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令和5年第4回(9月)伊予市議会定例会 9月12日(火) 一般質問
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内容
会議録
令和5年第4回(9月)伊予市議会定例会
9月12日(火) 一般質問
無所属
高田 浩司 議員
1. 公立中学校の運動部活動「地域移行」への取組と現状について
2. 教職員の働き方改革について
3. 市役所におけるハラスメント防止の取組について
4.JR伊予市駅周辺整備事業計画について
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第2 一般質問
○議長(北橋豊作 君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
発言の通告がありますので、順次質問を許可いたします。
なお、発言残時間及び発言回数をモニターに表示しますので、御確認願います。
高田浩司議員、御登壇願います。
〔10番 高田浩司君 登壇〕
◆10番(高田浩司 君) 改めまして、皆さんおはようございます。
議席番号10番、みらい伊予代表高田浩司でございます。
北橋議長に許可をいただきましたので、通告書に沿って4問の質問をさせていただきます。武智市長はじめ、関係理事者の方々の明快なる御答弁よろしくお願いを申し上げます。
それでは、早速1問目、公立中学校の運動部活動地域移行への取組についてお伺いをいたします。
公立中学校の運動部活動改革を検討しているスポーツ庁の有識者会議が、2023年度からの3年間を改革集中期間として、休日の部活動指導を民間のスポーツ団体などに委ねる地域移行を目指すための対策案をまとめた提言書をスポーツ庁長官に提出をいたしました。
運動部活動地域移行の実証事業は、国が費用を負担して地域クラブ活動の運営団体の体制づくりや指導者の確保、学校施設の活用などを後押しする事業です。部活動の地域移行は、少子化対応や教員の負担軽減のために休日の部活動の指導を地域のスポーツクラブなどに委ねる改革で、2025年度までの3年間を推進期間としています。スポーツ庁は、部活動の顧問が専門外の競技を担当したり、将来一部の部活動で部員不足の懸念があったりするなど、どの地域も課題は似ていると地域移行の必要性を唱えています。2023年度の実証事業として、県内で新居浜市、松山市、大洲市、松前町の4市町で行われています。2026年度までに県内20市町で実施割合100%を目指しているようです。7月に行われた県中学校総合体育大会でも地域クラブとして参加した団体があったようです。
そこで、3点お伺いをいたします。
1点目、本市4中学校の今後の方向性や具体策は。
2点目、地域移行した場合のメリット、デメリットは。
3点目、実証事業が終わり、国の費用負担がなくなったときに生徒側に金銭的負担が増えるのではないか。そのときの対処方法は。
以上3点、よろしくお願いいたします。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 公立中学校の運動部活動地域移行への取組と現状について3点の御質問をいただきましたので、私から答弁申し上げます。
御質問の部活動の地域移行は、まずは休日を原則として、部活動の指導を地域の団体や関係事業者等に担ってもらい、部活動を地域活動の一つに位置づけることで、少子化による生徒数の減少への対応をはじめ、地域が一体となって教育活動の環境整備や教員の働き方改革を地域の実情に応じて行っていこうとするものでございます。
初めに、2点目の地域移行した場合のメリット、デメリットからお答えをいたします。
まず、メリットでございますが、部活動を地域活動に切り替えることで、学校内の生徒だけでは人員が不足し、部活動として活動できない種目でも、小学生や高校生、大学生、社会人まで地域の人々が加わり、補完し合うことで、やりたいスポーツを体験できる場が維持できる可能性が広がります。さらには、既存の部活動の種目に限らず、地域で力を入れたい新たな種目を選択肢に加えることも可能となります。次に、部活動顧問の教員は、必ずしも担当する部活動に関して指導者となる知識や技術を備えていない場合がありますが、地域移行によって、地域在住の経験者や地域クラブに属する専門的な指導者から高度な指導を受ける機会が広がります。また、文部科学省の調査によれば、教員の約8割が部活動の顧問を担当しているため、顧問教員の勤務負担が非常に大きいものとなっておりますが、地域移行が進めば部活動に関する負担を軽減でき、教員の働き方改革の一端を担うことができるものと考えます。
