録画中継

令和3年第3回(6月)伊予市議会定例会
6月15日(火) 一般質問
公明党
大野 鎮司 議員
1 新型コロナウイルス感染症のワクチン接種について
 (1) ワクチンの予約・接種に対し、ネットでの予約が難しいため、高齢者・障がい者の方への支援を。
 (2) 身体的に外出しづらい方や、中山間部の交通弱者への支援を。
 (3) ワクチンに対する正しい情報を。
 (4) 高齢者を訪問介護される方やデイサービス等に係る方への接種優先順位を上げるべきでは。
2 3万人が住み続けられる伊予市へ(居住編)
 (1) 民間と連携し、空きコーポを市営住宅へ
 (2) 条件付きで若い子育て世代が入居できる市営住宅を。
3 安心・安全な教育環境の推進について
  全ての小・中学校で屋外で使えるAEDの設置を。
            午後1時27分 再開
○議長(日野猛仁 君) 再開いたします。
 続いて、大野鎮司議員、御登壇願います。
            〔9番 大野鎮司君 登壇〕
◆9番(大野鎮司 君) 議席番号9番、公明党、大野鎮司です。
 日野議長に許可をいただきましたので、一般質問を行います。武智市長をはじめ、関係理事者の皆様の明快な御答弁をよろしくお願いいたします。
 それでは、通告書に沿って質問いたします。
 まず、1問目ですが、新型コロナワクチンの予約、接種についてお聞きいたします。
 現在、本市でもワクチン接種が進んでおり、様々御意見をお聞きしますが、大きなトラブルにまでなっていないよう、スムーズに進んでいるようにと思います。市長をはじめ担当職員の皆様、本当にありがとうございます。
 ですが、まだ一部ではありますが、お困りの方からお声を頂戴します。以下の4点をお聞きいたします。
 まず、1点目ですが、ネットでの予約が難しい高齢者、障がいのある方への支援はできないでしょうか。
 スマホを持っていない、ネットがよく分からない、使えない、電話で予約するもつながらず、待っていたらつながるとは知ってはいるが、電話代が気になって切ってしまうなどなどお聞きしました。そんな方のために、日にち、時間を決めて予約代行窓口のようなことはできないでしょうか、御所見をお伺いいたします。
 2点目、身体的に外出しづらい方や中山などの山間部の交通弱者の方への支援はできないでしょうか。
 足や腰が痛いし、外に出づらい、山間部で病院に行くのも結構時間がかかり、大変だ。そんな方たちのために、ワクチン巡回バス、タクシーなどの支援はできないでしょうか、御所見をお願いいたします。
 3点目、ワクチンに対する正しい情報の発信はどうなっていますでしょうか。
 副反応や後遺症が怖く、打ちたくないと言われる方もよく聞きます。もちろんワクチンは任意ですから、強制はできません。以前にも提案したワクチン情報の発信、どのようにされていますか、お答えください。
 4点目、高齢者を訪問介護される方やデイサービス等に関わる方の接種優先順位を上げるべきではないかと思いますが、以上4点よろしくお願いいたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 大野鎮司議員より、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種について4点の御質問をいただきました。
 まず、1点目の高齢者等へのワクチン接種予約の支援につきまして、本市では5月6日より医療機関での個別接種会場の予約については電話のみ、保健センターでの集団接種会場についてはウェブと電話の併用でワクチン接種予約を開始をいたしました。その後は、スムーズな予約を実現するために、一部の医療機関においてもウェブ予約を導入いたしております。
 大野議員お示しの予約代行窓口につきましては、集団接種を希望され、予約代行の申出があった方については、保健センターに来庁をいただくことで、随時対応してはございます。
 また、スマートフォンをお持ちの方が、本庁や地域事務所を訪れた際には、適切な対応ができるようマニュアルを作成し、窓口職員に周知しているところでもあります。現在のところ、これまで接種券を発送した65歳以上の高齢者の方々1万1,734人のうち、約90%の方が既に予約を済ませている状況にあることから、従来どおりの対応としている考えではございます。
 次に、2点目の交通弱者への支援については、集団接種のみでの接種対応としている自治体においては、巡回バスやタクシー等の支援を実施していることを確認はいたしております。
 しかしながら、本市におきましては、個別接種と集団接種との併用としておりまして、中山・双海地域の高齢者等の接種については、地元医療機関の御協力により、かかりつけ医の有無にかかわらず、近隣での接種が可能となっておりますので、現時点におきましては、支援の計画はございませんので、御理解をいただきたいと存じます。
