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令和6年第2回(3月)伊予市議会定例会 3月5日(火) 一般質問
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内容
会議録
令和6年第2回(3月)伊予市議会定例会
3月5日(火) 一般質問
公明党
大野 鎮司 議員
1. 投票率アップについて
2. 防災・減災意識アップについて
3. 子育て支援のさらなる推進と子どもを守る支援について
4. 3万人が住み続けられる伊予市へ(自治会編)
午後1時00分 再開
○議長(北橋豊作 君) 再開いたします。
続いて、大野鎮司議員、御登壇願います。
〔9番 大野鎮司君 登壇〕
◆9番(大野鎮司 君) 議席番号9番、公明党大野鎮司です。
北橋議長に許可をいただきましたので、一般質問を行います。武智市長をはじめ、関係理事者の皆様の明快な御答弁をよろしくお願いいたします。
それでは、通告に沿って質問をいたします。
まず、1問目ですが、投票率アップについてと題しましてお聞きいたします。
来年は、市長、市議会議員選挙となります。残念ながら、前回の選挙は、過去最低の投票率でした。私ども議員としても、女性議会の開催や分かりやすい、親しみやすい議会だよりの発行、また今年はコロナで開催できなかった議会報告会、意見交換会もワールドカフェ方式など取り入れ、市議会をもっと身近なものになるよう創意工夫してまいりました。まだまだ努力は必要です。
また、市としましても、今回新しく選挙公報を取り入れていくようになっていることかと思います。
そこで、以下の3点をお聞きいたします。
1点目ですが、選挙啓発チラシのその後はどのようになっていますでしょうか。
この質問は、令和4年6月議会にお聞きをし、答弁は子育て中の若い世代とともに、将来の有権者である子どもたちに対するアプローチとしては大変効果的なもの。今後、松山市及び先行自治体の運用実績などを参考に、市内各小・中学校との連携を図りつつ、前向きに捉える。なお、今回の提案を受け、市ホームページに親子連れ投票についての記事を掲載し、周知啓発に努めるとの答弁をいただきました。
現在、来年の選挙に向け、どのような準備、予定となっていますか、お聞かせください。
2点目ですが、投票率向上に商業施設で期日前投票を。
この質問は、平成29年3月議会でお聞きをし、答弁は、市内3か所の期日前投票所では、有線による選挙システムにより投票済みの情報を即座に共有し、二重投票を防止。さらに、商業施設に導入するには、場所の賃借、システムの構築費用、職員の配置等多くの問題があり、行うことは困難。選挙管理委員会において、期日前投票所の場所というものをもう議決をして指定しておりますので、これについてはもう無理との答弁でした。
デジタル技術は常に進歩しているかと思います。以前の質問でも申しましたが、松山市では、数か所、商業施設で行っていますが、1か所ぐらいできないでしょうか。
また、仮に行うとしたら、費用が具体的にどのぐらいかかるのでしょうか。
また、選挙管理委員会が議決されたから無理とありましたが、その議決はいつ行われるのでしょうか、お聞かせください。
3点目、移動投票所についてお聞きします。
以前にも質問されている議員さんがおられました。先日の議会報告会の投票率アップについての議題に対し、多くの方から高齢者も増えているので、地域によっては商業施設で投票するとともに、移動投票所をとの御意見が多くありました。
以前の門田議員の質問に対して、答弁は、投票所が統合されたらとありましたが、高齢化が進む現在、統合になりそうな投票所はどの地域で何か所ありますか。
統合されてからではなく、その前から行うお考えは。
以上、3点よろしくお願いします。
◎選挙管理委員会書記長(橘かつら 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 橘選挙管理委員会書記長
◎選挙管理委員会書記長(橘かつら 君) 大野鎮司議員の投票率アップについての御質問に私から答弁申し上げます。
まず、1点目につきまして、大野議員御提案の親子連れ投票啓発チラシの配布につきましては、大変効果的な取組であると考えており、現在次期市長、市議会議員選挙における実施に向け、教育委員会事務局などとの調整を終え、チラシの原稿につきましても、事前配布のとおり、選挙の日付欄以外はおおむね完成している状況であります。
チラシの具体的な配布時期は、広報紙などの掲載時期と併せ、令和7年3月頃、配布先は市内小・中学校を予定しておりますが、加えて各公民館や関連施設への設置、ホームページやSNSでのチラシ掲載など、広く周知啓発してまいりたいと考えております。
そのほかの取組として、投票年齢が引き下げられたことを受け、市内唯一の高校である伊予農業高等学校に出向き、主権者教育の一環として出前講座を開催することなど、投票率向上のための提案を行っております。
次に、2点目につきまして、大野議員御案内のとおり、集客が期待される商業施設において期日前投票を実施することは、投票率向上への効果が期待できます。
一方で、実現のためには、二重投票防止のための選挙システムの構築や専用回線によるセキュリティー対策、そしてこれらの作業のための専門の人員を確保する必要があるほか、複数の商業施設から施設内に投票所を設置するスペースの確保が難しいとの回答を得ており、本市の努力だけでは解決が困難な課題を抱えていることから、現時点では商業施設への期日前投票所の設置は難しいと考えております。
