録画中継

令和4年第6回(12月)伊予市議会定例会
12月6日(火) 一般質問
公明党
門田 裕一 議員
1. 本市の障がい者福祉サービスについて
2. 伊予市で免疫力のメンテナンスを
3. 小中一貫教育について
○議長(谷本勝俊 君) 再開いたします。
 続いて、門田裕一議員、御登壇願います。
            〔11番 門田裕一君 登壇〕
◆11番(門田裕一 君) 議席番号11番、公明党、門田裕一です。
 谷本議長に許可をいただきましたので、通告書に沿って一般質問を行います。
 それでは、これより一般質問をしますので、市長並びに理事者の皆様の明快な御答弁をお願いいたします。
 1点目、本市の障がい者福祉サービスについてお聞きします。
 1、障がいのある人や子どもや家族が地域で安心して生活できる市の取組についてお伺いします。
 2022年9月、国連の障がい者権利委員会が日本政府に対し、障害者権利条約に基づく改善勧告を出しました。障がい者が入所施設から地域生活に移行できるよう取組を求めました。現在、国会で障害者総合支援法改正案が審議されています。障がい者の住まいや働き方の幅を広げることが主な目的です。注目したいのは、障がい者が住み慣れた地域で暮らせるよう、支援の充実を明記、具体的には、集合住宅や一軒家で少人数の共同生活を送るグループホームなどの地域生活支援拠点の整備について、市町村の努力義務であると初めて規定、本市においても、本人の希望に添った生活を後押しするサービスを整えなければなりません。
 本市の現在の取組、また考えをお示しください。
 2点目は、医療的ケア児と家族の支援について。
 本年7月、愛媛県医療的ケア児支援センターが開設されました。医療ケア児は、全国でおよそ2万人、愛媛県でおよそ200人いるとされています。医療的ケア児とは、人工呼吸器や胃ろう等を使用し、たんの吸引や経管栄養などの医療的ケアが日常的に必要な児童のことを指します。昨年6月、医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律が議員立法で国会にて成立、同年9月からは施行されています。医療技術の進歩により、医療的ケア児は増加しています。適切な支援を子どもが受けられるとともに、家族の離職防止を図ることも大事な視点です。
 医療的ケア児支援法には、国、地方公共団体に対する責務と保育所の設置者、学校の設置者等の責務が明記されています。具体的には、保育所や学校等の設置者は、医療的ケア児が在籍する場合、適切な医療的ケア、その他の支援が受けられるよう、看護師等必要な人材を配置することとされ、国、地方公共団体は、その保育所や学校に対し、支援等必要な措置を講じることとされました。
 本市における医療ケア児と家族への支援の取組についてお聞きします。
 また、医療的ケア児の必要な障がい児(者)支援に係る施設運営補助の考え、また取組についてお聞きします。
 3点目は、重度心身障がい者と家族の支援についてお聞きします。
 重度障がい者入院時コミュニケーション等支援事業を重度の障がいのため意思疎通に支援が必要な方に医療機関に入院された際に御本人と意思疎通に熟達した方をコミュニケーション支援員として派遣することにより、安心して医療を受けられる環境を整えることを目的に実施する事業です。現在、多くの自治体が支援に取り組まれています。
 本市の取組の状況についてお聞きします。
 4点目は、18歳からの支援についてです。
 門田さん、18歳から地域で生活できるかどうか心配です。今は大変多くの方々に支えられ、この子も笑顔ができるようになりました。18歳になると今のようなサービスが受けられなくなるのではないかと不安です。預かっていただく時間の短縮で、仕事を辞めなければならない人もいるとお聞きします。成人の方や高齢者の方々も、通う介護施設にこの子は通えるんでしょうか。重症心身障がい児を抱えるお母さんの声であります。障がいのあるお子さんを抱える保護者の方々へ、18歳を迎えるお子様が安心して地域で暮らせるためには、保護者の方々の不安、悩みを一つ一つ丁寧に取り除くことができるきめ細やかなサービスが必要ではないでしょうか。本市の取組、考えをお聞きします。
 5点目は、地域生活支援拠点の整備についてです。
