する費用等も精査の上、警察や地元など関係者とも協議し、カメラの設置を検討してまいりたいと存じます。
 次に、2点目の通行量調査につきまして、1点目のカメラ設置を前提に、カメラから得られる情報を踏まえ、必要に応じ、調査の実施を検討したいと存じます。
 3点目の協議会等の設置でございますが、昨年9月の市議会一般質問で答弁申し上げましたとおり、県警交通規制課から、関係者の合意形成を図ることを目的に、関係道路の道路管理者や道路利用者、沿線住民の代表者から成る協議会等を組織してはどうかとの提案が示されたところでございます。これを受け、庁内の関係課と協議を進めておりますが、今後とも関係者の意見聴取を進めてまいりたいと存じます。
 また、同交通規制課からは、通行規制の実施には、規制区間の出入口及びその途中においても大型車両の流入が可能な交差点付近に、大型車の誤進入に備えた転回場の設置が必要との見解が示されております。協議会の設置及び転回場の整備は、直ちにできるものではないと考えておりますので、できる対策を確実に進めることを念頭に、市道における大型車両の通行台数を減少させる取組や騒音・振動を軽減させる取組などを併せて実施することにより、対策の効果を発現させていきたいと考えております。
 まず、大型車両の通行台数を減少させる取組といたしまして、国道56号大谷川橋交差点から東温市方面への右折車両の円滑な通行のため、当該交差点の改良及び右折矢印つき信号機への改修並びに信号機の右折時間調整につきまして、松山河川国道事務所及び警察に要望しているところでございます。このうち交差点の改良につきましては、マルヨシセンター前交差点までの距離が短いことや反対車線の右折車線にも影響を及ぼすことなどから、改良は難しいとの回答を受けております。
 次に、騒音・振動を軽減させる取組といたしまして、市道の舗装から一定の年数が経過し、路面の傷みも進行しつつあることから、住宅の周辺や舗装の劣化状況など優先度も踏まえ、順次舗装改良を実施してまいりたいと存じます。
 さらに、両方に資する取組といたしまして、市道における速度取締りの強化や消えかかった制限速度路面標示の修繕について、警察に要望しているところでございます。
 最後に、協議会での合意形成や大型車両の転回場設置は、通行規制を実施する上での必須の条件ともなっておりますが、一方で沿線にお住まいの皆様は、騒音や振動によりふだんの生活に影響を受けていることを踏まえ、可能な対策から着実に進めていく所存でございます。
 以上、答弁といたします。
○議長(谷本勝俊 君) 再質問はありませんか。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) 再質問になるかどうか、ちょっと分かりませんが、1点目のカメラの設置について前向きに検討してくれるということで、私のこの質問の意義はあったわけです。ですから、非常に今回のこの質問については、意義がありましたので、もう文句は言うつもりはございませんが、ただどちらにしましても、状況を把握していただいて、結局違反している車かどうかというのは分からないんですよ、重量オーバーかどうかもすぐに測れるわけでもありませんから。ただ、カメラの設置については、私せんだって伊予署へ行ってお話を聞いてきたんですが、伊予署の職員さんによると、私、もう大型車が通る昼間は、よく180号線のとこに立っているんですけど、よく通るのをカメラで撮ってたんです。ほでこの車が一体特殊車両になるのか、大型車両なのか、大型車両の範囲外の特殊車両になるのかというのを調べようと思いまして撮ってて、そしてその旨を警察の方に聞いたら、やめとってくださいと言われました。個人情報云々になるので、それあなた訴えられたら負けますよと言われたので、そしたらどうしたらいいんですかと聞いたら、カメラを設置してもらいなさいと、市のほうに言うて。そしてそのカメラで状況を把握してもらったらいいじゃないですかというような話を聞きまして、この質問を考えたというか、前から懸念している案でございますので、お願いしたというのが事実でございますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。
 3問目は以上で終わります。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) ショートカットの道というか、市道につきましては、正岡満議員も並々ならぬ思いを持たれていることは重々に承知をしてます。