なお、商業施設に投票所を設置するためのシステム構築に要する費用は、おおむね200万円、市長、市議会議員選挙における期日前投票所の設置場所を決定する選挙管理委員会の議決は、令和7年1月頃を予定しております。
最後に、3点目につきまして、投票所まで距離が離れた交通手段の確保が難しい選挙人に対し、移動期日前投票所を設置し、投票機会を提供することが特に高齢化が著しい地域において効果が期待できる施策の一つと認識しております。
しかしながら、公平性を考慮した上での設置場所の選定、車椅子用スロープや簡易待合所といった環境面の整備、悪天候対策のほか、通常の投票所と同様に投票管理者や職務代理者など最低5人を常に配置する必要があることなど課題も多く、導入したものの成果が得られず、実施を取りやめる自治体もあると聞き及んでおります。
係る人的負担と費用対効果を踏まえますと、現時点では移動期日前投票所の設置は難しいと考えております。
なお、統合になりそうな投票所につきましては、現在23か所ある当日投票所の統廃合について、有権者数の減少に加え、期日前投票制度の定着などにより、昨今当日投票者数が減少していることを踏まえ、ただいま検討中であります。現状、統廃合する投票所の箇所数や実施時期など具体的な内容は定まっておりませんが、先進事例を参考に、例えば廃止した当日投票所を今度は期日前投票所として利用するなど、選挙人の利便性と選挙事務従事者の負担軽減を考慮するとともに、地元住民の意向なども確認しつつ、慎重に検討を重ねてまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、選挙は私たち国民が政治に参加し、主権者としてその意思を政治に反映させることのできる最も重要かつ基本的な機会であります。今後とも情報収集に努め、国、県に対し投票環境の整備に係る支援を要望するなど、投票率向上を目指した施策を模索してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。
以上、答弁といたします。
○議長(北橋豊作 君) 再質問ありませんか。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) 御答弁誠にありがとうございました。
2番目、3番目に関しまして、なかなか難しい状況なんかなというふうなことを感じました。今の多分分かりませんが、近い将来というか、行く行くはひょっとするとインターネット上で投票ができるという時代が来るのかなというふうなありますので、そのようになっていけば、また少し変わってくる時代が訪れるのかなと思いますので、今後とも前向きに御検討いただけるということですので、よろしくお願いします。
私のほうから1点、選挙チラシの件に関して再質問をさせていただきたいと思います。
多分資料に今日私も初めて見させていただきました。このようなチラシを作っていただいてて、大変何か子どもたちが手に取って分かりやすいといいますか、いい物だなというふうに感じております。
今回、また選挙公報を本市としても取り入れていくということですので、選挙公報は新聞紙に印刷されるということですから、今投票率が低いというのは、やはり若い世代、僕らぐらいの世代からちょっと下とかという方が多いかと思います。そういった方は、新聞取られているのが少ないような昨今の時代の背景もありますので、こういったところに力を入れるべきかと思います。
再質問としましては、非常に今のチラシもすごくいい物だと思うんですけど、よく聞くのが、若い方が選挙に興味がないとかというてよくテレビとかで答えているんですよね。ですから、このチラシを見ると、子どもたち選挙に行きたいということで、選挙に行くことをすごく教えるということはすごく大事なことなんですけど、もっと掘り下げて、なぜ選挙があって、なぜ選挙に行く必要があるのかということも例えばこのチラシに入れてあげたらいいのかなと。そのチラシを持って子どもが今日これこんなんもらったんよと。もう一つ言うと、このチラシを見て、お父さんと一緒に選挙に行って、感想を書いてきてくださいというふうな宿題にまでつなげていく、松山市がそうしているんですけど、選挙に行ってどのような感想があったということを担任の先生に報告といいますか、そういった宿題を出しておりました。そうすることによって、やはり子どもにも関心事が生まれ、親御さんにも啓発につながると。よく最近目にするのが、健診でお子さんが言いますよね。おばあちゃん何で健診行かないのみたいな感じのことを。ああいった変な意味、子どもを使っているというようなことになるのかも分かりませんが、忖度なしで純粋無垢な子どもが心配をして声をかけるということは、非常に大人にとって響くことかと思いますので、これは選挙管理委員会というよりも教育委員会になるのかも分かりませんが、このようなことでチラシを使った、宿題まで広げていく、つなげていくというお考えがあるのか、お聞かせください。
◎教育委員会事務局学校教育課長(谷仲寿夫 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 谷仲教育委員会事務局学校教育課長
◎教育委員会事務局学校教育課長(谷仲寿夫 君) ただいまの大野議員の再質問に私のほうから御答弁をいたしたいと思います。
確かに、大野議員言われるとおり、せっかくチラシを作るということであれば、さらに教育に絡めてという御意見、よく分かりました。一応、今いただいた御提案のほうを学校のほうに持って行ってみて、学校現場のほうの意見も聞きながら検討を進めたいと思います。