 グループホームにおいて地域で生活する上での希望や課題を本人と確認しつつ、独り暮らし等に向けた支援を提供することが求められています。グループホームの支援内容として、独り暮らし等を希望する利用者に対する支援や退去後の独り暮らし等の定着のための相談等の支援が含まれます。障がい者の独り暮らしを後押しする障害者総合支援法などの改正案が、11月22日の衆議院本会議で賛成多数により可決されました。
 本市のグループホームの現状と今後独り暮らしを希望する方々への取組についてお聞きします。
 以上、5点にわたって理事者の明快なる御答弁よろしくお願いいたします。
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 空岡市民福祉部長
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 失礼いたします。
 本市の障がい者福祉サービスについて5点の御質問をいただきましたので、私から答弁申し上げます。
 まず、1点目と5点目につきましては、関連がありますので、一括して答弁申し上げます。
 議員お示しのとおり、本年9月9日、国連障がい者権利委員会から日本政府へ勧告が出されましたが、その19条には、施設から地域に出て自立した生活を送ることを意味する自立した生活及び地域生活への包容が記されております。また、この勧告において、国は、条約に法的拘束力はないとした上で、障がい者の希望に応じた地域生活の実現や一層の権利擁護の確保に向け、引き続き取り組んでいきたいとしております。
 さて、本市の地域生活支援拠点事業につきましては、令和元年度に整備を行い、障がい者の生活を地域全体で支えるサービス提供体制を構築いたしました。そのうち、グループホームにつきましては、市内2か所に設置され、定員は男性15名、女性5名、現在15名が入居済みであり、入居待ちなどの問題は発生しておりません。
 なお、現在、入居者が独り暮らしを希望する場合、必要に応じて福祉まるごと相談窓口へのつなぎなどを行っておりますが、今後は国が示す障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律の改正における方向性などを注視しつつ、入居者や家族、相談員などとさらにきめ細やかな相談対応を行い、希望に添う退所後の生活が営めるよう、努めてまいりたいと考えております。
 次に、2点目につきまして、本市では、医療的ケア児等コーディネーターを健康増進課、福祉課、それぞれに1名を配置し、医療的ケア児と家族に対し、必要なサービスなどをプッシュ型で紹介するとともに、必要に応じて関係機関へつなぎ、本人や家族の意思が最大限尊重されるよう、多様な選択肢を提供できる体制を構築しております。
 なお、本市において現状、医療的ケア児の受入れ可能な障がい者通所施設はなく、今後の開設も把握しておりません。
 次に、3点目につきまして、本市において現状、重度障がい者入院時コミュニケーション等支援事業の該当者は把握しておりません。
 最後に、4点目につきまして、障がいのある子どもを抱える保護者におきましては、議員お示しのとおり、様々な不安を抱えていると推察いたします。障がい児のサービスには、児童発達支援や保育所等訪問支援、放課後等デイサービスなどがあり、障がい者のサービスには、居宅介護や生活介護、就労継続支援などがあります。さらに、障がい福祉サービスの利用者一人一人に対し相談支援専門員が寄り添い、切れ目のないサービス利用につなげるよう努めておりますが、引き続き保護者の不安解消に資する現サービスの質向上に努めてまいりたいと考えております。
 いずれにいたしましても、伊予市が掲げます誰一人置き去りにしないコミュニティ形成の中で、誰一人取り残さない3万人が住み続けられる伊予市を目指してまいりますので、御支援賜りますようお願いいたします。
 以上、答弁といたします。
◆11番(門田裕一 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 門田裕一議員
◆11番(門田裕一 君) 答弁にありました中で、現在、グループホームの入居者が独り暮らしを希望する場合、必要に応じて福祉まるごと相談窓口へのつなぎなどを行っておりますが、今後、今国会でも審議されているような形で注視して入居者や家族、相談員などときめ細かな相談対応を行い、希望に添う退所後の生活が営めるよう努めてまいりたいと思いますと。様々なきめ細かなサービス、目の前にいる障がい者の方々、家族の方々に対して、本当にきめ細かな相談体制が必要だと実感しております。今は具体的にはこども家庭庁の中にも障がい者支援のサービスもあります。そういった中で、本市におきましてより具体的にまるごと以上に各課が連携されて取り組んでいく窓口というのは、新たに創設されるお考えあるのでしょうか。
