録画中継

令和5年第4回(9月)伊予市議会定例会
9月12日(火) 一般質問
無所属
正岡 満 議員
1. 下三谷楠木線に設置の監視カメラの利用状況について
2. 有害鳥獣であるカラス対策について
3. 三秋清掃センターの可燃性粗大ごみ持ち込みについて
            午前11時34分 再開
○議長(北橋豊作 君) 再開いたします。
 正岡満議員、御登壇願います。
            〔3番 正岡 満君 登壇〕
◆3番(正岡満 君) 議席番号3番、みらい伊予正岡満です。
 昨日からの一般質問、皆様大変お疲れさまでございます。私で最後でございます。どうかよろしくお願いいたします。
 北橋議長よりお許しをいただきましたので、通告書に沿って3件の一般質問をさせていただきます。市長をはじめ、関係理事者の明快な御回答をお願いいたします。
 それでは、1問目の質問に入らさせていただきます。
 まず、1問目は、下三谷楠木線に設置していただきました監視カメラについてであります。
 市道180号線稲荷下三谷線、下三谷楠木線の過度な交通事情につきましては、私を含め、多くの議員さんが一般質問されてきております。理事者の皆様は十分御理解いただいているものと思います。
 昨年の令和4年6月議会でも、次のように質問させていただきました。大型車両の通行はもとより、一般車両の交通ルールを守らない状況が続いており、特に夜間の大型車両の通行には大変迷惑している現状がある。そういった観点から、交通に関する監視カメラの設置を検討し、交通量の調査を行っていただき、現状を把握してみてはどうでしょうかと。それに対し、理事者の答弁として、カメラの設置は通行車種や台数の把握には有効な手段であり、特に夜間の人による調査には限界があることから、設置に要する費用等も精査の上、警察や地元関係者とも協議し、カメラの設置を検討してまいりたい、また設置後カメラから得られる情報を踏まえ、必要に応じ、調査の実施を検討したいとの御答弁をいただきました。また、武智市長からも前向きな御答弁をいただいております。その結果、今年の春に下三谷楠木線に監視カメラを設置していただきました。ありがとうございました。
 そこでお伺いしたいのですが、せっかく設置いただいたカメラ、この半年ほどの間の交通事情の調査はされましたでしょうか。されましたならば、そのデータを報告していただきたいと思います。
 また、設置いただいた監視カメラは、下三谷ファミリーマート近くの横断歩道の横であり、機種は防犯カメラ付防犯灯であります。このカメラは、現在五色浜公園に設置されているものと同じ機種であります。ですから、市道を往来する交通量を測定するのに適応した機種なのか、またどのようなやり方でデータを取っておられるのか、お答えいただきたいと思います。
 そして、設置場所についてでありますが、下三谷の1か所で市道180号線の交通事情を把握できるのでしょうか。稲荷下三谷線の上吾川地区、稲荷地区にも設置する必要があると思いますが、いかがでしょうか。
 このようなことから、3点お伺いいたします。
 1点目は、交通量調査の現状報告について。
 2点目は、現在設置していただいているカメラについて。
 3点目は、稲荷下三谷線でのカメラ設置検討について。
 以上3点、よろしくお願いいたします。
◎総務部長(河合浩二 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 河合総務部長
◎総務部長(河合浩二 君) 下三谷楠木線に設置している監視カメラの利用状況に係る3点の御質問に私から答弁申し上げます。
 1点目の交通量調査の現状報告につきましては、昨年11月下旬、国土交通省松山河川国道事務所が交通量調査を実施しており、このときの結果と比較検討するため、本年11月にカメラによる交通量調査、解析を実施したいと考えております。
 なお、調査結果につきましては、松山河川国道事務所が実施した結果と比較の上、御報告させていただきたいと存じます。
 2点目の現在設置しているカメラについて申し上げます。
 現在設置しているカメラは、本来交通量調査を目的にしたものではありませんが、設置前に実施した録画映像の確認テストにおきましても、車両の判別は可能であるとともに、上下線とも撮影範囲に入っております。また、映像データの採取方法につきましては、カメラ設置場所におきまして、専用のアプリをダウンロードしたタブレットにカメラ本体からデータを転送し、それを持ち帰った上でパソコン等にデータを取り込み、映像を確認する流れになります。
