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令和4年第3回(6月)伊予市議会定例会 6月14日(火) 一般質問
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内容
会議録
令和4年第3回(6月)伊予市議会定例会
6月14日(火) 一般質問
無所属
田中 弘 議員
1. 防災マップの活用について
2. 伊予市観光協会の法人化について
3. 中山中学校の部活動について
午後1時00分 再開
○議長(谷本勝俊 君) 再開いたします。
続いて、田中弘議員、御登壇願います。
〔17番 田中 弘君 登壇〕
◆17番(田中弘 君) 議席番号17番、みらい伊予田中弘です。
谷本議長の許可をいただきましたので、これより一般質問を行います。理事者の方々の明快なる御答弁をお願いいたします。
まず、1といたしまして、防災マップの活用についてです。
このたび「伊予市総合防災マップ はじめようマイ防災」が4月に市内全戸に新しく配布されました。総合防災マップをいかにして市民の皆様が内容を理解し、知識として災害時に活用していただけるかが重要であると思います。
昨年11月4日に市町村アカデミー研修において、災害に強いまちづくりの研修を受けました。「命を守る防災のコツは早く逃げる、自分だけで逃げられない人は?どんなかな?」から講演が始まりました。意味のある言葉であります。自分だけで逃げられない人は、考えさせられました。まずは避難しなさい、危険なところから逃げろです。
そこで、2点質問をいたします。
1、立派な防災マップを配布されたことですので、マップを見ていただき、災害時の事故をより少なくするために活用、周知についてお聞きをします。
2、風水害による洪水、土石流等の二重の被害により避難場所へ行けない場合についてどのように想定しているかをお聞きいたします。
以上、2点お願いをいたします。
◎総務部長(河合浩二 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 河合総務部長
◎総務部長(河合浩二 君) 防災マップの活用に係る2点の御質問に私から答弁申し上げます。
まず、1点目のマップの活用、周知につきまして、今年3月広報紙と併せて市内全戸に配布するとともに、5月には、市民が多く集まる商業施設や金融機関、病院等にも総合防災マップを配布いたしました。この防災マップは、前半がハザードマップ、後半が防災や災害時の対策マニュアルの2部構成となっています。特に後半の対策マニュアル編におきましては、風水害と地震災害に分け、災害が発生する仕組みや可能性、発生する際の前兆現象、避難の際の注意点などを解説しています。
また、日頃の備えとして、水や食料、生活必需品など、家庭での備蓄品目やローリングストックと呼ばれる備蓄方法に加えて、災害時における情報の入手方法や避難所生活の心得なども紹介しています。
さらに、最近注目されておりますマイ・タイムラインの作成についても、その重要性や作成方法を紹介しています。
議員御指摘のとおり、命を守るための最善の行動は、速やかな避難でございます。このタイムラインも御活用いただき、早めの避難につなげていただきたいと考えております。
また、6月の土砂災害防止月間及び防災対策強調月間の啓発にも、新しくなった防災マップを確認の上、避難行動を取っていただくよう、防災行政無線を活用して市民に呼びかけたところでございます。
今後は、自主防災会等とも連携し、防災マップを活用したワークショップの開催など、最新の知見を踏まえた防災・減災への取組を推進してまいりたいと考えております。
さらに、本年度は、学校防災教育実践モデル地域研究事業の対象校として、本市では伊予農業高等学校及び佐礼谷小学校の2校が県教育委員会の指定を受けています。防災マップを活用した授業等も想定しておりますが、詳細は今後学校等と協議しながら進めてまいりたいと存じます。
次に、2点目の風水害等災害の発生により、避難場所へ行けない場合の対応につきまして、1点目の御質問でも申し上げましたとおり、命を守るための最善の行動は、速やかな避難でございますが、既に災害が発生し、あるいは切迫している状況では、命を守る行動を取ることが必要となってまいります。具体的には、少しでも浸水しにくい堅牢な建物の上階に垂直避難することや崖とは反対側の部屋に移動することなどが考えられますが、これは立ち退き避難の必要がありながら、逃げ遅れた場合に取る次善の行動であることを踏まえ、繰り返しになりますが、速やかに危険な場所から避難することが重要であり、こうした内容につきましても、リニューアルした防災マップに記事を掲載し、周知啓発に努めているところでございます。