 また、きめ細かな、具体的にはどういう考えがあるのでしょうか。1点お聞きします。
◎福祉課長(米湊明弘 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 米湊福祉課長
◎福祉課長(米湊明弘 君) 門田議員からの1点目の質問に私のほうからお答え申し上げます。
 現在、このような相談窓口につきましては、福祉まるごとの相談窓口に相談を受けまして、それぞれサービスを受給をしている障がいのある方などについております相談員と連携を図りながら協議をしておりますが、今後相談員の中には、基幹型の相談をまとめる機関なども設置しておりますので、その中、また国のほうもまだ情報は未確認ではございますが、基幹的な総合的な相談窓口の設置などという努力目標なども情報でありますが、現在まだ国からとかそういう状況が示されておりませんので、今後そのような内容が示されましたら、情報を注視しながら、関係機関、また近隣市町の状況を把握しながら、調査研究に努めてまいりたいと考えております。
 以上、答弁といたします。
○議長(谷本勝俊 君) それでは、次へ行ってください。
◆11番(門田裕一 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 門田裕一議員
◆11番(門田裕一 君) 2問目に入ります。
 伊予市で免疫力のメンテナンスをと題して質問させていただきます。
 1点目、免疫力をどのように認識しているのかについてです。
 免疫とは何でしょうか。自分と自分でないものを見分け、自分でないもの、病原体や毒素などを排除して自らの健康を守るシステムのことですとある本でありました。これを一方的に高めると、逆にバランスを崩してしまいます。花粉症になるのも免疫が高くなり、バランスを崩した結果とされます。今、コロナ禍において免疫、ワクチンという言葉を聞かない日はありません。そして、様々な情報が飛び交っています。
 伊予市は、世界で一番免疫力を整える町ではないでしょうか。人、自然、そして自然の恵みが宝のようであります。どうか世界の皆さん、伊予市であなたの免疫力を整えてくださいと私は言いたいです。
 伊予市では、「いきいき健活、増やそう笑顔」の基本理念の下、平成25年3月に第2次健康づくり計画を策定、高齢者の健康の課題の中に日頃から体力づくりを行い、呼吸機能や免疫力を高め、適切な予防接種を受けて感染症を予防しますとあります。コロナ禍にあって、感染に対抗する免疫の重要性には多くの市民が知るようになりました。そして、コロナとの共存が長引く中、多くの方々のストレスがたまり、何となく免疫力が落ちてしまっている、体が心が語っているのは、私だけでしょうか。
 まず初めに、本市は、免疫力をどのように認識し、位置づけているのか、お聞きします。
 2点目は、休養、睡眠、栄養、運動、本市における免疫力を整える普及、取組についてです。
 免疫のシステムは、体中に張り巡らされています。例えば、その一つが、外からの侵入者を見回るパトロール隊、このパトロール隊の役割をするのがNK細胞(ナチュラルキラー細胞)やマクロファージ(貪食細胞)、好中球、好酸球と呼ばれている免疫細胞です。さらに、手ごわい敵にはもっと強力な武器を持つ機動隊とも言うべき細胞軍団が対処します。この機動隊は、細胞傷害性Tリンパ球と呼ばれています。免疫はこのように2段構えの連係プレーで敵に攻撃を仕掛ける仕組みになっています。
 しかし、何らかの理由でそのシステムがバランスを崩すようになると、自分ではないものに過剰に反応したり、本来は攻撃してはいけない自分に対して攻撃したりするようになります。前者の代表が花粉症であり、後者の代表が関節リウマチのような自己免疫疾患ですと本に書いてありました。免疫を上げるだけでは、バランスは崩れる一方です。上げるだけではなく、バランスを整えるほうが重要なのではないでしょうか。