 3点目の稲荷下三谷線での設置検討につきましては、国道56号稲荷口交差点から県道伊予川内線に至るまでの間において、大型車が途中で稲荷下三谷線及び下三谷楠木線以外の別ルートに変更することは、周辺道路の幅員等を踏まえて、可能性が少ないものと考えております。したがいまして、現在設置しているカメラで市道稲荷下三谷線の大型車の通行量もほぼ把握できるものと認識しており、現状では上吾川地区や稲荷地区への2台目設置は必要性が低いものと判断しております。
 以上、答弁といたします。
○議長(北橋豊作 君) 再質問ありませんか。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) 御答弁ありがとうございました。
 それでは、2点ほどお伺いしたいと思います。
 まず1点目は、交通量の調査は国土交通省が実施しておるので、本市としては本年11月にそのデータを出してみるということでよろしいんでしょうか。それで比較するということですよね。その点について、私はもう既に調査を一遍はしてると思ってたもんですから、そのことについてはちょっと意外だったなというふうに思っておりました。それはそれで、11月に調査してくれるのならそれでいいんですが、まず交通量の調査を目的としたものではなかったという点にちょっと私は疑問を感じたわけです。このカメラは、確かに防犯の意味では非常に重要な役割を果たしてるというふうに思うんです。思うんですが、この監視カメラの撮影範囲が交通量の測定をするにはあまりにも範囲が狭いんじゃないかなというふうにも判断したわけです。それで、実際その映像を見てないので何とも言えませんが、交通量を十分に把握できるカメラなのかという点が第1点の質問でございます。
 それと、もう一点の質問としましては、確かに大型車両が入ってこない部分の道路だというふうな御説明で、1か所で把握できるんではないかというふうにおっしゃってましたが、私はそういう意味ではなくて、あと私が思ったのは、前にも市長からの御回答の中にもあったと思うんですが、西町谷上線との交差点あたりに1か所どうかなというようなお話があったと思うんです。それを考えて私も、上吾川地区の消防団の詰所があるんですよね、それとか稲荷にも市道沿いに詰所があったりするんですけど、そういったあたりにつけてもらうような検討を一遍考えてみていただけたらどうかなというふうに一応思いましたので、その2点よろしくお願いいたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) まず、復習をしておきたいんですけど、正岡議員も私も含めて、暑い夏、寒い冬に立って、大型車両は真っすぐ行ってくださいよというのを、伊予川内線沿いでは水口の種屋さんの前、そして市場では国道56号線の伊予川内に入っていくショートカットの斜めの道ということでやっていって、まず大型車両がとにもかくにもあそこをショートカットで三角形の一辺だから速いということですが、我々も10周あそこをして、国道からウェルピアの前を通って宇和島の方向、また香川のほうに行くのにこのショートカットの斜めの道、上吾川線、稲荷線、果たしてどれだけ違うのか、たった2分なんですよね、たった2分。信号に引っかからなかったら国道とウェルピア伊予の前を通っていったほうが早い場合もある。そういうことを加味しながら、交通規制とかもろもろ我々は要望に行っているわけであって、防犯カメラ目的であればまた別の切り口であるんだけど、まだ見られてないからこういう質問になるんだろうと思うんで、そこはちょっとどうかなと。さっさと見せてあげとったらよかったのになと思う。
