録画中継

令和5年第1回(3月)伊予市議会定例会
3月3日(金) 一般質問
公明党
大野 鎮司 議員
1. ℮スポーツの利活用を
2. IYO夢みらい館での勉強・軽食場所について
3. コロナ5類移行に向け、地域団体へ伴走支援を
4. 3万人が住み続けられる伊予市へ(子育て応援意識編)
○議長(谷本勝俊 君) 再開いたします。
 続いて、大野鎮司議員、御登壇願います。
            〔9番 大野鎮司君 登壇〕
◆9番(大野鎮司 君) 議席番号9番、公明党大野鎮司です。
 谷本議長に許可をいただきましたので一般質問を行います。武智市長をはじめ、関係理事者の皆様の明快な御答弁をよろしくお願い申し上げます。
 それではまず、1問目としまして、eスポーツの利活用をと題しましてお聞きいたします。
 eスポーツとは、簡単に説明するとエレクトロニックスポーツの略称で、モバイルゲームやビデオゲームを使った対戦をスポーツとして競技性のニュアンスを加えたものです。知力や戦略、プレーヤースキルなど、競技性を含むため、スポーツとして捉えられています。
 競技人口は、年々増え続けており、2022年では、国内に約390万人に達すると言われ、世界のeスポーツ競技人口は、約1億3,000万人と言われており、オリンピックの正式種目になるのではとのうわさまである大変注目度の高い競技です。
 2018年に日本eスポーツ連合が発足し、いわゆるeスポーツ元年から5年が経過しました。この5年の間にeスポーツの認知度は加速的に向上し、2018年当時に50億円とされていた市場規模は、コロナ禍の巣籠もり需要などの後押しもあり、約3倍に膨れ上がり、2年後の2025年には、約180億円まで成長するとのことであります。
 また、年齢、性別、国籍、障がいなどの垣根を越えたダイバーシティー時代の新スポーツとして注目され、さらには地域活性化や観光国際交流における関係人口や交流人口の増加に向けた手法として、また教育の分野においては、デジタル人材の育成や部活動としての利活用があり、福祉分野においては、介護予防の一環として活用されるなど、様々な場面での利活用の広がりが期待されているところであります。
 さらに、経済産業省において、実際のスポーツ施設の看板広告とゲーム上の看板広告のどちらが宣伝効果があるかなどの検証が始まるなど、その経済効果や情報発信力は想像以上に大きなものになりつつあります。
 他県においては、専門学校でeスポーツ学科の設置や高校の部活動としての取組が広がるなど徐々に活用の幅が広がっており、いちご一会とちぎ国体とちぎ大会では、文化プログラムの一つとして、全国都道府県対抗eスポーツ選手権2022TOCHIGIが開催され、6競技において熱戦が繰り広げられました。報道によりますと、大会期間中には、多くの関係者が宇都宮市内に滞在し、飲食やお土産を含めて、大きな経済効果があったとのこと。加速度的に進む利用者の増加や多様な利用状況などを考えると、新たな成長産業として経済効果も含め大きな可能性を秘めているように感じます。
 この大変大きな可能性を秘めているeスポーツを何かしら利活用できないかと考え、以下の3点をお聞きいたします。
 まず、1点目ですが、eスポーツで関係人口、交流人口を拡大し、地域の活性化に活用してはどうでしょうか。市外、県外からの交流人口もそうですが、社会教育団体や公民館活動でも取り入れ、市内の年代を超えた交流で地域の活性化もできるのではないでしょうか。
 2点目、eスポーツで新しい産業創出、経済効果は望めるのではないでしょうか。IYO夢みらい館でeスポーツ愛媛県大会、四国大会などを開催しては。かなりの経済効果が見込めるのではないでしょうか。
 また、ねんりんピックと併せて開催すれば、より多くの方の参加が見込めるのではないでしょうか。
 3点目、eスポーツで介護予防に役立ててはいかがでしょうか。愛媛県でも介護予防や障がい者の活動に活用しております。本市でも取り組むべきと思いますが、以上、3点よろしくお願いいたします。
◎教育委員会事務局長(窪田春樹 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 窪田教育委員会事務局長
◎教育委員会事務局長(窪田春樹 君) 失礼いたします。
 eスポーツの利活用に関する3点の御質問について、まず私から答弁申し上げ、関連事項については担当部長が答弁いたします。