 免疫力を整える力の一つに食、栄養があります。和食、納豆、豆腐、そして野菜がたくさんのスープやみそ汁、そのみそ汁を支えるだし、かつおだしの町伊予市、そしてキウイフルーツ、フルーツの王様と言われるぐらい栄養価が高い食材です。ビタミンCやビタミンE、食物繊維などが多く、体の免疫力を上げてくれるだけではなく、美容、便秘解消、むくみにも効果があると言われています。これだけ栄養価が高いフルーツは、ほかにはあまりないので、低カロリー、ビタミン最高峰のキウイフルーツ。中山のシイタケだって負けていません。がんの予防なら攻撃力の強いシイタケ、インフルエンザなら抗ウイルス作用のあるショウガ、アトピー性皮膚炎なら抗アレルギー作用のあるピーマン、全て伊予市で取れる新鮮な野菜たち。伊予市のゆったりとした自然と人、今こそ免疫を整える大切さを学び、市民の皆様が健康ではつらつとできる仕組みとアプローチが必要ではないでしょうか。
 神奈川県相模原市は、市民の免疫力を高めるポイントを紹介した健康づくりリーフレットを配布しております。
 本市においても、免疫力というキーワードで動画やパンフレット、アプリを作ることに差別化が図られます。また、伊予市という新たなブランドが確立されるのではないでしょうか。理事者の御所見をお伺いします。
 以上、2点です。
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 空岡市民福祉部長
◎市民福祉部長(空岡直裕 君) 失礼いたします。
 伊予市で免疫力のメンテナンスをについて2点の御質問をいただきましたので、私から答弁申し上げます。
 まず、1点目につきまして、本市の事業において、免疫や免疫力そのものを定義している例規や計画は見当たりませんでした。日常的に用いる免疫力とは、健康で病気にならない体を維持することと捉えておりますが、特定非営利活動法人日本免疫学会が一般向けに公表している免疫学Q&Aには、免疫とは一度伝染病にかかったら二度とかからない現象を意味し、予防接種、エイズなどの免疫不全、臓器移植の拒絶反応、自己免疫疾患及びアレルギー疾患という5つの医学的現象に関係している重要な生体反応です。また、自己と非自己を識別できる生体システムであるとも言えますとの記述があります。免疫の具体的な働きにつきましては、議員御案内のとおりでありますが、本市では、第2次伊予市健康づくり・食育推進計画において、今後の方向性及び一人一人の取組として、免疫力を高めることを示し、心身ともに健康で暮らすこと、すなわち健康寿命の延伸を図ることが重要な課題であると明示しております。
 次に、2点目につきまして、免疫力を整え高めるために、食事、睡眠、運動の3つのバランスに気を配ること、ストレスをため過ぎないこと、生活リズムを保つことなどが欠かせないものと考えております。そのため、さきの食育推進計画では、基本目標の一つに、地元で取れる旬の野菜や果物を食べよう、体験活動を通して、食について学ぼうを位置づけ、伊予市産の食べ物として、温州ミカン、キウイフルーツ、ビワなど33種類の果物やナス、キュウリ、トマト、シイタケなど33種類の野菜、マダイ、ハモ、マナガツオといった春夏秋冬の魚介類を紹介しております。
 市の事業といたしましても、食に関する知識や意識を高めるため、管理栄養士による電話や対面での栄養相談を実施しております。また、地域の食育リーダー育成にも取り組み、昨年度には年間6回の研修を実施いたしました。本年度には、コロナ禍ではありましたが、小学生親子を対象に夏休み親子ふれあい教室を3年ぶりに開催し、調理に関する実習やレクリエーションなどを通じて、食べることの楽しさや大切さ、健康に関する関心を高めていただいたところであります。
 心身の状態は、健康か病気かはっきり二分して捉えられるのではなく、常に連続して変化するものと捉えれば、日頃から免疫力を整え、高める生活を送ることは、病気になる前段階、すなわち未病対策として健康づくりに有効ではないかと考えております。
 議員御提案の免疫力をキーワードとした動画やパンフレット、アプリ導入などの事業展開や本市のブランド確立について、現時点で検討するには至っておりませんが、さきの食育推進計画における計画期間の終期である令和6年度を踏まえ、次期計画の中で健康と免疫力や食事と免疫力についてどのように位置づけていくのか協議するとともに、市民にいま一度、生活の基本について見直しを提案するよい機会となるよう努めてまいりたいと考えております。
 以上、答弁といたします。
◆11番(門田裕一 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 門田裕一議員