一方、デメリットの一つは、指導者や受皿の確保が容易でないという点でございます。地域移行には適切な指導者と受皿となる団体の安定的な確保が必須ですが、これには地域差が著しく、特に過疎化の進む地域では協力者となる地域住民の確保が非常に困難なことが予想されます。次に、生徒への安全上の問題が挙げられます。学校とは異なる場で教員以外の者が指導することに対し、事故、けが等の安全に関わる面で生徒や保護者の不安を払拭できる体制づくりが不可欠となります。また、民間の地域クラブや団体を活用する場合は、実費負担のほか、参加費を徴収されることや、遠方のクラブへ参加するための公共交通機関の運賃等が生じることも想定され、保護者によっては地域移行で部活動の経済的負担が増えたと感じることも懸念されます。
次に、1点目の市内中学校における方向性と具体策でございますが、本市では昨年12月に学校長やPTA並びにスポーツ協会の代表などを委員とした伊予市部活動の地域移行に関する検討会議を設置し、これまでに国が示した提言等を踏まえて、部活動改革の課題についての検討と意見交換を3回行ってまいりました。今年度は高知県いの町と香川県東かがわ市への先進地視察を実施し、愛媛県教育委員会保健体育課の指導を仰ぎながら、大学生の外部指導者を取り入れ、複数校での合同練習を試験的に行う予定としております。
本市の目指す方向性に関しましては、現在、愛媛県が9月末をめどに作成中の部活動改革に係る推進計画を踏まえて、市の実情に応じた推進計画を策定できるよう、引き続き検討会議において議論を深めてまいりたいと考えております。
最後に、3点目の今後の生徒への金銭的な負担増に対する御心配でありますが、国の補助金の活用も行いながら地域移行は進めてまいりますが、議員御質問のとおり、今後は保護者への経済的負担が生じる可能性はございます。そこで、国や県へのさらなる補助拡充の要望を行いながら、市としてどのような支援が適切か検討を重ねつつ、生徒や保護者に対して丁寧な説明を行うことで御理解を図ってまいりたいと存じます。
その他、地域移行を進めていく上では様々な課題がございますが、先進地の事例も参考に生徒にとって望ましい部活動の在り方について慎重に検討し、進めてまいりたいと考えておりますので、どうぞ御理解、御協力のほどよろしくお願い申し上げます。
以上、答弁といたします。
○議長(北橋豊作 君) 再質問ありますか。
◆10番(高田浩司 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 高田浩司議員
◆10番(高田浩司 君) 御答弁ありがとうございました。
要望ということでもないんですが、検討会議を立ち上げていただきまして、確実に前を向いて進んでいるというのはよく分かりました。しかし、経済面のことでもやっぱり生徒側に負担がかかるということで、学校教育課としても大変財政面で厳しいのは分かりますが、生徒に負担がかからないような施策、そういったのがもしあるのであれば詳しく教えていただいたらと思います。よろしくお願いします。これ1点だけです。
○議長(北橋豊作 君) 1点。
〔10番高田浩司議員「はい」と呼ぶ〕
◎教育委員会事務局学校教育課長(谷仲寿夫 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 谷仲教育委員会事務局学校教育課長
◎教育委員会事務局学校教育課長(谷仲寿夫 君) ただいまの高田議員の御質問に私のほうから答弁をさせていただきます。
まず、現在、国の補助においてあるメニューとしまして、人材の発掘やそういった方の資格の取得とか団体の立ち上げのための費用、またイベントの実施への取組の補助、参加者費用負担への、保護者への負担とか生活困窮世帯への補助とか、またそういった団体が施設を使う場合の補助、そういったものがメニューにございます。
今後、本市として地域移行をする場合に、こういった当然ながら国の補助がなくなる場合が想定されますので、こういった今国が提示されてるメニューの中でうちのほうができること、そういったものをまた検討会議の中で研究しながら、できるものについては模索していきたいと考えております。