 eスポーツとは、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称とも言われ、日本では2018年に一般社団法人日本eスポーツ連合が設立されるなど、新たなスポーツとして注目され、市場的にも急成長を遂げているものです。
 eスポーツは、プロゲーマーが高額な賞金を争奪するだけでなく、子どもから高齢者までの幅広い年齢層が、体格や体力に関係なく楽しめるスポーツであるとともに、介護予防や障がい者への活用などにも有効なものであると認識をしているところです。
 現在、愛媛県では、eスポーツを障がいのある方に重点を置いて推進することで、障がい者の輝く場や健常者との交流を深める機会を創出し、一層の社会参加を図ることを目的として、様々な事業に取り組んでいます。
 このように、eスポーツは、多様な利活用が想定され、それに伴う効果も期待されますが、公民館活動などで普及促進を図っていくためには、特に未成年への普及について保護者の理解をどのように得ていくのかなど、メリット、デメリットを把握した上で事業に取り組むことが重要であると考えております。まずは、愛媛県などの取組を注視しながら、関係各課と情報を共有し、本市における取組について検討を進めてまいりたいと思います。
 以上、答弁といたします。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 三谷産業建設部長
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 私から1点目及び2点目について関連しておりますので併せて答弁申し上げます。
 コンピューターによる対戦により勝敗を競うeスポーツは、大野議員から御紹介のありましたとおり、現在急成長していることで注目を浴びており、これに関連した産業を含めた経済効果は、見逃せないものと認識をしております。
 インターネットを活用して対戦する仕組みであることから、日常的な活動は、選手それぞれが自宅等で行うことが一般的ですが、大きな大会を行う場合には、会場のみで完結するオフライン方式で行われたり、世界中の選手とオンラインで対戦したりと、その形は様々で、今後様々な展開も期待できるものです。
 御提案のありましたeスポーツの利活用による交流人口、関係人口の増加や経済効果、産業創出に関しまして、まず想定されるのがトップ選手を誘致した大規模な大会等の開催で、全国的な先進地である群馬県産業経済部eスポーツ・新コンテンツ創出課によりますと、有名選手のプレーを観戦するために、多くのファンが会場に訪れることで、滞在や飲食に関連した経済効果が期待できるとのことでした。とはいえ、何分新しいコンテンツの活用となりますので、そうした大会の誘致にどのようなインフラが必要であるのか、また行政としてどういった支援が可能であるのかを含め、研究し、こうした新たな経済市場に乗り遅れないよう、検討を進めたいと考えております。
 以上、答弁といたします。
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 空岡市民福祉部長
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 失礼いたします。
 私から3点目のeスポーツで介護予防をについて答弁を申し上げます。
 議員お示しのとおり、eスポーツは、世代や地域の垣根を越えてシルバー世代が気軽に取り組め、趣味活動の一環として脳機能の活性化や社会的交流の確保、もって認知機能の維持や認知症リスクの軽減なども期待される健康増進長寿スポーツとして注目されております。
 本市におきましても、今後は先進地事例を参考に、eスポーツを認知症予防や認知機能向上プログラムなど介護予防ツールとして活用し、高齢者への生きがいづくりと健康づくりの一助となるよう調査研究してまいりたいと考えております。
 以上、答弁といたします。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) 御答弁ありがとうございました。