◆11番(門田裕一 君) すばらしい答弁ありがとうございました。
 答弁の中で、本当に伊予市産の食べ物が33種類の果物、33種類の野菜あるんだなと。やはり、伊予市はこの大切な宝があるのに対してPR不足、そういうのが至るところ市民の方から下手だねってお聞きします。せっかくあり過ぎて絞れないという悩みもあるかもしれません。答弁の中で令和6年度を踏まえ、次期計画の中で健康と免疫力、食事と免疫力についてどのように位置づけるかとありました。ぜひそういった中で、市民のやはりオピニオンリーダーとか、そういった市民の方々を引っ張っていくような、そういったサポーターの方をつくる、そういったのが必要ではないかと思っております。やはり、免疫コーディネーターという市民の中からそういった方々が中心になってつくって、特に文化ホール、図書館は、いつも調理師のお部屋ががらっとしておりまして、本当に利用してんのかなというぐらいもったいない設備もあります。そういった意味で、1点目、この令和6年度の計画の中でそういったサポーター、そういった発信力のある方々を捉えていく仕組みはお考えないかどうか、お聞きします。
◎市長(武智邦典 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 武智市長
            〔市長 武智邦典君 登壇〕
◎市長(武智邦典 君) まずもって、質問の中にコロナとの共存が長引く中、多くの方々のストレスがたまり、何となく免疫力が落ちてしまっている。体が、心が語っているのは私だけでしょうかという言葉がありました。心からお見舞いを申し上げます。一日も早い完全復帰を願うのみであります。
 様々な形で創業104年の三好食品、新たな工場を新川に造りました。三好食品から改めて豆愛というような社名にもしたそうであります。また、ヤマキやマルトモさん、オカベさんのかつおだしの町ということでもあって、そして中山だけではありませんけれども、南山崎等々全体のキウイ、シイタケ、様々な物がありますというふうに答弁を部長のほうがしましたけど、まず端的に一言でお答えすると、食のアドバイザー、そういったものもつくりながらということで、今関東ふるさと伊予市にもそういった食に関する人たちもいるんで、そういった人もこちらに呼んで、みらい館、382席満杯になるようにもしていきながら、当然のごとく、市の職員やまた議員さんも含めて、そういった伊予市の食をアドバイスできるアドバイザー、俗に言うオピニオンリーダー、そういったものもしっかりと視野に入れてつくっていきたいと思ってます。ただ、先ほどちょっと幾分気になったんですけど、みらい館の調理室がいつもがらがらと言いますけど、現実に例えば瀬戸町でキウイや様々なジャムとかマーマレードを作っている枠組の二宮さんとか、また四国中央の加地さんというのが来て、結構いろんなこと、活動はしているんです。だから、みらい館も訪ねてみてください。1月4日はまたミュージカルもありますんで。その枠の中で、また一つ気になったのが、私の耳には聞こえてきてませんけど、ブランド認定した様々な物がありますけど、宣伝が下手だねっていう声をよく聞くということでありますんで、再度踏まえてブランド認定している品目とか今後新たなふるさと納税での返礼品の品目、そういったものをつくり出す際に、本当に伊予市の食って健康にも、医学的なことをつくろうと思うと何百万円もかかりますんで、あくまでも今まで全国で使われている言葉を利用しながら、発信をしていきます。また、いいアイデアがあったら、門田議員におかれましても様々な立ち位置から御指導、またアドバイスをいただけれたら幸いでございます。食のそういったものはしっかりと考えていきます。
◎健康増進課長(栗田計誠 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 栗田健康増進課長
◎健康増進課長(栗田計誠 君) 失礼いたします。
 それでは、先ほど門田議員さんからの再質問につきまして私のほうから数点補足させていただいたらと思います。
 まずもって、本食育推進計画の見直しについて重要事項と捉えております。毎年審議会は行っておりますけれども、たちまち年明け1月には現委員さんに寄っていただいて、内容の精査をさせていただいたらと思っております。
