令和6年第6回(9月)伊予市議会定例会
9月10日(火) 一般質問
無所属
平岡 清樹 議員
1 これからの多様化する災害への対策について
2 しおさい公園体育館の空調設備更新について
3 小中学校の体育館への空調設備設置について
△日程第2 一般質問
○議長(門田裕一 君) 日程第2、これから一般質問を行います。
発言の通告がありますので、順次質問を許可します。
なお、発言残り時間及び発言回数をモニターに表示しますので、御確認願います。
平岡清樹議員、御登壇願います。
〔8番 平岡清樹君 登壇〕
◆8番(平岡清樹 君) 皆さんおはようございます。
議席番号8番、伊予夢創会の平岡清樹です。
議長に許可をいただきましたので、発言通告書に沿って一般質問をしたいと思います。
1問目は、これからの多様化する災害への対策についてです。
今年元旦に発生した能登半島地震から、4月には豊後水道地震、8月には宮崎沖日向灘地震が発生し、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表され、対象地域には緊張が走りました。また、西日本豪雨をはじめ、線状降水帯の大雨での被害は甚大で、7月に松山城の土砂崩れが起きて、3名の命が失われました。大雨だけではありません。刺すような日光による暑さは災害級で、年々最高気温を記録する上に、湿度の高さから息苦しく感じられるほどです。
これらは一例ではありますが、災害は多様化されており、市民の命と財産を守るためにも、その一つ一つへの対応が行政執行機関として求められるのではないでしょうか。
そこで、5点の質問をいたしますので、御回答をお願いいたします。
1、南海トラフ地震が発生した場合に、どのような被害を想定されているのでしょうか。
2、崖崩れから孤立集落になりそうな地域への事前備蓄は計画されていらっしゃるのでしょうか。例えば、避難所まで距離がある地区への対応をお願いいたします。
3、電源喪失、通信網などの情報通信が不通になった際の連絡手段はありますでしょうか。
4、近年の暑さ対策で、環境省は令和6年4月1日に全面施行された改正気候変動適応法に基づき、市町村ではクーリングシェルターの設置を指定することができるようになりました。伊予市にも公の施設にクーリングシェルターが指定されておりますが、その利用に関して、ホームページ上では熱中症特別警戒アラートが発表された翌日からの利用となっているようです。この熱中症特別警戒アラートが出た翌日からの利用に疑問を感じました。なぜ翌日からなのでしょうか。
5、愛媛県の他市では、市と共に市民の熱中症対策に取り組んでいただける民間施設や店舗を率先的に募集し、民間の自社スペースをクーリングシェルターとして開放していただける企業や店舗をホームページ上で登録されています。ほかにも他県にはなりますが、大手スーパーや商店などがシェルターに協力していただいています。こういった民間の協力をお願いするべきではないのか、また民間企業を登録することで、熱中症特別警戒アラートが出た翌日からの利用が、当日からに更新できるのではないでしょうか。理事者の御所見をお願いいたします。
以上、明快な御答弁をよろしくお願いいたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 平岡清樹議員から、これからの多様化する災害への対策に関する5点の御質問に私のほうから答弁を申し上げます。
1点目の被害想定につきましては、平成25年12月の愛媛県地震被害想定調査結果によりますと、本市の主な被害といたしましては、倒壊、焼失等による建物被害が1万1,384棟、建物倒壊や土砂災害、津波等による人的被害が1,794人、その他上下水道、ガス、電力、通信等のライフライン被害、道路、鉄道、港湾等の交通施設被害、帰宅困難者や医療機器支障等の生活支障被害などが想定をされております。
2点目の事前備蓄につきましては、地域内の集会所等に数日分の水や食料などを備蓄することについて、地元関係者と調整を行っております。
能登半島地震では、道路の被災等により、支援物資が被災者に届くまでに日数を要するなど、改めて自助の重要性を再認識させられました。
これまで以上に各家庭における備えについて広報紙やホームページはもとより、自主防災会連絡協議会、市の総合防災訓練や出前講座などを通じて、自給自足する備えと称し、自助による備蓄の周知啓発に努めてまいりたいと存じております。
また、既存の事業といたしましては、自主防災組織活動事業費補助金がございます。本市には65の自主防災会がございますけれども、本補助金を活用するなどして、防災資機材を調達するほか、備蓄物資の購入もいたしております。自主防災会の支援を通して、孤立が想定される地域や避難所まで距離のある地域の支援を図ってまいりたいと存じております。