以上、答弁といたします。
○議長(谷本勝俊 君) 再質問ありませんか。
◆17番(田中弘 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 田中弘議員
◆17番(田中弘 君) 御答弁をいただいたわけでありますけどが、一応この内容を見ておりますと、基本どおりにこういった場合には災害の避難をしなさいよと、警戒レベルの1からそれぞれ5まであるわけでありますが、その段階の避難方法については、書かれておりますけどが、そのマップに書かれております内容をいかにして熟知していただき、それぞれの市民の皆様の知識とし、行動がいつでもできるように十分に理解をしていただくための方法をいかに取っていただくかということであります。といいますのが、やはり繰り返しこれを見ていただくことの周知方法についてとやはり知っておる人は、知らない人よりは確かであります。知らない人は、知っておる人の半分も知らないということがあります。やはり知るということは大事なことでありますが、これがいざというときの行動に出るようにするにはどのようにしたらよいかということを重ねてお聞きをいたします。
それともう一つ、2番目の問題でありますけどが、先ほど言いました土石流とか避難路が寸断される場合もあります。そういったことも考えられますし、例えば中山におきましては、こちらから見まして、下へ向いて見たときに、大洲方面に向いたときに、川より右側の地域には、災害時の避難場所が少ないわけであります。左側、出渕地区には、避難場所がそこそこ確保されておるわけでありますが、そういった場合に、それぞれの地域なり集落なり、そういったとこがどのような方法を想定しておくかなということも考えておく必要があろうかと思います。やはりそういった細かい点につきましての避難につきまして、それぞれ想定をしておく必要があろうかと思います。その2点につきまして再質問、よろしくお願いをいたします。
◎危機管理課長(宮崎栄司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 宮崎危機管理課長
◎危機管理課長(宮崎栄司 君) ただいまの田中弘議員の再質問にお答えをいたします。
まず、1点目の防災マップに関する周知でございますけれども、繰り返しにはなりますけれども、防災マップの内容の周知につきまして、自主防災会とも連携といいますのが、自主防災会等で防災訓練の主催をするといったようなこともございます。そういったときに、市のほうからも参加をさせていただいて、その中で防災マップの周知啓発に努めていくなどの活動を行っていけたらというふうに考えております。
それから、2点目の避難路が寸断された場合の対応ということですけれども、これにつきましては、例として中山地区の中山出渕のことを例に出されましたけれども、確かに雨の状況等によりましては、どういった状況が発生しているのか、想定ができないところもございますけれども、その点につきましては、現地からの情報等を基に適切な判断をし、防災無線による周知、あるいは消防団による避難誘導等、適切に対応をしてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(谷本勝俊 君) 再々質問はありませんか。
◆17番(田中弘 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 田中弘議員
◆17番(田中弘 君) 防災会とのいろいろな勉強会等も大事であろうと思いますが、その講習の中でこの防災マップをやはり持参していただき、その内容についての細かい周知も大事ではなかろうかと思っております。
それから、先ほど私が言いましたように、まず逃げろ、自分だけで逃げれない人はということでありますけどが、先ほど言われましたように、それぞれ避難するときに、先ほど言いました市町村アカデミーの資料の中に、誰によって誘導をされ、それによって避難したかということになりますと、1番には家族の呼びかけ、その次には地域の方々の近くの方の呼びかけ、そうする中で何番目でしたか、4番目か5番目に消防団といったことがありました。やはり近くの家族また地域の方々から呼びかけが即でありますし、早いと思いますので、そこらも十分に今後いろんな意味での参考にしていただきたいと思っております。
以上でこの質問は終わります。
○議長(谷本勝俊 君) それでは、次へ行ってください。
◆17番(田中弘 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 田中弘議員
