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令和6年第8回(12月)伊予市議会定例会 12月5日(木) 一般質問
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内容
会議録
令和6年第8回(12月)伊予市議会定例会
12月5日(木) 一般質問
無所属
正岡 満 議員
1 愛ロードサポーター事業について
2 伊予市消防団の活動について
3 防災用井戸について
4 ため池堤体改修時の山地側部分について
午後2時35分 再開
○議長(門田裕一 君) 再開いたします。
続いて、正岡満議員、御登壇願います。
〔3番 正岡 満君 登壇〕
◆3番(正岡満 君) 議席番号3番、正岡満です。
門田議長よりお許しをいただきましたので、通告書に沿って4問の質問をいたします。市長をはじめ、関係理事者の明快な御答弁をどうかよろしくお願いいたします。
1問目は、愛ロードサポーター事業についてであります。
県管理道路の一定区間において、住民等の団体が自発的に清掃活動に参加する事業である愛ロードサポーター事業は、県が進める愛リバー・サポーター制度に似た活動と言えます。共にボランティア活動であり、ごみ拾いや除草などを行っていただく団体に対し、県及び市・町がボランティア保険の加入や作業用具の貸与などの支援を行う事業です。
愛ロードサポーター事業は、モデルサポーターと一般サポーターの2種類があり、それぞれに活動要件が定められており、モデルサポーターについては、人数制限がおおむね10人以上で、活動延長は300メートル以上、活動回数は原則年1回以上、支援内容についてはボランティア保険加入、表示看板の設置、作業用具の支給であります。一般サポーターについては、人数制限は2名以上、活動延長は規定なし、活動回数は原則年1回以上、支援内容はボランティア保険加入とのことであります。現在の活動団体数は301団体で、参加者数は9,190人、団体構成といたしましては、地元企業、環境ボランティア団体、町内会、自治会など、多岐にわたる業種であります。
本市においても、この活動に参加されている団体は幾つかあると思いますが、伊予市の各地域においては、さほど県管理道路があるわけではありません。伊予市全域の環境美化を考えるならば、各地域にある市道の環境整備の活動こそが、理にかなっていると考えます。ならば、伊予市独自の仮称ですが、伊予ロードサポーター事業を立ち上げてみてはと考えますが、いかがでしょうか。
そこで、次の3点についてお伺いいたします。
1点目は、県の愛ロードサポーター事業に対する本市の取組について、2点目として、本市の参加団体の活動状況について、3点目といたしまして、伊予市独自での伊予ロードサポーター事業取組についてのお考えは、以上3点よろしくお願いいたします。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 三谷産業建設部長
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 正岡満議員の愛ロードサポーター事業について、3点の御質問に私から答弁申し上げます。
まず、1点目につきまして、本市では愛ロードサポーター団体からの申請書や活動計画書等の愛媛県への進達、ごみ袋の配達や清掃活動で発生するごみの回収・処分等を実施しております。
また、この事業内容等について、市ホームページに掲載し、市民の皆様へ周知啓発に努めております。
次に、2点目につきまして、本市では、伊予地域が2団体、中山地域が1団体、双海地域が5団体の計8団体276人が、愛媛県が管理する国道や県道の7路線、延長12.5キロメートルを活動範囲として登録しておりますが、近年は、8団体のうち、4団体が年2から3回程度、ごみ拾い、草花の植栽、草刈り等の活動をされております。
最後に、3点目につきまして、この事業は、歩道でのごみ拾いや除草など、危険を伴わない軽微な作業を想定しておりますので、本市におきましても、安全面を考慮し、一定区間の歩道が整備された市道を対象としてまいりたいと考えております。
本市の市道1,042路線、延長約620キロメートルのうち、対象となる市道は19路線、歩道延長が約24キロメートルでございますが、まずは、対象地域となる地元関係者との意見交換や先進市の取組状況等について調査研究をしてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。
以上、答弁といたします。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) 御答弁ありがとうございました。
2点ほどお伺いをしたいと思いますが、どちらにしましても愛ロードサポーター事業に対して本市の団体の方が御活躍されているということで、非常に結構なことでございます。市民の方への周知啓発に努めていらっしゃるということですが、市民の方からの感想といいますか、そういった意見などはいただいているのでしょうか、お伺いしたいと思います。