 上下線は、今御案内のとおり、コンビニの近くの照明灯に添架して、ブルーライトと一緒にカメラがあって、上り線も下り線も両方車番が見えるし、車種も見えるんですよね。だから、ちっちゃな車まで全部カウントしてというのはできますけど、基本的には大型車がどれだけ夜間に入り込んでいくか。とにかく夜中の4時からあそこの道はめちゃくちゃトラックが入っていくエリアって私は認識してるし、前の正岡千博さんの質問でも平成17年あたりからそういう質問もあったということで、私も交通規制とかもろもろ言ってきました。だけど、なかなか通行を規制することがかなわないということなんで、できたら国交省とか警察に信号の時間設定とか、国交省は結構いろんなことをやってくれました。国道端のほうに、歩道橋にいろんな垂れ幕を作ったり、標識に大谷池なんかを案内する看板なんかを消していただいたり、やってるけれども、どうしても人の心理であそこを使う。そのためのまずは交通量調査をするという枠の夜間、特にブルーライトでしっかりと見えるんで夜間は。そのカウントをして、それを基に我々はまた交通規制や国交省のほうに出向いていく、愛媛県のほうにも出向いていく、そういう思いで造ったんですけれども、そうじゃなくして違う意図があるんであれば、また宮崎のほうからも答えますけれども、まずはそういった枠組みで1つつけたということは正岡議員も御承知だと私は思ってますんで、よろしくお願いします。
◎危機管理課長(宮崎栄司 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 宮崎危機管理課長
◎危機管理課長(宮崎栄司 君) 失礼いたします。正岡議員の再質問にお答えをさせていただきます。
 先ほど市長からもお話がございました所要時間の関係ですけれども、令和2年9月29日に市長をはじめ、危機管理課の職員が出向いて、国道56号の稲荷交差点口を起点に伊予川内線との交差点までの間の所要時間調査を行っております。先ほど市長も申しておりましたが、大体おおむね2分、市道を通行したほうが早いような結果は出ておりますけれども、時間帯によっては国道よりも市道を通行するのが早い時間帯もあるというふうな調査結果でございまして、この点、補足をさせていただきます。
 それから、続きまして再質問でございますけれども、まず1点目、狭い範囲の撮影で把握ができておるのかというふうなことでございました。これにつきましては、設置前に実際に脚立とカメラ本体を持っていきまして、街路灯から撮影を試みた結果、上下線ともに車両が確認できるというふうな状況でございます。ただ、ナンバーまではちょっと厳しいかなというところもございますが、現在ファミリーマートのとこに設置をしておりますカメラにおきまして、上下線、車両台数、通過台数、特に大型車につきまして把握ができるものというふうに考えております。
 それから2点目、2か所につけなければならないのではないかという点につきましては、これは最初の総務部長の答弁の繰り返しにもなりますけれども、現在つけておるカメラで上下線とも確認ができるであろう、それから途中で大型車がルート変更できるような道路が、道路の幅員とかあるいは道路の線形を踏まえて、途中からのルート変更、離脱がないものと、もしあってもほぼ数的には少ないものというふうに考えておりまして、現在つけておる1か所で大型車の把握をしていきたいというふうなことで考えてはおりますが、今後車両等の精査を進める中で、また必要があればその点につきましても検討を進めながら、よりよい対策を講じていきたいというふうに考えております。
 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(北橋豊作 君) 再々質問ありますか。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) ありがとうございました。
 また、データが取れるようになりましたら、ぜひまた私も見せていただいて、この問題についてもう一度考えてみたいと思いますので、何とぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○議長(北橋豊作 君) ここで暫時休憩をいたします。
            午前11時55分 休憩
       ───────────────────────
            午後1時00分 再開
○議長(北橋豊作 君) 再開いたします。
 2問目に行ってください。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) それでは、2問目の質問に入らさせていただきます。
 有害鳥獣の問題につきましては、これまでに数多くの議員さんが一般質問されています。その中で、中心となっていたのはイノシシだと思われます。ですが、今回私が取り上げましたのは有害鳥獣としてのカラスであります。そして、そのカラス対策についてであります。