以上、答弁といたします。
○議長(北橋豊作 君) 再々質問あります。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) ありがとうございました。ぜひぜひ前向きによろしく。これはこのチラシ作っただけでは多分進みません。ここに宿題というか、子どもと大人を絡める何かを、一手を加えないと、多分ただのチラシになってしまいますので、ここがポイントかと思いますので、ぜひともよろしくお願いしまして、私の1問の質問を終わります。
○議長(北橋豊作 君) 2問目に行ってください。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) それでは、2問目に移ります。
防災・減災意識アップについて(ジュニア防災士編)としましてお聞きいたします。
この質問は、令和4年6月議会でお聞きしました。今回で3回目になるかと思います。
前回の質問で、いま一度申しますが、小・中学生向けのジュニア防災士検定とは、試験は小学4年生、5年生の初級、小学6年生、中学校1年生の中級、中学校2年生、3年生の上級の3段階。試験内容は、家庭で防災について話し合う家族防災会議レポートの提出、筆記試験、災害に関する作文やポスターを作成する防災自由研究。検定料は2,000円から3,000円です。防災士検定は、筆記試験だけではなく、家族防災会議レポートと防災自由研究の3つから構成されるので、子どもたちが日頃から防災と減災に深い関心を持ち、意識を高め、自分で考え、判断し、行動する防災力を身につけることができる。また、課題の一つに、家族防災会議があり、子どもを通じて保護者の防災意識向上に大いにつながると思います。そして、地域の防災意識の底上げとなり、高齢化が目立ってきている自主防災組織において、若い世代や中学生や高校生の活躍が期待されるのではないかと考える。夏休みなど、長期休暇の課題にもちょうど適していると前回お聞きいたしました。
答弁は、推奨されるジュニア防災士検定は、子どもの防災・減災に関する知識の向上はもちろん、家族防災会議レポートの取組は、保護者を含め自助・共助の推進に有益なものであると考える。若い世代の育成に向けた防災教育の観点から、このジュニア防災士検定の推進に向け、教育委員会及び学校の意見を聴取するとともに、受検希望者や事業効果の把握など、事業化に向け精査すべき事項を整理すると非常に前向きな答弁をいただき大変期待しておりました。
ですが、特に何か進んだようには思えません。ジュニア防災士のその後はどうなったんでしょうか、お聞かせください。
◎総務部長(河合浩二 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 河合総務部長
◎総務部長(河合浩二 君) 大野鎮司議員の防災・減災意識アップについての御質問に私から答弁申し上げます。
令和4年6月議会において、大野議員からのジュニア防災検定の推進に関する提案を踏まえ、同検定の推進に向け、教育委員会との協議や教頭会での説明を行ってまいりました。
教育関係者からは、検定の受検自体はとてもいいことだが、懸念事項がある。受検を児童・生徒にお願いしたり強制することはできず、受検するかは本人の意思や希望はもちろん、筆記試験だけでなく、家族防災会議レポートや防災自由研究もあることから、保護者の理解、協力を得ることが何より不可欠であるとのことでした。
これらを考慮し、いきなり市内全校での受検は、受検体制や希望調査、保護者への説明や理解を得るまでの時間など調整すべき課題も多いものと判断いたしました。まずは、地域防災マップの作成など、様々な防災教育を実施した小学校を対象に、学校から保護者や児童に複数回にわたり検定の内容等について説明していただきましたが、保護者、児童共に受検の希望はありませんでした。その主な理由としましては、保護者からの意見として、家族防災会議レポートや自由研究が負担になる。また、筆記試験は合否結果が伴うものであり、仮に不合格者が出た場合など、試験結果によって児童同士でお互いに気にしてしまうといったものでありました。
参考のため、検定を主催している一般財団法人防災教育推進協会に問い合わせてみたところ、他の地域でも本人と保護者の希望や同意、協力を得ることに苦慮しており、実施に至ったところも最初は小規模の組織や学校単位、対象クラスの選抜など、まずは一部からスタートし、その後徐々に対象者を拡大しているとのことでした。
今後の予定としましては、改めて児童・生徒、保護者、学校の意見を参考にするため、校長会等で受検希望者の募り方を協議したいと考えております。
なお、令和6年度当初予算には、4、5年生2人、6年生2人分の受検負担金を計上いたしました。
大野議員から御提案いただきましたジュニア防災検定の推進に向け、受検者側の意向も尊重しながら、今後とも有効な方策等の研究に努めてまいります。
以上、答弁といたします。
○議長(北橋豊作 君) 再質問ありませんか。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) ありがとうございました。
非常に何か前回の質問より大分後進したような答弁に変わったなと正直なところ率直にそう感じております。いろいろ答弁の中で、保護者とかに話をいろいろ聞いて、いろいろるる御説明ありました。ですが、私もPTAの役員を長年しておりますが、こういったような話を受けたとか、アンケートといいますか、話をされた覚えはありません。いつそんな話が保護者向けにあったのかというのが一つ疑問する点ですね。役員を長年しとったらこういったことは多分耳に入ってくるはずですし、実際子どもがおる父親としましても、多分そういったことはお聞きするかと思います。