 ちょっと早過ぎた質問なのかなと僕自身は考える点はあったんですが、やはりこのeスポーツというのは、すごく今加速度的に広がりつつあります。かなりの経済効果が見込めるスポーツとして注目されておりますし、先ほどありましたとおり、介護にも活用できたり、今様々な部活動においたりとか、また新しい子どものデジタル人材の育成とかにも非常に効果のあるというスポーツとなります。どの答弁も別にしないよという感じではないんですけど、調査研究で止まっていくと、先ほどみたいに部長があったとおり、この世の中の時代の流れというものは物すごい速いスピードで行っておりますし、多分ここにいる皆さんの中には、eスポーツといったってたかだかゲームだろというふうな感覚の方が多いかなと、私も当初はそういう感じではあったんですが、そういった時代ではなくなってきております。北海道の上士幌町が去年の9月から介護のプログラムの一つとして太鼓の達人をやるんですよ、その介護プログラムとして。皆さんも太鼓の達人というのは見たことある方もいると思うんですけど、音楽に合わせながら太鼓のばちを振るということは、手先を動かすこととか、非常にいい効果が望めます。中にはやっぱり高齢者の方でも昔若いときに、ここにいらっしゃる方の中にも多くいらっしゃったかも分かりませんが、喫茶店にコーヒーとたばこを吸いながら100円玉を交換してインベーダーゲームをした世代とかという方にとっては、非常に結構受け入れやすいような項目かと思います。福祉部長のほうから、今後先進事例を調査研究していきたいというふうな御答弁ではあったんですが、ぜひなかなかゲームですから理解を広めていくとかというのは難しいかと思うんですけど、非常にいいツールですし、例えば仮に子どもたちと一緒に太鼓の達人をやるようなということは、見ていてもいい環境といいますか、というふうなことになるかと思うので、調査研究ですが、もう一歩踏み込んで、何か前向きな御答弁をいただけたらと思いますが、よろしくお願いします。
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 空岡市民福祉部長
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 失礼いたします。
 今回の御質問を受けまして、市内の8つある事業所でこの関係のことを聞き取りました。2事業所が今タブレットを使った脳トレのアプリというものを使用されているようでございます。
 今回の内容については、非常に興味を示してらっしゃる事業所さんもありますので、そういったところの導入に向けて、また近隣の市町での設置事例もありますので、答弁で申し上げたとおり、そこらあたりを有効的、効果的にしたいという思いもございますので、このあたりの部分を研究してまいりたいという思いでございますので、よろしくお願いいたします。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) 大変答弁しにくいこと、ありがとうございました。
 先ほども申し上げたとおり、eスポーツというのは、これから本当に急成長する産業です。急成長している産業であります。それがじゃあ自治体がどうできるんぞというようなこともあるかも分かりませんが、柔軟な発想でこういったことも多く取り入れていただいて、中にはこれは高校ですけど、部活の中にeスポーツ部活というのがもうできているところもあったりもしておりますので、そういった柔軟な発想で今後の伊予市推進のためにどんどん取り入れていただくようお願いを申し上げまして、私の1問の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(谷本勝俊 君) それでは、次へ参ってください。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) それでは、2問目のIYO夢みらい館の勉強、軽食場所についてと題してお聞きいたします。
 先日、ある保護者さんから、テスト期間前になると図書館の勉強できるスペースがいっぱいで、ほかに勉強ができるところはありませんか。また、土日など、途中で簡単な軽食を取りたいけど、近くのコンビニはイートスペースが使えないようになっていて、家に一度帰ってからまた図書館に行くと席が埋まってしまうんですよと御相談をいただきました。
 家で勉強できたらいいですが、小さな兄弟姉妹がいて集中できなかったり、また家だとテレビなどの誘惑があったりします。そんな状況に負けまいと図書館に来ている中高生が困っております。
 以前、私がIYO夢みらい館の会議室を使用したくお願いしたところ、使用する5日前に予約をしないと使用できないと言われました。そんな前から予約しなくても、空いているんなら使わせてくれてもいいのにと不満を感じたことがあります。今後、IYO夢みらい館は、指定管理となります。5日前の予約ではなくなるかもしれません。指定管理になることを分かった上で、以下の2点をお聞きいたします。