以上でございます。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 直接的に保護者負担の軽減につながる取付けじゃないにしても、今伊予市が考えてる、オリンピアンであった佐伯美香選手が五色姫海浜公園でビーチスポーツ、ビーチバレーもろもろのエキスパートとして多分来年も再来年も五色浜を使ってやってくれるでしょうし、その枠組みの中で子どもたちがバレーという位置づけの練習もできるだろうし、そしてまたビーチテニスの本間さん、大塚さん、日本一のペアが今双海のシーサイドのビーチで子どもたちにビーチテニス、彼女たちはドバイやリオに行って、世界大会に行ってる人なんだけど、そういった彼女たちも、市長、伊予市でできたら世界大会を開きたいんだよって言ってる。そういう連中、そして昨日もしゃべったかもしれませんけど、横浜FCで三浦知良さんなんかと一緒にサッカーしてた西田剛君が伊予市においてSASAERUっていう会社をつくって、その位置づけとしては2025年問題の部活動の在り方っていうのをこぞって拠点をつくってやっていこう、そこの仲間には強いて言えば松山英樹さんなんかを知ってる連中もいる。そういった人たちをいかに伊予市が取り入れながら、言い方は悪いけど、利用しながら、子どもたちの部活動、そして全体枠でいうと高齢者に対するスポーツ振興、そういったものを含めながら伊予市はやっていく所存であります。
それが直接的に軽減になるかどうかは知りませんけれども、いろんな指導者とかもろもろつくっていくためにはお金も要るんで、そういったものが逆に言ったら軽減できてるし、また本当に困った遠征とかもろもろ、一般的に学校で教えているときに必要なお金っていうのは、我々はある意味見る必要はないんだけれども、学校でやってたら100円で済んだところが外に出ることで200円かかると、その差額を今後どうするかということも、国の指導も仰ぎながら、教育委員会としても、そして行政サイドとしても考えていきたいと思ってますので、また何がしかの御指導があれば教えていただきたいと思います。
○議長(北橋豊作 君) よろしいですか。再々質問は。
〔10番高田浩司議員「はい、いいです。ありがとうございました」と呼ぶ〕
○議長(北橋豊作 君) 2問目に行ってください。
◆10番(高田浩司 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 高田浩司議員
◆10番(高田浩司 君) 2問目、教職員の働き方改革についてお伺いをいたします。
近年、教員の苛酷な労働環境がニュースなどで話題になるケースが増えています。文部科学省は教員の労働環境を改善するために働き方改革を推進していますが、なかなか進んでいないのが現状です。文部科学省が推進する教員の働き方改革とは、教師のこれまでの働き方を見直し、自らの授業を磨くとともに、その人間性や創造性を高め、子どもたちに対して効果的な教育活動を行うことができるようにすることを目指すものです。
教員の身体的、精神的負担が増加していることが問題視されています。負担が増加した原因としては、時代の変化に対応すべく教育活動のさらなる充実、改善が求められていることや、いじめや不登校などのより複雑化、困難化する問題にも対応する必要があることが挙げられます。教員の負担の増加は教員勤務実態調査の結果にも表れており、これを問題視した文部科学省は教員の働き方改革に乗り出しました。
教員の働き方改革の推進は教員の心身を守るだけでなく、教員の成り手不足を解消したり、教育の質を保ったりすることにもつながります。しかし、教員の膨大な仕事量の削減は難しく、業務を分担するための人材も不足していることから、働き方改革はなかなか進みづらいのが現状です。大きな改革をすることは困難でも、学校の運営体制の見直しなど、できそうなところから少しずつ労働環境を改善していくことは可能です。小さな積み重ねがやがて大きな成果につながっていくと思います。
そこで、4点お伺いをいたします。
1点目、教員の成り手不足をどう捉えているのか。
2点目、勤務実態について文部科学省調査と伊予市立小・中学校の現状との違いについて。
3点目、教職員配置と休職者の実情及び補充状況は。
4点目、働き方改革への取組の現状と今後の課題は。
以上4点、よろしくお願いいたします。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 教員の働き方改革について4点の御質問をいただきましたので、私から答弁申し上げます。
まず、1点目の教員の成り手不足をどのように捉えているのかということでございますが、今年度の本県公立学校の教員採用選考試験では、平成5年度以降、過去最低の志願者数ということが報じられました。本来、教員を目指す者は子どもたちの健やかな成長を願い、子どもたちと向き合う時間を充実させたいという思いを備えているものですが、実際、教員となったときに学校現場を取り巻く多様化、複雑化する様々な課題への解決が求められ、さらにそれらに伴う勤務時間を超えた業務への多忙感という理想と現実とのギャップがクローズアップされていることが少なからず影響していると考えます。