 また、次年度以降、次の策定に入ってまいりますが、資料の作成にはJAえひめさんほか、関係団体の協議等も大いに取り入れながら進めてまいりたい、そのように考えております。
 以上でございます。
○議長(谷本勝俊 君) よろしいですか。
            〔11番門田裕一議員「はい」と呼ぶ〕
○議長(谷本勝俊 君) それでは、暫時休憩をいたします。
            午前11時59分 休憩
       ───────────────────────
            午後1時00分 再開
○議長(谷本勝俊 君) 再開いたします。
◆11番(門田裕一 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 門田裕一議員
◆11番(門田裕一 君) 3点目、小中一貫教育についてお伺いいたします。
 本年10月、民生文教委員会で佐賀県多久市における小中一貫教育の取組を学んできました。また、平成27年度には北橋議員、高田議員が一般質問をされております。なぜ多久市が一貫教育に取り組んだのか、それは複式学級を解消すること、多くの仲間で学ぶこと、その背景にあるのが、少子化による教育活動の影響でした。平成24年度に小学校7校、中学校3校が、平成29年には義務教育学校が3校となりました。この事業は、2005年より計画され、何度も会議を重ねられ、市民の皆さんとも何度も話し合い、義務教育学校がスタートされたとのことです。
 小中一貫教育のメリットとして上げられるのが、中1ギャップの解消です。多久市では、学力向上や豊かな人間性の育成、中1ギャップの解消を目指して取り組んできた小中一貫教育が、2016年、平成27年度に制度化され、正式に義務教育学校として一層推進することができるようになりますとの言葉を受け止めました。
 本市における中1ギャップの取組について1点目お聞きします。
 2点目は、小中一貫教育とコミュニティ・スクールの関係性、重要性についてです。
 本市においても、いよいよコミュニティ・スクールの取組が始まります。多久市においても、義務教育校となる1年前の平成28年度からコミュニティ・スクールとなり、学校運営協議会が発足、小学校がなくなった地域の方々の生の声を大切にし、地域と学校の関わりを残していったそうです。コミュニティ・スクールは、学校と地域をつなぐ仕組み、小中一貫教育は、児童・生徒間、教職員間をつなぐ取組であり、いずれも児童・生徒に多様な人と人との関わりを持ちたいという共通の願いがあります。小中一貫教育とコミュニティ・スクールの関係性、重要性についてお聞きします。
 3点目は、本市の小中一貫教育の必要性についてであります。
 多久市が義務教育校となり、成果の一つが生徒の問題行動の減少、教職員間での児童・生徒、特に特別支援学級の子やグレーゾーンの子に対して情報の引継ぎができたことです。
 課題もあります。不登校児童・生徒の問題や学力面での成果などでした。
 今、小中一貫教育を実践する自治体から様々な成果が出ています。ふるさと学習を通して、信濃町を好きな子どもが増えている、また知的好奇心の高まりや学び合いにより、自分の考えの広がりが見られる、9年間を通じた学びを目指し、令和元年度より小・中学校の教員は、合同で研究推進に取り組み始めた、小学校のきめ細かい指導と中学校の専門性を生かした指導を相互に学び合い、指導力の向上に努めてきたとあります。
 私も伊予小、伊予中で育ちました。小学校低学年のときに、小中合同運動会で見上げた巨人、中学生のお兄さん、お姉さんの姿に憧れと僕もあのようになりたいとわくわくした気持ちを覚えています。
 本市も少子化、ICT教育等、そしてコロナ感染時代に子どもたちを取り巻く環境は私たち大人が想像するより猛烈なスピードで変化しているのではないでしょうか。令和の教育、本市の小中一貫教育の必要についてお聞きします。
 4点目は、地域住民あるいは保護者の声を。
 今本市では、コミュニティ・スクールにおける学校運営協議会への発足に向けて、地域の方々の生の声をより大切にしなければなりません。また、様々な考え、意見を持った地域の方へのアプローチも忘れてはならないのではないでしょうか。
 本市の声を大切にする姿勢、考えをお聞きします。
 以上、4点について明快な御答弁をお願いいたします。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 失礼いたします。