3点目の連絡手段につきましては、孤立が想定される9地区に衛星携帯電話を配備しているほか、お手元に写真つきの操作説明書を御用意いたしておりますけれども、市内150か所に設置をしております防災行政無線屋外子局を活用して、無線電話による市役所との双方向通話が可能でございます。
なお、衛星携帯電話につきましては、広報委員等に管理をお願いしており、月1回の通信訓練を実施いたしております。
無線電話につきましては、昨年度の広報区長協議会におきまして、使用方法等を説明の上、要望のあった地域には危機管理課職員を派遣し、現地で操作手順を確認いたしました。
最後に、4点目と5点目につきましては、平岡清樹議員お示しのとおり、改正気候変動適応法が令和6年4月に施行され、熱中症特別警戒情報が発表された場合、地域においてクーリングシェルターを指定できる制度が創設されたのを受け、本市は本庁舎、IYO夢みらい館、ウェルピア伊予、総合保健福祉センター、中山地域事務所、佐礼谷支所、双海地域事務所、下灘コミュニティセンター、郡中地区公民館、中村地区公民館、上野地区公民館の11施設を指定しております。今後は、他の公共施設や御協力いただける民間施設の指定を進めてまいりたいと考えております。
なお、これらのクーリングシェルターが、熱中症特別警戒アラートが発表された翌日から開放されますのは、国の指針により、当日の予測値を前日の14時に発表するためでございます。しかしながら、市民の皆様に分かりづらい表現となっていたことから、市ホームページをもう少し分かりやすい表現に改めたいと存じておりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げ、私からの答弁とさせていただきます。
○議長(門田裕一 君) 再質問はありませんか。
◆8番(平岡清樹 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 平岡清樹議員
◆8番(平岡清樹 君) 御答弁ありがとうございました。
まず、これだけの家屋倒壊、被害が行われる、1万1,000と言ったら、実際かなりの数になると思いますけど、南海トラフの怖さというか、そういうのが如実に表れたかと思います。
2点目に関してですが、事前備蓄というところに関して、次の3点目の質問で孤立が想定される9地区における事前備蓄の想定、どれぐらいされているか、ちょっと2点目のところで、孤立されるであろうという地区に関しての事前備蓄の詳細をお教えいただけたらと思います。
最後のクーリングシェルターに関しては、ホームページの分かりやすい記載をしていただければ大丈夫だと思いますので、それだけお願いいたしまして、1問だけ再質問させていただきます。お願いします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) まさに平岡清樹議員おっしゃるとおり、南海トラフの怖さといいますか、これはすごいものになるということは想定をいたしております。御質問にはなかったんですけれども、伊方原発の有事の際に、UPZ圏域に伊予市も一部指定されてますけど、下灘豊田漁港に保内や八幡浜の人たちが避難をしてきて、そこから松山のほうに避難する。道路網を使うと。私は最初から道路は無理だと国にも言ってます。だから、今伊予市の3漁協、伊予漁協、上灘漁協、下灘漁協にも、津波の心配がないんであれば、漁船で逃がしてくれというようなこともお願いしてますけれども、2点目の孤立集落において、いろいろと過去から今まで協議してきました。それぞれの地域にある自主防災組織が連携を取り合いながら、備蓄が少なかった場合は動くとか言ってますけど、現実にA箇所からB箇所に行く孤立集落の間の道が被災して車が通れんかったら、食料も運べないんだと。だから、ドローンによる緊急物資を考えようということで、そういったものも考えています。なぜかというと、その孤立集落と指定されている備蓄倉庫が壊れた場合、一切食料とかは使えなくなる、そういったことも常に全ての有事までは想定できかねますけれども、そういったことも含めて、人の命、南海トラフがあったときの特に関連死をゼロにするということに注力を注いでまいりますので、今後とも御指導よろしくお願いいたします。
◎危機管理課長(宮崎栄司 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 宮崎危機管理課長
◎危機管理課長(宮崎栄司 君) 失礼いたします。
平岡議員の再質問にお答えをいたします。