そして、もう一点なんですが、最終的には、市での私が言ってた市道のサポーター事業に対して、地元との関係者との意見交換会や先進市の取組状況について調査研究をしていきたいという前向きなお答えをいただいておりますので、それに対して期待はしておりますので、どういった形で具体的にやっていかれるか、もう少し教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
◎土木管理課長(武智博 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 武智土木管理課長
◎土木管理課長(武智博 君) 失礼します。
正岡議員の再質問に私から答弁申し上げます。
まず、1点目の市民からの問合せ、これはホームページに2か月ぐらい前に掲載を始めました。まだ今のところ問合せ等はございません。今後、区長会とかを通じて、また区長さんにも周知啓発を図っていきたいと考えております。
また、2点目の今後どういう形で進んでいくか、あまり具体的っていうのは、ちょっと申し上げられませんが、まずは県内で先進市、私が調べた限りでは、松山市が県と同様の事業をやられております。松山市に出向いて取組状況、課題等、そのあたりの聞き取りをさせていただいた後に、市のほうで具体的にこれができる事業なのかどうか検討をしたいと考えております。そのあたりをまとめた上で、対象となる地元関係者、区長さん等にお話をさせていただきまして、やっていただける雰囲気があるかどうか、そのあたりをまずは進めていきたいと考えております。
以上です。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) ありがとうございます。
どちらにしましても前向きに取り組んでいただけたらありがたいなとは考えております。
今御答弁いただいた中で、松山市が取り組んでいるということで、私もちょっと松山市にお聞きしたんですけれども、松山はまつやまマイロードサポーター事業ということでやっています。平成14年から始めたということなんですが、参加団体69団体、松山全域で取り組んでいるようでございまして、その内容は、住民団体、学校、企業、そういった形で、ロードサポーターというのとプチサポーター、内容はよく県の愛ロードサポーター事業に似た内容になっておりまして、そういった形で、そして関係担当者にも感想というか、どんなんでしょうかってお聞きしたんですけれども、道路に花を植えたり、いろんな活動をしているので、割と市民からは大変喜ばれているというような御意見をいただいているというようなお話をお聞きしました。やはりこういった形で、結構高齢者の団体の方にも参加していただいているというようなお話も聞きましたので、学校それとか企業さん等もなんですが、そういった一くるみでやってる場合もありますし、高齢者の団体の方でグループをつくってやってるような形もあるようでございますので、伊予市にもそういった形で、割とやっている方がいらっしゃるんじゃないかなと、それが市道なのかどうかは分かりません。県道・国道、県の管理のところは、結構ありますよね、そういうのをよく見ますけど。市道でもそういった部分が、今もあるんじゃないかなと。声が上がってないだけで、地域でそういう活動をしている方がいらっしゃるんじゃないかなと思うわけです。ほやから、ぜひこれはいろいろと全体で、市のほうで積極的に進めていただけたらと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
以上で終わります。
○議長(門田裕一 君) 次へ移ってください。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) それでは、2問目に入らせていただきます。
2問目は、伊予市消防団の活動についてであります。
全国の消防団の団員数は、条例定数を割っている現状があります。愛媛県においても、県の消防協会によりますと、令和6年4月1日現在、定数2万1,166人に対し1万8,618人の団員数とのことでありました。本市においても同じ現状であろうと思われます。
消防団の活動は、火災時の消火活動のみならず、あらゆる災害において、市民の生命と安全・安心を確保するため、活躍が期待されております。現在、本市の消防団員の団員数並びに構成メンバーの職業、年齢などはどのような状況なのでしょうか。
また、火災時の団員への情報伝達はどのようになされているのでしょうか、お伺いいたします。
また、平時の消防団の定例活動の中に、水利調査があります。市の防火水槽事業の一環として行われているわけですが、活動内容は、担当地区の防火水槽、消火栓の点検であります。ある消防団のお話では、毎年防火水槽を点検して、フロートが駄目になっている箇所を毎年報告しているのですが、修繕してもらった試しがないんですとのことをお聞きしました。この報告については、認識されているのでしょうか、お伺いいたします。
また、防火水槽事業の現状をお伺いいたします。