◆17番(田中弘 君) それでは、2番目の質問に参ります。
伊予市観光協会の法人化についてであります。
市では、伊予市観光協会の法人化に向け、令和3年度に実施しました(仮称)観光物産協会設立に向けた事業内容検討のためのワークショップの成果内容について、市ホームページに報告書を掲載しています。
さらに、既存の伊予市観光協会を法人化させ、市内の観光と物産を総合的にマネジメントする地域商社へと立ち上げることで、アフターコロナ社会を見越した観光振興、市産品の消費拡大・販路開拓を推し進めるための新しい仕組みを構築することを目的に、伴走支援事業を事業者に委託するプロポーザルの提出書類受付を今月6月8日に締め切っています。
そこで、2点質問をいたします。
1、事業内容、設立時期、人員構成についてお聞きをします。
2、イベントの位置づけ、旧町のイベントの開催について法人に任すのかどうなるかをお聞きいたします。
◎副市長(青野昌司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 青野副市長
◎副市長(青野昌司 君) 田中弘議員から、伊予市観光協会の法人化について2点の御質問をいただきました。
答弁に入ります前に、観光協会の法人化の背景を御理解いただく必要がございますので、まずその説明をいたします。
現状の伊予市観光協会は、任意団体であり、契約行為が困難であるため、自立した事業展開ができません。現行の事業内容は、各種イベントの運営・開催に終始しており、観光協会職員の給与のほぼ100%を市の補助金で賄っているのが現状でございます。ちなみに市内の任意団体でこのような運用をしている団体は、この観光協会のみとなっております。
一方で、伊予市の知名度の向上や地域活性化の期待が市全体で急速に高まる中、法人格を取得することにより明確な責任を伴う契約行為ができ、市のみならず、国や県、例えば観光庁の補助金や助成金も活用することが可能となります。これにより事業の幅が広がり、独自財源の確保が可能となるというメリットがあることから、法人化に向けた協議を進めている経緯がございます。あくまでも任意団体の法人化であり、市が主導して進めるものではございませんが、これまでの観光協会との関わりを踏まえ、市は法人化に向けた支援を行っているという状況であることを御理解いただければと思います。
以上の前提を踏まえ、答弁申し上げます。
まず、1点目の事業内容、設立時期、人員構成につきましては、法人化を目指す任意団体がどのような体制を取るか検討するものであり、事業内容や人員構成は、団体の方針に基づく内容であることから、市が申し上げる立場ではございません。設立時期につきましては、これまでの観光協会の総会等で、令和5年1月を目指して進めていると伺っております。
2点目のイベントの位置づけ、旧町のイベントの開催について法人に任すのかにつきまして、イベントの取捨選択は、観光協会の総意に委ねざるを得ませんが、本市の行政目的を達成する上において、自主的に公益的な事業を行うことに支援するのは、やぶさかではないと判断しております。
以上、答弁といたします。
○議長(谷本勝俊 君) 再質問ありませんか。
◆17番(田中弘 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 田中弘議員
◆17番(田中弘 君) かつてのシルバー人材センターを現在法人化として推進をされ、事業を行っていることは、承知をしておるわけでありますが、そういった形のような流れになるのかという感じはしております。
そこで、細かい内容につきましては、お聞きしておりました内容、また設立につきましては、来年1月ということでありますけどが、その団体によりましての方針に基づく内容でありますことから、申し上げる立場ではございませんと、何か分かったようで分からない理解し難いような感じがするわけであります。といいますのが、先ほど言いましたように、プロポーザルによりまして、そのプロポーザルの内容を見た中で、採点によってその業者に委託するということであるということは分かるわけでありますけどが、やはりプロポーザルの採点をするに当たりましても、ある程度伊予市の基本路線といった方向づけというものはあろうかと思います。それが全然なしに、ただプロポーザルを行います、観光協会の法人化を行いますというだけでは、何か中途半端な感じがするわけでありますので、それにつきましてもう一度御答弁をいただきたいと思います。