 次に、3点目のワクチンに対する情報発信につきまして、市ホームページでは副反応に関する情報提供を、接種券等の発送時にはワクチン接種における注意事項や副反応等に関する説明書を同封いたしておりまして、接種対象者全員に対し、判断材料となるものを提供しているものと考えてもございます。
 最後、4点目でありますけれども、高齢者施設従事者への優先接種につきまして、本市では、国の基準に基づき、4月下旬から入所系施設従事者の接種を実施しており、既に完了はいたしております。大野議員お尋ねの入所系以外の高齢者施設従事者につきましても、7月中旬には接種開始となるよう事業者と調整を進めており、これにより市内の高齢者施設従事者の接種は全て完了し、以後本市の高齢者施設におけるクラスター予防は、さらに強化もされるものと考えております。
 また、今後基礎疾患を有する人やまた俗に言うエッセンシャルワーカーに関しましても、国とのワクチンの入り具合も確認しながら、優先的にもやっていきたいなと思っております。市民の声に寄り添う、誰一人置き去りにしない大野議員からの御提言には感謝を申し上げ、答弁といたします。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) 大変、ほとんどがオーケーといいますか、御答弁、誠にありがとうございます。
 1点だけ再質問させていただきます。
 2点目の外出しづらいこれの支援についてなんですけど、やはり全ての方ではありませんが、先ほど答弁ありましたとおり、集団接種会場等でしたら可能であり、地域の病院等が対応していただけてるからというふうなこともございました。私は実家のほうが中山のほうですので、ちょっと双海のほうはまだ存じ上げてはございませんが、例えば中山地域でも永木のほうであるとか、結構山間部のほうになりますと、地域の中山クリニックであるとか佐礼谷診療所、古川医院さんに行くにしても、結構な距離や時間等がかかります。たしか国のほうからも、例えばタクシーの利用に関しては、満額補助が出るというふうなことも聞き及んでおりますので、現在そういう地域に住む高齢者の接種というのは、地域の方とか、また松山の息子さん、お孫さんが、その時間、その日に合わせて来られてされているっていうふうなこともお聞きします。そういった点で、例えばそこの地元地域の中山タクシー会社の利用に関してに限るとかというような形で、運賃といいますか、タクシー代が、多分国の補助で見れると思うのですが、そういった点、伊予市として行うことはできないのか、再度よろしくお願いします。
◎健康増進課長(下岡裕基 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 下岡健康増進課長
◎健康増進課長(下岡裕基 君) 失礼いたします。
 大野議員の再質問にお答えを申し上げます。
 高齢者の接種についてですけれども、山間部に住まわれる方も、日頃からのかかりつけ医での受診をされておりまして、何らかの交通手段で通院されていると思われます。
 また、高齢者の集団接種におきましてなんですけれども、特に80歳以上の高齢のほとんどの方が、1回目の接種を終えておりまして、そういった方につきましても、家族の付添いであったり、タクシー等を利用されて来場され、既に接種をされておりますので、現在のところは、言われるようなことについて、今のところ考えておりませんので、よろしくお願いします。
○議長(日野猛仁 君) 再々質問はありませんか。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) ありがとうございました。
 今ほとんど1回目が済んでるから問題なくいってるだろうというふうな感じで僕は答弁をお聞きしたんですけど、80歳以上の方の接種の裏側には、先ほど申し上げたとおり、松山や伊予市の市内のほうから出てきて、そういったところがあっての接種であります。中山もやはりいろんなところがあって、大きな道というか、車が通れる道まで家から出るのに、小さないわゆる山道みたいなところを膝の悪い、腰の悪い高齢者の方がつえを突きながらとか、ゆっくり歩きながらそこに出て、やっと来たそこの車に乗っていっているというふうな現状がございます。多分市のほうに影響は、国がそういう支援施策をしていただいているのですので、その中で利用する方は少ないかもしれませんけど、取り入れたらいいんじゃないかなというように思うんですけど、しつこいようですが、再々質問です。お願いします。
○議長(日野猛仁 君) 暫時休憩いたします。
            午後1時38分 休憩