2点目の勤務実態に関する文部科学省調査と本市小・中学校の現状との違いにつきましては、まず本調査は文部科学省が昨年7月に教員勤務実態調査として全国小・中学校2,400校を抽出して実施されており、本市からも1校が抽出調査されております。その集計結果を基に比較いたしますと、平日の教員の1日当たりの在校時間は、全国の小学校10時間45分、中学校11時間1分に対し、本市小学校9校では10時間14分、中学校4校では10時間43分といずれも全国平均よりやや下回っており、数値から見ると良好な結果となっています。
3点目の教員配置と休職者の実情及び補充状況についてですが、公立小・中学校の教員は、いわゆる義務標準法に基づき、県から学級数に応じて配置される教員と必要に応じて増員される教員や常勤、非常勤講師によって構成されております。幸いにも本市では、2学期開始時点では病気休暇や休職を余儀なくされた教員はおりませんが、今後も県教育委員会と連携を図りながら、教員の確保に努めてまいりたいと考えます。
4点目の働き方改革への取組の現状と今後の課題についてですが、本市では令和2年度よりスクール・サポート・スタッフという名称で教材作成や事務業務の補助を行う職員を港南中学校に配置しましたが、今年度から郡中小学校にも配置拡充を図っております。当該校からは、教員の事務的業務が軽減され、教材作成や授業準備等の時間が増えるなど、業務の軽減化、効率化につながっているとの声が上がっているところです。
学校における働き方改革は喫緊の課題として施策が進んでいるものの、依然として長時間勤務の教員が多いのも事実であります。今後は、できることから直ちに行うという考え方の下、教員の負担軽減の一助ともなるコミュニティ・スクールや部活動の地域移行の導入も進めていきながら、学校現場における実効性の向上と持続可能な勤務環境の整備を推進してまいる所存でございます。
以上、答弁といたします。
○議長(北橋豊作 君) 再質問ありませんか。
◆10番(高田浩司 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 高田浩司議員
◆10番(高田浩司 君) 御答弁ありがとうございました。
再質問はないんでございますが、伊予市の学校は先生たちの改革が進んでいるということを聞いて安心をいたしました。これからも続けて改革していただいて、すばらしい伊予市教育委員会になるようよろしくお願いいたします。
○議長(北橋豊作 君) 続いて、3問目に行ってください。
◆10番(高田浩司 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 高田浩司議員
◆10番(高田浩司 君) 3問目、市役所におけるハラスメント防止の取組についてお伺いいたします。
総務省は、地方公共団体に対し、公務の場はハラスメント防止の模範となり、職員の能力を十分に発揮して質の高い行政サービスを提供するよう求めています。特に、事業主たる地方公共団体の任命権者は自らもパワハラに対する関心と理解を深め、職員に対する注意を払うように明記しています。さらに、公務職場におけるパワハラ防止対策検討会のまとめには、パワハラになり得る言動として、書類で頭をたたく、物を投げつけるといった暴力のほか、人権を否定するようなばり雑言を浴びせる、他の職員の前で無用なやつだと言うなどの暴言、さらに自分の意に沿った発言をするまでどなる、自分のミスを部下に責任転嫁をするなど、威圧的行為の事例を挙げ、ばか、死ね、出ていけとの暴言の告発も寄せられています。どんな職場にも起こり得ます。ハラスメントによって貴重な人材が失われないよう努めなければなりませんが、本市ではどのような状況になっているのでしょうか。
そこで、4点お伺いをいたします。
1点目、本市職員間のハラスメントの現状は。
2点目、ハラスメント防止対策は。
3点目、ハラスメント被害者が精神的に追い詰められた場合の対応は。
4点目、ハラスメントをなくすための今後の取組は。
以上4点、よろしくお願いいたします。
◎総務部長(河合浩二 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 河合総務部長