それと、人員構成についてという中でありますが、実は法人化をする中で、今活用というか、3名の職員の方がおられるということでありましたけどが、その方につきましては、やはり地域の大きな、伊予市のために貢献をしていただいておるということでありますし、また今度観光協会の法人化によって職を失うということも大変問題があろうかと思います。その点につきましても、やはり今までのいろんな経緯を見ておりますと、次の団体の判断にもよるわけでありますけどが、やはり引き続き採用をしていただくようにということも一つ伊予市からお願いをしていくことも大事ではなかろうかと思っております。
それからもう一点、旧町のイベントの開催についてでありますけどが、それぞれ伊予市にも伊予彩まつり、また五色姫復活祭、いろんなイベントが開催をされておりますけどが、イベントを全てさっき言いましたように法人に任せていくのかどんなかなということが、私心配をしているところであります。さきの答弁書を見ましても、自主的に公益的な事業を行うことで支援するのはということになっておりますが、イベントにつきましての選択が、何か理解し難いとこがあるわけであります。それをもう少し分かりやすく説明をしていただいたらと思います。
以上、よろしくお願いをいたします。
◎副市長(青野昌司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 青野副市長
◎副市長(青野昌司 君) 1・2番は、担当課長に任せまして、3番目のイベントでございますけれども、先ほど申しましたように、今現状を見てみますと、観光協会の仕事の大半が、イベントの開催に終始しているように見えます。実際はそうじゃないのかもしれません。そのイベントも実際に長年やって成果のあるものと、多少惰性がかかっているものと分けておって、この際に組織が変わるのを契機に、ガラガラポンしてみるのも一つの案じゃないかなと思っております。御案内のように、イベントというものは、何かを達成するための一つの手段にしかすぎません。ですから、手段・手法を変えてみるというのも一つの案だと思うんですが、やはり長年やっておりますと、愛着が湧いてございますので、市民の方の実際の御意見も聞いてみないといけないし、まちにも誇りがございますので、そういう誇りを失うようなことになってもいけません。ですから、そこのところは、ひとつ頭は真っさらにしつつ、再構築をするにしても、何を残し、何を再構築するのかというところを冷静に分析をして、組立てをしてみるという一つのいい機会に恵まれたんじゃないかなというふうに思いまして、ここはひとつ関係者、これまでの過去携わってきた方々や市民の皆さんと会話をしながら、整理してみる必要があるんじゃないかなと、イベントについてはそういうふうに思っております。
◎商工観光課長(岡井隆治 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 岡井商工観光課長
◎商工観光課長(岡井隆治 君) 田中議員の再質問の1点目、2点目につきまして私のほうから答弁申し上げます。
まず、1点目の点でございますけれども、こちら答弁の繰り返しにはなりますけれども、任意団体の法人化ということでございまして、市が会社を設立するということではございませんので、最終の決定は、あくまでも観光協会に委ねざるを得ないというとこは御理解いただければと思います。ただし、これまでの観光協会の経緯、それから関係もありますので、法人化に向けた伴走支援や協力を最大限に行いたいというふうに考えております。
それから、2点目の法人をする中での法人化の判断でございます。
こちらにつきまして、現在プロポーザル実施中でございまして、内容としましては、観光物産協会でありますとかDMO、そういった立ち上げ経験のあるコンサルタント会社にプロポーザルをして入札・委託というのを考えております。こちらもやはり法人化に対するノウハウというのが、今不足しているという観点から、そういったところをまずどういった道筋で進めていくか、そういった手腕があるところにお願いをした形で、ある程度の道筋を立てていただいた上で、現在の観光協会それから市の立場としての意見、そういったことをまとめながら法人化に向けて進めていきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(谷本勝俊 君) 再々質問ありませんか。
◆17番(田中弘 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 田中弘議員
◆17番(田中弘 君) まず、イベントのほうから参りたいと思います。