 ちょっと1点、うんちくだけ語りますと、一般的に言う特殊車両っていうのは、基本的に私も昔の仕事で、長い物を運んでみたりするんです、トラス型の標識柱であったり。そういった場合に、国土交通省等々全部に打合せに行って、場合によったら、夜の9時から朝の5時の間に運びなさい。そしてその特殊車両の前にも回転灯を回す、夜であったら。昼間もそうですけど、後ろにもつける、そういう形が本来の形なんです。だから、警察の方がどう言われたか知らないけれども、基本的にはそういう特殊車両っていう位置づけが、私が知ってる知識からまた変わってきたら別ですけど、そういったこともあるんです。そして、基本的に今五色浜に防犯灯プラスの監視カメラつきのブルーライトを2基ほどつけているんですけど、これはどういったカメラかというと、スマホと連動しながら、常にタイムリーに見えると。要は、だから多分ちょっと正確じゃないにしても、3日間の記録が残っていって、後は上書き、上書きでしていくと。であるならば、夜間も全部どういう車両が、特に大型車何台通った、夜中には何台通った、それ全部把握できますので、私の中では、下三谷に1基、そして市場のほうに1基、そしてフジから上がっていくちょうど交差点、あそこら辺りに1基、1基の4基ぐらいをまずつくって、それを集計して、若草町の交通規制やまたもろもろの枠でいろいろと考えてくれてる国交省とかにも行ってきて、こういう状態なんですよということをきちんとします。その枠の中でさっき言った、総務部長が言った転回場、これはそもそも作れるようなスペースもないんで、間違って入ってきたら、そのまま間違ったままで走ってくれたほうが大分いいんで、それはまず不可能なことなんです。だから、今言われる正岡議員が心配されとる重量オーバーの車は目視では分かりません。ここを結構重量オーバーの車が走ってるんですよと、伊予署で無理なら本部のほうで時々は看貫というか、を池の横辺りの広いところでやってくださいよとか、もろもろは今後言ってまいります。ほんで、その枠の中で、やはり協議会をきちんと立ち上げて、例えば、これは無理だと思うけれども、あの路線全部ゾーン30にするとか、住民合意ができるんであれば、それが一番いいんです。ゾーン30にしたら、もうここを30キロで走るんなら、もう国道、県道を走ったほうが大分早いじゃないかと。前もお答えしましたけれども、国道、県道を走って、宇和島のほうに行く、高松のほうに行く、2分早いだけなんですよ、平均、2分。場合によったら、それこそ国道、県道のほうが早い場合もあった。我々が10回回ったときに、それはちゃんと出てる。その枠の中でトラック協会とかもろもろも陳情へ行って、啓発してくださいよということも言ってます。ただ、なかなか交通規制っていう7時から9時の間とかというのは、極めて難しい部分が、私はあるのは認識してるんで、これは難しいにしても、今言った枠を地元の協議会とか学校関係者とかいろんな枠の中で、今40キロでも現実的に走っているのは60キロぐらいで走っているわけですから、その枠組みもちゃんとやっていただいて、そしてできたら、あまり警察も市民には嫌われたくないでしょうけれども、月に1回とか2か月に一遍ぐらいは、スピード違反の取締りをやるとか、それとか無人のスピード違反の取締り機を置くとか、そういったことも今伊予署の署長にも私訴えてますので、そういったことはやっていきます。ただ、基本的に一番いいのは、まず国道を走ってもらうためには、伊予警察署から松山方向へ向いて、ウェルピアへ行くところの右折の信号を、今矢印なしの時差式なんです。だから、矢印をつける、右折の矢印が出るやつ、これならもう当然対向車来ないって認識するけど、もうそれがないから、対向車来るかな、来ないかなって言いながら右に曲がっている。そこの部分は、まず解消もしていただきたいし、そういったインフラを整備しながら、いかにしてあの道を、通学の子どもたちを守ったり、高齢者を守るためにはどうしていったらいいか。もう切り口で、道路が傷む切り口は、もう我々は通用しませんから、それはもう市道の部分で直していかないといけないということなんで、通学者、子どもたちを守る、高齢者を守る。過去には、2年ほど前に上吾川の方も亡くなったといったそういう事件もあったんで、きちんとつくっていきます。できましたら、今年度中に私の中で一応地元とも協議しながら、協議会をきちんとつくりますかと。それよりもちょっとやらないといけないことがいっぱいあるんで、水面下で。だから、協議会の立ち上げは、私はちょっと待てって言ってるんですけれども、もしやはり協議会をつくって我々の中で、上吾川の人とか稲荷の人とか、下三谷、上三谷の人たちが警察にも行こうよ、国交省にも行こうよ、協議会の代表としてというんであれば、再度その方向には見ていきますけど、まずやりたいのは、正岡議員が前回質問して、ちょっとやれないよと言った部分のカメラを設置することは必ずやりますから、よろしくお願いします。
            〔3番正岡 満議員「ありがとうございました」と呼ぶ〕
○議長(谷本勝俊 君) それでは、次へ行ってください。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) それでは、最後になりますが、4問目に入ります。