 1問目ですが、空き部屋の開放をしていただけませんでしょうか。管理者のお考えもあろうかとは思いますが、その日、その時間空いている部屋で勉強や軽食を取ることのできる空き部屋は、できれば頑張る中高生、大学生に開放していただけるよう、市として働きかけていただけないでしょうか。
 2点目、会館前広場の利活用を。
 今後、会館前の整備計画を進めていくと思いますが、その広場のどこかに中高生たちが簡単な軽食の取れるようなスペースをぜひ確保していただけたらと思いますが、以上、2点よろしくお願いします。
◎教育委員会事務局長(窪田春樹 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 窪田教育委員会事務局長
◎教育委員会事務局長(窪田春樹 君) IYO夢みらい館での勉強、軽食場所に関して、2点の御質問に私から答弁申し上げます。
 1点目の空き室の開放については、令和5年4月より指定管理者による管理となることから、現在、業務の引継ぎとともに、新たな取組などについての検討を行っているところでございます。
 この中で、施設の稼働率向上につながる取組は重要であると捉えて、提案事業などに関する協議を進めておりまして、議員御要望の中高生、大学生への開放については、長期休暇中の実施など、柔軟な対応の検討についてお願いしているところでございます。
 2点目の会館前広場の利活用については、6月議会での川口議員からの御質問に対して、この広場は、IYO夢みらい館玄関前のエントランスとして施設本体の実施設計の時点で作成している完成予想図を基に広場などを主体に詳細設計を進めていくと答弁をいたしておりますが、その計画の中に、議員御指摘の軽食の取れるようなスペースがございましたら、管理運営や利活用について指定管理者と協議してまいりたいと考えております。
 なお、軽い飲食のできるIYOラウンジは、現在、新型コロナウイルス感染対策のため、テーブルや椅子を撤去しておりますが、今後の状況によって、利用再開も可能と思われますので、その際には御活用いただきたいと考えます。
 いずれにいたしましても、IYO夢みらい館及び広場を一体として捉え、利用される方々が、快適に過ごせるよう、努めてまいる所存でございます。
 以上、答弁といたします。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) 御答弁ありがとうございました。
 今指定業者の方といろいろ相談もしていただいているということで、空き部屋のほうも開放も検討いただけるということでしたので、安心しました。
 長期休暇中というか、いっぱいいつも開放というつもりも私としてはないのかなあと思います。例えば、学校での期末試験、中間試験とか、例えば受験前とか、そういった特定な期間のときだけ会館のところで中高生に限って空き部屋の開放をというふうなぐらいでいいかなあとも思います。ほかの使用者の方もいらっしゃいますし、またその必要も、お部屋の料金も払っていただいてしていただくほうが、収入にもなっていいかとは思いますので、そういった形で柔軟な対応を今後も市として指定管理者の皆さんにしっかりとお伝えしていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。
○議長(谷本勝俊 君) 次へ参ってください。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) それでは、3問目に移ります。
 コロナ5類移行に向け、地域団体へ伴走支援をと題しましてお聞きいたします。
 新型コロナ感染症対策は、様々な分野においてウイズコロナへシフトを確実に変え、いよいよ季節性インフルエンザと同様に、5類へと移行される予定となっております。そうなると、コロナ前に行っていた地域コミュニティに関する様々なことを行っていこうという流れが起きてくると思います。ですが、この3年間で人の考え方、価値観は大きく変わってしまっていると私は切実に感じます。仕方がないことではありますが、3年間できなかったことの影響は、大きいと感じています。