 4点の御質問をいただきましたので、私から答弁をいたします。
 まず、1点目について、中1ギャップとは、小学校から中学校への進学に際し、新しい環境での学習や生活に不適応を起こす現象を指し、その原因としては、小・中学校の学校生活における環境の変化だけでなく、子ども自身の人間関係を構築するスキル不足なども考えられます。
 本市では、小中一貫教育を導入しておりませんが、従来から中学校区ごとに小中連携を行っています。例えば、小学校6年生が実際に中学校に赴き、授業や部活動を参観するなど、中学校生活を実感できる取組をしています。また、各中学校には、生徒支援を主たる業務とする教員や不登校等対策を行う非常勤講師とスクールカウンセラーが実情に応じて配置されているほか、市で雇用している巡回相談員も定期的に学校訪問するなど、子どもたちの心身の変化にきめ細かく対応できる体制を整えております。
 さらに、学習面においても、小学校にはなかった定期テストについて、事前に放課後の学習相談を実施するなど、生徒の不安解消のための個別の対応も図っています。
 現在のところ、市内中学校では、小学校から継続して不登校による対応を行っている事案はあるものの、いわゆる中1ギャップにより不適応を起こし、対応を図っている事案はないと認識しているところです。
 続いて、2点目の小中一貫教育とコミュニティ・スクールの関係性、重要性について、3点目の本市の小中一貫教育の必要性についてと4点目の地域住民あるいは保護者の声をについては関連がありますので、まとめて答弁いたします。
 本市におきまして、先ほど述べましたように、中学校とその校区内の小学校の教員がお互いに情報交換や交流を行ったり、子どもの心情の変化に寄り添うことができる体制を整備したりすることで、小学校から中学校への円滑な接続が進められていることから、小中一貫教育を直ちに進めていく必要性はないと考えております。
 しかしながら、門田議員のおっしゃるとおり、子どもを取り巻く環境は日々変化をしており、小・中学校がさらにネットワークを強化していくことは大変重要なことです。さらに、地域の視点からすれば、小学校だけ、中学校だけを見ているわけではなく、中学校校区を一つの単位として一体的に見ていることから、学校と地域をつなぐ仕組みであるコミュニティ・スクールと小学校と中学校の連携の一つの手段である小中一貫教育は、関係性が極めて高いものと捉えています。
 今後、本市においてもコミュニティ・スクールを導入していくようになりますが、よりよい学校教育を通じて、よりよい社会をつくることを目的として、学校に設置する学校運営協議会へは、広く地域住民等の方々に参画していただきたいと考えております。そうした中、保護者や地域と教育上の課題を共有しながら、それぞれの思いや願いを把握することが、新たな伊予市の学校づくりへ生かすことにつながると考えておりますので、今後とも御協力をいただきますようお願い申し上げます。
 以上、答弁といたします。
○議長(谷本勝俊 君) 再質問ありませんか。
◆11番(門田裕一 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 門田裕一議員
◆11番(門田裕一 君) やはり、本市におきましては、今コミュニティ・スクール導入ということで、ここが大変重要ではないかと思っております。また、小中一貫教育への流れにおきましても、大事な節目であると考えております。
 そこで、お聞きします。
 今本市におけるコミュニティ・スクールの進み具合の現状、また平成27年度で北橋議員、高田議員が一般質問した中で、当時の渡邉教育長が最も大切なことは、地域住民や保護者の思いであると考えていると答弁されております。やはり、今回もこのコミュニティ・スクール等に進めるに当たって、広く地域住民の方に参画していただきたい、本当に生の声を吸い上げていくことが大切ではないかと考えておりますので、今のコミュニティ・スクールの取組の現状とまた市民の方、住民の方をどのようにして対話、生の声を聞いていくのか、またその声を小中一貫教育につなげていく考えはあるのかどうか、この3点、質問いたします。
◎教育委員会事務局社会教育課長(岡市裕二 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 岡市教育委員会事務局社会教育課長
◎教育委員会事務局社会教育課長(岡市裕二 君) 失礼いたします。