あと保護者が本当に言うたか言うてないんか分かりませんが、合格するせんとかで子どもたちに何かあるとかと言うんですけど、世の中ってそんなもんじゃないですか。受かる子もおれば落ちることもある。これは前回にも僕申し上げたんですけど、強制して全員に受けさせてくれって言いよるわけではありません。当然、受ける、受けないは児童・生徒の選択です。そういったこともあるよということをしっかりアナウンスすることで、これもさっきのと同じです。いろいろ学校が防災教育していただいているのも知ってます。いろんなプリントをいただくのも分かります。でも、親はぶっちゃけあまり見んのですよ、そうって言われても。絶対的に。絶対的にと言うたらいかんけど、私はそんなにぱっと見てぐらいです。前にも言いましたけど、ここのいいところは、それを試験をやる過程において、家族で防災会議というレポートを提出することは、いやが応でも親と話合いをするんですね。災害があったらどこに逃げるんですよとか。そういうことで、私は別に伊予市中の子どもにジュニア防災士検定を取らせてほしいと言いよんではないんです。ただ、本当の目的としては、市民の皆さんの防災意識の向上です。今回、一般質問も8名のうち、私も入れたら防災に関する質問が6名の議員がしてます。市民の方にも非常に関心のあることかと思うんですけど、結局のところは自助・共助やと私は思います。伊予市は、幸いにも災害が少ないですから、やはり意識は少ないです。僕も少ないです。この前の震度4のありました。家にいました。先日の正岡議員が言われたとおり、僕も一般質問の原稿を仕上げておりました。そのとき揺れたとき、何もようしませんでした。どうしたらええかということも。やっぱりそういうとこやと思うんですよね。それを長年こういうことをすることによって底上げをしていく。選択することによって、子どもたちが夏の自由研究ありますよね。保護者にどのように説明したんかは知りませんが、別に学校の自由研究とこっちの自由研究をするんじゃなくて、自由研究の中って選ぶんですよ、子どもが。作文やったらこれ、ポスターならこれ、最近理科の自由研究はなくなってきてますけど、そんなことを選ぶようになってます。その中に私は前にも申し上げたんですけど、これを入れたらどうかということを申し上げました。そのことによって、しっかり底上げしていくことかと思います。いろんなところがあって難しいんかも分かりませんけど、もうちょっとできないことをいろいろ答弁に入ってくるのではなくて、何かしら私が言いたいことはどこまで伝わっているか分かりませんが、もう少し、もうちょっと積極的に、主体的に執り行うことはできないか、いま一度よろしくお願いします。
◎総務部長(河合浩二 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 河合総務部長
◎総務部長(河合浩二 君) 失礼します。
今大野議員さんがおっしゃっていただいたような方法、校長会のほうで説明をさせてもらいたいと思います。答弁が後進したような言い方もされましたけれども、実はこれ令和4年6月議会が終わったときに、危機管理課のほうには直ちに検討するように指示をいたしました。その後、部課長会でも、議会で検討するというふうな答弁をしたものについては、部内、課内で検討するように指示をしておりましたけれども、この事業につきましては、若干工程が後れましたことをおわび申し上げたいと思います。
今後もこういった議会で前向きに検討するというふうに答弁申し上げました事項につきましては、事業ができるかどうかは別といたしまして、早期に結果が出せるように注意したいと思います。
以上、答弁といたします。
○議長(北橋豊作 君) 再々質問ございます。
〔9番大野鎮司議員「ありません」と呼ぶ〕
○議長(北橋豊作 君) 3問目に行ってください。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) それでは、3問目に移ります。
子育て支援のさらなる推進と子どもを守る施策をについてお聞きいたします。
以下の2点よろしくお願いします。
まず、1点目ですが、病児・病後児保育施設の24時間ウェブで状況確認、これ状況というのは空き状況とかということですね、の確認と予約ができるように。
先日、保育所に2人のお子さんを預けて働くお母さん方とお話をする機会がありました。小児科さんがなくなったときに、お迎えサービスがなかったこと、熱が高くなるといよっこすまいるにどうしてもお迎えに行かなくてはいけないこと、感染症のときは人数の制限があり、もっと定員を増やせないかといろいろと御意見をいただきました。実際、難しい面は多いんですが、少しでも改善、前進を望みます。
今回いろいろ御意見いただいた中の一つとして、ウェブで利用状況の確認、できれば予約ができるようになりませんかというのを、そうするとお母さん方も非常に助かりますと言われておりますので、お聞きいたします。
最近は様々なスマホで空き状況等確認や予約ができます。子育て支援の伊予市、どうにかできないでしょうか、お伺いいたします。
2点目なんですが、子どもを守るアプリコドマモを本市へ。