 野生鳥獣による農作物等の被害の概況として、令和3年度、愛媛県における被害状況を見てみますと、農作物被害においては被害額が3億8,040万円、そのうち地域別では南予が3分の2を占めており、東予と中予であとの3分の1ということでございます。鳥獣別にしましてはイノシシの被害が一番多く、2億2,000万円、作物別では果樹の被害が多く、2億9,000万円といった状況でございます。これによりますと、カラスによる農作物としての被害は少ないように思われますが、カラス被害は農作物に限らず、私たちの日常生活で出る生ごみにも影響を及ぼしております。生ごみは自然界で生きるカラスにとって栄養豊富な食べ物と言えます。ですから、この問題は農村部に限らず、町なかにおいても大きな問題だと言えます。
 松山市のホームページによりますと、この対策として平成30年から3か年、鷹を利用したカラスの追い払いを実証したとの報告がございました。冬場の実施日に夕方と翌日の早朝に鷹匠が鷹と一緒に巡回し、カラスの集団を目撃できた場所で鷹を飛ばし、カラスを追い払うという方法だそうでございます。一定の効果はあったそうですが、鷹への警戒心が弱まり、巡回のない日にごみあさりが見られるなどから、根本的にはごみの排出、回収方法の改善が効果的であるということになったようでございます。松山市においては、カラスのねぐらは城山だそうでございます。
 カラスは、有害鳥獣の中でも人間社会と大きくつながりがあるものと言えます。その特徴は、非常に賢い、目が非常にいい、強い光が苦手、鼻が利かない、食いしん坊であり、用心深い、大きな音が苦手で羽が敏感です。人に見られるのが嫌いです。早起き、年に1度産卵するなどでございます。つまり、カラスは記憶力、学習能力が高く、賢い鳥です。ほかのカラスと情報が伝達できるとも言われております。カラスの視力は人間の約5倍と言われております。視力がよい代わりに強い光が苦手、目がよいカラスは特に強い光が苦手です。カラスは目がいい一方で、匂いには鈍く、匂いで食べ物を判断できないと言われております。意外に小心者なカラスは警戒心が強く、とても用心深く、小心者のカラスは異変に気づきやすく、大きい音を嫌います。警戒心が強いせいなのか、カラスは羽が何かに当たるのをとても嫌がります。また、警戒心の表れの一つなのですが、カラスは人の視線を嫌がります。カラスは早起きで、まだ日が昇り切らない早朝から行動します。夜中に出したごみを荒らされるのはこのためです。カラスの出産は年1回、3月から7月にかけて繁殖活動をします。繁殖期のカラスは非常に神経質で、カラスが不審に感じれば人に対しても威嚇したり、攻撃する場合があります。現在、ここ伊予市において定着しているカラスは、ハシボソガラス、ハシブトガラス、そしてそれに加えて問題なのが中国大陸から冬場に飛来してくるミヤマガラスです。この数が尋常ではございません。
 カラスは鳥獣保護法により捕獲は原則禁止されております。しかし、そういった中でも、有害鳥獣として市、町長の許可が出れば、有害鳥獣総合捕獲事業として市町が行う捕獲奨励金交付事業を支援することにより、鳥獣捕獲を推進し、野生鳥獣による農作物被害の軽減を図ることで捕獲はできることになります。
 これらのことから、カラス対策としてはいろいろなことが考えられると思いますが、まず猟友会による捕獲あるいは生ごみ処理の仕方、防鳥ネット、光るものをつるす、爆音を鳴らす、超音波発生装置を使う、果樹園でのテグスを張るなどあると思います。特に、猟友会による捕獲状況はどうなのか、気になるところでございます。
 以上のようなことから、今回お聞きしたい点は農作物の被害についてであります。カラスによる被害については、以前から頭を抱える問題でした。農作物を育てる上においても常に邪魔する存在であり、実った農作物は先取りされてしまうことになり、常に何かしらの対応に追われているのが現状です。昨年のことですが、上吾川地区の農家の方から、カラスの大量襲来でビワがほとんど食べられてしまった、育てた野菜や果物をつつかれて商品にならない等、話を聞かされることが多くありました。そうなれば、本市の各地においても問題視されているのではないか、果たしてどのような現状なのか、被害状況は。また、ミヤマガラスによる被害は昨年度から今年にかけてどのような状況なのか、そしてその対策は気になるところでございます。
 そこで、2点についてお伺いいたします。
 1点目は、本市におけるカラス被害の現状。
 2点目は、本市におけるカラス対策は。