       ───────────────────────
            午後1時39分 再開
○議長(日野猛仁 君) 再開いたします。
◎市民福祉部長(向井裕臣 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 向井市民福祉部長
◎市民福祉部長(向井裕臣 君) 大野議員の再々質問にお答えをさせていただきます。
 議員お示しのとおり、補助制度の中で該当するというふうなことは認識をしておるんですけれども、現時におきまして、65歳以上の方、90%以上の接種が完了している現段階でございまして、その中で御要望がないとは言いませんけれども、多くの方は御家族の御支援をいただきながら何とかやっていただいているというふうな実情がございます。そういった部分も含めまして、そういった事情については、今後とも注視してまいるんですけれども、現時におきましては、そちらのほうの支援については考えていないというふうなところで御理解をいただきたいと思います。
 以上でございます。
○議長(日野猛仁 君) 次に行ってください。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) それでは、2問目に移ります。
 3万人が住み続けられる伊予市へ、居住編としましてお聞きいたします。
 現在、新型コロナウイルス感染症の影響で、様々な分野で大きな影響が起きてきております。地域のコミュニティや子どもの不登校、学力低下など、今後影響が出ないかと心配されます。このことに関しましては、次回、教育編とかというような形でお聞きしたいと思います。
 一番影響が出ているのが、経済的なダメージです。国、県、本市も様々な支援施策を実施していただいており、この状況がいつまでも続くとは思いませんし、必ず収束は来ます。目の前の問題への対応は、もちろん大切なことですが、アフターコロナを見据えた施策を推進することも大事だと思います。先日の報道で、厚生労働省が発表した令和2年に生まれた子どもの数は84万832人と過去最少、妊娠から出産までの期間を考慮すると、今回は新型コロナ禍の影響が限定的だったが、コロナ禍に伴う経済的な不安や受診控えなどで出産を遅らせた影響は、令和3年に本格化する可能性が高いとありました。
 また、自治体が受理した令和2年妊娠届は、過去最少の87万2,227件、令和2年後半から令和3年にかけての出生数に反映されるため、令和3年の出生数は70万人台になることが濃厚となっている。令和2年の結婚件数が52万5,490組と戦後最少を記録したことも、出生数の影響に暗い影を落とす。コロナ禍の影響で、雇用情勢は悪化し、感染をおそれ、受診控えが広がった。里帰り出産は難しくなり、出産環境も変化。
 さらに、リモートワークが進み、出会いの機会は減少した。出生数が80万人を割るのは、令和12年と予想している。令和3年に80万人を割れば、少子化が約10年前倒しで進んでいることになるとありました。大変厳しい現実が迫ってきております。勝ち残る自治体、3万人が住み続けられる伊予市を目指して、以下の2点をお聞きいたします。
 まず、1点目ですが、民間と連携し、空きコーポを市営住宅へ推進してはどうでしょうか。
 本市にも多くの市営住宅があり、入居の順番待ちとなっているところもあれば、老朽化が進み、退居されたら入居をお断りしている住宅もあります。コロナ禍の影響で経済的な影響を受け、家賃等厳しい状況となり、市営住宅へ希望される方が増えるかもしれません。ですが、市営住宅の建て替えとなりますと、かなりの予算が必要で難しい。
 そこで、例えば鳥ノ木からJR鳥ノ木駅に向いての周辺のコーポに結構空き部屋が目立ちます。その不動産会社と提携し、そのコーポを、いわゆる市営住宅化してはどうでしょうか。入居条件は、今までのまま市営住宅と同じ。入居募集、抽せん決定、家賃も市で決定。家賃の差額を市が補助し、建物の管理、家賃徴収は不動産会社。そうすれば、市は多額の予算を投じて建て替えをしなくていいし、維持管理もしなくていい。不動産会社は、空き部屋を埋めることができ、収入になり、市営住宅を必要とされる方が多くなっても、待つことなく入居いただけて、3者がウィン・ウィンの関係になります。ぜひとも早く推進するべきと考えますが、御所見をお聞かせください。
 2点目、条件付で若い子育て世代が入居できる市営住宅にしませんか。