この10年ほど、スマートフォンの世帯保有率は9.7%から88.6%と著しく増加しました。スマートフォンの普及により、SNSの利用が増え、近年では撮影した写真や動画をSNS等のアプリを通じてインターネット上でシェアすることが定着しております。スマートフォン保有率の高さは、子ども社会にとっても例外はなく、内閣府の調査によりますと、子どもが自分専用のスマートフォンを利用している割合は、小学生が64.0%、中学生が91.0%、高校生が98.9%です。同調査によりますと、インターネットを利用しているインターネットの接続機械で撮影や制作、記録をすると回答した青少年に配信したことがあるかと聞いた結果、小学生は17.9%、中学生は20.3%となり、高校生になりますと27.9%という結果でした。
このように、子どもにとって身近なスマートフォンでの写真、動画撮影とSNS投稿ですが、個人的な情報を公開する行為であることから、保護者も子どもも一緒に様々な危険性があることを理解する必要があります。
インターネット上での自撮り写真、動画の共有に潜む危険は、子ども自身が被害者になることも加害者になることも想定されます。SNSなどを通じて子どもたちに裸や下着姿を自撮りさせる手口が全国的に広がり、最近ニュースでもよく見ます。
こうした子どもによる性的な自撮りに関する被害が増える中、令和3年秋、愛知県警が被害を防止する策について起業家を育成するプロジェクト団体に相談。参画されていた藤田医科大学が名乗りを上げ、産官学の連携の下、AIを使って被害を防止するアプリが開発されました。このアプリは、子どもを守るという意味からコドマモと名づけられています。
資料のほうを添付しておりますので、よろしければ御参照ください。
コドマモは、子どもが自分のスマートフォンで裸や下着姿などわいせつな画像を撮影、保存した際、AIが撮影データを判別し、画像を削除するよう促す通知が表示されることとともに、保護者にも通知されるというペアレンタルコントロールができるシステムです。AIはサーバーを介さず端末上で完結するため、画像は端末の外に共有されることはなく、プライバシーは保護されます。このアプリは、スマートフォンにインストールすることで、画像フォルダとアプリが連携し、撮影データが画像フォルダに保存される際にAIが判別するため、あらゆるアプリ内の機能による撮影、画像に対しても判別が可能となります。
また、子どもが今どこにいるのか、リアルタイムで位置情報の確認ができ、このアプリは昨年3月より無料配信が始まっています。国連のイベントでも社会課題を解決するアプリとして紹介されました。今後、アプリの利用時間管理、歩きスマートフォンの防止、SNS上の危険なチャット検知、課金防止対策の機能が追加される予定だそうです。
コドマモアプリに期待される効果としては、犯罪を減らす抑止力になること、子どもの対話を促進する仕組みとなること、子どもが被害者、加害者になることを防止すること、子どもたちが心豊かに健やかに育つためにも、犯罪に巻き込まれる危険性を遠ざけ、トラブルを未然に防ぐ手だてを講じることは重要なことだと考えます。
本市においても、子どもを守るためにアプリコドマモの周知啓発を行ってはと考えますが、以上、2点よろしくお願いいたします。
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 空岡市民福祉部長
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 失礼いたします。
大野鎮司議員の子育て支援のさらなる推進と子どもを守る支援についての御質問に私から答弁申し上げます。
まず、1点目につきまして、本市の病児・病後児保育室いよっこすまいるでは、医師連絡票の受領後、前日、または当日に電話連絡をいただき、病状等必要な情報を詳細に聞き取った上で引受けの可否を判定しておりますが、その際には、必要に応じて、病気対応への助言や他機関の紹介等も実施しております。これは、日々激変する子どもの病状に対し、保護者や病院、いよっこすまいる、広域利用病児・病後児保育室等の各役割を踏まえ、小規模直営施設ならではのメリットである会話により、保護者への安心感醸成や支援等をさらに図るための対応であり、適切な流れと認識しておりますので、現時点で大野議員御提案のウェブ活用は考えておりません。
なお、本市も加入しております広域利用病児・病後児保育室では、ウェブによる利用も可能でありますので、今後とも周知を図ってまいりたいと考えております。
次に、2点目につきまして、昨今学びや遊びに加え、人とつながるための重要なツールとしてスマホデビューが低年齢化し、有害情報や誤った情報、性的搾取、ネットいじめ等に対する保護者の不安は大きくなっていると承知しております。
大野議員御提案の最新AI技術を活用し、子どもの安全・安心を多方面から見守る無料アプリの紹介は、その有効な対策の一つと認識しておりますが、一方で、写真認識に対する誤動作や激しい電池の消費、不安定なアプリ動作等懸念事項も伺っております。子どもたちの権利や安全、精神的な健康を脅かすオンラインを介した多くのコンテンツに対する抑止策として、導入の意義は十分に理解いたしますが、まずは今後のアップデート状況や他アプリの有効性等情報収集に努め、周知の可否や時期、方法等について慎重に見定めたいと存じております。
以上、答弁といたします。
○議長(北橋豊作 君) 再質問ありませんか。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) ありがとうございました。
