録画中継

令和4年第6回(12月)伊予市議会定例会
12月7日(水) 一般質問
公明党
大野 鎮司 議員
1. 鳥ノ木地域の迅速な避難や健康福祉のため、八反地川に人道橋を(パート7)
2. 3万人が住み続けられる伊予市(教育編)
3. マイナンバーカードついて
4. 狭あい道路について
5. 伴走型子育て支援について
○議長(谷本勝俊 君) 再開いたします。
 続いて、大野鎮司議員、御登壇願います。
            〔9番 大野鎮司君 登壇〕
◆9番(大野鎮司 君) 議席番号9番、公明党、大野鎮司です。
 谷本議長に許可をいただきましたので、一般質問を行います。
 個人のことなんですけど、先ほどとてもうれしい報告が携帯にありまして、ちょっと高揚しているので、落ち着いて質問できるか分かりませんが、元気いっぱい行っていきたいと思いますので、武智市長をはじめ、関係理事者の皆様の明快な御答弁をよろしくお願い申し上げます。
 まず、1点目ですが、鳥ノ木地域の迅速な避難や健康福祉のために八反地川に人道橋をとしましてお聞きいたします。
 この質問は、今回で7回目となります。私が1期目のときからずっと質問をさせていただいております質問です。市長をはじめ、担当職員の方もこの内容におきまして重要なことと捉え、前向きに考えていただいていることに感謝申し上げます。地域におきましても、非常に関心の高い内容ですので、確認の意味を込めまして質問をいたします。
 毎回申し上げており、御理解いただいていることですが、災害時における避難にかかる時間は重要です。南海トラフ巨大地震における家屋の倒壊、火災など、避難は時間との戦いです。ましてや高齢者の方は、移動に時間がかかります。また、今までは避難のための人道橋をと質問しておりましたが、健康寿命増進の観点からも非常に有効な橋となるとも考えます。
 2年前の2020年12月定例会にて6回目の質問の答弁は、財源に関しては、都市防災総合推進事業により実施した場合、防災・安全交付金が活用できるものと判断。また、事業採択となるためには、人道橋の整備に加え、ウェルピア伊予についても防災拠点としての機能向上を併せて行うことが必要。現在、施設内の整備箇所、概要等について検討。事業期間につきましては、国の事業採択を受けてから5年間の事業完了とすべく実施される。これらの全体事業費を算出した上で、次年度には政策上の位置づけを整理、財政上の見地からの課題も見据え、事業実施時期等について判断との答弁でした。
 八反地川に人道橋を、その後の進捗状況をお聞かせください。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 三谷産業建設部長
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 鳥ノ木地域の迅速な避難や健康福祉のために八反地川に人道橋の整備をの7回目の御質問に私から答弁をいたします。
 以前におきましては、下三谷、鳥ノ木南地区計画において、災害時の避難経路用の橋梁として検討を重ね、その後、都市防災総合推進事業による事業化を目指してきたところでございます。当該事業は、津波及び洪水発生時に大規模な災害が想定される市街地等において避難路の整備が可能でございますが、鳥ノ木団地は南海トラフ巨大地震の津波浸水想定区域に該当しておりません。また、重信川、大谷川の氾濫により浸水はするものの、その水位は0.5メートル程度の想定とされております。当該事業による人道橋の設置につきましては、おおむね浸水深3メートル以上とする事業採択基準に合致しないため、活用できないこととなりました。人道橋を設置した場合の効果につきましては、大野議員お示しのとおりであると認識をいたしておりますが、問題は財源の確保でございます。本市といたしましても、早期に事業化が図られるよう、引き続きウェルピア伊予の位置づけ、方向性を踏まえながら検討を行ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。
 以上、答弁といたします。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) 御答弁ありがとうございました。
 答弁のほうが今までから少し後退してしまったかのような感じも受けるんですが、一応、想定される鳥ノ木は津波の心配もそんなにないし、川の氾濫もそうではないというふうな見解ではありますが、現在の全国における災害は、想定の範囲を超えたということがよく言われますので、ただこの机上の空論だけではなくて、実際そういったことも起こり得ることも考えつつ、前向きに御検討いただきたいなあというふうに思います。
 この質問は、私にとっては一丁目一番地の大事な施策であります。実現に向けてこれからも8回、9回、10回、11回と私が市議会議員にいる以上は、実現するまではしっかり訴えてまいりたいと思いますので、その辺も踏まえて、前向きに、財源が厳しい状況とは思いますが、いろいろ私も知恵を出しながら、そういった何かないか、引っ張ってこれるものをしっかりやっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 これで私の1問目を終了といたします。
○議長(谷本勝俊 君) それでは、次へ行ってください。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) それでは、2問目に移ります。
 3万人が住み続けられる伊予市へとしましてお聞きいたします。
 新型コロナ感染症問題が起こってから、不登校など悩む御家庭が急増していると新聞、マスコミ等のニュースをよく目にします。私は、以前からコロナによる経済的ダメージもありますが、地域のコミュニティや不登校、高齢者の孤立、ひきこもりなど、心のダメージはすぐには現れませんが、だんだんと目に見えてきたのではないかと思います。