◎総務部長(河合浩二 君) 市役所におけるハラスメント防止の取組について4点の御質問をいただきましたので、私から答弁申し上げます。
まず、1点目のハラスメントの現状でございますが、過去5年間、総務課に相談のあった件数は、パワーハラスメントの訴え9件、セクシュアルハラスメントの訴え2件でございます。
次に、2点目の防止対策につきましては、令和3年度にハラスメント防止マニュアルを改訂し、全職員への周知、職員研修及びストレスチェックの実施並びに産業カウンセラーへの相談を呼びかけることにより、未然防止とセルフチェックに努めております。ハラスメント防止マニュアルでは、職場における信用失墜にとどまらず、懲戒処分の対象となり、加害者自身にも大きな不利益となることなどを示し、ハラスメントの防止に当たっては職員自身が問題の重要性を認識することが重要と明記しています。
次に、3点目の被害者への対応につきましては、事案により異なりますが、被害の状況の聞き取りや産業カウンセラーとの面談の機会を設けるほか、必要に応じて医療機関の受診を勧めるなど、メンタルケアに努めております。また、勤務が困難な状態に至っている場合は、医師の診断に基づき、病気休暇を取得できる体制を整備しております。
最後に、今後の取組でございます。
ハラスメント事案の中には、行為者が認識していない、気づいていない、いわゆる無自覚のハラスメントも存在すると言われています。意識のあるなしにかかわらず、どのような言動がハラスメントに該当するかを改めて周知する機会を設けたいと考えています。自らの行動を振り返り、気づかせることで行為者の行動変容につなげたいと考えます。もう一点挙げますと、直接、間接にハラスメント事案に触れる機会があります。報告、連絡、相談ができていれば問題にならなかった事案もあったと思っています。職場内の対話的コミュニケーションの促進にも注力したいと思います。
先ほども申し上げましたが、ハラスメントの防止には問題の重要性を認識することが肝要であると考えております。今後とも職員全体の問題として取り組んでまいりたいと思います。
以上、答弁といたします。
○議長(北橋豊作 君) 再質問ありますか。
◆10番(高田浩司 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 高田浩司議員
◆10番(高田浩司 君) 御答弁ありがとうございました。
パワハラの訴えが9件、セクシュアルハラスメントの訴えが2件あったそうでございますが、その被害者の方々はその後どうなっているのかだけお聞かせいただいたらと思います。よろしくお願いします。
◎総務課長(西山安幸 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 西山総務課長
◎総務課長(西山安幸 君) パワーハラスメントの訴え9件、セクハラの訴え2件、総務課のほうで実際にプライバシーに配慮しながら、訴えた者、あと行為者、必要に応じて第三者から聞き取りを行っております。その結果、事実誤認であったとか見解の相違であったとか、人事担当による、まずは仲裁、和解を目指すわけでございますが、その結果、ハラスメントとして実際に認定し、懲戒処分としたケースが1件ございます。そのほか、ハラスメントとしては認定しないが、口頭注意とした件数が4件、あとは取下げとか和解とかというところでございます。
被害者に対しましては、その都度、状況によって、部長答弁にもございましたが、メンタルヘルスカウンセリングのほうを案内しております。これも本人の了解の下ではございますが、そこから医療機関のほうに受診をしたと、通院をしているという事案も過去にはございました。現在は、通常どおり復職して勤務をされておる状況です。
以上でございます。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) ハラスメントという定義で今回御質問いただきましたけれども、市長の職をしてますと、人事課を介して異動希望なるものが全職員というか上がってくるわけなんですけど、そのノートには、誰々さんとは一緒の課になりたくないとか、いろんなことを書いてるんですよね。そこに隠れたハラスメントがあるわけであって、ただいつも私が市長室でも言ってるのは、上司、部下関係なしに人間関係を構築して、単純に言えば好かれる人間にならないと、女性職員に髪型変えたって言っただけでセクハラなんです、今の時代、嫌いな人から言われたら。今日の服きれいだね、これもセクハラなんです、嫌いな人から言われたら。だから、基本的には、通常、伊予市は大半はうまくいってるなと思うけど、私がかいま見るに、幾分、本人が気づいてるか、気づいていないか知らないけれども、相手が知らないうちに適応障がい、うつになるような言葉を発している場合があり得る。それを総務部長以下、それぞれがちゃんと察知をしながら未然に防いでいかないと、ある日突然、屋上から飛び降りたっていうこともあってはならないんで、しっかりそこらを注意をしながらやっていく。ただ、今河合部長の答弁にもありましたけど、ふだんから報告、連絡、相談をきちっとやっておれば、それを未然に防げる可能性は大になるということだけは職員には徹底しておりますので、今後とも御指導よろしくお願いいたします。