何かすごくいろんなことにおびえているなというような感じの、おびえているなという表現がいいのかどうか分かりませんが、ウェブで確認できるということは、私もその広域で松山のほうとかにも、そのお母さん方も熱は別に日中出て、あしたやばいかもしれんならいいんですよ。でも、さっきも答弁でもあったように、病状が激変する中で、夜中に熱が出たりするんですよね。そのときには、当然電話なんかしたっていよっこすまいるにはいらっしゃらない。あした空いてるのかどうなのかというのも、せめてそこぐらいまで分かれば、あっいよっこすまいるにもし言うたとしてもこれいかんなと思えば、ウェブで確認をし、予約のできる松山のところにも選択肢というのが判断がつくんですよ。以前、僕が保育園の空き状況もホームページであと何人とかというふうに出したらどうというふうなことの質問もさせてもらいましたけど、そのときに空いとるというて空いてなかったろがといったことに市民の方から強く言われるのをすごく警戒しとるというか、気にしてるのか、これも同じですよね。ひょっとしたら空いていると言っていたのが、もしかすると病状の関係上、例えばインフルエンザがはやっているときに、インフルエンザの子を受け入れる、そしたら溶連菌の子は受け入れれないになったら、当然、インフルエンザの子が昨日までも予約が入っとんならそうなって、あなたのところは行けないよというのも分かるんですけど、そういったところも文面で一つ書くことによって、選択する、選ぶのができるということ自体だけでも状況が変わってくると思うんですけど、対話をするのは大事やと思います。結局最終的には対話なんですけど、対話する前にもいろいろ判断する材料として、今こういった世の中としては、そんな判断をする状況が多岐にわたっているので、もうちょっと今どきの感じにはならないのかなというふうなことをお聞かせください。
2点目のスマートフォンのことに関しましても、当然、これも先ほどの質問じゃないですけど、入れる、入れんは保護者の考え方一つやと思います。先日、私港南中学校のPTAの保健の授業で性教育のことで参加させていただいてびっくりするような話を聞いたんですけど、伊予市の中学校、何年生やったかな、2年生か3年生のアンケートを取ったところ、70人の子どもがSNSで見知らぬ人と会っているというようなアンケート結果が出てたんですよ。非常に驚きました。あと生徒さんたちが何をもって、これから例えば中学校になってくると、女性だったら体の変化とかいろいろあると思うんですが、それを調べるのは何かというたら、全てほとんどの子がインターネット。でも、大人はインターネットが、保護者は苦手というふうな、ここですごいずれがあるんですよ。今どきいろんなところでニュースになっている子どもに関する幼児ポルノのことなんかも多岐にわたっておりますので、こういったところでしたら簡単に未然に防げることもあるんですが、これをPTAとか人とかに啓発ぐらいはしてもええんじゃないかなと思うんですけど、その2点よろしくお願いします。
◎子育て支援課長(太森真喜恵 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 太森子育て支援課長
◎子育て支援課長(太森真喜恵 君) 大野議員の再質問に私のほうから答弁申し上げます。
まず、1つ目のいよっこすまいるのウェブ予約に関してですが、これにつきましては、今どきのSNSとかそういう事情もということではありますが、広域で松山市のほうの病児保育も利用できるような環境にありまして、松山市の規模でいいますと、年間3,000人以上の利用がございまして、その規模と伊予市の直営でしているいよっこすまいるの規模は、約10倍の差がございます。システムの導入の運営費のことなども懸念事項の一つとしてございますので、現段階ではそういう費用の面等も考え合わせた上で導入のほうは考えてはいないということでございます。
そして、2つ目の再質問でございますが、コドマモの導入についてということですが、これにつきましては、先ほどの部長答弁でもございましたとおり、いろんな懸念事項等もあったり、まだ情報収集に努める段階かと思っておりまして、周知の可否とか時期とか方法等につきましては、関係課とも相談の必要があると思っておりますので、慎重に見定めてまいりたいと存じております。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(北橋豊作 君) 再々質問ありませんか。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) 何か釈然とせんような感じではあるんですが、別に予約までせんでもええんですよ。状況さえ分かればあるし、実際、結構システムの金額が要るのか分かりませんが、空いてるか空いてないかとか、あと今現在2人予約が入っているとかという、例えば利用した保護者さんは、あしたも予約お願いしますって分かっとる段階で、ある程度何となくでも分かればいいのかなと思うんですけど、それが規模があって、費用があるから、じゃあ利用する人がもっともっと増えればもっとお金が使えてできるのかというのとは僕は違うかなというふうに思います。少ない人数でも、多い人数でも、大事な子どもの、ましてや子育て世代をしっかり応援していこうという子育て応援宣言をしている伊予市としましても、もうちょっと前向きにできないのかなというふうに思いますが、水かけ論というか、押し問答になってしまうので、もうそれは再質問ではないんですけど、ぜひ前向きにもうちょっと考えていただくことをお願いしたいと思います。