2点目の御質問にございました事前備蓄の概要についてというふうな御質問だったかと存じますけれども、これにつきましては、孤立想定地区が9地区、3点目の質問のほうであるということですけれども、この孤立想定地区の集会所を対象に、飲料水、それから食料等の備蓄を今計画をしておりまして、現在、該当地区の自主防災会長、それから広報区長、さらには実質集会所の維持管理を行っております広報委員等へ説明をして、事前備蓄の段取りを進めているところでございます。
以上でございます。
○議長(門田裕一 君) 再々質問ありますか。
次に行ってください。
◆8番(平岡清樹 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 平岡清樹議員
◆8番(平岡清樹 君) それでは、2問目にしおさい公園体育館の空調設備更新についてお伺いいたします。
平成7年から利用しているしおさい公園体育館の空調設備について、以後は体育館と呼びます。
まず、最初に気になったのが、体育館の利用料です。他市町の施設と比べてみました。近隣の松前町、砥部町、大洲市の体育館には、空調設備が設置されておりません。空調設備が整っている少し離れた香川県三豊市は、規模的に同等の大きさながらも、土日関係なく、市民なら13時から17時までの4時間で2,100円にて体育館全面空調利用料込みとのことでした。新居浜市の利用料金は、一般社会人は4時間で3,300円、冷暖房の空調料金込みです。それが、しおさい体育館の場合ですと、同じ平日の13時から17時まで利用したとして、利用料が1万1,700円、それにエアコンで冷暖房を使用したら、追加で1時間8,300円、13時から17時の4時間の使用で3万3,200円、平日の午後だけの利用で4万4,900円の利用料になりますね。同じ行政機関が運営する施設として、しおさい体育館の利用料金は、4時間で新居浜市の13.6倍、三豊市の21.3倍です。その空調機は、理事者に確認すると、体育館が建設された当初の物で、今年で29年目ということです。灯油を使ったボイラー式で、灯油を燃やして空調をしているとのことです。使用頻度は少ないといえど、燃料費が高騰している灯油と電気の両方のエネルギーを使って空調を行っているから冷暖房費が高額なのでしょう。
そこで、体育館の空調設備について6点の質問です。
1、2023年の体育館の年間の利用者は。また、避難所としての収容人数は。
2、同じく、2023年の体育館空調設備の利用回数と利用時間は。ランニングコストも燃料代金、電気代と分けてお教えください。
3、既に29年目になっている空調機器ですが、もし故障したら部品がないのではないかと思われます。もし修理不可能となった場合、新品への更新を行う際に必要な期間をお教えください。見積りから入札、工事期間を経て稼働するまでのおよその期間です。
4、一般市民からしたら、冷暖房の使用料金が1時間8,300円は高価だと感じるようです。市民の方からは、行政の施設で支払う空調金額ではないねとの声もいただいております。この価格に関して、高額なのは分かっているけど、当然だと思うのか、また本当はこの問題は解決するべきと考えるのか、理事者の素直な御感想、御所見をお聞かせください。
5、私が体育館の冷暖房で調べてみると、家庭等で使われているような風が出る対流式と風の出ない輻射式の2種類があることが分かりました。バドミントンや卓球などを考慮したら、風が出る対流式よりも輻射式のメリットが目につきます。風の出ないため、ほこりが舞わず、音が発生しない、場所により温度のむらのない利点と屋外機器の設置スペースの小さくていいことなどがあります。実際に先行設置している自治体の意見は、ランニングコストが安い、無風であるため、全てのスポーツに対応できるし、住民が災害時に避難しないといけない場合の安心材料になっているとの意見が出ております。スポーツ競技をされる皆さんの熱中症対策、そして風による競技への影響を考慮しつつ、災害時の避難所として被災者が少しでも心の安まる市の施設であってほしい。一日も早い施設整備が、スポーツ人口交流の増加だけでなく、近隣住民の避難所としても安心施設になるのではないかと思いますが、市長及び理事者の御意見をお伺いしたいと思います。
6、最後に、財源です。次の質問でも行いますが、国の補助金2分の1である学校施設環境改善交付金、もしくは総予算から70%が地方交付税措置となっている緊急防災・減災事業債があります。三豊市は、totoのスポーツ振興助成金プラス学校施設環境改善交付金、コロナの助成金、合併特例債などを多用し、体育館全体のリフレッシュを行ったとのこと。灯油を大量に燃やして冷暖房するようなSDGsを推奨する伊予市と逆方向の空調設備は、思い切って時代に合った設備へ更新が求められているのではないでしょうか。
以上、6点の質問になりますが、理事者の御答弁をよろしくお願いいたします。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 三谷産業建設部長