 そこで、今回の3万人シリーズは、教育編をお聞きいたします。
 まず、1点目ですが、本市の学校、教室に行けれてない児童・生徒の現状人数は何人でしょうか。
 不登校の定義は、年間30日以上の欠席をいいますが、その前段階、保健室登校、別室登校といった状況の児童・生徒も入れて、小学生、中学生別にお示しください。
 2点目、そのような児童・生徒に対する学習支援の状況は、どのような支援をされていますでしょうか。
 私の市外の友人のお子さんが、小学校から不登校になりました。中学生になり、少しずつ学校に行けるようになったのですが、勉強についていけず、苦労されているとお聞きしております。
 本市でも、GIGAスクール構想で児童・生徒皆さんタブレットを持っております。例えば、Aとしまして、授業のオンライン中継をしてはどうでしょうか。保健室や別室で自分のクラスの授業をタブレットで見る。学習支援には内容的に少し足りない部分があるかもしれませんが、現在のクラスメートの雰囲気も分かり、子どもの一歩前進の足がかりになるのではないでしょうか。
 Bとしまして、自宅でのネット環境は大丈夫でしょうか。先ほど提案した内容を仮に自宅で行ったとして、本市の全ての児童・生徒の自宅でのネット環境はしっかり対応できる環境にありますでしょうか。
 3点目、保護者の支援状況は。保護者同士の交流会など、本市にはありますでしょうか。実際、一番つらいのは本人ではあります。ですが、保護者、兄弟姉妹、家族皆さんが同じくつらい思いをされています。学校が全てではありません。長い人生の中で、学校生活は僅かです。無理に学校へ行かせるのは駄目、分かっています。ですが、当事者になると、毎朝今日は学校に行けるのか、行けなかった、明日は行けるのか、またこのまま学校へ行かず、ひきこもりになったらどうしよう、高校生の場合は、出席日数が大丈夫なのか、このままでは留年、退学、この子の将来はなどなど、保護者は焦り、ついつい子どもに強く当たり、状況を悪化させる場合があります。そのような状況では、やはり同じ問題に直面している保護者同士の交流が非常に重要ではないかと考えますが、以上3点の御見解、よろしくお願いいたします。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 3点の御質問をいただきましたので、私から答弁申し上げます。
 まず、1点目につきましては、今年度10月末の時点で、4月から病欠等を除く欠席の累計が30日を超える児童は9名、生徒は40名で、その中には、登校は難しいけれど適応指導教室で学習や体験活動を行っている者、児童は1名、生徒は11名います。
 また、学校での活動に向けて、保健室などの別室登校をしている児童は18名、生徒は4名おり、不登校とその傾向のある児童・生徒数を合わせると、児童は27名、生徒は44名であります。
 次に、2点目についてですが、学習支援については本人と保護者の実情、希望に合わせて、方法や実施頻度を相談して決定し、個に応じた対応を取っております。具体的には、学習プリント、タブレット端末による学習課題等の提供、板書画像の送信、チームスを活用した話合い活動への参加、チャット機能で相談しながらの時間割作成、放課後の個別指導、家庭へ出向いての学習指導等々の多様な支援を実施しています。
 なお、大野議員から御提案いただきました授業のオンライン配信につきましては、希望に応じて実施しており、通信環境未整備の御家庭へは、ポケットWi-Fiの貸出しを行っております。しかしながら、これに慣れることで登校する必要性を感じなくなるケースもございますので、保護者が心配し、遠慮されるケースもあるため、児童・生徒の状況や家庭の考えを踏まえて、一人一人慎重に対応しているところです。
 また、学校以外の学習の場として、伊予市適応指導教室はばたき、愛媛県適応指導教室こまどり、民間のフリースクールなどの情報提供や推奨を必要に応じて行い、様々な形の学習保障につなげております。
 さらに、今後は、こども家庭庁の創設に伴う子ども総合センターの体制強化により、全ての子どもや家庭に対し、より包括的な相談支援を行える機関となるよう、関係部署と連携して取り組んでまいりたいと考えます。
 最後の3点目につきまして、不登校という状況に対する不安は、本人だけでなく保護者にとっても悩みが大きく、心労を察するにあまりあります。学校と各家庭は、継続的な関わりを持っていますが、同じ悩みを持つ保護者同士の交流の場の設定については、現在のところ行えていないのが現状で、関係機関の交流会の案内配布にとどまっております。子ども総合センターが毎月発行し、地域に配布している明日もしあわせ通信にて、適応指導教室での取組の紹介や子育てに悩む方へのメッセージ、相談窓口の案内等を掲載し、様々な取組を知っていただくことで、必要となったときの一助になればと考えております。
 また、オピニオンリーダー養成講座では、適応指導教室の取組や現状等を紹介しており、子どもの人権と不登校への支援についての学びの場として、議員各位の積極的な御参加をお願い申し上げたいと存じます。
 今後は、保護者同士の交流の場の設定も含めまして、ふだんの関わりの中で、保護者の思い、考えを傾聴、受容し、不安や悩みの共有、軽減を図りながら、誰一人取り残さない、誰一人置き去りにしない、3万人が住み続けられる自治体を目指し、本市の未来を担う教育事業に取り組んでまいりたいと考えます。
 以上、答弁といたします。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) 大変御丁寧な答弁、誠にありがとうございました。
 私の知らなかった点で、授業のオンライン中継等も必要に応じて、希望に応じてやっていただいているというふうなことで、とても安心いたしました。数々様々な支援をしていただいている状況にあるということで、そのお聞きしている中で、学校の先生ってめちゃめちゃ忙しいなあっていうようなことを率直に感じました。また、子育て支援センターの職員の方も、すごくはばたきの方が尽力されているのだなあというふうに感じました。今後もそういった支援をしっかりと進めていっていただけたらなあと思います。