 私から門田議員の再質問の1番目、コミュニティ・スクールの進捗状況について御答弁申し上げます。
 議員御指摘のとおり、本教育委員会では、今年よりコミュニティ・スクールの導入について勉強、研修を開始いたしております。先日は、ウェルピア伊予で愛媛県で唯一のマイスター資格を持つ先生に来ていただいて、公民館及び学校関係者の方を交えて研修を行いました。
 今後につきましては、各公民館単位でこのコミュニティ・スクールの必要性、重要性を地域の方に分かっていただくため研修会を実施し、また学校のほうにおいても、校長会を筆頭にコミュニティ・スクールの導入について検討していただく予定といたしております。
 以上、答弁といたします。
○議長(谷本勝俊 君) 暫時休憩。
            午後1時11分 休憩
       ───────────────────────
            午後1時12分 再開
○議長(谷本勝俊 君) 再開いたします。
◎教育長(上岡孝 君) 議長
○議長(谷本勝俊 君) 上岡教育長
◎教育長(上岡孝 君) 門田議員の再質問、2点目と3点目にお答えをしたいと思います。
 まず、生の声を聞くということですけれども、先ほど社会教育課長が説明しましたように、今、学校、公民館、地域のほうで勉強会を開いております。今後、伊予市の学校教育課のほうでも東温市や愛南町のほうにアポを取って、東温市や愛南町についてはもうコミュニティ・スクールのほうができてますので、そういったところへ職員が出向いて教えを請うというような形を計画をしております。
 実際には、行政主導型とそういった形が取られるんですけれども、一応、伊予市のほうとしましては、行政主導型ではなく、あくまで学校主体を考えていきたいと思っております。そのために、今伊予市の校長会のほうにどういう形で令和5年からコミュニティ・スクールを持ち込んでいくのか、令和6年度には全ての学校がコミュニティ・スクールをつくるようにやりますけれども、そのためにどういうふうにしてやっていくのか、例えばモデル校をつくったりとか、そういったことに関しましては校長会のほうにお願いをしております。校長会のほうで決めていただいて、こちらが支援をするという形でやっていきたいと思います。できるだけ、公民館等、地域等あるいは保護者の方等の意見を聞きながら、コミュニティ・スクールの実施については十分じっくりとそれを言った社会教育だけではなく、学校教育が今後は主体となって進めていく方向であります。そのためにいろんな形で地域に出向いたり、そういったことの形で声を聞きながらやっていきたいと考えております。
 3点目のそのコミュニティ・スクールが一貫教育につながるかということですけども、これも住民の声を通じて考えていきたいのですけども、小中一貫教育につきましては、義務教育学校、いわゆる1つの施設で校長が1人で9年間の義務教育の課程をやっていくというパターンと、施設は分離しながら、校長も2人おりながら、小中連携を取って、お互いに話し合って義務教育の9年間を進めていくという方向の2つが多分伊予市ではとれるんではないかと思っております。ただ、一番効果があるのが、義務教育学校、1つの施設で1人の校長が9年間の義務教育について中学校、小学校の職員と組織をつくりながらやっていくのが一番いい方法ではないかと思っております。ただし、それを進めていくためには、教員の確保、特に今現在は小・中学校のどちらかの免許を持っておれば、そういった義務教育学校に勤務というか、そういうのができますけども、将来的には両方の、小・中の免許を併せ持った教員がそういう義務教育学校に勤めなければなりません。そういった制度のまだ整備ができてませんので、そういったことを考えながら慎重に進めていきたいと考えております。
 以上です。
            〔11番門田裕一議員「ありがとうございました」と呼ぶ〕
○議長(谷本勝俊 君) よろしいですか。
            〔11番門田裕一議員「はい」と呼ぶ〕
○議長(谷本勝俊 君) 御苦労さまでした。
            〔11番門田裕一議員「具体的な答弁ありがとうございました。以上で質問を終わります。ありがとうございます」と呼ぶ〕
○議長(谷本勝俊 君) お疲れさまでした。
 暫時休憩いたします。
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