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 平岡清樹議員から、しおさい公園体育館の空調設備更新について6点の御質問に私から答弁いたします。
まず、1点目と2点目につきましては、利用者数が6万1,710人であり、避難所としての収容人数は2,730人となっております。
また、空調設備の利用日数は69日、利用時間が約258時間となっており、ランニングコストにつきましては、今年度7月の冷房使用時で換算いたしますと、年間の燃料代が約380万円、電気代が約10万円でございます。
3点目につきましては、見積りの徴収を含めた設計業務から入札までに1年、工事に1年、おおむね2年の期間が必要と考えられます。
4点目につきましては、しおさい公園体育館の空調が、運転1時間当たり約1万5,000円の実費がかかっていることを踏まえますと、利用者の方からすれば、8,300円は高額と思われますが、現状での使用料金をお願いせざるを得ない状況と考えております。
なお、近隣の施設である愛媛県総合運動公園の体育館の空調使用料金は、1時間当たり1万1,200円、愛媛県武道館が1万1,100円でございます。
5点目、6点目につきましては、令和4年度に実施したしおさい公園アリーナ空調及び夜間照明設備改修工事設計業務において、輻射式を含めた空調方式や熱源等を比較検討いたしましたが、いずれの方式におきましても、改修に数億円の費用が必要となります。
また、現在の空調設備は、設置後29年間で、総運転時間が約7,000時間であります。一般空調の1年間の使用時間が約2,200時間であります。一般空調の使用時間で換算しますと、おおむね3年分しか稼働してないことなどを踏まえた結果、実施設計を見送った経緯がございます。
今後は、空調設備の状況を指定管理者と注視し、点検、整備を実施するとともに、適正な改修時期を検討し、平岡清樹議員お示しの輻射式の空調や補助金の活用も視野に入れ、調査研究に努めてまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、しおさい公園の体育館を利用される方々が、快適に過ごせるよう努めてまいる所存でございます。
以上、答弁といたします。
○議長(門田裕一 君) 再質問はありませんか。
◆8番(平岡清樹 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 平岡清樹議員
◆8番(平岡清樹 君) 私もこれ今回、空調を2問目と3問目で入れているんですけど、たまたまいろいろ調べていく中で、1時間のエアコン使用料が8,300円、びっくりする、これエミフルかなと思ったぐらいの勢いだったんですけど、ある意味、当時の古いエアコンでは、これが一番ベストだろうという形で設置したんだとは思うんですが、現実的に見て、ちょっと改善すべき点が多いんじゃないかなと私自身は感じております。更新すべきところがあるんやないかなというふうに思っています。私、これ質問をするに当たって、新居浜市の13.6倍、三豊市の21.3倍のエアコンを、冷暖房を使った利用料というのは、ある意味あまりにも格差があるな、市民がスポーツしたい、例えば何かの大会があるときに使うときにも、物すごい格差があるな。ここに愛媛県武道館とかの参考例出してもらったんですが、あまり私、県武道館としおさい体育館を一緒にするのは大分違うなというふうに感じたんですが、壊れてから部品もないエアコンを使用するに当たって、2年間動かないということも踏まえて、どこかで壊れる前から計画して、更新が求められるんじゃないかと思います。もちろん財源のこともあって、市の執行部の方々の頭悩ますところではあると思うんですが、先ほどの1問目の答弁で、市長が、関連死ゼロにすると先ほどおっしゃいました。私は本当にそうだと思いました。いろんな方が自分の家を放置して、避難所として使う場合に、これが皆さんのところに参考資料も今モニターに入っていると思うんですが、大阪のほうでは、体育館でしたそうですね、避難所として、体験を。30度を下回ることがなかったという記事も、たまたまこれ9月2日の新聞だったと思うんですが、出てました。本当にそういうことを踏まえて、2年間使えないということを踏まえて、計画をしていく必要があるんじゃないかと思います。これと言って、これああせえ、こうせえというのは財源のこともありますんで、私も無責任なことは言えませんけど、ただしおさい体育館の利用者数、避難所として使った場合に、2,730人が避難できる施設、2,730人ですよ。おおむね10%近い数字、極端なことを言うと。3万6,000ですけど、実際は。