 2点ほど再質問でお聞きしたいんですが、ちらっとお聞きして、これはまだ人聞きだけですので、ちょっとよく分からないとこもあるんですが、実は来年からポケットルーターの貸出しが今は無料ですけど、何か有料になるというふうなお話を聞いているんですけど、そういったことが事実なのかどうなのか、もし有料となるのなら、大体お幾らぐらいで、そういった対象となる児童・生徒は、伊予市で何人ぐらいいるのか、お聞かせください。
 2点目、やはり私はこの3点目の子どもに対して、当の本人に対していろんな支援がたくさんあって、先生方も尽力いただいているんですが、やはり保護者の支援といいますか、結構子どもの影響はやっぱり保護者にあります。先ほども質問の中では申し上げたとおり、親の対応次第によって非常に問題が早く解決する場合もあれば、非常に長引いて変にこじらす場合が多くあるのかなあというふうに思います。よく薬物依存であるとか、アルコール依存、ギャンブル依存の支援団体のダルクさんですかね、というような形で、当事者同士の交流の場っていうのは非常に効果的だということもお聞きしております。不登校とか不登校ぎみの子どもたち同士の交流というのは難しいにしても、やはり子どもの保護者の交流というのが非常に重要なのではないか、実際にそういった問題を抱える親御さんとしては、まずどこに相談したらいいのか、ある程度のとこ相談するんですけど、ほとんど先ほど言われるとおり、学校は行かんでもええことはないですけど、大したことではないと、行かないんやったらやめてもええとか、今休憩すればええって言われるのは頭では分かるんですよ。頭では分かるんやけど、その当事者となればそうはいかないんですよね。高校生であれば、留年とか退学とかもありますし、先ほど僕の友達の子もですけど、何とか小学校は保健室登校しよって、中学校行けるようになっても、やっぱりそこでいろんなプリントとかもらってしてはいるんですけど、そういったとこでつまずく子もいると思うんです。そこにはやはり保護者の関わり、保護者が家庭学習でも見てあげれるとか、そういったところが非常に重要になってくるかと思うんですが、今伊予市としてそういった交流の場がないということなんですけど、今後例えば伊予市としてそういった交流の場をつくっていこうというお考えがあるのか、もし例えば市としては難しいのであれば、仮に私なり誰かがしたいというふうなときに、何かしら支援とか協力体制は伊予市のほうからいただけるのか、どのようにすればそういったことの場といいますか、団体を立ち上げることができるのか、以上、2点よろしくお願いいたします。
◎教育委員会事務局長(窪田春樹 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 窪田教育委員会事務局長
◎教育委員会事務局長(窪田春樹 君) 失礼いたします。
 私のほうからは、大野議員の再質問に関しましての1点目、Wi-Fiルーターにつきましての答弁をさせていただいたらと思います。
 申し訳ございません、今手元に数値的な資料がございませんので、対象となる人数等につきましては、また後ほど報告をさせていただいたらと考えております。
 Wi-Fiルーターの有料化につきましては、現在、検討をしておるところでございまして、月当たり幾らになるかというふうなところ、検討を含めまして、有料化に向けての協議は今しておるところではございます。今現在で言えるところに関しましてはそこまででございます。
 以上、答弁とさせていただきます。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 大野議員の2番目の再質問に私のほうで答弁差し上げます。
 私も元教員でしたので、よく言っていたのは、子どもには夢を持てとよく言ってました。子どもにも夢を持てということなんで、私も夢はずっと持ち続けました、教員時代。それは、子ども、保護者、教職員が、元気に笑顔で学校生活に来れることが私の一番の夢でした。私も3つの中学校で校長として務めましたが、残念ながら、全校欠席ゼロということは一日もかないませんでした。本当に今学校は、こういった不登校問題でかなり大変な時期を迎えてます。昔はほとんど学級に多くても1人という状況でありましたが、今は各学校によりますと、各学級で3人あるいは4人、いつも椅子に生徒が座ってない状況もあります。こういった状況になりますと、大変学級担任も非常に負担もかかりますし、何とか支援をこちらのほうで継続をしていきたいということなんですけども、先ほど言われました保護者の交流につきましては、実は3年前までは適応指導教室はばたきのほうで保護者の交流会を行っていたそうです。ただ、その交流会をどうしても行うためには、昼間の時間、はばたき教室に今会計年度の任用職員の方、教員のOBの方が3名おられますけども、その勤務時間を考えれば、どうしても昼に行わなければならない。そのためには、3時、そういったことでやっているわけですけれども、最近は共働きの家庭が増えましたので、どうしてもこの時間には来れないという保護者が増えたそうなので、現在のところは、コロナが3年前にはやりましたので、そういったことも含めて、3年前からは行っていないと聞いております。ただし、休日やそういった非公式に前におられたはばたき教室に通っていた不登校の保護者、そういった方を非公式にお茶会等で教員のOBの方が一緒に行って、今度今現在中学生や小学生で相談のある保護者も一緒に来てもらって、そういった中で不登校について話し合うということは行っているということは聞いております。いろんな相談が来るわけですけども、適応指導教室、それから子ども総合センター、それから個人的に教育委員会、私のところに来るときもあります。そういったときは、三者で先ほど言った教育委員会、適応指導教室、それから子ども総合センターで相談をしながら、その保護者の相談、支援には対応しているところであります。