 先日もある方が、〇〇の役員になったが、何をどのようにすればいいのか、前任者に聞いても何も分からない。また、その前々任者に聞いても何もやっていないから分からない。また、今まで地域のコミュニティ活動でいろいろやってきたが、やらなくてもさほど影響もないし、仲のいい人だけですぐ隣の御近所さんとの付き合いをするだけで、わざわざ地域のコミュニティなど必要ないとの声をいろんなところからお聞きします。
 私は、本市の掲げる参画協働推進都市の創造の推進が、難しくなっていくのではないかと心配しております。
 そこで、2点お聞きいたします。
 そんな現在の各地域団体の現状の把握は御存じでしょうか。各地域の自治会も、厳しい現状になっているのではないでしょうか。何かしら聞き取りなどをされたりしたことはありますでしょうか。
 2点目、地域の各団体の意見交換会の開催を。
 先日もある方とお話ししましたが、大分コロナも落ち着いてきたから、地域の集まり、イベントをやりましょうと声をかけても、なかなかうまく進められない。だんだんと自分自身もおっくうになってきているとおっしゃっていました。
 そんな今まで地域の中心的に頑張ってきていた方が、どうしたものかと考えている方がいると思います。一人で頑張っても限界があります。同じように悩み、何とかしようと考えている方がほかにもいるのではないでしょうか。そんな方々が、いろいろ意見を交換していけば、何か解決策も見いだせ、地域コミュニティの推進につながると考えますが、御所見をお伺いいたします。
◎企画振興部長(向井功征 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 向井企画振興部長
◎企画振興部長(向井功征 君) コロナ5類移行に向け、地域団体伴走支援をに関する2点の御質問に私から答弁を申し上げます。
 まず、1点目の現在の各地域団体の現状把握をしているかにつきましては、地域団体には、行政区や集落などのエリアで構成されるものやある一定のテーマや趣味、関心事項で集まるものなどがあり、市内でもたくさんの団体が活動されています。
 個別の団体活動に関して、新型コロナウイルス感染症の影響がどのぐらい出ているのか、把握はできておりませんが、自治会の会合が書面での開催になる、地域行事が3年間連続して中止になる、また顔が見える活動がないことから、自治会などへの加入について市役所への問合せが多いことからも、様々な影響が出ていることは認知しているところでございます。
 2点目の地域の各団体の意見交換会の開催をにつきましては、地域団体が持つ目的や趣旨により、市内での連絡協議会や意見交換会が開催されているようなケースもあります。例えば、地域コミュニティの分野では、広報区長協議会の定期的開催のほか、各地域ごとの広報区長会も開催されているようでございます。
 一方、多様な団体が一堂に会し、運営方法や活動内容について話し合う場があまりないのも事実でございます。
 議員御指摘のように、新型コロナウイルス感染症により、地域コミュニティの一翼を担っていただいている地域団体の衰退は、本市が推進する住民自治によるまちづくりの実現にも大きな影響を与えるものでもあります。今年度から取り組んでいるがんばる地域コミュニティ応援事業は、まちづくり団体が自発的に行う地域課題の解決に向けた取組や地域の価値の創造への取組に対する補助制度でありますが、事業実施に当たっては、他分野の団体や機関との連携及びネットワークの構築を目標としており、今後、本制度を活用し、多くの団体がつながることで、課題や解決方法など情報共有が図れるものと考えております。
 なお、本事業の採択団体の報告会を来る3月12日に開催する予定でありますが、アフターコロナを見据えた取組や団体の悩みなど、講師を交えての意見交換の場を設けております。どなたでも参加できますので、大野議員におかれましても、地域団体の役員の皆様等へ御紹介いただきますようお願い申し上げます。
 以上、答弁といたします。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) 御答弁ありがとうございました。
 この3月12日に行われますがんばる応援コミュニティ事業というのは、我が団体も申請をさせていただいて採択いただいておる補助制度でもございますので、私もしっかり参加させていただきますし、非常に楽しみに、私どもの団体は、今回いろんなことがありまして、結局何もすることができませんでしたが、そんな中、皆さんのいろんな御意見も聞けたりとか、私自身とかまた僕らのチームの団体、みんなが思っているようなことをいろいろお話ができる場があるということを非常にありがたく楽しみにしておりますので、ぜひとも参加していきたいというふうに思っております。