近くの人がみんなが来た場合、2,730人の人が入るということも含めて考えたら、2年間使えなくなって、その間に災害が起こったときは、あのときにしておけばよかったということがないように、各市町いろんな工夫をしていろんな財源を集めてきてやっているっていう事実も踏まえて、私三豊市に電話してお伺いしました。三豊市の輻射式空調は、アリーナの1階と2階、全面を行いました。温度は真夏でも大きな県大会をやったときに、どこまで下がるんだろう、人がいっぱい入ったときに下がるんだろうとやると、22度まで下がったそうです。輻射式で、風が出ないけど、体育館全面が22度まで下がったことがある。それだけ理にかなっているというべきですかね。あと体育館の稼働率が大幅に上がった。スポーツだけではなく、吹奏楽部や市内の皆さんのコミュニティであったり、県内外からいろんな予約が入って、ほぼほぼ館はいつも稼働している状態だということです。そして、電気代ですよね。電気代幾らだと思いますか。電気代1時間に1,000円です。伊予市は1万5,000円使っている電気代が、三豊市では1,000円、新居浜市も同じ輻射式で1,000円です。そういうことを踏まえて、やるべきではないかと思います。特に、学生、小、中、高、大、いろんな学校、養護学校も全て含めて、学生は新居浜市だったら4時間で1,650円です。4時間の利用料が1,650円ということも含めて、ぜひ前向きに検討していただきたいと、今からでも計画をしていただきたいと思うのですが、実際実行するのは財源の確保をされてからだと思うんですが、そこらも含めて、理事者の御所見をよろしくお願いします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 平岡清樹議員の通知文を目を閉じて聞いておりますと、まさにおっしゃるとおりだなとも思います。基本的にしおさいアリーナだけじゃない避難施設、全箇所るる快適な空間で、スポーツなりまた逆に避難なりできたらいいと存じております。ただ、夏だけじゃない、冬の寒さ、夏の暑さるるございますし、ある意味輻射式というのは、家庭で買われている方がいらっしゃったらオイルヒーターのでかい版みたいなもんでしょうけれども、財源のことはちょっと置いといて、基本的に伊予市が唱えているサスティナブルディベロップメントゴールズ、SDGsの観点からも、またカーボンニュートラルの観点からも、いかがなものかなという気持ちで聞いておりました。今後、成人式もまだまだあそこでやるし、みらい館では382名しか入れないんで、どんどんどんどんやっていくし、今言う利用者数のアップも含めて、利用率が上がるということは、使用料もいただけるということにもなってきます。ただ、財源を置きますけども、いろいろと今のお話を聞いて、今後1万5,000円が1,000円になるというのは非常に興味があるところですけれども、そのためにはかなりの億の金を重ねないといけない。だけど、お金だけじゃない部分もあるんですよね、人の生活空間。前もしゃべったかもしれませんけど、今年能登半島地震で派遣した職員に寝袋を持たせましたけど、最初は摂氏1度に耐える寝袋を持たそうとしたんで、摂氏15度で何とか基本的にはやはり人っていうのは寒さも暑さも感じる、そこに避難所に来て体壊したんじゃ話にならないんで、そういうことも含めて。ただ、今1年、2年の入札期間というのは、あくまでも全面改築したらということですけど、もし故障しても制御盤等々なら日数かかるけど、ある程度のパーツであれば1日で修理できることもあろうけれども、それはそれとして、今後そういったしおさいアリーナや附帯施設も含めまして、伊予市としてもどういった起債があるのか、有利なものがあるのか、どうしたらいいのかということも考えながら検討してまいりますので、今後とも様々な情報がございましたら御教示いただきますようにお願いいたします。
○議長(門田裕一 君) 再々質問ありますか。
◆8番(平岡清樹 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 平岡清樹議員
◆8番(平岡清樹 君) 市長、御答弁ありがとうございました。非常に前向きな御答弁と私のほうは受け取っております。現実的に15倍の電気代を、言うたらコストを使ってエアコンをやっているっていうのも、幾ら稼働時間が少ないってこれ答弁にありましたけど、当たり前ですよ。使わない。普通の人だったら使いません。1時間8,300円の空気にお金を使って、温度にお金を使ってやるというのは、よほど大きい大会であったりとか、本当に重要な場合、もしくは慈善事業を行う場合ぐらいに限られてくるんじゃないかと思います。使わないから稼働時間が少ないんですよ。これからもさらに燃料代や電気代が上がっていった場合は、さらに使う時間が短くなると私は思っておりますけど、そういうことも含めて、今市長の力強く、これからの起債とかいろんなことも含めて、4億円もしエアコン設置にかかっても、70%は返ってくる。ということは、2億8,000万円は返ってくる。具体的に数字だけで言うと、残りの1億2,000万円の財源をどうするかということも含めて考えていただけたらなと思います。市民の命、これ1億2,000万円に代えれませんので、ぜひ検討していただけたらと思います。よろしくお願いします。答弁はお任せします。