旧町それぞれにいろんなイベントがありますけどが、その全てが残っていくということは、考えておりませんけどが、やはり先ほど副市長さんが言われましたように、地域の思い、また地域の特産の宣伝にといったような重大な問題につきましては、地域の意見も聞きながら今後進めていただきたいと思っておりますので、その点はよろしくお願いをいたします。
それから、先ほど私が質問の中で言いましたように、いろんな意味の云々ということがプロポーザルの前提条件として出ておりますし、分かるわけでありますが、言葉遣い、いろいろな、最もというような単語が随分出てきております。その点を十分に含んでいただいてプロポーザルをした中で、より活性化になるような方向づけをしていただきたいと思ってます。
それからもう一つ、人員につきましての件のまだその答えがなかったように思うんですが、それにつきまして、人員といいますか、現在の職員につきましてのことについては、法人の考え方によるとこもあると思いますが、それにつきましてお聞きをいたします。
◎商工観光課長(岡井隆治 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 岡井商工観光課長
◎商工観光課長(岡井隆治 君) 田中議員の再々質問に答弁いたします。
まず、いろんなイベント、こちら取捨選択というところもあろうかと思いますが、こちらにつきましては、現在設立準備委員会というのを開いておりますほか、ワーキンググループと申しまして、どういった事業を今後やっていくべきか、それから新たにどういった業務を増やしていくか、そういったものをこれからの伊予市を担う若手の方を中心に検討をしていただくような準備をしております。その中で各地域でそれぞれの思いが籠もったイベント等もございますので、そういったものを織り交ぜながら、どういった形で法人化した後、事業を推進するか、そういった計画をしていきたいと思います。
それから、人員につきましての御質問がありましたけれども、こちらにつきましても、どういった事業をする、そのためにはどういう人が要る、どういう体制が必要であるというところから考えるべきというふうに考えております。現時点のところから進むのではなく、どういった事業をするかという体制を考えて、それからそこに必要な人員っていうのを検討する、そこで法人化した観光物産協会というのが動くために必要な体制というのが見えてくるのじゃないかというふうに現在は考えております。
以上です。
○議長(谷本勝俊 君) それでは、次へ行ってください。
〔17番田中 弘議員「再々終わったんかね」と呼ぶ〕
○議長(谷本勝俊 君) 終わったんです。
◆17番(田中弘 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 田中弘議員
◆17番(田中弘 君) 終わったんか。すみません、つい熱が入りまして。自分の質問回数を忘れておりました。
それでは、第3番目の質問に参りたいと思います。
中山中学校の部活動についてであります。
この問題につきましては、それぞれ、私もでありますが、全ての議員が議員に出るときには、伊予市へいろんな意見をつなぎますよと、皆様の代弁者として出させていただきたいと、そういったことを言いながら出てきておる私もその一人でありますので、この問題につきましてお聞きをしたいと思います。
御承知のように旧中山町では、予想以上の少子化により、現在中山中学校の生徒数は27名になっております。生徒数の減少により生徒の希望する部活動ができなくなっております。部活動の学校教育における位置づけは、意義、役割等について学校教育の一環として行われるものです。学校では、生徒の多様なニーズを把握するとともに、活動内容や実施形態の工夫、複数校による合同実施等の様々な取組が望まれますとあります。
そこで、3点質問をいたします。
1、中学校での部活動の位置づけは。
2、中山中学校の部活動の状況は。
3、生徒の多様なニーズに合った活動機会の充実のために、中山中学校の港南中学校との連携、統合も一つの選択肢ではないかと思います。お聞きをいたします。
以上、3点よろしくお願いをいたします。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 失礼いたします。
田中弘議員より、中山中学校の部活動について3点の御質問をいただきましたので、私から答弁申し上げます。
まず、1点目の中学校での部活動の位置づけについては、部活動は学校教育の一環として位置づけられており、スポーツや文化等に親しませ、学習意欲の向上や責任感、連帯感を養うことなど、学校教育が目指す資質・能力の育成に資するものとして、中学校学習指導要領に明記されております。