 適応指導教室につきましても、今登下校は保護者の送迎に任されております。となると、例えば双海から適応指導教室に通うとなりますと、JRあるいは伊予地区南伊予の地区ですとかなり遠い、これもJRを使って現に登校している子どももおります。こういった遠いとこから来る適応指導教室に参加をしようとする者に対しての交通費の補助等も今後考えていかないといけないと考えております。
 そして、進路保障についても、今は不登校の生徒につきましては、特に中学校3年生、かなり門戸は広くなりました。県立、私立、通信の学校に行って、3年間そこを過ごして、大学へ行く生徒もかなり出てきました。聞いておりますと、この四、五年で、適応指導教室へ通いながら就職も進学もできなかったのは僅か2人ぐらいだと私も聞いております。そういうふうに、手厚い支援はできるようになりましたが、適応指導教室の人数を増やすとか、そういった先ほど言った交通費の補助、保護者への支援、今後ぜひとも関係諸機関と連携をして、手厚い保護ができるように支援ができますようやっていきたいと考えております。
 答弁は以上です。
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 空岡市民福祉部長
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 失礼いたします。
 私のほうから支援する団体の支援につきまして答弁申し上げます。
 今これまで伊予市が先ほど教育長も申し上げたとおりで、様々な取組を生かした形で、特に個々の子どもさんのまた実情、そういったものに応じた対応というのが大切になってこようと思います。教育長の答弁にもありました子ども総合センター、またこども家庭庁の創設に伴いまして、またこういったことと併せた連携が取れるような伴走型といいましょうか、そういった相談の支援体制のようなものは、団体の育成、支援と併せて取り組んでまいりたいという考えでもおりますので、よろしくお願いいたします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) 大野議員御案内のとおり、来年の4月からこども家庭庁という位置づけで、伊予市もその体制に向けて今準備をしておりますけれども、要は私が思うのに、保護者同士がお話しするにしても、それをやはりコーディネートする、またアドバイスする方が必ず必要になってくるんですよね。保護者同士だけだと、どうしても自分とこのことばっかりになってくる可能性もあるんで、今後会計年度の位置づけの中でもそういう資格とか心理カウンセラーじゃないけれども、要は教育にも精通したなおかつそういった人も視野に入れて、教育長の熱い思いもあると思いますから、教育委員会としっかりと福祉部局が話し合って、そういうことができるかどうか検討させますので、よろしくお願いいたします。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) 大変様々な御丁寧な、また前向きで、そして何とかしようという気持ちの答弁、本当にありがとうございます。実際の悩まれている方という、当事者というのは、非常につらい思いをされております。先ほどのことをしっかり進めていっていただきたいなあというふうに思います。私も微力ながらはばたきさんのほうに今度近々出向いて、私自身でも何かできないか、協力できることをしっかり僕も関わっていきたいなあというふうに決意をしておりますので、よろしくお願いします。
 最後の再質問としましては1点だけなんですけど、先ほどWi-Fiルーターのほうを有料で検討されていらっしゃるというふうなことなんですが、今市や国、県、全てにおいてコロナの支援が大変ですよ、経済的な飲食店さんや企業さんもそりゃもちろん大変です。いろんな例えば補助金とか助成金、いろいろあると思うんですが、やはり僕は、企業といえども、そこにいる中の人だと思うんですよね。先ほど教育長言われたとおり、そこの企業に勤めるお父さん、お母さんが元気じゃなかったら、その企業だって元気じゃなくなるはずです。家に自分の子どものことがすごく頭にありながら仕事っていうのは、非常に大変じゃないかなあと思うんですよ。それには子どもに対する支援ということで、先ほども遠い子どもの交通費の支援も考えていただいているということがありました。正直、今の御時世で、家でWi-Fi環境がないという御自宅というのは、何か低所得者というたら大変失礼ですけど、多分何かしらがあるところだと思います。何かしらがあるところだからこそすべきであって、そんなに件数もないかと思いますが、ぜひ伊予市は人に優しい、子どもに優しい伊予市として、ぜひこのWi-Fiルーターは、幾ら国の補助がなくなったとしても、財源にもよりますが、ぜひとも無償化で今後も引き続きやっていただきたいと思いますが、再度御答弁よろしくお願いいたします。
◎教育委員会事務局長(窪田春樹 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 窪田教育委員会事務局長
◎教育委員会事務局長(窪田春樹 君) それでは、大野議員のWi-Fiルーターに関しましての再々質問に対しましてお答えをさせていただいたらと思います。
 議員おっしゃられますとおり、子育て世代に関しまして、コロナ禍の影響も特に大きな部分もあろうかと思います。そうした社会情勢を鑑みまして、今後Wi-Fiルーターの有料化については、再度検討をしてまいりたいと思いますので、よろしく御理解いただいたらと思います。
 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(谷本勝俊 君) それでは、次へ行ってください。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) それでは、3問目、マイナンバーカードについてお聞きいたします。