 以上2点、よろしくお願いいたします。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 三谷産業建設部長
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 有害鳥獣であるカラス対策について2点の御質問に私から答弁申し上げます。
 まず、1点目につきまして、本市における農作物への有害鳥獣被害は、昨年度、面積が21.55ヘクタール、被害額は1,277万円余りで、そのうちカラスによる被害は、面積が4.2ヘクタール、被害額は350万円余りとなっておりますが、御質問のミヤマガラスによる被害につきましては、国、県への報告分類に含まれないことから把握いたしておりません。
 次に、2点目につきまして、昨年度、鳥獣被害防止総合対策事業では本市全域で109羽のカラスを捕獲し、鳥獣被害防止施設整備事業では防鳥ネットに関する当初要望はあったものの、申請が取り下げられ、導入には至りませんでした。そのほか、爆音機や超音波発生装置、鳥よけテープ、侵入防止柵など、各自独立した取組も承知しておりますが、一方でカラスは学習能力が高く、同一の取組による長期的効果を期待することは難しいとも伺っております。そのため、本市では農作物への被害対策と並行したカラスを寄せつけない環境づくりに着目し、市内全域において、屋外放置された生ごみやペットの給餌残渣、お墓への供物など、カラスの餌づけとなり得る要因を減らす取組について、引き続き市民の皆様へ協力を依頼してまいりたいと考えております。
 以上、答弁といたします。
○議長(北橋豊作 君) 再質問はありませんか。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) 御答弁ありがとうございます。
 確かにカラスは非常に難しいですね。昔からずっと人間との付き合いがあったり、いろいろしますから、利口な鳥ですのでなかなか対応も大変だと思います。ただ、1点だけ、すいません。
 カラス被害で、4.2ヘクタールの350万円とあるんですが、これは一応農作物に掛けてる保険に対するあれになるんでしょうかね。金額的にもっと、被害的には大きい部分があったんではないかなというふうには考えるわけなんですけれども、この点についてはもっとじっくりと今後とも取り組んでいかなくては対応できない問題なんだと思っておりますので、一応これで結構でございます。再質問は結構です。ありがとうございました。
○議長(北橋豊作 君) 答弁要りません。
            〔3番正岡 満議員「はい、構いません」と呼ぶ〕
○議長(北橋豊作 君) それでは、3問目に行ってください。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) それでは、3問目に入らさせていただきます。
 伊予地区清掃センターの可燃性粗大ごみ持込みについてであります。
 前回の6月定例会における議案第34号伊予市過疎地域持続的発展計画変更によると、本市の可燃ごみ処理広域化に伴い、松山市へ直接持ち込むことができるものは本市が収集を委託している家庭ごみであり、その他のごみについては中継処理の上、松山市へ持ち込むことが決定している。そのため、清掃センター等で中継処理を行う必要があるが、当該施設は専用の中継施設ではなく、昭和52年完成と老朽化が著しい。改修を実施したとしても施設の延命が望めないことから、該当施設を解体し、新しい中継処理施設の整備を目指すとのことでありました。
 そのような現状の中で、可燃性粗大ごみの持込みの際に住民の方からの声として出てきているのが庭木等を剪定した枝木を清掃センターに持ち込むことについて、中には従来行っていた持込みの仕方でしか理解しない方もおられるようでございました。そうした方はどういうふうにするかといいますと、自分が所有している山に持ち込んだり、あるいは田畑で野焼きをするわけです。面倒くさい、畑で燃やしたらええわい、しかしこれは問題です。それでは、どのような対応があるのか。清掃センターに持ち込む場合は、庭木等を剪定した際の剪定くず等は、枝木だと厚みの直径が15センチ、長さ50センチ以内に切り、ひもで束ねる。刈草や葉っぱなどは容量45リットルの無色透明の袋に入れて、用意されているコンテナに自らが入れて帰る作業になります。また、各家庭で出る粗大ごみの対応としては、木製家具、畳、布団、じゅうたんなどは、2か月に1回の粗大ごみ戸別回収の手続をして回収してもらうか、可燃性粗大ごみとして、清掃センターに搬入する前に切断、破砕などを行い、持ち込むといった作業になります。または、それぞれ各地区のごみステーションに出して回収してもらうことになります。