○議長(門田裕一 君) ありませんか。
◎都市整備課長(小寺卓也 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 小寺都市整備課長
◎都市整備課長(小寺卓也 君) 平岡議員の再々質問にお答えいたします。
令和4年度に本市からの委託業務で様々な検討をいたしました。状況を見まして、今の空調設備は、まだ使ってないいうのもあるんでしょうけど、健全な状態ではあるということで、それを今使いながら、次の更新という形を視野に入れて検討していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
○議長(門田裕一 君) 次へお願いいたします。
◆8番(平岡清樹 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 平岡清樹議員
◆8番(平岡清樹 君) 3問目は、小・中学校の体育館への空調設備設置について質問いたします。
今年の夏も暑い日が続きました。特に、先日の台風10号が来る直前までは、以前に比べると比較もならないくらいの日差しの暑さと蒸し暑さで、屋外では息がしにくいほどでした。
近年の猛暑を受けて、各自治体でも学校の教室へ空調設備の設置が進み、今やその対象は教室から体育館へと移行している状況が進んでおります。伊予市でも、市内小・中学校の教室に空調設備設置が完了したところですよね。もう次は体育館かと思ったとは察しますが、御存じのように、愛媛県内でも、四国中央市では、市内全校の25校の体育館に設置を行っている真っ最中です。本市には13校があり、各学校の教室には空調設備がほぼ設置されました。しかし、体育館には、一校も設置されておりません。学校の体育館とは、生徒が屋外で運動ができない場合、または学校の行事などでも使用します。中学生なら運動の部活動でも使っております。また、別の側面からも、地域のコミュニティとして使われ、生徒や生徒の父兄、地域住民の交流の場でもあります。また、災害が起こった際は、市役所から避難指示を出す際の広域避難場所として指定され、被災されるおそれのある住民が身を寄せる場所としての機能も併せ持っております。
そこで、今回提案する市内小・中学校の体育館への空調設備設置について、2点の質問をいたします。
1、今後において、小・中学校の空調設備は、教室から体育館へ移行して、子どもたちの運動をする環境を整えるためにも、各自治体で率先的に今後進んでいくものと思います。この体育館への空調設備設置について、市長や理事者の皆様の御所見をお伺いいたします。
2、小・中学校の体育館を指定避難所として使用するわけですので、被災した市民が熱中症などで体調不良にならないようにしたいものです。しかし、何をするにもまずは財源からになると察します。この事業への補助金などは、学校施設環境改善交付金なら補助対象経費の2分の1、先ほども言いました緊急防災・減災事業債であれば、地方債の充当率が100%、そのうち元利償還金の70%が地方交付税措置となっており、市の負担を考えれば、この緊急防災・減災事業債が有利だと思います。
そこで、この事業債を活用した四国中央市教育委員会への聞き取りを行いました。教育委員会では、愛媛県は、小・中学校の体育館への空調設備設置が、全国的に見ても遅れており、県全体の設置率が10%を切っているという中で、様々な議論を行い、緊急防災・減災事業債を使うことを決定し、トップのリーダーシップで決めたとおっしゃっていました。この事業債、事前に調べていただいたら、限度額がないとのことですが、事業期間は令和7年度までとなっております。延期がなければもう時間的に難しいと察します。
そこで、この事業債が延長された場合は、前向きに検討していただけますでしょうか。
以上、2点に関しての御所見をお願いいたします。
◎教育委員会事務局学校教育課長(谷仲寿夫 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 谷仲教育委員会事務局学校教育課長
◎教育委員会事務局学校教育課長(谷仲寿夫 君) 平岡清樹議員から、小・中学校の体育館への空調設備設置について2点の御質問をいただきましたが、関連がございますので、私から一括して答弁申し上げます。