 様々御意見があるマイナンバーカードでございますが、本市も普及に取り組んでおられます。県とも連携して、商業施設で簡単に申請できるようにも取り組んでおられます。交付率によって国からの予算に影響があるとお聞きしておりますので、あまり無関心ではいけません。この質問は、前回といいますか、先日の質疑にも出ましたが、改めて3つお聞きいたします。
 まず、1点目ですが、現在のカードの取得率をお示しください。質疑でもお聞きしているんですけど、よろしくお願いいたします。
 2点目、中山、双海地域や高齢者に対する申請支援の状況は。
 高齢者の方は、ポイントがお得であるとか、私も説明しますが、面倒に思われる方が多く、敬遠されがちです。また、中にはもう10年前に申請していますよと言われ、違うカードと勘違いされている方もいました。
 このような高齢者の方、また商業施設等に距離のある中山、双海地域の申請支援状況をお伺いいたします。
 3点目、カード申請者にお得な商品券を。
 他市では、マイナンバーカードを取得した方だけが購入できるお得な商品券を推進しているところがあります。このように分かりやすいお得な状況を推進してはいかがでしょう。
 以上、3点よろしくお願いします。
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 空岡市民福祉部長
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 失礼いたします。
 マイナンバーカードについて3点の御質問をいただきましたので、私から答弁申し上げます。
 まず、全国の状況につきまして、国は、これまで今年度末までにマイナンバーカードをほぼ全国民に行き渡るとした目標を掲げておりましたが、最近になり、総務大臣において、年内の申請件数を、人口に対する割合でおおむね65%となる8,100万件とする新たな目標を示しました。
 こうした目標を達成するため、国は、マイナンバーカードの申請に伴い、電子マネーなどに交換できるマイナポイント事業を2度にわたり実施し、本年12月末までの申請がその期限となっております。
 さらに、愛媛県では上乗せポイント事業を実施しており、マイナンバーカードの普及を目指し、それぞれの役割の中で懸命に取り組んでいるところであります。
 全国の状況といたしまして、総務省の発表では、マイナンバーカードの申請件数は11月27日時点で7,568万件、人口に対する割合が60.1%であります。
 それでは、1点目につきまして、国から情報提供のありました11月27日時点の本市の申請件数は2万4,617件で、申請率は68.2%、また交付件数は1万8,795件で、交付率は52.1%であります。
 次に、2点目につきまして、現在、市民課と中山、双海の地域事務所では、マイナンバーカード申請用顔写真を撮影するなど、申請サポートを実施しておりますが、さらに申請時や交付時には、国や県が実施するマイナポイント事業について詳細な説明を行うとともに、希望者には健康保険証の利用登録や公金受け取り口座の登録、マイナポイントの申込みをサポートするなど、高齢者にも配慮した丁寧な対応に努めております。
 なお、8月と9月には、ワクチン接種のため高齢者も訪れる伊予市保健センターにおいて臨時申請サポートを実施し、167件の申請を受付いたしました。
 今後とも、市民課や中山、双海の地域事務所において、マイナンバーカードの申請サポートを継続するとともに、長期化するコロナ禍の状況に応じ、高齢者が集う各種施設への訪問など、機会を捉え、よりきめ細やかな申請サポートを実施してまいりたいと考えております。
 最後に、3点目につきまして、これまでも消費税率の引上げや新型コロナウイルス感染症の感染拡大等により落ち込んだ地域経済を下支えし、消費喚起を図ることを目的に数度にわたり商品券の発行を行い、一定の成果を収めてまいりました。
 一方、商品券の発行に当たっては、取扱事業者の募集から商品券の印刷、販売、使用済み商品券の換金に至るまで、多額の経費、多大な労力、関係団体の支援等が必要であり、国の財政支援が得られない中での事業実施には慎重にならざるを得ないのが実情であります。昨今の政府の動向を見てみますと、健康保険証を2024年秋で廃止し、マイナンバーカードと一体化させる方針を発表するほか、運転免許証との一体化についても、2024年度末の目標を前倒しする方向で警察庁と検討を進める考えを表明しており、マイナンバーカード普及に向けた政策は、事実上の取得義務化へ転換されています。
 こうした状況を鑑み、本市においては、国や愛媛県との連携強化、広報紙、ホームページ、SNS等による周知啓発、カードを活用した行政サービスの拡大等を積極的に推し進めることで、取得促進に取り組んでまいりたいと考えております。
 以上、答弁といたします。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) ありがとうございました。非常に高い申請率、交付率になっているという現状ですので、質疑のときにもお聞きしているんですが、このまましていただきたいなあと思います。