 しかし、そのようなことが原因か何かは分かりませんが、最近、私が住んでいる地区でもごみステーションが荒れ出しました。ルールを守らないごみの出し方が増えたと思います。もちろん、その原因は一部の住民の方でしょうが、ある意味ごみステーションにおけるごみ出しルールを守らない方が増えてきている現状があるのではないかと思います。ごみ出しは、生活していく上で大変重要な問題です。ごみステーションへのごみ出しも、清掃センターへの持込みについても、ルールはルールで守っていかなければなりませんが、今後、各地区のごみステーションが荒れることのないよう、さらなる市民への啓蒙活動の対策を考えていかなければと思うのですが、いかがでしょうか。また、必要に応じては監視カメラの設置も検討せざるを得ない状況だとも考えます。
 そこで、お聞きします。
 今年度の清掃センターに持ち込まれている可燃性粗大ごみの持込み状況は昨年度と比べてどうなのか。まだ半年分ぐらいの比較になるとは思いますが、分かれば教えていただきたいと思います。
 また、昨年度まで持込み可能だった畳、布団、じゅうたんなどはうまく処理できているのかが気がかりで心配な点でもあります。
 また、持込み価格についても、今のところ変わりはございませんが、将来的には松山価格へと変更せざるを得ないのではないかと心配するわけでございます。こういった状況の中、新しい中継処理施設の整備を目指すとのお考えですが、どこに、どのような施設を造られるお考えかお伺いいたします。
 そこで、次の3点についてお伺いします。
 清掃センター及び各地区のごみステーションでのごみ出しルールの徹底を図る対策はお考えでしょうか。
 2点目として、今年度の清掃センターへの可燃性粗大ごみ持込み状況について。
 3点目として、新しい中継処理施設の整備について。
 以上3点、よろしくお願いいたします。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 三谷産業建設部長
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 伊予地区清掃センターの可燃性粗大ごみ持込みについて3点の御質問に私から答弁申し上げます。
 まず、1点目でございますが、伊予地区清掃センターは伊予地区ごみ処理施設管理組合職員が常駐し、管理運営を行っておりますが、ごみステーションでは地域の方々が集積場所を定め、設置し、適正管理を行うことを前提として収集をさせていただいておりますので、各地域での適切な対応をお願いしているところです。
 また、ごみ出しルールの徹底につきましては、伊予地区清掃センターにおいては常時職員がおりますので、ごみ出し方法を直接説明するとともに、場合によってはごみ出しルールのチラシを直接手渡し、ルール徹底を図っておりますが、ごみステーションにつきましては御要望があった地域にはごみ分別の手引の配布など、ルール遵守の周知をお願いしており、大部分のごみステーションでは地域の方々の御尽力で適切な管理がなされております。仮に問題が発生した場合には警告看板の配布や、ルールを守らない方が特定できた場合は職員が直接注意するなどの対応もいたしております。監視カメラにつきましては効果が見込まれるものの、高額の費用も必要なことから、要望があった場合は警告看板の設置での対応をお願いしているところです。このほかにも、週2回程度、職員によるパトロールを行い、ごみステーションへの不法投棄やごみ持ち去りを未然に防止するよう努めており、程度にもよりますが、抑止の観点から職員が張り込みを行った場合もございますので、問題が生じた場合は担当窓口まで御相談いただければと存じます。
 次に、2点目につきましては、今年度から一部家具、畳、布団等の可燃性粗大ごみは定められた大きさにしなければ松山市で受入れできませんが、伊予地区清掃センターのピットが利用できなくなったことにより裁断機が使用出来なくなったため、粗大ごみでの戸別収集へ変更をさせていただきました。現時点では、この変更による不法投棄や野焼きが増えたという事実はございませんので、戸別回収の活用や定められた大きさでの処理が進んでいるものと考えております。