 私には、大学2年、高校2年、小学校6年の3人の子どもがいます。上の子どもをまだ保育所に預けていたときからどうにかならないか感じていたことですが、共働きですので、収入面的に市営住宅への申込みはできず、家賃約6万円、保育料2人で約6万円、それだけで月12万円かかっておりました。何のために1歳の子どもを遅くまで預けて働いているのか、子どもの将来のため、夫婦の老後のため、いずれマイホームとか考えておりましたが、家賃と保育料で毎月これだけなくなっていてはたまるものもたまりません。何をやっているのか分かりません。そのように感じている子育て世帯は、多くいらっしゃると思います。もちろん市営住宅は、本当に大変な方のためにあると思います。ですが、共働き子育て世帯も大変な中、頑張っております。先ほども申し上げたように、これから少子・高齢化、人口減少が加速されると言われております。地域活動、自治会、地域防災、様々な場面、地域で若い担い手は必要です。3万人が住み続けられる伊予市、勝ち残る伊予市のため、思い切って条件付で子育て世代も申し込め、入居できる市営住宅を推進すべきと考えますが、御所見をお聞かせください。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 3万人が住み続けられる伊予市へ(居住編)に関する2点の御質問に御答弁申し上げます。
 まず、1点目の民間と連携し、空きコーポを市営住宅への御質問でございますが、本市の公営住宅の入居状況は、令和3年6月1日現在、老朽化等により使用できないものを除いた28団地521戸のうち499戸が供用され、入居率は95.8%と高い数値となっております。今後は、高齢者、障がい者、子育て世代等の様々な方の様々な理由から、住宅の確保が必要になることから、公営住宅の不足が想定されます。この課題解決策として、大野鎮司議員お示しの民間賃貸住宅の活用が考えられ、その手法は、借り上げ方式や家賃月額の一部を補助する家賃補助制度等があろうと存じておりますけれども、導入している自治体は、まだまだごく僅かでございます。本市といたしましては、財政的にも、また施策的にも、議員の御提案は有効であると認識をしておりますので、導入している自治体の事例等を参考に、前向きに検討を進めてまいりたいと考えております。
 次に、2点目の条件付で若い子育て世代が入居できる市営住宅でございますけれども、現在の入居者選考の際に、子育て世代を優先する条件はございません。令和3年3月に改定いたしました市営住宅の長寿命化計画では、老朽化の著しいものは、用途廃止及び建て替えを順次実施する計画といたしております。子育て世帯を含む住宅確保に配慮を要する方たちへの優先入居につきましては、先ほど答弁いたしました民間賃貸住宅の活用や建て替えと併せまして検討をしてまいりたい。市街化区域内に属しておる増福住宅、今後改築の際には、そういったファミリー世帯にも子育て世帯にも特化したようなレイアウトが可能な間取り等々も考えてもいきたいなと、そういったことも視野に入れながら、また移住者のことも考えながら構築をしてまいりたいと思っております。まさに大野議員言われたとおり、3万人が住み続けられる自治体を2040年に目指していく、それを未来ビジョンとして目指していくためには、そういった施策も必ず必要になってまいります。ぜひとも様々な情報がございましたら、行政、理事者等々に対しましても、さらなる御高配を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) 大変前向きな御答弁、誠にありがとうございます。
 民間の空きコーポを市営住宅化に関しましても、条件付の子育て世代へということもしっかりと検討していただいているということですので、大変安心いたしました。
 少し突っ込んでといいますか、再質問なんですが、先ほど市長の答弁にもありましたとおり、現在増福住宅さんなんかは、非常に空きといいますか、入居が退所になったら、一つ一つもう撤去していくというふうな形になるんですが、先ほど答弁ありました、新しい子育て世代が条件付で検討されるというその場所は、もし建て替えするんであれば、現時点の場所が検討になっているのか、答弁難しいかも分かりませんが、よければお答えください。
 先ほど子育てファミリー世帯に向けたレイアウト等ありましたが、私も若いときに市営住宅にって話したときにも、一発目といいますか、最初の収入条件というところで、もう既に駄目なんですよね。先ほどレイアウトの変更等もあるんですが、例えばそこの入居状況の緩和をしていくという、それも踏まえてのお考えはあるのか、以上2点よろしくお願いします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 事務的な御質問に対しましては、産業建設部長か都市住宅課長に答えをさせますけれども、先ほどの答弁で申し上げましたが、原稿に書かれてなかったから、またそういう質問をされたと思いますけれども、基本的には、現在ある土地、新たな土地を求めてということは、視野には全く入っておりません。要は、あえて優先順位としては市街化区域にある増福住宅、次には、当然のごとく白水団地、鹿島住宅、尾崎団地、こういったところを随時財政状況ともにらみながら、しっかりとつくっていきたいな、このように思っております。