 様々昨日、今日といろいろ一般質問の御答弁の中に、例えば地域力にあるとか、防災力、マイ・タイムラインとか、何においてもやはり地域のつながりというか、社会教育団体にしても、自治会にしても、愛護班にしても、PTAにしても、やはり地域の人のつながりなく、そこがないのにその上には自主防災会組織であったりとか、訪問介護であるとか、例えば高齢者見守りの体制であるとかということが構築は私は絶対にできないと思います。ですが、このコロナの3年間というこの空白の3年間に非常にいろんなところにダメージが思っている以上になっております。本当悔しいことですが、今まで一生懸命やってきたことが、全て無駄だったかのような言い方をされることとか、本当たくさんあります。若い方においては、先ほど御紹介いただきましたが、別に地域のつながりなんか関係ない。そんなんに入らんかったって生きていけるというふうなんが多様性を認めるがゆえに個々の考え方がすごく顕著になってきているようなところがあります。もちろんコロナ禍前に全てを戻すことが大事だとは思いません。コロナ禍があったからこそ、その時代に即した地域のコミュニティという形があると思います。私が今回この質問をさせていただきたかったのは、以前にもこういった似たような質問をしましたが、そんな中で一生懸命頑張る人に何かの補助金を出してくださいとか、行政としていつも話聞いてくださいというんではなくて、この5類に変わるときのこのタイミングというのが私は非常に大事やと思うんですよ。ここでポシャってしまうとか、こけてしまうと、多分このままずるずると行ってしまう、私はそういった危機感を感じております。ですから、今回、伴走型支援をということで、この5類に移行して、様々な活動が流れる中、そして市として地域の皆様に力を貸してもらっていかなくちゃいけない行事ごと、たくさんあると思います。そのためにも、この5類移行のスタートを、ぜひ市の皆様も共有していただいて、何かしらそういった頑張る応援を使いたいというようなこともあったりとか、もっと軽い感じのそういったコミュニティといいますか、相談、声を聞いていただける場所、市長の所信表明の中にもありました。市の声をしっかりと聞いていく仕組みづくりをつくっていくというふうなんかもありましたので、そういった点をしていただけるお考えはあるか、1点よろしくお願いいたします。
◎地域創生課長(松本宏 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 松本地域創生課長
◎地域創生課長(松本宏 君) 大野議員の再質問にお答えいたします。
 地域団体、様々な団体が大野議員がおっしゃるとおりあります。当然、5類移行になった折に、いろんな会合も出てくると思います。その中で、それぞれの関係部署で開く会合においても、市民の活動が促せるような相談体制等も構築できるように、まずもってうちの課、地域創生課がしっかりと市民の声を聞くような体制づくりから始めていって取り組んでまいりたいと思いますので、引き続きアドバイス等お教えいただけたらと思います。
 以上、答弁といたします。
            〔9番大野鎮司議員「ありがとうございました」と呼ぶ〕
○議長(谷本勝俊 君) それでは、次へ行ってください。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) それでは、最後の質問にさせていただきます。
 3万人が住み続けられる伊予市へ、子育て応援意識編としてお聞きいたします。
 政府は、子ども・子育て政策を最重要政策と位置づけました。本市も武智市長は、3万人が住み続けられる伊予市実現へ向けて、攻めの姿勢にギアチェンジし、人口減少対策を最優先課題に掲げ、子育て支援のさらなる充実を所信表明の中で表明されました。大変期待しております。本市も異次元の支援をよろしくお願いいたします。
 毎回一般質問では、3万人シリーズとして質問をさせていただき、子育て支援は子育て支援課だけのことではなく、全課が取り組む課題であるとの思いで質問をさせていただいております。
 前回、私が子育て応援宣言について質問をいたしましたが、現在、その準備を進めていただいているとのこと。武智市長のリーダーシップで、市役所全課子育て支援が最重要課題との認識で取り組んでいただいていると感じてきております。市長、市役所組織、そして次は私は伊予市民の皆様だと思います。伊予市全体、社会全体で子育てを応援する機運を高めることが大事ではないでしょうか。