 なお、今年度の4月から7月までの公共系、事業系、家庭系ごみの伊予地区清掃センターへの直接持込みは、昨年度の同時期と比較し、約70%削減されており、収集委託分を含めた市全体の可燃ごみの総量も約20%削減、温室効果ガスも約350トン、CO2の削減がされております。これは、今年度の4月より、一部公共施設や事業者の伐採樹木や剪定した枝を堆肥製造事業者での処理としたこと、家庭の畳、布団等を粗大ごみの戸別収集に切り替えたこと、プラスチックごみの分別をより進めたことなど、焼却処分費用の減額やCO2削減を目指し、ごみ減量施策を進めた成果であると思われます。
 最後に、3点目につきまして、新しい中継処理施設は現在の伊予地区清掃センターにおいて建設することを考えておりますが、現在、新施設の建設計画を専門業者の意見を取り入れ、伊予地区ごみ処理施設管理組合や松前町と共同で施設の規模、必要な機能、設備等を検討しておりますので、今年度末には計画をお示ししたいと考えております。
 以上、答弁といたします。
○議長(北橋豊作 君) 再質問はありませんか。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) 御答弁ありがとうございました。
 1点だけ、再質問させていただきます。
 御答弁の中に清掃センターへの持込み数量といいますか、約70%削減されてると、去年対比です、半年間のデータではありますが。その理由として、堆肥製造事業者への処理とかいろいろあったということで、非常に喜ばしいというか、よかったんですけれども、実際問題、本当に70%も減ったんだろうか、これは誠に大きな数字なんですけど、そこらあたりはもう一遍御説明いただけたらありがたいんですが。
◎環境政策課長(久保貴比古 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 久保環境政策課長
◎環境政策課長(久保貴比古 君) ただいまの正岡議員の再質問に私のほうから答弁申し上げます。
 本年度の4月から7月までのごみ容量、実際約70%ほど削減してるものにつきましては、直接持込みの公共系、家庭系、事業系の総量が令和4年度の4月から7月の同時期に比べますと約70%減少しております。原因としましては、先ほど申しましたとおり、まず公共系等の大規模な河川や海や道路関係の伐採樹木等をほかの市町村の堆肥業者と御相談させていただいて、そちらのほうに持っていくように国や県に働きかけまして、そのものを持っていくようにいたしました。それによってCO2の削減にもなりますし、無駄なものといいますか、燃やすものを減らすような政策に変えさせていただきました。あと、もう一つ大きかったのは、事業系の、今までは例えばプラスチックの弁当ガラ等を一緒に燃やしていたケースがございました。それらも分別していただいて、プラスチックごみのほうに分別するような形に変更いたしましたので、その量も含めまして、令和4年度の同時期に比べまして70%ほどのごみの削減となっております。
 以上です。
○議長(北橋豊作 君) 再々質問はあります。
◆3番(正岡満 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 正岡満議員
◆3番(正岡満 君) 確かにいいことだらけなんですけれども、どちらにしましても、これはCO2の削減云々にも関わってくる大事な問題です。今後、家庭の庭木の剪定については、また秋口から大体始まるような傾向があるんではないかと思います。今後また半年間はそういった形の剪定した部分がきちんとルールに沿って持ち込まれるかということも気になるところでございますので、そのあたりの指導も兼ねて、またごみステーションの指導も兼ねて、これから市の方にもいろいろと啓蒙活動、御指導のほうを市民の方にお願いできればありがたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。
 以上をもちまして私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(北橋豊作 君) これをもって本日予定しておりました一般質問を終結いたします。
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