 1点、心配なことがあるんです。いろいろな高齢者の方とお話しする機会があってよく聞くんですけど、もう大野君、マイナンバーカードで得なんは分かっとんよ。分かっとんやけど、何につけたらええんでと。私はエフカも持ってない、PayPayなんかも分からへん、携帯もただ本当知っとる人にかけるぐらいなもんで、ポイント言われたっていかんのよというふうなことをよく聞きます。僕もそうだなあと。ポイントをつくるために何かエフカを作っている方がいて、一部の店舗だけが潤ってきよるようになってきているかなあというふうに思っているんですけど、先ほど部長の答弁の中にも、今後保険証とかがなくなってとかになると、困るのはそういったいわゆるデジタル化に疎い高齢者の方とか、その方だと思うんです。ほぼほぼ僕ら世代の人やったら、ほとんどポイントもいただいて、推進もしているんですけど、そういった方のためにも、やはり一般質問でも答弁でよく言われます公的な平等性から考えると、片や2万5,000円ぐらいのポイント、これは国が勧めとることではあるかもしれませんけど、片や2万5,000円ぐらいのポイントをもらった方と、何もなく、ただただ作った方とは僕はどうなのかなというふうに思います。やはり、財源も問題あるとは思うんですが、何か伊予市独自の、そんな2万4,000円を商品券で渡しなさいとか、そういうつもりはないんですけど、何かちょっと喜んでもえるような、また安価でそういうことができるようなことはお考えはないのか、ちょっと難しい答弁かもしれませんが、よろしくお願いいたします。
◎企画政策課長(小笠原幸男 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 小笠原企画政策課長
◎企画政策課長(小笠原幸男 君) それでは、大野議員の再質問に私のほうから答弁を申し上げます。
 これまで愛媛県内においては、大洲市や西予市で新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を財源に景気浮揚対策とマイナンバーカード取得促進の両面の目的を持った取組として実施したようですけれども、本市におきましては、社会情勢や本市の実情に見合ったきめ細やかな対応を念頭に40を超える事業者支援、経済対策、公共施設改修等に取り組み、成果を収めてきたところでございます。
 今後につきましては、答弁の中にもありましたけれども、政府の方針転換、財源確保の面からも実現は困難であるという状況ではございますけれども、先ほど大野議員から御提案のありました伊予市独自の取組につきましては、昨日もキャッシュレス化の中で、伊予市独自のアプリケーションの開発等についても説明を申し上げましたが、例えばそちらに地域ポイント制を導入する、また健康ポイントと統合する、そのような形もあろうかと思いますので、伊予市独自のアプリの開発と併せて、そういう取組ができないか、研究、検討を重ねて、ぜひ実現させていきたいと考えておりますので、御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。
 以上、答弁といたします。
            〔9番大野鎮司議員「ありがとうございました」と呼ぶ〕
○議長(谷本勝俊 君) それでは、次へ行ってください。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) それでは、4問目、狭隘道路についてお聞きいたします。
 以前にもいろいろな地域の狭隘道路について多くの議員より様々な質問があったと思います。
 今回は、以前から伊予農業高校の西側の道路について、周辺住民の方から水路の蓋をしていただけないかというふうな御要望をいただいておりますので、質問をさせていただこうというふうに思っておりましたが、昨日の金澤議員が同じ場所の避難路としての改善を質問されて、あらかたの御答弁をいただいておりますんで、私は生活道路としてしっかりまた広げれないかなあというふうなことをお聞きしたいと思います。
 また、この伊予農業高校の東側だけではなくて、例えば下吾川の通学路になっております鳥ノ木から一丁地踏切に向かう道なんですけど、大雨の際、道路と水路の境が分かりにくくなり、大変危険だというふうに保護者のほうからも御相談をいただいております。
 そこで、緊急車両が通りにくい、また通れない道路や大雨で道路と水路が分かりづらくなる道路を総点検して、調査、対策改善を検討できないでしょうか。御見解をお聞かせください。
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 三谷産業建設部長
◎産業建設部長(三谷陽紀 君) 狭隘道路の御質問について私から答弁申し上げます。
 まず、伊予農業高等学校西側水路に蓋を設置し、道路を広くできないかについてでございます。
 水路西側の市道は、建築基準法第42条第2項に定める道路に該当することから、家の新築や建て替えに伴い、水路の端から4メートルの位置まで道路後退をする必要がございます。
 現在、水路区間約250メートルのうち、約100メートルが道路後退をしている状況であり、全ての区間で後退が実施されれば4メートルの幅員が確保されることから、水路全体に蓋を設置することは考えておりません。
 しかしながら、道路後退が全て実施されるには、かなりの期間を要することが想定されることから、水路の一定区間に車両の離合が可能となる待避所の設置について地元関係者並びに関係機関等と検討を進めてまいりたいと考えております。
 次に、下吾川の通学路につきましては、道路の両端が宅地化され、雨水の逃げ場がなくなったことから、大雨の際に道路が冠水する場合があると認識をしております。この路線につきましては、水路と道路の境が認識できる標示柱の設置と併せて、周辺水路の流下能力等を調査し、当該水路の排水量軽減について検討し、通行の安全を確保いたしたいと考えております。
 最後に、車両の通行に支障となる道路や大雨の際に道路と水路の境が分かりづらくなる道路の総点検、調査、対策改善の検討につきましては、伊予地区内の道路幅員が4メートル未満の市道延長は約165キロメートルあり、これらを総点検、調査するには多額の費用と時間を要することが想定されることから、これまでと同様に、市職員による通常パトロールに併せ、地元区長さんからの要望や地元住民の皆様からの連絡に対し、速やかな対応に努めてまいりたいと考えております。
 以上、答弁といたします。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) ありがとうございました。
 2点お聞きしたいと思います。