 そこで、提案ですが、伊予市に子育て記念日をつくってはどうでしょうか。毎年何月何日は伊予市子育て記念日とし、各種団体に協力をいただき、イベントをしてはと思います。例えば、子ども向けの職業紹介、体験は、先ほども一般質問の中にありました商工会議所青年部さんが現在行っていただいております。また、マタニティーヨガや育児の日にやっている相談会、愛護班が行っているイベント、親子しめ縄づくりなどなど、まだまだありますが、いろんな団体がいろんな時期に様々な子どもや子育て世代に関するイベントを行っております。その各種団体さんに御協力をいただき、年に何回か行うイベントの1回を、伊予市子育て記念日に一同に行っていただく。子どもや子育て世代はもちろん、いろんな世代に来ていただき、関わっていただく、そしてこの人口減少問題を我が事と捉え、皆で力を合わせて取り組もうとする機運を高めてはどうかと思いますが、御見解をお伺いいたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 大野鎮司議員より、3万人が住み続けられる伊予市へ、子育て応援意識編について御質問をいただきましたので、答弁を申し上げます。
 所信表明でお伝えいたしましたとおり、昨年9月議会において御提案いただきました子ども・子育て応援宣言のキャッチフレーズにつきましては、市民公募の後、子ども・子育て会議に諮るなど準備を進めており、しかるべき時期に議員各位へ御説明したいと存じております。
 なお、具体的な事業展開は、併せて検討中でありますが、今後とも総合的、計画的な子ども・子育て施策の審議機関である同会議を中核として協議を重ね、第3期伊予市子ども・子育て支援事業計画へ施策推進の指針として明示し、適切かつ速やかに実施をしてまいりたいと存じております。
 このたび御提案いただきました子育て記念日につきましても、子育て支援を推進する本市の姿勢を明確化し、誇れる子育て支援策を広くPRする有効な一手法とは捉えておりますが、本市にとどまらず、関係各種団体の多大なる御理解と御支援が不可欠な施策であります。今後、同会議、要は子ども・子育て会議でありますけれども、御質問にもあったように、商工会議所青年部やマタニティーヨガや愛護班イベントやまた強いて言えば郡中おやじの会やその枠組みの中でいろんなことを取り組んでいただいてます。そういう組織体と我々がまた構築する子ども・子育て会議と連動しながら、この議員の言われる子育て記念日というものも真剣に考えていきたいと思ってます。ただ、本当に今伊予市の組織、頑張っている組織、情熱と矜持を持っている組織は、本当に人口減少問題を我が事として捉えられております。2060年に1万7,145人の数字を出されました。これ分かりやすく言うと、ちょっと失礼な言い方かもしれませんけど、双海、中山がゼロになって、なおかつこの伊予市が1万3,000人減ったら1万7,000人になるんです。これはどういうことかというと、今この段階でやっている商売もできなくなる。要は、当たり前であると思っていたことが当たり前でなくなる、そしてできていたことができなくなる、これがある意味私が思っている人口減少問題の大きな部分なんです。当然、人口が減ると、国力も弱ります。当然、伊予市の市政力も弱ります。その枠を真剣に捉えて、何とか市民の皆さん方と共に3万人が住み続けられる自治体を続けていこうねと。そうしないと伊予市の第一次産業から第二次産業、そして第三次産業、それを複合した第六次産業、成り立ちません。だから、一生懸命取り組んでいきます。ただ、議員の言われる子育て記念日に関しましては、今言ったような枠組みでしっかりと熟考しながら、来るべき日にいいタイミングでやってみたいなと、私は思ってますので、よろしくお願いを申し上げます。
 以上です。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) 市長からは大変前向きな御答弁ありがとうございます。