次に、2点目の中山中学校の部活動の状況については、現在運動部活動であるバレーボールの男女とソフトテニスの男女の競技に8割を超える生徒が所属しており、先般行われた伊予地区総体では、港南中学校と合同チームとして出場した男子バレーボール部が見事優勝したところでございます。
最後に、3点目の中山中学校と港南中学校の連携・統合について、部活動は、規模や実態に合わせて学校が主体者となって、教職員の熱意によって支えてきたものですが、議員御指摘のとおり、生徒の多様なニーズに合わせた場合、既存の部活動の存続検討や部活動顧問となる教職員の確保など、学校管理下で行われるため、新たな課題への対応が必要と考えます。特に現行体制の中で新しい競技種目を創設し、そこに部活動顧問として人員配置することは、非常に難しい現状があります。
しかしながら、生徒にとって望ましい部活動の実現を図るため、そして持続可能な部活動という観点から見直しが必要な課題として認識しているところですが、部活動のみを理由とする学校の統合についての考えは、現時点では持っておりません。
まさに今、部活動を学校主体から地域主体に移行する取組について、令和7年度末の実現をめどに、国を挙げて変革を進めていく提言が取りまとめられたところでありまして、教育委員会としましても、今後国の動向を注視しながら、市としての部活動の在り方を検討してまいる所存です。
以上、答弁といたします。
○議長(谷本勝俊 君) 再質問ありませんか。
◆17番(田中弘 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 田中弘議員
◆17番(田中弘 君) 私が問の2といたしまして、中山中学校の部活動の現状についてということでお聞きをしたわけであります。といいますのが、本来ならば27名と私先ほど中山中学校の生徒がおると言いました。しかしながら、2名の生徒は、中山中学校では部活動が十分にできないということで、港南中学校へ参っております。その現状を捉えておるのかということを聞きたかったわけでありますが、それについての認識はどんなかなと思っております。
かつての中山中学校の部活動の状況を見ておりますと、バレーの好きな子どもさんがおった場合には、バレーの部活動をするために、中山中学校で授業を受け、その後港南中学校へ参りまして、部活動を共にし、バレーをして頑張っておる生徒もおられました。そういった状況の中で改善することができなくて、なぜ今回中山中学校でなしに港南中学校へ来たのかと言いますと、先生方に相談をしてみると、中山中学校へ在籍をした中で港南中学校の部活動に来ることはできないよと言われたと。そうすれば、港南中学校に在籍をするしかないといった方向でこちらへ来たということをお聞きしております。やはりそういった現実が、野球留学といった形の中で、強い学校へ来て自分の資質を高め、それをやりたいということは分かるわけでありますが、特に中学生、義務教育の場であります。義務教育である生徒が中山中学校におっては種目ができないよと。また、陸上もしたいとかそれぞれに希望もあるわけです。やはりそれをかなえるということも一つの手段であろうかと思いますし、例えば中山中学校の生徒がスクールバスで通っております。そのスクールバスを授業が終わった後で利用していただき、港南中学校へ来て部活動をするといった一つの方法も考えられるわけであります。やはり子どものニーズが多様化しております。そういった中でありますので、柔軟な対応をしていただきたい、そのためにこの質問をさせていただいたわけであります。今年度13名でしたか、その方々が卒業しますと、また来年度は少し2名か3名生徒数は増えるわけでありますけどが、このような状況でありますと、また港南中学校で止まるだけじゃなしに、伊予市を離れほかの地域へ元から出て行くということがあります。過疎化が進み、非常に教育問題、子どもの問題に対しましては、関心を持っておられる御父兄の方が多いわけであります。そういった観点から、今後いろんな検討もあろうと思います。一つには今言いましたように、部活動の交流をする中で、放課後考えてほしいという意見、それから、もうあっさり中学校も統合し、スクールバスが朝夕帰りに20分もあれば港南中学校へ来られる、そういったことも考えていただく一つのきっかけにということを言われる御父兄もおられます。それが全てではありません。少数な意見かもしれませんが、やはりそういったいろんな角度から検討をしていただくということを考えていただきたいと思っておりますためにこのような質問をさせていただきました。その点につきまして御回答をお願いいたします。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 田中議員の再質問について私のほうで答弁いたしたいと思います。