次に、消防団員として登録されてる中に、機能別消防団員という団員がいます。愛媛県20市町の中で、松山市を含む7市に在籍しております。本市の消防団には、在籍者はいません。この機能別消防団員とは、具体的に言えば、特殊技能を持った団員、火災予防広報団員、OB団員、大規模災害のみ活動する分団等であります。この問題につきましては、令和元年6月議会において、向井哲哉議員が一般質問されております。そのときの御答弁として、今後幹部会にて協議いたしますとのことでございました。その後ですが、令和元年消防団員手当支給事務事業評価の中で、このように評価されておりました。消防団員確保においては、云々とありまして、幹部会において、機能別消防団の導入について話題には上がったが、賛否両論あり、現状の導入は難しいようであったとありました。
しかし、今現在の現状はどうでしょうか。無論、団員の高齢化に対し、若い団員の加入促進を図っている点はよいのですが、その消防団員の中には、勤務関係で、松山市など市外に会社勤めをされている方が多い現状があります。火災・災害などは、いつ起こるか分かりません。いざというときに、伊予市にいないことが考えられます。
しかし、いざ火事といった非常時の際に、消防車の出動は原則として、4名の団員がそろわなければ出動できないルールになっているとのことです。団員の方からも、そういった話をよく聞きます。
そこで思うのですが、現実問題として、そのようなときこそ、消防団を退団された、割と地元にいることの多いと思われる豊富な経験を持ったOBの方の採用を考えてみてはと思うのですが、いかがでしょうか。
松山市や東温市など、7市においても、OB団員が存在しております。特に東温市は、近年15名の機能別団員を採用しております。チェーンソー班としての採用が多いようですが、OB団員としての採用もしているそうでございます。理由をお聞きしましたら、同じ意味合いのことを話されておりました。本市も再度検討してみてはと思いますが、いかがでしょうか。
次に、水防団についてお伺いします。
読んで字のごとしでございますが、消防団は、消防組織法に基づく非常勤地方公務員、水防団は、水防法に基づく非常勤地方公務員であります。この水防団は、全国の7都道府県に存在し、71団体、1万3,000人余りで構成されているとのことです。言わば、水害に対する防災対策を旨とする組織です。
本市の場合は、消防団がこの水防団の役目を兼ねているわけだということでございます。その水害に対する訓練はどのようにされているのか、お伺いしたいと思います。
以下、次の5点についてお伺いいたします。
1点目、本市の消防団員数の現状は、2点目として、火災時の団員への情報伝達、3点目として、防火水槽事業の現状、4点目は、機能別消防団員について、5点目として、水防団について、以上、5点よろしくお願いいたします。
◎危機管理課長(宮崎栄司 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 宮崎危機管理課長
◎危機管理課長(宮崎栄司 君) 失礼いたします。
正岡満議員から、伊予市消防団の活動に関する5点の御質問をいただきましたので、私からお答え申し上げます。
まず、1点目につきましては、条例定数825人に対し、本年4月1日現在、団員数746人、充足率90.4%でございます。
なお、方面隊別の充足率につきましては、伊予96.8%、中山81.3%、双海86.4%となっております。
また、団員の就業形態は、会社員や公務員等の被用者511人、自営業131人、家族従事者26人、会社役員等のその他78人、年代別構成につきましては、20代15人、30代81人、40代260人、50代260人、60代以上130人となっております。
2点目につきましては、防災行政無線によるサイレン吹鳴のほか、消防団招集メールを活用し、団員を招集しております。
3点目につきましては、管轄区域内の水利点検を各分団に要請しており、点検報告及び優先順位を踏まえた消防署の判断に基づき、随時市が修繕を行っております。
御指摘の防火水槽のフロートを含む補水装置の不良につきましては、現在補水バルブを締め切り、消火活動等における減水に対しては、消防署または地元消防団が補水を行う対応としております。これは、補水装置が消火活動中の水利使用に伴う防火水槽の減水を補うものではなく、また減水に対しては、必要に応じて消火栓や河川から防火水槽へ補水すること、消火後は、再燃や近隣での火災に備えて、消火栓や河川等を利用して速やかに防火水槽を満水にする必要があること、それから、修繕に要する費用対効果なども踏まえ、消防団及び消防署、市で協議の上、平成24年頃からこのような対応を取っております。
なお、この対応に関し、周知が行き届いていない点につきましては、消防団定例幹部会等を通じて啓発を図ってまいりたいと存じます。
4点目につきましては、本市消防団では、定年制を設けておらず、65歳以上の団員も52人所属しております。
しかしながら、本市におきましても、団員の高齢化と被用者団員の占める割合の高まりで、実働への影響も懸念されます。消防団幹部との協議におきましても、団員の確保に向けた取組の強化は、共通認識でございます。
御提案をいただきました機能別消防団員の導入についても、その一つとして他の自治体の取組を参考にするとともに、企業等の協力を得られないか、消防団幹部との連携を図りながら、調査研究を進めてまいりたいと存じます。