コドマモもさっきちょっと言い忘れましたけど、別にこのアプリを入れたからってそんなにたまげたほどバッテリーがなくなったりとかすることはないし、バッテリーがなくなりゃ充電すればええだけの話ですし、そんなに入れてもものの5分で全部なくなるということなんかあり得ないことやと思いますから、それも愛知県警が勧めていることですので、そんなに難しく考えんでもいいのかなと思うんですけど、何でウェブにしても、こういうことにしても、すごく難しく考えるのか、お答えください。
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 空岡市民福祉部長
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 失礼いたします。
議員の再々質問に答弁申し上げます。
今回の御質問でいただきました2点の提案につきまして、もちろん先進事例がございます。あと当市といたしましても直営施設、そしてまた病児・病後児保育室については広域での利用という2つをやっております。
また、2点目のアプリにつきましての御指摘もそういった事例も踏まえての検討でございました。
もちろん、これにつきまして、まず1点目は、先ほど課長も答弁申し上げましたとおりでございまして、特に利用の中でそういったお声というか、ところも我々も今回の質問をいただいて聞いてもみましたが、またそういった声というのもさらにですけど今回また調べてみたいと思いますし、何よりこの導入に対する経費的な部分というのが一つ。
そして、あと議員おっしゃっていただいた懸念というのも、我々も双方向で市民の方とか利用の方とかやり取りしている中でそういった懸念というのもやはり払拭したいということで、胸張ってやっていきたいというふうなところも正直ございまして、こういった答弁になったものでございます。
ただ、これ今後またこの質問をいただいたことを機会に、また今後もこういった内容につきましては検討を進めてまいりたいというふうに考えておりますので、どうか御理解をいただいたらと思います。
○議長(北橋豊作 君) 4問目に行ってください。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) 3万人が住み続けられる伊予市へ、自治会編としてお聞きいたします。
1点目ですが、区長等の仕事の見直しを。
今の時期、各種団体、年度替わりで役員さんの入れ替わりなどいろいろと忙しい時期になっております。私の住む鳥ノ木東自治会も来年度に向けて役員決めなど話合いが持たれております。鳥ノ木東自治会は、8町内、50班あり、役員はほぼ1年交代で順番も決まっております。特に問題なく回っておりました。私も、長年自治会の青年部長、今年度は体育部長と毎年何かしらの自治会の役員をさせていただいております。ですが、高齢化が進んでおり、いろいろとお手伝いはさせていただいているのですが、私が見ていても大変そうで、気の毒に思う方が増えてきていると感じます。中には、来年度からは掃除も資源ごみの当番もできません、すみませんと言われる方もいます。特に、広報区長などは、日中に出ないといけないこともあり、現役世代では対応できません。このままだと役員ができる方が偏り、一人で何役も受けざるを得ない状況か下手するともうできませんとなるか、そんな役したくないと自治会を退会される方が増えていくのではないかと心配です。実際、若い方が自治会に入らない地域が増えてきているともお聞きしております。
私は、抽象的な表現ですが、本当に伊予市が元気に生き生きと楽しいところになるには、やはり各地域が、各自治会が回っていくことが大事だと思います。元気で楽しいところには人が集まります。もちろん、時代も変われば、そこにいる人たちの年代、人数も変わってきますから、以前のとおり無理をしてやっていくのではなく、時代、地域に合わせて変化をさせていけばいいとも思います。今、各地域の担い手がいなくなりつつあります。市長の所信表明にもありました。地域のリーダーの育成、とても大事なことです。区長の役割の見直しもそうですが、併せて自治会の責任者にもヒアリングをし、何か伴走的に支援されていくお考えがあるか、お聞かせください。
2点目、体育会、愛護班の今後についてお聞きいたします。
ある体育会が解散した、解散ではなくて休会みたいですね。ある愛護班が休会する。私も長年関わらさせていただいております郡中校区愛護班も、いろんな地域の愛護班が解散しております。もう県や郡市からの研修などの参加要請も対応し切れない状況になってきております。根本的に見直す時期に来たのかもしれません。
地域のつながりが希薄となり、市民の健康増進、コミュニケーションのイベントも運営自体難しく、若い方を募る方法も厳しくなってきております。私は、地域の自主防災において、体育会や愛護班といった団体があることによって、比較的若い方の参加が望めましたが、それもだんだん厳しくなってくると思います。
市としてこのような状況をどう捉えて、どのようなことをやっていこうかとのお考えがあればお聞かせください。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 人口減少っていうのは、当たり前であったことが当たり前でなくなること、今までできていたことができなくなること、角度を変えりゃそういうことになるんで、大野鎮司議員から、3万人が住み続けられる伊予市へということで自治会編、2点質問いただきました。1点目、答弁申し上げます。
本市では、市政の運営に関する広報業務と市民参画に根差した広聴活動を増進することを目的として、現在広報区長50人を委嘱し、行政と地域の橋渡し役として御尽力をいただいております。