◎都市住宅課長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 三谷都市住宅課長
◎都市住宅課長(三谷陽紀 君) 大野議員の再質問に答弁をさせていただきます。
 入居条件等につきましては、まだ明確な定め等は、決まったものはございません。先進事例等を参考に金額等の検討はしてまいりたいと考えております。
 また、レイアウト等につきましても、まだそこまでの検討には至っておりませんので、後ほど計画段階で十分検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) 最後、要望なんですけど、結構難しい問題というか、結構大きな予算もかかってくることではありますし、先進事例等々、地域の周りの自治体もこういったことに取り組んでいるところはないというふうなことでもありますが、伊予市がこういったことにしっかりと取り組むことによって、先ほど御紹介させていただいた、コロナ禍における少子・高齢化が非常に加速している中の歯止めをつける一つの先進事例に伊予市がぜひともなっていただきたい。先ほど申し上げたとおり、変な意味、若い世代の囲い込み、それをして、言い方が悪いかもしれませんが、いろんな自治体が、限られた人口をある意味取り合いをしていくっていうような感じになってきているこの現状の中で、現在伊予市においては、子育て支援施策とかというのは、すごく他市にも誇れることが多くあります。だからこそ、今回私はあえて居住編として取上げさせていただきましたが、その若い世代、また移住してくる人の住む場所というのをしっかりと確保していく。そのためには、例えば条件をつけて、何年間だけ子育て世代の方はこの市営住宅に、たとえ収入面的にオーバーしてたとしても入れるという、規制緩和じゃないですが、そういったところにも鋭くしていただいて、他市は伊予市を見習えというような形で大いに進めていっていただくことを切に願いまして、私の2問目の質問を終了させていただきます。ありがとうございました。
○議長(日野猛仁 君) 次に行ってください。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) それでは、3問目に移ります。
 安心・安全な教育環境の推進についてお聞きいたします。
 現在、TEAMとりのきのメンバーや地域の奥様方とバレーボール部を結成し、週に1度港南中学校の体育館をお借りし、みんなで楽しくストレス発散を踏まえ、バレーボールをしております。TEAMとりのきの皆さんのお子様もバレーやサッカー、ソフトボール、バスケ、野球と、いろいろと放課後や土日に学校を使わせていただき、そういったチームに参加させている方が多くいらっしゃいます。先日その保護者さんの一人から、グラウンドで活動をしているときに、こういったお話をお聞きしました。何かあったときにAEDが使えないのはどうかと思うんよ。学校にはありはするんやけど、校舎の中ではよくないのでは、とお聞きしました。以前このような質問をした際、答弁では、全ての学校にAEDは設置されておりますが、ほとんどが校舎の中だったと思います。休日や夜間、学校に先生がいないときも、地域の方や子どもたちが様々な活動をしております。全ての小・中学校にて野外で使えるAEDの設置をすべきと考えますが、御所見をお伺いいたします。
◎教育委員会事務局長(佐々木正孝 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 佐々木教育委員会事務局長
◎教育委員会事務局長(佐々木正孝 君) 大野鎮司議員から、全ての小・中学校に屋外で使えるAED設置についての御質問をいただきましたので私から答弁申し上げます。
 各学校にAEDは最低1個設置していますが、北山崎小、伊予中には2個、郡中小、港南中には3個設置しており、議員御指摘の港南中では、3個のうち1個は事務室外玄関にあり、屋外に設置しています。
 御質問の屋外でAEDを使えるようにするには、専用の屋外用収納ボックスの設置が必要になってまいります。屋外用収納ボックスは、AEDを入れるボックス内の温度を一定に保つために、ヒーターやファンを内蔵したり、屋外環境に耐え得るための高価な素材を使用しています。また、需要が少ないことにより、屋内用のボックスと比べて高価となります。
 併せて、学校で屋外用収納ボックスを設置するには、本体の購入も必要となることなどから、現時点では、即座に設置することはかないませんので、今後調査研究をさせていただきたいと存じます。