体育館へのエアコン設置の状況については、四国中央市のほか、最近では愛南町で企業版ふるさと納税の寄附によって設置され、県内でも設置する自治体が徐々に増えつつあることは承知しているところです。
しかしながら、設置には設計費や設置工事費などのイニシャルコスト、設置後には電気代や保守費用といったランニングコストなどの大きな支出が見込まれ、簡単に設置の判断ができるものではないと考えます。
また、設置を検討する場合には、補助金等の活用は必須でございまして、例えば学校施設環境改善交付金ですと、体育館の断熱工事が交付要件となっているため、多額の工事費が見込まれる上に、現在の国の補助単価や補助率、上限額では本市にとって十分と言えず、市の財政に大きな負担が生じることが予想されます。
一方、緊急防災・減災事業債は、地方交付税による措置が優遇されることに加え、断熱工事も要件とされていないため、一見設置工事費も抑えられ、財政的に有利に見えますが、断熱工事を行わなければ、当然、運転効率が悪くなり、ランニングコストや環境への配慮といったマイナス面が気になってまいります。加えて、幾ら交付税措置があるとはいえ、起債は市の借金であり、高額な断熱工事を行うとなれば、結果的に財政負担が大きくなると考えられます。
このように、国の財政支援はあるものの、現状の支援内容や要件では、大きな財政負担が避けられず、全国的にもスポットクーラーや大型扇風機で対応していることが、設置率の伸びない要因と考察しておりますが、いずれにしましても、本市の現在の財政事情では、市内小・中学校13校の体育館へのエアコン設置は、緊急防災・減災事業債を活用しても困難と言わざるを得ません。
しかしながら、教育環境の整備は、財政需要による自治体間格差が生じるべきではないと考えますことから、今後十分な国の財政措置をもってエアコン設置が検討できるよう、財政支援の拡充について機会を捉えて国へ強く要望してまいりたいと考えます。
以上、答弁といたします。
○議長(門田裕一 君) 再質問はありませんか。
◆8番(平岡清樹 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 平岡清樹議員
◆8番(平岡清樹 君) 御答弁ありがとうございました。財源ありきというところからの話が常々伝わってはくるんですが、例えば皆さんの入っている資料に愛南町の新聞記事が入っていると思うんですが、これは企業さんが企業版ふるさと納税の寄附で賄って、1校につけたという記事が、同じ9月2日に出てたんで、今回載せさせていただきました。いろんな意味で考えたら分かるんですけど──〔一般質問終了5分前のブザーが鳴る〕──断熱工事をじゃあ四国中央市はしているのかと言えば、しておりません。全国のほぼどこの小・中学校の体育館に断熱工事をしてエアコンを設置した学校というのを逆に探していただきたいぐらい、ないと思います、ほぼ。なぜエアコン設置をするのに断熱工事、そりゃできればいいです。でも、そこの財源が賄えないということで、そこの部分を削除というか、使用するときだけに限ってという意味合いで各市町村は設置を進めております。当然、四国中央市だけじゃありません。これ愛媛県が四国中央市やっただけで、全国では物すごい数の学校が、体育館にエアコン設置をしている現実を皆さんも御存じじゃないかとは思います。私、四国中央市にヒアリングをしてまいりました。四国中央市のほうでは、なぜここで一気につけたかというと、経費はかかりますが、敬老会も体育館で行うんで、敬老会するときもうサウナのような状態で、高齢者の方が大変だったというのもあった。当然、学校設備なんで、各施設必要だということで、バスケットコートよりも下だけ冷えればいいという考え方の中、体育の授業中だけオンをして、それ以外は切るというふうな考え方で設置をしたというふうにおっしゃってました。当然、窓には遮光カーテンをつけて、それでしのいでいると。業者からは、これから先、今日本はデフレからインフレに変わって、物の物価がすごい上がっています。だから、業者からは、物資の入荷も遅れそうだ。工事の労働費もすごい上がってきている中で、今後、後から設置するとなると、必ずもっとお金が必要になってくる。だから、財源が必要なんじゃないかというのも十分分かるんですが、後々絶対に私はつけることになると思います。いろんな場面で必要になってくるところが出てくるんじゃないかと思うんですけど、今後、値段が上がってくることも踏まえて、10年、20年スパンで考えて、四国中央市は市長のリーダーシップで踏み切ったというふうにおっしゃってました。各学校の先生らが管理をして、授業中だけのオンとオフを行うという試算を行って、電気代は市全体の電気代から考えると、もうほぼ微増程度で、ほぼ影響ないというふうにおっしゃっておりました。私もすぐにつけという話ではなくて、ぜひ前向きにこれからも検討はしていただけたらなと思います。