田中議員が言われるとおり、生徒数・児童数等の減少によって、統廃合については考えていかなければならない問題ではありますが、現在のところは、一応今小規模のよいところを生かしながら学校の存続をしてもらうように、各校長先生方、それから今年からコミュニティ・スクール、地域の保護者、地域の関係者を学校のいろいろな運営に参加をさせて、学校自体の運営を地域ごと、コミュニティのほうで進めていくという勉強会をスタートし、やがてそういうふうなコミュニティ・スクールに移行させていこうという考えがございます。そういった中で部活動とあるいは統廃合については、地域の意見や考えを進めて、教育委員会等でまとめて今後統廃合については考える時期が来るのではないかと思っています。
部活動については、先ほど言いましたように、今年度より各地域へ移行するということ、2025年度末には、そういった形ができるようにということですけども、これには大変いろいろな問題があります。例えば地域の受皿、それから会費などの家計負担が増えることも予想されております。それから、問題や事故があった場合の責任の所在などを明確にすべき、そういったこともいろいろ問題があるわけですけれども、これがどうなるかということについては、非常に各市町村でも今問題となっております。実際に本当に具体的に地域に移行できるかと言えば、学校現場の意見も聞かなくてはいけないし、保護者の意見も聞かなくてはならない。あるいは子どもたちのニーズも十分考えなければいけないというふうになってます。これについて将来的には、今の伊予地区の大会に、あるいはそういった地域の大会にクラブチームも大会参加可能にしていくというようなことを、文部科学省のほうではまだ明確にはしておりませんが、そういう移行をするようにしています。したがって、学校で存続できる部活動は、今後数的には減っていきます。それから、地域に完全移行する部活動も出てきます。これははっきりとは言いませんけど、例えば柔道、剣道、水泳、陸上、こういったものが個人的に練習できる、あるいはそういった受皿があるのであれば、平日からそういったところへ練習に参加させて、学校である部活動とそういった地域での部活動、この2つの掛け持ちをして、どの大会に参加するかは、結局は、子どもにはこちらのほうの種目に参加させますよというような形になるかもしれません。そういった中でいろいろ考えていくわけですけれども、今子どもたちのニーズに対応して、新しい部活動を各学校でつくるということには、練習場所の問題、そして教員の問題等を考えると、新しい部活動というのは、学校にはできない。それから、連合チームにつきましては、例えば港南中のサッカー部に中山中学校の子どもが連合チームとしてやりたいというんであれば、今の状況でありますと、中山中学校に新しいサッカー部をつくって、顧問がつかなければならない。そういうふうになりますと、学校では中山中学校のほうでは、今の人員では、新しいサッカー部の顧問というのはなかなかつけるのは無理であります。そういったことから考えて、先ほど言いましたように、今後そういった部活動の地域移行等を考えて、あらゆる有識者それから学校の意見、そういったことを聞きながら、それから伊予市のスポーツ協会、それとも相談をしながら、今後の伊予市の部活動の在り方を考えていこうと教育委員会では思っております。
以上です。
○議長(谷本勝俊 君) 再々質問。
◆17番(田中弘 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 田中弘議員
◆17番(田中弘 君) 令和7年度から移行をするということの資料も見ております。そうじゃないんです。私が言うのは、現在おる生徒が、これがしたい。これができないから港南中学校へ来ているということです。これから3年向こうには、今の中学生は卒業するわけであります。そのときにはもう遅いんです。ほじゃなしに、一つの方法として、スクールバスを利用して、こっちへ来て部活動ができないかということをお聞きしておるわけであります。全て中学校を統合した中でと言よったら、もう時期もたってしまいますし、生徒もおらんなってしまいます。それよりは、やはりニーズといいましても、新しい種目をつくってしてくれというのじゃありません。やはり港南中学校へ来て、ある中の種目をすると、こなすということであります。そういったことの大きな意味で、即対応することができないのかなと思います。それが、やはり教育をし、子どもたちのいろいろ利点もあります。小規模校の利点、また大規模校の利点、共々ありますけどが、やはり部活動がそれぞれにできるということが、私は一番大事ではないかと思っております。