 なお、現在は、校舎内の取り出しやすい場所に設置しており、夜間・休日等の校舎が閉まってる場合でも、緊急の場合は、窓を割って使用していただくよう表示をしていますので、当面はこの手法で対応いたしたいと考えます。
 以上、答弁といたします。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) ありがとうございました。
 前回に質問させていただいたときも、大体同じような感じの答弁だったなというふうに思っております。港南中学校だけ屋外にあるというのは存じ上げております。答弁の中で、以前もそうだったんですが、屋外で例えばいたずらされたりとか、高価なものなので設置予算等々がかかってしまうということではあるんですけど、先ほどの答弁のとおり、窓ガラスを割って使えばいいじゃないかというふうなことではあるんですけど、なかなか割れないですよ、何かあったときにそこを割れと言われても。大人がおればいいと思いますけど、とか中学・高校生の人が。郡中小学校の職員室の前ぐらいにあったりとか、保健室にありますけど、あそこの正面玄関の窓ガラスって、まあまあ厚いと思うんです。なら、まあまあ大きな石でも持ってきて、思いっ切り殴らな割れんと思うんです。でもそこをぶち割ってでもするっというのは、多分もうパニックといいますか、そういう状況の中ではなかなか難しいんじゃないかなっていうふうに思います。屋外での対応をするような形で、いろんなファンをつけとかないかなくちゃあるんですが、例えがもう全部郡中小学校になって申し訳ないんですけど、中ピロティーとか、校舎と校舎の間に渡り廊下みたいなとこがあって、大体雨風もしのげれるようなとこが2か所ほどあります。そこの壁際とかであれば、そんなに炎天下とか雨ざらしになることもないし、ほかの小学校でもそういったところはあるんじゃないんかなっていうふうに思います。それを設置するのに専用のボックス等必要なのであれば、現在AEDを作っているというか、販売しているところに問い合わせますと、リースとかもやっていただいて、消耗品とかもリース料の中で全部更新をしていただくし、どういう状況下になっているっていうのも、ちゃんとチェックしていただくっていうふうなこともこの込みの中であります。ですので、そういったものを使えれば、コストの削減もできますし、屋外に、やっぱり何かあったときに近いところにないっていうのは、何かがあってからじゃ、僕は遅いと思いますし、大体全部の学校の、例えば体育館の外とかグラウンドの近くのとこに置くのは、そんなに難しいことじゃないんじゃないんかなというふうに思うんですけど、全く考えないんじゃなくて、考えてください、再質問お願いします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(日野猛仁 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 大野議員の御質問にお答えを申し上げたいなと思います。
 私のことをしゃべるのもいかがなものかと思いますけども、議員時代に、まだ平成17年、AEDがあまり普及されてないときにAEDの重要性を唱えました。その後、上野の公民館にAEDが設置されましたが、正直自動ドアのごついガラスです。何かあったときにどうするんかという質問もいたしました。割っても補償はしてくれるというところまではいきましたけど、何百万円かかるぞと。であるならば、公民館の鍵を持っている家が近くにあったんで、それが即座に分かるような文字を書いて、そこにぱっと鍵を借りに行って開けると。その間でも一秒一刻を争うことなんでいかがなものかなと思いながらも、致し方ないなということで時が流れましたが、本当全くしないというわけでもないし、現に改修・改築した港南中学校にあるわけだから、伊予市13校それぞれの枠組みの中で、例えば伊予小・中学校は、小・中合同みたいなところもあるから、どっかに運動場で何かしてたときに何かあったら、小学校の体育館の片隅にあるとか、そういったことも考えていきたいな。先般の情報では、一つの保護ボックスというのが80万円、90万円ぐらいかかるとかというようなこともあったんですけど、リースという情報が入っていなかったんで、それぞれ今後教育委員会、教育長とも相談しながら、大野議員の思いに一歩でも近づけるように努力をしてまいります。
            〔9番大野鎮司議員「ありがとうございました」と呼ぶ〕
○議長(日野猛仁 君) 暫時休憩をいたします。
            午後2時01分 休憩
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