最後、5点目につきましては、消防団は、本市水防計画におきまして、消防団部として本市水防本部に組織されております。
訓練につきましては、毎年出水期前の5月頃に、消防団ほか、自主防災会、消防署、市による伊予市水防訓練を実施しているほか、重信川・肱川流域において行われる水防演習にも参加をいたしまして、水防技術の習得・研さんに努めるとともに、国、県をはじめ流域の市町及び消防団等、関係機関と連携強化を図っているところでございます。
以上、答弁といたします。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) 3点ほどお願いいたします。
まず、1点目なんですが、消防団の団員数なんですけれども、これは伊予市の場合は、いわゆる基本団員さんがいらっしゃるんで、例えば職業構成別団員さんとかというのは、いらっしゃらないのか、それが1問目です。
それと、2問目といたしまして、防火水槽事業についてなんですが、私も勘違いしてたんですけれども、防火水槽の場合は、もうあれ400トンですか、その量が入っている、それを使います。使ったら随時フロートが下がって、その都度フロートが下がった段階で、水がどんどんどんどんそこへ注入されるのかなと思ってたんですけど、違うんですね。だから、違うんにしても、例えば空になって、まだ延焼している場合なんかは、そうすると、どういった対応で、そこだけじゃないんかもしれませんけど、消火栓もあったりいろいろするんかもしれませんけど、あとどういった対応になるのかなというのが2点目のことでございます。
3点目といたしまして、機能別消防団員についてなんですが、私がここで特に言いたいのは、OB団員さんをぜひ採用して、活躍の場に入れて活躍してもらいたいという気持ちが非常にあるわけです。それについて、今後なお幹部会なりそういったところで、もう一遍再度機能別団員としてのOBの加入ということをぜひ審議していただくようにお願いしたいと思うんですけど、それについてお答えをお願いしたいと思います。
以上、よろしくお願いします。
◎危機管理課長(宮崎栄司 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 宮崎危機管理課長
◎危機管理課長(宮崎栄司 君) 失礼いたします。
正岡議員の再質問3点につきましてお答えを申し上げます。
まず、1点目の団員数でございます。
答弁の中で団員数746人、これは実団員数でございますけれども、条例定数は825人、これにつきましては、基本団員数でございまして、職業別といったそういったような区分けはございません。
それから、2点目の防火水槽の使い方に関しての御質問だったと思うんですけれども、火災の際に防火水槽から火点に向けて放水をします。すると、当然その防火水槽の水は減っていきます。さらに、防火水槽の水だけで足りずに、もっと水が要るという場合におきましては、近隣の消火栓あるいは河川から、減っている防火水槽に補水を行います。そういった形で、中継して、現在使用している防火水槽が空にならないよう、消火活動が途中で止まらないようなそういった形の消火戦術を取っておるところでございます。
それから、3点目の機能別消防団、特にOB団員ということでございますけれども、これにつきましては、消防団長とも話をいたしまして、一般質問でも機能別消防団の採用等の話が出てきておるということもお伝えをいたしまして、今後定例幹部会等でも団員の確保に向けた、いわゆる機能別消防団の採用も含めた、そういった協議を、これまでもやったことはあるんですけれども、今後もやっていきましょうということで御理解といいますか、同意をいただいておるところでございます。ですので、今後の定例幹部会等でも協議をしていくというふうな形になろうと考えております。
以上でございます。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) どうもありがとうございます。よろしくお願いいたします。
3点目について、再質問ではございませんが、一応私の意見というか、話なんですが、消防団のOB団員については、もう全国の消防団、いろんなところで採用してるんです、OBの方を。そして、あるちょっといろいろ聞いてたら、神奈川県の自治体の話なんですが、昼間に火災があったとき、出動できないときなどにサポート役で配属されている事例があると、これはちょっとどうなのかなと思うんですけど、ちゃんとできているんならそれでいいんですが、これはなぜかといったら、消防団のOBの方が、現場を見たりいろいろ状況を見て、現職の基本団員さんが難しいのでうまく機能できてないのは気の毒なので、もう思わず手伝ってしまうというか、そういった形で、結局サポート隊というのをOBの方がつくったそうです。消防サポート隊というのをつくって、これはOBの方がつくって、それが流れの中というんか、順次流れていって、結局機能別団員の中にOB団員の存在が出てきたというような事例もあるようでございますので、そこらあたりも考えていただいて、今後よろしく御検討いただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) お願いいたします。