 下吾川の通学路のところなんですけど、通行の水路の排水量の能力等を調査して軽減等を検討していきたいと、安全を確保していきたいとありますが、今、ところどころポールを立ててあるとかしてはおるんですけど、結構本当雨の多い時期は、いわゆる地面と面一になって、そこで小学生が傘差して歩いて、何人か落ちたとか、これは今に始まったことではなく、郡中小学校では毎年夏休みにPTAさんと地域の方が危険箇所はないかというところでも数多く上がる場所であります。あそこのところどころには離合ができるようにマンションの入り口のとことかあったりはするんですけど、僕年に1度か2度、あそこの下吾川の人らがあそこを掃除しているんですけど、そんなにあそこの水路って使ってないんじゃないかなというふうに思います。もう一層のこと、一層のことと言うたらおかしいですけど、もう蓋をしてしまえば、それで十分あそこは離合もできますし、子どもたちも安全に行けるんですけど、その安全対策、安全確保というのは、どのような確保をされるおつもりなのか、お聞かせください。
 もう一点目ですが、先日、新聞とかでもありました、伊予市が空き家対策連携協定等で協定を結ばれました。移住のこととか、住宅等のことでの提携かとは思うんですが、私もいろんなところで、例えば湊町であるとか行ったら、本当崩れている家なんですよ。でも、個人所有ですから一切手足が出せない。そこを例えば取壊しをしてすれば、少し広いスペースができたりとか、もうちょっとここがこの家、もうほとんど住んでないようなところを下げれば、軽四自動車ぐらい通れるような道になるとか、そういうところがたくさんあるんですが、今回の空き家対策連携協定の中で、そういった伊予市に係る市民の安全・安心の生活道のようなところでもそういった状況で何か対策協定の中で進展できるようなことが行われるのか。
 以上、2点よろしくお願いします。
◎土木管理課長(武智博 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 武智土木管理課長
◎土木管理課長(武智博 君) 失礼します。
 大野議員の再質問のうち、1点目について私から答弁申し上げます。
 下吾川の通学路につきましては、議員御承知のとおり、大雨の際に道路と水路が境が分かりにくくなるというところで、市といたしましては、答弁にもありますように、ポールを今のところは住宅の出入口付近に設置をしておると思います。その出入り部分の間隔が長いものですから、その道中にポールを立てていきたいと考えております。これらにつきましては、地元関係者と協議の上で設置に向けて検討をしていきたいと思います。
 それと、もう一点、排水の系統を検討し、排水量の削減につきましては、ここの市道につきましては、道路の両側に水路がある部分があると思います。排水の系統が2系統ございます。市といたしましては、次年度以降になろうかと思うんですけど、大雨の際にその2つの水路の系統、そのあたりの水量を確認したいと思っております。もう一つの水路の系統に排水量としての余裕があるのであれば、あふれてしまう水路のほうの水をもう一つの系統に分散させるようなことも検討していきたいと考えております。
 以上です。
○議長(谷本勝俊 君) 大野議員、2点目の質問の空き家の連携協定の関係につきましては、この質問と関連をしておりませんので、申し訳ないですけれども。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) ありがとうございました。
 そしたら、要望とお願いなんですけど、先ほど空き家の改修はしても、そういったところも踏まえての検討もぜひお願いできたらなあというふうに思いますので、1点と、もう一つ、先ほどの下吾川の道路のところで、ポールの間が長いので、途中に検討していただくというお話なんですけど、ぜひそのポールを立てる場所なんですけど、川の道路の上の際ではなくて、よく場所によっては川側にポールの根っこがついて、何が言いたいかというと、ポールを立てることによって、今までの幅が狭まってしまっているとこがある。何か日本語がおかしいですけど、狭まってしまっているとこがあるんですよね。ですので、ポールを立てるのであれば、川の中に立てて、棒が見えるようにしていただきたいなあというふうに思いますので、以上2点は要望でよろしくお願いいたします。
○議長(谷本勝俊 君) 要望でよろしいでしょうか。
            〔9番大野鎮司議員「はい」と呼ぶ〕
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) では、最後の質問を行います。
 伴走型子育て支援についてお聞きいたします。
 核家族化、地域とつながりが希薄化になり、孤独感、不安感を抱く妊婦さん、子育て家庭が少なくありません。全ての妊婦さん、子育て家庭が安心して出産、子育てできるように、妊娠期から出産、子育てまで、一貫して身近で相談に応じ、様々なニーズに即した必要な支援につなぐ伴走型相談支援を国は推進しようとしております。
 また、伴走型相談支援の実効性をより高めるために、経済的な支援を一体的に実施とお聞きしております。
 現在、本市では、子ども総合センター、保健センター、子育て支援課が妊娠期から出産、子育てとの時々の時期に担当する課が様々な支援をされております。私は、どの期間、時期においても、他市に誇れる体制が伊予市にはできていると思っております。
 今回の伴走型支援ですが、妊娠期から出産、産後、子育てと切れ目ない支援で、妊娠期の最初の期間においては、一般的な支援体制もありますが、中には望まれない妊娠もあると考えます。そのような場合の支援、ケアも大変重要と考えます。
 そこで、2点お聞きいたします。
 現在の本市の支援状況をお聞かせください。
 2点目、今後の推進はとしまして、切れ目のない支援で、関係する担当課の連携が重要だと思いますが、どのように進めていくお考えか、また今回の経済的支援をどの期間にどれぐらいの支援金をどのようにして実施していくのか、お聞かせください。