広報区長の業務につきましては、広報区長協議会から業務量削減の要望があり、業務依頼内容をいま一度精査するため、今年度全課を対象とした調査を実施をいたしました。その結果、一部の依頼業務につきましては、広報区長の代理人で対応可能とし、8月の広報区長協議会定例会におきまして御説明した次第でもございます。
また、全広報区長を対象に会議の開催日程の希望や業務内容等に関するアンケート調査を実施し、調査結果を広報区長と全課へ周知し、課題認識の共有を図るとともに、今後の業務内容のさらなる改善に向けて努めているところでもございます。
しかしながら、広報区長の中には、いわゆる地元の自治会長や町内会長に当たる役職を兼任している方も多くて、それぞれの役職に付随する業務が加わることが多忙となる一つの要因とも推察もされます。
大野議員御指摘のとおり、自治会への加入や役員への成り手など、地域コミュニティの課題は顕著化されてきているところでございます。これも少子・高齢化、生活スタイルの多様化、コミュニティの希薄化、役員の輪番制など、多くの要因が絡み合っていると考えられ、これまでどおりの慣例や慣習を踏襲したやり方では通用しない時代となっているやもしれません。
この問題については、今後も自治会、町内会の在り方について皆さんと一緒に考え、また相談に応じてまいりますので、御理解をいただきますようお願いを申し上げて、答弁といたします。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 続いて、2点目の体育会、愛護班の今後に関する御質問に私から答弁申し上げます。
体育会、愛護班のほか、本市の社会教育関係団体は、急速な人口減少や地域コミュニティの衰退、またコロナ禍に端を発するライフスタイルの変化や価値観の多様化等により、活動規模が縮小するとともに、一部団体では組織の維持、存続自体が困難な状況にあることは御承知のとおりであります。
体力増進と自発的なスポーツ実践意識の高揚を図る体育会活動や地域ぐるみで子どもたちの健全育成に取り組む愛護班活動そのものに対しては、それぞれの地域で一定の理解は得ているものの、上部団体や関係組織役員への就任依頼や各種講座、研修会等の参加案内、加えて所在地域の自治活動への参加要請等が過大な負担となり、担い手の確保につながらないことが活動停滞の大きな要因となっているようです。
これまでも同趣旨の御質問に対して答弁申し上げてきましたとおり、地域の任意団体の運営に市が深く関与することはできませんが、子どもたちの健全育成のみならず、社会教育力の向上、健康の維持増進、伝統文化の継承等においては必要不可欠な組織であるという認識には変わりはございません。令和6年度市内各小・中学校にコミュニティ・スクール、いわゆる学校運営協議会制度を導入し、地域の将来を担う人材の育成、住民相互のつながりの強化、自立した地域社会基盤の構築等に取り組んでいく中で、これまで地域活動を支えてきた団体と共に、社会情勢の変化にも柔軟に対応できる新たな協働体制を確立いたしたいと考えております。
以上、答弁といたします。
○議長(北橋豊作 君) 再質問ありませんか。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) ありがとうございました。
今回の質問、前回にも同じような感じの質問をさせていただいて、これといった答えがあるのか、私も正直分からないですが、関わる中で非常に危機感を持っているので入れさせていただいております。
先ほど教育長の答弁にありましたとおり、今回、これから各学校に設置されるというようなことも、コミュニティ・スクールができるということでありますので、期待をしたいなというふうに思っております。
市長が言われる3万人が住み続けられるその自治体リーダーを育てていくということもいろいろと支援もして御相談にも乗っていただけるということですので、今後とも、今頑張っている方というのは、本当に真面目な方で、皆さん真面目な方ですけど、やらんでもいいかもしれないことを一つ、二つ抱えながら一生懸命やっていただいております。そんな人がばかを見るような伊予市ではなくなっていただきたいなというふうに思います。
今回の一般質問ですが、るるいろいろ申し上げましたが、なかなか市の職員さんからは申し上げにくい、僕の立場だから言えるような結構乱暴な言い方もいろいろしましたが、本当に大変な方はすごく大変で、特に私が聞いたのは、先ほど言ったのは、シングルマザーのお母さんでした。本当、一日一日が必死にやってて、もう熱が出るたんびに下が出したら上が出し、上が出したら下が出しで、本当大変な思いの中やっておりました。そんな方が少しでも楽にといいますか、やりやすいような伊予市であっていただきたいし、今後もそういった方のしっかりとお聞きをして、訴えてまいりたいと思います。先ほど部長も、その前の質問でもありましたが、自信持って言っていただくのも結構なんですけど、たまにはそんなに市民の方に気を遣うというか、あまりしなくても、ある程度言えば理解をしていただけますし、リーダーシップというか、こうしますみたいなことも求めているのも事実です。そういった点も考えていただきながら、これから3万人が住み続けられる伊予市のために様々頑張っていただきたいなと思いまして、私の一般質問を終了とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(北橋豊作 君) お疲れさまでした。
ここで暫時休憩をいたします。
午後1時52分 休憩
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