それでは、3問目に入ります。
防災井戸についてでございます。
今年3月議会でも質問させていただきました。その際の御答弁として、災害時の断水時に、井戸を近隣の住民に開放する仕組みとして、井戸の事前登録制度の創設を検討したいとのお答えをいただいております。その後どのように検討されたか、お伺いいたします。
今年も正月の能登半島地震に始まり、様々な災害について改めて考えさせられる年でございました。そういった中、伊方町では、9月の定例議会にて、防災用井戸などの整備補助事業費2,000万円の計上を行っております。先日、その事業費の内容が知りたくて、伊方町役場総務課危機管理係にお伺いいたしまして、お話を聞いてまいりました。
既に事業費は使われていましたが、新たに民間の共同井戸を5基設置し、町内の井戸マップも作成されておりました。
また、伊方町の地形を利用して、山の湧き水をパイプを使って取水し、貯水槽にため、そこから何本ものパイプを使って、生活用水として直接民家にまで届ける設備も実施しているというお話でございました。
また、そのパイプの中継点では、どなたでも水がくめるようにと、コックをつけているとのことでございました。
こういった防災用井戸の対策については、宇和島市や鬼北町など、他の市町村においても何らかの対策を打っているのが現状でございます。今後、本市として防災用井戸の対策をどのように進めていくお考えか、次の2点についてお伺いいたします。
現状、防災用井戸の事前登録制度の創設については、2点目、今後の対策を、以上、2点よろしくお願いいたします。
◎総務部長(河合浩二 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 河合総務部長
◎総務部長(河合浩二 君) 正岡満議員から、防災用井戸に関する2点の御質問をいただきましたので、私から答弁申し上げます。
1点目につきましては、制度の創設に向け、井戸を利用する際の条件や水質検査への対応、井戸の位置情報をマップなどで公表することによるいたずらや水を求めて人が殺到するなどのリスク評価など、県内他市町の状況を調査研究をするとともに、自主防災会連絡協議会会長に、趣旨説明及び情報交換などを行っております。
2点目につきましては、制度設計の原案が固まりましたら、共助の取組であるという点も踏まえ、自主防災会との協議検討を経て、運用につなげたいと考えております。
なお、令和4年に正岡満議員から、小・中学校や公民館などに防災用井戸をとの御提案をいただきました。避難所となっている小・中学校のうち、北山崎小学校、翠小学校、双海中学校の3校には井戸がございます。本年2月から3月にかけて現況調査を実施いたしました。その結果は、いずれの井戸も長い期間使用されていなかったこともあり、井戸底に大量に土砂が堆積しているとともに、ごみの散乱等が見受けられたほか、水がたまっている井戸はあっても、湧水量は少ないということでした。
一方で、目詰まりの除去など、清掃等の措置のほか、使用するうちに湧水量が増える可能性もあるとの見解もありますので、来年度は、井戸の清掃や復旧に係る予算を計上し、先行してこの3つの井戸について、生活用水としての使用を検討したいと存じます。
以上、答弁といたします。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) 最後のお答え、大変うれしく思いました。ぜひ実施してください。
それで、少しずつこういった形で、やっぱり各地区の避難所には欲しいんですけれども、各地域の井戸のあるところを調査して、上吾川も調査いたしておりますので、幾らでも協力できますので、とにかく大事な防災用井戸としての存在をもっと考えていただきたいというか、やっていただきたい、そういう気持ちでございますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) それでは、最後4問目といたしまして、ため池堤体改修の山地側部分についてお伺いいたします。
ため池堤体改修の際に、山地側の堤体部分は、改修の対象になりません。県の担当者にお聞きしましても、改修工事の対象外ですとのこと。
しかし、改修後、波洗いなどによって改修されなかった部分が崩れる現状があります。私が住んでいる上吾川地区においても、そのような池が大半であります。実際にその崩落部分が、民地のミカン畑であったりしまして、ミカンの木が何本もため池の中へ崩落した現実があります。今後もこうした条件のため池の改修を地元としてはお願いしていかなければならない現実があります。こういった場合、地元としてはどのように対処していったらいいのか、次の2点についてお伺いいたします。
改修後の山地側部分の崩落について、その対処は、そのあたりの御答弁をお願いいたします。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 三谷産業建設部長