○議長(北橋豊作 君) 再々質問あります。
◆10番(高田浩司 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 高田浩司議員
◆10番(高田浩司 君) 御答弁ありがとうございました。
再々質問ではないんですが、お願いといたしまして、これから管理職の方々にも、せっかく苦労して入った職員の皆様方でございますので、パワハラで辞めることがないよう、そういった指導をしていただきまして、努めていただいたらと思います。よろしくお願いします。
以上です。
○議長(北橋豊作 君) 4問目に行ってください。
◆10番(高田浩司 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 高田浩司議員
◆10番(高田浩司 君) 4問目、JR伊予市駅周辺整備事業計画についてお伺いをいたします。
7月末に愛媛新聞社のユーチューブでJR伊予市駅周辺整備事業の展望が紹介されていました。市民の声を反映させる事業で、2030年の整備完了を目指していると言われていました。
JR伊予市駅は、伊予鉄郡中港駅と2つの駅が隣接し、とてもアクセスのいい場所であります。今後、観光資源を生かすのには重要な場所だと思います。この事業が完成すれば、伊予市全体の活性化にもつながります。しかし、伊予市駅周辺施設の老朽化や商店街の衰退化が問題となっています。何をどう開発していくのか、具体的な説明をしていただきたいと思います。
そこで、3点お伺いをいたします。
1点目、今後事業を進めていく中での課題について。
2点目、今後の事業の見通し、スケジュールは。
3点目、JR伊予市駅周辺まちづくり形成に対する市長の思いは。
以上3点、よろしくお願いいたします。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 三谷産業建設部長
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) JR伊予市駅周辺整備事業計画について3点の御質問に私から答弁申し上げます。
まず、1点目と2点目につきましては関連がございますので、一括して答弁申し上げます。
本事業では、伊予鉄道郡中港駅前のポケットパーク、JR伊予市駅前広場とロータリーの再整備、JR伊予市駅の東西を結ぶ自由通路の設置、国鉄通りと言われております県道郡中港線の整備などを計画しております。
まず、事業の課題といたしましては、事業費が多額になることから、国からの補助金以外での財源の確保や、地権者等の地元関係者をはじめ、鉄道事業者等の交通事業者、道路管理者である愛媛県や愛媛県警など、関係機関が多岐にわたるため、合意形成に一定の期間を要することなどが挙げられます。
今後のスケジュールにつきましては、一部の事業を除き、令和8年度からの5年間で郡中中心拠点地区(第3期)都市再生整備計画に盛り込み、都市構造再編集中支援事業により進捗を図ることとしております。
最後に、3点目につきまして、鉄道駅が隣接しているというすばらしい立地条件を生かすべく順次整備を進めることで、町の玄関口として、また伊予港や五色浜など観光資源のさらなる活用、IYO夢みらい館と商店街の連携による市街地の活性化や回遊性、快適性の向上に努め、にぎわいの創出へとつなげてまいりたいと考えております。あわせて、伊予市全体としても居心地がよく、魅力的な空間づくりや双海、中山地域における地域公共交通の充実に努め、コンパクトシティ・プラス・ネットワークによる持続可能なまちづくりを目指してまいりたいと考えております。