 4問目は、これも昨年12月に一般質問させていただきまして、市長より御答弁をいただきました案件であります。御回答として、今後全ての道路反射鏡を適切に管理していくためには、管理台帳の作成は欠かせないことから、交通安全協会の御指導と御協力を踏まえて、台帳の作成に努めたいとの御回答をいただいております。
 そこで、この台帳作成についてどのように執り行っていくのか、具体的な策をお聞きしたいと思います。2点お伺いいたします。
 1点目として、伊予市内全域で4,000から5,000基にも及ぶと言われております、はっきりは分かりませんが、その数の道路反射鏡の台帳作成、その対応策はどういうふうにしていかれるのか。
 2点目として、具体的な活動計画内容は決まっておるのでしょうか、2点よろしくお願いいたします。
◎危機管理課長(宮崎栄司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 宮崎危機管理課長
◎危機管理課長(宮崎栄司 君) 道路反射鏡管理台帳の作成に係る2点の御質問をいただきましたので、私から答弁申し上げます。
 まず、1点目の台帳作成に係る対応策でございますが、昨年12月の市議会一般質問で答弁申し上げましたとおり、作業内容を精査の上、可能な範囲で交通安全協会の御協力をいただきたいと考えております。
 また、専門的な知識や技術を有する作業につきましては、専門業者を活用するなど、交通安全協会と業者委託の組合せにより、台帳作成に取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、2点目の具体的な進め方につきまして、現在台帳作成にどのような作業が必要か、精査を進めております。具体的には、道路反射鏡の位置の特定、1面鏡か2面鏡なのか、さらには鏡面や支柱の大きさなどの規格構造の把握、設置状況写真の撮影、鏡面の状態や支柱の腐食状況の判定、それらを盛り込んだ台帳の作成などの作業が必要と考えております。これらを整理した上で、交通安全協会との協議により、台帳作成を推進してまいりたいと存じます。
 正岡議員におかれましては、独自で道路反射鏡の把握に努めていただくなど、平素から交通安全の推進に御尽力をいただいておりますが、引き続きお力添えを賜りますようお願いを申し上げ、答弁といたします。
 なお、参考といたしまして、道路反射鏡台帳の例を配付させていただきました。この取組を機に、さらに必要な項目を精査の上、道路反射鏡の適切な維持管理に努めてまいりたいと存じます。
 以上でございます。
○議長(谷本勝俊 君) 再質問ありませんか。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) 1点だけ質問いたします。
 2点目の具体的な進め方というところでございますが、こういったすばらしい台帳が一部紹介されております。私もここへ行きました。そうしましたら、大平のNo.1の番号が打ったあれがありました。ですから──〔一般質問終了5分前のブザーが鳴る〕──伊予市の場合は、伊予交通安全協会の会長さんがいらっしゃるのであれですが、交通安全協会が幾つかありまして、支部ごとに反射鏡を立てていると、今までは。それで支部ごとに立てているために、支部ごとに番号を打ってるというような、平成30年からの流れだと思うんですけど、これを統一した番号にするのかとか、今までどおりでやるのかとか、そしてどういった形でやるのかとかというようなことの全体会合をまず開かないと始まらないと思います、協力してもらうためには。ほやから、その会合の計画を立てていただくということをここで言っていただいたら、私の質問はそれで終わります。よろしくお願いいたします。
◎危機管理課長(宮崎栄司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 宮崎危機管理課長
◎危機管理課長(宮崎栄司 君) 失礼いたします。
 ただいまの正岡議員の再質問にお答えいたします。
 ただいまの再質問でございますが、2点目の答弁でも申し上げましたとおり、精査する事項を整理の上、交通安全協会との会合により調整をさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(谷本勝俊 君) よろしいでしょうか。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) 終わります。ありがとうございました。
○議長(谷本勝俊 君) お疲れさまでした。
 暫時休憩をいたします。
            午後2時51分 休憩
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