それから、1点お聞きしますけどが、先ほど言いました中山中学校を出て港南中学校へ来て部活動をする、そういったことに対して、教育長さん、どういうふうなお考えを持っておるのかということと、今のスクールバス等を利用して、中山中学校の生徒で希望する方は、港南中学校で練習が放課後できるというようなことの体制につきましての2つの点につきましてお聞きをいたしたいと思います。よろしくお願いをいたします。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 田中議員の再々質問について私のほうで答弁いたしたいと思います。
現在のところ、先ほど言いましたように、例えば港南中学校のほうで、中山中学校にあるバレーボール、テニス以外の部活について、どうしても参加をしたいというのであれば、そういうことについては、新しい部を中山中学校のほうでつくらなければなりません。先ほど言いましたように、顧問というのもつけなければ、例えば港南中学校へ中山中学校の生徒が行って練習をした際の事故やけがによる責任の問題とか、そういうこと等も考えなければいけませんので、今現在のところについては、新しい種目についての学校に変えての部というのは、考えておりません。したがって、そういうことについて、今後中学校の部活動改革に伴いますことで、それぞれ学校の意見、保護者の意見等も聞きながら、できるだけ子どものニーズに応えれるように早急に進めてまいりたいとは思っております。
以上です。
○議長(谷本勝俊 君) 暫時休憩します。
午後1時44分 休憩
───────────────────────
午後1時45分 再開
○議長(谷本勝俊 君) 再開いたします。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 今現在のところは、先ほど言いましたように、部活動のみでの学校をそういうふうな形でほかの部に行くことについては考えておりません。連合の部活動、そういうことについては考えてますけれども、個人的にそちらへ行ってというのは、転校等も考えなければいけませんので、そういった形で考えております。
以上です。
○議長(谷本勝俊 君) 暫時休憩します。
午後1時45分 休憩
───────────────────────
午後1時45分 再開
○議長(谷本勝俊 君) 再開いたします。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) したがって、スクールバス等で移動させるということについても、今現在のところは考えておりません。
以上です。
〔17番田中 弘議員「それからもう一つの」と呼ぶ〕
○議長(谷本勝俊 君) 暫時休憩します。
午後1時46分 休憩
───────────────────────
午後1時46分 再開
○議長(谷本勝俊 君) 再開いたします。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) すみません、私のほうの説明がまずくてちゃんと伝わってないみたいで。
中山中学校におりながら、中山小学校かな。
〔17番田中 弘議員「中山中学校、暫時休憩お願いします」と呼ぶ〕
○議長(谷本勝俊 君) 暫時休憩します。
午後1時46分 休憩
───────────────────────
午後1時47分 再開
○議長(谷本勝俊 君) 再開いたします。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 失礼します。
そのことについては、以前から伊予市の学校においては、自分の学校に部活がない場合には、籍を変えてほかの中学校へ通うということで解決をしてもらっています。今現在もそういうことが何件かはありますので、そういった形でさせてもらってますので、中山中学校から籍を変えて港南中学校のほうに転校という形を取ってもらって部活に参加するという形を取ってもらっております。
以上です。
○議長(谷本勝俊 君) 以上で終わります。
〔17番田中 弘議員「どうもお世話になりました。質問は終わりますので、また次の機会に改めまして、9月にでもゆっくりとまた残りについてやりたいと思いますので、どうもお世話になりました。ありがとうございました」と呼ぶ〕
○議長(谷本勝俊 君) お疲れさまでした。
暫時休憩をいたします。
午後1時48分 休憩
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