 各種団体が、今人口減少に真剣に取り組んで、いろんなことを取り組まれていること、もう私も重々存じ上げております。そんな中でも、最近自分自身も感じるんですけど、国や県や市とか、いろんなところで女性が活躍できる場とか、働きやすいような環境を推進するというふうなお話はあります。いろんなところがそういったできやすいような仕組みづくりはするんですけど、さて中で働く実際の女性の方たちはどうかと見ると、これ別に否定することじゃないんですが、例えば子どもが急に熱が出た。シフトを変わってほしい。それが言いにくいとか、いやいや今度PTAの会合があるんやけど、この前も休んどるけん、ちょっと早く帰るのは言いにくいんですよというお母さん、よく聞きます。その嫌がるお母さんは、元は小さい子を持ってたお母さんと僕は思うんです。だから、そういう仕組みが今国としても、世の中としても推進をしていっていただいておりますが、結局のところは、そこの中にいる一人一人が、本当に人口減少を大変なことと捉えて、そういった形で若い家庭を育ててあげる。例えば、いろんな自治会でもあります。最近の若い子は役をやりたがらんけん、嫌じゃ嫌じゃ言うけんせんのやろがとか、そんなことをしょっちゅう聞きます。でも、僕からいうたら、あんたが区長さんのときのは、奥さんというたら専業主婦で家におって、それでやっとったのに、今の方たちはほとんどが共働きでフルで働いている方も多くいらっしゃいます。そういった時代の流れ、その価値観の変化、そしてライフスタイルの変化ということの中で、その仕組みが出来上がった中のその次は今日、今回僕もこの子育て応援意識編としてさせていただいたのは、中にいる今度はいよいよ伊予市民全員で取り組まなくちゃいけない大きな問題じゃないかな。その仕組みの一つとして、イベントを。人ってやっぱり楽しいところに集まると思いますし、面白い人の周りには人が集まります。いつも苦虫潰したような暗いこと、小難しいことを言よる人の周りには、だんだん人はおらず、何か楽しい、明るいこと言うてくれる人の周りには、やはり人が集まってくるんだと私は思います。先ほどの市長の答弁にもありましたとおり、今後その子育て会議の中でしっかり熟考していただきながら、また場合によっては各種地域で頑張る人も呼んでいただきながら、そういった点を中身から変えていく、人の意識から変えていくことも併せて取り組んで、お願いしていきたいと思いますので、もしよかったら何かありましたらお願いいたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 女性が活躍する社会、要するにジェンダー、差別のない社会というのは、女性だから、男性だからっていう意識づけは本来はあってはならないと思ってますけれども、どうしてもその中でもやはり男は男らしさ、女は女らしさというのは、どうしても男女は違いますから。ただ、伊予市において見える化という枠組みで、こども家庭庁の絡みで、今後管理職クラスも女性をさらに登用もして、本当に女性が輝く社会というのを令和6年度あたりを目途に考えてもいきたいし、本当に大野議員が言われるように、様々な地域で本当にその地域を愛する情熱とその地域で生まれた誇りというか矜持を持たれてます。人口減少の枠組みの中でも、やはり元気な人たち、要は中山にしても、双海にしても、そういった人たちが今いるんです。その枠組みの中で、今の思いをしっかりと受け継ぐ後継者、これをつくっていかないと、本当に人口減少の波にのまれてしまう、私はそう思ってます。今は動く市長室集会所編をやってますけど、それぞれの地域、それぞれの地域に掲げている問題、たくさんあります。できること、できないことありますけれども、そういったことを真摯に受け止めて、議員各位もそれぞれのサテライトというか出向いていって意見を聞かれてます。どうか今後市民の意見もしっかりとお互いに、理事者側も議員側も聞いて、未来に本当につながって、2040年にはしっかりとその今の思いがしっかりつながる虹を架けていきたいなと思ってますので、大野議員におかれましては、今後ともしっかりと御指導をいただきたい。そのために、今、今年の、1年1月の広報は?啄同時という言葉を入れたんです。どうか今この会話が3日後どう変わるか、1年後どう変わるか、それを見越した上で職員全員考えて動いてますので、どうか今後とも御教示のほどよろしくお願い申し上げまして、御答弁に代えさせていただきます。
            〔9番大野鎮司議員「ありがとうございました」と呼ぶ〕
○議長(谷本勝俊 君) お疲れさまでした。
 これをもって本日予定しておりました一般質問を終結いたします。
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