以上、答弁といたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) すいません、質問原稿をしっかり読んでなかったんで、市長の思いはということなんですけど、今三谷産業建設部長が言った内容が私の思いでもあるんですけれども、ただいつも言ってます。平成17年に市議会議員に上げていただいて、私は道路やのり面の仕事をしてるからしょっちゅう道のことはよく分かってるんだけど、平成17年にJR伊予市駅の前に立ったときに、何だ、ここはと。郡中港駅と国鉄のJR伊予市駅が歩いて30秒、こんなところは伊予市にないよねっていうのが、まず市会議員になったときの第一印象でもありました。その枠組みの中で、今御案内のとおり、郡中港駅にあった大きなソテツは抜いてます。
今後、私の思いっていうのが、今、たまさか平成17年にはない言葉っていうのは、誰一人置き去りにしないコミュニティ形成というのを3万人が住み続けられる自治体のために平成28年あたりにつくりましたけれども、JR伊予市駅の1番ホーム、2番ホーム、車椅子が行けるかと、ほとんどの駅は行けないんですけど。であるならば、エレベーターを造ろうよと、思いですよ、夢、大風呂敷かもしれないけど。ついでに渡り廊下を造ってJAのほうに延ばそうよと。JAからもエレベーターを造ろうよと。そして、表と裏をつないで、今のタクシー乗り場は屋根でも造って駅前広場にしようよ、タクシー乗り場は裏でいいやない、JAのほうでと。町家にも人を運びながら30秒で行けるエリアをつくると、屋根もあったら、ちょこっとだけ雨にぬれるかもしれないけど、JR伊予市駅からぱっと郡中線郡中港駅から市駅前のほうに行ける、松山市駅のほうに行ける。南予の人たちが、伊予市もある意味南予の位置づけでもありますけれども、松山駅で降りて、松山駅の近くに会社がある人はいいんだけど、市駅のほうに会社がある人はそこからまた電車に乗っていかないといけない。であるならば、JR伊予市駅から降りて郡中港駅で市駅に行ったほうがいい。帰りは結構そういう人が多いんですよね。市駅から郡中港駅に降りてJR伊予市駅。そういったロケーションっていうのを非常に生かすためには何をしたらいいのかっていうのを平成17年に実は考えました。そのときに頭にひらめいたのが五色姫海浜公園と伊予港でありました。
今、様々、時間をかけてじわじわとやってますけど、五色姫海浜公園も市民の皆様方のお力添えをもって、フラピクニックであったり、ビーチバレーであったり、また伊予港も何とかしようよという市民の有志の声もあるんで、今後その市民の熱い思いを生かしながら、行政がJR伊予市駅、郡中港駅とその伊予港、五色浜をつなぐルートと、この答弁書にも書いてます、そこのIYO夢みらい館から商店街につなぐルート、このスクエアをどう周遊型にしていくか。正直、私が平成17年に市会議員に上げてもらったときの伊予市の言葉は、宮内邸を核とした周遊型の観光、私は無理だと思いました。でも、JR伊予市駅と今出来上がった夢みらい館を核にして、ある意味、伊予港、五色浜の円、そしてJR伊予市駅、郡中港駅の円、みらい館の円、この3つの円を有効に利用しながら周遊型はできるんじゃないのかなと勝手に思ってます。そのための今委員会をつくりながら、様々な形でやってます。
ただ、先ほどの答弁にありましたように、財源というのが必要になってきます。様々な市民の税金を、爪に火をともす思いで納めていただいた税金をきちんとした意味で使わないといけない。だけれども、やはり投資的未来戦略もないと3万人が住み続けられる自治体は、私はつくれないと思ってます。そのためにも、いつも言ってますけど、高齢者がついの住みかにしてよかった、子どもたちが笑顔をもって学校に行ける環境、現役世代が生きがいを持って働きに行ける環境、そういったものと伊予市の魅力がリンクしながら、3万人を何とか、私は多分、もしかしたら2040年、あと17年後、生きてるかもしれませんけど、そのときにも3万人が維持できた伊予市になれるために今職員一丸となって動いてますので、高田議員におかれましても、今後ともさらなる御高配を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(北橋豊作 君) 再質問ありますか。
◆10番(高田浩司 君) 議長
○議長(北橋豊作 君) 高田浩司議員
◆10番(高田浩司 君) どうもありがとうございました。
再質問はありません。市長の熱い思いだけは感じました。JR伊予市駅周辺整備事業が完成するまで、ぜひ現職市長でいていただきまして、3万人が住み続けられる、すばらしい市にしていただきたいと思います。
以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(北橋豊作 君) 暫時休憩をいたします。
午前10時39分 休憩
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