今日も中学生来ておりますが、彼らのこれからの体育、彼らの後輩になると思うんですけど、必ずつけるようになると思います。ここで、困難というのは、当然だと思いますけど、その困難を乗り越えてやっていくということも私は大事だと思いますので、さっき言った避難所の関連死ゼロを目指す市長の熱いお言葉を聞かせていただいて、再質問したいと思います。よろしくお願いします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 私の熱い思いを語る後には、教育長が熱い思いを語りますけれども、基本的には、今私も愛媛県の市長会長を仰せつかっておりますんで、今度ウェルピアで愛媛県の市長会、9月末にございます。そのときにも市長会にも呼びかけて、国に対して総務省等々、また文科省等々に有利な起債であったり、交付金であったり、補助金の陳情活動もしっかり行っていきますけれども、私がここに立ったのは何が言いたいか、要はできない理由で答弁するよりも、できる理由を探して、即座にはできないにしても、未来を担う子どもたちだけじゃない、当然のごとくさっきのしおさいアリーナのこともございましたけれども、体育館も避難施設になっております。そういったことも含めまして、これは検討に値する案件だと思ってますんで、ただ御案内のとおり、財源のこともございますから、そこはまたしっかりとお財布ともにらみ合わせながら、全体のこともございますんで、やっていきたいと思いますけれども、やはり教育長というのは、小・中学生の命を守る一番の最高責任者ということで、私の後に教育長が答弁いたします。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 失礼します。
御指名ですので、答弁したいと思います。
昨日中学生にも教育長室に呼んで話したんですけども、できれば体育館にエアコンをつけてほしいというような要望がありました。私としては、13校の体育館につけるのは、なかなか難しい、財源確保ということで、できれば大きくなったら立派な会社を設立して、ぜひとも寄附をしてほしいと中学生に言ったんですけども。近年の大気の上昇、沸騰化というぐらいまで大分温度が上がっておりますので、本当に私も部活動等心配しております。学校等におきましては、十分注意をしていただいて、事前に気温とか熱中指数とかを測っていただいて、それによって部活動もしていただいたりする工夫や時間等も、甲子園もそうですけれども、工夫して気温が上がらないうちに部活動のほうを早く一、二時間で終えたりとか、夕方涼しくなってとかというような工夫もしております。先ほど市長も申しましたとおり、やはり私たちも使えるお金がたくさんあればもっとしたいこともあります。そういったことで、部活動の地域移行もいろいろこれから課題も山積しておりますし、そういったところにもお金も使いたい。でも、やはり命の問題がありますので、そこら辺、各市のほうで横の連携を取りまして、いろいろ私たちも調べて、保護者の要望、生徒の要望、できれば早いうちにかなえていける方向で進んでいきたいと思っております。
以上です。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) すみません、言い忘れておりました。今日は傍聴の方々も多いんで緊張しておりました。
前段で過去女性会議というのがございましたよね。あのときに質問者の女性が、私に対して、市長は誰一人置き去りにしないと言ってますけど、下灘の子どもたち、置き去りにしてませんかということで、小寺さんが動いて、即座に大型扇風機、そしてスポットクーラーを入れました。それだけでも剣道する子とか喜んでくれてます。今、特に夏、もう我々が子どもの頃と違って、かなりの気温も上がってきてますんで、熱中症対策も含めまして、まずはそういったところを13校一気にはできないにしても、大型扇風機、そしてスポットクーラーを置いて、その次に俗に言うエアコンディショナーというか、エアコンというのの設置のめどを向けながら検討してまいりたいと思いますので、今後とも子どもたちの未来に対して御教授ください。
○議長(門田裕一 君) 再々質問ありませんか。
◆8番(平岡清樹 君) 議長
○議長(門田裕一 君) 平岡清樹議員
◆8番(平岡清樹 君) 前向きな御答弁誠にありがとうございました。──〔一般質問30分終了のブザーが鳴る〕──体育館のエアコン設置、これ今回2問質問したんですけど、必ず必要になります。そんなに遠い向こうの話じゃなくて、必ず各市町村、周りがやってきて、慌ててつけるということがないように、ぜひ早いうちから検討していただけたらと願うばかりでございます。よろしくお願いいたします。
一般質問を終わります。
○議長(門田裕一 君) 暫時休憩いたします。
午前10時55分 休憩