 以上、2点よろしくお願いします。
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 空岡市民福祉部長
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 失礼いたします。
 伴走型子育て支援について、2点の御質問をいただきましたので私から答弁申し上げます。
 出産・子育て応援交付金事業は、去る12月2日の国会で第2次補正予算が可決成立されたものであり、本市の追加補正予算案にも関係するまさに時宜を得た課題と認識しております。
 それでは、1点目につきまして、本市では妊娠から出産後、おおむね5歳までの母子の健康の支援について健康増進課が担っております。健康増進課には、現在11名の保健師と3名の管理栄養士、1名の主任歯科衛生士、2名の看護師が常勤職員として勤務しており、市民からの様々な相談に適切に対応する体制としております。その中で特に中心となるのは、平成29年4月に設置いたしました母子健康包括支援センターであり、保健師2名、看護師1名が妊娠期から子育て期まで、個別の訪問や育児相談など切れ目のない支援を行ってまいりました。
 あわせて、各種社会福祉制度を活用していただくため、主として子育て支援課が窓口を担当し、児童手当、児童扶養手当、保育所、認定こども園の入所相談、子ども総合センターや利用者支援事業相談窓口など、18歳未満の相談窓口や情報提供を担っております。
 議員御指摘のとおり、妊娠前から出産、子育てに関しましては、不妊治療、不育症、若年の妊娠、予期しない妊娠、妊娠中の不安、多胎児、低出生体重児、出産後の母子の健康、授乳や離乳食、病気や障がい、事故やけが、外国人家庭など、家族だけでは抱え切れない多種多様な不安や心配事が生じてまいります。望まれない妊娠も、本人や家族に非常に多くの不安を抱え込むきっかけとなり、支援が必要となるケースも少なくありませんが、そのような不安や心配事について、本人だけにとどめず、遠慮なく市役所、保健センターに相談いただけるよう、日頃からの体制整備に努めているところであります。
 本市の具体的な子育て支援サービスを一元的に紹介する手法として、2020年度に伊予市子育てガイドブックを作成し、市役所と保健センターの窓口で希望者に配布するとともに、公式ホームページでも同じ情報が入手できるよう公開いたしております。
 次に、2点目につきまして、議員御指摘のとおり、今後の出産、子育て支援の鍵となるのは、母子保健事業と児童福祉事業の連携強化による一体的な支援であります。国も、令和4年度第2次補正予算の中で、出産・子育て応援交付金事業を新たに設け、市民の様々なニーズに即した伴走型相談支援と経済的支援を一体的に実施する仕組みを創設いたしました。
 制度の概要は、特にゼロ歳から2歳の低年齢期の子育て家庭に寄り添い、出産、育児等の見通しを立てる面談や継続的な情報発信等を行い、必要な支援につなげるとともに、妊娠届時の面談や出生届時の面談を機会とした経済的支援、具体的には10万円の応援交付金を給付する事業であります。この事業により、各家庭で出産育児関連用品の購入の補填や子育て支援サービスの一部利用者負担軽減のために活用いただけるものと考えております。
 また、本事業を進めるためには、妊産婦との面談を担当する保健師、看護師などの専門職と給付事務を担う子育て支援課職員の連携強化が不可欠となることから、子育て家庭にとりましても、一体的な支援が生まれるよう期待をいたしております。
 国の事業イメージでは、令和5年度以降も継続的に実施することが想定されておりますが、具体的な実施方法は、今月中旬に国から示される見込みであります。その後、可能な限り早期に事業化を図るため、本年度中に必要と想定される予算を12月議会会期中に追加提案させていただく考えでおりますので、御支援を賜りますようお願いいたします。
 以上、答弁といたします。
◆9番(大野鎮司 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 大野鎮司議員
◆9番(大野鎮司 君) ありがとうございました。
 まさに、今国が補正予算通って、これから進めることですので、なかなか答弁等も難しいところを事細かく詳しく御説明いただきまして、誠にありがとうございました。
 前回、私も提案しました、前回の議会で子育て支援宣言してはということで、今広報でも募集をされていると。いよいよ小児科もオープンすると。ここにありました伴走型支援ということで、ずっと私も言い続けてます、人口減少の対策は、やはり子育て支援に力を入れるべきだというふうに今もこれからも思っておりますが、しっかりとこういったことをうまく取り入れながら行っていただきたいなあというふうに思います。
 なかなかこういったところというのは、やはりアナウンスといいますか、知ってもらうということが大事であります。特に、妊娠最初の方というのは、若い方ですとそういったところに疎い場合があったりするので、しっかりとした一応広報とか、ホームページとかの掲示をされるということなんですが、今どきの若い方は、よくLINE等もSNSを使っておりますし、今現在、伊予市では公式のフェイスブックでこの前も鎌田選手の応援とか、また公式LINEでは様々な情報発信して、私も毎日受け取っておるんですけど、そういったことをフルに使って、皆さんにこのサービスが行き届くよう、これからも子育てに強い、子育てナンバーワンの伊予市で進めていただくことを切に願いまして、私の一般質問を終了とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(谷本勝俊 君) お疲れさまでした。
 ここで暫時休憩をいたします。
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