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 正岡満議員から、ため池堤体改修時の山地側部分について2点の御質問に、私から答弁申し上げます。
まず、1点目につきましては、国の補助制度を活用し実施する一般的なため池の改修事業は、老朽化した堤体の補強や洪水吐けなどの排水施設の改修により、ため池堤体の安全性向上と安定した農業用水の確保を目的としており、山側の地山部分につきましては、堤体の安定性や水位管理に直接影響がないことから、改修は行っておりません。
改修後に地山部分の崩落などが発生した場合は、現地調査を行い、ため池の貯水機能に影響を及ぼす場合には、愛媛県の担当部局や地元関係者と連携を図り、必要な応急措置を講じるなど、下流域の住民の安全確保を最優先に対応してまいりたいと考えております。
2点目につきましては、山側の農地は、上吾川地区でも取り組まれている多面的機能支払交付金を活用しての改修や土地所有者、地元関係者負担での対応となると考えておりますが、農道や用排水路といった農業用施設が隣接している場合など、ため池ごとに条件が異なりますので、地元関係者から農林水産課に相談をしていただき、現地調査などを踏まえ、対応策を検討してまいりたいと考えております。
以上、答弁といたします。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) ありがとうございました。
なかなかこのため池の堤体工事は大変ですね、本当に。業者さんもなかなか決まらないような状況を私らもずっと感じてやらせていただいているんですが、どちらにいたしましても、今上吾川地区の話で申し訳ないんですが、市ノ坪池という池を今年度で終わるような形でやらせていただいております。その後、令和7年度から伊豫岡八幡池の改修工事、五、六年かかるんですが、それをやっていただくような形になっております。八幡池の場合は、八幡神社側の堤体というのか、堤体部分が、いわゆる改修外の部分でございます。あそこは確実に崩れていきます。崩れていくんですけれども、もうそこはいらえないというような感じでございます。それはもう致し方ない面もあるんですけれども、私思うんですけど、その点について御意見、御答弁をいただきたいんですけれども、もう一点、伊予市という、旧伊予市になりますが、の地形が、大体扇状帯でできているような地形、そうすると、そこに点在しているため池というのは、どうしても山地側部分ができるんじゃないかなと私は思うわけです。そして、山地側部分は、水漏れは発生しない、そうなんですが、その部分が崩れることによって、やはりため池が土砂で埋まるというふうにも考えられるわけです。今後──〔一般質問終了5分前のブザーが鳴る〕──私の希望というか要望なんですが、ため池の堤体工事においては、治水だけではなくて、防災の観点からも、今後は国、県、市なんですが、それぞれ山地側部分にもそれ相応の予算をつけるべきだというふうに私は考えております。それについて御意見いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
◎農林水産課長(鍋田豊樹 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 鍋田農林水産課長
◎農林水産課長(鍋田豊樹 君) 失礼します。
正岡議員の再質問に私のほうから答弁申し上げます。
正岡議員御指摘のとおり、ため池の山地側、地山部分については、補助事業によるため池改修の対象外となっております。この理由としては、先ほど部長答弁でありましたとおり、山側の地山部分は、漏水して決壊するおそれがないというのが大きな理由です。現在、国のほうが進めていますため池改修につきましては、防災重点ため池を重点的に改修する方向で進んでおります。これに関しましては、漏水等で堤体が決壊した場合に下流域に被害を及ぼさないために堤体部分、地山側以外のところを重点的に早期に改修する目的で進めておりますので、今後これらのため池の改修が全て順調に進んだ場合には、国の補助要綱が変わるかどうかは分かりませんが、山地側のほうも補助の対象になる可能性がなくはないとは思いますが、今の時点では、ちょっと難しいのではないかと考えております。
以上、答弁といたします。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) ありがとうございます。
どちらにいたしましても、将来的には期待して、私も頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。
すみません、最後に、八幡池なんですけど、あの部分崩れますけど、もうよろしいですか。よろしくはないんです。よろしくはないんですけど、いらえないというような感じなんです、私の感想は。
そういうことで、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(門田裕一 君) 暫時休憩いたします。
午後3時21分 休憩
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